JPH11207814A - 二軸配向ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルムおよびその製造方法

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JPH11207814A
JPH11207814A JP10009653A JP965398A JPH11207814A JP H11207814 A JPH11207814 A JP H11207814A JP 10009653 A JP10009653 A JP 10009653A JP 965398 A JP965398 A JP 965398A JP H11207814 A JPH11207814 A JP H11207814A
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JP
Japan
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film
biaxially oriented
polyester film
oriented polyester
polyester
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JP10009653A
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English (en)
Inventor
Takuya Kumagai
拓也 熊谷
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Katsutoshi Miyagawa
克俊 宮川
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Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、突起高さが均一で、うねりが少な
く、耐磨耗性に優れ、また高強度の優れた品質と高い生
産性を持つ二軸配向ポリエステルフィルムおよびその製
造方法を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、二軸配向ポリエステルフィルムであって、JIS B-06
01(3.1.1) に準じて測定される該フィルム表面の最大高
さRtと、JIS B-0601(4.1.1) に準じて測定される該フ
ィルムの中心線表面粗さRaの比Rt/Raが15以下
で、かつ、本文で定義されるうねり指数が10以下であ
ることを特徴とするものである。また、本発明のかかる
二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法は、溶融押出
して冷却、固化せしめた未延伸フィルムの表層の少なく
とも片面を結晶化させて、フィルム表面に突起を形成さ
せた後、二軸に配向させる二軸配向ポリエステルフィル
ムの製造方法であって、該未延伸フィルムの表層の結晶
化を、該フィルムの両端部20mm以下のエッジ部以外
を非接触の状態で加熱して行うことを特徴とするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突起高さが均一で
うねりが少なく、耐磨耗性に優れた二軸配向ポリエステ
ルフィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平7−1575号
公報で提案されているように、ポリエステルフィルムに
高度な耐摩耗性を付与する目的で、ポリエステル自身の
結晶化を利用して表面突起を形成するフィルムは知られ
ている。
【0003】また、例えば、特開昭62−236736
号公報で提案されているように、微細粒子を含む層を積
層し、良好な滑り性と高い引っ張り強さを有するフィル
ムも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−1575号公報のようなポリエステル自身の結晶化
を利用して表面突起を形成したフィルムは、表面の結晶
化を行うにあたって、積層面をロール上で加熱する製法
上、温度範囲が狭く、突起高さの調節が行いにくい上
に、ロールとの粘着とか、傷の発生などという好ましく
ない現象が生じる。そのため、突起高さの均一性や、う
ねりの少なさなど、従来より高度な表面形成が要求され
る今日においては不十分なレベルのものしか提供できな
いものであり、また、この方法では、さらに高強度化さ
れたフィルムを提供することは困難であった。
【0005】また、特開昭63ー236736号公報記
載のフィルムのように微細粒子を含む層を積層すること
により面形成したフィルムは、粒子径分布、層内におけ
る粒子の深さ方向位置の分布などにより突起高さの均一
性に乏しく、また、金属ロールとの接触による粒子の脱
落、延伸時のボイドの発生などが生じるという欠点を有
するものであった。
【0006】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、
突起高さが均一で、うねりが少なく、耐磨耗性に優れ、
また高強度の優れた品質と高い生産性を持つ二軸配向ポ
リエステルフィルムおよびその製造方法を提供せんとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、二軸配向ポリエステルフィルムであって、JIS B-06
01(3.1.1) に準じて測定される該フィルム表面の最大高
さRtと、JIS B-0601(4.1.1) に準じて測定される該フ
ィルムの中心線表面粗さRaの比Rt/Raが15以下
で、かつ、本文で定義されるうねり指数が10以下であ
ることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明のかかる二軸配向ポリエステ
ルフィルムの製造方法は、溶融押出して冷却、固化せし
めた未延伸フィルムの表層の少なくとも片面を結晶化さ
せて、フィルム表面に突起を形成させた後、二軸に配向
させる二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法であっ
て、該未延伸フィルムの表層の結晶化を、該フィルムの
両端部20mm以下のエッジ部以外を非接触の状態で加
熱して行うことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、すなわち、
突起高さが均一で、うねりが少なく、耐磨耗性に優れた
二軸配向ポリエステルフィルムを提供するために、鋭意
検討したところ、該フィルム表面の最大高さRtと該フ
ィルムの中心線表面粗さRaとの比Rt/Raと、か
つ、うねり指数とが特定な数値を示すフィルム表面に制
御した場合に、かかる課題を一挙に解決することを究明
したものである。
【0010】以下に本発明の好ましい実施の形態を説明
するが、これに限るものではない。本発明における二軸
配向したフィルムとは、長手方向および幅方向に延伸
し、二軸方向に分子配向を与えたフィルムをいう。
【0011】本発明でいうフィルム表面の最大高さR
t、該フィルムの中心線表面粗さRa、およびうねり指
数は、フィルム表面の突起によって、構成されるもので
あり、かかる突起は、主に結晶に起因するものである。
しかも、本発明は、かかる結晶に起因して突起が形成さ
れている場合には、耐磨耗性向上、突起高さの均一性、
うねりの少なさに優れた影響を有することを究明したも
のである。
【0012】ここで、中心線表面粗さRaとは、粗さ曲
線からその平均線の方向に基準長さだけ抜き取り、この
抜き取り部分の平均線の方向にX軸を、縦倍率の方向に
Y軸をとり、粗さ曲線をy=f(x)で表したときに、
下記の式によって求められる値をマイクロメートル(μ
m )で表したものをいう。
【0013】
【式1】 また、最大高さRtは、粗さ曲線からその平均線の方向
に基準長さだけ抜き取り、この抜き取り部分の山頂線と
谷底線との間隔を粗さ曲線の縦倍率の方向に測定し、こ
の値をマイクロメートル(μm )で表したものをいう。
【0014】本発明において表面の最大高さRtと中心
線表面粗さRaの比Rt/Raが15以下であることが
耐磨耗性向上の点から必要であり、磁気記録材料として
の出力向上、フィルムコンデンサー用誘電体としての耐
電圧向上の点から好ましくは10以下、さらに好ましく
は8以下である。
【0015】また、本発明でいうところのうねり指数と
は、フィルム表面のミリオーダーのうねりの程度を示し
たものであり、かかるうねり指数が、小さいほど、フィ
ルム表面の平面性が良好であることを表すものである。
【0016】本発明においては、かかるうねり指数が1
0以下、好ましくは7以下であるフィルムが、磁気記録
材料としての磁気記録の正確性、フィルムコンデンサー
用誘電体としての生産性に優れており、具体的には、磁
気記録材料としての走行性、生産工程におけるロールと
の粘着、接触による傷防止性に優れている。
【0017】本発明のフィルム表面の中心線表面粗さR
aは、5nm以上、80nm以下であることが、金属ロ
ールなどのガイド手段上を走行するときに、良好な走行
性を実現すると同時に、突起高さの制御が容易な範囲と
して好ましく、さらに好ましくは5nm以上、60nm
以下である。
【0018】ここで、フィルム表面の突起とは、2検出
器方式の走査型電子顕微鏡{ESM−3200、エリオ
ニクス(株)製}と断面測定装置{PSM−1、エリオ
ニクス(株)製}においてフィルム表面の平坦面の高さ
を0として走査したときの突起の高さ測定値を画像処理
装置{IBAS2000、カールツァイス(株)製}に
送り、画像処理装置上に突起の画像を再構築する。つぎ
に、この画像で突起部分を2値化して得られた個々の突
起部分の中でもっとも高い値をその突起の高さとし、こ
の高さが20nm以上の物を、フィルム表面の突起とす
る。
【0019】ここで、フィルム表面の突起がポリエステ
ルの結晶に起因するものか否かについての評価方法につ
いて説明する。まず、対象となる突起の下をフィルム厚
さ方向に適当な溶媒でエッチングしていき、その突起を
形成する起因物が不溶物として残存する場合は、外部か
ら添加された粒子、あるいは、内部析出した粒子とする
(I)。 不溶物として残存するものが実質的になかっ
た場合は、その突起を形成する起因物は微細結晶である
と推定することができる(II)。
【0020】上記の溶媒としては、例えば、フェノール
/四塩化炭素(重量比:6/4)の混合溶媒などが好ま
しく用いられる。この方法で視野を1mm2 とした時の
(I)の頻度、(II)の頻度を求め、II/(I+I
I)の値を結晶起因の突起の割合として用いるものであ
る。ただし、表面突起がポリエステルの微細結晶からな
るものか否かの判定法については、上記の方法に限定さ
れるものではなく、適切な方法を選択して採用すること
ができる。
【0021】本発明に使用されるポリエステルは、特に
限定されないが、エチレンテレフタレート、エチレン2,
6-ナフタレート、エチレンα,β−ビス(2-クロルフェ
ノキシ)エタン-4,4'-ジカルボキシレート単位から選ば
れた少なくとも一種の構造単位を主要構成成分とするも
のであって、特に、エチレンテレフタレートを繰り返し
単位に85モル%以上含有するポリエステルが好ましく
使用される。
【0022】また、かかるポリエステルにおいて、その
結晶化指数ΔTcgが、好ましくは10〜60℃、さら
に好ましくは20〜50℃の範囲の場合に、本発明の表
面形態が得やすく、また、耐削れ性も一層良好となもの
を提供することができる。結晶化指数の小さなポリエス
テルとしては、結晶核剤効果により結晶化速度の速いポ
リエチレンテレフタレートが特に好ましい。結晶核剤効
果を高め、結晶化指数ΔTcgが小さいポリエステルを
得るためには、エステル交換、重合時に酢酸リチウム、
酢酸マグネシウム、酢酸カリウム、亜リン酸、ホスホン
酸、ホスフィン酸あるいはそれらの誘導体、酸化アンチ
モン、酸化ゲルマニウムを存在させることが有効であ
る。特に望ましい組み合わせは、酢酸マグネシウムとホ
スホン酸(またはその誘導体)および酸化アンチモンで
あり、ホスホン酸(またはその誘導体)としては、フェ
ニルホスホン酸、ジメチルフェニルホスホネートなどが
あげられる。また、分子の可動性を高め、結晶化速度が
速いポリエステルを得るためには、柔軟可動成分を少量
添加もしくは共重合することが有効である。ここで柔軟
可動成分とは、長い柔軟鎖を主鎖に持ち、ポリエステル
と親和性の高い、もしくは共重合可能な長鎖脂肪族のジ
カルボン酸、長鎖脂肪族のジオール、ポリアルキレング
リコールを言い、特にポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ヘキサメチレングリコールなどの
ポリアルキレングリコールを用いることが有効である。
中でも特に、好ましくは数平均分子量が1000以上5
0000以下、さらに好ましくは3000以上3000
0以下のポリエチレングリコールを、ポリエステルに対
して、好ましくは0.01重量%以上15重量%以下、
さらに好ましくは0.1重量%以上13重量%以下、特
に好ましくは1重量%以上10重量%以下の範囲で用い
るのがよい。ただし、ポリエステルの製造方法は上記に
なんら限定されるものではない。なお、本発明の目的を
阻害しない範囲内で、二種以上のポリエステルを混合し
てもよい。
【0023】本発明における二軸配向ポリエステルフィ
ルムは、少なくとも2層以上の積層構造を有すること
が、良好な表面形態を精度よく形成する上から好ましい
態様である。かかる積層方法としては、結晶化指数ΔT
cgが10〜60℃の範囲のポリエステル(ポリエステ
ルAとする)から成る層と、とくに種類が限定されない
ポリエステル(ポリエステルBとする)からなる層の組
み合わせにより積層構造が形成されることが好ましい。
なお、該A,Bの各層が、さらに複数層の積層構造を有
するものであってもさしつかえない。
【0024】かかる組合わせ方法としては、フィルムの
片面にポリエステルAが積層されてなるフィルムであっ
ても良いし、ポリエステルBからなるフィルムの両面に
ポリエステルAが積層されてなるフィルムであっても良
いが、より巻き特性の良好なフィルムを得るためには、
ポリエステルBからなるフィルムの片面にポリエステル
Aが積層されてなるフィルムである方が好ましい。ポリ
エステルAの積層厚さは特に限定されないが、積層厚さ
が3μm以下の時にフィルム製膜時の延伸性に対する影
響が小さくなるので好ましい。
【0025】ポリエステルBの種類は特に限定されな
い。ポリエステルBの結晶化指数ΔTcgは、ポリエス
テルAの結晶化指数ΔTcgより大きいと、延伸性に対
する影響が小さくなるので好ましい。また、ポリエステ
ルBには、粒子が含有されないことが望ましいが、含有
されていてもよい。
【0026】また、本発明において長手方向のF5値が
130MPa以上であることが走行張力による伸び防止
の観点から好ましく、さらに好ましくは140MPa以
上である。
【0027】次に、本発明の二軸配向ポリエステルフィ
ルムの製造方法について説明する。本発明の二軸配向ポ
リエステルフィルムは、溶融押出して冷却、固化せしめ
た未延伸フィルムの表層の少なくとも片面を結晶化させ
て、フィルム表面に突起を形成させるが、その際に該未
延伸フィルムの表層の結晶化を、該フィルムの両端部2
0mm以下のエッジ部以外を非接触の状態で加熱して行
うことによって形成させるものである。
【0028】かかる製造方法において、該未延伸フィル
ムの表層の結晶化を行う方法として、積層フィルムを採
用することは、本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
を製造する方法として、容易に、かつ、安定して製造す
る上から好ましい方法である。 すなわち、ポリエステ
ルBの少なくとも片面にポリエステルAを積層した溶融
押出フイルムを、静電印加キャスト法を用いて、冷却金
属ロール表面で冷却し、未延伸フィルムを得る。次に、
この未延伸フィルムを延伸前に少なくとも片面に熱処理
を施す。
【0029】ここで未延伸フィルムとは、口金から押し
出された直後の冷却固化される前の状態から、冷却固化
後、一軸方向にわずかに微延伸(2倍程度まで)された
ものまでを指す。この熱処理の目的は、延伸前のフィル
ム表面を好ましい結晶化度にまで結晶性を高めることで
あり、処理方法としては、(1) 押出し直後の温度の高い
フィルムを徐冷することにより結晶化させる方法、(2)
一旦冷却、固化したフィルムを再加熱して結晶化させる
方法、(3) 一軸方向に微延伸させた状態で加熱処理する
方法、のいすいれかの方法を採用することができる。こ
れらの方法の一つをフイルムの製膜プロセスのなかで実
施し、目標とする表面形態を得ることができるが、これ
らの方法を二つ以上併用して、フィルムの製膜プロセス
のなかで実施してもよい。
【0030】本発明の目的に沿う表面形態を得るために
は、(2) の方法が好ましいが、(1)または(3) の方法を
用いても、適切な条件を採用することにより望ましい表
面形態を得ることができる。(2) の処理方法について
は、加熱ロールに巻き付けて熱処理する方法、ロールに
巻き付けた状態でロールと接触する反対の面から熱風処
理する方法、あるいは、ロールに巻き付けた状態でロー
ルと接触する反対の面から赤外線ヒータで熱処理する方
法、さらにロール/ロール間で赤外線ヒータで熱処理す
る方法など、すなわち加熱されたフィルムがロールに接
触する方式を採用することができる、目的とするRt/
Ra値、うねり指数を実現するためには、結晶サイズの
制御、ロールとの接触による粘着痕、傷の防止などに留
意する必要があるので、これらのうち最適条件として、
エッジ部以外の部分が非接触の状態で加熱される方式を
採用するものである。
【0031】かかるエッジ以外の部分が非接触の状態で
加熱される方式としては、ラジエーションヒーター、熱
風ヒーターなどを備えたクリップ把持によってフィルム
搬送を行う熱処理ゾーンを、延伸工程の前に設ける方
式、同時二軸延伸用や、未延伸フィルムについて幅方向
に先に延伸する場合は、逐次二軸延伸用のテンター内で
行う方式が考えられるが、加熱時の熱量、ハンドリング
性、生産性の点からテンター内で行う手段を採用するの
が望ましい。
【0032】熱処理条件としては、好ましくは100〜
240℃で0.5〜100秒、さらに好ましくは120
〜220℃で1〜50秒の熱処理条件を採用するのが、
目標とする表面形態を、フィルムの製膜プロセス中で効
率良く得る上で採用される。さらに、この未延伸フィル
ムを2軸延伸し、熱固定を行って二軸配向ポリエステル
フィルムを製造する。この延伸時に、フィルム表面付近
に形成された結晶が非晶部よりも硬く変形しにくいた
め、表面に突起が形成される。
【0033】かかる延伸方法としては、長手方向に延伸
後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸、幅方向に延伸後、
長手方向に延伸する逐次二軸延伸、同時二軸延伸などを
採用することができるが、高温のフィルムがロールに接
触して粘着を起こしたり、オリゴマーが表面に析出して
フィルム表面を汚したり、フィルム表面に傷が入ること
を防止する点と、突起高さ制御の容易さ、うねり指数の
低下のために同時二軸延伸を用いることが好ましい。
【0034】なお、同時二軸延伸とは、フィルムの長手
方向、幅方向の二軸方向に同時に配向を与えるための延
伸をいい、同時二軸テンターを用いて、フィルムの両端
をクリップで把持しながら搬送して、長手方向及び幅方
向に延伸する。すなわち、長手方向と幅方向との延伸が
時間的に同時に延伸されている部分を指す。
【0035】かかる同時2軸延伸においては、ポリエス
テルのガラス転移温度Tgより10℃以上高い温度で、
長手方向、幅方向ともに2〜12倍の範囲で行うことが
好ましく、また延伸後の定長熱処理では、170〜24
0℃で0.5〜60秒行うことが好ましい。
【0036】上記同時二軸延伸は、スクリュー式テンタ
ー、パンタグラフ式テンター、リニアモーター駆動クリ
ップ式テンターなどを用いて行うことができるが、必要
に応じて長手方向再延伸工程(後述)が、ロールなどに
接触することなくテンター内で行えたり、また、必要に
応じて長手方向の緩和処理が、引き続いて行える手段で
あるのが、延伸制御の柔軟性を持ち、高倍率化、高速化
が容易であるので好ましい。かかる手段の具体例として
は、たとえばクリップがリニアモーターによって駆動さ
れるテンターで行う手段が、高倍率化、高速化、延伸制
御の柔軟性などの点から最も好ましい。
【0037】また、さらに長手方向に再度配向させる工
程を含むことが高強度化のために好ましい。ここで長手
方向に再度配向させる工程とは、上述の方法によって同
時二軸延伸されたフィルムを再度、長手方向に延伸する
ことであり、100〜200℃の延伸温度で1.2〜
2.0倍延伸することが好ましい。また、この後、15
0〜240℃の範囲で熱処理を行うことが好ましい。
【0038】これらの工程が行われる場所としては、上
記同時二軸延伸用テンター内、逐次二軸延伸用テンター
以降に配置されたロール延伸機等を採用することができ
る。上述のフィルムのロールへの接触回避の点から、同
時二軸延伸用テンター内で行われることが好ましいが、
これに限るものではない。また、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、さらに長手方向および/または幅方向に延
伸、熱処理などを行ってもかまわない。
【0039】かかる積層フィルムを製造する、さらに好
ましい製造方法としては、上に記した溶融押出しフィル
ムを作るとき、二台の押出機からポリエステルA,Bを
それぞれ溶融して供給したものを、2または3層のマニ
ホールドまたは合流ブロックを用いて、ポリエステルB
の片面または両面にポリエステルAに積層し、スリット
状の口金から溶融押出しする方法である。かかる方法を
採用する際に、合流部分が矩形の合流ブロックを用いて
積層する手段を採用すると、さらに安定性の面から好ま
しい。
【0040】
【実施例】以下、本発明をさらに実施例に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例中での特性値の測定方法並び
に効果の評価方法は次の通りである。
【0041】(1)中心線平均粗さRa、最大高さRt フィルム表面の最大高さRtは、JIS B-0601(3.1.1) に
準じて測定し、また、中心線平均粗さRaは、JIS B-06
01(4.1.1) に準じて測定したものである。具体的には、
(株)小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10
を用いて、中心線平均粗さRa、最大高さRtを測定し
た。条件は下記のとおりであり、20回の測定の平均値
をもって値とした。
【0042】 ・触針先端半径:0.5μm ・触針荷重 :5mg ・測定長 :1mm ・カットオフ値:0.08mm (2)ウネリ指数 上記Raの測定を、同一サンプルに対して、カットオフ
値0.08mmの他に、0.008mm、0.25mm
に設定して行う。このとき、各測定値の値を横軸(対数
目盛)にカットオフ値、縦軸にRaの値を取ってプロッ
トし、最小二乗法で直線の傾きを求める。この傾きの値
をウネリ指数とした。うねりが小さくなるほどカットオ
フ値を変更しても、中心線平均粗さRaが変化せず、う
ねり指数が小さくなる。
【0043】ここで、カットオフ値とは、位相補償形高
域フィルターの利得が50%になる周波数に対応する波
長(JIS−B0601記載)である。
【0044】(3)F5値 JIS−K7127に基づいて、次のように測定した。
【0045】引張試験機に幅10mmのサンプルフィル
ムをチャック間長さ100mmとなるようセットし、2
3℃、65%RHの条件下で引張速度300mm/分で
引張試験を行い、フィルムの5%伸張時の応力を測定し
これをFー5値とした。
【0046】(4)結晶起因の突起の割合 対象となる突起の下をフィルム厚さ方向にフェノール/
四塩化炭素(重量比:6/4)の混合溶媒でエッチング
していき、その突起を形成する起因物が不溶物として残
存する場合は、外部から添加された粒子、あるいは、内
部析出した粒子とする(I)。不溶物として残存するも
のが実質的になかった場合は、その突起を形成する起因
物は微細結晶であると推定できる(II)。この方法で
視野を1mm2 とした時のIの頻度、IIの頻度を求
め、II/(I+II)の値を結晶起因の突起の割合と
した。
【0047】(5)耐摩耗性、摩擦係数 フィルムを幅1/2インチのテープ状にスリットしたも
のをテープ走行試験機を用いてステンレス製ガイドピン
(表面粗度:Raで100nm)上を走行させる(走行
速度250m/分、巻き付け角60゜、出側張力90
g、走行回数1回)。このとき、フィルムに入った傷を
顕微鏡で観察し、幅2.5μm以上の傷がテープ幅あた
り2本未満は優、2本以上10本未満は良、10本以上
は不良と判定した。優が望ましいが、良でも実用的には
使用可能である。また、このときの初期のμkを下記の
式より求めた。
【0048】μk=2.20log(90/T) ここで、Tは入側の張力である。このμkが0.25以
下だと優、0.30以下だと滑り性良、0.30を越え
ると滑り性不良と判断した。このμk値0.30は、印
刷工程など加工工程で滑り性不良によるトラブルが発生
するか否かの臨界点である。
【0049】(6)VTRカセットテープの作成方法 フィルム表面に連続真空蒸着装置を用いて、微量の酸素
の存在下にコバルト・ニッケル合金(Ni20重量%)
の蒸着層を形成させた(厚み200nm)。次いで、蒸
着層表面にカーボン保護膜、反対面にバックコート層を
公知の手段で形成させた後8mm幅にスリットし、パン
ケーキを作成した。次いで、このパンケーキから長さ2
00m分を組み込みカセットテープとした。
【0050】(7)出力特性 前記(6)で作成したカセットに市販のHi8用VTR
(SONY社製EV−BS3000)を用いて、7MH
z±1MHzのC/N測定を行った。このC/Nを市販
のHi8用ビデオテープ(120分ME)と比較して、 +4dB以上 :優 +3〜+4dB:良 +1〜+3dB:可 +1dB未満 :不良 と判定した。
【0051】(8)積層厚さ 透過型電子顕微鏡((株)日立製作所製H−600型)
を用いて、加速電圧100kVで、フィルム断面を、超
薄切片法(RuO4 染色)で観察し、その界面をとら
え、その積層厚さを求める。倍率は、判定したい積層厚
さによって選ぶことが通常であり、特に限定されない
が、1万〜10万倍が適当である。
【0052】(9)結晶化指数ΔTcg パーキンエルマ社製のDSC(示差走査熱量計)II型を
用いて測定した。DSCの測定条件和次の通りである。
すなわち、試料10mgをDSC装置にセットし、30
0℃の温度で5分間溶融した後、液体窒素中で急冷す
る。この試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移点Tg
を検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの結晶
化発熱ピーク温度をもって冷結晶化温度Tcc、結晶融
解に基づく吸熱ピーク温度を融解温度Tm、同じように
降温時の結晶化発熱ピーク温度を降温結晶化温度Tmc
とした。TccとTgの差(Tcc−Tg)を結晶化指
数△Tcgと定義する。
【0053】(10)巻き姿 二軸延伸後のフィルムを500mm幅に裁断し、6イン
チ径のコアに500m/分で巻き取り、この元巻を60
℃、30%RHのオーブンに48時間放置し、24時間
室温で放冷後以下の基準で巻き姿を判定した。
【0054】 表層に縦じわが入っているか、巻心部に横じわがある。:× 表意層にシワはないが、巻心部に弱い横じわがある。 :△ 表層にも巻心部にもしわが見られない。 :○ (11)フイルム温度 放射温度計、接触式表面温度計、またはサーモラベルを
フイルムに貼付けて測定した。なお溶融状態のフイルム
温度は、放射温度計、または溶融状態のフイルムに熱電
対を差し込んで測定した。
【0055】実施例1 ポリエステルAは表1記載のポリエステルA1を用い
た。
【0056】また、ポリエステルBも表1記載のものを
用いた。
【0057】これらポリエステルA、Bのペレットを、
それぞれ180℃で3時間乾燥後、2台の公知の押出機
を用いて、290℃で溶融押出しを行い、2層用の矩形
の合流ブロック(フィードブロック)で、A/Bの積層
構成になるように合流積層し、静電印加キャスト法を用
いて、表面温度20℃の金属キャスティングドラム上に
巻き付けて、冷却、固化して未延伸フィルムを得た。
【0058】この未延伸フィルムを、クリップがリニア
モーターによって駆動される同時二軸テンターに搬送
し、テンターの余熱ゾーンにて180℃で2秒間、熱処
理を行った。次にテンター内の設定温度を95℃にし
て、縦方向、幅方向同時にそれぞれ4.5倍、5倍延伸
を行い、その後120℃で長手方向に再度1.5倍延伸
した後、定長下で200℃にて3秒間熱処理を行い、室
温で冷却し、巻き取って2軸配向積層フィルムを得た。
この二軸配向積層フィルムの各層の厚み構成は2μm /
10μm であった。
【0059】表から明らかなように、得られたフィルム
の特性、および加工後の用途特性について測定を行った
ところ、Rt/Ra、うねり指数、F5値、摩擦係数、
耐磨耗性、出力特性のすべてにわたって良好なものであ
った。
【0060】実施例2 実施例1と同様の厚み構成となるよう、ポリマーの吐出
量を調節した上で未延伸フィルムを熱風加熱のインライ
ンオーブン(クリップ把持によってフィルム搬送)で行
い、二軸延伸を長手方向はロール延伸機で3.5倍、幅
方向を従来のテンターで4.0倍で長手方向→幅方向の
順で行い、再度ロール延伸機で縦方向に1.5倍延伸す
ること以外は実施例1と同様の製法で製膜を行った。
【0061】表から明らかなように、Rt/Ra、うね
り指数が実施例1に比べて増加し、出力特性が若干落ち
たが、その他の特性は良好であった。
【0062】実施例3 実施例1と同様の厚み構成となるよう、ポリマーの吐出
量を調節した上でパンタグラフ式の同時二軸延伸テンタ
ーを用いて長手方向に3.5倍、幅方向に4.0倍延伸
し、熱処理、冷却した後さらに長手方向にロール延伸機
で1.5倍延伸したこと以外は実施例1と同様の製法で
製膜を行った。
【0063】表から明らかなように、Rt/Ra、うね
り指数とも比較的良好であるが、F5値が実施例1に比
して若干レベルダウンした。その他の特性は良好であっ
た。 実施例4 実施例1のポリエステルAに表1記載のポリエステルA
2をA層として積層する以外は実施例1と同様の製法で
製膜を行った。
【0064】表から明らかなように、Rt/Ra、うね
り指数共に実施例1と比べると見劣りがするレベルでは
あるが、使用可能な範囲であった。
【0065】実施例5 実施例1のポリエステルAに表1記載のポリエステルA
4をA層として積層する以外は実施例1と同様の製法で
製膜を行った。
【0066】表から明らかなように、Raが大きくな
り、Rt/Raやや悪化した点が実施例1と異なり、表
面粗さが要求される用途での使用であれば可能となって
いる。他の特性は実施例1ほどではないが、おおむね良
好であった。
【0067】実施例6 ポリエステルAの積層厚みを0.5μm にすること以外
は実施例1と同様の製法で製膜を行った。
【0068】表から明らかなように、Raが実施例1に
比して小さく、細かな表面形成が要求される用途に適し
ている。摩擦係数が若干レベルダウンしているが、その
他は良好な特性を有するものであった。
【0069】実施例7 同時二軸延伸を行った後、長手方向に再度延伸する工程
を省くこと以外は実施例1と同様の製法で製膜を行っ
た。
【0070】表から明らかなように、表面特性は良好で
あるが、強度が実施例1と比べて低いレベルにとどまる
ものであった。
【0071】比較例1 ポリエステルAとしてポリエステルBと同じ重合触媒組
成を持ち、粒子を多く含む表1記載のポリエステルA5
を用いて、粒子により突起を形成すること以外は実施例
1と同様の製法で製膜を行った。
【0072】表から明らかなように、Rt/Ra、うね
り指数共に非常に悪く、結果として耐磨耗性、出力特性
が大幅に悪いものであった。
【0073】比較例2 ポリエステルAとして表1記載のポリエステルA3を用
いていること以外は実施例1と同様の製法で製膜を行っ
た。
【0074】表から明らかなように、実施例1と比較し
て、Rt/Ra、うねり指数とも依然として低いレベル
であり、耐磨耗性、出力特性とも不良であった。
【0075】比較例3 未延伸フィルムの熱処理をテンターの前に設けたロール
熱処理装置(加熱ロールに巻き付けて熱処理)で行い、
テンター内でフィルム表面結晶化の熱処理を行わなかっ
たこと以外は実施例1と同様の製法で製膜を行った。
【0076】表から明らかなように、Ra値が実施例1
と同程度であるが、うねり指数がかなり悪化しており、
摩擦係数、耐磨耗性、出力特性のいずれも実施例1と比
べると見劣りのするものであった。
【0077】比較例4 未延伸フィルムの熱処理による結晶化を行わないこと以
外は実施例1と同様の方法で製膜を行った。
【0078】表から明らかなように、表面突起が十分に
形成されず、表面のうねりが大きいため摩擦係数が大幅
に悪化したものであった。
【0079】上記の各実施例および比較例で用いたポリ
エステル組成・特性一覧を表1に、各例の製法一覧を表
2に、各例の層構成および物性一覧を表3にまとめて示
す。
【0080】
【表1】
【表2】
【表3】
【0081】
【発明の効果】本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、特に限定されないが、特に、工程内での耐摩耗性お
よび突起の均一性、表面形態のうねりの少なさが要求さ
れるような用途、例えば、磁気材料や包装材料、コンデ
ンサや電気絶縁用のフィルム、ラベル、カバーフィル
ム、反射シートなどに好適であり、とくに磁気材料用途
などの素材として最適に使用されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29C 47/06 B29C 47/06 B29K 67:00 B29L 7:00 9:00 C08L 67:00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二軸配向ポリエステルフィルムであっ
    て、JIS B-0601(3.1.1) に準じて測定される該フィルム
    表面の最大高さRtと、JIS B-0601(4.1.1) に準じて測
    定される該フィルムの中心線表面粗さRaの比Rt/R
    aが15以下で、かつ、本文で定義されるうねり指数が
    10以下であることを特徴とする二軸配向ポリエステル
    フィルム。
  2. 【請求項2】 該フィルム表面の中心線表面粗さRa
    が、5nm以上、80nm以下である請求項1記載の二
    軸配向ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 該フィルム表面が少なくとも片面に突起
    を有し、該突起が主に結晶に起因して形成される突起に
    よるものである請求項1または2記載の二軸配向ポリエ
    ステルフィルム。
  4. 【請求項4】 該突起が、未延伸フィルム両端部20m
    m以下のエッジ部以外を非接触の状態で加熱して、未延
    伸フィルム表層を結晶化させることにより形成されるも
    のである請求項3記載の二軸配向ポリエステルフィル
    ム。
  5. 【請求項5】 該二軸配向ポリエステルフィルムが、結
    晶化指数ΔTcgが10〜60℃の範囲のポリエステル
    で構成されたものである請求項1ないし4のいずれかに
    記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 該二軸配向ポリエステルフィルムが、少
    なくとも2層以上の積層構造を有するものである請求項
    1ないし5のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフ
    ィルム。
  7. 【請求項7】 該積層構造を有するポリエステルフィル
    ムの表層を占める層の少なくとも一方が、10〜60℃
    の範囲の結晶化指数ΔTcgを有するポリエステルで構
    成されているものである請求項6記載の二軸配向ポリエ
    ステルフィルム。
  8. 【請求項8】 該二軸配向ポリエステルフィルムが、フ
    ィルムの長手方向の5%伸長時の応力(F5値)が13
    0MPa以上有するものである請求項1ないし7のいず
    れかに記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  9. 【請求項9】 溶融押出して冷却、固化せしめた未延伸
    フィルムの表層の少なくとも片面を結晶化させて、フィ
    ルム表面に突起を形成させた後、二軸に配向させる二軸
    配向ポリエステルフィルムの製造方法であって、該未延
    伸フィルムの表層の結晶化を、該フィルムの両端部20
    mm以下のエッジ部以外を非接触の状態で加熱して行う
    ことを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルムの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 該二軸に配向させる工程が、同時2軸
    延伸法を採用するものである請求項9記載の二軸配向ポ
    リエステルフィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 該同時2軸延伸法が、クリップをリニ
    アモーターによって駆動するテンターで行う方法である
    請求項10記載の二軸配向ポリエステルフィルムの製造
    方法。
  12. 【請求項12】 該二軸に配向させる工程の後、長手方
    向に再度配向させる工程を含む請求項9ないし11のい
    ずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムの製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004299057A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toray Ind Inc 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2010084025A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nippon Shokubai Co Ltd 延伸フィルム

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