JPH11207679A - 蛇腹型吸着パット - Google Patents
蛇腹型吸着パットInfo
- Publication number
- JPH11207679A JPH11207679A JP1562098A JP1562098A JPH11207679A JP H11207679 A JPH11207679 A JP H11207679A JP 1562098 A JP1562098 A JP 1562098A JP 1562098 A JP1562098 A JP 1562098A JP H11207679 A JPH11207679 A JP H11207679A
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- JP
- Japan
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- bellows
- work
- diameter
- valley
- ring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 貼り付きの心配が無い蛇腹型吸着パットを提
供する。 【解決手段】 蛇腹型吸着パット1は、山2・・・と谷3・
・・とを腹4・・・を介して連続させた蛇腹5に、セパレー
トリング10,10を嵌めたことを特徴とする。 【効果】 セパレートリングを、山と山の間に嵌めたの
で、腹同士の張り付きを防止することができ、蛇腹の初
期形状を良好に保つことができる。この結果、蛇腹の貼
り付きに伴なう作業中断が無くなり、作業能率が一段と
高まる。
供する。 【解決手段】 蛇腹型吸着パット1は、山2・・・と谷3・
・・とを腹4・・・を介して連続させた蛇腹5に、セパレー
トリング10,10を嵌めたことを特徴とする。 【効果】 セパレートリングを、山と山の間に嵌めたの
で、腹同士の張り付きを防止することができ、蛇腹の初
期形状を良好に保つことができる。この結果、蛇腹の貼
り付きに伴なう作業中断が無くなり、作業能率が一段と
高まる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワークを吊り上げる
蛇腹型吸着パットに関する。
蛇腹型吸着パットに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを吊り上げる手段の1つに真空作
用を利用した真空吸着パットがあり、真空吸着パットの
うちの1つに蛇腹型真空吸着パット(以下「蛇腹型吸着
パット」又は「吸着パット」と略記する。)があり、こ
の技術に関して、特開平5−337868号公報「真
空吸着パット」や実開平7−23743号公報「吸着
カップ」などが知られている。
用を利用した真空吸着パットがあり、真空吸着パットの
うちの1つに蛇腹型真空吸着パット(以下「蛇腹型吸着
パット」又は「吸着パット」と略記する。)があり、こ
の技術に関して、特開平5−337868号公報「真
空吸着パット」や実開平7−23743号公報「吸着
カップ」などが知られている。
【0003】上記は、同公報の図1(a)に示される
固定ブロック4に複数の吸着パット1・・・(・・・は複数個
を示す。以下同様。)を取付け、吸着パット1に真空吸
引管2及び真空吸引チューブ3を連結した吊り具を用い
て、図1(b)の様にリードフレーム5を吸着パット1
・・・で吸着し、吊り上げるというものである。上記に
は、吸着パットの代表例が記載されており、同公報の図
3に示される通り、吸着カップ31は軸方向に伸縮自在
な蛇腹である。
固定ブロック4に複数の吸着パット1・・・(・・・は複数個
を示す。以下同様。)を取付け、吸着パット1に真空吸
引管2及び真空吸引チューブ3を連結した吊り具を用い
て、図1(b)の様にリードフレーム5を吸着パット1
・・・で吸着し、吊り上げるというものである。上記に
は、吸着パットの代表例が記載されており、同公報の図
3に示される通り、吸着カップ31は軸方向に伸縮自在
な蛇腹である。
【0004】図6(a)〜(c)は従来の蛇腹型吸着パ
ットの作用説明図である。(a)において、吸着パット
100は、例えば蛇腹101を吸引管兼支持材102に
ホースクランプ103で固定した構造のもので、更に蛇
腹101は、2つの山105・・・と、2つの谷106・・・
と、前記山105・・・から谷106・・・へ延びる腹107
・・・と、先端(下端)の当て面108とからなる。この
様な吸着パット101を、ワーク110へ下げ、当て面
108が接触した頃に蛇腹101内部を負圧にすべく、
吸引管兼支持材102で真空引きする。
ットの作用説明図である。(a)において、吸着パット
100は、例えば蛇腹101を吸引管兼支持材102に
ホースクランプ103で固定した構造のもので、更に蛇
腹101は、2つの山105・・・と、2つの谷106・・・
と、前記山105・・・から谷106・・・へ延びる腹107
・・・と、先端(下端)の当て面108とからなる。この
様な吸着パット101を、ワーク110へ下げ、当て面
108が接触した頃に蛇腹101内部を負圧にすべく、
吸引管兼支持材102で真空引きする。
【0005】(b)は吸着状態を示し、ワーク110が
真空で引かれることにより上昇し、この結果、蛇腹10
1は密着状態になる。即ち、腹107,107同士が密
着する。この状態でワーク110を移動し、所定位置に
達したら蛇腹101内部を大気圧に戻す。すると、ワー
ク110から吸着パット100を離すことができる。す
なわち、(a)の状態に戻る。この様に(a)と(b)
とを繰り返すことでワーク110の運搬を実行する。
真空で引かれることにより上昇し、この結果、蛇腹10
1は密着状態になる。即ち、腹107,107同士が密
着する。この状態でワーク110を移動し、所定位置に
達したら蛇腹101内部を大気圧に戻す。すると、ワー
ク110から吸着パット100を離すことができる。す
なわち、(a)の状態に戻る。この様に(a)と(b)
とを繰り返すことでワーク110の運搬を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、梅雨時には
上記(a)の腹107に薄い水膜ができる。この水膜が
接着剤となって、上記(b)の際に腹107,107同
士が貼り付くことがある。図6(c)はその一例を示
し、局部的に貼り付きが起こると、蛇腹101は「くの
字」に変形し、当て面108がワーク110に対して角
度θだけ傾斜する。この角度θが大きくなるとなかなか
吸着することができない。この類の作業機では、ごく少
ない作業員で作業を実施するため、多くの場合、ワーク
110を吊り上げたときにワーク110が蛇腹101か
ら離れていることで、吸着不良が発覚する。そこで、ワ
ーク110を一旦下ろし、蛇腹101を解きほぐすなど
する。そのため、作業性が著しく低下する。そこで、本
発明の目的は貼り付きの心配が無い蛇腹型吸着パットを
提供することにある。
上記(a)の腹107に薄い水膜ができる。この水膜が
接着剤となって、上記(b)の際に腹107,107同
士が貼り付くことがある。図6(c)はその一例を示
し、局部的に貼り付きが起こると、蛇腹101は「くの
字」に変形し、当て面108がワーク110に対して角
度θだけ傾斜する。この角度θが大きくなるとなかなか
吸着することができない。この類の作業機では、ごく少
ない作業員で作業を実施するため、多くの場合、ワーク
110を吊り上げたときにワーク110が蛇腹101か
ら離れていることで、吸着不良が発覚する。そこで、ワ
ーク110を一旦下ろし、蛇腹101を解きほぐすなど
する。そのため、作業性が著しく低下する。そこで、本
発明の目的は貼り付きの心配が無い蛇腹型吸着パットを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、山と谷とを連続させた蛇腹の一端をワー
クに当て、蛇腹内部を負圧にすることによりワークを吸
着する形式の蛇腹型吸着パットにおいて、山と谷との間
を腹としたときに、対向する腹と腹が貼り付くことを防
止するセパレートリングを、山と山の間に嵌めたことを
特徴とする。セパレートリングで腹同士の張り付きを防
止する。蛇腹の初期形状を良好に保つことができる。
に請求項1は、山と谷とを連続させた蛇腹の一端をワー
クに当て、蛇腹内部を負圧にすることによりワークを吸
着する形式の蛇腹型吸着パットにおいて、山と谷との間
を腹としたときに、対向する腹と腹が貼り付くことを防
止するセパレートリングを、山と山の間に嵌めたことを
特徴とする。セパレートリングで腹同士の張り付きを防
止する。蛇腹の初期形状を良好に保つことができる。
【0008】請求項2は、セパレートリングのリング径
を、自由長さで蛇腹の谷径より小さく且つ蛇腹の山の径
を超えるまで拡径可能な弾性体としたことを特徴とす
る。セパレートリングを簡単に蛇腹に嵌めることができ
る。セパレートリングが消耗したときに代品と容易に交
換することができる。また、弾性体であって自由長さが
谷径より小さいので、谷を常に締付けることとなり、こ
の締付け作用により、谷の楕円化を防止し、蛇腹の蛇行
化を防止することができる。
を、自由長さで蛇腹の谷径より小さく且つ蛇腹の山の径
を超えるまで拡径可能な弾性体としたことを特徴とす
る。セパレートリングを簡単に蛇腹に嵌めることができ
る。セパレートリングが消耗したときに代品と容易に交
換することができる。また、弾性体であって自由長さが
谷径より小さいので、谷を常に締付けることとなり、こ
の締付け作用により、谷の楕円化を防止し、蛇腹の蛇行
化を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る蛇腹型吸着
パットの断面図であり、蛇腹型吸着パット1は、山2・・
・と谷3・・・とを腹4・・・を介して連続させた蛇腹5に、
セパレートリング10,10を嵌めたことを特徴とす
る。6は当て面である。
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る蛇腹型吸着
パットの断面図であり、蛇腹型吸着パット1は、山2・・
・と谷3・・・とを腹4・・・を介して連続させた蛇腹5に、
セパレートリング10,10を嵌めたことを特徴とす
る。6は当て面である。
【0010】蛇腹5は、合成ゴム又は樹脂製品である。
また、セパレートリング10は想像線で示す通りに山2
を超えるまで拡径可能で且つ実線で示す通りに谷3を締
付ける程度に、リング径D1の自由長さが小径である弾
性体であり、具体的にはゴム、合成ゴム、軟質樹脂、超
弾性合金、ワイヤスプリングで構成する。ワイヤスプリ
ングはオイルシールなどの締付けばねに採用されるもの
で、細いばね鋼を螺旋状に巻いたものをリングにしたも
のである。
また、セパレートリング10は想像線で示す通りに山2
を超えるまで拡径可能で且つ実線で示す通りに谷3を締
付ける程度に、リング径D1の自由長さが小径である弾
性体であり、具体的にはゴム、合成ゴム、軟質樹脂、超
弾性合金、ワイヤスプリングで構成する。ワイヤスプリ
ングはオイルシールなどの締付けばねに採用されるもの
で、細いばね鋼を螺旋状に巻いたものをリングにしたも
のである。
【0011】ただし、セパレートリング10は太過ぎる
と蛇腹本来の可撓性を損う。セパレートリング10の線
径をd1、リング径をD1と定義し、また伸張時での蛇
腹5の谷3の径をd2としたときにd1は、1/4・d
2≦線径d1≦3/4・d2とすることが望ましい。線
径d1が3/4・d2を超えると蛇腹の可撓性が不十分
となるので好ましくない。線径d1が1/4・d2未満
であるとセパレート作用が不足する虞れがあるからであ
る。
と蛇腹本来の可撓性を損う。セパレートリング10の線
径をd1、リング径をD1と定義し、また伸張時での蛇
腹5の谷3の径をd2としたときにd1は、1/4・d
2≦線径d1≦3/4・d2とすることが望ましい。線
径d1が3/4・d2を超えると蛇腹の可撓性が不十分
となるので好ましくない。線径d1が1/4・d2未満
であるとセパレート作用が不足する虞れがあるからであ
る。
【0012】図2は本発明の蛇腹型吸着パットの作用図
であり、当て面6をワーク12に当て、蛇腹5内を吸引
管兼支持材14を介して図示せぬ真空排気機構で負圧に
すると、ワーク12が吸引管兼支持材14に近づき(図
では上昇し)、結果として蛇腹5が圧縮状態になる。し
かし、セパレートリング10・・・の作用で、腹4と腹4
との間に常に隙間が存在するため、腹4,4同士が貼り
付く心配はない。
であり、当て面6をワーク12に当て、蛇腹5内を吸引
管兼支持材14を介して図示せぬ真空排気機構で負圧に
すると、ワーク12が吸引管兼支持材14に近づき(図
では上昇し)、結果として蛇腹5が圧縮状態になる。し
かし、セパレートリング10・・・の作用で、腹4と腹4
との間に常に隙間が存在するため、腹4,4同士が貼り
付く心配はない。
【0013】図3(a)〜(c)は本発明品と従来品の
比較図である。(a)は本発明に係る蛇腹5の平断面図
であり、谷3にセパレートリング10を弾性的に嵌合し
たことを示す。セパレートリング10の締付け作用によ
り、谷3は正円になろうとするため、蛇腹5が形崩れす
る心配はない。(b)はセパレートリングを備えない従
来の蛇腹101の平面図であり、ある程度の期間若しく
は回数使用すると、谷106が楕円化することを示す。
(c)はセパレートリングを備えない従来の蛇腹101
の縦断面図であり、谷106が楕円化すると、図の様に
蛇腹101は「くの字」に蛇行化し、元に戻りにくくな
る。蛇腹101が蛇行化すると、正しい吸着作業が困難
となる。この点、弾性体で構成したセパレートリング1
0で谷3を締付ける(a)では、蛇行の心配がないため
正しい吸着作業を継続することができる。
比較図である。(a)は本発明に係る蛇腹5の平断面図
であり、谷3にセパレートリング10を弾性的に嵌合し
たことを示す。セパレートリング10の締付け作用によ
り、谷3は正円になろうとするため、蛇腹5が形崩れす
る心配はない。(b)はセパレートリングを備えない従
来の蛇腹101の平面図であり、ある程度の期間若しく
は回数使用すると、谷106が楕円化することを示す。
(c)はセパレートリングを備えない従来の蛇腹101
の縦断面図であり、谷106が楕円化すると、図の様に
蛇腹101は「くの字」に蛇行化し、元に戻りにくくな
る。蛇腹101が蛇行化すると、正しい吸着作業が困難
となる。この点、弾性体で構成したセパレートリング1
0で谷3を締付ける(a)では、蛇行の心配がないため
正しい吸着作業を継続することができる。
【0014】図4は本発明に係る蛇腹型吸着パットの別
実施例図であり、この蛇腹型吸着パット20は、U断面
のセパレートリング21,21を嵌めたことを特徴とす
る。U断面であるから、蛇腹5の谷3にフィットするた
め、谷3に過大な応力が発生する心配が無く、蛇腹5の
寿命を延ばすことができる。
実施例図であり、この蛇腹型吸着パット20は、U断面
のセパレートリング21,21を嵌めたことを特徴とす
る。U断面であるから、蛇腹5の谷3にフィットするた
め、谷3に過大な応力が発生する心配が無く、蛇腹5の
寿命を延ばすことができる。
【0015】図5(a),(b)は本発明に係る蛇腹型
吸着パットの更なる別実施例図である。(a)はセパレ
ートリング31の詳細を示し、この例ではセパレートリ
ング31は平板リングであり、端部32,32同士を重
ねて接着するタイプとした。(b)はセパレートリング
31,31を取付けた後の蛇腹型吸着パット30を示
す。このセパレートリング31は適当なプレートを打ち
抜いたり、挟みで切ることで容易に製造することがで
き、接着剤も市販品で差支えない。従って、蛇腹型吸着
パット30は安く製造することができる。セパレートリ
ング31は、ゴム、樹脂、布、繊維、紙、金属のいづれ
でもよい。
吸着パットの更なる別実施例図である。(a)はセパレ
ートリング31の詳細を示し、この例ではセパレートリ
ング31は平板リングであり、端部32,32同士を重
ねて接着するタイプとした。(b)はセパレートリング
31,31を取付けた後の蛇腹型吸着パット30を示
す。このセパレートリング31は適当なプレートを打ち
抜いたり、挟みで切ることで容易に製造することがで
き、接着剤も市販品で差支えない。従って、蛇腹型吸着
パット30は安く製造することができる。セパレートリ
ング31は、ゴム、樹脂、布、繊維、紙、金属のいづれ
でもよい。
【0016】従って、請求項1ではセパレートリング
は、材質、弾性の有無、形状は任意である。なお、蛇腹
5内は真空引きする際に水分も吸引されるので、乾燥し
ており、貼り付きの発生する心配はない。そこで、本発
明ではセパレートリング10・・・を蛇腹5の外にのみ取
付けた。蛇腹5の外に取付けたので、セパレートリング
10の交換、点検が容易である。
は、材質、弾性の有無、形状は任意である。なお、蛇腹
5内は真空引きする際に水分も吸引されるので、乾燥し
ており、貼り付きの発生する心配はない。そこで、本発
明ではセパレートリング10・・・を蛇腹5の外にのみ取
付けた。蛇腹5の外に取付けたので、セパレートリング
10の交換、点検が容易である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、山と谷とを連続させた蛇腹の一端
をワークに当て、蛇腹内部を負圧にすることによりワー
クを吸着する形式の蛇腹型吸着パットにおいて、山と谷
との間を腹としたときに、対向する腹と腹が貼り付くこ
とを防止するセパレートリングを、山と山の間に嵌めた
ので、腹同士の張り付きを防止することができ、蛇腹の
初期形状を良好に保つことができる。この結果、蛇腹の
貼り付きに伴なう作業中断が無くなり、作業能率が一段
と高まる。
する。請求項1では、山と谷とを連続させた蛇腹の一端
をワークに当て、蛇腹内部を負圧にすることによりワー
クを吸着する形式の蛇腹型吸着パットにおいて、山と谷
との間を腹としたときに、対向する腹と腹が貼り付くこ
とを防止するセパレートリングを、山と山の間に嵌めた
ので、腹同士の張り付きを防止することができ、蛇腹の
初期形状を良好に保つことができる。この結果、蛇腹の
貼り付きに伴なう作業中断が無くなり、作業能率が一段
と高まる。
【0018】請求項2は、セパレートリングのリング径
を、自由長さで蛇腹の谷径より小さく且つ蛇腹の山の径
を超えるまで拡径可能な弾性体としたことを特徴とす
る。セパレートリングを簡単に蛇腹に嵌めることができ
る。セパレートリングが消耗したときに代品と容易に交
換することができる。また、弾性体であって自由長さが
谷径より小さいので、谷を常に締付けることとなり、こ
の締付け作用により、谷の楕円化を防止し、蛇腹の蛇行
化を防止することができる。
を、自由長さで蛇腹の谷径より小さく且つ蛇腹の山の径
を超えるまで拡径可能な弾性体としたことを特徴とす
る。セパレートリングを簡単に蛇腹に嵌めることができ
る。セパレートリングが消耗したときに代品と容易に交
換することができる。また、弾性体であって自由長さが
谷径より小さいので、谷を常に締付けることとなり、こ
の締付け作用により、谷の楕円化を防止し、蛇腹の蛇行
化を防止することができる。
【図1】本発明に係る蛇腹型吸着パットの断面図
【図2】本発明の蛇腹型吸着パットの作用図
【図3】本発明品と従来品の比較図
【図4】本発明に係る蛇腹型吸着パットの別実施例図
【図5】本発明に係る蛇腹型吸着パットの更なる別実施
例図
例図
【図6】従来の蛇腹型吸着パットの作用説明図
1,20,30…蛇腹型吸着パット、2…山、3…谷、
4…腹、5…蛇腹、6…当て面、10,21,31…セ
パレートリング、12…ワーク、14…吸引管兼支持
材、D1…セパレートリングのリング径、d1…セパレ
ートリングの線径、d2…蛇腹の谷の径。
4…腹、5…蛇腹、6…当て面、10,21,31…セ
パレートリング、12…ワーク、14…吸引管兼支持
材、D1…セパレートリングのリング径、d1…セパレ
ートリングの線径、d2…蛇腹の谷の径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷内 政太郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本 田技研工業株式会社埼玉製作所内 (72)発明者 土井 和広 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本 田技研工業株式会社埼玉製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 山と谷とを連続させた蛇腹の一端をワー
クに当て、蛇腹内部を負圧にすることによりワークを吸
着する形式の蛇腹型吸着パットにおいて、前記山と谷と
の間を腹としたときに、対向する腹と腹が貼り付くこと
を防止するセパレートリングを、前記山と山の間に嵌め
たことを特徴とする蛇腹型吸着パット。 - 【請求項2】 前記セパレートリングは、リング径が、
自由長さで蛇腹の谷径より小さく且つ蛇腹の山の径を超
えるまで拡径可能な弾性体としたことを特徴とする請求
項1記載の蛇腹型吸着パット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562098A JPH11207679A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 蛇腹型吸着パット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562098A JPH11207679A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 蛇腹型吸着パット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207679A true JPH11207679A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11893763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1562098A Pending JPH11207679A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 蛇腹型吸着パット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207679A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002046090A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-12 | Smc Corp | 吸着用パッド |
JP2018051757A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | トルンプ ヴェルクツォイクマシーネ ゲーエムベーハー+シーオー.ケージー | 少なくとも工作物のハンドリングのためのツール及び方法 |
KR101952661B1 (ko) * | 2018-07-21 | 2019-02-27 | 남범우 | 흡착식 카드 포착 장치 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP1562098A patent/JPH11207679A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002046090A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-12 | Smc Corp | 吸着用パッド |
JP4547649B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2010-09-22 | Smc株式会社 | 吸着用パッド |
JP2018051757A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | トルンプ ヴェルクツォイクマシーネ ゲーエムベーハー+シーオー.ケージー | 少なくとも工作物のハンドリングのためのツール及び方法 |
KR101952661B1 (ko) * | 2018-07-21 | 2019-02-27 | 남범우 | 흡착식 카드 포착 장치 |
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