JP2006074580A - Dll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 位相が誤ってロックされるという誤ロック状態の防止が図られたDLL回路を提供する。
【解決手段】 フリップフロップ17_1,17_2,イクスクルーシブノア回路17_3からなるコースサーチ回路17で、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとを比較しておおまかなロックポイントを求め、次いで、フリップフロップ18_1,18_2,18_5,切替回路18_3,遅延回路18_4からなるファインサーチ回路18で、リファレンスクロックCLKINの立ち上りと、二分周フィードバッククロックCLKFB2の立ち上りおよび立ち下り双方との位相を比較することによって、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの間の位相が所定の位相となるように可変遅延セル16の遅延量を制御回路19で制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リファレンスクロックとそのリファレンスクロックが遅延してなるフィードバッククロックとの間の位相が所定の位相となるようにリファレンスクロックの遅延量を制御してロックするDLL回路に関する。
従来より、外部から高速なクロックを入力し、入力されたクロックに同期して動作するSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の半導体集積回路が知られている。このような半導体集積回路では、温度や電源電圧の変動、プロセスのバラツキ等に起因して発生するタイミングのずれを小さく抑える必要がある。また、このような半導体集積回路では、特に、外部から入力されるクロックに同期して生成されて内部で使用されるクロックに対しては、ジッタの発生や周波数変動を小さく抑えることが重要である。そこで、このような半導体集積回路には、以下に説明するDLL(Delay Locked Loop)回路が備えられている。
図5は、従来のDLL回路の構成を示す図である。
図5に示すDLL回路100には、リファレンスクロックCLKINが入力される入力端子101と、出力クロックCLKOUTが出力される出力端子102と、ユーザロジック200からのフィードバッククロックCLKFBが入力される入力端子103とが備えられている。また、このDLL回路100には、可変遅延セル104と、位相比較器105と、制御回路106とが備えられている。
可変遅延セル104および位相比較器105には、外部からのリファレンスクロックCLKINが入力端子101を経由して入力される。可変遅延セル104は、入力されたリファレンスクロックCLKINを遅延量自在に遅延することによりユーザロジック200に送る出力クロックCLKOUTを生成して、出力端子102から出力する。
ユーザロジック200は、DLL回路100の外部に備えられており、このユーザロジック200に入力された出力クロックCLKOUTは、そのユーザロジック200で所定の遅延量だけ遅延されてフィードバッククロックCLKFBとして入力端子103に入力される。
位相比較器105は、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの位相を比較し、比較結果を制御回路106に出力する。制御回路106は、位相比較回路105による位相の比較結果に基づいて、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの位相が所定の位相となるように可変遅延セル104によるリファレンスクロックCLKINの遅延量を制御する。以下、図6を参照して詳細に説明する。
図6は、図5に示すDLL回路のタイミングを示す図である。
図6には、リファレンスクロックCLKINと、そのリファレンスクロックCLKINがDLL回路100で遅延時間d1だけ遅延された出力クロックCLKOUTと、その出力クロックCLKOUTがユーザロジック200で遅延時間d2だけ遅延されたフィードバッククロックCLKFBとが示されている。
制御回路106は、図6に示すように、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの立ち上りが一致するように、即ち遅延時間d1と遅延時間d2との合計時間がリファレンスクロックCLKINの1周期分の時間と同じになるように、可変遅延セル104の遅延量を制御する。このように制御して、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBの位相を合わせることにより、遅延(位相)をロックする。尚、ここでは、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの立ち上りが一致するように、可変遅延セル104の遅延量を制御したが、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの立ち下りが一致するように、可変遅延セル104の遅延量を制御してもよい。
図7は、図5に示す位相比較器の一例としてのフリップフロップを示す図、図8は、図7に示すフリップフロップのタイミングを示す図である。
図7には、図5に示す位相比較器105の一例としてのフリップフロップ110が示されている。フリップフロップ110のデータ入力端子,クロック入力端子には、フィードバッククロックCLKFB,リファレンスクロックCLKINが入力される。このフリップフロップ110では、データ入力端子に入力されるフィードバッククロックCLKFBのレベルが、クロック入力端子に入力されるリファレンスクロックCLKINの立ち上りで取り込まれる。ここで、図8(a)に示すように、フィードバッククロックCLKFBのほうがリファレンスクロックCLKINよりも進んでいる場合は、フィードバッククロックCLKFBの‘H’レベルがリファレンスクロックCLKINの立ち上りで取り込まれ、これによりフリップフロップ110の出力端子から‘H’レベルの信号が出力される。一方、図8(b)に示すように、フィードバッククロックCLKFBのほうがリファレンスクロックCLKINよりも遅れている場合は、フィードバッククロックCLKFBの‘L’レベルがリファレンスクロックCLKINの立ち上りで取り込まれ、これによりフリップフロップ110の出力端子から‘L’レベルの信号が出力される。そこで、これら‘H’レベル,‘L’レベルを、制御回路106で「遅延量増大」命令,「遅延量減少」命令に置き換えることで可変遅延セル104の遅延量を制御する。ここで、「遅延量増大」命令と「遅延量減少」命令とが交互に繰り返される時点が、遅延ロックポイントとなる。このようなDLL回路として、例えば、回路規模を抑えたままフィードバッククロックCLKFBのジッタを低減する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−290555号公報
ここで、フィードバッククロックCLKFBをリファレンスクロックCLKINの立ち上りで取り込むにあたり、フィードバッククロックCLKFBが立ち下りのエッジ(裏エッジと称する)にある場合、理論上は、上記「遅延量増大」もしくは「遅延量減少」のいずれかの命令によって、次第に裏エッジから離れていき、最終的に立ち上りのエッジ(本エッジと称する)に近付いていく。以下、図9を参照して説明する。
図9は、リファレンスクロックおよびフィードバッククロックの双方におけるジッタを説明するための図である。
一般に、クロックは、図9(a)に示すように、クロックごとに周期t1,t2,…が微妙に異なる。このため、リファレンスクロックCLKINおよびフィードバッククロックCLKFBは、実際には、図9(b)に示すようなジッタ(Cycle to Cycleジッタ)を持っており、このジッタが大きいと、例え遅延量を固定にしていてもクロックごとに‘H’レベルと‘L’レベルがランダム(あるいは“不規則に”)に出力される。ここで、遅延量を制御して遅延時間を変更する分解能が、例えば50ps(ピコ秒)以下であって、一方でジッタが100psである場合、図5に示すDLL回路100による遅延の増減がかき消されて、位相比較器105では‘H’レベルと‘L’レベルとがランダムに出力されることとなる。即ち、フィードバッククロックCLKFBが、位相ロックされる状態とはほど遠い裏エッジにいるにも関わらず、DLL回路100では、あたかも位相ロックしているかのような動作が行なわれてしまう可能性があるという問題を抱えている。
本発明は、上記事情に鑑み、位相が誤ってロックされるという誤ロック状態の防止が図られたDLL回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のDLL回路は、
リファレンスクロックを遅延量自在に遅延することによりユーザロジックに送る出力クロックを生成する可変遅延セルと、
上記リファレンスクロックと、そのリファレンスクロックが上記可変遅延セルおよびユーザロジックによって遅延してなるフィードバッククロックとの間の位相を比較する位相比較器と、
上記位相比較器による位相比較結果に基づいて、上記リファレンスクロックと上記フィードバッククロックとの間の位相が所定の位相となるように上記可変遅延セルによるリファレンスクロックの遅延量を制御する制御回路とを備えたDLL回路において、
上記位相比較器が、上記リファレンスクロックの立ち上りもしくは立ち下りの一方と、上記フィードバッククロックを二分周してなる二分周フィードバッククロックの立ち上りおよび立ち下り双方との位相を比較することによって上記リファレンスクロックと上記フィードバッククロックとの間の位相比較結果を得るファインサーチ回路を有するものであることを特徴とする。
従来では、リファレンスクロックとフィードバッククロックとの位相ロックにあたり、リファレンスクロックの立ち上りもしくは立ち下りの一方で、フィードバッククロックが取り込まれるため、フィードバッククロックが立ち下りもしくは立ち上りのエッジ(いわゆる裏エッジ)にある場合、あたかも位相がロックしているかのような誤ロック状態が発生する。
本発明のDLL回路は、リファレンスクロックとフィードバッククロックとの位相ロックにあたり、リファレンスクロックの立ち上りもしくは立ち下りの一方で、上記フィードバッククロックが二分周されてなる二分周フィードバッククロックの立ち上りおよび立ち下りを取り込むものであるため、そのフィードバッククロックの裏エッジが取り除かれることとなり、従って裏エッジで位相がロックされてしまうという誤ロック状態が防止される。
ここで、上記位相比較器が、さらに、上記ファインサーチ回路により上記リファレンスクロックと上記フィードバッククロックの位相比較を行なえるレベルの位相差にあるか否かを判定するコースサーチ回路を備えたものであることが好ましい。
このようなコースサーチ回路を備えると、位相をロックするための時間を短縮することができる。
また、上記コースサーチ回路は、上記リファレンスクロックの連続する2つの立ち上りもしくは連続する2つの立ち下りのタイミングで上記二分周フィードバッククロックが同一の論理にあることをもって上記リファレンスクロックと上記フィードバッククロックが上記ファインサーチ回路には位相比較を行なえるレベルの位相差にあると判定するものであることも好ましい態様である。
このようにすると、リファレンスクロックとフィードバッククロックがファインサーチ回路には位相比較を行なえるレベルの位相差にある旨の判定を簡単に行なうことができる。
本発明のDLL回路は、リファレンスクロックの立ち上りもしくは立ち下りの一方で、フィードバッククロックが二分周されてなる二分周フィードバッククロックの立ち上りおよび立ち下りを取り込むものであるため、誤って位相がロックされることを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態のDLL回路の構成を示す図である。
図1に示すDLL回路1には、リファレンスクロックCLKINが入力される入力端子11と、出力クロックCLKOUTが出力される出力端子12と、ユーザロジック20からのフィードバッククロックCLKFBが入力される入力端子13とが備えられている。
また、このDLL回路1には、第1の分周器14と、第2の分周器15と、可変遅延セル16と、コースサーチ回路17と、ファインサーチ回路18と、制御回路19とが備えられている。コースサーチ回路17は、フリップフロップ17_1,17_2とイクスクルーシブノア回路17_3から構成されている。また、ファインサーチ回路18は、フリップフロップ18_1,18_2,18_5と、切替回路18_3と、遅延回路18_4とから構成されている。ここで、コースサーチ回路17およびファインサーチ回路18から本発明にいう位相比較器の一例が構成される。
第1の分周器14は、外部から入力されたリファレンスクロックCLKINを一分周して、可変遅延セル16、コースサーチ回路17、およびファインサーチ回路18に入力する。
第2の分周器15は、入力端子13を経由して入力されたフィードバッククロックCLKFBを二分周してフィードバッククロックCLKFB2を生成し、コースサーチ回路17およびファインサーチ回路18に入力する。尚、第1の分周器14は、コースサーチ回路17およびファインサーチ回路18に入力されるリファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFB2との遅延量を同じにするために設けられている。
可変遅延セル16は、入力されたリファレンスクロックCLKINを遅延量自在に遅延することによりユーザロジック20に送る出力クロックCLKOUTを生成して出力端子12から出力する。
ユーザロジック20は、DLL回路1の外部に備えられており、このユーザロジック20に入力された出力クロックCLKOUTは、そのユーザロジック20で所定の遅延量だけ遅延されてフィードバッククロックCLKFBとして入力端子13に入力される。
図2は、二分周されたフィードバッククロックがリファレンスクロックの立ち上りで取り込まれる様子を示す図である。
図2には、リファレンスクロックCLKINと、フィードバッククロックCLKFBと、そのフィードバッククロックCLKFBが二分周されてなるフィードバッククロックCLKFB2とが示されている。従来では、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの位相ロックにあたり、リファレンスクロックCLKINの立ち上りでフィードバッククロックCLKFBが取り込まれるため、フィードバッククロックCLKFBが立ち下りのエッジ(裏エッジ)にある場合、あたかも位相がロックしているかのような誤ロック状態が発生する。
本実施形態では、詳細は後述するが、第2の分周器15でフィードバッククロックCLKFBが二分周されているため、フィードバッククロックCLKFBの裏エッジが取り除かれることとなり、裏エッジで位相がロックされてしまうという誤ロック状態が防止される。また、本実施形態では、図2に示すように、二分周されたフィードバッククロックCLKFB2は、立ち上り(楕円A)においても、立ち下り(楕円B)においても、リファレンスクロックCLKINの立ち上りでロックされることとなる。再び図1に戻って説明を続ける。
図1に示すコースサーチ回路17は、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの位相ロックにあたり、初期状態においてロックに要する時間を短縮するために大まかなロックポイントを探し出すためのコースサーチ用の位相比較器である。大まかなロックポイントとは、前回の比較結果と今回の比較結果が一致する時点である。詳細には、このコースサーチ回路17は、ファインサーチ回路18によりリファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBの位相比較を行なえるレベルの位相差にあるか否かを判定する。さらに、詳細には、このコースサーチ回路17は、リファレンスクロックCLKINの連続する2つの立ち上りもしくは連続する2つの立ち下りのタイミングで二分周フィードバッククロックCLKFB2が同一の論理にあることをもってリファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBがファインサーチ回路18で位相比較を行なえるレベルの位相差にあると判定する。
一方、ファインサーチ回路18は、コースサーチ回路17で大まかなロックポイントが探し出された後に、細かなロックポイントを探すためのファインサーチ用の位相比較器である。詳細には、このファインサーチ回路18は、リファレンスクロックCLKINの立ち上りもしくは立ち下りの一方と、フィードバッククロックCLKFBを二分周してなる二分周フィードバッククロックCLKFB2の立ち上りおよび立ち下り双方との位相を比較することによってリファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの間の位相比較結果を得る。
制御回路19は、コースサーチ回路17およびファインサーチ回路18による位相比較結果に基づいて、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの間の位相が所定の位相となるように可変遅延セル16によるリファレンスクロックCLKINの遅延量を制御する。詳細には、この制御回路19は、先ず、コースサーチ回路17による位相の比較結果に基づいて可変遅延セル16の遅延量を大まかに制御し、次いで、ファインサーチ回路18による位相の比較結果に基づいて可変遅延セル16の遅延量を細かく制御する。
次に、図1に示すDLL回路1の動作について説明する。先ず、制御回路19では、位相ロックに要する時間を短縮するために、コースサーチ回路17からの位相比較結果に基づいて大まかなロックポイントを探し出す。コースサーチ回路17は、リファレンスクロックCLKINで二分周フィードバッククロックCLKFB2を取り込み、前回と今回(1クロック前)の位相比較結果を検出する。比較結果が一致していない場合はイクスクルーシブノア回路17_3の出力であるノードAは‘L’レベルとなり、制御回路19では可変遅延セル16の遅延量を変動させた(二分周フィードバッククロックCLKFB2の位相をずらした)にも関わらず、二分周フィードバッククロックCLKFB2のレベルが異なるため、まだロックすべきポイントに達していないと判定し、コースサーチを継続する。一方、比較結果が一致している場合はノードAが‘H’レベルとなり、二分周フィードバッククロックCLKFB2の位相をずらしても、前回の二分周フィードバッククロックCLKFB2のレベルと今回の二分周フィードバッククロックCLKFB2のレベルとは同じであるため、制御回路19ではロックポイントに近付いたと判定して、ファインサーチ回路18に切り替える。尚、一度ファインサーチ回路18に切り替えると、制御回路19ではノードAの結果は不要になる。
次に、ファインサーチ回路18の動作について図3および図4を参照して説明する。
図3は,図1に示すファインサーチ回路を示す図、図4は、図3に示すファインサーチ回路のタイミングチャートである。
図3に示すファインサーチ回路18を構成するフリップフロップ18_1,18_2には、図4に示すリファレンスクロックCLKINと、フィードバッククロックCLKFBが二分周されてなる二分周フィードバッククロックCLKFB2が入力される。また、遅延回路18_4には、リファレンスクロックCLKINが入力される。この遅延回路18_4は、入力されたリファレンスクロックCLKINを遅延時間tdだけ遅延して、図4に示す遅延リファレンスクロックCLKIN_Dを生成して、フリップフロップ18_5に入力する。尚、上記遅延時間tdは、フリップフロップ18_1および切替回路18_3双方の遅延時間tpよりも大きく設定されている。
ファインサーチ回路18では、フリップフロップ18_1によりリファレンスクロックCLKINの立ち上りで二分周フィードバッククロックCLKFB2を取り込み、そのフリップフロップ18_1から相補信号A0,A1を出力する。また、フリップフロップ18_2によりリファレンスクロックCLKINの立ち下りで二分周フィードバッククロックCLKFB2を取り込み、そのフリップフロップ18_2から制御信号Sを出力する。これら相補信号A0,A1および制御信号Sは、切替回路18_3に入力される。
切替回路18_3は、制御信号Sとして‘L’レベルが入力されると信号A0を出力することにより、リファレンスクロックCLKINの立ち上りで取り込まれる二分周フィードバッククロックCLKFB2のレベルをそのまま信号Zとして出力する。また、制御信号Sとして‘H’レベルが入力されると信号A1を出力することにより、リファレンスクロックCLKINの立ち上りで取り込まれる二分周フィードバッククロックCLKFB2のレベルを反転した論理を信号Zとして出力する。フリップフロップ18_5は、この信号Zを遅延リファレンスクロックCLKIN_Dの立ち上りで取り込む。
図4を用いて詳細な説明を行なう。フリップフロップ18_5では、図4に示す遅延リファレンスクロックCLKIN_Dの最初の立ち上りで‘H’レベルの信号Zが取り込まれる。これは図4に示すCLKINの最初の立ち下りで取り込んだCLKFB2が‘L’レベルであったため、つまりSが‘L’レベルとなり、CLKINの最初の立ち上りで取り込んだCLKFB2の‘H’レベルがA0を通って正転の論理でZに現われたことによるものである。このため、フリップフロップ18_5から‘H’レベルの信号COMP_OUTが出力される。この‘H’レベルの信号COMP_OUTは、制御回路19(図1参照)に入力されて、遅延量が増大する方向に制御されるため、フィードバッククロックCLKFBが遅延することとなる。次いで、遅延リファレンスクロックCLKIN_Dの2番目の立ち上りで‘H’レベルの信号Zが取り込まれる。今度は、CLKINの立ち下りで取り込んだCLKFB2が‘H’レベルであったため、CLKINの立ち上りで取り込んだCLKFB2がA1を通って反転の論理でZに現われたことによるものである。このため、フリップフロップ18_5からは‘H’レベルの信号COMP_OUTが引き続き出力される。従って、フィードバッククロックCLKFBはさらに遅延することとなる。
次いで、前記と同様のプロセスを経て遅延リファレンスクロックCLKIN_Dの3番目の立ち上りで‘L’レベルの信号Zが取り込まれる。すると、信号COMP_OUTが‘H’レベルから‘L’レベルに変化する。制御回路19では、これを受けて、フィードバッククロックCLKFBの遅延量を減少する方向に制御する。さらに、遅延リファレンスクロックCLKIN_Dの4番目の立ち上りで‘L’レベルの信号Zが取り込まれる。このため、フリップフロップ18_5からは‘L’レベルの信号COMP_OUTが引き続き出力され、これを受けて制御回路19は遅延量を減少させる。このように遅延量増加と減少の命令が交互に出されるようになったところで、CLKINとCLKFBの位相がロックされたことになる。
このように、本実施形態では、リファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの位相ロックにあたり、リファレンスクロックCLKINの立ち上りで、フィードバッククロックCLKFBが二分周されてなる二分周フィードバッククロックCLKFBを取り込んで位相ロックするものであるため、フィードバッククロックCLKFBの裏エッジが取り除かれることとなり、従って裏エッジで位相がロックされてしまうという誤ロック状態が防止される。
尚、本実施形態では、リファレンスクロックCLKINの立ち上りと、二分周フィードバッククロックCLKFB2の立ち上りおよび立ち下り双方との位相を比較することによってリファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの間の位相比較結果を得る例で説明したが、これに限られるものではなく、リファレンスクロックCLKINの立ち下りと、二分周フィードバッククロックCLKFB2の立ち上りおよび立ち下り双方との位相を比較することによってリファレンスクロックCLKINとフィードバッククロックCLKFBとの間の位相比較結果を得てもよい。
また、本実施形態では、ファインサーチ回路およびコースサーチ回路からなる位相比較器の例で説明したが、本発明にいう位相比較器は、ファインサーチ回路のみであってもよい。
本発明の一実施形態のDLL回路の構成を示す図である。 二分周されたフィードバッククロックがリファレンスクロックの立ち上りで取り込まれる様子を示す図である。 図1に示すファインサーチ回路を示す図である。 図3に示すファインサーチ回路のタイミングチャートである。 従来のDLL回路の構成を示す図である。 図5に示すDLL回路のタイミングを示す図である。 図5に示す位相比較器の一例としてのフリップフロップを示す図である。 図7に示すフリップフロップのタイミングを示す図である。 リファレンスクロックおよびフィードバッククロックの双方におけるジッタを説明するための図である。
符号の説明
1 DLL回路
11,13 入力端子
12 出力端子
14 第1の分周器
15 第2の分周器
16 可変遅延セル
17 コースサーチ回路
18 ファインサーチ回路
19 制御回路
17_1,17_2,18_1,18_2,18_5 フリップフロップ
17_3 イクスクルーシブノア回路
18_3 切替回路
18_4 遅延回路

Claims (3)

  1. リファレンスクロックを遅延量自在に遅延することによりユーザロジックに送る出力クロックを生成する可変遅延セルと、
    前記リファレンスクロックと、該リファレンスクロックが前記可変遅延セルおよびユーザロジックによって遅延してなるフィードバッククロックとの間の位相を比較する位相比較器と、
    前記位相比較器による位相比較結果に基づいて、前記リファレンスクロックと前記フィードバッククロックとの間の位相が所定の位相となるように前記可変遅延セルによるリファレンスクロックの遅延量を制御する制御回路とを備えたDLL回路において、
    前記位相比較器が、前記リファレンスクロックの立ち上りもしくは立ち下りの一方と、前記フィードバッククロックを二分周してなる二分周フィードバッククロックの立ち上りおよび立ち下り双方との位相を比較することによって前記リファレンスクロックと前記フィードバッククロックとの間の位相比較結果を得るファインサーチ回路を有するものであることを特徴とするDLL回路。
  2. 前記位相比較器が、さらに、前記ファインサーチ回路により前記リファレンスクロックと前記フィードバッククロックの位相比較を行なえるレベルの位相差にあるか否かを判定するコースサーチ回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のDLL回路。
  3. 前記コースサーチ回路は、前記リファレンスクロックの連続する2つの立ち上りもしくは連続する2つの立ち下りのタイミングで前記二分周フィードバッククロックが同一の論理にあることをもって前記リファレンスクロックと前記フィードバッククロックが前記ファインサーチ回路には位相比較を行なえるレベルの位相差にあると判定するものであることを特徴とする請求項2記載のDLL回路。
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