JPH11206813A - 寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助具 - Google Patents

寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助具

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JPH11206813A
JPH11206813A JP10025101A JP2510198A JPH11206813A JP H11206813 A JPH11206813 A JP H11206813A JP 10025101 A JP10025101 A JP 10025101A JP 2510198 A JP2510198 A JP 2510198A JP H11206813 A JPH11206813 A JP H11206813A
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JP
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rail
plate
bed
wheelchair
moving
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JP10025101A
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Shizuko Murase
静子 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝たきり老人等の患者をベットから車椅子等
へ一時的に移動させる場合において、介護者の労働、特
に腰痛から解放させること。 【解決手段】 ベットと車椅子等間に架設されるレール
板10と、該レール板10上を移動する台車20と、該
台車20上に装着されて被移動者である患者が腰掛ける
台座40とを備え、一人の介護者によってベットに横向
きに寝かされた患者の腰部に台座40を当て、仰向けの
状態で少し患者の上半身を起こしながら台座40に腰掛
けさせ、台座40と固定の台車20をその自由回転体2
2と自由案内車31との転動によりレール板10上を移
動させて患者を車椅子等に移動させ、患者を前にかがま
せながら台座40より降ろして車椅子等に座らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきり老人や長
期入院の病人、身体障害者等をベットや病臥ベットから
主に車椅子に座らせるために一時的に移動させる補助具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、寝たきり老人や長期入院の病人、
身体障害者等の患者が増加し、これら患者が寝たきりの
状態では、体の機能を悪化させるとともに痴呆につなが
る等、精神的な面にも悪影響を及ぼしている。そこで、
起きていることによって脳の衰えを抑制するとともに、
起きて昼と夜との生活にメリハリをつけるため、ベット
から離れて椅子に腰掛けた生活や、車椅子での外出によ
る精神的な刺激が必要となり、また、腰掛けることによ
って上半身の筋力の維持や肺活量を大きく保ち、体力や
気力の衰えを防ぐことが必要になる。そのため、従来に
おいては、ベットから車椅子等への患者の移動は、介護
者が患者を抱き抱えて持ち上げて移動させているのが一
般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな患者を抱き抱え持ち上げての作業では、患者に苦痛
を与えるばかりか、介護者にとっても、患者の体や腰が
弱く、重い、動かない等で移動困難となり、また、介護
者の無理な姿勢が疲労や腰痛を引き起こす危険性が非常
に高く、また、高齢者が高齢者を介護する今日、慢性的
な腰痛が絶えず介護者を悩ませおり、このような状況の
中で繰り返しの移動が重労働であって、介護者の腰痛は
深刻になっている。
【0004】本発明は、このような現況に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、患者を安全にして、
かつ快適に移動させることができるとともに、介護者に
とっても楽な作業姿勢であるために最小の労力で行なう
ことができ、また、円滑に移動できるために、介護者の
腰痛防止に役立ち、簡単で効率良く家庭等での介護者の
負担を軽減し得て、安全で円滑に一人で介護ができ得る
寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動
用補助具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、寝たきり老人や障害者等をベットから主
として車椅子に移動させるための補助具であって、ベッ
トと主としての車椅子間に架設されるレール板と、該レ
ール板上を移動する台車と、該台車上に装着され、かつ
寝たきり老人等の被移動者が腰掛ける台座とを備え、前
記レール板は、レール基板部と、該レール基板部の中央
長手方向に凸設のレール頭部と、レール基板部の始端お
よび終端に設けられたストッパーとを有し、前記台車
は、台板と、該台板の下面側の四隅部にそれぞれ回転自
在に軸支され、かつ前記レール板におけるレール基板部
上を転動する自由回転体と、該左右一対の自由回転体間
にして、かつ台車移動方向の左右両側に相対向して水平
回転自在に軸支され、台車移動時において前記レール板
におけるレール頭部の両側面に接しながら転動する自由
案内車とを有し、前記台座は、前記台車における台板上
に固着された下側固定座板と、該下側固定座板に対し自
由回転可能に軸支された上側回転座板とを有する構成を
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照し、その作用と共に説明する。図1は本発明に係
る移動用補助具の一例での一部省略の平面図で、本移動
用補助具は、レール板と台車および台座とを備えてい
る。
【0007】レール板10は、所要の幅と長さを有する
金属製または強靱な硬質樹脂製であって、平板状のレー
ル基板部11と、該レール基板部11上の中央長手方向
に一体または別体に凸設のレール頭部12を有し、更に
レール基板部11の始端と終端には、後述する台車のス
トッパー13、14が起立状に設けられている。また、
レール基板部11上には、その全面または部分面に亘っ
てゴム等の制御板15が添着され、該制御板15によっ
て後述する台車における自由回転体の転動が制御される
ようになっている。
【0008】なお、レール板10は、本実施例において
はわん曲状に形成されているが、これは図10に示され
ているように、ベット100からの患者を移動する場所
が肘掛け部102を有する車椅子101である場合にお
いて、肘掛け部102につかえないようにして車椅子1
01に移動可能とするためである。したがって、移動す
べき場所が肘掛け部のない単なる椅子等である場合に
は、直線状レールであってもよいことは勿論である。
【0009】レール板10上を移動して患者を移動させ
る台車20は、方形状の台板21と、該台板21の下面
側にそれぞれ配置の四つの自由回転体と四つの自由案内
車とを有している。
【0010】自由回転体22は、下面四隅部にそれぞれ
回転自在に軸支され、該自由回転体22はローラ体であ
ってもよいが、本実施例では、公知の自在キャスターが
用いられている。更に説明すると、これらを代表するも
のとして、図6に示されているように、取着板23の下
面側に固定の固定縦軸24の下端にベアリング25を介
して枢支金具26が回転自在に枢支されるとともに、該
枢支金具26の両側支持部27、27間の下方には、横
支軸28を介して回転輪29が回転自在に軸支されて構
成されている。そして、これら自由回転体22は、台板
21の四隅部に開口の開口部30を介し、かつ取着板2
3が台板21上にボルト止め等の手段により固着される
ことによって配置され、レール板10におけるレール基
板部11の制御板15上を転動するようになっている。
【0011】四つの自由案内車31は、図5に示されて
いるように、左右一対の自由回転体22、22間にし
て、かつ台車20の移動方向の左右両側に相対向して水
平回転自在に軸支されている。更に説明すると、自由案
内車31は、図5および図7に示されているように、切
欠き部33を有する断面L形の取着板32の内側に、水
平にして断面略コ字形の枢支金具34が固着されるとと
もに、該枢支金具34の上下一対の支持部35、35間
には、縦支軸36を介して回転輪37が回転自在に軸支
されて構成されている。そして、これら自由案内車31
は、その取着板32が台板21の下面にボルト止め等に
より固着されることによって配置され、これら回転輪3
7が台車20の移動時においてレール板10のレール頭
部1の両側面に接しながら転動し、自由回転体22にお
ける回転輪29の転動と相俟って台車移動が円滑にし
て、かつ安全になし得るようになっている。
【0012】台車20上に装着され、寝たきり老人等の
被移動者が腰掛ける台座40は、好ましくは、強靱な硬
質樹脂製の円盤状であって、図8および図9に示されて
いるように、台車20における台板21上に固着された
下側の固定座板41と、該座板41に対し自由回転可能
に軸支された上側の回転座板42を有している。更に、
固定座板41は、その底面部43よりも一段高い外周縁
部44を有するとともに、底面部43の中央部位には嵌
合筒状部45を有し、更に、外周縁部44のやや内側に
おける底面部43と嵌合筒状部45のやや外側における
底面部43には、同心状の凹周溝部46、47を有して
いる。一方、上側の回転座板42は、外周縁部44と対
応する外周縁部48と、凹周溝部46、47にそれぞれ
対応する凹周溝部49、50および嵌合筒状部45内に
嵌合の中心支軸部51を有し、更に、同心状凹周溝部4
9、50には、等間隔で複数のベアリング52が、それ
ぞれ抜け止め板53を介して回転自在に配置されてい
る。
【0013】なお、ベアリング52と抜け止め板53
は、それらのものを代表するものとして、図9に示され
ており、他の個所にあるそれらは単に略図的に一部を省
略して図8に鎖線であらわされている。更に、回転座板
42の上面には、患者が腰掛ける時の違和感を軽減する
ためのクッション部材54が添着されている。
【0014】そして、回転座板42は、その中心軸部5
1が嵌合筒状部45内に回転自在として嵌め込まれると
ともに、嵌合筒状部45の外側に嵌着の止め環55によ
って抜け出ることがなく、かつ同心状凹周溝部46、4
7に沿いながら自由回転する内外複数のベアリング52
により回転自在として固定座板41に軸支されている。
なお、上側座板42が回転自在に構成されているのは、
患者の体のバランスが良好に保たれるようにとの考慮か
らである。
【0015】このように構成された本移動用補助具は、
患者をベットから主として車椅子に移動さる場合には、
介護者が患者をベットで横向きに寝かせて本補助具を図
10に示されているように、ベット100と車椅子10
1に架設し、台車20をレール板10の始端部に移動さ
せて台座40を患者の腰部に当て、次いで、仰向きの状
態にして患者の上半身を少し起こしながら患者を台座4
0に腰掛けさせる。次いで、介護者の介添えによりレー
ル板10に沿いながら台車20を車椅子101へと移動
させれば、台車20は、四つの自由回転体22と四つの
自由案内車31とによって円滑にして、かつ制御板15
と回転座板42とにより安全に、患者は曲線状のレール
板10により車椅子101の肘掛け102につかえるこ
となく楽に車椅子101に移動するので、移動後患者を
前にかがませながら本補助具を取り外せばよい。
【0016】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、寝たきり老
人や長期入院患者、身体障害者等をベットから主として
車椅子等へ安全にして、かつ患者に苦痛を与えることな
く快適に移動でき、介護者に対しても楽な作業姿勢で、
最小の労力で行なうことができる。また、円滑に移動が
できるので、介護者の腰痛防止に役立ち、簡単で効率良
く家庭等での介護者の負担を軽減し得て安全で円滑に一
人で介護を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動用補助具の一例での一部省略
の平面図である。
【図2】レール板の一部省略の平面図である。
【図3】図2の部分的拡大縦断面図である。
【図4】図2の部分的拡大横断面図である。
【図5】台車の一部省略の底面図である。
【図6】自由回転体の一例を示す拡大断面図である。
【図7】自由案内車の一例を示す拡大断面図である。
【図8】台座の一部切欠の概略平面図である。
【図9】台座の要部を示す一部省略の拡大断面図であ
る。
【図10】使用状態の一例での概略説明図である。
【符号の説明】
10 レール板 11 レール基板部 12 レール頭部 13、14 ストッパー 15 制御板 20 台車 21 台板 22 自由回転体 31 自由案内車 40 台座 41 固定座板 42 回転座板 54 クッション部材 100 ベット 101 車椅子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝たきり老人や障害者等をベットから主
    として車椅子に移動させるための補助具であって、 ベットと主としての車椅子間に架設されるレール板と、 該レール板上を移動する台車と、 該台車上に装着され、かつ寝たきり老人等の被移動者が
    腰掛ける台座とを備え、 前記レール板は、レール基板部と、該レール基板部の中
    央長手方向に凸設のレール頭部と、レール基板部の始端
    および終端に設けられたストッパーとを有し、 前記台車は、台板と、該台板の下面側の四隅部にそれぞ
    れ回転自在に軸支され、かつ前記レール板におけるレー
    ル基板部上を転動する自由回転体と、該左右一対の自由
    回転体間にして、かつ台車移動方向の左右両側に相対向
    して水平回転自在に軸支され、台車移動時において前記
    レール板におけるレール頭部の両側面に接しながら転動
    する自由案内車とを有し、 前記台座は、前記台車における台板上に固着された下側
    固定座板と、該下側固定座板に対し自由回転可能に軸支
    された上側回転座板とを有する構成を特徴とする寝たき
    り老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助
    具。
  2. 【請求項2】 前記レール板におけるレール基板部上
    に、前記台車における自由回転体の転動が制御されるゴ
    ム等の制御板が添着されてなる請求項1の寝たきり老人
    等のベットから主としての車椅子への移動用補助具。
  3. 【請求項3】 前記台座における上側回転座板上にクッ
    ション部材が添着されてなる請求項1の寝たきり老人等
    のベットから主としての車椅子への移動用補助具。
JP10025101A 1998-01-22 1998-01-22 寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助具 Pending JPH11206813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10025101A JPH11206813A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助具

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JP10025101A JPH11206813A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助具

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JPH11206813A true JPH11206813A (ja) 1999-08-03

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ID=12156543

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JP10025101A Pending JPH11206813A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 寝たきり老人等のベットから主としての車椅子への移動用補助具

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JP (1) JPH11206813A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142408A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Plowship Co Ltd 移乗補助装置
KR102141334B1 (ko) * 2020-04-17 2020-08-04 서정현 환자 이동 보조기구

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