JP2009147829A - Dll回路,撮像装置,メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させる。
【解決手段】可変遅延回路10は、入力クロックCKinを順次遅延させ、それぞれ位相が異なる遅延クロックCK(1),・・・CK(k)を生成する。位相比較回路11は、遅延クロックCK(n−m),CK(n+m)の立ち上がりエッジ間の期間を有効期間として規定し、その有効期間中においてのみ遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれの電圧レベルに基づいて位相比較する。遅延制御回路12は、位相比較回路11による比較結果に基づいて、可変遅延回路10における遅延時間を制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、DLL回路およびそれを備える撮像装置,メモリ装置に関し、さらに詳しくは、ミスロック状態への遷移を抑制する機能に関する。
図16は、一般的なDLL回路の構成を示す。DLL回路では、可変遅延回路90を構成するn個の遅延素子900,900,・・・によって入力クロックCKinが順次遅延され、それぞれ位相が異なるn個の遅延クロックCK(1),CK(2),・・・CK(n)が生成される。周波数位相比較回路91は、遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれの立ち上がりエッジの発生タイミングに基づいて遅延クロックCK(1)と遅延クロックCK(n)とを位相比較し、比較結果に応じて充電信号UPおよび放電信号DNを出力する。チャージポンプ回路92は、充電信号UP,放電信号DNに応答して、ローパスフィルタ93の出力電圧を充放電する。このローパスフィルタ93の出力電圧の増加/減少により、遅延素子900,900,・・・のそれぞれにおける遅延時間が減少/増加する。このように、位相比較結果に応じて遅延素子900,900,・・・のそれぞれの遅延時間が増減されることにより、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされる。
DLL回路では、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分である状態で遅延クロックCK(1),CK(n)の位相をロックすることが重要である。しかし、DLL回路では、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差を区別することができないので、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が1周期分ではない状態(例えば、1よりも大きい整数倍の周期分)で遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされることがある。そこで、一般的には、DLL回路において位相調整を開始する際、遅延素子900における遅延時間を最小に設定した後、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が徐々に増加するように遅延素子900における遅延時間が制御される。このように制御することにより、正常ロック状態(遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされており、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が1周期分である位相状態)にすることができる。
また、特開2005−20711号公報(特許文献1)には、ミスロック状態(遅延クロックCK(1),CK(n)の位相はロックされているが、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が1周期分ではない位相状態)を検出するための回路を設け、ミスロック状態を検出すると遅延素子における遅延時間を最小にするDLL回路が開示されている。
特開2005−20711号公報
従来のDLL回路では、周波数位相比較回路91が遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれのエッジ発生タイミングに基づいて位相比較を行っている。そのため、外乱ノイズが混入した場合や、入力クロックCKinの供給が一旦停止した後に再度供給された場合など、クロックの波形が乱れた場合には、図17のように、時刻t1において遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジが発生しなくなるので、遅延クロックCK(n)の立ち上がりエッジのみが発生することになる。そのため、時刻t2において遅延クロックCK(1)の次の立ち上がりエッジが発生するまでの間、放電信号DNが出力され続けることになる。この放電信号DNの出力期間が長くなる程、遅延素子900,900,・・・のそれぞれにおける遅延時間が過剰になり、その結果、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が必要以上に大きくなるので、図17の時刻t3のように、ミスロック状態になりやすかった。
また、特許文献1に記載のDLL回路では、ミスロック状態を解除するために遅延素子900,900,・・・のそれぞれにおける遅延時間を最小に設定するので、遅延素子900,900,・・・における遅延時間を徐々に増加させる処理を最初から実行し直す必要があり、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態を正常ロック状態に安定させるまでに要する時間(復帰時間)が長期化していた。
そこで、この発明は、ミスロック状態へ遷移しにくくすることにより、DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させることを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、DLL回路は、入力クロックを順次遅延させ、それぞれ位相が異なる複数の遅延クロックを生成する可変遅延回路と、上記複数の遅延クロックのいずれか1つまたは上記入力クロックである第1の基準クロックと、上記複数の遅延クロックに含まれる遅延クロックであり上記第1の基準クロックよりも位相が遅れた第2の基準クロックとを受け、上記第2の基準クロックについての有効期間を規定し、その有効期間中においてのみ上記第1および第2の基準クロックのそれぞれの電圧レベルに基づいて上記第1および第2の基準クロックの位相を比較する位相比較回路と、上記位相比較回路による比較結果に基づいて上記可変遅延回路における遅延時間を制御する遅延制御回路とを備える。
上記DLL回路では、第1および第2の基準クロックのそれぞれのエッジの発生タイミングではなく、第1および第2の基準クロックのそれぞれの電圧レベルに基づいて位相比較を行うことにより、クロック波形の乱れに起因する遅延時間の増大を抑制することができ、第1および第2の基準クロックの遅延時間差の変動量を小さくすることができる。これにより、第1および第2の基準クロックの位相状態がミスロック状態へ遷移しにくくなるので、従来よりも、DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させることができる。
好ましくは、上記DLL回路は、上記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期分よりも大きい遅延過剰状態を検出する遅延過剰状態検出回路をさらに備え、上記遅延制御回路は、上記遅延過剰状態検出回路によって上記遅延過剰状態が検出されている期間中、上記位相比較回路による比較結果に拘わらず上記可変遅延回路における遅延時間を徐々に減少させる。
上記DLL回路では、第1および第2の基準クロックの遅延時間差が過剰である場合、位相比較回路による比較結果に拘わらず、可変遅延回路における遅延時間が強制的に徐々に減少する。これにより、第1および第2の基準クロックの遅延時間差を1周期分に近づけることができるので、第1および第2の基準クロックの位相状態がミスロック状態へ遷移しにくくなる。
好ましくは、上記DLL回路は、上記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期分よりも小さい遅延不足状態を検出する遅延不足状態検出回路をさらに備え、上記遅延制御回路は、上記遅延不足状態検出回路によって遅延不足状態が検出されている期間中、上記可変遅延回路における遅延時間を徐々に増加させる。
上記DLL回路では、第1および第2の基準クロックの遅延時間差が不足している場合、可変遅延回路における遅延時間が徐々に増加する。これにより、第1および第2の基準クロックの遅延時間差を1周期分に近づけることができ、第1および第2の基準クロックの位相状態を正常ロック状態に安定させることが可能となる。
この発明の別の局面に従うと、DLL回路は、入力クロックを順次遅延させてそれぞれ位相が異なる複数の遅延クロックを生成する可変遅延回路と、上記複数の遅延クロックのいずれか1つまたは上記入力クロックである第1の基準クロックと、上記複数の遅延クロックに含まれる遅延クロックであり上記第1の基準クロックよりも位相が遅れた第2の基準クロックとを受け、上記第1および第2の基準クロックの位相を比較する位相比較回路と、上記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期よりも大きい遅延過剰状態を検出する遅延過剰状態検出回路と、上記遅延過剰状態検出回路によって遅延過剰状態が検出されていない期間中では、上記位相比較回路による比較結果に基づいて上記可変遅延回路における遅延時間を制御する一方、上記遅延過剰状態検出回路によって遅延過剰状態が検出されている期間中では、上記位相比較回路による比較結果に拘わらず上記可変遅延回路における遅延時間を徐々に減少させる遅延制御回路とを備える。
上記DLL回路では、第1および第2の基準クロックの遅延時間差が過剰である場合、位相比較回路による比較結果に拘わらず、可変遅延回路における遅延時間が強制的に徐々に減少する。これにより、第1および第2の基準クロックの遅延時間差を1周期分に近づけることができるので、第1および第2の基準クロックの位相状態がミスロック状態へ遷移しにくくなる。また、第1および第2の基準クロックの位相状態がミスロック状態であったとしても、正常ロック状態へ復帰させることができる。このように、従来よりも、DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させることができる。
以上のように、従来よりも、DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、この発明の実施形態1によるDLL回路の構成を示す。このDLL回路1は、可変遅延回路10と、位相比較回路11と、遅延制御回路12とを備える。
可変遅延回路10は、縦続接続されたk個(kは3以上の整数)の遅延素子100,100,・・・を含み、入力クロックCKinを順次遅延させてk個の遅延クロックCK(1),CK(2),・・・,CK(n)を生成する。遅延素子900,900,・・・のそれぞれにおける遅延時間を“Tp”とすると、遅延クロックCK(1),CK(2),・・・,CK(n)の遅延時間は、それぞれ、“Tp×1”,“Tp×2”,・・・,“Tp×n”になる。
位相比較回路11は、第1番目の遅延クロックCK(1),第n番目(2≦n≦k)の遅延クロックCK(n)をそれぞれ第1および第2の基準クロックとして受け、遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれの電圧レベルに基づいて位相比較を行い、比較結果として充電信号UP1,放電信号DN1を出力する。充電信号UP1は、チャージポンプ回路13に充電動作をさせるための信号であり、遅延クロックCK(n)が遅延クロックCK(1)よりも遅れていることを示す。一方、放電信号DN1は、チャージポンプ回路13に放電動作をさせるための信号であり、遅延クロックCK(n)が遅延クロックCK(1)よりも進んでいることを示す。
また、位相比較回路11は、第(n−m)番目の遅延クロックCK(n−m),第(n+m)番目の遅延クロックCK(n+m)をそれぞれ第1および第2の期間規定クロックとして受け、遅延クロックCK(n−m),CK(n+m)のそれぞれの立ち上がりエッジ間の期間を有効期間として規定する。遅延クロックCK(n)の立ち上がりエッジは、有効期間中に発生する。位相比較回路11は、この有効期間中においてのみ遅延クロックCK(1),CK(n)の位相比較を行う。なお、有効期間の幅は、遅延クロックCK(1)の0.5周期分よりも小さいかまたは等しいことが好ましい。すなわち、m≦(n/4) であることが好ましい。
遅延制御回路12は、チャージポンプ回路13と、ローパスフィルタ14と、電圧制御回路15とを含む。チャージポンプ回路13は、位相比較回路11からの充電信号UP1,放電信号DN1に応答してローパスフィルタ14の出力電圧を充電/放電する。
電圧制御回路15は、ローパスフィルタ14の出力電圧を遅延素子900,900,・・・のそれぞれの電源端子に供給する。ローパスフィルタ14の出力電圧が低い程、遅延素子900,900,・・・のそれぞれにおける遅延時間が大きくなる。
〔位相比較回路〕
図2は、図1に示した位相比較回路11の内部構成例を示す。位相比較回路11は、電圧レベル比較部101と、有効期間規定部102とを含む。
電圧レベル比較部101は、例えば、遅延クロックCK(1)を受ける反転素子111,反転素子111の出力および遅延クロックCK(n)をそれぞれが受ける否論理積素子112および論理和回路113によって構成される。電圧レベル比較部101は、遅延クロックCK(1)が活性レベル(ここでは、ハイレベル)であり且つ遅延クロックCK(n)が非活性レベル(ここでは、ローレベル)である場合には判定信号UP101をローレベルにする。また、電圧レベル比較部101は、遅延クロックCK(1)がローレベルであり且つ遅延クロックCK(n)がハイレベルである場合には判定信号DN101をローレベルにする。
有効期間規定部102は、例えば、遅延クロックCK(n+m)を受ける反転素子121,遅延クロックCK(n−m)および反転素子121の出力を受ける否論理積素子122,判定信号UP101および否論理積素子122の出力を受ける否論理和素子123,判定信号DN101および否論理積素子122の出力を受ける否論理和素子123によって構成される。有効期間規定部102は、遅延クロックCK(n−m)の立ち上がりエッジが発生してから遅延クロックCK(n+m)の立ち上がりエッジが発生するまでの期間を有効期間として規定し、その有効期間中のみ判定信号UP101,DN101を充電信号UP1,放電信号DN1として出力する。
〔動作〕
次に、図3を参照しつつ、図1に示したDLL回路1の動作について説明する。なお、ここでは、外乱ノイズの混入や入力クロックCKinの供給中断等によりクロック波形が乱れ、時刻t2において発生すべき遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジが時刻t4において発生するものとする。
時刻t1から時刻t2までの期間では、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態は正常ロック状態である。ここで、正常ロック状態とは、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされており、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分である位相状態のことである。遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれの位相が互いに一致しているので、位相比較回路11は、充電信号UP1および放電信号DN1のいずれも出力しない。
時刻t2になると、本来発生すべき遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジが発生せず、遅延クロックCK(n)のみがローレベルからハイレベルに遷移する。この電圧レベルの遷移は、遅延クロックCK(n−m),CK(n+m)のそれぞれの立ち上がりエッジ間(すなわち、有効期間)において発生しているので、位相比較回路11は、放電信号DN1を出力する。
時刻t3になると、遅延クロックCK(n+m)の立ち上がりエッジが発生する。これにより、有効期間が終了するので、位相比較回路11は、放電信号DN1の出力を終了する。
次に、時刻t4になると、遅延クロックCK(1)がローレベルからハイレベルに遷移する。しかし、遅延クロックCK(n−m)の立ち上がりエッジが発生していない(有効期間が開始されていない)ので、位相比較回路11は、充電信号UP1を出力しない。
次に、時刻t5から時刻t6までの期間(すなわち、有効期間)において、遅延クロックCK(1)がローレベルからハイレベルに遷移した後、遅延クロックCK(n)がローレベルからハイレベルに遷移するので、位相比較回路11は、充電信号UP1を出力する。この充電信号UP1に応答して、遅延制御回路12は、可変遅延回路10における遅延時間を減少させる。このようにして、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が調整され、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態が正常ロック状態に復帰する。
従来のようなエッジの発生タイミングに基づく位相比較(例えば、周波数位相比較回路91)では、時刻t2から時刻t4までの期間中、放電信号DN1が出力され続けてしまう。一方、本実施形態のDLL回路1では、時刻t3において有効期間が終了することにより、放電信号DN1の出力期間を短縮することができる。
以上のように、遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれのエッジの発生タイミングではなく、遅延クロックCK(1),CK(n)のそれぞれの電圧レベルに基づいて位相比較を行うことにより、クロック波形の乱れに起因する放電信号DN1の過剰出力を抑制することができ、遅延時間差の変動量を小さくすることができる。これにより、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態がミスロック状態へ遷移しにくくなるので、従来よりも、DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させることができる。ここで、ミスロック状態とは、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされているが、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分ではない位相状態のことであり、例えば、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が1よりも大きい整数倍の周期分(2周期分,3周期分,・・・)である位相状態である。
なお、位相比較回路11に与えられる第1の基準クロックは、入力クロックCKinであっても良いし、遅延クロックCK(1)ではない別の遅延クロックであっても良い。位相比較回路11に与えられる第2の基準クロックは、遅延クロックCK(1),・・・CK(k)のうち第1の基準クロックよりも位相が遅れた遅延クロックであれば良い。
また、第2の基準クロックに対する第1の期間規定クロックの位相進み量は、第2の基準クロックに対する第2の期間規定クロックの位相遅れ量とは異なる位相量であっても良い。すなわち、第1および第2の期間規定クロックは、それぞれ、第(n−x)番目の遅延クロック,第(n+y)番目の遅延クロックであっても良い(ここで、x≠y である)。
(実施形態2)
図4は、この発明の実施形態2によるDLL回路の構成を示す。DLL回路2は、図1に示した可変遅延回路10,位相比較回路11と、遅延過剰状態検出回路21と、遅延制御回路22とを備える。ここで、遅延過剰状態とは、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも大きい所定の位相状態のことであり、例えば、図8のような位相状態のことである。すなわち、遅延過剰状態のうち遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされている位相状態が、ミスロック状態である。
〔遅延過剰状態検出回路〕
遅延過剰状態検出回路21は、第1番目の遅延クロックCK(1),第a番目の遅延クロックCK(a),第b番目の遅延クロックCK(b)をそれぞれ第1の基準クロック,第1の過剰検出クロック,第2の過剰検出クロックとして受け、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態が遅延過剰状態であることを検出すると、検出結果として強制充電信号UP2を出力する。
ここで、遅延クロックCK(a),CK(b)について説明する。遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分である位相状態(例えば、正常ロック状態)から遅延過剰状態へ遷移すると、遅延クロックCK(a),CK(b)のそれぞれの立ち上がりエッジの発生タイミングの時間的な前後関係が逆転する。例えば、正常ロック状態であるときには、遅延クロックCK(1),CK(a),CK(b)の順でそれぞれの立ち上がりエッジが発生するが、ミスロック状態になると、遅延クロックCK(1),CK(b),CK(a)の順でそれぞれの立ち上がりエッジが発生する。なお、ここでは、1<a<b<n であるものとする。
遅延過剰状態検出回路21は、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジを基準として遅延クロックCK(a),CK(b)のそれぞれの立ち上がりエッジの発生タイミングを比較し、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジの発生タイミングと遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジの発生タイミングとの時間的な前後関係が逆転したことを検出すると、強制充電信号UP2を出力する。
図5のように、遅延過剰状態検出回路21は、例えば、フリップフロップ201,202,203によって構成される。フリップフロップ201は、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジに同期して電源電圧を取り込む。フリップフロップ202は、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジに同期してフリップフロップ201の出力(出力信号D201)を取り込む。フリップフロップ202の反転出力(リセット信号D202)がローレベルになると、フリップフロップ201がリセットされ、出力信号D201がローレベルになる。フリップフロップ203は、遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジに同期して出力信号D201を取り込む。フリップフロップ203の出力は、強制充電信号UP2として出力される。
〔遅延制御回路〕
遅延制御回路22は、遅延過剰状態検出回路21が強制充電信号UP2を出力している期間中では、位相比較回路11による比較結果に拘わらず、可変遅延回路10における遅延時間を徐々に減少させる。また、遅延制御回路22は、遅延過剰状態検出回路21が強制充電信号UP2を出力していない期間中では、位相比較回路11による比較結果に基づいて可変遅延回路10における遅延時間を制御する。遅延制御回路22は、図1に示したチャージポンプ回路13,ローパスフィルタ14,電圧制御回路15と、加算回路23とを含む。
図6のように、加算回路23は、例えば、充電信号UP1,強制充電信号UP2のうち少なくとも一方がハイレベルであれば充電信号UP3をハイレベルにする論理和素子211と、強制充電信号UP2を反転する反転素子212と、反転素子212の出力および放電信号DN1の両方がハイレベルであれば放電信号DN3をハイレベルにする論理積素子213とによって構成される。
強制充電信号UP2が出力されている場合、加算回路23は、位相比較回路11による比較結果(充電信号UP1,放電信号DN1)に拘わらず充電信号UP3のみを出力する。これにより、強制充電信号UP2が出力されている期間中、チャージポンプ回路13が充電動作するので、可変遅延回路10における遅延時間は、徐々に減少する。
一方、強制充電信号UP2が出力されない場合、加算回路23は、位相比較回路11からの充電信号UP1,放電信号DN1をそれぞれ充電信号UP3,放電信号DN3としてチャージポンプ回路13に供給する。
〔動作〕
次に、図7,図8を参照しつつ、図4に示したDLL回路の動作について説明する。なお、以下では、説明の簡略化のため、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相比較は、すべて、有効期間中に実行されているものとする。
図7は、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも小さい位相状態を示す。このとき、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジを基準とすると、遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジは、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジよりも時間的に後に発生する。
時刻t1になると、フリップフロップ201は、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジに同期して電源電圧を取り込む。これにより、出力信号D201(フリップフロップ201の出力)がローレベルからハイレベルに遷移する。
時刻t2になると、フリップフロップ202は、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジに同期して出力信号D201を取り込む。これにより、リセット信号D202(フリップフロップ202の反転出力)がハイレベルからローレベルに遷移するので、フリップフロップ201がリセットされて、出力信号D201(フリップフロップ201の出力)は、ハイレベルからローレベルに遷移する。
時刻t3になると、フリップフロップ203は、遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジに同期して出力信号D201を取り込む。出力信号D201がローレベルであるので、強制充電信号UP2(フリップフロップ203の出力)は、ローレベルのまま維持される。
次に、時刻t4では、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジが発生するが、フリップフロップ201がリセット状態であるので、出力信号D201は、ローレベルのまま維持される。
時刻t5になると、フリップフロップ202は、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジに同期して出力信号D201を取り込む。これにより、リセット信号D202がローレベルからハイレベルに遷移するので、フリップフロップ201のリセット状態が解除される。
時刻t6になると、フリップフロップ203は、遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジに同期して、出力信号D201を取り込む。出力信号D201がローレベルであるので、強制充電信号UP2(フリップフロップ203の出力)は、ローレベルのまま維持される。
このように、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも小さいかまたは等しい場合には、強制充電信号UP2が出力されない(すなわち、遅延過剰状態が検出されない)ので、位相比較回路11からの放電信号DN1が放電信号DN3としてチャージポンプ回路13に供給される。
図8は、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも大きい位相状態を示す。このとき、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジを基準とすると、遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジは、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジよりも時間的に前に発生する。
時刻t1になると、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジが発生し、出力信号D201がローレベルからハイレベルに遷移する。
次に、時刻t2になると、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジよりも前に遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジが発生する。そのため、フリップフロップ203は、フリップフロップ201がリセットされる前に、ハイレベルの出力信号D201を取り込むので、強制充電信号UP2は、ローレベルからハイレベルに遷移する。
次に、時刻t3になると、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジが発生し、リセット信号D202(フリップフロップ202の反転出力)がハイレベルからローレベルに遷移し、フリップフロップ201がリセットされる。
時刻t4では、遅延クロックCK(1)の立ち上がりエッジが発生するが、フリップフロップ201はリセット状態であるので、出力信号D201はローレベルのまま維持される。
時刻t5になると、フリップフロップ203が、遅延クロックCK(b)の立ち上がりエッジに同期して、ローレベルの出力信号D201を取り込むので、強制充電信号UP2は、ハイレベルからローレベルに遷移する。
時刻t6になると、遅延クロックCK(a)の立ち上がりエッジが発生し、リセット信号D202がローレベルからハイレベルに遷移し、フリップフロップ201のリセット状態が解除される。
時刻t7,t8では、時刻t1,t2と同様の処理が実行され、強制充電信号UP2は、再び、ローレベルからハイレベルに遷移する。
このように、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも大きい場合には、強制充電信号UP2が間欠的に出力される。強制充電信号UP2が出力される期間中では、位相比較回路11からの放電信号DN1は、チャージポンプ回路13に供給されなくなる。
以上のように、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が過剰である場合、位相比較回路11による比較結果に拘わらず、可変遅延回路10における遅延時間が強制的に徐々に減少する。これにより、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差を1周期分に近づけることができるので、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態がミスロック状態へ遷移しにくくなる。また、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態がミスロック状態であったとしても、正常ロック状態へ復帰させることができる。このように、従来よりも、DLL回路における正常ロック状態の安定性を向上させることができる。
特に、強制充電信号UP2を間欠的に出力することにより、可変遅延回路10における遅延時間が減少し過ぎることを抑制することができる。なお、強制充電信号UP2を間欠的に出力しなくても、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差を1周期分に近づけることは可能である。
また、従来(特許文献1)のように可変遅延回路10における遅延時間を最小に設定せずに、可変遅延回路10における遅延時間を徐々に減少させるので、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態を正常ロック状態に安定させるまでに要する時間(復帰時間)を短縮することができる。
なお、図4に示したDLL回路2が、位相比較回路11の代わりに、エッジの発生タイミングに基づいて位相比較する位相比較回路(例えば、図16の周波数位相比較回路91)を備えていても良い。
〔位相調整の開始時〕
位相調整が開始される際、電圧制御回路15は、可変遅延回路10における遅延時間を最小に設定する。このように、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が比較的小さい場合、遅延クロックCK(n)の立ち上がりエッジが遅延クロックCK(1)のハイレベル期間中に発生する。この場合、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差を増加させる必要があるのに、位相比較回路11が充電信号UP1を出力することになってしまうので、可変遅延回路10における遅延時間が増加するように工夫する必要がある。
例えば、図9のように、遅延クロックCK(n)の立ち上がりエッジが発生する前に、有効期間外において遅延クロックCK(1)の立ち下がりエッジが発生するように、入力クロックCKinの波形を整形する波形整形回路を設け、その波形整形回路によって整形された入力クロックCKinを可変遅延回路10に供給する。これにより、位相比較回路11に放電信号DN1を出力させることができ、可変遅延回路10における遅延時間を増加させることができる。この他に、以下のようにDLL回路を構成しても良い。
(実施形態3)
図10は、この発明の実施形態3によるDLL回路の構成を示す。DLL回路3は、図4に示した可変遅延回路10,位相比較回路11,遅延過剰状態検出回路21と、遅延不足状態検出回路31と、遅延制御回路32とを備える。ここで、遅延不足状態とは、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも小さい所定の位相状態のことであり、例えば、図13の時刻t1〜t4における位相状態のことである。
〔遅延不足状態検出回路〕
遅延不足状態検出回路31は、第1番目の遅延クロックCK(1),第c番目の遅延クロックCK(c),第d番目の遅延クロックCK(d)をそれぞれ第1の基準クロック,補助クロック,不足検出クロックとして受け、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態が遅延不足状態であることを検出すると、放電信号DN2を出力する。
ここで、遅延クロックCK(c),CK(d)について説明する。遅延クロックCK(c)は、遅延クロックCK(1)よりも位相が遅れ、遅延クロックCK(d)よりも位相が進んでいる。不足検出クロックCK(d)の立ち上がりエッジは、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分である状態では、遅延クロックCK(1)の非活性期間中(ここでは、ローレベル期間中)に発生し、遅延不足状態では、遅延クロックCK(1)の活性期間中(ここでは、ハイレベル期間中)に発生する。なお、ここでは、“1<c<d,(n/2)<d<n”であるものとする。
遅延不足状態検出回路31は、遅延クロックCK(1)のハイレベル期間中に遅延クロックCK(d)の立ち上がりエッジが発生したことを検出すると、放電信号DN2を出力する。
図11のように、遅延不足状態検出回路31は、例えば、フリップフロップ301,302によって構成される。フリップフロップ301は、遅延クロックCK(c)の立ち上がりエッジに同期して電源電圧を取り込む。また、遅延クロックCK(1)がローレベルになると、フリップフロップ301がリセットされ、フリップフロップ301の出力(中間信号D301)がローレベルになる。フリップフロップ302は、遅延クロックCK(d)の立ち上がりエッジに同期して中間信号D301を取り込む。フリップフロップ302の出力は、放電信号DN2として出力される。
〔遅延制御回路〕
遅延制御回路32は、可変遅延回路10によって遅延不足状態が検出されている期間中、可変遅延回路10における遅延時間を徐々に増加させる。遅延制御回路32は、図4に示した加算回路23に代えて、加算回路33を含む。その他の構成は図4と同様である。
図12のように、加算回路33は、例えば、図5に示した論理和素子211,反転素子212,論理積素子213と、放電信号DN1,DN2のうち少なくとも一方がハイレベルであれば自己の出力をハイレベルにする論理和素子311とによって構成される。
強制充電信号UP2が出力されている場合、加算回路33は、位相比較回路11による比較結果(充電信号UP1,放電信号DN1)および遅延不足状態検出回路31の検出結果(放電信号DN2)に拘わらず充電信号UP3のみをハイレベルにする。
一方、強制充電信号UP2が出力されていない場合、加算回路33は、位相比較回路11からの充電信号UP1を充電信号UP3として出力するとともに、放電信号DN1および放電信号DN2のうち少なくとも一方が出力されていれば、放電信号DN3をハイレベルにする。
〔動作〕
次に、図13を参照しつつ、図10に示したDLL回路3による動作について説明する。なお、図13において、時刻t1から時刻t4までの期間では、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差は、遅延クロックCK(1)の1周期分よりも小さい。
時刻t1になると、遅延クロックCK(1)がハイレベルになるので、フリップフロップ301のリセットが解除される。
時刻t2になると、フリップフロップ301は、遅延クロックCK(c)の立ち上がりエッジに同期して、電源電圧を取り込む。これにより、中間信号D301(フリップフロップ301の出力)は、ローレベルからハイレベルに遷移する。
時刻t3になると、フリップフロップ302は、遅延クロックCK(d)の立ち上がりエッジに同期して、中間信号D301を取り込む。これにより、放電信号DN2(フリップフロップ302の出力)は、ローレベルからハイレベルに遷移する。
時刻t4になると、遅延クロックCK(1)がハイレベルからローレベルに遷移するので、フリップフロップ301がリセットされ、中間信号D301(フリップフロップ301の出力)がハイレベルからローレベルに遷移する。
このように、遅延クロックCK(d)の立ち上がりエッジが遅延クロックCK(1)のハイレベル期間に発生する場合には、放電信号DN2が出力される。これにより、放電信号DN2が出力されている期間中、可変遅延回路10における遅延時間は、徐々に増加する。
ここで、時刻t4から時刻t5の間に、可変遅延回路10における遅延時間が十分に大きくなり、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分よりも大きくなったとする。
時刻t5になると、遅延クロックCK(1)がハイレベルになり、フリップフロップ301のリセットが解除され、時刻t6になると、遅延クロックCK(c)の立ち上がりエッジが発生し、中間信号D301(フリップフロップ301の出力)は、ローレベルからハイレベルに遷移する。
時刻t7になると、遅延クロックCK(1)がハイレベルからローレベルに遷移するので、フリップフロップ301がリセットされ、中間信号D301(フリップフロップ301の出力)がハイレベルからローレベルに遷移する。
時刻t8になると、フリップフロップ302は、遅延クロックCK(d)の立ち上がりエッジに同期して、中間信号D301を取り込む。ここで、中間信号D301はローレベルであるので、放電信号DN2(フリップフロップ302の出力)は、ハイレベルからローレベルに遷移する。
このように、遅延クロックCK(d)の立ち上がりエッジが遅延クロックCK(1)のローレベル期間中に発生すると、放電信号DN2の出力が終了する。
以上のように、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が不足している場合、可変遅延回路10における遅延時間が徐々に増加する。これにより、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差を1周期分に近づけることができ、位相比較回路11が適切に位相比較を実行することができる。このように、クロックの波形を整形することなく、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相状態を正常ロック状態に安定させることが可能となる。
なお、遅延不足状態検出回路31において、フリップフロップ301が遅延クロックCK(d)に同期して電源電圧を取り込むように構成し、フリップフロップ301の出力(D301)を放電信号DN2として出力した場合も、遅延不足状態を検出することが可能である。
(撮像装置)
図14のように、各実施形態によるDLL回路1,2,3は、撮像装置に適用可能である。図14に示した撮像装置は、DLL回路1の他に、撮像回路41,アナログ信号処理回路42,アナログ・デジタル変換回路43,デジタル信号処理回路44を備える。
撮像回路41は、例えば、CCDセンサであり、被写体の映像を電気信号に変換する。アナログ信号処理回路42は、撮像回路41によって得られた電気信号に対して相関二重サンプリング処理や増幅処理等を実行して輝度値を示すアナログ信号を生成する。アナログ・デジタル変換回路43は、例えば、パイプライン型AD変換器であり、アナログ信号処理回路42によって得られたアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理回路44は、アナログ・デジタル変換回路43によって得られたデジタル信号に対してYC分離処理等のデジタル処理を実行する。撮像回路41,アナログ信号処理回路42,アナログ・デジタル変換回路43,デジタル信号処理回路44は、それぞれ、DLL回路1によって生成された遅延クロックを動作クロックとして動作する。
このように、正常ロック状態の安定性が高いDLL回路を撮像装置に適用することにより、撮像処理を正確に実行することができる。
(メモリ装置)
また、図15のように、DLL回路1,2,3は、SRAM等のメモリ装置にも適用可能である。図15に示したメモリ装置は、DLL回路1の他に、メモリアレイ51,ロウデコーダ52r,カラムデコーダ52c,読み出し/書き込み回路53,メモリ制御回路54を備える。
メモリアレイ51は、マトリクス状に配設された複数のメモリセル51c,51c,・・・と、メモリセル51c,51c,・・・にそれぞれ接続されるワード線WL,WL,・・・,ビット線BL,BL,・・・とを含む。ロウデコーダ52rは、ワード線WL,WL,・・・のいずれか1つを活性状態にする。カラムデコーダ52cは、ビット線BL,BL,・・・のうち一対のビット線BLを選択する。このようにして、メモリセル51c,51c,・・・のうちいずれか1つが選択される。読み出し/書き込み回路53は、選択されたメモリセル51cからデータDoutを読み出す。または、読み出し/書き込み回路53は、選択されたメモリセル51cへデータDinを書き込む。メモリ制御回路54は、ロウデコーダ52rおよびカラムデコーダ52cのそれぞれにアドレスを出力して、ロウデコーダ52rおよびカラムデコーダ52cを制御する。また、メモリ制御回路54は、読み出し/書き込み回路53に所定の命令を出力することで、読み出し/書き込み回路53の動作を制御する。さらに、メモリ制御回路54は、DLL回路1によって生成された遅延クロックを動作クロックとして動作する。
このように、正常ロック状態の安定性が高いDLL回路をメモリ装置に適用することにより、データの読み出し/書き込みを正確に実行することができる。
以上の説明において、遅延クロックCK(1),CK(n)の位相が互いに一致するように遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされていても良いし、定常的な位相誤差が含まれている状態で遅延クロックCK(1),CK(n)の位相がロックされていても良い。いずれの場合も、遅延クロックCK(1),CK(n)の遅延時間差が遅延クロックCK(1)の1周期分になっていれば正常ロック状態である。
また、入力クロックCKin,遅延クロックCK(1),・・・,CK(k)のそれぞれのデューティ比は、50%でなくても良い。
以上説明したように、この発明によるDLL回路は、正常ロック状態の安定性が高いので、撮像装置やメモリ装置等に搭載されるクロック供給回路等として有用である。
この発明の実施形態1によるDLL回路の構成を示す図。 図1に示した位相比較回路の内部構成例を示す図。 図1に示したDLL回路の動作について説明するための信号波形図。 この発明の実施形態2によるDLL回路の構成を示す構成図。 図4に示した遅延過剰状態検出回路の内部構成例を示す図。 図4に示した加算回路の内部構成例を示す図。 遅延時間差が1周期分よりも小さい場合における図4に示したDLL回路の動作について説明するための信号波形図。 遅延時間差が1周期分よりも大きい場合における図4に示したDLL回路の動作について説明するための信号波形図。 位相調整開始時におけるクロック波形の整形について説明するための信号波形図。 この発明の実施形態3によるDLL回路の構成を示す図。 図10に示した遅延不足状態検出回路の内部構成例を示す図。 図10に示した加算回路の内部構成例を示す図。 図10に示したDLL回路の動作について説明するための信号波形図。 図1に示したDLL回路を備える撮像装置の構成を示す図。 図1に示したDLL回路を備えるメモリ装置の構成を示す図。 従来のDLL回路の構成を示す図。 図16に示したDLL回路の動作について説明するための信号波形図。
符号の説明
1,2,3 DLL回路
10,90 可変遅延回路
11 位相比較回路
12 遅延制御回路
13,92 チャージポンプ回路
14,93 ローパスフィルタ
15 電圧制御回路
100 遅延素子
101 電圧レベル比較部
102 有効期間規定部
21 遅延過剰状態検出回路
22,32 加算回路
201,202,203 フリップフロップ
31 遅延不足状態検出回路
301,302 フリップフロップ
41 撮像回路
42 アナログ信号処理回路
43 アナログ・デジタル変換回路
44 デジタル信号処理回路
51 メモリアレイ
51c メモリセル
52c カラムデコーダ
52r ロウデコーダ
53 読み出し/書き込み回路
54 メモリ制御回路
91 周波数位相比較回路

Claims (11)

  1. 入力クロックを順次遅延させ、それぞれ位相が異なる複数の遅延クロックを生成する可変遅延回路と、
    前記複数の遅延クロックのいずれか1つまたは前記入力クロックである第1の基準クロックと、前記複数の遅延クロックに含まれる遅延クロックであり前記第1の基準クロックよりも位相が遅れた第2の基準クロックとを受け、前記第2の基準クロックについての有効期間を規定し、その有効期間中においてのみ前記第1および第2の基準クロックのそれぞれの電圧レベルに基づいて前記第1および第2の基準クロックの位相を比較する位相比較回路と、
    前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記可変遅延回路における遅延時間を制御する遅延制御回路とを備える
    ことを特徴とするDLL回路。
  2. 請求項1において、
    前記位相比較回路は、前記第1の基準クロックが活性レベルであり且つ前記第2の基準クロックが非活性レベルである場合には、前記第2の基準クロックの位相が前記第1の基準クロックの位相よりも遅れていることを示す第1の比較結果を出力し、前記第1の基準クロックが非活性レベルであり且つ前記第2の基準クロックが活性レベルである場合には、前記第2の基準クロックの位相が前記第1の基準クロックの位相よりも進んでいることを示す第2の比較結果を出力する
    ことを特徴とするDLL回路。
  3. 請求項1または請求項3において、
    前記複数の遅延クロックは、
    前記第2の基準クロックよりも位相が所定量だけ進んだ第1の期間規定クロックと、
    前記第2の基準クロックよりも位相が所定量だけ遅れた第2の期間規定クロックとを含み、
    前記位相比較回路は、前記第1および第2の期間規定クロックを受け、前記第1および第2の期間規定クロックのそれぞれのエッジ間の期間を前記有効期間として規定する
    ことを特徴とするDLL回路。
  4. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    前記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期分よりも大きい遅延過剰状態を検出する遅延過剰状態検出回路をさらに備え、
    前記遅延制御回路は、前記遅延過剰状態検出回路によって前記遅延過剰状態が検出されている期間中、前記位相比較回路による比較結果に拘わらず前記可変遅延回路における遅延時間を徐々に減少させる
    ことを特徴とするDLL回路。
  5. 請求項4において、
    前記複数の遅延クロックは、
    前記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期分である状態から前記遅延過剰状態へ遷移すると、それぞれのエッジ発生タイミングの時間的な前後関係が逆転する第1および第2の過剰検出クロックを含み、
    前記遅延過剰検出回路は、前記第1および第2の過剰検出クロックとを受け、前記第1および第2の過剰検出クロックのそれぞれのエッジ発生タイミングの時間的な前後関係が逆転したこと検出することにより、前記遅延過剰状態を検出する
    ことを特徴とするDLL回路。
  6. 請求項4または請求項5において、
    前記遅延過剰状態検出回路は、前記遅延制御回路への検出結果の出力を間欠的に行う
    ことを特徴とするDLL回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期分よりも小さい遅延不足状態を検出する遅延不足状態検出回路をさらに備え、
    前記遅延制御回路は、前記遅延不足状態検出回路によって遅延不足状態が検出されている期間中、前記可変遅延回路における遅延時間を徐々に増加させる
    ことを特徴とするDLL回路。
  8. 請求項7において、
    前記複数の遅延クロックは、
    前記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期分である状態では前記第1の基準クロックの非活性期間中にエッジが発生し、前記遅延不足状態では前記第1の基準クロックの活性期間中にエッジが発生する不足検出クロックを含み、
    前記遅延不足状態検出回路は、前記第1の基準クロックおよび前記不足検出クロックを受け、前記第1の基準クロックの活性期間中に前記不足検出クロックのエッジが発生したことを検出することにより、前記遅延不足状態を検出する
    ことを特徴とするDLL回路。
  9. 入力クロックを順次遅延させてそれぞれ位相が異なる複数の遅延クロックを生成する可変遅延回路と、
    前記複数の遅延クロックのいずれか1つまたは前記入力クロックである第1の基準クロックと、前記複数の遅延クロックに含まれる遅延クロックであり前記第1の基準クロックよりも位相が遅れた第2の基準クロックとを受け、前記第1および第2の基準クロックの位相を比較する位相比較回路と、
    前記第1および第2の基準クロックの遅延時間差が1周期よりも大きい遅延過剰状態を検出する遅延過剰状態検出回路と、
    前記遅延過剰状態検出回路によって遅延過剰状態が検出されていない期間中では、前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記可変遅延回路における遅延時間を制御する一方、前記遅延過剰状態検出回路によって遅延過剰状態が検出されている期間中では、前記位相比較回路による比較結果に拘わらず前記可変遅延回路における遅延時間を徐々に減少させる遅延制御回路とを備える
    ことを特徴とするDLL回路。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のDLL回路と、
    被写体の映像を電気信号に変換する撮像回路と、
    前記撮像回路によって得られた電気信号をアナログ信号に変換するアナログ信号処理回路と、
    前記アナログ信号処理回路によって得られたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路によって得られたデジタル信号を処理するデジタル信号処理回路とを備え、
    前記撮像回路,前記アナログ信号処理回路,前記アナログ・デジタル変換回路,および前記デジタル信号処理回路は、それぞれ、前記DLLによって生成された遅延クロックを動作クロックとして動作する
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のDLL回路と、
    複数のメモリセルを含むメモリアレイと、
    前記メモリアレイの中からメモリセルを選択するメモリセル選択回路と、
    前記メモリセル選択回路によって選択されたメモリセルに対してデータの読み出し/書き込みを行う読み出し/書き込み回路と、
    前記DLL回路によって生成された遅延クロックを動作クロックとして動作し、前記メモリセル選択回路によるメモリセルの選択および前記読み出し/書き込み回路によるデータの読み出し/書き込みを制御するメモリ制御回路とを備える
    ことを特徴とするメモリ装置。
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