JPH11205102A - 遅延同期回路 - Google Patents

遅延同期回路

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JPH11205102A
JPH11205102A JP10004979A JP497998A JPH11205102A JP H11205102 A JPH11205102 A JP H11205102A JP 10004979 A JP10004979 A JP 10004979A JP 497998 A JP497998 A JP 497998A JP H11205102 A JPH11205102 A JP H11205102A
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delay
delay time
phase
clock signal
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JP10004979A
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Tsutomu Yoshimura
勉 吉村
Yasunobu Nakase
泰伸 中瀬
Kiichi Morooka
毅一 諸岡
Naoya Watanabe
直也 渡邊
Harufusa Kondo
晴房 近藤
Hiromi Notani
宏美 野谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
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    • H03L7/095Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using a lock detector

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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  • Pulse Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遅延線の可変遅延時間範囲を増大させること
なく正確な遅延同期動作が可能なDLL回路を得る。 【解決手段】 位相比較器3、チャージポンプ6、LP
F8及び遅延線9によってDLLが構成され、入力信号
CLKINとフィードバック信号FBCLKとの位相が
一致するように動作するDLL回路において、位相比較
器3は、リセット動作実行後の初期動作時に、遅延線9
の遅延時間を増加させることを指示する位相比較結果を
必ず出力し、LPF8はリセット実行時に遅延線9によ
る遅延時間DT9が最小になることを指示する遅延調整
信号S8を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力信号とその
入力信号を遅延させた信号との位相を比較し、タイミン
グを同一にするように遅延段を調整するDLL回路(遅
延同期回路)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来のDLL(Delay Locked
Loop)回路の構成を示す説明図である。同図に示すよ
うに、位相比較器(PFD)23は基準クロック信号で
ある入力信号CLKINと実使用クロック信号であるフ
ィードバック信号FBCLKとの位相を比較してアップ
信号UP及びダウン信号DWNをCP(チャージポン
プ)6に出力する。フィードバック信号FBCLKは、
入力信号CLKINが遅延線9,内部回路17を伝播し
て得られる信号であり、遅延線9及び内部回路17を伝
播する分、遅延時間が生じる。内部回路17はクロック
処理系の内部回路であり、例えばクロックツリー等があ
る。
【0003】チャージポンプ6はアップ信号UP及びダ
ウン信号DWNに基づき電流I6をLPF(ローパスフ
ィルタ)28に供給したり、LPF28から引き抜いた
りする。具体的にはアップ信号UPが“H”のときLP
F28に電流I6を供給し、ダウン信号DWNが“H”
のときLPF8から電流I6を引き抜く。
【0004】LPF28は電流I6を積分し、その積分
結果(ノードN1の電位V1)に基づき遅延線9に対す
る遅延調整信号S28を出力する。LPF28は外部リ
セット信号RSTが“H”レベルのとき、電流I6に関
係なく遅延線9による遅延時間が最小になることを指示
する遅延調整信号S28を出力する。
【0005】遅延線9は遅延調整信号S28の指示する
遅延時間DT9分、入力信号CLKINを遅延させて遅
延基準クロック信号である遅延入力信号CLKOUTを
出力する。遅延線9から出力された遅延入力信号CLK
OUTが内部回路17を経て遅延されたフィードバック
信号FBCLKが、データラッチ18等のタイミング制
御用のクロックとして使用されとともに位相比較器23
にフィードバック入力される。
【0006】このような構成のDLL回路10は、位相
比較器23、チャージポンプ6、LPF28及び遅延線
9によってDLLが構成され、入力信号CLKINとフ
ィードバック信号FBCLKとの位相が一致するよう遅
延線9の遅延時間DT9を調整する。したがって、内部
回路17による遅延時間の大小に関わらず入力信号CL
KINと同期したデータDATAをフィードバック信号
FBCLKに基づきラッチできる。
【0007】図16は位相比較器23の内部構成を示す
ブロック図である。位相比較器23は、例えば、「Sypo
sium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers,9
4,pp.129-130」に開示されている。図16に示すよう
に、位相比較部20U及び20Dはクロック入力CLK
より得られる信号とフィードバック入力FBより得られ
る信号との位相差に基づき、アップ信号UP及びダウン
信号DWNをそれぞれ出力する。
【0008】位相比較部20Uはクロック入力CLKに
入力信号CLKINを受け、フィードバック入力FBに
フィードバック信号FBCLKを受け、インヒビット入
力INHBにダウン信号DWNを受ける。一方、位相比
較部20Dはクロック入力CLKにフィードバック信号
FBCLKを受け、フィードバック入力FBに入力信号
CLKINを受け、インヒビット入力INHBにアップ
信号UPを受ける。
【0009】図17は位相比較部20U(20D)の内
部構成を示す回路図である。同図に示すように、インバ
ータ41の入力はクロック入力CLKに接続される。一
方、電源から接地レベルにかけて直列にPMOSトラン
ジスタQ1,NMOSトランジスタQ2,Q3が介挿さ
れる。PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジ
スタQ3のゲートは共にインバータ41の出力に接続さ
れる。
【0010】一方、電源から接地レベルにかけて直列に
PMOSトランジスタQ4,NMOSトランジスタQ5
及びQ6が介挿される。また、NMOSトランジスタQ
5に対して並列にNMOSトランジスタQ7が接続され
る。PMOSトランジスタQ4及びNMOSトランジス
タQ6のゲートは共にPMOSトランジスタQ1(NM
OSトランジスタQ2)のドレインに接続され、NMO
SトランジスタQ5のゲートがフィードバック入力FB
に接続され、NMOSトランジスタQ7のゲートはイン
ヒビット入力INHBに接続される。
【0011】さらに、電源から接地レベルにかけて直列
にPMOSトランジスタQ8,NMOSトランジスタQ
9及びQ10が介挿される。PMOSトランジスタQ8
及びNMOSトランジスタQ10のゲートは共にPMO
SトランジスタQ4(NMOSトランジスタQ5,Q
7)のドレインに接続され、NMOSトランジスタQ9
のゲートはPMOSトランジスタQ1のドレインに接続
され、PMOSトランジスタQ8(NMOSトランジス
タQ9)のドレインがインバータ42の入力部に接続さ
れるとともにNMOSトランジスタQ2のゲートに接続
される。
【0012】そして、インバータ42の出力より得られ
る信号がアップ信号UP(ダウン信号DWN)となる。
【0013】図18及び図19は図16及び図17で示
した構成の位相比較器23による位相比較動作を示すタ
イミング図である。図18に示すように、フィードバッ
ク信号FBCLKの位相が入力信号CLKINより遅れ
ている場合、位相比較部20Uのアップ信号UPは入力
信号CLKINの立ち上がり時からフィードバック信号
FBCLKの立ち上がり時に至る期間中に“H”とな
り、位相比較部20Dのダウン信号DWNは常に“L”
となる。
【0014】したがって、位相比較器23のアップ信号
UP及びダウン信号DWNは、フィードバック信号FB
CLKの位相を進めることを指示したことになるため、
チャージポンプ6,LPF28によって遅延線9による
遅延時間DT9が減少するように制御される。
【0015】図19に示すように、フィードバック信号
FBCLKの位相が入力信号CLKINより進んでいる
場合、位相比較部20Dのダウン信号DWNはフィード
バック信号FBCLKの立ち上がり時から入力信号CL
KINの立ち上がり時に至る期間中に“H”となり、位
相比較部20Uのアップ信号UPは常に“L”となる。
【0016】したがって、位相比較器23のアップ信号
UP及びダウン信号DWNは、フィードバック信号FB
CLKの位相を遅らせることを指示したことになるた
め、チャージポンプ6,LPF28によって遅延線9に
よる遅延時間DT9が増加するように制御される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DLL回路では内部回路17による遅延時間によって入
力信号CLKINとフィードバック信号FBCLKとの
位相関係が多様に決定されるため、初期動作時において
位相比較器23が位相を進めることを指示するか遅らせ
ることを指示するかの判断ができない。
【0018】したがって、従来のDLL回路の遅延線9
は、入力信号CLKINとフィードバック入力FBとが
どのような位相関係でも同期させるに十分な可変遅延時
間範囲(少なくとも入力信号CLKINの信号周期Tの
2倍以上)をもたせるため、その遅延段数を大きくとる
必要があった。これに伴いDLL回路の回路規模の増
大、消費電力の増大を招いてしまうという問題点があっ
た。
【0019】次に内部回路17による遅延時間が動作中
に変動した場合のロックはずれ現象について、図20を
用いて説明する。従来のDLL回路は、入力信号CLK
INとフィードバック信号FBCLKとの位相を一致さ
せるために、内部回路17による遅延時間DT17と遅
延線9による遅延時間DT9との合計遅延時間は常に入
力信号CLKINの周期Tの整数倍となるようにしてい
る。遅延線9の可変遅延時間範囲が小さい場合、内部回
路17による遅延時間DT17が温度などの条件で緩や
かに変動した場合、ある値以上の変動に関しては遅延線
9の可変遅延時間範囲外になり、位相を一致させること
が不可能となる。
【0020】例えば、図20に示すように、内部回路1
7の遅延時間DT17と遅延線9との遅延時間DT9と
の合計遅延時間(DT17+DT9)が時刻t0でkT
(kは自然数)で同期していたのが、時間経過とともに
内部回路17の遅延時間DT17が増加していく場合を
考える。
【0021】この場合、フィードバック信号FBCLK
は入力信号CLKINよりも位相が遅れるため、DLL
回路10は位相を進める方向、すなわち遅延線9の遅延
時間DT9を減少させるように動作する。その結果、時
刻t1までは、遅延時間DT17の増加を遅延時間DT
9の減少で補うことにより合計遅延時間(DT17+D
T9)=kTをちり、入力信号CLKINとフィードバ
ック信号FBCLKとを同期させることができる。
【0022】しかしながら、時刻t1を過ぎて遅延時間
DT17がさらに大きくなると遅延線9の可変遅延時間
範囲(図20の斜線領域)から外れてしまう。すなわ
ち、遅延線9の遅延時間DT9を最小遅延時間ΔDTに
しても、(DT17+DT9)>kTとなってしまうた
め、フィードバック信号FBCLKの位相を進めること
によって、入力信号CLKINとフィードバック信号F
BCLKとを同期させることが不可能となる。このよう
な現象をロックはずれ現象という。
【0023】ロックはずれ現象を解決するに場合にも、
遅延線9の遅延段数を十分大きくとり、可変遅延時間範
囲を大きく増やす必要がある。このため、前述したよう
に、回路構成の増大、消費電力の増大を招いてしまい、
ひいては遅延線9の遅延段数の増大に伴い遅延線9のノ
イズ耐性にも悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0024】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、遅延線の可変遅延時間範囲を増大させる
ことなく正確な遅延同期動作が可能なDLL回路あるい
はロックはずれ現象時に対応可能なDLL回路を得るこ
とを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の遅延同期回路は、基準クロック信号と実使用ク
ロック信号との位相を同期させる回路であって、前記基
準クロック信号と前記実使用クロック信号との位相を比
較する位相比較手段と、前記位相比較手段の位相比較結
果に基づき遅延制御信号を出力する遅延時間制御手段
と、第1の限界遅延時間から第2の限界遅延時間に至る
可変遅延時間範囲を有し、前記遅延制御信号の指示する
遅延時間で前記基準クロック信号を遅延させて遅延基準
クロック信号を出力する可変遅延手段とを備え、前記遅
延基準クロック信号が前記遅延同期回路外の回路を伝播
した後の信号が前記実使用クロック信号となり、前記遅
延時間制御手段はリセット信号を受け、該リセット信号
が活性状態のとき前記第1の限界遅延時間を指示する前
記遅延時間制御信号を出力し、前記位相比較手段は前記
リセット信号を受け、前記リセット信号が活性状態から
非活性状態となった時点から前記基準クロック信号と前
記実使用クロック信号とが同期するに至るまでを含む同
期処理期間において、前記第1の限界遅延時間から前記
第2の限界遅延時間に至る第1の方向への遅延時間の変
動を強制的に指示する前記位相比較結果を出力してい
る。
【0026】また、請求項2記載の遅延同期回路におい
て、前記位相比較手段の前記位相比較結果は、前記第1
の方向の遅延時間の変動の有/無を活性/非活性状態で
指示する第1の比較結果と、前記第1の方向と逆方向の
第2の方向への遅延時間の変動の有/無を活性/非活性
状態で指示する第2の比較結果を含み、前記位相比較手
段は、前記基準クロック信号と前記実使用クロック信号
との位相差に基づき、前記第1の比較結果を出力する第
1の位相比較部を備え、前記第1の位相比較部は前記第
2の比較結果を受け、前記第2の比較結果が活性状態の
とき前記第1の比較結果を強制的に非活性状態とし、前
記基準クロック信号と前記実使用クロック信号との位相
差に基づき、前記第2の比較結果を出力する第2の位相
比較部をさらに備え、前記第2の位相比較部は前記第1
の比較結果を受け、前記第1の比較結果が活性状態のと
き前記第2の比較結果を強制的に非活性状態とし、前記
第2の位相比較部は前記リセット信号をさらに受け、前
記リセット信号が活性状態のとき、前記第2の比較結果
を強制的に非活性状態にしている。
【0027】また、請求項3記載の遅延同期回路におい
て、前記リセット信号は外部より入力可能な外部リセッ
ト信号を含んでいる。
【0028】また、請求項4記載の遅延同期回路におい
て、前記リセット信号は内部で生成される内部リセット
信号を含み、前記位相比較結果に関連した信号をモニタ
し、前記位相比較結果が所定方向の遅延時間の変動を指
示する度合いに基づき同期はずれ状態の有無を判定し、
その判定結果に基づき前記内部リセット信号を出力する
同期はずれ判定手段をさらに備え、前記同期はずれ検出
手段は、前記同期はずれ状態を判定すると前記内部リセ
ット信号を所定期間活性状態とした後に非活性状態にし
ている。
【0029】また、請求項5記載の遅延同期回路におい
て、前記遅延時間制御手段は、前記位相比較結果の指示
内容に基づき、出力部からの電流の供給あるいは前記出
力部への電流の引き抜きを行うチャージポンプと、前記
チャージポンプの前記出力部に接続される所定のノード
を有し、ローパスフィルタリング処理して得られる前記
所定ノードの電位に基づき前記遅延時間制御信号を出力
するローパスフィルタとを備え、前記位相比較結果に関
連した信号は前記所定のノードの電位を含んでいる。
【0030】また、請求項6記載の遅延同期回路におい
て、前記所定方向は前記第1の方向と逆の第2の方向を
含み、前記同期はずれ判定手段は、前記同期はずれ状態
の有無に基づく判定関連信号をさらに出力し、前記判定
関連信号を受け、前記判定関連信号から前記同期はずれ
状態判定時を認識し、前記同期はずれ状態判定時をトリ
ガとして前記遅延基準クロック信号の位相を反転させる
反転操作を行う位相反転手段をさらに備えている。
【0031】また、請求項7記載の遅延同期回路におい
て前記ロックはずれ判定手段は、外部より入力可能な外
部リセット信号をさらに受け、該外部リセット信号が活
性状態のとき、強制的に前記内部リセット信号を活性状
態にしている。
【0032】また、請求項8記載の遅延同期回路におい
て、前記第1の限界遅延時間は前記可変遅延時間範囲内
の最小遅延時間を含み、前記第2の限界遅延時間は前記
可変遅延時間範囲内の最大遅延時間を含み、前記第1の
方向は遅延時間を増加させる方向を含んでいる。
【0033】この発明にかかる請求項9記載の遅延同期
回路は、基準クロック信号と実使用クロック信号との位
相を同期させる回路であって、前記基準クロック信号と
前記実使用クロック信号との位相を比較する位相比較手
段と、前記位相比較手段の位相比較結果に基づき遅延制
御信号を出力する遅延時間制御手段と、前記遅延制御信
号の指示する遅延時間で前記基準クロック信号を遅延さ
せて遅延基準クロック信号を出力する可変遅延手段とを
備え、前記遅延基準クロック信号が前記遅延同期回路外
の回路を伝播した後の信号が前記実使用クロック信号と
なり、前記位相比較結果に関連した信号をモニタし、前
記位相比較結果が所定方向の遅延時間の変動を指示する
度合いに基づき同期はずれ状態の有無を判定する同期は
ずれ判定手段をさらに備えている。
【0034】
【発明の実施の形態】<<実施の形態1>> <全体構成>図1はこの発明の実施の形態1であるDL
L(DelayLockedLoop)回路の構成を示す説明図であ
る。同図に示すように、位相比較器3は通常比較動作時
に基準クロック信号である入力信号CLKINと実使用
クロック信号であるフィードバック信号FBCLKとの
位相を比較してアップ信号UP及びダウン信号DWNを
CP6に出力する。フィードバック信号FBCLKは、
入力信号CLKINが遅延線9,クロックツリー等のク
ロック処理系の内部回路17を伝播して得られる信号で
あり、遅延線9及び内部回路17を伝播する分、遅延時
間が生じる。
【0035】位相比較器3は外部リセット信号RSTの
“L”/“H”に基づき通常比較動作/リセット入力比
較動作を行う。位相比較器3は、リセット入力比較動作
時は必ず位相を遅らせる、すなわち、遅延線9の遅延時
間を増加させることを指示する位相比較結果(アップ信
号UP及びダウン信号DWN)を出力する。また、リセ
ット入力比較動作直後の通常比較動作時も、入力信号C
LKINとフィードバック信号FBCLKとが同期する
までリセット入力比較動作の影響を受けて、遅延線9の
遅延時間を増加させることを指示する位相比較結果を出
力する。
【0036】チャージポンプ6はアップ信号UP及びダ
ウン信号DWNに基づき電流I6をLPF8に供給した
り、LPF8から引き抜いたりする。具体的にはアップ
信号UPの“H”のときLPF8に電流I6を供給し、
ダウン信号DWNが“H”のときLPF8から電流I6
を引き抜く。
【0037】LPF8は電流I6を積分し、その積分結
果に基づき遅延線9に対する遅延調整信号S8を出力す
る。LPF8は外部リセット信号RSTが“H”レベル
のとき、電流I6に関係なく遅延線9による遅延時間D
T9が最小になることを指示する遅延調整信号S8を出
力する。
【0038】遅延線9は遅延調整信号S8の指示する遅
延時間DT9分、入力信号CLKINを遅延させて遅延
基準クロック信号である遅延入力信号CLKOUTを出
力する。遅延線9から出力された遅延入力信号CLKO
UTが内部回路17を経て得られるフィードバック信号
FBCLKが、データラッチ18等のタイミング制御用
のクロックとして使用されとともに位相比較器3にフィ
ードバック入力される。
【0039】このような構成の実施の形態1のDLL回
路11は、従来同様、位相比較器3、チャージポンプ
6、LPF8及び遅延線9によってDLLが構成され、
入力信号CLKINとフィードバック信号FBCLKと
の位相が一致するように作用する。
【0040】ただし、外部リセット信号RSTを“H”
としたとき、必ず位相比較器3は位相を遅らせることを
指示するアップ信号UP及びダウン信号DWNを出力
し、LPF8は最小遅延時間ΔDTを指示する遅延調整
信号S8をLPF8に出力する。
【0041】したがって、実施の形態1のDLL回路1
1は、初期動作時には外部リセット信号RSTを所定期
間“H”にした後に“L”にすれば、遅延線9の遅延時
間DT9を最小遅延時間ΔDTに初期設定した後、遅延
線9の遅延時間DT9を増加させる方向で必ず遅延同期
動作を行う。
【0042】その結果、実施の形態1のDLL回路11
は、初期動作時には、遅延時間DT9を減少させて遅延
同期を行う場合を考慮することなく遅延線9の可変遅延
時間範囲を設定することにより、遅延線9の可変遅延時
間範囲を小さく(入力信号CLKINの信号周期T程度
に)設定することができる。
【0043】このように、実施の形態1のDLL回路1
1は、遅延線9の段数を従来に比較して小さくしても初
期動作時に正確な遅延同期動作が行えるため、回路構成
及び消費電力を最小限にしたDLL回路を得ることがで
きる。
【0044】<位相比較器>図2は位相比較器3の内部
構成を示すブロック図である。同図に示すように、位相
比較部4U,4Dはそれぞれクロック入力CLKより得
られる信号とフィードバック入力FBより得られる信号
との位相差に基づきアップ信号UP,ダウン信号DWN
を出力する。
【0045】位相比較部4Uはクロック入力CLKに入
力信号CLKINを受け、フィードバック入力FBにフ
ィードバック信号FBCLKを受け、インヒビット入力
INHBにダウン信号DWNを受ける。さらに、位相比
較部4Uはリセット入力Rを有し、リセット入力Rに外
部リセット信号RSTを受ける。
【0046】一方、位相比較部4Dはクロック入力CL
Kにフィードバック信号FBCLKを受け、フィードバ
ック入力FBに入力信号CLKINを受け、インヒビッ
ト入力INHBにアップ信号UPを受ける。さらに、位
相比較部4Dはリセット入力Rを有し、リセット入力R
は接地レベルに固定される。
【0047】図3は位相比較部4U(4D)の内部構成
を示す回路図である。同図に示すように、NMOSトラ
ンジスタQ11がNMOSトランジスタQ5及びQ7に
対して並列に接続され、NMOSトランジスタQ11の
ゲートがリセット入力Rに接続される。なお、他の構成
は図17で示した従来の位相比較部20U(20D)と
同様である。
【0048】図4及び図5は、図2及び図3で示した構
成の位相比較器3による位相比較動作を示すタイミング
図である。図4は入力信号CLKINに対してフィード
バック信号FBCLKの位相が早い場合、図5は入力信
号CLKINに対してフィードバック信号FBCLKの
位相が遅い場合の動作を示している。また、図4及び図
5において、EVLは位相比較部4U(4D)のPMO
SトランジスタQ1のドレイン電位、U1はPMOSト
ランジスタQ4のドレイン電位を意味する。
【0049】以下、図4に示すタイミング動作ついて説
明する。位相比較部4Dのリセット入力Rは“L”固定
のため、外部リセット信号RSTの“H”,“L”に関
わらず、フィードバック信号FBCLKの立ち上がり時
から入力信号CLKINの立ち上がり時に相当する期
間、ダウン信号DWNNとして“H”を出力する。
【0050】一方、位相比較部4Uはリセット期間(外
部リセット信号RST信号が“H”の期間)中はNMO
SトランジスタQ11がオン状態となり、インヒビット
入力INHBに“H”の信号が入力されているのと同じ
動作、すなわち、常に電位U1が電位EVLの反転値と
なるため、アップ信号UPが“H”となる期間は実質的
に存在しなくなる。そして、外部リセット信号RSTが
“L”となってリセットが解除された後も、位相比較部
4Uのインヒビット入力INHBに“H”のダウン信号
DWNが付与されることにより、アップ信号UPが
“H”となる期間は実質的に存在しないように制御され
る。
【0051】次に図5に示すタイミング動作について説
明する。図4の場合と同様に、リセット期間中の位相比
較部4Uは“H”となるアップ信号UPを実質的に出力
しない。したがって、位相比較部4Dは図4の場合と同
様にフィードバック信号FBCLKの立ち上がり時から
入力信号CLKINの立ち上がり時までに相当する期間
に“H”のダウン信号DWN号を出力する。
【0052】リセット解除後も、位相比較部4Dはリセ
ット期間中と同じように、フィードバック信号FBCL
Kの立ち上がり時から入力信号CLKINの立ち上がり
時までに相当する期間に“H”のダウン信号DWNを出
力するのに対し、位相比較部4Uのインヒビット入力I
NHBに“H”のダウン信号DWNが付与されることに
より、アップ信号UPが“H”となる期間は実質駅に存
在しないように制御される。
【0053】なお、図4及び図5では、位相比較器3の
動作説明の都合上、アップ信号UPが“H”となる期間
を目視可能に示したが、電位EVLの立ち上がりとほぼ
同時に電位U1が立ち下がるためアップ信号UPが
“H”となる期間は実質的には存在しない。
【0054】このように、入力信号CLKINとフィー
ドバック入力FBとの位相関係がどのような場合でも、
リセット動作実行後はフィードバック信号FBCLKの
立ち上がり時から入力信号CLKINの立ち上がり時ま
でに相当する期間は“H”のダウン信号DWNを出力
し、アップ信号UPはほとんど“H”となる期間はな
い。
【0055】すなわち、位相比較器3は、リセット動作
実行後は必ずフィードバック信号FBCLKの位相を遅
らせることを指示するアップ信号UP及びダウン信号D
WNを出力する。その結果、位相比較器3の後段に接続
されるチャージポンプ6,LPF28によって遅延線9
による遅延時間DT9が増加するように制御される。
【0056】<LPF(ローパスフィルタ),遅延線>
図6はLPF8の内部構成を示す回路図である。同図に
示すように、電流I6の供給/引き抜きを行うチャージ
ポンプ6の出力部が抵抗R1を介してノードN1に接続
される。また、電源からノードN1にかけてPMOSト
ランジスタQ21及びトランスファゲート50が介挿さ
れ、PMOSトランジスタQ21のゲートはドレインに
接続され、トランスファゲート50のNMOSゲートは
外部リセット信号RSTを受け、トランスファゲート5
0のPMOSゲートはインバータ49を介して得られる
外部リセット信号RSTの反転信号を受ける。また、ノ
ードN1,接地レベル間にキャパシタC1が介挿され
る。
【0057】電源,接地レベル間に、PMOSトランジ
スタQ23,NMOSトランジスタQ25及び抵抗R2
が直列に介挿されるともに、PMOSトランジスタQ2
4,NMOSトランジスタQ26及び抵抗R3が直列に
介挿される。
【0058】PMOSトランジスタQ23のドレイン,
ゲートは共通接続され、PMOSトランジスタQ23,
Q24はゲートが共通接続される。NMOSトランジス
タQ25のゲートはノードN1に接続され、NMOSト
ランジスタQ26のドレイン,ゲートが共通接続され
る。
【0059】そして、PMOSトランジスタQ23のゲ
ートより得られる調整電圧VP、及びNMOSトランジ
スタQ26のゲートより得られる調整電圧VNを遅延調
整信号S8として遅延線9に出力する。
【0060】図7は遅延線9の内部構成を示す回路図で
ある。同図に示すように、遅延線9は複数の直列接続さ
れた電流制御型のインバータ部G1,G2,…から構成
され、インバータ部G1,G2,…はそれぞれ調整電圧
VP,VNによって各々の信号伝播遅延時間が調整され
る。
【0061】インバータ部G1,G2,…はそれぞれ電
源,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジ
スタQ31,Q32及びNMOSトランジスタQ33,
Q34から構成される。
【0062】インバータ部G1において、PMOSトラ
ンジスタQ31のゲートは調整電圧VPを受け、PMO
SトランジスタQ32及びNMOSトランジスタQ33
のゲートは入力信号CLKINを共通に受け、NMOS
トランジスタQ34のゲートは調整電圧VNを受ける。
【0063】インバータ部G2において、PMOSトラ
ンジスタQ31のゲートは調整電圧VPを受け、PMO
SトランジスタQ32及びNMOSトランジスタQ33
のゲートはインバータ部G1の出力信号(PMOSトラ
ンジスタQ32のドレインより得られる信号)を共通に
受け、NMOSトランジスタQ34のゲートは調整電圧
VNを受ける。
【0064】同様に、インバータ部G2の後段のインバ
ータ部において、PMOSトランジスタQ31のゲート
は調整電圧VPを受け、PMOSトランジスタQ32及
びNMOSトランジスタQ33のゲートは前段のインバ
ータ部G1の出力信号を共通に受け、NMOSトランジ
スタQ34のゲートは調整電圧VNを受ける。そして、
最終段のインバータ部の出力が遅延入力信号CLKOU
Tとなる。
【0065】以下、図6で示したLPF8の動作につい
て図8のグラフを参照して説明する。外部リセット信号
RSTが“H”のとき、トランスファゲート50がオン
状態となり、ノードN1の電位V1は電源電圧VDDから
PMOSトランジスタQ21の閾値電圧VTHPを差し引
いた電位(VDD−VTHP)にチャージアップされる。こ
れにより、NMOSトランジスタQ25が強くオンする
ため、PMOSトランジスタQ23のゲートより得られ
る調整電圧VPは最低レベルに下がり、NMOSトラン
ジスタQ26のゲートより得られる調整電圧VNは最高
レベルに上がる。
【0066】その結果、図7で示した構成の遅延線9の
各インバータ部におけるPMOSトランジスタQ31及
びNMOSトランジスタQ34は最も強くオンし最大の
駆動能力で動作するため、図8に示すように、遅延線9
による遅延時間DT9はリセット期間T1中に最小遅延
時間ΔDTになる。
【0067】リセット解除後は、LPF8のトランスフ
ァゲート50がオフ状態となり、位相比較器3はフィー
ドバック信号FBCLKの位相を遅らせることを指示す
るアップ信号UP及びダウン信号DWNを出力するた
め、チャージポンプ6は電流I6をノードN1から引く
抜く方向で動作する。
【0068】したがって、遅延調整信号S8における調
整電圧VPは上昇し、調整電圧VNは下降するため、図
8に示すように、遅延線9の遅延時間DT9は、徐々に
上昇していき、リセット解除後からロックイン期間T2
経過後にdtで安定する。すなわち、遅延線9の遅延時
間DT9がdtのとき、入力信号CLKINとフィード
バック信号FBCLKとが同期したことになる。
【0069】このように、実施の形態1のDLL回路1
1は、リセット動作実行後に行う遅延同期動作を、遅延
線9の遅延時間DT9を最小遅延時間ΔDTに初期設定
してから始めているため、遅延線9を構成しているカレ
ント制御型インバータG1,G2,…の駆動能力が大き
い状態で遅延同期処理が行える。したがって、遅延線9
を伝播する信号の波形なまりによるジッタの影響を最小
に抑えることが出来る。
【0070】<<実施の形態2>> <全体構成>図9はこの発明の実施の形態2であるDL
L回路12の構成を示す説明図である。同図に示すよう
に、位相比較器3は内部リセット信号IRSの“L”/
“H”に基づき通常比較動作/リセット時比較動作を行
う。位相比較器3は、リセット時比較動作時には必ず位
相を遅れさせる、すなわち、遅延線9の遅延時間を増加
させることを指示する位相比較結果を出力する。
【0071】LPF8は電流I6を積分し、その積分結
果に基づき遅延線9に対する遅延調整信号S8を出力す
る。LPF8は内部リセット信号IRSが“H”レベル
のとき、チャージポンプ6による電流I6に関係なく遅
延線9による遅延時間が最小になる遅延調整信号S8を
出力する。
【0072】ロックはずれ判定回路13は充放電状態検
出信号S80及び外部リセット信号RSTを受け、内部
リセット信号IRS及びスイッチ信号SWを出力する。
ロックはずれ判定回路13は、LPF8の充放電状態検
出信号S80に基づき同期はずれ現象の有無を検出し、
同期はずれ現象を検出すると、内部リセット信号IRS
を“H”にするとともに、スイッチ信号SWを反転させ
る。
【0073】ロックはずれ判定回路13は、同期はずれ
現象を検出していない状態時は内部リセット信号IRS
を“L”にするとともにスイッチ信号SWを現在の状態
まま維持する。また、ロックはずれ判定回路13は外部
リセット信号RSTが“H”のとき強制的に内部リセッ
ト信号IRSを“H”にする。
【0074】スイッチ回路16はスイッチ信号SWの
“H”/“L”に基づき入力信号CLKINを反転/非
反転した出力信号S16を遅延線9に付与する。なお、
他の構成及び接続関係等は実施の形態1のDLL回路1
1と同様である。
【0075】また、位相比較器3の内部構成は、外部リ
セット信号RSTに置き換えて内部リセット信号IRS
が入力される以外は、図2及び図3で示した位相比較器
3の構成と同様な構成である。
【0076】一方、LPF8の内部構成も、外部リセッ
ト信号RSTに置き換えて内部リセット信号IRSが入
力される以外は、図6で示した実施の形態1のLPF8
と同様である。ただし、図6の構成のノードN1の電位
V1を充放電状態検出信号S80としてロックはずれ判
定回路13に与えている。
【0077】また、遅延線9の内部構成は、図7で示し
た実施の形態1の遅延線9と同様である。
【0078】このような構成の実施の形態2のDLL回
路12は、従来同様、位相比較器3、チャージポンプ
6、LPF8、スイッチ回路16及び遅延線9によって
DLLが構成され、入力信号CLKINとフィードバッ
ク信号FBCLKINとの位相が一致するように作用す
る。
【0079】ただし、内部リセット信号IRSが“H”
のとき(外部リセット信号RSTが“H”、ロックはず
れ判定回路13による同期はずれ検出時)、必ず位相比
較器3は位相を遅らせることを指示するアップ信号UP
及びダウン信号DWNを出力し、LPF8は最小遅延時
間ΔDTを指示する遅延調整信号S8を遅延線9に出力
する。
【0080】したがって、DLL回路12は、初期動作
時には外部リセット信号RSTを所定期間“H”にした
後に“L”にすれば、内部リセット信号IRSが“H”
となるため、遅延線9の遅延時間DT9を最小遅延時間
ΔDTに初期設定した後、遅延時間DT9を増加させる
方向で必ず遅延同期動作を行う。
【0081】その結果、実施の形態2のDLL回路12
は、実施の形態1同様、遅延時間DT9を減少させる方
向を考慮することなく遅延線9の可変遅延時間範囲を設
定することにより、遅延線9の可変遅延時間範囲を小さ
く設定することができ、回路構成及び消費電力を最小限
にすることができる。
【0082】<ロックはずれ判定回路>図10はロック
はずれ判定回路13の内部構成を示す回路図である。同
図に示すように、コンパレータ51は正入力に充放電状
態検出信号S80(LPF8のノードN1の電位V1)
を受け、負入力に比較電圧VRを受けて比較結果信号S
51を出力する。電源電圧VDD,接地レベル間に抵抗R
11,R12が直列に接続され、抵抗R11,R12に
よって抵抗分割して得られる抵抗R11,R12間の電
圧が比較電圧VRとなる。
【0083】比較電圧VRは通常時のノードN1の電位
V1より高く、チャージポンプ6による電流I6の過剰
供給時のノードN1の電位V1より低くなるように設定
される。例えば、リセット時のLPF8のノードN1の
電位V1である(VDD−VTHP)を考慮して、VR=
(VDD−VTHP)+α(>0)に設定される。
【0084】Dフリップフロップ52〜54が直列に接
続され、Dフリップフロップ52はD入力に比較結果信
号S51を受け、Dフリップフロップ52〜54のQ出
力信号S52〜S54はANDゲート59に入力され
る。このANDゲート59の出力信号が判定信号S59
となる。すなわち、判定信号S59が“H”のときロッ
クはずれ状態を検出したことになる。
【0085】Dフリップフロップ55はクロック入力に
判定信号S59を受け、Q出力がインバータ60を介し
てD入力に帰還する。Dフリップフロップ55のQ出力
信号がスイッチ信号SWとなる。
【0086】一方、分周器64は入力信号CLKINを
受け、入力信号CLKINの周波数を1/2に分周して
分周入力信号WCLKINを出力する。
【0087】Dフリップフロップ56はクロック入力に
分周入力信号WCLKINを受け、D入力に判定信号S
59を受ける。ANDゲート61は一方入力に判定信号
S59を受け、他方入力にDフリップフロップ56のQ
出力の反転信号を受ける。ORゲート62は一方入力に
ANDゲート61の出力信号S61を受け、他方入力に
外部リセット信号RSTを受ける。
【0088】各々のクロック入力にフィードバック信号
FBCLKを共通に受けるDフリップフロップ57,5
8は直列に接続される。そして、Dフリップフロップ5
7のD入力はORゲート62の出力信号を受ける。ま
た、Dフリップフロップ52〜58それぞれのリセット
入力Rに外部リセット信号RSTが共通に付与される。
【0089】ORゲート63は一方入力にORゲート6
2の出力信号を受け、他方入力にDフリップフロップ5
8のQ出力信号を受ける。そして、ORゲート63の出
力信号が内部リセット信号IRSとなる。
【0090】図11は、図10で示したロックはずれ判
定回路13によるロックはずれ検出動作を示すタイミン
グ図である。以下、図11を参照してロックはずれ判定
回路13の非リセット時(外部リセット信号RSTが
“L”)における動作を説明する。
【0091】位相比較器3が、フィードバック信号FB
CLKの位相を進めることを指示するアップ信号UP及
びダウン信号DWNを出力し続けても、遅延線9の遅延
時間DT9が最小遅延時間ΔDTに既に達している場
合、フィードバック信号FBCLKINを入力信号CL
KINに同期させることはできない(図20の時刻t1
以降参照)。
【0092】この場合、チャージポンプ6は電流I6を
LPF8に過剰供給することなり、ノードN1の電位V
1は上昇し、時刻t11で比較電圧VRを越えると、コ
ンパレータ51の比較結果信号S51は“L”から
“H”に変化する。
【0093】以降、位相比較器3はフィードバック信号
FBCLKの位相を進めることを指示し続けるためチャ
ージポンプ6は電流I6を供給し続ける。したがって、
V1>VRの状態は維持されるため、時刻t11後に分
周入力信号WCLKINが“H”に立ち上がる時刻t1
2,t13,t14毎にDフリップフロップ52,5
3,54は順次“H”をラッチする。
【0094】その結果、時刻t14で、Q出力信号S5
2〜S54が全て“H”となってANDゲート59の出
力である判定信号S59が“L”から“H”に変化する
ため、Dフリップフロップ55のQ出力であるスイッチ
信号SWの値が反転する。
【0095】同時に、ANDゲート61の出力信号S6
1が“L”から“H”に変化するため、内部リセット信
号IRSも“L”から“H”に変化して内部リセット状
態となる。
【0096】次に分周入力信号WCLKINが“H”に
立ち上がる時刻t15に、Dフリップフロップ56は
“H”の判定信号S59をラッチしANDゲート61の
他方入力が“H”から“L”にするため、出力信号S6
1は“H”から“L”に変化する。
【0097】“L”の出力信号S61はORゲート62
を介してDフリップフロップ57のD入力に与えられる
ため、時刻t15以降における2回目のフィードバック
信号FBCLKの立ち上がり時刻t16にDフリップフ
ロップ58に“L”がラッチされ、ORゲート63の出
力信号である内部リセット信号IRSが“L”に立ち下
がる。
【0098】このように、ロックはずれ判定回路13は
チャージポンプ6による電流I6の過剰電流供給状態が
所定期間(少なくとも分周入力信号WCLKINの2周
期分、すなわち、入力信号CLKINの4周期分以上)
以上続いたときに、判定信号S59を“H”にしてロッ
クはずれ状態と判定する。
【0099】そして、“H”の判定信号S59によって
スイッチ信号SWを反転させるとともに、内部リセット
信号IRSを“H”にして内部リセット状態にする。な
お、外部リセット時(外部リセット信号RSTが
“H”)には、判定信号S59の“H”,“L”に関係
なく、ORゲート62,63によって内部リセット信号
IRSも“H”となる。
【0100】その結果、DLL回路12は、ロックはず
れ状態判定時には内部リセット信号IRSが所定期間
“H”となるため、遅延線9の遅延時間DT9を最小遅
延時間ΔDTに初期設定した後、遅延時間DT9を増加
させる方向で必ず遅延同期動作を行う。
【0101】<スイッチ回路>図12はスイッチ回路1
6の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、
インバータ71〜73は直列に接続され、インバータ7
1の入力は入力信号CLKINを受け、インバータ73
の出力はトランスファゲート74を介してノードN2に
接続される。
【0102】また、インバータ71の出力はトランスフ
ァゲート76を介してインバータ77の入力にも接続さ
れ、インバータ77の出力はトランスファゲート78を
介してノードN2に接続される。
【0103】トランスファゲート74のPMOSゲート
及びトランスファゲート78のNMOSゲートにはスイ
ッチ信号SWが付与され、トランスファゲート74のN
MOSゲート及びトランスファゲート78のPMOSゲ
ートにはスイッチ信号SWの反転信号バーSWが付与さ
れる。また、トランスファゲート76のNMOSゲート
は電源に接続され、PMOSゲートは接地されることに
より、常時オン状態に設定される。
【0104】ノードN2はインバータ75の入力に接続
され、インバータ75の出力信号が信号S16として遅
延線9に与えられる。また、トランスファゲート76は
インバータ1個分の信号伝播遅延時間に設定される。
【0105】このような構成のスイッチ回路16は、ス
イッチ信号SWが“H”のとき、トランスファゲート7
4がオフしトランスファゲート78がオンするため、入
力信号CLKINの反転信号をインバータ75から出力
し、スイッチ信号SWが“L”のとき、トランスファゲ
ート74,75がそれぞれオン,オフするため、入力信
号CLKINの非反転信号をインバータ75から出力す
る。
【0106】図13はスイッチ回路16の動作を示すタ
イミング図である。同図に示すように、時刻t21にス
イッチ信号SWの値がQからバーQに反転すると、この
反転をトリガとして出力信号S16も反転する。その結
果、反転した出力信号S16が遅延線9、内部回路17
を経た時刻t22以降のフィードバック信号FBCLK
の位相が反転する。
【0107】その結果、入力信号CLKINに対しTA
時間遅れていたフィードバック信号FBCLKの位相が
逆に時間TB(=T/2−TA)進むことなる。このと
き、ロックポイントは必ずT/2以内となる。
【0108】したがって、内部リセット信号IRSを
“H”にして、遅延線9の遅延時間DT9を最小遅延時
間ΔDTに初期設定した後、遅延時間DT9を増加させ
る方向で遅延同期動作を実行することにより、入力信号
CLKINとフィードバック信号FBCLKとを速やか
に同期させることができる。
【0109】なお、図13に示すように、フィードバッ
ク信号FBCLKに一時的にひげが生じるが、Dフリッ
プフロップ57,58によってフィードバック信号FB
CLKの2サイクル期間は内部リセット信号IRSが
“H”を保持できるため何等悪影響は生じない。
【0110】このように、実施の形態2のDLL回路1
2におけるロックはずれ判定回路13及びスイッチ回路
16は、ロックはずれ現象時にフィードバック信号FB
CLKの位相を反転させることによよって、入力信号C
LKINとフィードバック信号FBCLKとの位相差を
T/2以内で逆転させることができるため、温度変化等
によるロックはずれ現象が生じても速やかに再ロックが
可能となる。
【0111】<Dフリップフロップ>図14は、Dフリ
ップフロップ52〜58の内部構成を示した回路図であ
る。同図に示すように、D入力はトランスファゲート8
1を介してNANDゲート82の一方入力に接続され
る。また、NANDゲート82は他方入力にインバータ
87の出力を受けるとともに、出力をインバータ85を
介して一方入力に帰還させている。インバータ87の入
力はリセット入力Rに接続される。
【0112】NANDゲート82の出力はトランスファ
ゲート83を介してインバータ84の入力に接続され、
インバータ84の出力がQ出力として外部に出力される
とともに、インバータ85を介して入力に帰還する。ト
ランスファゲート81のPMOSゲート及びトランスフ
ァゲート83のNMOSゲートはクロック入力CLKに
接続され、トランスファゲート81のNMOSゲート及
びトランスファゲート83のPMOSゲートはインバー
タ86を介してクロック入力CLKに接続される。
【0113】このような構成のDフリップフロップは、
通常時(リセット入力Rが“L”)は、クロック入力C
LKの“L”時にトランスファゲート81,82がオ
ン,オフするためNANDゲート82,85のループ接
続よる第1ラッチにD入力の反転値がラッチされる。一
方、クロック入力CLKの“H”時にトランスファゲー
ト81,82がオフ,オンするため第1ラッチの反転値
がインバータ84,85によるループ接続による第2ラ
ッチに転送される。
【0114】すなわち、Dフリップフロップは、通常時
はクロック入力CLKの“H”立ち上がり時にD入力よ
り得られる信号をラッチする。
【0115】一方、リセット時(リセット入力Rが
“H”)は、D入力に関係なく第1ラッチには“H”が
ラッチされ、クロック入力CLKが“H”の時に第2ラ
ッチに“L”がラッチされる。
【0116】<<その他>>なお、実施の形態1及び実
施の形態2において、(外部,内部)リセット実行時
に、遅延線9の遅延時間DT9を最小遅延時間ΔDTに
初期設定した後、遅延時間DT9を増加させる方向で必
ず遅延同期動作を行うように構成したが、逆に遅延線9
の遅延時間DT9を最大遅延時間に初期設定した後、遅
延時間DT9を減少させる方向で必ず遅延同期動作を行
うように構成してもよい。
【0117】この場合、初期設定時に遅延線9を構成す
るインバータ部の駆動能力が最低レベルになるため、遅
延線9から出力される遅延入力信号CLKOUTの波形
がなまりやすいという不利がある。
【0118】また、実施の形態2において、遅延線9が
入力信号CLKINの1周期分の可変遅延時間範囲を有
しておれば、スイッチ回路16とロックはずれ判定回路
13のスイッチ信号SW生成部(Dフリップフロップ5
5,インバータ60)とを省略しても、ロックはずれ時
に再び遅延同期することができる。
【0119】すなわち、図13ように、入力信号CLK
INに対してフィードバック信号FBCLKの位相がT
A遅れている現象は、フィードバック信号FBCLKI
Nの位相が(T−TA)進んでいるとみなすこともでき
るため、ロックはずれ判定回路13がロックはずれ現象
を検出して内部リセット信号IRSを“H”にすること
により、遅延時間DT9を増加させる方向でDLL回路
12による遅延同期動作を実行して、入力信号CLKI
Nとフィードバック信号FBCLKとを同期させること
ができる。
【0120】また、ロックはずれ判定回路13はLPF
8のノードN1の電位V1をモニタ信号としてロックは
ずれ現象の有無を判断したが、位相比較器3による位相
進み指示が過剰に行われていることを検出可能な信号で
あれば、いずれの信号であってもよい。
【0121】また、ロックはずれ判定回路13は、位相
比較器3による位相遅れ指示が過剰に行われている場合
を検出して、ロックはずれ現象の有無を判断するように
してもよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の遅延同期回路は、リセット信号が活性状
態のとき第1の限界遅延時間を指示する遅延時間制御信
号を出力する遅延時間制御手段と、リセット信号が活性
状態から非活性状態となった時点以降の同期処理期間に
おいて、第1の限界遅延時間から第2の限界遅延時間に
至る第1の方向への遅延時間の変動を強制的に指示する
位相比較結果を出力する位相比較手段とを備えている。
【0123】したがって、リセット信号を活性状態にし
てしかる後に非活性状態とする初期動作時に、請求項1
記載の遅延同期回路は、必ず第1の限界遅延時間から第
1の方向に向けて遅延時間を変更させながら基準クロッ
ク信号と実使用クロック信号との遅延同期処理を行う。
【0124】その結果、初期動作時に第1の限界遅延時
間からの第1の方向への遅延時間変動のみを考慮して可
変遅延時間範囲を設定すれば良いため、可変遅延時間範
囲を従来に比較して小さくしても初期動作時に正確な遅
延同期動作が行え、回路構成及び消費電力を最小限にし
た遅延同期回路を得ることができる。
【0125】また、請求項2記載の遅延同期回路の第2
の位相比較部はリセット信号が活性状態のとき、上記第
1の方向と逆方向の第2の方向への遅延時間の変動の有
/無を活性/非活性状態で指示する第2の比較結果を強
制的に非活性状態にしている。
【0126】このため、リセット信号が活性状態のとき
は第1の方向への遅延時間の変動の有/無を活性/非活
性状態で指示する第1の比較結果の活性状態期間が優先
的に出力される。したがって、しかる後にリセット信号
が活性状態から非活性状態に変化しても、リセット信号
の活性状態時に優先的に出力された活性状態の第1の比
較結果によって第2の比較結果が強制的に非活性状態に
されるため、同期処理期間中は第1の比較結果の活性状
態期間が第2の比較結果よりも長くなる。
【0127】その結果、リセット信号を活性状態にして
しかる後に非活性状態とする初期動作時に、位相比較手
段は第1の方向への遅延時間の変動を指示する位相比較
結果(第1及び第2の比較結果)を必ず出力する。
【0128】また、請求項3記載の遅延同期回路におい
て、リセット信号は外部より入力可能な外部リセット信
号を含むため、外部リセット信号を用いて初期動作を行
うことができる。
【0129】また、請求項4記載の遅延同期回路の同期
はずれ判定手段は、位相比較結果に関連した信号をモニ
タし位相比較結果が所定方向の遅延時間の変動を指示す
る度合いに基づき同期はずれ状態の有無を判定し、同期
はずれ状態の判定時に所定期間活性状態となった後に非
活性状態となる内部リセット信号を出力している。
【0130】その結果、同期はずれ状態判定時には必ず
第1の限界遅延時間から第1の方向に向けて遅延時間を
変更させながら基準クロック信号と実使用クロック信号
との遅延同期処理が行うことができる。
【0131】また、請求項5記載の遅延同期回路は、チ
ャージポンプの出力部に接続されるローパスフィルタの
所定のノードの電位を上記位相比較結果に関連した信号
としているため、所定のノードの電位と所定の比較電圧
とのコンパレータによる比較結果に基づき同期はずれ状
態を判定することができる。
【0132】また、請求項6記載の遅延同期回路の位相
反転手段は、同期はずれ状態判定時をトリガとして遅延
基準クロック信号の位相を反転させる反転操作を行うた
め、基準クロック信号と実使用クロック信号との位相関
係を、基準クロック信号の周期の半分以下の位相差で逆
転させることができる。
【0133】その結果、同期はずれ状態判定時には必ず
第1の限界遅延時間から上記位相差を狭める第1の方向
に向けて遅延時間を変更させながら、速やかに遅延同期
処理を行うことができる。
【0134】また、請求項7記載の遅延同期回路のロッ
クはずれ判定手段は、外部リセット信号が活性状態のと
き、強制的に内部リセット信号を活性状態にするため、
外部リセット信号を用いて初期動作を行うこともでき
る。
【0135】また、請求項8記載の遅延同期回路におい
て、第1の限界遅延時間は可変遅延時間範囲内の最小遅
延時間を含み、第2の限界遅延時間は可変遅延時間範囲
内の最大遅延時間を含み、第1の方向は遅延時間を増加
させる方向を含んでいる。
【0136】したがって、リセット信号を活性状態にし
てしかる後に非活性状態とする初期動作時に、必ず最小
遅延時間から遅延時間を増加させながら基準クロック信
号と実使用クロック信号との遅延同期処理を行う。
【0137】遅延手段の遅延時間を最小遅延時間に初期
設定することにより、遅延手段の信号伝播駆動能力が大
きい状態で遅延同期処理が行える。したがって、可変遅
延手段を伝播する信号の波形なまりによるジッタの影響
を最小に抑えることができる。
【0138】また、請求項9記載の遅延同期回路の同期
はずれ判定手段は、位相比較結果に関連した信号をモニ
タし位相比較結果が所定方向の遅延時間の変動を指示す
る度合いに基づき同期はずれ状態の有無を判定すること
ができるため、同期はずれ判定手段の判定結果に連動し
た処理を行うことにより、同期はずれ状態後の処理を自
動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるDLL回路の
構成示す説明図である。
【図2】 実施の形態1の位相比較器の構成を示す回路
図である。
【図3】 図2で示した位相比較部の内部構成を示す回
路図である。
【図4】 位相比較器の動作を示すタイミング図であ
る。
【図5】 位相比較器の動作を示すタイミング図であ
る。
【図6】 実施の形態1のLPFの内部構成を示す回路
図である。
【図7】 実施の形態1の遅延線の内部構成を示す回路
図である。
【図8】 実施の形態1の遅延同期動作を示すグラフで
ある。
【図9】 この発明の実施の形態2であるDLL回路の
構成示す説明図である。
【図10】 実施の形態2のロックはずれ判定回路の内
部構成を示す回路図である。
【図11】 ロックはずれ判定回路の動作を示すタイミ
ング図である。
【図12】 スイッチ回路の内部構成を示す回路図であ
る。
【図13】 スイッチ回路の動作を示すタイミング図で
ある。
【図14】 図10で示したDフリップフロップの内部
構成を示す回路図である。
【図15】 従来のDLL回路の構成を示す説明図であ
る。
【図16】 図15の位相比較器の構成を示す回路図で
ある。
【図17】 図16で示した位相比較部の内部構成を示
す回路図である。
【図18】 図16の位相比較器の動作を示すタイミン
グ図である。
【図19】 図16の位相比較器の動作を示すタイミン
グ図である。
【図20】 ロックはずれ現象を説明するためのグラフ
である。
【符号の説明】
3 位相比較器、6 CP(チャージポンプ)、8 L
PF(ローパスフィルタ) 9 遅延線、11,12
DLL回路、13 ロックはずれ判定回路、16 スイ
ッチ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 直也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 近藤 晴房 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 野谷 宏美 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号と実使用クロック信号
    との位相を同期させる遅延同期回路であって、 前記基準クロック信号と前記実使用クロック信号との位
    相を比較する位相比較手段と、 前記位相比較手段の位相比較結果に基づき遅延制御信号
    を出力する遅延時間制御手段と、 第1の限界遅延時間から第2の限界遅延時間に至る可変
    遅延時間範囲を有し、前記遅延制御信号の指示する遅延
    時間で前記基準クロック信号を遅延させて遅延基準クロ
    ック信号を出力する可変遅延手段とを備え、前記遅延基
    準クロック信号が前記遅延同期回路外の回路を伝播した
    後の信号が前記実使用クロック信号となり、 前記遅延時間制御手段はリセット信号を受け、該リセッ
    ト信号が活性状態のとき前記第1の限界遅延時間を指示
    する前記遅延時間制御信号を出力し、 前記位相比較手段は前記リセット信号を受け、前記リセ
    ット信号が活性状態から非活性状態となった時点から前
    記基準クロック信号と前記実使用クロック信号とが同期
    するに至るまでを含む同期処理期間において、前記第1
    の限界遅延時間から前記第2の限界遅延時間に至る第1
    の方向への遅延時間の変動を強制的に指示する前記位相
    比較結果を出力する、遅延同期回路。
  2. 【請求項2】 前記位相比較手段の前記位相比較結果
    は、前記第1の方向の遅延時間の変動の有/無を活性/
    非活性状態で指示する第1の比較結果と、前記第1の方
    向と逆方向の第2の方向への遅延時間の変動の有/無を
    活性/非活性状態で指示する第2の比較結果を含み、 前記位相比較手段は、 前記基準クロック信号と前記実使用クロック信号との位
    相差に基づき、前記第1の比較結果を出力する第1の位
    相比較部を備え、前記第1の位相比較部は前記第2の比
    較結果を受け、前記第2の比較結果が活性状態のとき前
    記第1の比較結果を強制的に非活性状態とし、 前記基準クロック信号と前記実使用クロック信号との位
    相差に基づき、前記第2の比較結果を出力する第2の位
    相比較部をさらに備え、前記第2の位相比較部は前記第
    1の比較結果を受け、前記第1の比較結果が活性状態の
    とき前記第2の比較結果を強制的に非活性状態とし、 前記第2の位相比較部は前記リセット信号をさらに受
    け、前記リセット信号が活性状態のとき、前記第2の比
    較結果を強制的に非活性状態にすることを特徴とする、
    請求項1記載の遅延同期回路。
  3. 【請求項3】 前記リセット信号は外部より入力可能な
    外部リセット信号を含む、請求項1あるいは請求項2に
    記載の遅延同期回路。
  4. 【請求項4】 前記リセット信号は内部で生成される内
    部リセット信号を含み、 前記位相比較結果に関連した信号をモニタし、前記位相
    比較結果が所定方向の遅延時間の変動を指示する度合い
    に基づき同期はずれ状態の有無を判定し、その判定結果
    に基づき前記内部リセット信号を出力する同期はずれ判
    定手段をさらに備え、前記同期はずれ検出手段は、前記
    同期はずれ状態を判定すると前記内部リセット信号を所
    定期間活性状態とした後に非活性状態にする、請求項1
    記載の遅延同期回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延時間制御手段は、 前記位相比較結果の指示内容に基づき、出力部からの電
    流の供給あるいは前記出力部への電流の引き抜きを行う
    チャージポンプと、 前記チャージポンプの前記出力部に接続される所定のノ
    ードを有し、ローパスフィルタリング処理して得られる
    前記所定ノードの電位に基づき前記遅延時間制御信号を
    出力するローパスフィルタとを備え、 前記位相比較結果に関連した信号は前記所定のノードの
    電位を含む、請求項4記載の遅延同期回路。
  6. 【請求項6】 前記所定方向は前記第1の方向と逆の第
    2の方向を含み、 前記同期はずれ判定手段は、前記同期はずれ状態の有無
    に基づく判定関連信号をさらに出力し、 前記判定関連信号を受け、前記判定関連信号から前記同
    期はずれ状態判定時を認識し、前記同期はずれ状態判定
    時をトリガとして前記遅延基準クロック信号の位相を反
    転させる反転操作を行う位相反転手段をさらに備える、
    請求項4記載の遅延同期回路。
  7. 【請求項7】 前記ロックはずれ判定手段は、外部より
    入力可能な外部リセット信号をさらに受け、該外部リセ
    ット信号が活性状態のとき、強制的に前記内部リセット
    信号を活性状態にする、請求項4ないし請求項6のうち
    いずれか1項に記載の遅延同期回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の限界遅延時間は前記可変遅延
    時間範囲内の最小遅延時間を含み、前記第2の限界遅延
    時間は前記可変遅延時間範囲内の最大遅延時間を含み、
    前記第1の方向は遅延時間を増加させる方向を含む、請
    求項1〜請求項7のうちいずれか1項に記載の遅延同期
    回路。
  9. 【請求項9】 基準クロック信号と実使用クロック信号
    との位相を同期させる遅延同期回路であって、 前記基準クロック信号と前記実使用クロック信号との位
    相を比較する位相比較手段と、 前記位相比較手段の位相比較結果に基づき遅延制御信号
    を出力する遅延時間制御手段と、 前記遅延制御信号の指示する遅延時間で前記基準クロッ
    ク信号を遅延させて遅延基準クロック信号を出力する可
    変遅延手段とを備え、前記遅延基準クロック信号が前記
    遅延同期回路外の回路を伝播した後の信号が前記実使用
    クロック信号となり、 前記位相比較結果に関連した信号をモニタし、前記位相
    比較結果が所定方向の遅延時間の変動を指示する度合い
    に基づき同期はずれ状態の有無を判定する同期はずれ判
    定手段をさらに備える、遅延同期回路。
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