JPH11205401A - 直交変調器 - Google Patents

直交変調器

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JPH11205401A
JPH11205401A JP10004504A JP450498A JPH11205401A JP H11205401 A JPH11205401 A JP H11205401A JP 10004504 A JP10004504 A JP 10004504A JP 450498 A JP450498 A JP 450498A JP H11205401 A JPH11205401 A JP H11205401A
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JP
Japan
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signal
modulation
circuit
input terminal
carrier
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JP10004504A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Matsui
浩明 松井
Kazuaki Hori
和明 堀
Takefumi Endo
武文 遠藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交変調器の出力信号の変調精度を改善する
と共に、IC化したときの素子ばらつきの影響を低減し
歩留まりを向上すること。 【解決手段】 直交変調器において、回路を構成する素
子のばらつきによって生じるオフセット電圧や、直交変
調器出力における不要な信号等を検出し、これを基にバ
イアスを自動調整するバイアス補正回路を備えた。これ
により直交変調器出力における搬送波周波数の高調波成
分等の不要な信号を抑圧が可能となり、変調精度を改善
することができるようになる。また、IC化した場合に
は、トランジスタの各パラメータ等のばらつきにより発
生するオフセット電圧を補正することで、IC個別の変
調精度ばらつきを抑えられるため、歩留まり向上を図る
ことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交変調(または
I、Q変調)等に用いられる直交変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】図9を用いて、従来の直交変調器30を
説明する。図9は、従来の直交変調器30の構成の一例
を説明するブロック図である。直交変調器30は、直交
変調信号611と搬送波信号511の掛け算を行う掛け
算回路301および直交変調信号612と搬送波信号5
12の掛け算を行う掛け算回路302と、掛け算回路3
02および掛け算回路301の出力を加算して変調信号
304を出力する加算回路303で構成される。
【0003】直交変調器30には、ベースバンド部61
から出力される直交変調信号611,612と、局部発
信回路41の出力信号を基準として出力される搬送波信
号を移相した搬送波信号511,512が入力される。
【0004】ベースバンド部61から出力される直交変
調信号611と、局部発振回路41の出力信号を基準と
して90度移相回路51から出力される搬送波信号51
1は、掛け算回路301で周波数変換される。前記直交
変調信号611と90度の位相差を有するベースバンド
部61から出力される直交変調信号612と、搬送波信
号511と90度の位相差を有する搬送波信号512
は、掛け算回路302でそれぞれ周波数変換される。
【0005】掛け算回路301の出力と掛け算回路30
2の出力を加算回路303に入力して加算し、出力変調
信号304を得る。
【0006】直交変調器出力信号304の変調精度を改
善することを目的として、直交変調信号611は、入力
DCバイアス調整回路311,312を介して直交変調
器30の変調入力端子に入力され、直交変調信号612
は、入力DCバイアス調整回路313,314を介して
直交変調器30の変調入力端子に入力される。
【0007】ここで、直交変調信号611は、I信号
(fbb(I))およびI信号と逆相のIbar信号(fbb(I
bar))として直交変調器30の変調入力端子から入力さ
れ、直交変調信号612は、Q信号(fbb(Q))および
Q信号と逆相のQbar信号(fbb(Qbar))として直交変
調器30の変調入力端子から入力される。
【0008】搬送波信号511を90度と270度の位
相関係で、搬送波信号512を0度と180度の位相関
係で、直交変調器30の搬送波入力端子325,32
6,327,328から入力した場合の従来の直交変調
器30の回路の一例を図10を用いて説明する。直交変
調器30の変調入力端子321,322,323,32
4から、直交変調信号fbb(I)を正弦波sinωbbt、
直交変調信号fbb(Ibar)をsin(ωbbt+π/
2)、直交変調信号fbb(Q)をcosωbbt、直交変調
信号fbb(Qbar)を余弦波cos(ωbbt+π/2)の
位相関係で、搬送波入力端子325,326,327,
328から、搬送波信号fc(90度)を余弦波cosωc
t、搬送波信号fc(270度)を余弦波cos(ωct+
π/2)、搬送波信号fc(0度)を正弦波sinωct、
搬送波信号fc(180度)を正弦波sin(ωct+π/
2)の位相関係で入力した場合、理想的な回路であれば
直交変調器出力端子329、330より出力される変調
信号fmodは(fc±fbb)の周波数成分のみで、搬送波周
波数fcの高調波成分(2×fc、3×fc、4×fc、・
・・、n×fc)の信号は発生しない。
【0009】しかし、実際には、掛け算回路301およ
び掛け算器302を構成するトランジスタのベース−エ
ミッタ間電圧VBE、ハイブリッドパラメータhfe等各パ
ラメータにばらつきがあることから、トランジスタQ3
1およびトランジスタQ32で構成される差動対およ
び、トランジスタQ33およびトランジスタQ34で構
成される差動対には数百μVから数十mVの入力オフセ
ット電圧が生じ、変調信号fmodは搬送波周波数fcの高
調波成分を持つようになり、変調精度が劣化する。
【0010】したがって、直交変調器30の出力変調信
号fmodの変調精度を改善するために、直交変調器30
の入力DCバイアスを調整回路311、312、31
3、314等を用いて調整していた。この入力DCバイ
アス調整回路は例えば半固定抵抗器等で構成していた。
【0011】上述したように、従来の直交変調器では、
入力DCバイアスを調整する際、直交変調器の出力にお
いて安定した変調精度を得るには入力DCバイアスを数
百μVから数十mVの範囲で調整する必要があり、手作
業で微調整を行っていた。さらに、この入力DCバイア
スの調整値は、各直交変調器により異なるため、バイア
ス調整に時間を要していた。また、IC化した場合に
も、トランジスタのベース−エミッタ間電圧VBE、ハイ
ブリッドパラメータhfe等各パラメータのばらつきの影
響によりオフセット電圧が生じ、直交変調器出力に不要
な周波数成分が発生する。これは、言い換えればIC個
々の変調精度がばらつくことであり、歩留まり劣化の主
要因となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑み、変調器出力における搬送波周波数の高調波成分等
の不要な信号を抑圧することが可能となり、安定した出
力変調信号を得ることができる直交変調器を提供するこ
とを目的とする。
【0013】さらに、本発明は、変調精度のばらつかな
い、歩留まりの劣化のない直交変調器を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の直交変調器では、回路を構成する素子のば
らつきによって生じるオフセット電圧や、直交変調器出
力における不要な周波数成分の信号等を検出し、これを
基にバイアスを自動調整するバイアス補正回路を備え
る。これにより変調器出力における搬送波周波数の高調
波成分等の不要な信号を抑圧することが可能となり、安
定した出力変調信号を得ることができる。
【0015】本発明は、第1の変調入力端子に第1の変
調信号を入力し第2の変調入力端子に前記第1の変調信
号と180度の位相差を有する第2の変調信号を入力
し、第1の搬送波入力端子に第1の搬送波信号を入力し
第2の搬送波入力端子に前記第1の搬送波信号と180
度の位相差を有する第2の搬送波信号を入力し、前記第
1の変調信号および第2の変調信号と前記第1搬送波信
号および第2の搬送波信号の周波数変換を行う第1の掛
け算回路と、第3の変調入力端子に前記第1の変調信号
と90度の位相差を有する第3の変調信号を入力し第4
の変調入力端子に前記第3の変調信号と180度の位相
差を有する第4の変調信号を入力し、第3の搬送波入力
端子に前記第1の搬送波信号と90度の位相差を有する
第3の搬送波信号を入力し第4の搬送波入力端子に前記
第3の搬送波信号と180度の位相差を有する第4の搬
送波信号を入力し、前記第3変調信号および第4の変調
信号と前記第3の搬送波信号および第4の搬送波信号の
周波数変換を行う第2の掛け算回路と、前記第1の掛け
算回路と前記第2の掛け算回路の出力の加算を行う加算
回路を備え、該加算回路の出力から変調信号を出力する
直交変調器において、前記第1の変調入力端子と前記第
2の変調入力端子の直流電圧の差を検出し、前記第1の
変調入力端子および第2の変調入力端子の直流電圧の自
動調整を行う第1の補正回路と、前記第3の変調入力端
子と前記第4の変調入力端子の直流電圧の差を検出し、
前記第3の変調入力端子および第4の変調入力端子の直
流電圧の自動調整を行う第2の補正回路を設けた。
【0016】本発明は、第1の変調入力端子に第1の変
調信号を入力し第2の変調入力端子に前記第1の変調信
号と180度の位相差を有する第2の変調信号を入力
し、第1の搬送波入力端子に第1の搬送波信号を入力し
第2の搬送波入力端子に前記第1の搬送波信号と180
度の位相差を有する第2の搬送波信号を入力し、前記第
1変調信号および第2の変調信号と前記第1の搬送波信
号および第2の搬送波信号の周波数変換を行う第1の掛
け算回路と、第3の変調入力端子に前記第1の変調信号
と90度の位相差を有する第3の変調信号を入力し第4
の変調入力端子に前記第3の変調信号と180度の位相
差を有する第4の変調信号を入力し、第3の搬送波入力
端子に前記第1の搬送波信号と90度の位相差を有する
第3の搬送波信号を入力し第4の搬送波入力端子に前記
第3の搬送波信号と180度の位相差を有する第4の搬
送波信号を入力し、前記第3の変調信号および第4の変
調信号と前記第3の搬送波信号および第4の搬送波信号
の周波数変換を行う第2の掛け算回路と、前記第1の掛
け算回路と前記第2の掛け算回路の出力の加算を行う加
算回路を備え、前記加算回路の出力から変調信号を出力
する直交変調器において、前記加算回路の出力変調信号
の不要周波数信号を検出する検出回路と、該検出回路か
ら出力される第1の制御信号を入力して前記第1の変調
入力端子と前記第2の変調入力端子の直流電圧の自動調
整を行う第1の補正回路と、前記検出回路から出力され
る第2の制御信号を入力して前記第3の変調入力端子と
前記第4の変調入力端子の直流電圧の自動調整を行う第
2の補正回路を設けた。
【0017】本発明は、第1の変調入力端子に第1の変
調信号(I信号)を入力し第1の搬送波入力端子に第1
の搬送波信号を入力し周波数変換を行う第1の掛け算回
路と、第2の変調入力端子に前記第1の変調信号と90
度の位相差を有する第2の変調信号(Q信号)を入力し
第2の搬送波入力端子に前記第1の搬送波信号と90度
の位相差を有する第2の搬送波信号を入力し周波数変換
を行う第2の掛け算回路と、前記第1の掛け算回路と前
記第2の掛け算回路の出力の加算を行う加算回路を備
え、該加算回路の出力から変調信号を出力する直交変調
器において、前記第1の掛け算回路の前記第1の変調入
力端子の直流電圧を検出し、前記第1の変調入力端子の
直流電圧の自動調整を行う第1の補正回路と、前記第2
の掛け算回路の前記第2の変調入力端子の直流電圧を検
出し、前記第2の変調入力端子の自動調整を行う第2の
補正回路を設けた。
【0018】本発明は、第1の変調入力端子に第1の変
調信号(I信号)を入力し第1の搬送波入力端子に第1
の搬送波信号を入力し周波数変換を行う第1の掛け算回
路と、第2の変調入力端子に前記第1の変調信号と90
度の位相差を有する第2の変調信号(Q信号)を入力し
第2の搬送波入力端子に前記第1の搬送波信号と90度
の位相差を有する第2の搬送波信号を入力し周波数変換
を行う第2の掛け算回路と、前記第1の掛け算回路と前
記第2の掛け算回路の出力の加算を行う加算回路を備
え、該加算回路の出力から変調信号を出力する直交変調
器において、前記加算回路の出力変調信号の不要周波数
信号を検出する検出回路と、前記検出回路から出力され
る第1の制御信号を入力して前記第1の変調入力端子の
直流電圧の自動調整を行う第1の補正回路と、前記検出
回路から出力される第2の制御信号を入力して前記第2
の変調入力端子の直流電圧の自動調整を行う第2の補正
回路を設けた。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる直交変調器
の第1の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図
1は、本発明にかかる直交変調器10の回路構成を説明
するブロック図である。図2は、搬送波信号511を、
90度,270度の位相関係で、搬送波信号512を、
0度,180度の位相関係で、それぞれ直交変調器10
の搬送波入力端子から入力した場合の直交変調器10の
回路の一例を示す回路図である。
【0020】直交変調器10は、直交変調信号と搬送波
信号の掛け算を行う掛け算回路101および掛け算回路
102と、掛け算回路101,102の出力を加算して
変調信号を出力する加算回路103と、掛け算回路10
1,102の変調入力端子の入力オフセット電圧の補正
を行うバイアス補正回路21およびバイアス補正回路2
2で構成される。
【0021】ベースバンド部61から出力される直交変
調信号(fbb(I),fbb(Ibar))611と、局部発振
回路41の出力信号を基準として90度移相回路51か
ら出力される搬送波信号(fc(90度),fc(270
度))511は、掛け算回路101で周波数変換され
る。ベースバンド部61から出力される直交変調信号6
11と90度の位相差を有する直交変調信号(fbb
(Q),fbb(Qbar))612と、局部発振回路41の出
力信号を基準として90度移相回路51から出力される
搬送波信号511と180度の位相差を有する搬送波信
号(fc(0度),fc(180度))512は、掛け算回路
102で周波数変換される。
【0022】掛け算回路101の出力および掛け算回路
102の出力を加算回路103に入力し加算して、出力
変調信号(fmod)104を得る。
【0023】ここで、直交変調信号611は、I信号
(fbb(I))およびI信号と逆相のIbar信号(fbb(I
bar))として直交変調器10の変調入力端子121,1
22から入力される。直交変調信号612は、Q信号
(fbb(Q))およびQ信号と逆相のQbar信号(fbb(Q
bar))として直交変調器10の変調入力端子123,1
24から入力される。
【0024】図2は、搬送波信号511を、90度,2
70度の位相関係で、搬送波信号512を、0度,18
0度の位相関係で、それぞれ直交変調器10の搬送波入
力端子から入力した場合の直交変調器10の回路の例を
示す。
【0025】前述したように、直交変調器10の変調入
力端子121,122から、直交変調信号(fbb(I))
を正弦波sinωbbtの位相で、直交変調信号(fbb
(Ibar))を正弦波sin(ωbbt+π/2)位相で入
力するとともに、変調入力端子123,124から、直
交変調信号(fbb(Q))を余弦波cosωbbtの位相
で、直交変調信号(fbb(Qbar))を余弦波cos(ωb
bt+π/2)の位相で入力し、搬送波入力端子12
5,126から、搬送波信号(fc(90度))を余弦波
cosωctの位相で、搬送波信号(fc(270度))
を余弦波cos(ωct+π/2)の位相で入力すると
ともに、搬送波入力端子127,128から、搬送波信
号(fc(0度))を正弦波sinωctの位相で、搬送
波信号(fc(180度))を正弦波sin(ωct+π
/2)の位相で入力した場合、理想的な回路であれば直
交変調器出力端子129、130から出力される変調信
号fmod104は(fc±fbb)の周波数成分のみで、搬
送波周波数fcの高調波成分(2×fc、3×fc、4×
fc、・・・、n×fc)の信号は発生せず、安定した変
調精度を得ることができる。
【0026】しかし、実際には、掛け算回路101およ
び掛け算回路102を構成するトランジスタのベース−
エミッタ間電圧VBE、ハイブリッドパラメータhfe等各
パラメータのばらつきがあることから、トランジスタQ
1およびトランジスタQ2で構成される差動対、トラン
ジスタQ3およびトランジスタQ4で構成される差動対
には数百μVから数十mVの入力オフセット電圧が生じ
る。変調入力に直流成分が加わると、変調信号fmod1
04は、搬送波周波数fcの高調波成分を持つようにな
り変調精度が劣化する。よって、この入力オフセット電
圧を基準としてバイアスの自動調整を行うバイアス補正
回路21およびバイアス補正回路22を設け、変調信号
fmodに含まれる不要な周波数成分の信号を抑圧し、変
調精度の改善を図る。
【0027】図3を用いて、バイアス補正回路21の構
成の一つの例を説明する。バイアス補正回路21は、変
調入力端子121および変調入力端子122と、増幅回
路211と、バッファ回路212と、電流源制御回路2
13とを有しており、図のように構成される。
【0028】変調入力端子121および変調入力端子1
22から入力された直交信号(fbb(I))および直交信
号(fbb(Ibar))は、増幅回路211等で増幅または
減衰させた後、バッファ回路212等を介してトランジ
スタQ1およびトランジスタQ2で構成される差動対に
入力される。このとき、差動対のトランジスタQ1のベ
ース電圧VB1は、(R26×I26)+(Q22のベー
ス−エミッタ間電圧(VBE)22)+(R22×I2
2)であり、同様に差動対のトランジスタQ2のベース
電圧VB2は、(R25×I25)+(Q21のベース−
エミッタ間電圧(VBE)21)+(R21×I21)と
なっている。
【0029】しかし、増幅回路211の抵抗R25と抵
抗R26の抵抗値、電流I25と電流I26の電流値、
および、バッファ回路212のトランジスタQ21とト
ランジスタQ22のベース−エミッタ間電圧(VBE
値、抵抗R21と抵抗R22の抵抗値、電流I21と電
流I22の電流値が、素子のばらつき等の影響で完全に
一致していない場合は、トランジスタQ1のベース電圧
B1とトランジスタQ2のベース電圧VB2に差が生じ、
これがトランジスタQ1とトランジスタQ2で構成され
る差動対の入力オフセット電圧となる。
【0030】この入力オフセット電圧は、直交変調器出
力信号の変調精度を劣化させる要因の1つであるので、
電流源制御回路213で、電流I21に並列な電流I2
3または電流I22に並列な電流I24を制御して入力
オフセット電圧を0Vにする。電流源制御回路213
は、トランジスタQ1のベース電圧VB1およびトランジ
スタQ2のベース電圧VB2の直流成分を監視し、トラン
ジスタQ1のベース電圧VB1の直流成分がトランジスタ
Q2のベース電圧VB2の直流成分より低いときは電流I
24を流し、トランジスタQ2のベース電圧VB2の直流
成分がトランジスタQ1のベース電圧VB1の直流成分よ
り低いときは電流I23を流すように制御する。また、
電流源制御回路213は、電流I21または電流I22
を直接制御しても同様の働きを得ることができる。
【0031】ここでは、バイアス補正回路21を例にと
って説明を行ったが、バイアス補正回路22も同様の回
路構成とすることができる。また、トランジスタQ1お
よびトランジスタQ2で構成される差動対以外の差動対
にも、同様のバイアス補正回路を設けることで、入力オ
フセット電圧等の補正を行うことができる。
【0032】図4を用いて、本発明の第2の実施の形態
にかかる直交変調器10の構成を説明する。図4は、本
発明の第2の実施の形態にかかる直交変調器10の構成
を示すブロック図である。
【0033】直交変調器10は、直交変調信号611と
搬送波信号511の掛け算を行う掛け算回路101と、
直交変調信号612と搬送波信号512の掛け算を行う
掛け算回路102と、掛け算回路101および掛け算回
路102の出力を加算して変調信号を出力する加算回路
103と、加算回路103の出力信号から不要な周波数
信号成分を検出する検出回路23と、検出回路23から
出力される制御信号によって、掛け算回路101および
掛け算回路102の変調入力端子の電圧の補正を行うバ
イアス補正回路21およびバイアス補正回路22とを有
して構成される。
【0034】ベースバンド部61から出力される直交変
調信号611と、局部発振回路41の出力信号を基準と
して90度移相回路51から出力される搬送波信号51
1は、掛け算回路101で周波数変換される。ベースバ
ンド部61から出力される直交変調信号611と90度
の位相差を有する直交変調信号612と、局部発振回路
41の出力信号を基準として90度移相回路51から出
力される搬送波信号511と90度の位相差を有する搬
送波信号512は、掛け算回路102で周波数変換され
る。掛け算回路101および掛け算回路102の出力を
加算回路103に入力して加算して、出力変調信号10
4を得る。
【0035】ここで、直交変調信号611をI信号(f
bb(I))およびI信号と逆相のIbar信号(fbb(Iba
r))として直交変調器10の変調入力端子から入力し、
直交変調信号612をQ信号(fbb(Q))およびQ信号
と逆相のQbar信号(fbb(Qbar))として直交変調器1
0の変調入力端子から入力し、搬送波信号511を90
度,270度の位相関係で直交変調器10の搬送波入力
端子から入力し、搬送波信号512を0度,180度の
位相関係で直交変調器10の搬送波入力端子から入力し
た場合、前述したように回路を構成する素子のばらつき
があるので、掛け算器101および掛け算器102の変
調入力には、直流成分が加わり変調信号104に搬送波
周波数の高調波成分の信号が発生し、変調精度が劣化す
る。
【0036】そこで、検出回路23は、加算器103の
出力を監視して直交変調器出力信号fmod104の変調
精度を劣化させる要因となる不要な周波数信号成分を検
出し、図3に示したバイアス補正回路21およびバイア
ス補正回路22の制御回路213に制御信号を送出し、
これらの不要な信号が最小となるように制御する。
【0037】以下、本発明にかかる直交変調器の第3の
実施の形態を図5、図6を用いて詳細に説明する。図5
は、この実施の形態にかかる直交変調器10の回路構成
を説明するブロック図である。図6は、直交変換器10
のより詳細な回路構成を説明する回路図である。
【0038】直交変調器10は、直交変調信号と搬送波
信号の掛け算を行う掛け算回路101および掛け算回路
102と、掛け算回路101,102の出力を加算して
変調信号を出力する加算回路103と、掛け算回路10
1,102の変調入力端子の入力オフセット電圧の補正
を行うバイアス補正回路21およびバイアス補正回路2
2で構成される。
【0039】ベースバンド部61から出力される直交変
調信号(fbb(I))611と、局部発振回路41の出力
信号を基準として移相回路51から出力される搬送波信
号(fc(0度))511は、掛け算回路101で周波数
変換される。ベースバンド部61から出力される直交変
調信号611と90度の位相差を有する直交変調信号
(fbb(Q))612と、局部発振回路41の出力信号を
基準として移相回路51から出力される搬送波信号51
1と90度の位相差を有する90度移相搬送波信号(f
c(90度))512は、掛け算回路102で周波数変換
される。掛け算回路101の出力および掛け算回路10
2の出力を加算回路103に入力し加算して、出力変調
信号(fmod)104を得る。
【0040】ここで、直交変調信号611は、I信号
(fbb(I))として直交変調器10の変調入力端子12
1から入力される。直交変調信号612は、Q信号(f
bb(Q))として直交変調器10の変調入力端子123か
ら入力される。
【0041】搬送波信号(fc(0度))511を直交変
調器10の搬送波入力端子125から入力し、搬送波信
号(fc(90度))512を90度の位相関係で直交変
調器10の搬送波入力端子128から入力した場合の直
交変調器10の回路の一例を図2に示す。
【0042】前述したように、直交変調器10の変調入
力端子121から直交変調信号(fbb(I))を正弦波s
inωbbtの位相で入力し、変調入力端子123から直
交変調信号(fbb(Q))を余弦波cosωbbtの位相で
入力するとともに、搬送波入力端子125から搬送波信
号(fc(0度))を正弦波sinωctの位相で入力する
とともに、搬送波入力端子128から搬送波信号(fc
(90度))を余弦波cosωctの位相で入力した場
合、理想的な回路であれば直交変調器出力端子129お
よび直交変調器出力端子130から出力される変調信号
fmodは、(fc±fbb)の周波数成分のみで、搬送波周
波数fcの高調波成分(2×fc、3×fc、4×fc、・
・・、n×fc)の信号は発生せず、安定した変調精度
を得ることができる。
【0043】しかし、実際には、掛け算回路101およ
び掛け算回路102を構成するトランジスタのベース−
エミッタ間電圧VBE、ハイブリッドパラメータhfe等各
パラメータのばらつきがあることから、トランジスタQ
1およびトランジスタQ2で構成される差動対、トラン
ジスタQ3およびトランジスタQ4で構成される差動対
には数百μVから数十mVの入力オフセット電圧が生じ
る。変調入力に直流成分が加わると、変調信号fmod
は、搬送波周波数fcの高調波成分を持つようになり変
調精度が劣化する。
【0044】これに対処するために、この入力オフセッ
ト電圧を基準としてバイアスの自動調整を行うバイアス
補正回路21およびバイアス補正回路22を設け、変調
信号fmodに含まれる不要な周波数成分の信号を抑圧
し、変調精度の改善を図る。
【0045】図7を用いて、バイアス補正回路21およ
びバイアス補正回路22の構成の一例を説明する。バイ
アス補正回路21は、変調入力端子121と、バッファ
回路212と、電流源制御回路213とを有しており、
図のように構成される。
【0046】変調入力端子121から入力された直交信
号(fbb(I))は、バッファ回路212等を介してトラ
ンジスタQ1に入力される。このとき、差動対のトラン
ジスタQ1のベース電圧VB1は、VREF1+(Q22のベ
ース−エミッタ間電圧(VBE)22)+(R22×I2
2)であり、同様に差動対のトランジスタQ2のベース
電圧VB2は、VREF2+(Q21のベース−エミッタ間電
圧(VBE)21)+(R21×I21)となっている。
【0047】しかし、バッファ回路212のトランジス
タQ21とトランジスタQ22のベース−エミッタ間電
圧(VBE)値、抵抗R21と抵抗R22の抵抗値、電流
I21と電流I22の電流値が、素子のばらつき等の影
響で完全に一致していない場合は、トランジスタQ1の
ベース電圧VB1とトランジスタQ2のベース電圧VB2
差が生じ、これがトランジスタQ1とトランジスタQ2
で構成される差動対の入力オフセット電圧となる。
【0048】この入力オフセット電圧は、直交変調器出
力信号の変調精度を劣化させる要因の1つであるので、
電流源制御回路213で、電流I21に並列な電流I2
3または電流I22に並列な電流I24を制御して入力
オフセット電圧を0Vにする。電流源制御回路213
は、トランジスタQ1のベース電圧VB1およびトランジ
スタQ2のベース電圧VB2の直流成分を監視し、トラン
ジスタQ1のベース電圧VB1の直流成分がトランジスタ
Q2のベース電圧VB2の直流成分より低いときは電流I
24を流し、トランジスタQ2のベース電圧VB2の直流
成分がトランジスタQ1のベース電圧VB1の直流成分よ
り低いときは電流I23を流すように制御する。また、
電流源制御回路213は、電流I21または電流I22
を直接制御しても同様の働きを得ることができる。
【0049】ここではバイアス補正回路21について説
明を行ったが、バイアス補正回路22も同様の回路構成
とすることにより、トランジスタQ3とトランジスタQ
4で構成される差動対の入力オフセット電圧を0Vにす
ることができる。
【0050】図8を用いて、本発明の第4の実施の形態
にかかる直交変調器10の構成を説明する。図8は、本
発明の第4の実施の形態にかかる直交変調器10の構成
を示すブロック図である。
【0051】直交変調器10は、直交変調信号611と
搬送波信号511の掛け算を行う掛け算回路101と、
直交変調信号612と搬送波信号512の掛け算を行う
掛け算回路102と、掛け算回路101および掛け算回
路102の出力を加算して変調信号を出力する加算回路
103と、加算回路103の出力信号から不要な周波数
信号成分を検出する検出回路23と、検出回路23から
出力される制御信号により、掛け算回路101および掛
け算回路102の変調入力端子の電圧の補正を行うバイ
アス補正回路21およびバイアス補正回路22とを有し
て構成される。
【0052】ベースバンド部61から出力される直交変
調信号611と、局部発振回路41の出力信号を基準と
して90度移相回路51から出力される搬送波信号51
1は、掛け算回路101で周波数変換される。ベースバ
ンド部61から出力される直交変調信号611と90度
の位相差を有する直交変調信号612と、局部発振回路
41の出力信号を基準として90度移相回路51から出
力される搬送波信号511と90度の位相差を有する搬
送波信号512は、掛け算回路102で周波数変換され
る。掛け算回路101および掛け算回路102の出力を
加算回路103に入力し加算して、出力変調信号104
を得る。
【0053】ここで、直交変調信号611をI信号(f
bb(I))として直交変調器10の変調入力端子から入力
し、直交変調信号612をQ信号(fbb(Q))として直
交変調器10の変調入力端子から入力し、搬送波信号5
11を0度の位相関係で直交変調器10の搬送波入力端
子から入力し、搬送波信号512を90度の位相関係で
直交変調器10の搬送波入力端子から入力した場合、前
述したように回路を構成する素子のばらつきがあるの
で、掛け算器101および掛け算器102の変調入力に
は、直流成分が加わり変調信号104に搬送波周波数の
高調波成分の信号が発生し、変調精度が劣化する。そこ
で、検出回路23では、直交変調器出力信号の変調精度
を劣化させる要因となる不要な周波数信号成分を検出
し、これらの不要な信号が最小となるようにバイアス補
正回路21およびバイアス補正回路22の制御を行う。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明にかか
る直交変調器は、バイアスの自動調整を行うバイアス補
正回路を備えることによって、従来のように手作業で入
力DCバイアスの微調整を行う必要がなくなり、出力変
調信号の変調精度を改善することができる。
【0054】またIC化した場合には、トランジスタの
各パラメータや抵抗器の絶対値等のばらつきの影響を低
減することができ、IC個別のばらつきが抑えられるの
で、歩留まりの向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる直交変調器の構成の一例を示す
ブロック図。
【図2】本発明にかかる直交変調器の具体的な回路図。
【図3】本発明にかかる直交変調器に用いるバイアス補
正回路の一例を示す回路図。
【図4】本発明にかかる直交変調器の第2の実施の形態
の構成を示すブロック図。
【図5】本発明にかかる直交変調器の第3の実施の形態
の構成を示すブロック図。
【図6】第3の実施の形態の直交変調器の具体的な回路
図。
【図7】第3の実施の形態に用いるバイアス補正回路の
一例を示す回路図。
【図8】本発明にかかる直交変調器の第4の実施の形態
の構成を示すブロック図。
【図9】従来の直交変調器の構成の一例を示すブロック
図。
【図10】従来の直交変調器の回路の一例を示す図。
【符号の説明】
10 直交変調器 21、22 バイアス補正回路 211 増幅回路 212 バッファ回路 213 電流源制御回路 23 不要周波数信号検出回路 101、102 掛け算回路 103 加算回路 104 直交変調器出力信号 121、122、123、124 変調入力端子 125、126、127、128 搬送波入力端子 129、130 直交変調器出力端子 Q1、Q2、Q3、Q4 トランジスタ 41 局部発振回路 51 90度移相回路 511、512 搬送波信号 61 ベースバンド回路 611、612 直交変調信号 Q21、Q22 トランジスタ R21、R22、R25、R26 抵抗 I21、I22、I23、I24、I25、I26 電
流源 30 直交変調器 301、302 掛け算回路 303 加算回路 304 直交変調器出力信号 311、312、313、314 入力DCバイアス調
整回路 321、322、323、324 変調入力端子 325、326、327、328 搬送波入力端子 329、330 直交変調器出力端子 Q31、Q32、Q33、Q34 トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の変調入力端子に第1の変調信号を
    入力し第2の変調入力端子に前記第1の変調信号と18
    0度の位相差を有する第2の変調信号を入力し、第1の
    搬送波入力端子に第1の搬送波信号を入力し第2の搬送
    波入力端子に前記第1の搬送波信号と180度の位相差
    を有する第2の搬送波信号を入力し、前記第1の変調信
    号および第2の変調信号と前記第1の搬送波信号および
    第2の搬送波信号の周波数変換を行う第1の掛け算回路
    と、第3の変調入力端子に前記第1の変調信号と90度
    の位相差を有する第3の変調信号を入力し第4の変調入
    力端子に前記第3の変調信号と180度の位相差を有す
    る第4の変調信号を入力し、第3の搬送波入力端子に前
    記第1の搬送波信号と90度の位相差を有する第3の搬
    送波信号を入力し第4の搬送波入力端子に前記第3の搬
    送波信号と180度の位相差を有する第4の搬送波信号
    を入力し、前記第3および第4の変調信号と前記第3お
    よび第4の搬送波信号の周波数変換を行う第2の掛け算
    回路と、前記第1の掛け算回路と前記第2の掛け算回路
    の出力の加算を行う加算回路を備え、該加算回路の出力
    から変調信号を出力する直交変調器において、前記第1
    の変調入力端子と前記第2の変調入力端子の直流電圧の
    差を検出し、前記第1の編入力端子および第2の変調入
    力端子の直流電圧の自動調整を行う第1の補正回路と、
    前記第3の変調入力端子と前記第4の変調入力端子の直
    流電圧の差を検出し、前記第3の変調入力端子および第
    4の変調入力端子の直流電圧の自動調整を行う第2の補
    正回路とを有することを特徴とした直交変調器。
  2. 【請求項2】 第1の変調入力端子に第1の変調信号を
    入力し第2の変調入力端子に前記第1の変調信号と18
    0度の位相差を有する第2の変調信号を入力し、第1の
    搬送波入力端子に第1の搬送波信号を入力し第2の搬送
    波入力端子に前記第1の搬送波信号と180度の位相差
    を有する第2の搬送波信号を入力し、前記第1変調信号
    および第2の変調信号と前記第1の搬送波信号および第
    2の搬送波信号の周波数変換を行う第1の掛け算回路
    と、第3の変調入力端子に前記第1の変調信号と90度
    の位相差を有する第3の変調信号を入力し第4の変調入
    力端子に前記第3の変調信号と180度の位相差を有す
    る第4の変調信号を入力し、第3の搬送波入力端子に前
    記第1の搬送波信号と90度の位相差を有する第3の搬
    送波信号を入力し第4の搬送波入力端子に前記第3の搬
    送波信号と180度の位相差を有する第4の搬送波信号
    を入力し、前記第3の変調信号および第4の変調信号と
    前記第3の搬送波信号および第4の搬送波信号の周波数
    変換を行う第2の掛け算回路と、前記第1の掛け算回路
    と前記第2の掛け算回路の出力の加算を行う加算回路を
    備え、該加算回路の出力から変調信号を出力する直交変
    調器において、前記加算回路の出力変調信号の不要周波
    数信号を検出する検出回路と、該検出回路から出力され
    る第1の制御信号を入力して前記第1の変調入力端子と
    前記第2の変調入力端子の直流電圧の自動調整を行う第
    1の補正回路と、前記検出回路から出力される第2の制
    御信号を入力して前記第3の変調入力端子と前記第4の
    変調入力端子の直流電圧の自動調整を行う第2の補正回
    路とを有することを特徴とした直交変調器。
  3. 【請求項3】 第1の変調入力端子に第1の変調信号
    (I信号)を入力し第1の搬送波入力端子に第1の搬送
    波信号を入力し周波数変換を行う第1の掛け算回路と、
    第2の変調入力端子に前記第1の変調信号と90度の位
    相差を有する第2の変調信号(Q信号)を入力し第2の
    搬送波入力端子に前記第1の搬送波信号と90度の位相
    差を有する第2の搬送波信号を入力し周波数変換を行う
    第2の掛け算回路と、前記第1の掛け算回路と前記第2
    の掛け算回路の出力の加算を行う加算回路を備え、該加
    算回路の出力から変調信号を出力する直交変調器におい
    て、前記第1の掛け算回路の前記第1の変調入力端子の
    直流電圧を検出し、前記第1の変調入力端子の直流電圧
    の自動調整を行う第1の補正回路と、前記第2の掛け算
    回路の前記第2の変調入力端子の直流電圧を検出し、前
    記第2の変調入力端子の自動調整を行う第2の補正回路
    とを有することを特徴とした直交変調器。
  4. 【請求項4】 第1の変調入力端子に第1の変調信号
    (I信号)を入力し第1の搬送波入力端子に第1の搬送
    波信号を入力し周波数変換を行う第1の掛け算回路と、
    第2の変調入力端子に前記第1の変調信号と90度の位
    相差を有する第2の変調信号(Q信号)を入力し第2の
    搬送波入力端子に前記第1の搬送波信号と90度の位相
    差を有する第2の搬送波信号を入力し周波数変換を行う
    第2の掛け算回路と、前記第1の掛け算回路と前記第2
    の掛け算回路の出力の加算を行う加算回路を備え、該加
    算回路の出力から変調信号を出力する直交変調器におい
    て、前記加算回路の出力変調信号の不要周波数信号を検
    出する検出回路と、該検出回路から出力される第1の制
    御信号を入力して前記第1の変調入力端子の直流電圧の
    自動調整を行う第1の補正回路と、前記検出回路から出
    力される第2の制御信号を入力して前記第2の変調入力
    端子の直流電圧の自動調整を行う第2の補正回路とを有
    することを特徴とした直交変調器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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