JPH1032487A - タイミング信号発生回路 - Google Patents

タイミング信号発生回路

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JPH1032487A
JPH1032487A JP8202955A JP20295596A JPH1032487A JP H1032487 A JPH1032487 A JP H1032487A JP 8202955 A JP8202955 A JP 8202955A JP 20295596 A JP20295596 A JP 20295596A JP H1032487 A JPH1032487 A JP H1032487A
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circuits
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signals
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JP8202955A
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Hidekazu Ishii
英一 石井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系統の遅延回路を用いることなくDLL回
路を構成する。 【解決手段】 多数の信号伝送回路D1 ,D2 ,……,
n を直列接続することによって遅延回路を構成し、各
信号伝送回路の入出力段に設けた中間出力タップT1
2 ,……,Tn より出力される信号を用いて信号検出
回路S1 ,S2 ,……,Sn-m 、ラッチ回路L1
2 ,……,Ln-m およびデコード回路4により外部ク
ロック信号の1周期遅延位置を検出し、その1周期遅延
位置に相当する中間出力タップより数段前の中間出力タ
ップから出力される信号を選択回路3で選択してそれを
タイミング信号として出力するようにすることにより、
遅延回路を2系統設けることなく、外部クロック信号の
立ち上がりよりも所定時間早いタイミングで立ち上がる
タイミング信号を発生できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイミング信号発生
回路に関し、特に、複数のディレイ素子を用いたDLL
(Delay Locked Loop )回路に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、外部からのクロック信号により任
意の周波数のタイミング信号を発生して出力するための
回路として、PLL(Phase Locked Loop )回路が多く
用いられてきたが、このPLL回路では電圧制御発振器
(VCO)とループフィルタとを用いており、その動作
には長いロックイン時間を必要としていた。したがっ
て、PLL回路を一旦パワーダウンしてしまうと、その
後の立ち上がりに時間がかかってしまい、頻繁にパワー
ダウンやパワーセーブモードへの移行が行われるような
システムに適用する場合には不便があった。
【0003】近年において動作速度が飛躍的に高速化し
ているSDRAM(シンクロナスDRAM=外部クロッ
クに同期して動作するダイナミックRAM)では、例え
ば外部クロック信号の1周期が、図4(a)に示すよう
に10ns(100MHz)である場合に、外部クロッ
ク信号の立ち上がりから有効なメモリ出力が得られるま
での時間tACは、5ns以下程度であることが要求さ
れる。これは、データが確定してから次の外部クロック
信号の立ち上がりまでに、システム側のデータセットア
ップ時間として5ns程度の時間を必要とするためであ
る。
【0004】DLL回路は、図4(b)に示すように、
複数のディレイ素子を用いて所定タイミングだけ外部ク
ロック信号の立ち上がりエッジをずらすように補正す
る。そして、このDLL回路の出力に応じてメモリの動
作を行うことにより、外部クロック信号の立ち上がりか
ら有効なメモリ出力が得られるまでの時間tAC′を5
ns以下の短い時間にすることができるようにするもの
である。
【0005】図5は、従来のDLL回路の構成例を示す
図である。図5において、51は遅延シミュレーション
であり、DLL回路での遅延補正量を設定するためのも
のである。ここで、遅延補正量は、このDLL回路を適
用しようとするシステム(例えばSDRAM)の特性に
応じて設定される。
【0006】この遅延シミュレーション51の出力側に
は、直列接続された複数の遅延素子52a-1,52
-2,52a-3,……より成る第1の遅延回路52aが
備えられており、各遅延素子の出力段と次段の遅延素子
の入力段との接続点は、中間出力タップ53-1,5
-2,53-3,……として取り出されている。
【0007】また、上記第1の遅延回路52a内で直列
接続された複数の遅延素子52a-1,52a-2,52a
-3,……と一対を成す複数の遅延素子52b-1,52b
-2,52b-3,……より成る第2の遅延回路52bが備
えられており、この第2の遅延回路52b内の各遅延素
子の出力段と次段の遅延素子の入力段との間には、スイ
ッチ回路54-1,54-2,54-3,……が備えられてい
る。
【0008】これらのスイッチ回路54-1,54-2,5
-3,……には、第1の遅延回路52a内の各遅延素子
52a-1,52a-2,52a-3,……間の中間出力タッ
プ53-1,53-2,53-3,……より取り出された信号
と、第2の遅延回路52b内の各遅延素子52b-2,5
2b-3,52b-4,……より出力された信号とがそれぞ
れ入力されるようになっており、外部クロック信号に応
じて何れかの信号を選択して出力するように制御され
る。
【0009】すなわち、遅延シミュレーション51と複
数の遅延素子52a-1,52a-2,52a-3,……とを
含めた遅延時間が外部クロック信号の1周期に相当する
位置に対応するスイッチ回路では、中間出力タップより
取り出された信号を選択して出力し、それ以外のスイッ
チ回路では第2の遅延回路52b内の各遅延素子より出
力された信号を選択して出力するように制御される。
【0010】例えば、遅延シミュレーション51と3つ
の遅延素子52a-1,52a-2,52a-3とを含めた遅
延時間が外部クロック信号の1周期に相当するとして、
左から3番目のスイッチ回路54-3で中間出力タップ5
-3からの信号を選択し、それ以外のスイッチ回路54
-1,54-2,54-4,……で各遅延素子からの信号を選
択するように制御される。
【0011】この場合、遅延シミュレーション51から
出力され、第1の遅延回路52a内の3つの遅延素子5
2a-1,52a-2,52a-3を通過した信号は、中間出
力タップ53-3を介して第2の遅延回路52b内の3つ
の遅延素子52b-3,52b-2,52b-1を通過して出
力される。これにより、第2の遅延回路52b内の3つ
の遅延素子52b-1,52b-2,52b-3の合計遅延時
間分だけ外部クロック信号から遅れてタイミング信号が
出力されることになる。その結果を表したものが図4
(b)である。
【0012】すなわち、外部クロック信号の立ち上がり
から3つの遅延素子52b-1,52b-2,52b-3の合
計遅延時間分だけ遅れてDLL回路よりタイミング信号
が出力されるが、このタイミング信号の立ち上がりから
次の外部クロック信号の立ち上がりまでの時間tDは、
遅延シミュレーション51に設定された遅延補正量に等
しく、次の外部クロック信号から見れば、時間tDだけ
早くクロックが立ち上がっていることになる。
【0013】このときメモリの動作は、このDLL回路
より出力されるタイミング信号に基づいて行われるの
で、その結果として、DLL回路を用いた場合に外部ク
ロック信号の立ち上がりから有効なメモリ出力が得られ
るまでに生じる時間tAC′は、DLL回路を用いない
場合の時間tACに比べて短くなり、5ns以下にする
ことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のDLL回路では、信号の行きと帰りとで遅延回路が
2系統必要であり(図5に示した第1の遅延回路52a
および第2の遅延回路52b)、しかも、第2の遅延回
路52b内の各遅延素子52b-1,52b-2,52
-3,……の間にはスイッチ回路54-1,54-2,54
-3,……が備えられている。
【0015】したがって、厳密には上記2系統の遅延回
路の遅延量は同じではなく、遅延シミュレーション51
に遅延補正量を設定した通りのタイミングでクロック信
号を立ち上げることができないという欠点があった。特
に、通過するスイッチ回路54-1,54-2,54-3,…
…の数が多くなると、それだけ余分な遅延量が増えるの
で、図4(b)に示した時間tDが短くなってしまう。
その結果、外部クロック信号の立ち上がりから有効なメ
モリ出力が得られるまでの時間tACが結局は長くなっ
てしまうということがあった。
【0016】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、2系統の遅延回路を用いること
なくDLL回路を構成することを目的とする。そして、
これによって外部クロック信号の立ち上がりから有効な
データ出力が得られるまでの時間を常に短くできるよう
にすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のタイミング信号
発生回路は、直列に接続された多数の信号伝送回路によ
り構成され、入力された外部クロック信号を遅延しつつ
伝送する遅延回路と、上記多数の信号伝送回路の各入出
力段に設けた多数の中間出力タップと、上記多数の中間
出力タップより出力される信号に基づいて、上記外部ク
ロック信号の1周期遅延に相当するタップ位置を検出す
る周期検出手段と、上記多数の中間出力タップより出力
される信号のうち、上記周期検出手段で検出されたタッ
プ位置よりも所定段数前の中間出力タップから出力され
る信号を選択してタイミング信号として出力する選択手
段とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明の他の特徴とするところは、上記周
期検出手段は、上記多数の中間出力タップより出力され
る信号のうち、信号検出回路ごとに異なる2つの信号を
入力して過渡状態を検出する多数の信号検出回路と、上
記多数の信号検出回路に対応して設けられ、上記多数の
信号検出回路からクロック端子に入力される検出信号を
トリガとして、そのときデータ端子に入力される外部ク
ロック信号のレベルをラッチする多数のラッチ回路と、
上記多数のラッチ回路にラッチされている外部クロック
信号のレベルがどこで反転されているかを見ることによ
って上記外部クロック信号の1周期遅延位置を検出する
デコード回路とで構成されることを特徴とする。
【0019】本発明のその他の特徴とするところは、上
記周期検出手段は、上記多数の中間出力タップより出力
される信号のうち、信号検出回路ごとに異なる2つの信
号を入力して過渡状態を検出する多数の信号検出回路
と、上記多数の信号検出回路に対応して設けられ、クロ
ック端子に入力される外部クロック信号をトリガとし
て、そのときデータ端子に入力される上記多数の信号検
出回路からの出力信号のレベルをラッチする多数のラッ
チ回路と、上記多数のラッチ回路にラッチされている信
号のレベルがどこで反転されているかを見ることによっ
て上記外部クロック信号の1周期遅延位置を検出するデ
コード回路とで構成されることを特徴とする。
【0020】本発明のその他の特徴とするところは、上
記多数の信号検出回路は、上記多数の中間出力タップよ
り出力される信号のうち、信号検出回路ごとに異なる2
つの信号を各信号検出回路間でオーバーラップするよう
にして入力することを特徴とする。
【0021】本発明は上記技術手段より成るので、外部
クロック信号が直列に接続された多数の信号伝送回路を
遅延しつつ伝送されていく間に、各信号伝送回路の入出
力段に設けた多数の中間出力タップより出力される信号
に基づいて上記外部クロック信号の1周期遅延位置が検
出される。そして、本発明ではその1周期遅延位置に相
当する中間出力タップよりも所定段数前の中間出力タッ
プから出力される信号が選択手段により選択されて、そ
れがタイミング信号として出力される。これにより、遅
延回路を2系統設けることなく、外部クロック信号の立
ち上がりよりも上記所定段数の遅延時間分早いタイミン
グで立ち上がるタイミング信号を発生するDLL回路を
構成することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明によるタイミング
信号発生回路の第1の実施形態であるDLL回路の構成
を示す図である。
【0023】図1に示すように、本実施形態のタイミン
グ信号発生回路は、直列に接続された多数の信号伝送回
路D1 ,D2 ,……,Dn より成る遅延回路を備えてい
る。外部入力端子1より入力された外部クロック信号
は、この遅延回路の各信号伝送回路D1 ,D2 ,……,
n を所定の時間ずつ遅延しながら順次伝送されてい
く。ここで、上記各信号伝送回路D1 ,D2 ,……,D
n への信号入力点は、それぞれ中間出力タップT1 ,T
2 ,……,Tn として取り出されている。
【0024】また、本実施形態のタイミング信号発生回
路は、2つの中間出力タップTi ,Ti+m+1 (i=1〜
n−m)より取り出される信号を入力とするn−m個の
信号検出回路Si (i=1〜n−m、図1の例の場合m
=2)を備えるとともに、これら各信号検出回路S1
2 ,……,Sn-m のそれぞれに対応したn−m個のラ
ッチ回路L1 ,L2 ,……,Ln-m を備えている。
【0025】上記信号検出回路S1 ,S2 ,……,S
n-m は、多数の信号伝送回路D1 ,D2 ,……,Dn
伝送している外部クロック信号のロウレベルとハイレベ
ルとの境界を検出する。すなわち、信号検出回路S
i (i=1〜n−m)は、2つの中間出力タップTi
i+m+1 より取り出される信号に過渡状態が生じている
かどうかを検出し、それを検出した瞬間だけ検出信号を
ラッチ回路Li のクロック端子CKに出力する。ラッチ
回路Li は、クロック端子CKに検出信号が入力された
ときにデータ端子Dに入力されている外部クロック信号
をラッチする。
【0026】このとき、外部クロック信号のロウレベル
とハイレベルとの境界は、多数の信号伝送回路D1 ,D
2 ,……,Dn を番号の若い方から順に時間と共に移動
していくので、ハイレベルの検出信号を出力する信号検
出回路S1 ,S2 ,……,Sn-m も番号の若い方から順
に移動していく。したがって、ラッチ回路L1 ,L2
……,Ln-m には、外部入力端子1より入力されている
外部クロック信号のレベルが所定時間おきに番号の若い
方から順にラッチされていくことになる。
【0027】これにより、n−m個のラッチ回路L1
2 ,……,Ln-m のうち、一番左のラッチ回路L1
ら番号の若い順にハイレベルの信号が連続してラッチさ
れ、それに続く後の番号のラッチ回路にロウレベルの信
号が連続してラッチされる。さらに、それより後の番号
のラッチ回路には、ハイレベルの信号が連続してラッチ
される。ここで、ラッチ回路L1 ,L2 ,……,Ln-m
の出力が一旦ハイレベルからロウレベルに落ちてその後
再びハイレベルに立ち上がるところまでが外部クロック
信号の1周期ということになる。
【0028】これらn−m個のラッチ回路L1 ,L2
……,Ln-m から出力されたハイレベルおよびロウレベ
ルの信号は、デコード回路4に入力される。デコード回
路4は、ラッチ回路L1 ,L2 ,……,Ln-m の数に対
応した図示しない多数の出力線を備えている。そして、
このデコード回路4は、2回目にハイレベルの信号が連
続して出力され始めるラッチ回路を検出し、その検出し
たラッチ回路に対応する出力線を選択する。その出力線
の選択結果は、選択回路3に伝えられる。
【0029】上記選択回路3には、上記遅延回路中に備
えられている多数の中間出力タップT1 ,T2 ,……,
n が接続されている。この選択回路3は、これら複数
の中間出力タップT1 ,T2 ,……,Tn より出力され
る信号のうち、特定の中間出力タップからの信号だけを
取り出して、それをタイミング信号としてDLL出力端
子2より出力する。
【0030】上記選択回路3は、例えば図3に示すよう
に、4つのゲーティドインバータが並列に接続されて成
る複数組のインバータ手段が多段接続されて構成されて
いる。ここで、基本的には1つのゲーティドインバータ
の入力に対して4つのゲーティドインバータの出力が接
続されている。図3の上段側から順次1つのゲーティド
インバータがゲート選択バスに供給される信号によって
選択され、これによって選択されたタイミング信号が、
最終段の1個のゲーティドインバータから出力される。
【0031】ここで、選択回路3においてどの中間出力
タップからの信号を取り出すかは、上記デコード回路4
でどの信号線を選択しているかによって決定される。す
なわち、選択回路3は、デコード回路4で検出したラッ
チ回路に対し特定の段数だけ若い番号の中間出力タップ
からの信号を選択する。
【0032】例えば、デコード回路4で左から3番目の
ラッチ回路L3 を外部クロック信号の1周期遅延位置と
して検出した場合は、その1周期遅延位置に相当する中
間出力タップT6 よりも特定の段数だけ若い番号の中間
出力タップからの信号を選択して出力する。なお、どれ
だけ前の中間出力タップを選択するかは、選択回路3で
の遅延時間も考慮に入れて決定される。
【0033】このように、外部クロック信号の立ち上が
りエッジが得られる中間出力タップよりも何段か前の中
間出力タップからの信号を選んで出力することで、外部
クロック信号の立ち上がりよりも早く立ち上がるタイミ
ング信号が得られるようになる。よって、外部クロック
信号の立ち上がりから有効なメモリ出力が得られるまで
に生じる時間tACを5ns以下の短い時間に抑えるこ
とができる。
【0034】以上のように、本実施形態では、多数の信
号伝送回路D1 ,D2 ,……,Dnを直列接続すること
によって遅延回路を構成するとともに、各信号伝送回路
1,D2 ,……,Dn 間に設けた中間出力タップ
1 ,T2 ,……,Tn を選択回路3に接続している。
そして、各中間出力タップT1 ,T2 ,……,Tn より
出力される信号を用いて、信号検出回路S1 ,S2 ,…
…,Sn-m 、ラッチ回路L1 ,L2 ,……,Ln-m およ
びデコード回路4で外部クロック信号の1周期遅延位置
を検出し、その1周期遅延位置に相当する中間出力タッ
プより数段前の中間出力タップからの信号を選択回路3
で選択してタイミング信号として出力するようにしてい
る。
【0035】このように、本実施形態では、遅延回路を
2系統設けることなくDLL回路を構成することができ
た。したがって、2系統の遅延回路の特性が互いに異な
ることによって外部クロック信号の立ち上がりから有効
なデータ出力が得られるまでの時間tACが長くなって
しまうことがあるという従来の不都合を防止することが
でき、上記時間tACを常に短くすることができる。
【0036】しかも、本実施形態では、中間出力タップ
1 ,T2 ,……,Tn からの信号を信号検出回路
1 ,S2 ,……,Sn-m にオーバーラップして入力す
るようにしている。つまり、一番左の信号検出回路S1
に中間出力タップT1 ,T2 の信号を入力し、次の信号
検出回路S2 に中間出力タップT3 ,T4 の信号を入力
するという風ではなく、一番左の信号検出回路S1 に中
間出力タップT1 ,T4 の信号を入力し、次の信号検出
回路S2 に中間出力タップT2 ,T5 の信号を入力する
という風にしている。これにより、外部クロック信号の
レベルが反転している箇所を必ず見つけることができ、
外部クロック信号の1周期遅延位置を確実に検出するこ
とができる。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。第2の実施形態も上述した第1の実施形態と発明の
内容自体は同じであるが、外部クロック信号の1周期遅
延位置を検出するための基準が第1の実施形態と異なっ
ている。
【0038】すなわち、第1の実施形態では、ラッチ回
路L1 ,L2 ,……,Ln-m のクロック端子CKに信号
検出回路S1 ,S2 ,……,Sn-m の検出信号を入力
し、データ端子Dに外部クロック信号を入力していたの
に対し、第2の実施形態ではこれとは逆に、クロック端
子CKに外部クロック信号を入力し、データ端子Dに信
号検出回路S1 ,S2 ,……,Sn-m の出力信号を入力
するようにしている。
【0039】この場合、ラッチ回路L1 ,L2 ,……,
n-m は、外部クロック信号が立ち上がった瞬間に信号
検出回路S1 ,S2 ,……,Sn-m から出力されたロウ
レベルあるいはハイレベルの信号を取り込んでラッチす
る。
【0040】ここで、直列に接続された多数の信号伝送
回路D1 ,D2 ,……,Dn で構成された遅延回路の中
を外部クロック信号の立ち上がり変化が遅延されつつ伝
送されているので、外部クロック信号の立ち上がりで信
号検出回路S1 ,S2 ,……,Sn-m の出力を取り出す
と、1回前の立ち上がり変化がちょうど伝送されている
信号伝送回路の入出力段の中間出力タップにまたがって
信号を取り込んでいる信号検出回路の出力がハイレベル
になる。さらに、2回前の立ち上がり変化がちょうど伝
送されている信号伝送回路の入出力段の中間出力タップ
にまたがって信号を取り込んでいる信号検出回路の出力
がハイレベルになる。
【0041】これにより、n−m個のラッチ回路L1
2 ,……,Ln-m のほとんどはロウレベルとなるが、
特定のラッチ回路だけがハイレベルとなる。ラッチ回路
1,L2 ,……,Ln-m の出力がハイレベルからハイ
レベルに至るところまでが外部クロック信号の1周期と
いうことになり、デコード回路4では、この1周期を検
出する。すなわち、デコード回路4は、1回目にハイレ
ベルの信号が連続して出力され始めるラッチ回路を検出
し、その検出したラッチ回路に対応する出力線を選択す
る。
【0042】本実施形態においても、外部クロック信号
の立ち上がりよりも所定時間だけ早く立ち上がるような
タイミング信号が得られるようになり、外部クロック信
号の立ち上がりから有効なメモリ出力が得られるまでに
生じる時間tACを5ns以下の短い時間に抑えること
ができる。そして、このようなDLL回路を遅延回路を
2系統設けることなく構成することができている。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述したように、多数の信号伝
送回路を直列接続することによって遅延回路を構成し、
各信号伝送回路の入出力段に設けた中間出力タップより
出力される信号を用いて外部クロック信号の1周期遅延
位置を検出し、その1周期遅延位置に相当する中間出力
タップより数段前の中間出力タップから出力される信号
を選択手段で選択してそれをタイミング信号として出力
するようにしたので、遅延回路を2系統設けることな
く、外部クロック信号の立ち上がりよりも所定時間早い
タイミングで立ち上がるタイミング信号を発生するDL
L回路を構成することが可能となる。
【0044】したがって、本発明のタイミング信号発生
回路をSDRAM等のメモリに適用した場合、メモリの
動作は上述のようにして早いタイミングで出力されるタ
イミング信号に基づいて行われるので、外部クロック信
号の立ち上がりから有効なメモリ出力が得られるまでの
時間を短くすることができる。その際、本発明では遅延
回路を1系統しか設けていないので、2系統の遅延回路
の特性が互いに異なることによって外部クロック信号の
立ち上がりから有効なデータ出力が得られるまでの時間
が長くなってしまうことがあるという従来の不都合をな
くすことができ、上記時間を常に短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるタイミング信号
発生回路の構成例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態によるタイミング信号
発生回路の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態の選択回路の構成例を示す図であ
る。
【図4】DLL回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図5】従来のDLL回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 外部入力端子 2 DLL出力端子 3 選択回路 4 デコード回路 D1 ,D2 ,……,Dn 信号伝送回路 T1 ,T2 ,……,Tn 中間出力タップ S1 ,S2 ,……,Sn-m 信号検出回路 L1 ,L2 ,……,Ln-m ラッチ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された多数の信号伝送回路に
    より構成され、入力された外部クロック信号を遅延しつ
    つ伝送する遅延回路と、 上記多数の信号伝送回路の各入出力段に設けた多数の中
    間出力タップと、 上記多数の中間出力タップより出力される信号に基づい
    て、上記外部クロック信号の1周期遅延に相当するタッ
    プ位置を検出する周期検出手段と、 上記多数の中間出力タップより出力される信号のうち、
    上記周期検出手段で検出されたタップ位置よりも所定段
    数前の中間出力タップから出力される信号を選択してタ
    イミング信号として出力する選択手段とを備えたことを
    特徴とするタイミング信号発生回路。
  2. 【請求項2】 上記周期検出手段は、上記多数の中間出
    力タップより出力される信号のうち、信号検出回路ごと
    に異なる2つの信号を入力して過渡状態を検出する多数
    の信号検出回路と、 上記多数の信号検出回路に対応して設けられ、上記多数
    の信号検出回路からクロック端子に入力される検出信号
    をトリガとして、そのときデータ端子に入力される外部
    クロック信号のレベルをラッチする多数のラッチ回路
    と、 上記多数のラッチ回路にラッチされている外部クロック
    信号のレベルがどこで反転されているかを見ることによ
    って上記外部クロック信号の1周期遅延位置を検出する
    デコード回路とで構成されることを特徴とする請求項1
    に記載のタイミング信号発生回路。
  3. 【請求項3】 上記周期検出手段は、上記多数の中間出
    力タップより出力される信号のうち、信号検出回路ごと
    に異なる2つの信号を入力して過渡状態を検出する多数
    の信号検出回路と、 上記多数の信号検出回路に対応して設けられ、クロック
    端子に入力される外部クロック信号をトリガとして、そ
    のときデータ端子に入力される上記多数の信号検出回路
    からの出力信号のレベルをラッチする多数のラッチ回路
    と、 上記多数のラッチ回路にラッチされている信号のレベル
    がどこで反転されているかを見ることによって上記外部
    クロック信号の1周期遅延位置を検出するデコード回路
    とで構成されることを特徴とする請求項1に記載のタイ
    ミング信号発生回路。
  4. 【請求項4】 上記多数の信号検出回路は、上記多数の
    中間出力タップより出力される信号のうち、信号検出回
    路ごとに異なる2つの信号を各信号検出回路間でオーバ
    ーラップするようにして入力することを特徴とする請求
    項2または3に記載のタイミング信号発生回路。
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