JPH11203474A - 掌紋印象の登録・照合方法およびその装置 - Google Patents

掌紋印象の登録・照合方法およびその装置

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JPH11203474A
JPH11203474A JP10005832A JP583298A JPH11203474A JP H11203474 A JPH11203474 A JP H11203474A JP 10005832 A JP10005832 A JP 10005832A JP 583298 A JP583298 A JP 583298A JP H11203474 A JPH11203474 A JP H11203474A
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昭仁 天内
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芳文 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掌紋による個人識別を可能にし、比較的簡易
でかつ認証を得るまでの照合時間を短縮し高速化できる
ようにデータ保存情報の量を低減できる。 【解決手段】 各個人識別情報には、四指基底部41、
拇指球部42および指球部43の三つに掌紋印象を分割
したそれぞれの部位の特徴点情報ならびに掌側部の特徴
点情報が含まれている。掌紋印象には、中指と薬指との
接続部の中間点33、感情溝31と掌紋印象の小指側の
端辺との交差点34、手首側の生命溝32と掌紋印象の
掌紋印象切出し枠30との交点の腕三叉35を指定し、
四指基底部41、拇指球部42および指球部43それぞ
れは、中間点33と腕三叉35とを結ぶ直線である球部
分割線36と、交差点34を起点として球部分割線36
に垂直な直線である基底部分割線37とにより領域を指
定され、これらの領域は、個人を特定できる適切な位置
と大きさとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人識別の対象と
なる各個人の押なつした掌紋印象を個人認証用に登録・
照合する掌紋印象の登録・照合方法およびその装置に関
し、特に、簡潔な手段により照合・鑑定時間の短縮を図
ることができる掌紋印象の登録・照合方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】個人を本人と識別し認証する個人認証に
おいて最も利用されている身体特徴情報は「指紋」であ
るといわれる。この指紋の隆線から得られる特徴点(分
岐点、端点)は、万人それぞれが相違し、終生不変であ
る特性を有している。したがって、個人認証に利用する
多くの装置が開示されている。更に、処理時間の短縮、
信頼性の向上を図るために掌紋を利用した装置が開示さ
れている。
【0003】従来、この種の装置として、指紋データを
照合する際に検索範囲を限定して照合時間の短縮を図る
ために掌形の分類を行う技術が、例えば、特開平3−2
17984号公報「指紋照合装置」に記載されている。
この装置では、掌形画像を入力して掌形の分類を行い、
同一の掌形分類を特定し、これに基づいて指紋データの
検索を行い比較照合を行っている。
【0004】一方、更に、掌紋の登録および照合につい
ての技術が、例えば、特開平7−114640号公報
「個人認証装置」に記載されている。この公報には、掌
紋中の所定の複数の部位から所定の処理によって抽出し
た掌紋特徴情報を取り出して保管し、この保管データに
基づいて照合が行われることが記載されている。この複
数の所定の部位は中指の位置を基準として位置誤差の少
い掌紋印象で特徴のある細かく切出されたものであり、
認証時には多数の部位の内の少数の部位に対してだけ特
徴を抽出することにより、認証速度を早くすることがで
きる。しかし、上記少数の部位の選択手段についてに記
載はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の掌紋印
象の登録・照合方法およびその装置には次のような問題
点がある。
【0006】第一の問題点は、上述された前者の公開公
報では掌紋のみを利用する場合に認証が困難であること
である。
【0007】その理由は、指紋による認証のための照合
時間の短縮を図るために掌形を指紋分類の特定に利用し
ているもので、掌紋を利用した個人の認証ではないから
である。
【0008】第二の問題点は、上述された後者の公開公
報では掌紋画像の特徴を得るために複雑な設備を必要と
することである。
【0009】その理由は、切出す部位の位置設定、すな
わち掌紋印象における細かなかつ精度の高い座標の設定
を得るために、プリズム、ガイドおよび光源のような設
備を必要とするからである。
【0010】第三の問題点は、上述された後者の公開公
報では掌紋画像の特徴を得るためには少くともある程度
の数の部位が対象に必要なことである。
【0011】その理由は、細かな切出しによる狭い範囲
では、多くの部位で同一の特徴が重なり、少数の部位だ
けでは個人識別が難しいからである。
【0012】本発明の課題は、上記問題点を解決して、
掌紋による個人識別を可能にすると共に、比較的簡易で
かつ認証を得るまでの照合時間を短縮し高速化できるよ
うに照合に必要なデータ保存情報の量を低減できる掌紋
印象の登録・照合方法およびその装置を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による掌紋印象の
登録方法は、個人識別の対象となる各個人の押なつした
掌紋印象を個人認証用に登録する際、前記掌紋印象を予
め定められた位置と大きさとを有する領域の複数の部位
に分割しそれぞれの部位における特徴点を抽出し特徴点
情報として登録している。
【0014】また、本発明による掌紋印象の登録装置
は、前記掌紋印象を画像情報として画面表示する画像表
示部と、前記掌紋印象を予め定められた位置と大きさと
を有する領域の複数の部位に分割する部位分割部と、こ
の部位分割部により分割された部位それぞれの範囲の特
徴点を抽出する特徴抽出部と、前記部位分割部により分
割された部位情報およびこの部位情報それぞれに対応し
前記特徴抽出部により抽出された特徴点情報を、別に入
力される個人識別情報に対応付けて記憶保持するデータ
保存部とを備えている。
【0015】この手段によれば、掌紋を個人の特定識別
のために予め定められた位置と大きさとを有する領域に
分割することにより、個人の特定識別が簡潔になると共
に個人認証が可能となっている。また、データ保存部が
授受するデータも分割されるので転送されるデータ量が
少くて済む。
【0016】また、本発明による掌紋印象の照合方法
は、上記登録方法により分割された部位に対応して登録
された前記掌紋印象の特徴点を個人認証のために照合す
る際、少くとも一つの前記部位における特徴点情報の一
致を得た際に個人の特定を確認している。
【0017】また、本発明による掌紋印象の照合装置
は、分割された部位情報およびこの部位情報それぞれに
対応する特徴点情報を個人識別情報それぞれに対応付け
て記憶保持するデータ保存部と、入力される遺留掌紋の
印象から少くとも一つの前記部位を分割切出しする部位
分割部と、この部位分割部により分割された部位の範囲
の特徴点を抽出する特徴抽出部と、前記部位分割部によ
り分割された部位情報および前記特徴抽出部により抽出
された特徴点情報を前記データ保存部で照合し一致を得
た個人識別情報を出力する情報照合部とを備えている。
【0018】したがって、この手段により、照合の際に
は分割された範囲分のみの特徴点情報を取り出して照合
できるので、データ保存部または情報照合部が授受する
データ量が低減できると共に照合時間も短縮できる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明による掌紋印象の登録装置の
実施の一形態を示す機能ブロック図である。図1に示さ
れた掌紋印象の登録装置では、画像入力部11、画像表
示部12、部位分割部13、特徴抽出部14、およびデ
ータ保存部15が設けられている。
【0021】画像入力部11は、登録し保存する掌紋印
象を、画像データとして受付けて画像表示部12に送り
画面に表示するものとする。画像表示部12は受けた画
像データにより掌紋印象の全景を画面に表示すると共
に、手動またはコンピュータ制御により画面上における
分割指定を所定の分割線により行い、分割線の指定を部
位分割部13へ送るものとする。
【0022】この分割指定は、個人を特定できる適切な
位置と大きさとを有する範囲を予め決定しているもので
ある。具体的な例は、図5を参照して後に説明する。
【0023】部位分割部13は、画像表示部12から受
けた画像データおよび分割指定にしたがい、所定の順序
で部位を指定してこの部位の範囲の画像データを特徴抽
出部14へ送ると共に指定した部位情報をデータ保存部
15へ送るものとする。これらデータおよび情報の送出
停止はデータ保存部15の制御によるものとする。ま
た、この部位情報は、例えば、データ保存部へ直接では
送られず、画像データと共に特徴抽出部を経由して送ら
れるように、他の経路で伝達されてもよい。
【0024】特徴抽出部14は部位分割部13から受け
た画像データから特徴点を抽出して特徴点情報としてデ
ータ保存部15へ送るものとする。部位情報が部位分割
部13から画像データと共に送られた場合にはこの部位
情報も特徴点情報と共にデータ保存部15へ送られる。
【0025】データ保存部15は、データを記憶保持す
る記録領域を有し、特徴抽出部14から特徴点情報を受
けた際には、別に入力する個人識別情報(例えば、個人
名、個人識別符号など)毎に設けられる記録領域に、同
時に受ける部位情報に対応した領域に受けた特徴点情報
を格納保持するものとする。
【0026】別に入力する個人識別情報は、データ保存
部で入力を受付けると図示し、説明したが、画像データ
と共に画像入力部から各処理手段を経由してデータ保存
部へ入力するなど、他の経路から入力してもよい。
【0027】次に、図1に図2を併せ参照して、図1に
おける登録のための動作手順について説明する。図2は
図1における掌紋印象の登録装置の主要動作手順の一実
施例を示すフローチャートである。
【0028】各情報は図1に示されるように伝達される
ものとする。
【0029】まず、掌紋印象の登録装置では、掌紋印象
の登録要求および掌紋印象の画像データと共にこの掌紋
の持ち主の個人名または個人識別符号による個人識別情
報の入力を受ける。
【0030】掌紋印象の画像データは画像入力部11で
受け付けられ(手順S1)、画像表示部12に画像表示
される(手順S2)。
【0031】画像表示部12に表示された画像データに
おいて所定の部位の分割が可能な場合(手順S3のYE
S)、画像データは分割指定と共に部位分割部13に送
られ分割された最初の部位が切り出される(手順S
4)。部位分割部13は、切出された部位の範囲の画像
データを特徴抽出部14へ送ると共に切出した部位の名
称を部位情報としてデータ保存部15へ送る。
【0032】特徴抽出部14は、切出された部位の範囲
の画像データを受けて特徴点を抽出し(手順S5)、特
徴点情報としてデータ保存部15へ送る。データ保存部
15は、特徴抽出部14から受けた特徴点情報を、別に
入力する個人識別情報毎に設けられる記録領域で、部位
分割部13から同時に受けている部位情報に対応した領
域に格納保持する(手順S6)。
【0033】部位分割部13は、データ保存部15から
格納完了の通知を受けた際に、分割された次の部位がな
い場合には(手順S7のNO)、手順を終了する。この
手順S7が“YES”で、分割された次の部位がある場
合には次の部位が切り出され(手順S8)、切出された
部位の範囲の画像データから特徴点を抽出する上記手順
S5へ戻り、続く手順を繰り返す。
【0034】上記手順S3が“NO”で、画像表示部1
2に表示された画像データにおいて所定の部位の分割が
不可能な場合には表示された全体の画像データを部位分
割部から特徴抽出部14へ送られる一方、部位情報とし
て全体情報をデータ保存部へ送る。したがって、特徴抽
出部14は画像データを受けて全体に対する特徴点を抽
出し(手順S11)、特徴点情報としてデータ保存部1
5へ送る。データ保存部15は、特徴抽出部14から受
けた特徴点情報を、部位情報における全体情報に対応し
た領域(図示省略)に格納保持し(手順S12)、手順
を終了する。
【0035】次に、図3を参照して遺留掌紋の照合装置
について説明する。図3は遺留掌紋の照合装置の実施の
一形態を示す機能ブロック図である。図3に示される照
合装置は、データ保存部20、画像入力部21、画像表
示部22、部位分割部23、特徴抽出部24、および情
報照合部25を備えるものとする。
【0036】データ保存部20は、図1における登録装
置により個人識別情報毎に部位情報に対応する特徴点情
報をデータベースとして予め登録保存しているものと
し、一つの部位情報による特徴点情報の検索要求があっ
た場合、受けた部位情報に基づいて、各個人識別情報毎
の特徴点情報を個人識別情報と共に情報照合部25へ情
報照合部25の制御により順次送出するものとする。
【0037】したがって、データベースを独立した記録
媒体、例えばディスクメモリにより形成し上記登録装置
による登録データをコピーにより供給することができ
る。
【0038】画像入力部21は、照合確認する遺留掌紋
の印象を、画像データとして受付けて画像表示部22に
送り画面に表示するものとする。
【0039】画像表示部22は受けた画像データにより
遺留掌紋印象の全景を画面に表示すると共に、手動また
はコンピュータ制御により画面上における分割指定を所
定の分割線により行い、分割線の指定を部位分割部23
へ送るものとする。
【0040】部位分割部23は画像表示部22から受け
た画像データおよび分割指定にしたがい、遺留掌紋の部
位を分割し、複数部位にわたる場合には所定の順序で部
位を指定してこの部位の範囲の画像データを特徴抽出部
24へ送ると共に分割した部位情報を情報照合部25へ
送るものとする。また、これらデータおよび情報の送出
停止または切り替えの指示は情報照合部25の制御によ
るものとする。また、この部位情報は、例えば、情報照
合部を経由せず、データ保存部へ直接送られてもよい。
【0041】特徴抽出部24は部位分割部23から受け
た画像データから特徴点を抽出して特徴点情報として情
報照合部25へ送るものとする。部位情報が部位分割部
23から画像データと共に送られた場合にはこの部位情
報も特徴点情報と共に情報照合部25へ送られる。
【0042】情報照合部25は、部位分割部23から受
けた部位情報をデータ保存部20へ送り特徴点情報の検
索を要求した際、データ保存部20により順次検索され
た各個人識別情報毎の部位情報に基づく保存中の特徴点
情報を個人識別情報と共に受けるものとする。次いで、
情報照合部25は、別に特徴抽出部24から受けた遺留
掌紋から得られた特徴点情報とデータ保存部20から得
られた特徴点情報とを比較照合するものとし、一致した
場合にはデータ保存部20から受け取った個人識別情報
を結果出力するものとする。
【0043】次に、図3に図4を併せ参照して、図3に
おける照合のための動作手順について説明する。図4は
図3における遺留掌紋の照合装置の主要動作手順の一実
施例を示すフローチャートである。各情報は図3に示さ
れるように伝達されるものとする。
【0044】まず、遺留掌紋の照合装置では、遺留掌紋
の照合要求を受け付ける(手順S21)と共に、遺留掌
紋の画像データの入力を受ける(手順S22)。遺留掌
紋の画像データは画像入力部21で受け付けられ、画像
表示部22に画像表示される(手順S23)。
【0045】画像表示部22に表示された画像データに
おいて所定の部位の分割を行い、部位を判定する(手順
S24)。表示された画像データが分割可能で、複数部
位を含む場合(手順S25のYES)、画像データは分
割指定と共に部位分割部23に送られ分割された最初の
部位が切り出される(手順S26)。部位分割部23は
切出された部位の範囲の画像データを特徴抽出部24へ
送ると共に切出した部位の名称を部位情報として情報照
合部25へ送る。
【0046】特徴抽出部24は、切出された部位の範囲
の画像データを受けて特徴点を抽出し(手順S27)、
特徴点情報として情報照合部25へ送る。情報照合部部
25は特徴抽出部24から受けた特徴点情報をデータ保
存部20へ送る。
【0047】データ保存部20は、情報照合部25から
受けた部位情報に基づいて、各個人識別情報毎の特徴点
情報を検索し、個人識別情報と共に情報照合部25へ順
次送出する。情報照合部25は特徴抽出部24から受け
た特徴点情報とデータ保存部20から得られた特徴点情
報とを比較照合する(手順S28)。照合一致した場合
(手順S29のYES)、情報照合部25はデータ保存
部20から受け取った個人識別情報を結果出力する(手
順S30)。
【0048】上記手順S29が“NO”の照合不一致
で、かつ次の切り出された部位情報がない場合(手順S
31のNO)、情報照合部25は「不一致」または「一
致情報なし」を結果出力する(手順S32)。
【0049】この手順S31が“YES”で次の部位情
報がある場合には次の部位が切り出され(手順S3
3)、切出された部位の範囲の画像データから特徴点を
抽出する上記手順S27へ戻り、続く手順を繰り返す。
【0050】また、上記手順S25が“NO”で画像表
示部22に表示された画像データにおいて所定の部位の
分割が不可能で部位が一つの場合には、部位分割部23
が、表示された全体の画像データを特徴抽出部24へ送
る一方、部位情報として全体情報を情報照合部25へ送
る。したがって、特徴抽出部4は画像データを受けて全
体に対する特徴点を抽出し(手順S41)、遺留掌紋の
特徴点情報として情報照合部25へ送る。
【0051】情報照合部部25は特徴抽出部24から受
けた特徴点情報をデータ保存部20へ送る。データ保存
部20は、情報照合部25から受けた全体情報に基づい
て、各個人識別情報毎の特徴点情報を検索し、個人識別
情報と共に情報照合部25へ順次送出する。情報照合部
25は特徴抽出部24から受けた特徴点情報とデータ保
存部20から得られた特徴点情報とを比較照合する(手
順S42)。照合一致した場合(手順S43のYE
S)、情報照合部25はデータ保存部20から受け取っ
た個人識別情報を結果出力する上記手順S30に続く。
【0052】また、上記手順S43が“NO”の照合不
一致の場合、情報照合部25は「不一致」または「一致
情報なし」を結果出力する上記手順S32に続く。
【0053】次に、図5を参照して部位およびこの部位
の切出しについて説明する。図5は部位の分割に対する
実施の一形態を示す説明図である。
【0054】まず、押なつされた掌紋のほぼ全体を長方
形の掌紋印象切出し枠30として設定する。掌紋印象切
出し枠30は、四指(人差指、中指、薬指、小指)の付
け根付近で掌を横切る直線、この直線に平行な手首近く
の直線、ならびに、これら二つの直線に垂直な、拇指の
付け根付近の直線および小指側の側面に沿った直線、そ
れぞれにより形成されるものとする。また、手首近くの
直線は、後に指定される、中指と薬指との付け根におけ
る中間点33から手首方向に垂直に延びる直線と生命溝
32と交差する手首近くの腕三叉35を通過するように
調整されるものとする。
【0055】掌紋印象には、万人が共通に有する四指と
感情溝31および生命溝32との位置に基づき、図示さ
れるように、中間点33、交差点34、および腕三叉3
5が設定される。中間点33は、上述したように、中指
と薬指との接続部の中間点である。交差点34は感情溝
31と掌紋印象の小指側の端辺との交差点であるものと
する。また、腕三叉35は、上述したように、腕側(手
首側)の生命溝32と掌紋印象の手首側の掌紋印象切出
し枠30との交点である。
【0056】また、部位を形成する分割線には、球部分
割線36および基底部分割線37が設けられるものとす
る。球部分割線36は中間点33と腕三叉35とを結ぶ
直線であるものとする。基底部分割線37は交差点34
を起点として球部分割線36に垂直な直線であるものと
する。
【0057】更に、部位としては四指基底部41、拇指
球部42、および小指球部43が設けられるものとす
る。四指基底部41は掌紋印象切出し枠30の基底部分
割線37により分割された四指側の領域であるものとす
る。拇指球部42および小指球部43は、掌紋印象切出
し枠30の基底部分割線37により分割された手首側の
領域を球部分割線36により分割した、拇指および小指
それぞれの側の領域であるものとする。
【0058】次に、図5に図6を併せ参照して四指基底
部41、拇指球部42、および小指球部43それぞれの
範囲指定手順について説明する。
【0059】まず、掌紋印象切出し枠30が、上述のよ
うに、四指の付け根付近で掌を横切る直線、この直線に
平行な手首近くの直線、ならびに、これら二つの直線に
垂直な、拇指の付け根付近の直線および小指側の側面に
沿った直線それぞれにより位置指定される(手順S5
1)。
【0060】次いで、腕三叉35が中間点33から掌紋
印象の手首側へ四指付け根付近の掌紋印象切出し枠30
に垂直な直線と生命溝32との交点により位置指定さ
れ、この結果、中間点33と腕三叉35とを通過する直
線が球部分割線36に位置指定される(手順S52)。
【0061】次いで、腕(手首)側の掌紋印象切出し枠
30がこの腕三叉35を通過するように位置調整される
(手順S53)。
【0062】次いで、交差点34が感情溝31と掌紋印
象の小指側の端辺との交差点により位置指定され、交差
点34から球部分割線36に垂直な直線が基底部分割線
37に位置指定される(手順S54)。
【0063】次いで、四指基底部41には掌紋印象切出
し枠30の基底部分割線37により分割された四指側の
領域が範囲指定される。また、拇指球部42には掌紋印
象切出し枠30の基底部分割線37により分割された手
首側の領域のうち球部分割線36により分割された拇指
側の領域が範囲指定される。更に、小指球部43には掌
紋印象切出し枠30の基底部分割線37により分割され
た手首側の領域のうち球部分割線36により分割された
小指側の領域が範囲指定され(手順S55)、手順は終
了する。
【0064】次に、図7に図1および図5を併せ参照し
て保存される個人識別情報について説明する。図7は図
1におけるデータ保存部15に保存される個人識別情報
の一実施例を示す説明図である。
【0065】各個人識別情報には、図1に示される特徴
抽出部14により抽出された、図5に示されるような四
指基底部41、拇指球部42、および小指球部43それ
ぞれの特徴点情報、ならびに図示されていない掌の側面
の掌紋を側掌部の特徴点情報が含まれ、個人それぞれの
個人識別情報としてデータ保存部15に格納保存されて
いる。
【0066】次に図8に、図1および図3を併せ参照し
てそれぞれが遠隔地に設けられた複数の照合装置50と
一つの登録装置60とを備え、通信バス70を介してデ
ータの授受を行う例について説明する。
【0067】照合装置50では、図3に示されるような
データ保存部20を削除し、照合装置50の情報照合部
51が外部の登録装置60のデータ保存部62と通信バ
ス70を介してインタフェースする送受信部52を備
え、登録装置60の送受信部61を介してデータ保存部
62と情報を授受している。登録装置60のデータ保存
部62には、上述したような各個人識別情報が予め保存
されている。
【0068】この結果、登録装置60のデータ保存部6
2が全ての個人識別情報を集中管理するメリットを生か
すことができる。
【0069】次に、図9を参照して登録および照合を一
つの装置に併合した例について説明する。
【0070】この装置では、図示されるように、画像入
力部71、画像表示部72、部位分割部73、特徴抽出
部74、データ保存部75、および情報照合部76が設
けられている。登録の機能・動作については図1および
図2を参照して説明し、また照合の機能・動作について
は図3および図4を参照して説明した通りであり、登録
・照合の二つの機能に対して同一機能を有する構成要素
を同一名称により共用しているので、詳細説明は省略す
る。
【0071】すなわち、掌紋印象登録の際には実線で示
されるように、データ保存部75では掌紋印象の個人識
別情報が画像表示部72から、部位情報が部位分割部7
3から、また特徴点情報が特徴抽出部74からそれぞれ
入力し、所定の記録格納処理が行われる。
【0072】一方、遺留掌紋照合の際には破線で示され
るように、データ保存部75では部位分割部73から受
けた部位情報に基づいて個人識別情報と特徴点情報とを
出力し、情報照合部76ではデータ保存部75および特
徴抽出部74の両者から受ける二つの特徴点情報を照合
して一致結果をデータ保存部75から受ける個人識別情
報と共に出力している。
【0073】上記説明では、機能ブロックおよび動作手
順を図示して説明しているが、機能の分離併合によるブ
ロック構成または手順の前後の入れ替えなどの変更は上
記機能を満たす限り自由であり、上記説明により本発明
を限定するものではない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、掌
紋による個人識別を可能にすると共に比較的簡易でかつ
認証を得るまでの照合時間を短縮し高速化できるように
照合に必要なデータ保存情報の量を低減できるという効
果を得ることができる。
【0075】その理由は、掌紋を予め定められた位置と
大きさとを有する領域で、特徴点を抽出する部位を形成
しているからである。具体的には、球部分割線および基
底部分割線により、四指基底部、拇指球部、および小指
球部それぞれの範囲指定が設けられ部位を分割している
ので、個人の特定識別が簡潔になると共に個人認証が可
能となっている。したがって、データ保存部が授受する
データも分割されるので転送されるデータ量が少くて済
むからである。また、照合の際には分割された範囲分の
みの特徴点情報を取り出して照合できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による掌紋印象の登録装置における実施
の一形態を示す機能ブロック図である。
【図2】図1における主要動作手順の一形態を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明による遺留掌紋の照合装置における実施
の一形態を示す機能ブロック図である。
【図4】図3における主要動作手順の一形態を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明により分割される部位の指定の一形態を
示す説明図である。
【図6】図5における部位指定の動作手順の一形態を示
すフローチャートである。
【図7】本発明による保存データ情報の一形態を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明により通信バスを用いた場合を説明する
ブロック図である。
【図9】本発明による登録・照合併合装置の一形態を示
す機能ブロック図である。
【符号の説明】
11、21、71 画像入力部 12、22、72 画像表示部 13、23、73 部位分割部 14、24、74 特徴抽出部 15、20、62、75 データ保存部 25、51、76 情報照合部 30 掌紋印象切出し枠 31 感情溝 32 生命溝 33 中間点 34 交差点 35 腕三叉 36 球部分割線 37 基底部分割線 41 四指基底部 42 拇指球部 43 小指球部 50 照合装置 52、61 送受信部 60 登録装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 請求項1または請求項2に記載の掌紋印
象の登録・照合方法において、前記掌紋印象を分割して
得られる部位は、中指と薬指との中間点と手首側におけ
る押なつ掌紋の生命溝と押なつ印象の端辺との交点(以
後、腕三叉と呼称する)とを結ぶ球部分割線、および小
指側における押なつ掌紋の感情溝と押なつ印象の端辺と
の交差点から前記球部分割線に直交する基底部分割線に
より、拇指を除く四指の付け根付近を範囲に指定する四
指基底部と、拇指の付け根付近を範囲に指定する拇指球
部と、残る部分を範囲に指定する小指球部との少くとも
三つに分割決定されることを特徴とする掌紋印象の登録
・照合方法。
【請求項】 請求項に記載の掌紋印象の登録・照合
方法において、前記掌紋印象を分割して得られる部位に
独立に押なつされた印象の部位を含むことを特徴とする
掌紋印象の登録・照合方法。
【請求項】 請求項に記載の掌紋印象の登録・照合
方法において、前記独立に押なつされた印象に側掌部の
印象を含むことを特徴とする掌紋印象の登録・照合方
法。
【請求項】 個人識別の対象となる各個人の押なつし
た掌紋印象を個人認証用に登録する掌紋印象の登録装置
において、前記掌紋印象を画像情報として画面表示する
画像表示部と、掌紋印象において万人が共通に有する少
くとも指の種類、感情溝および生命溝の位置に基づき設
定された分割線により予め定められた範囲に決定される
位置と大きさとの領域を有する複数の部位に前記掌紋印
象を分割する部位分割部と、この部位分割部により分割
された部位それぞれの範囲の特徴点を抽出する特徴抽出
部と、前記部位分割部により分割された部位情報および
この部位情報それぞれに対応し前記特徴抽出部により抽
出された特徴点情報を、別に入力される個人識別情報に
対応付けて記憶保持するデータ保存部とを備えることを
特徴とする掌紋印象の登録装置。
【請求項】 請求項に記載の掌紋印象の登録装置に
おいて、前記画像表示部は押なつされた掌紋印象の全体
を表示することを特徴とする掌紋印象の登録装置。
【請求項】 請求項に記載の掌紋印象の登録装置に
おいて、前記データ保存部は通信手段を有し外部装置の
要求により通信バスを介して記憶保存されている各種情
報の検索および送出を行うことを特徴とする掌紋印象の
登録装置。
【請求項】 請求項に記載の掌紋印象の登録装置に
より分割された部位に対応して登録された前記掌紋印象
の特徴点を個人認証のために照合する掌紋印象の照合装
置において、分割された部位情報およびこの部位情報そ
れぞれに対応する特徴点情報を個人識別情報それぞれに
対応付けて記憶保持するデータ保存部と、入力される遺
留掌紋の印象から少くとも一つの前記部位を分割切出し
する部位分割部と、この部位分割部により分割された部
位の範囲の特徴点を抽出する特徴抽出部と、前記部位分
割部により分割された部位情報および前記特徴抽出部に
より抽出された特徴点情報を前記データ保存部で照合し
一致を得た個人識別情報を出力する情報照合部とを備え
ることを特徴とする掌紋印象の照合装置。
【請求項1】 請求項に記載の掌紋印象の登録装置
により分割された部位に対応して登録された前記掌紋印
象の特徴点を個人認証のために照合する掌紋印象の照合
装置において、入力される遺留掌紋の印象から少くとも
一つの前記部位を分割切出しする部位分割部と、この部
位分割部により分割された部位の範囲の特徴点を抽出す
る特徴抽出部と、通信手段を有し前記部位分割部により
分割された部位情報および前記特徴抽出部により抽出さ
れた特徴点情報を通信バスを介して前記データ保存部で
照合し一致により得た個人識別情報を出力する情報照合
部とを備えることを特徴とする掌紋印象の照合装置。
【請求項1】 請求項または請求項に記載の登録
装置および請求項に記載の照合装置が一つの装置に構
成され、前記画像入力部、画像表示部、部位分割分、特
徴抽出部、およびデータ保存部の少くとも一つで同一機
能を共用することを特徴とする掌紋印象の登録・照合装
置。
【請求項1】 請求項から請求項1までのいずれ
か一つに記載の掌紋印象の登録・照合装置において、前
記掌紋印象を分割して得られる部位は、中指と薬指との
中間点と手首側における押なつ掌紋の生命溝と押なつ印
象の端辺との交点(以後、腕三叉と呼称する)とを結ぶ
球部分割線、および小指側における押なつ掌紋の感情溝
と押なつ印象の端辺との交差点から前記球部分割線に直
交する基底部分割線により、拇指を除く四指の付け根付
近を範囲に指定する四指基底部と、拇指の付け根付近を
範囲に指定する拇指球部と、残る部分を範囲に指定する
小指球部との少くとも三つに分割決定されることを特徴
とする掌紋印象の登録・照合装置。
【請求項1】 請求項1に記載の掌紋印象の登録・
照合装置において、前記掌紋印象を分割して得られる部
位に独立に押なつされた印象の部位を含むことを特徴と
する掌紋印象の登録・照合装置。
【請求項1】 請求項1に記載の掌紋印象の登録・
照合装置において、前記独立に押なつされた印象に側掌
部の印象を含むことを特徴とする掌紋印象の登録・照合
装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による掌紋印象の
登録方法は、個人識別の対象となる各個人の押なつした
掌紋印象を個人認証用に登録する掌紋印象の登録方法に
おいて、前記掌紋印象を予め定められた位置と大きさと
の領域を有する複数の部位に分割しそれぞれの部位にお
ける特徴点を抽出し特徴点情報として登録する際、前記
掌紋印象を分割して得られる部位の位置領域を、掌紋印
象において万人が共通に有する少くとも指の種類、感情
溝および生命溝の位置に基づき設定された分割線により
予め定められた範囲に決定している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、本発明による掌紋印象の登録装置
は、前記掌紋印象を画像情報として画面表示する画像表
示部と、掌紋印象において万人が共通に有する少くとも
指の種類、感情溝および生命溝の位置に基づき設定され
た分割線により予め定められた範囲に決定される位置と
大きさとの領域を有する複数の部位に前記掌紋印象を
割する部位分割部と、この部位分割部により分割された
部位それぞれの範囲の特徴点を抽出する特徴抽出部と、
前記部位分割部により分割された部位情報およびこの部
位情報それぞれに対応し前記特徴抽出部により抽出され
た特徴点情報を、別に入力される個人識別情報に対応付
けて記憶保持するデータ保存部とを備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 芳文 東京都江東区東陽四丁目11番38号 財団法 人保安電子通信技術協会内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人識別の対象となる各個人の押なつし
    た掌紋印象を個人認証用に登録する掌紋印象の登録方法
    において、前記掌紋印象を予め定められた位置と大きさ
    との領域を有する複数の部位に分割しそれぞれの部位に
    おける特徴点を抽出し特徴点情報として登録することを
    特徴とする掌紋印象の登録方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法により分割された
    部位に対応して登録された前記掌紋印象の特徴点を個人
    認証のために照合する掌紋印象の照合方法において、少
    くとも一つの前記部位において特徴点情報の一致を得た
    際に個人の特定を確認することを特徴とする掌紋印象の
    照合方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の掌紋印
    象の登録・照合方法において、前記掌紋印象を分割して
    得られる部位の位置領域は、掌紋印象において万人が共
    通に有する少くとも指の種類、感情溝および生命溝の位
    置に基づき設定された分割線により予め定められた範囲
    に決定されることを特徴とする掌紋印象の登録・照合方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の掌紋印
    象の登録・照合方法において、前記掌紋印象を分割して
    得られる部位は、中指と薬指との中間点と手首側におけ
    る押なつ掌紋の生命溝と押なつ印象の端辺との交点(以
    後、腕三叉と呼称する)とを結ぶ球部分割線、および小
    指側における押なつ掌紋の感情溝と押なつ印象の端辺と
    の交差点から前記球部分割線に直交する基底部分割線に
    より、拇指を除く四指の付け根付近を範囲に指定する四
    指基底部と、拇指の付け根付近を範囲に指定する拇指球
    部と、残る部分を範囲に指定する小指球部との少くとも
    三つに分割決定されることを特徴とする掌紋印象の登録
    ・照合方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の掌紋印象の登録・照合
    方法において、前記掌紋印象を分割して得られる部位に
    独立に押なつされた印象の部位を含むことを特徴とする
    掌紋印象の登録・照合方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の掌紋印象の登録・照合
    方法において、前記独立に押なつされた印象に側掌部の
    印象を含むことを特徴とする掌紋印象の登録・照合方
    法。
  7. 【請求項7】 個人識別の対象となる各個人の押なつし
    た掌紋印象を個人認証用に登録する掌紋印象の登録装置
    において、前記掌紋印象を画像情報として画面表示する
    画像表示部と、前記掌紋印象を予め定められた位置と大
    きさとの領域を有する複数の部位に分割する部位分割部
    と、この部位分割部により分割された部位それぞれの範
    囲の特徴点を抽出する特徴抽出部と、前記部位分割部に
    より分割された部位情報およびこの部位情報それぞれに
    対応し前記特徴抽出部により抽出された特徴点情報を、
    別に入力される個人識別情報に対応付けて記憶保持する
    データ保存部とを備えることを特徴とする掌紋印象の登
    録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の掌紋印象の登録装置に
    おいて、前記画像表示部は押なつされた掌紋印象の全体
    を表示することを特徴とする掌紋印象の登録装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の掌紋印象の登録装置に
    おいて、前記データ保存部は通信手段を有し外部装置の
    要求により通信バスを介して記憶保存されている各種情
    報の検索および送出を行うことを特徴とする掌紋印象の
    登録装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の掌紋印象の登録装置
    により分割された部位に対応して登録された前記掌紋印
    象の特徴点を個人認証のために照合する掌紋印象の照合
    装置において、分割された部位情報およびこの部位情報
    それぞれに対応する特徴点情報を個人識別情報それぞれ
    に対応付けて記憶保持するデータ保存部と、入力される
    遺留掌紋の印象から少くとも一つの前記部位を分割切出
    しする部位分割部と、この部位分割部により分割された
    部位の範囲の特徴点を抽出する特徴抽出部と、前記部位
    分割部により分割された部位情報および前記特徴抽出部
    により抽出された特徴点情報を前記データ保存部で照合
    し一致を得た個人識別情報を出力する情報照合部とを備
    えることを特徴とする掌紋印象の照合装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の掌紋印象の登録装置
    により分割された部位に対応して登録された前記掌紋印
    象の特徴点を個人認証のために照合する掌紋印象の照合
    装置において、入力される遺留掌紋の印象から少くとも
    一つの前記部位を分割切出しする部位分割部と、この部
    位分割部により分割された部位の範囲の特徴点を抽出す
    る特徴抽出部と、通信手段を有し前記部位分割部により
    分割された部位情報および前記特徴抽出部により抽出さ
    れた特徴点情報を通信バスを介して請求項5に記載の掌
    紋印象の登録装置に備えられるデータ保存部で照合し一
    致により得た個人識別情報を出力する情報照合部とを備
    えることを特徴とする掌紋印象の照合装置。
  12. 【請求項12】 請求項7または請求項8に記載の登録
    装置および請求項10に記載の照合装置が一つの装置に
    構成され、前記画像入力部、画像表示部、部位分割分、
    特徴抽出部、およびデータ保存部の少くとも一つで同一
    機能を共用することを特徴とする掌紋印象の登録・照合
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項7から請求項12までのいずれ
    か一つに記載の掌紋印象の登録・照合装置において、前
    記掌紋印象を分割して得られる部位の位置領域は、掌紋
    印象において万人が共通に有する少くとも指の種類、感
    情溝および生命溝の位置に基づき設定された分割線によ
    り予め定められた範囲に決定されることを特徴とする掌
    紋印象の登録・照合装置。
  14. 【請求項14】 請求項7から請求項12までのいずれ
    か一つに記載の掌紋印象の登録・照合装置において、前
    記掌紋印象を分割して得られる部位は、中指と薬指との
    中間点と手首側における押なつ掌紋の生命溝と押なつ印
    象の端辺との交点(以後、腕三叉と呼称する)とを結ぶ
    球部分割線、および小指側における押なつ掌紋の感情溝
    と押なつ印象の端辺との交差点から前記球部分割線に直
    交する基底部分割線により、拇指を除く四指の付け根付
    近を範囲に指定する四指基底部と、拇指の付け根付近を
    範囲に指定する拇指球部と、残る部分を範囲に指定する
    小指球部との少くとも三つに分割決定されることを特徴
    とする掌紋印象の登録・照合装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の掌紋印象の登録・
    照合装置において、前記掌紋印象を分割して得られる部
    位に独立に押なつされた印象の部位を含むことを特徴と
    する掌紋印象の登録・照合装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の掌紋印象の登録・
    照合装置において、前記独立に押なつされた印象に側掌
    部の印象を含むことを特徴とする掌紋印象の登録・照合
    装置。
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