JP4190209B2 - 鼻紋の照合方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鼻紋の照合方法、特に、牛の鼻紋の照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
家畜登録、例えば、牛の登録といえば、従来、国内においては、牛の鼻紋を登録する「和牛登録協会」や、乳牛のホルスタイン種の体の白黒の斑紋を登録する「ホルスタイン登録協会」が知られており、この他にも「あか牛登録協会」や、「ジャージ牛登録協会」等がある。
【0003】
このうち、牛の鼻紋を予め登録しておいて、後日鼻紋の照合により牛の個体を識別する鼻紋照合方法が見直されている。これは、子牛の内に登録した鼻紋は、牛が成長しても変わらず、牛の識別の担保になるからである。
【0004】
従来の鼻紋の照合方法は、牛の鼻先に墨を付けて採取した鼻紋拓を保存しておき、後日採取した鼻紋拓とを目視によって比較するものであったが、近年のコンピュータの発達により、牛の鼻先の鼻紋を、バーコード或いは数字等で表された牛の固体識別番号と共に予めカメラで撮影して映像データ化し、これをコンピュータにイメージデータとして記録しておき、後に撮影した牛の鼻紋との照合をイメージデータ同士で行うことも行われるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、鼻紋の照合をコンピュータを用いてイメージデータの比較で行う方法では、照合するデータ量が膨大であるので、照合に時間がかかると共に、照合装置の記憶容量も増大させなければならず、照合装置が大がかりになってコストが高くなるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、牛の鼻紋の照合に際して、牛の鼻紋の特徴を活かすことにより、鼻紋の照合をなるべく少ない量のデータで行い、照合時間の短縮化、照合装置の小型化、及び、照合装置のコストダウンを図ることができる鼻紋の照合方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本発明の鼻紋の照合方法の第1の形態は、予め牛の鼻紋を撮影し、撮影した鼻紋画像から、鼻紋を形成する牛の皮膚上の溝で囲まれる複数のセルの中に入る最も長い線分を抽出し、この線分の分布状態を記憶しておき、後日撮影した牛の鼻紋画像からこの線分を抽出してその分布を作成し、この分布を記憶されている線分の分布と比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とするものである。
【0009】
また、第2の形態の牛を鼻紋によって照合する方法は、予め牛の鼻紋を撮影し、撮影した鼻紋画像から、鼻紋を形成する牛の皮膚上の溝が2つに分かれる分岐点を抽出すると共に、この溝で囲まれる複数のセルの中の、最も遠い位置にある分岐点同士を結ぶ最も長い線分を、各セル毎に抽出してこの分布状態を記憶しておき、後日撮影した牛の鼻紋画像からこの線分を抽出してその分布を作成し、この分布を記憶されている線分の分布と比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とするものである。
【0010】
更に、第3の形態の鼻紋の照合方法は、第1又は第2の形態において、鼻紋の撮影時に、牛の鼻孔が鼻紋の両側に写るように撮影を行い、記憶した鼻紋画像の中の鼻孔を結ぶ最短距離の直線の近傍にある分岐点又は線分の分布と、後日撮影した牛の鼻紋画像の中の鼻孔を結ぶ最短距離の直線の近傍にある分岐点又は線分の分布とを比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とするものである。
【0011】
更に、第4の形態の鼻紋の照合方法は、第1又は第2の形態において、鼻紋の撮影時に、牛の鼻孔が鼻紋の両側に写るように撮影を行い、記憶した鼻紋画像を、鼻孔を結ぶ最短距離の直線と、この直線の中点を通る垂線によって4分割しておき、後日撮影した牛の鼻紋画像も鼻孔を結ぶ最短距離の直線の中点を通る垂線によって4分割し、同じ位置にある分割画面の中の分岐点又は線分の分布同士を、少なくとも1組比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とするものである。
【0012】
更にまた、第5の形態の鼻紋の照合方法は、第3又は第4の形態において、記憶した鼻紋画像の中の記鼻孔を結ぶ最短距離の直線の長さに対する、後日撮影した牛の鼻紋画像の中の鼻孔を結ぶ最短距離の直線の長さの比を求め、記憶した鼻紋画像と後日撮影した牛の鼻紋画像の何れか一方のサイズをこの比に基づいて補正して両画像を同じサイズにした後に、この分岐点の分布又は線分の分布とを比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とするものである。
【0013】
そして、これらの鼻紋の照合方法はそのいくつかを組み合わせることにより、牛の鼻紋を照合しても良い。
【0014】
本発明の鼻紋の照合方法によれば、撮影した鼻紋データの中の少ない情報に基づいて鼻紋同士の照合を行うことができるので、鼻紋の照合をなるべく少ない量のデータで行うことにより、照合時間の短縮化、照合装置の小型化、及び、照合装置のコストダウンを図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を用いて本発明の牛の鼻紋を照合する方法についてその実施形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1(a)は、データカード1を用いて牛9の鼻紋10をデジタルカメラ11で撮影する様子を示すものである。撮影に際しては、鼻紋撮影用フレーム16を使用する。この鼻紋撮影用フレーム16には鼻紋撮影孔17が開けられており、撮影時にはこの鼻紋撮影孔17を牛9の鼻紋10に合わせ、データカード1に印刷されたバーコード又は二次元バーコードを、この鼻紋撮影孔17の近傍に位置させた状態で鼻紋10の撮影を行なう。ここで鼻紋撮影用フレーム16にはパネルが使われているが、鼻紋とデジタルカメラ11の位置関係が固定されていれば、どのような形でも良い。
【0017】
図1(b)は(a)で説明したデジタルカメラ11によって撮影された画像の一例を示す図である。図1(a)で説明したように、この画像は、データカード1と共に牛9の鼻紋10を撮影した場合の画像である。なお、本発明では、牛9の鼻紋10を撮影する場合に、鼻紋10の両側に必ず牛9の鼻孔18が写るように撮影を行う。このため、図1(a)で説明した鼻紋撮影用フレーム16は、牛9の鼻孔の間隔に合わせた大きさの鼻紋撮影孔17が設けられた複数種類を用意しておけば便利である。デジタルカメラ11によって撮影された画像には、牛9の鼻紋10に加えて、牛の固有番号2、二次元バーコード4(4Sは切り出しシンボル)、固有番号2の中の一部の数字を拡大した拡大番号5、及び手書きの数字(この例では農家独自の管理番号が記されている)が記載された空欄6が記録されている。
【0018】
図2(a)は図1(a)に示したデジタルカメラ11で撮影した画像を画像データとして農家のコンピュータ12から管理センタ20に送信する様子を示すものである。農家のコンピュータ12から管理センタ20へは、通信回線13を通じて画像データが送られる。管理センタ20には、通信回線13に接続するコンピュータ21、入力された画像データを表示する表示器22、表示器22に表示された画像の中のバーコードを読み取るバーコードリーダ23、データ入力用のキーボード24、及び、データを記憶して管理するデータベース25がある。バーコードリーダ23とキーボード24から入力されるデータはコンピュータ21に入力される。
【0019】
なお、デジタルカメラ11に通信機器との接続機能が備えられており、携帯電話を接続することによって、撮影した画像を農家のコンピュータ12を使用せずに送信できる場合は、撮影画像を管理センタ20のコンピュータ21にそのまま送信することが可能である。更に、近年ではデジタルカメラ11に通信装置が内蔵されている場合があり、このような通信装置を内蔵したデジタルカメラ11では、デジタルカメラ11自身から直接、撮影画像を管理センタ20のコンピュータ21に送信することが可能である。
【0020】
図2(b)は、農家のコンピュータ12から管理センタ20に送信された後に、管理センタ20の表示器22に表示される画面26の一例を示すものである。図1(b)で説明したデジタルカメラ11で撮影された画像データは、牛の画像データとして取り込まれて表示器22の画面26に表示された牛の画像欄27に表示される。また、牛の画像欄27に表示された画像の中の二次元バーコード4は、コンピュータ21に内蔵されたソフトウエア、あるいは、バーコードリーダ23による画像のスキャンによって読み取られ、牛の固有番号2がコンピュータ21によって解読される。解読された牛の固有番号2は、画面26内の固有番号の欄28に表示される。また、図示はしないが、この固有番号を使用して、この画面26に示される内容の独自のファイル名が作られる。
【0021】
図1(b)に示した例では、二次元バーコード4の上側にある空欄6に、手書きの文字が記載されている。この手書きの文字は、二次元バーコードの切り出しシンボル4Sを目安にして読み込み、文字認識によってデータとしてデータベースに記録しておくことも可能である。
【0022】
なお、農家のコンピュータ12からの画像データからだけでは、この例のように牛の画像データと固有番号2のみが画面に表示できる。一方、この固有番号2に対応する牛の他のデータは、他のデータベースに記録して管理される方が一般的である。この場合は、画面26の中からそのデータベースにリンクできるようにしておき、この画面の検索者がこの牛の他のデータも知りたい場合に、この画面26から他のデータベースを参照できるようにすることができる。なお、キーーボード24からの入力等により、この画面26の中に画像データと固有番号に加えて、この牛の出生日、出生場所、異動履歴等の情報を追加して表示させることも勿論可能である。
【0023】
また、同じ牛に対して複数種類の画像データが管理センタ20に送られた場合は、管理センタ20では、画像データに含まれるデータカードの固有番号を基準として、同一の固有番号に対して複数の画像データを記憶するようにすることができる。そして、同一の固有番号に対して複数の画像データを記憶する場合に、データベース25に登録する同一家畜のファイル名を、同一の主要ファイル名に枝番号を加えることによって異ならせ、主要ファイル名によってこのファイル名が示す家畜が同一の家畜であることを示すようにすれば良い。
【0024】
このようにして管理センタ20に牛9の鼻紋10を登録した後の所定期間の経過後に、牛9を鼻紋により照合する必要が生じた場合の、本発明の鼻紋10の照合方法について以下に説明する。
【0025】
本発明の照合方法を説明する前に、まず、牛の鼻紋の特徴について説明する。図1(b)に示すように、牛9の鼻紋10は、牛の皮膚の上に形成された溝で形成される。この溝は閉じており、この閉じた溝の内側の皮膚は盛り上がって凸部となっている。この溝で囲まれた凸部は映像化すると略長円形をしているので、映像画面上のこの凸部のことを、以後セルと称する。また、隣接する凸部の境界の溝は1本であり、1つの凸部を囲む溝は隣接する凸部を囲むために必ずどこかで2つに分かれる。そこで、映像画面上でこの溝を示す線を以後紋様線と称し、この紋様線が2つに分かれる点を以後分岐点と称する。
【0026】
図3は撮影された鼻紋10の画像データを示すものである。本発明の第1の実施例の鼻紋の照合方法では、画像データに現れた鼻紋10に含まれる各セル19の周囲の紋様線29を直線で近似している。そして、この紋様線29の分岐点39を検出する。また、本発明では、画像データの中に写っている2つの鼻孔18の最短距離を結ぶ直線Xを求めておくと共に、この直線Xを垂直に二等分する直線Yも求めておく。
【0027】
図4は、図3の画像から分岐点39と直線X,Yのみを抽出して示す画像の例を示す図である。本発明では、この分岐点39と直線X,Yのみのデータを鼻紋比較データとして管理センタ20に記憶しておく。
【0028】
そして、後日、この牛の鼻紋を照合する際には、同様に牛の鼻紋の画像データから分岐点39と直線X,Yのデータのみのデータを作成し、これを管理センタ20に記憶してある分岐点39と直線X,Yのデータと比較する。そして、分岐点39の分布が一致した時に、2つの鼻紋は一致していると判定する。この比較では、分岐点39の座標データのみの比較で良いので、鼻紋をイメージデータを用いて比較する場合に比べて、照合用の鼻紋のデータ量が少なくて済み、照合時間の短縮を図ることができる。
【0029】
なお、判定の速度を上げるために、分岐点39の比較を、直線Xの近傍の分岐点39のみ、或いは、直線Xよりも下の直線Yの近傍の分岐点39のみで行っても、鼻紋の照合を行うことができる。また、直線X,Yで画像データを4つの領域A,B,C,Dに分割しておき、これらの領域A〜Dのうちの少なくとも1つの領域内の分岐点39の分布を比較することによっても、鼻紋の照合を行うことができる。
【0030】
なお、最初に記録した牛の鼻紋データが牛の子牛の時のもので、これと比較する鼻紋データが牛が成長した後のものであり、鼻の大きさが変化した場合は、牛の2つの鼻孔の間の最短距離を結ぶ直線Xの長さを比較し、直線Xの伸長した割合で子牛時代に撮影した分岐点39の分布を拡大補正して、現在の分岐点39の分布と比較する、或いは、逆に後日撮影した分岐点39の分布を縮小補正して、記憶された分岐点39の分布と比較することにより、一層正確な鼻紋の照合を行うことができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施例の鼻紋の照合方法を説明する。第2の実施例では、第1の実施例と同様に、画像データに現れた鼻紋10に含まれる各セル19の周囲の紋様線29を直線で近似する。この場合、この紋様線29の分岐点39は検出してもしなくても良い。また、第2の実施例でも、画像データの中に写っている2つの鼻孔18の最短距離を結ぶ直線Xを求めておくと共に、この直線Xを垂直に二等分する直線Yも求めておく。
【0032】
第2の実施例では、図5に示すように、鼻紋10を構成する紋様線29で囲まれる複数のセル19の中に入る最も長い線分49を各セル19について1個ずつ抽出する。そして、図6に示すように、図5の画像から線分49と直線X,Yのみを抽出し、これらのデータを鼻紋比較データとして管理センタ20に記憶しておく。この線分49はベクトルとして記憶しておくことができる。
【0033】
そして、後日、この牛の鼻紋を照合する際には、同様に牛の鼻紋の画像データから線分49と直線X,Yのデータのみのデータを作成し、これを管理センタ20に記憶してある線分49と直線X,Yのデータと比較する。この比較は、両者をベクトルとして比較することもできる。そして、線分49の分布(またはベクトルの分布)が一致した時に、2つの鼻紋は一致していると判定する。この比較では、線分49の座標データのみ(ベクトルとして比較する場合には基準座標とベクトルの長さ)の比較で良いので、鼻紋をイメージデータを用いて比較する場合に比べて、照合用の鼻紋のデータ量が少なくて済み、照合時間の短縮を図ることができる。
【0034】
なお、第1の実施例と同様に、判定の速度を上げるために、線分49の比較を、直線Xの近傍のみ、或いは、直線Yの近傍のみで行う方法、直線X,Yで分割した4つの領域A,B,C,Dのうちの少なくとも1つの領域内のみの分布を比較する方法を採ることもできる。また、照合の精度を向上させるために、直線Xの伸長した割合で子牛時代に撮影した画像と後に撮影した画像のサイズを合わせた後に、線分49の分布を比較する方法も、第1の実施例と同様に行うことができる。
【0035】
また、第2の実施例の変形実施例として、図7に示すように、紋様線29で囲まれる複数のセル19の中の、最も遠い位置にある分岐点39同士を結ぶ最も長い線分59を抽出し、この線分59を線分49の代わりに使用しても良い。
【0036】
なお、以上いくつかの実施例の方法を説明したが、これらの方法を単独で行わずに、いくつかの方法を組み合わせて行えば、鼻紋の照合精度が向上する。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の鼻紋の照合方法によれば、撮影した鼻紋データの中の、牛の鼻紋の特徴に基づいた少ない情報を使用して鼻紋同士の照合を行うことができるので、鼻紋の照合を少ない量のデータで行うことができ、照合時間の短縮化、照合装置の小型化、及び、照合装置のコストダウンを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はデータカードを用いて牛の鼻紋をデジタルカメラで撮影する様子を示す図であり、(b)は(a)の撮影によって撮影された画像を示す図である。
【図2】(a)は図1(a)のデジタルカメラで撮影した画像を画像データとして農家のコンピュータから通信回線を通じて管理センタに送信する様子を示す図であり、(b)は管理センタにおける登録画面を示す図である。
【図3】撮影された鼻紋の紋様線の分岐点を抽出する様子を説明する図である。
【図4】図3の画像から分岐点のみを抽出して示す画像の例を示す図である。
【図5】撮影された鼻紋の紋様線で囲まれるセル部分の中から、このセル内に入る最も長い線分を抽出する様子を説明する図である。
【図6】図5の画像から線分のみを抽出して示す画像の例を示す図である。
【図7】撮影された鼻紋の紋様線で囲まれるセル部分の中から、このセルにおける最も遠い位置の分岐点を結ぶ線分を抽出する様子を説明する図である。
【符号の説明】
9…牛
10…鼻紋
11…デジタルカメラ
12…コンピュータ
13…通信回線
16…撮影用フレーム
18…鼻孔
19…セル
20…管理センタ
21…コンピュータ
22…表示器
25…データベース
27…牛の画像欄
28…固有番号の欄
29…紋様線
39…分岐点
49,59…線分

Claims (6)

  1. 牛の鼻紋を照合する方法であって、
    予め牛の鼻紋を撮影し、撮影した鼻紋画像から、鼻紋を形成する牛の皮膚上の溝で囲まれる複数のセルの中に入る最も長い線分を抽出し、この線分の分布状態を記憶しておき、後日撮影した牛の鼻紋画像から前記線分を抽出してその分布を作成し、この分布を記憶されている線分の分布と比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とする鼻紋の照合方法。
  2. 牛の鼻紋を照合する方法であって、
    予め牛の鼻紋を撮影し、撮影した鼻紋画像から、鼻紋を形成する牛の皮膚上の溝が2つに分かれる分岐点を抽出すると共に、この溝で囲まれる複数のセルの中の、最も遠い位置にある前記分岐点同士を結ぶ最も長い線分を、各セル毎に抽出してこの分布状態を記憶しておき、後日撮影した牛の鼻紋画像から前記線分を抽出してその分布を作成し、この分布を記憶されている線分の分布と比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とする鼻紋の照合方法。
  3. 請求項第1又は2に記載の鼻紋の照合方法であって、
    前記鼻紋の撮影時に、前記牛の鼻孔が鼻紋の両側に写るように撮影を行い、前記記憶した鼻紋画像の中の前記鼻孔を結ぶ最短距離の直線の近傍にある前記分岐点又は線分の分布と、後日撮影した牛の鼻紋画像の中の前記鼻孔を結ぶ最短距離の直線の近傍にある分岐点又は線分の分布とを比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とする鼻紋の照合方法。
  4. 請求項第1又は2に記載の鼻紋の照合方法であって、
    前記鼻紋の撮影時に、前記牛の鼻孔が鼻紋の両側に写るように撮影を行い、前記記憶した鼻紋画像を、前記鼻孔を結ぶ最短距離の直線と、この直線の中点を通る垂線によって4分割しておき、後日撮影した牛の鼻紋画像も前記鼻孔を結ぶ最短距離の直線と、この直線の中点を通る垂線によって4分割し、同じ位置にある分割画面の中の分岐点又は線分の分布同士を、少なくとも1組比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とする鼻紋の照合方法。
  5. 請求項3又は4に記載の鼻紋の照合方法であって、
    前記記憶した鼻紋画像の中の前記鼻孔を結ぶ最短距離の直線の長さに対する、後日撮影した牛の鼻紋画像の中の前記鼻孔を結ぶ最短距離の直線の長さの比を求め、前記記憶した鼻紋画像と後日撮影した牛の鼻紋画像の何れか一方のサイズをこの比に基づいて補正して両画像を同じサイズにした後に、前記分岐点の分布又は線分の分布とを比較することによって、牛の鼻紋を照合することを特徴とする鼻紋の照合方法。
  6. 請求項1からに記載の鼻紋の照合方法のいくつかを組み合わせて牛の鼻紋を照合することを特徴とする鼻紋の照合方法。
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