JPH11207732A - 接着装置 - Google Patents

接着装置

Info

Publication number
JPH11207732A
JPH11207732A JP1180998A JP1180998A JPH11207732A JP H11207732 A JPH11207732 A JP H11207732A JP 1180998 A JP1180998 A JP 1180998A JP 1180998 A JP1180998 A JP 1180998A JP H11207732 A JPH11207732 A JP H11207732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ingot
slice base
supporting means
mounting block
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1180998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Suzuki
義行 鈴木
Masao Ehashi
昌夫 江橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP1180998A priority Critical patent/JPH11207732A/ja
Publication of JPH11207732A publication Critical patent/JPH11207732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インゴットにスライスベース及びマウンティン
グブロックを適切に接着することができる接着装置の提
供。 【解決手段】スライスベース支持台80が設けられた第
2スライドブロック66をインゴットInに対してスラ
イド自在に設ける。そのスライスベース支持台80に接
着剤が塗布されたスライスベースSを支持させ、インゴ
ット支持台12に支持されたインゴットInの下端部に
当接させる。そして、押圧用シリンダ70によって第2
スライドブロック66の下端部を一定圧で押圧し、イン
ゴットInにスライスベースSを一定圧で押圧する。こ
れにより、スライスベースSの厚さにバラツキがある場
合でも、押圧用シリンダ70のストローク内でそのバラ
ツキが吸収できるので、接着厚さが均一化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着装置に係り、特
にインゴットにスライスベース又はマウンティングブロ
ックを接着する接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インゴットをワイヤソー等の切断装置で
切断する場合、通常、インゴットはマウンティングブロ
ックを介して切断装置に装着される。このマウンティン
グブロックは、インゴットの周面部にスライスベースを
介して接着され、その接着には専用の接着装置が使用さ
れる。
【0003】この接着装置(スライスベースを接着する
接着装置)は、インゴットを支持するインゴット支持手
段と、スライスベースを支持するスライスベース支持手
段とから構成されており、スライスベース支持手段は、
送りネジ等の移動手段によってインゴット支持手段に向
けて移動自在に設けられている。この接着装置でスライ
スベースをインゴットに接着する場合は、まず、インゴ
ットをインゴット支持手段に支持させ、次いで、接着剤
を塗布したスライスベースをスライスベース支持手段に
支持させる。そして、移動手段によってスライスベース
支持手段をインゴット支持手段に向けて送り、所定の接
着位置で停止させる。これにより、スライスベースがイ
ンゴットの周面に押圧されて接着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の接着
装置では、スライスベースは全て一定の厚さを有するも
のとして扱っていたため、常に一定の接着位置にスライ
スベース支持手段を移動させて接着作業が行われてい
た。すなわち、いかなるスライスベースの場合であって
も、インゴット支持手段に支持されたインゴットから所
定距離離れた位置にスライスベースを支持したスライス
ベース支持手段を移動させて、スライスベースをインゴ
ットに接着していた。
【0005】しかしながら、個々のスライスベースは厚
さに微妙なバラツキがあり、常に一定の接着位置でスラ
イスベースを接着した場合、接着厚みにバラツキが生じ
るという欠点があった。また、これにより接着強度にも
影響が生じるという欠点があった。また、このことは、
インゴットに接着されたスライスベースにマウンティン
グブロックを接着する接着装置においても欠点として指
摘されていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、インゴットにスライスベース及びマウンティ
ングブロックを適切に接着することができる接着装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
前記目的を達成するために、インゴットの周面にスライ
スベースを接着する接着装置において、前記インゴット
を支持するインゴット支持手段と、前記インゴット支持
手段に向けてスライド移動自在に設けられ、前記インゴ
ットに接着するスライスベースを支持するスライスベー
ス支持手段と、前記インゴット支持手段に向けてスライ
ド移動自在に設けられ、前記スライスベース支持手段を
前記インゴット支持手段に向けて一定圧で押圧する押圧
手段と、前記押圧手段を前記インゴット支持手段に向け
て送る送り手段と、からなり、前記送り手段によって前
記押圧手段を前記インゴット支持手段に向けて送ること
により、前記スライスベース支持手段を前記押圧手段に
よって所定の接着位置まで押し進め、前記押圧手段によ
って前記スライスベース支持手段を一定圧で押圧するこ
とにより、前記支持手段に支持されたスライスベースを
前記インゴット支持手段に支持されたインゴットの周面
に一定圧で押し付けて接着することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、インゴットにスライスベ
ースを接着する場合、まず、スライスベース支持手段に
接着剤が塗布されたスライスベースを支持させるととも
に、インゴット支持手段にインゴットを支持させる。次
いで、送り手段によって押圧手段をインゴット支持手段
に向けて送り、その押圧手段によってスライスベース支
持手段を所定の接着位置まで押し進める。そして、スラ
イスベース支持手段を押圧手段によってインゴット支持
手段に向けて一定圧で押圧する。これにより、スライス
ベース支持手段に支持されたスライスベースがインゴッ
ト支持手段に支持されたインゴットの周面に一定圧で押
圧され、接着される。このように接着することにより、
スライスベースの厚さにバラツキがある場合でも、常に
一定圧でスライスベースをインゴットに押圧することが
できるので、接着厚さが均一化される。また、同様に接
着強度も均一化される。
【0009】また、請求項3に係る発明は、前記目的を
達成するために、インゴットに接着されたスライスベー
スにマウンティングブロックを接着する接着装置におい
て、前記インゴットを支持するインゴット支持手段と、
前記インゴット支持手段に向けてスライド移動自在に設
けられ、前記インゴットに接着されたスライスベースに
接着するマウンティングブロックを支持するマウンティ
ングブロック支持手段と、前記インゴット支持手段に向
けてスライド移動自在に設けられ、前記マウンティング
ブロック支持手段を前記インゴット支持手段に向けて一
定圧で押圧する押圧手段と、前記押圧手段を前記インゴ
ット支持手段に向けて送る送り手段と、からなり、前記
送り手段によって前記押圧手段を前記インゴット支持手
段に向けて送ることにより、前記マウンティングブロッ
ク支持手段を前記押圧手段によって所定の接着位置まで
押し進め、前記押圧手段によって前記マウンティングブ
ロック支持手段を一定圧で押圧することにより、前記マ
ウンティングブロック支持手段に支持されたマウンティ
ングブロックを前記インゴット支持手段に支持されたイ
ンゴットのスライスベースに一定圧で押し付けて接着す
ることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、インゴットに接着された
スライスベースにマウンティングブロックを接着する場
合、まず、マウンティングブロック支持手段に接着剤を
塗布したマウンティングブロックを支持させるととも
に、インゴット支持手段にスライスベースが接着された
インゴットを支持させる。次いで、送り手段によって押
圧手段をインゴット支持手段に向けて送り、その押圧手
段によってマウンティングブロック支持手段を所定の接
着位置まで押し進める。そして、マウンティングブロッ
ク支持手段を押圧手段によってインゴット支持手段に向
けて一定圧で押圧する。これにより、マウンティングブ
ロック支持手段に支持されたマウンティングブロックが
インゴット支持手段に支持されたインゴットのスライス
ベースに一定圧で押圧され、接着される。このように接
着することにより、インゴットに接着されたスライスベ
ースの厚さにバラツキがある場合でも、常に一定圧でマ
ウンティングブロックをインゴットに押圧することがで
きるので、接着厚さが均一化される。また、同様に接着
強度も均一化される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る接着装置の好ましい実施の形態について詳説する。ま
ず始めに、本発明をスライスベース接着装置、すなわ
ち、インゴットInにスライスベースSを接着する接着
装置に適用した実施の形態を説明する。
【0012】図1、図2は、それぞれスライスベース接
着装置の構成を示す側面図と平面図である。同図に示す
ように、スライスベース接着装置10は、インゴットI
nを支持するインゴット支持部12と、そのインゴット
支持部12に支持されたインゴットInをクランプする
インゴットクランプ部14と、スライスベースSを支持
するスライスベース支持部16を主要部として構成され
ている。
【0013】まず、インゴット支持部12の構成につい
て説明する。図1及び図2に示すように、架台18上に
は門型に形成されたインゴット支持台20が設置されて
いる。このインゴット支持台20の上面中央には、開口
部20aが形成されており、この開口部20aの両側に
は、それぞれ支持ローラ22A、22Bが3本づつ直列
して配置されている。各支持ローラ22A、22Bは、
それぞれ一本の回転軸22a、22bに固着されてお
り、該回転軸22a、22bは、前記インゴット支持台
20上に設置された軸受部材24A、24Bに回動自在
に支持されている。インゴットInは、この支持ローラ
22A、22B上に載置される。
【0014】また、前記支持ローラ22A、22Bのう
ち一方側の支持ローラ22Aの回転軸22aには、支持
ローラ回転用モータ26の出力軸が連結されており、こ
の支持ローラ回転用モータ26を駆動することにより、
支持ローラ22Aが回転する。そして、この支持ローラ
22Aが回転することにより、インゴットInが、その
インゴット軸OInを中心に回転する。
【0015】一方、他方側の支持ローラ22Bの回転軸
22bには、エンコーダ28が連結されており、このエ
ンコーダ28によって支持ローラ22Bの回転量が検出
される。このエンコーダ28の検出値は、制御装置30
に出力され、制御装置30は、この支持ローラ22Bの
回転量からインゴットInの回転量を検出する。インゴ
ット支持部12は、以上のように構成される。
【0016】次に、インゴットクランプ部14の構成に
ついて説明する。前記インゴット支持台26上には、支
持ブロック32を介してベースプレート34が水平に設
置されている。このベースプレート34上には、一対の
ガイドレール36、36が前記支持ローラ22A、22
Bと直交するように敷設されている。前記ガイドレール
36上には、スライドブロック38がスライド自在に支
持されており、該スライドブロック38は、図示しない
シリンダに駆動されることにより、ガイドレール36上
をスライド移動する。
【0017】前記スライドブロック38の正面部には、
軸受部材40を介して一対の回転軸42、42が回動自
在に支持されている。この回転軸42、42には、互い
に直交するように、水平アーム44、44と垂直アーム
46、46が固着されている。前記水平アーム44の先
端部には軸受部材48が設けられており、該軸受部材4
8には、クランプローラ50が支持ローラ22A、22
Bと平行に軸支されている。
【0018】一方、前記垂直アーム46の先端部には、
クランプシリンダ52のロッドがピンによって連結され
ている。このクランプシリンダ52は、前記スライドブ
ロック32上に立設された支持部材54の先端部にピン
によって支持されている。そして、このクランプシリン
ダ52を駆動することにより、前記クランプローラ50
が上下動する。
【0019】すなわち、前記クランプシリンダ52のロ
ッドを伸張させることにより、垂直アーム46が前方に
傾斜し、これに連動して水平アーム44が下方に傾斜す
る。そして、この結果、クランプローラ50が下方に移
動して支持ローラ22A、22B上に載置されたインゴ
ットInがクランプされる。また、前記クランプシリン
ダ52のロッドを収縮させることにより、垂直アーム4
6が後方に傾斜し、これに連動して水平アーム44が上
方に傾斜する。そして、この結果、クランプローラ50
が上方に移動して、インゴットInのクランプが解除さ
れる。
【0020】インゴットクランプ部14は、以上のよう
に構成される。次に、スライスベース支持部16の構成
について説明する。図1及び図3に示すように、架台1
8のフレームには、ベースプレート60が垂直に固定さ
れている。このベースプレート60には、一対のガイド
レール62、62が敷設されており、該ガイドレール6
2、62上を第1スライドブロック64と第2スライド
ブロック66が摺動自在に支持されている。
【0021】また、前記ベースプレート60の略中央部
には、ガイドレール62、62に沿ってネジ棒68が配
設されており、その両端部を前記ベースプレート60上
に設置された軸受部材69、69に回動自在に支持され
ている。このネジ棒68の下端部には、前記ベースプレ
ート60の下部に設置された送りモータ72の出力軸が
連結されており、この送りモータ72を駆動することに
よりネジ棒68が回転する。
【0022】前記第1スライドブロック64の背面部に
は、前記ネジ棒68に螺合する図示しないナット部材が
設けられており、このネジ棒68を回転させることによ
り、前記第1スライドブロック64が上下動する。前記
第1スライドブロック64の正面部には、一対の押圧用
シリンダ70、70が設置されている。この押圧用シリ
ンダ70、70のロッド先端部は、前記第2スライドブ
ロック66の下端面に当接されており、このロッドによ
って前記第2スライドブロック66が支持されている。
したがって、前記第1スライドブロック64が上下動す
ると、これに伴って第2スライドブロック66も上下動
する。また、前記第2スライドブロック66は、前記押
圧用シリンダ70、70を駆動することにより、その下
面部を上方に向けて一定圧で押圧される。
【0023】前記第2スライドブロック66の上端部に
は、ベースブロック74が水平に設置されている。この
ベースブロック74の上面には、一対のガイドレール7
6、76が敷設されており、該ガイドレール76、76
上をスライドテーブル78が移動自在に支持されてい
る。前記スライドテーブル78上には、図4及び図5に
示すように、スライスベース支持台80が設けられてお
り、インゴットInに接着するスライスベースSは、こ
のスライスベース支持台80上に載置される。
【0024】また、前記スライドテーブル78上には、
前記スライスベース支持台80上に載置されたスライス
ベースSを固定するためのクランプ機構84が設けられ
ている。このクランプ機構84は、開閉自在な一対のク
ランパー86A、86Bを有しており、この一対のクラ
ンパー86A、86Bで前記スライスベースSの両端部
を挟持することにより、スライスベースSをクランプす
る。このクランプ機構84の具体的な構成は、以下の通
りである。
【0025】図4及び図5に示すように、前記スライス
ベース支持台80の内部には、該スライスベース支持台
80に沿ってガイドレール88が敷設されている。この
ガイドレール88上には、一対のスライドブロック90
A、90Bがスライド自在に支持されている。一方側の
スライドブロック90Aには、前記スライスベース支持
台80の側部近傍に設置されたロッドレスシリンダ92
が連結されている。一方側のスライドブロック90A
は、このロッドレスシリンダ92を駆動することにより
ガイドレール88上を移動する。
【0026】また、他方側のスライドブロック90Bに
は、クランプ確認用ロッド94が水平に固着されてお
り、該クランプ確認用ロッド94は前記スライスベース
支持台80に形成された貫通穴80aに挿通されてい
る。このクランプ確認用ロッド94には、スプリング9
6が挿通されており、該スプリング96によって前記ス
ライドブロック90Bは、一方側のスライドブロック9
0Aに向けて付勢されている。
【0027】前記スライスベースSを挟持するクランパ
ー86A、86Bは、それぞれ前記スライドブロック9
0A、90B上に固定されている。そして、次のように
してスライスベースSを挟持する。スライスベースS
が、スライスベース支持台80上に載置されると、ロッ
ドレスシリンダ92が駆動されて、一方側のクランパー
86Aが他方側のクランパー86Bに向かって移動す
る。そして、この一方側のクランパー86Aに押されて
スライスベースSが他方側のクランパー86Bに向かっ
て移動し、更に、この移動したスライスベースSに押さ
れて他方側のクランパー86Bが移動する。
【0028】ここで、前記ガイドレール88の端部に
は、図示しないストッパーが設置されており、前記他方
側のクランパー86Bは所定量移動すると、このストッ
パーに当接して停止する。そして、これによりスライス
ベースSが一対のクランパー86A、86Bの間に挟持
される。また、前記他方側のクランパー86Bがストッ
パーに当接すると、該他方側のクランパー86Bに設け
られたクランプ確認用ロッド94の先端部が、前記スラ
イスベース支持台80に設けられたセンサ98によって
検出される。そして、このセンサ98が前記クランプ確
認用ロッド94の先端部を検出することにより、スライ
スベースSがクランプされたことが確認される。
【0029】前記スライスベース支持台80上に載置さ
れたスライスベースSは、以上のようにしてクランプさ
れる。ところで、前記スライスベース支持台80が設置
されたスライドテーブル78は、前述したように水平方
向にスライド自在に設けられている。これはインゴット
InにスライスベースSを接着する際、スライスベース
SをインゴットInの軸線方向に沿って摺動させること
により、確実にスライスベースSを接着できるようにし
たものであり、以下の往復移動機構100によってスラ
イドテーブル78を往復動させてスライスベースSを摺
動させる。
【0030】図4及び図5に示すように、前記ベースブ
ロック74には、支持部材102を介してスライスベー
ス摺動用モータ104が設けられている。このスライス
ベース摺動用モータ104の出力軸には、円盤状の回転
駒106が固着されており、その回転駒106の上面部
には、回転中心から偏芯した位置に偏芯ピン108が植
設されている。前記スライドテーブル78の下面にも同
様のピン110が植設されており、当該ピン110と偏
芯ピン108とは、互いにリンク112によって連結さ
れている。
【0031】前記スライスベース摺動用モータ104を
駆動すると、偏芯ピン108は偏芯回転し、この結果、
この偏芯ピン108に連結されたリンク112が往復動
する。そして、このリンク112が往復動することによ
り、スライドテーブル78がガイドレール76に沿って
往復動する。スライスベース支持部16は、以上のよう
に構成される。
【0032】次に、前記のごとく構成されたスライスベ
ース接着装置10の作用について説明する。まず、接着
剤を塗布したスライスベースSをスライスベース支持台
80上に載置する。そして、クランプ機構84によっ
て、そのスライスベースSをクランプする。
【0033】次に、スライスベースSを接着するインゴ
ットInを支持ローラ22A、22B上に載置する。こ
の際、インゴットInに形成されているオリフラが所定
位置に位置するように位置決めして載置する。次に、イ
ンゴットクランプ部14によって支持ローラ22A、2
2B上に載置されたインゴットInをクランプする。す
なわち、図示しないシリンダを駆動してインゴットクラ
ンプ部14のスライドブロック38を所定量前進させ、
クランプローラ50、50をインゴットInの真上に位
置させる。そして、クランプシリンダ52、52を駆動
して、クランプローラ50、50を下降させる。この結
果、インゴットInの上端部がクランプローラ50、5
0に押圧されて、インゴットInがクランプされる。
【0034】次に、あらかじめX線方位測定器で測定し
ておいたインゴットInの結晶方位に基づいて、インゴ
ットInの結晶軸が水平面上に位置するように、結晶軸
の傾き方向θ°分だけインゴットInをインゴット軸回
りに回転させる。ここで、インゴットInのインゴット
軸回りの回転は、支持ローラ22Aを支持ローラ回転用
モータ26で所定量回転させることによって与える。制
御装置30は、このインゴットInをθ°回転させるの
に必要な支持ローラ22Aの回転量TA を算出し、その
算出結果に基づいて支持ローラ回転用モータ26を駆動
する。
【0035】また、制御装置30は、支持ローラ回転用
モータ26から支持ローラ22Aに与えた回転が正確に
インゴットInに伝達されたか否かを判断するため、支
持ローラ22Bの回転量TB をエンコーダ28によって
検出する。すなわち、支持ローラ22Aに与えた回転が
正確にインゴットInに伝達されていれば、その支持ロ
ーラ22Aに与えた回転量Tと同じ回転量で支持ローラ
22Bが回転する。したがって、エンコーダ28によっ
て検出される支持ローラ22Bの回転量TB が、支持ロ
ーラ22Aに与えた回転量TA と一致してれば、インゴ
ットInは正確にθ度回転したと判断できる。
【0036】一方、エンコーダ28によって検出される
支持ローラ22Bの回転量TB が、支持ローラ22Bに
与えた回転量TA と一致していない場合は、インゴット
Inと支持ローラ22Aとの間にスリップ等が発生して
いることが予想されるので、回転をやり直すか、又は、
支持ローラ36Bの回転量TB がTA と一致するまでモ
ータ40によって支持ローラ36Aを回転させる。
【0037】これにより、インゴットInをインゴット
軸回りに正確にθ°回転させることができる。そして、
この結果、インゴットInは、その結晶軸が水平面上に
位置する。次に、スライスベース支持部16の送りモー
タ72を駆動して、第1スライドブロック64を所定量
上方に移動させる。この結果、第1スライドブロック6
4に設けられた押圧用シリンダ70、70のロッドに押
されて第2スライドブロック66も上方に移動し、所定
の接着位置で停止する。そして、この第2スライドブロ
ック66が所定の接着位置に停止することより、スライ
スベースSがインゴットInの下面に当接する。
【0038】なお、この第2スライドブロック66の接
着位置は、基準となる厚みを有するスライスベースをス
ライスベース支持台80上に支持した場合に、丁度スラ
イスベースがインゴットInの下面に押圧することなく
当接する位置に設定する。次に、第1スライドブロック
64に設けられた押圧用シリンダ70、70を駆動し
て、そのロッドで第2スライスベース66の下面部を上
方に向けて一定圧で押圧する。この結果、インゴットI
nの下面にスライスベースSが一定圧で押圧される。
【0039】このように、スライスベースSを一定圧で
押圧してインゴットInに接着することにより、基準厚
さよりも薄い又は厚いスライスベースSを接着する場合
であっても、押圧シリンダ70、70のストローク内で
そのバラツキを吸収することができるため、いかなる厚
さのスライスベースSを接着する場合であっても接着厚
みを一定に保つことができる。また、これにより接着強
度の均一化も図ることができる。
【0040】前記のごとくスライスベースSをインゴッ
トInに一定圧で押圧した後、次いで往復移動機構10
0を駆動してスライスベースSをインゴットInの軸線
方向に沿っを所定回往復動させて摺動させる(すり合わ
せる)。これにより、接着剤に含まれる気泡が除去さ
れ、接着が確実に行われる。すり合わせを行った後は、
接着剤が固化するまでスライスベースSを押圧した状態
で所定時間放置する。そして、所定時間経過後、クラン
プ機構84によるスライスベースSのクランプ、及び、
押圧シリンダ70、70によるスライスベースSの押圧
を解除して、スライスベース支持台80を所定の待機位
置まで下降させる。一方、インゴットInは、クランプ
ローラ50によるクランプを解除する。
【0041】以上により、スライスベースSの接着が終
了し、インゴットInは、このまま図示しない搬送手段
によってマウンティングブロック接着装置に搬送され、
そこでマウンティングブロックを接着する。このよう
に、本発明を適用したスライスベース接着装置10で
は、個々のスライスベースSの厚さのバラツキに影響さ
れずに、スライスベースSを適切にインゴットInに接
着することができる。
【0042】また、接着時にスライスベースSをインゴ
ットInの軸線に沿って摺動させることにより、スライ
スベースSを確実に接着することができる。次に、本発
明をマウンティングブロック接着装置、すなわち、イン
ゴットInに接着されたスライスベースSにマウンティ
ングブロックMを接着する接着装置に適用した実施の形
態を説明する。
【0043】図6は、マウンティングブロック接着装置
の構成を示す平面図である。同図に示すように、マウン
ティングブロック接着装置150は、スライスベースS
が接着されたインゴットInを支持して所定のマウンテ
ィングブロック接着位置まで搬送するインゴット搬送装
置160と、そのマウンティングブロック接着位置に搬
送されたインゴットInのスライスベースSにマウンテ
ィングブロックMを接着する接着装置170とから構成
されている。
【0044】まず、インゴット搬送装置160の構成に
ついて説明する。図6に示すように、インゴット搬送装
置160は、インゴットInを支持して所定のマウンテ
ィングブロック接着位置に搬送するインゴット搬送支持
部162と、そのインゴット搬送支持部162に支持さ
れたインゴットInをクランプするインゴットクランプ
部164とから構成されている。
【0045】まず、インゴット搬送支持部162の構成
について説明する。架台180上にはベースプレート1
82が設置されており、該ベースプレート182上に
は、一対のガイドレール184、184が敷設されてい
る。ガイドレール184、184上には、スライドテー
ブル186がスライド移動自在に支持されている。ま
た、前記ガイドレール184、184の側部近傍には、
ガイドレール184、184に沿ってネジ棒188が配
設されており、該ネジ棒188の両端部は、前記ベース
プレート182上に設けられた軸受部材190、190
に回動自在に支持されている。
【0046】前記ネジ棒188の一方端には、前記ベー
スプレート182上に設置された送りモータ192の出
力軸が連結されており、この送りモータ192を駆動す
ることによりネジ棒188が回転する。このネジ棒18
8には、ナット部材194が螺合されており、該ナット
部材194は連結部材194aを介してスライドテーブ
ル186に連結されている。したがって、前記スライド
テーブル186は、前記送りモータ192を駆動するこ
とによりガイドレール184、184上に沿って移動す
る。
【0047】前記スライドテーブル186は、中央に開
口部186aが形成されており、この開口部186aの
両側には、逆L字状に形成された一対の支持ブロック1
96、196が立設されている。この一対の支持ブロッ
ク196、196には、それぞれ3本の支持ローラ19
8、198が回動自在に支持されており、インゴットI
nは、この支持ローラ198、198上に載置されて搬
送される。
【0048】次に、インゴットクランプ部164の構成
について説明する。図6及び図7に示すように、一方の
支持ブロック196上には、支持台202を介してベー
スプレート204が水平に設置されている。このベース
プレート204上には、一対のガイドレール206、2
06が支持ローラ198、198と直交するように敷設
されている。
【0049】前記ガイドレール206上には、スライド
ブロック208がスライド自在に支持されており、該ス
ライドブロック208は、図示しないシリンダが駆動さ
れることにより、ガイドレール206上をスライド移動
する。前記スライドブロック208の正面部には、軸受
部材210を介して一対の回転軸212、212が回動
自在に支持されている。この回転軸212、212に
は、互いに直交するように、水平アーム214、214
と垂直アーム216、216が固着されている。
【0050】前記水平アーム214の先端部には、軸受
部材218が設けられており、該軸受部材218には、
クランプローラ220が前記支持ローラ198、198
と平行に軸支されている。一方、前記垂直アーム216
の先端部には、クランプシリンダ222のロッドがピン
によって連結されている。このクランプシリンダ222
は、前記スライドブロック208上に立設された搬送支
持部材224の先端部にピンによって支持されており、
該クランプシリンダ222を駆動することにより、前記
クランプローラ220が上下動する。
【0051】すなわち、前記クランプシリンダ222の
ロッドを伸張させることにより、垂直アーム216が前
方に傾斜し、これに連動して水平アーム214が下方に
傾斜する。そして、この結果、クランプローラ220が
下方に移動してインゴットInをクランプする。また、
前記クランプシリンダ222のロッドを収縮させること
により、垂直アーム216が後方に傾斜し、これに連動
して水平アーム214が上方に傾斜する。そして、この
結果、クランプローラ220が上方に移動してインゴッ
トInのクランプが解除される。
【0052】インゴット搬送支持装置160は以上のよ
うに構成される。次に、接着装置170の構成について
説明する。図6、図8、図9に示すように、架台180
のフレームには、ベースプレート230が垂直に固定さ
れている。このベースプレート230には、一対のガイ
ドレール232、232が敷設されており、該ガイドレ
ール232、232上を第1スライドブロック234と
第2スライドブロック236が摺動自在に支持されてい
る。
【0053】また、前記ベースプレート230の略中央
部には、ガイドレール232、232に沿ってネジ棒2
38が配設されており、その両端部を前記ベースプレー
ト230上に設置された軸受部材239、239に回動
自在に支持されている。このネジ棒238の下端部に
は、前記ベースプレート230に設置された送りモータ
242の出力軸が連結されており、この送りモータ24
2を駆動することによりネジ棒238が回転する。
【0054】前記第1スライドブロック234の背面部
には、前記ネジ棒238に螺合する図示しないナット部
材が設けられており、前記第1スライドブロック234
は、このネジ棒238を回転させることによりガイドレ
ール232、232に沿って上下動する。前記第1スラ
イドブロック234の正面部には、一対の押圧用シリン
ダ240、240が設置されている。この押圧用シリン
ダ240、240のロッド先端部は、前記第2スライド
ブロック236の下面部に当接されており、このロッド
によって前記第2スライドブロック236が支持されて
いる。したがって、前記第1スライドブロック234が
上下動すると、これに伴って第2スライドブロック23
6も上下動する。また、前記第2スライドブロック23
6は、前記押圧用シリンダ240、240を駆動するこ
とにより、その下面部を上方に向けて一定圧で押圧され
る。
【0055】前記第2スライドブロック236の上部に
は、ベースプレート244が水平に設置されている。こ
のベースプレート244の上面にはスピンドルユニット
246が設置されており、該スピンドルユニット246
にはマウンティングブロック支持テーブル250の下面
に固着されたスピンドル248が回転自在に支持されて
いる。
【0056】前記マウンティングブロック支持テーブル
250は、ほぼ矩形状に形成されており、その上面には
一対のストッパー252、252が所定の間隔をもって
配設されている。そして、この一対のストッパー25
2、252に対向するようにして、一対のクランプシリ
ンダ254、254が配設されている。マウンティング
ブロックMは、この一対のストッパー252、252と
一対のクランプシリンダ254、254との間にセット
される。そして、セットされたマウンティングブロック
Mは、クランプシリンダ254、254のロッドでスト
ッパー252、252に向けて押し付けられることによ
りクランプされる。
【0057】また、マウンティングブロック支持テーブ
ル250は、以下の揺動機構256によってスピンドル
248を中心に揺動し、これによりセットしたマウンテ
ィングブロックMの方位調整がなされる。図10、図1
1は、それぞれマウンティングブロック支持テーブル2
50の正面図と側面図である。また、図12は図10の
A−A断面図である。
【0058】図10〜図12に示すように、前記マウン
ティングブロック支持テーブル250には、スピンドル
248から偏芯した位置に軸受ユニット258が設けら
れている。この軸受ユニット258には、回転軸260
が回動自在に支持されており、該回転軸260の下端部
は、ナット部材262の上面に形成された軸受穴に嵌入
されている。
【0059】前記ナット部材262には、ネジ棒264
が螺合されており、該ネジ棒264は、モータブラケッ
ト268に設けられた軸受部材270に回動自在に支持
されている。そして、このネジ棒264には、前記モー
タブラケット268に設けられたマウンティングブロッ
ク揺動用モータ272の出力軸が連結されている。ま
た、前記ベースプレート244には、軸受ユニット27
4が設けられており、該軸受ユニット274には回転軸
276が回動自在に支持されている。そして、この回転
軸276の上端部は、前記モータブラケット268に形
成された軸受穴268aに嵌入されている。
【0060】揺動機構256は、以上のように構成さ
れ、マウンティングブロック揺動用モータ272を駆動
してネジ棒264を回転させると、そのネジ棒264の
回転量に応じてマウンティングブロック支持テーブル2
50が揺動する。すなわち、マウンティングブロック揺
動用モータ272を駆動するとネジ棒264が回転し、
これによりナット部材262がネジ棒264に沿って移
動する。そして、このナット部材262が移動すること
により、該ナット部材262に連結されたマウンティン
グブロック支持テーブル250がスピンドル248を中
心に揺動する。
【0061】接着装置170は、以上のように構成され
る。次に、前記のごとく構成されたマウンティングブロ
ック接着装置150の作用について説明する。まず、接
着剤を塗布したマウンティングブロックMをマウンティ
ングブロック支持テーブル250上に載置する。そし
て、クランプシリンダ254、254を駆動してマウン
ティングブロックMをクランプする。
【0062】次に、マウンティングブロック揺動用モー
タ272を駆動して、あらかじめX線方位測定器によっ
て測定しておいたインゴットInの結晶方位に基づい
て、結晶軸の最大傾き角度λ°だけマウンティングブロ
ック支持テーブル250を回転させる。次に、スライス
ベースSが接着されたインゴットInを支持ローラ19
8、198上に載置する。この際、インゴット搬送装置
160は、インゴット受取位置(図6に示す位置)に位
置している。
【0063】次に、図示しないシリンダを駆動してイン
ゴットクランプ部164のスライドブロック208を所
定量前進させ、クランプローラ220、220をインゴ
ットInの真上に位置させる。次に、クランプシリンダ
222、222を駆動して、クランプローラ220、2
20を下降させる。この結果、インゴットInの上端部
がクランプローラ220、220に押圧されて、インゴ
ットInがクランプされる。
【0064】次に、送りモータ192を駆動して、スラ
イドテーブル186を接着装置170に向けて移動させ
る。そして、所定のマウンティングブロック接着位置で
停止する。これにより、インゴットInが、マウンティ
ングブロック支持テーブル250の真上に位置する。次
に、接着装置170のモータ242を駆動して、第1ス
ライドブロック234を所定量上方に移動させる。この
結果、第1スライドブロック234に設けられた押圧用
シリンダ240、240のロッドに押されて第2スライ
ドブロック236も上方に移動し、所定の接着位置で停
止する。そして、この第2スライドブロック236が所
定の接着位置に停止することより、マウンティングブロ
ックMがインゴットInに接着されたスライスベースS
の下面に当接する。
【0065】なお、この第2スライドブロック236の
接着位置は、基準となる厚みを有するスライスベースS
がインゴットInに接着されている場合に、丁度マウン
ティングブロックMがスライスベースSの下面に押圧す
ることなく当接する位置に設定する。次に、第1スライ
ドブロック234に設けられた押圧用シリンダ240、
240を駆動して、そのロッドで第2スライスベース2
36の下面部を上方に向けて一定圧で押圧する。この結
果、スライスベースSの下面にマウンティングブロック
Mが一定圧で押圧される。
【0066】このように、マウンティングブロックMを
一定圧で押圧してインゴットInのスライスベースSに
接着することにより、基準厚さよりも薄い又は厚いスラ
イスベースSがインゴットInに接着されている場合で
あっても、押圧シリンダ240、240のストローク内
でそのバラツキを吸収することができるため、いかなる
厚さのスライスベースSが接着されている場合であって
も接着厚みを一定に保つことができる。また、これによ
り接着強度の均一化も図ることができる。
【0067】前記のごとくマウンティングブロックMを
インゴットInのスライスベースSに一定圧で押圧した
後、次いで、マウンティングブロック揺動用モータ27
2を駆動して、マウンティングブロックMを一定の角度
範囲で所定回揺動させて摺動させる(すり合わせる)。
これにより、接着剤に含まれる気泡が除去され、接着が
確実に行われる。
【0068】すり合わせを行った後は、接着剤が固化す
るまでマウンティングブロックMを押圧した状態で所定
時間放置する。そして、所定時間経過後、クランプシリ
ンダ254、254によるマウンティングブロックMの
クランプ、及び、押圧シリンダ240、240による押
圧を解除する。以上により接着が完了し、マウンティン
グブロック支持テーブル250を所定の待機位置まで下
降させたのち、インゴット搬送装置160によってイン
ゴットInを所定の受取位置まで搬送する。そして、イ
ンゴットクランプ部164によるクランプを解除して、
インゴットInを取り外す。
【0069】このように、本発明を適用したマウンティ
ングブロック接着装置150では、インゴットInに接
着されているスライスベースSの厚さにバラツキがあっ
た場合であっても、マウンティングブロックMをインゴ
ットInのスライスベースSに適切に接着することがで
きる。また、接着時にマウンティングブロックMを摺動
させることにより、確実にマウンティングブロックMを
接着することができる。
【0070】なお、上述した一連の実施の形態において
第2スライドブロック66、236を押圧する手段とし
て押圧用シリンダ70、240を使用しているが、これ
に変えて押圧バネを使用しても同様の効果を得ることが
できる。また、本実施の形態では、スライスベースS又
はマウンティングブロックMの押圧力については特に言
及していないが、この押圧力はインゴットInの重量、
使用する接着剤等に合わせて適切な圧に設定する。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スライスベースの厚みのバラツキに左右されずにインゴ
ットにスライスベース及びマウンティングブロックを適
切に接着することができる。これにより、接着厚みが均
一化するとともに接着強度も均一化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライスベース接着装置の側面図
【図2】スライスベース接着装置の平面図
【図3】スライスベース支持部の構成を示す正面図
【図4】スライスベース接着装置の要部を拡大した正面
【図5】スライスベース接着装置の要部を拡大した側面
【図6】マウンティングブロック接着装置の構成を示す
平面図
【図7】インゴット搬送装置の構成を示す側面図
【図8】接着装置の構成を示す正面図
【図9】接着装置の構成を示す側面図
【図10】インゴット支持テーブルの構成を示す正面図
【図11】インゴット支持テーブルの構成を示す側面図
【図12】図10のA−A断面図
【符号の説明】
10…スライスベース接着装置 12…インゴット支持部 14…インゴットクランプ部 16…スライスベース支持部 20…インゴット支持台 64…第1スライドブロック 66…第2スライドブロック 70…押圧用シリンダ 80…スライスベース支持台 100…往復移動機構 150…マウンティングブロック接着装置 160…インゴット搬送支持装置 170…接着装置 234…第1スライドブロック 236…第2スライドブロック 240…押圧用シリンダ 250…マウンティングブロック支持テーブル 256…揺動機構 In…インゴット S…スライスベース M…マウンティングブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インゴットの周面にスライスベースを接
    着する接着装置において、 前記インゴットを支持するインゴット支持手段と、 前記インゴット支持手段に向けてスライド移動自在に設
    けられ、前記インゴットに接着するスライスベースを支
    持するスライスベース支持手段と、 前記インゴット支持手段に向けてスライド移動自在に設
    けられ、前記スライスベース支持手段を前記インゴット
    支持手段に向けて一定圧で押圧する押圧手段と、 前記押圧手段を前記インゴット支持手段に向けて送る送
    り手段と、からなり、前記送り手段によって前記押圧手
    段を前記インゴット支持手段に向けて送ることにより、
    前記スライスベース支持手段を前記押圧手段によって所
    定の接着位置まで押し進め、前記押圧手段によって前記
    スライスベース支持手段を一定圧で押圧することによ
    り、前記スライスベース支持手段に支持されたスライス
    ベースを前記インゴット支持手段に支持されたインゴッ
    トの周面に一定圧で押し付けて接着することを特徴とす
    る接着装置。
  2. 【請求項2】 前記スライスベース支持手段を前記イン
    ゴット支持手段に支持されたインゴットの軸線に沿って
    往復動させる往復移動手段を備え、前記スライスベース
    を前記インゴットに一定圧で押圧した状態で前記スライ
    スベースを往復動させることを特徴とする請求項1記載
    の接着装置。
  3. 【請求項3】 インゴットに接着されたスライスベース
    にマウンティングブロックを接着する接着装置におい
    て、 前記インゴットを支持するインゴット支持手段と、 前記インゴット支持手段に向けてスライド移動自在に設
    けられ、前記インゴットに接着されたスライスベースに
    接着するマウンティングブロックを支持するマウンティ
    ングブロック支持手段と、 前記インゴット支持手段に向けてスライド移動自在に設
    けられ、前記マウンティングブロック支持手段を前記イ
    ンゴット支持手段に向けて一定圧で押圧する押圧手段
    と、 前記押圧手段を前記インゴット支持手段に向けて送る送
    り手段と、からなり、前記送り手段によって前記押圧手
    段を前記インゴット支持手段に向けて送ることにより、
    前記マウンティングブロック支持手段を前記押圧手段に
    よって所定の接着位置まで押し進め、前記押圧手段によ
    って前記マウンティングブロック支持手段を一定圧で押
    圧することにより、前記マウンティングブロック支持手
    段に支持されたマウンティングブロックを前記インゴッ
    ト支持手段に支持されたインゴットのスライスベースに
    一定圧で押し付けて接着することを特徴とする接着装
    置。
  4. 【請求項4】 前記マウンティングブロック支持手段を
    揺動させる揺動手段を備え、前記マウンティングブロッ
    クを前記インゴットのスライスベースに一定圧で押圧し
    た状態で前記マウンティングブロックを揺動させること
    を特徴とする請求項3記載の接着装置。
JP1180998A 1998-01-23 1998-01-23 接着装置 Pending JPH11207732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1180998A JPH11207732A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 接着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1180998A JPH11207732A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 接着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11207732A true JPH11207732A (ja) 1999-08-03

Family

ID=11788164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1180998A Pending JPH11207732A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 接着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11207732A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262380A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Mitsubishi Materials Techno Corp 円筒状外周面材の切断装置
JP2009196028A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Seiko Instruments Inc ウエハの作製方法
JP2009214545A (ja) * 2009-05-11 2009-09-24 Sumco Techxiv株式会社 単結晶インゴットとスライス台の接着装置及び接着方法
CN105690445A (zh) * 2016-03-05 2016-06-22 马翼 一种中药材切片装置
CN105751269A (zh) * 2016-03-16 2016-07-13 刘湘静 一种农产品切片装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262380A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Mitsubishi Materials Techno Corp 円筒状外周面材の切断装置
JP2009196028A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Seiko Instruments Inc ウエハの作製方法
JP2009214545A (ja) * 2009-05-11 2009-09-24 Sumco Techxiv株式会社 単結晶インゴットとスライス台の接着装置及び接着方法
CN105690445A (zh) * 2016-03-05 2016-06-22 马翼 一种中药材切片装置
CN105751269A (zh) * 2016-03-16 2016-07-13 刘湘静 一种农产品切片装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI409867B (zh) 黏著帶切斷方法及利用此方法之黏著帶貼附裝置
CN108436643A (zh) 一种双端面磨床
JP4340788B2 (ja) 基板への偏光板貼付装置
JP4699720B2 (ja) 貼付装置及び貼付方法
JPH11186199A (ja) インゴットマウント装置
JPH11207732A (ja) 接着装置
KR20170115635A (ko) 스크라이빙 장치
TWI353647B (en) Method of cutting a protective tape and protective
JP3268733B2 (ja) インゴットと取付ステーの接着方法及び接着装置及びそれを用いたインゴット切断加工方法
JP2000218505A (ja) ワーク切断装置およびワーク切断方法
CN110803483A (zh) 一种大料陶瓷片X-ray检测机结构及使用方法
JPH11170248A (ja) インゴット回転装置
JPH10329133A (ja) インゴットと取付ステーの接着方法及び接着装置
JPH0310760A (ja) 結晶質脆性材料切断用ワイヤソー
CN208496569U (zh) 一种双端面磨床
CN111233313B (zh) 基板切割装置
JP3936022B2 (ja) ベニヤ単板切断装置及びベニヤ単板切断方法
JP2003215596A (ja) ラビングローラの平行度調整方法及びラビング装置
CN214521187U (zh) 一种夹持机构及截断机
CN213595318U (zh) 定位装置及输送设备
JPS62188642A (ja) ウェーハ精密位置決め装置
CN214080673U (zh) 一种用于镜片加工的水平移动组件
JP3665142B2 (ja) ベニヤ単板縦接合装置及びベニヤ単板縦接合方法
JP2863220B2 (ja) パネル割断装置のカッタ保持部とその調整方法
JPH10100142A (ja) X線を利用したインゴットの結晶軸方位調整方法及び装置