JPH11203334A - プラント設計用ワークフロー管理装置 - Google Patents

プラント設計用ワークフロー管理装置

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JPH11203334A
JPH11203334A JP10002533A JP253398A JPH11203334A JP H11203334 A JPH11203334 A JP H11203334A JP 10002533 A JP10002533 A JP 10002533A JP 253398 A JP253398 A JP 253398A JP H11203334 A JPH11203334 A JP H11203334A
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JP10002533A
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English (en)
Inventor
Masahiro Chijimatsu
雅弘 千々松
Shigeru Goukon
茂 郷右近
Hiroyoshi Watanabe
博兆 渡辺
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント設計の各作業単位に発行書類の状態
を管理し、組織や作業担当者の変更があった場合でも、
各作業と作業担当者の関連情報の変更だけで対応可能な
ワークフロー機能を実現すること。 【解決手段】 ワークフロー機能を実現するための管理
情報データベースと、書類データとその属性を示す作成
情報とを格納する書類データベースと、ワークフロー機
能を制御するワークフロー制御手段と、を備え、ワーク
フロー制御手段は、書類データベース上の書類と当該作
成情報と管理情報データベースの管理情報を照合し、接
続した作業者の担当する作業を実行するために必要な書
類がある場合には、当該書類を受け取り、作業の実行を
促すようなメッセージを当該作業者に対して出力し、必
要な書類がない場合には、当該書類の作成担当作業者を
管理情報より調べて該当作業者に対して書類作成の催促
を行うような制御を行うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント設計業務
での書類の流れを自動化するプラント設計用ワークフロ
ー管理システムに係り、特に複数の業務グループが連携
して、製品の設計をする業務形態を採っており、頻繁に
業務グループの包含関係や書類の流通経路が変更するよ
うな性格を持っている業務に最適なワークフロー管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラのような大規模のプラントを設計
する作業では、通常複数の設計部門で作業を分担し、互
いに連携しながら設計作業を進めている。つまり、設計
上流で行った設計の結果をその下流設計部門に渡し、そ
の部門ではこれを参照しながらさらに詳細な設計を行っ
ていく。このように設計情報はある程度固定された経路
を通り完成していくため、この設計情報の流れをあらか
じめ定義しておき、電子化した設計情報をこの定義した
流れに沿って自動的に流していくことにより、設計作業
の効率化と作業の進捗の管理を実現するのが、ワークフ
ロー管理システムである。
【0003】従来のワークフロー管理システムでは、情
報の流れ、情報を配送する部門をあらかじめ定義してお
き実行するものであった。例えば図9のように、あるプ
ラントの設計を行うため、設計仕様書を基本設計グルー
プが作成し、詳細設計グループに送付し、これを元に詳
細設計グループでは計画図を作成しこれを添付して、製
作グループに送付するという仕事の流れを定義した図9
のようなワークフロー39をワークフロー管理システム
上で定義し保存しておき利用する。
【0004】しかし、従来この流れによって進められて
いた設計作業が、組織変更により詳細設計41で行って
いた設計業務を詳細設計1(44)、詳細設計2(4
5)という2つのグループで分担して行うようになった
場合、図10のように新しいワークフロー43を作成す
る必要があった。
【0005】一方、従来では複数のプラントを同じ流れ
で処理していたものをプラント単位で同一グループ内で
全ての設計作業を行うようにした場合、例えば図11の
ようにAグループ用ワークフロー46とBグループ用ワ
ークフロー47を新しく作成する必要があった。
【0006】また、ワークフローの定義方法をビジュア
ルにし、ワークフローの作成、変更を容易にする等の対
策が施されていたり、組織変更等への対策として、あら
かじめ考えられるだけの仕事の処理順序を全てワークフ
ローとして定義しておき、必要に応じてワークフローを
使い分けるという方法も用いられていた。
【0007】また、作業関係定義データに基づいて得ら
れる順序制約条件を満足する実行可能作業だけを取り出
し、設計の実行を制御する手段を持つ従来技術として特
開平2−29867号公報があるが、作業関係定義デー
タは、すべての作業間の関係を考慮しつつあらかじめ定
義する必要があった。また、各作業はコンピュータで自
動的に実行することを前提としており、各作業を設計者
が行うことや、各作業と設計者と組織の関連を考慮して
いなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、製品ごと、組織変更ごとにワークフロー定義を変
更する場合、もう一度ワークフローを定義し直す作業が
頻繁に発生するなどの問題があった。
【0009】また、これに対応するために、あらゆるケ
ースにマッチしたワークフローを最初から用意してお
き、必要に応じて適したワークフローを使い分ける方法
では、実際ワークフローを利用する場合、膨大に存在す
るワークフローからどれを利用すればよいのかを判断す
るための判断作業が発生するという問題が発生する。
【0010】また、作業関係定義データに基づいて得ら
れる順序制約条件を満足する実行可能作業だけを取り出
し、設計の実行を制御する手段を持つ従来技術では、作
業間の関連をあらかじめ定義しておく必要があるため、
作業間の関連を最初の作業から最後の作業まで全て考慮
して定義する必要があり、プラント設計作業のように膨
大な作業項目を有する業種では現実的に不可能であると
いう問題があった。
【0011】また、各作業を設計者が行うことや、各作
業と設計者と組織の関連を考慮していないため、組織変
更等の影響に対応できないなどの問題があった。
【0012】本発明では、プラント設計の際に必要とな
る作業項目を核として各作業間の関連を意識せずに定義
しておき、組織の変更に伴うワークフロー管理システム
のメンテナンス作業を各設計項目を行うユーザの割り当
て、ユーザ管理、グループの管理だけの最低限にするこ
とにより、システム管理者の作業を低減すると同時に、
最低限のメンテナンス作業によりあらゆる組織の変更に
も動的に対応するワークフロー管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。
【0014】プラントの設計作業を複数の部門で連携し
て進め、各部門でネットワークに接続された各入出力端
末上で設計作業を行い、前記設計作業で作成した書類デ
ータを格納し、格納した書類データをあらかじめ定義し
た作業の流れに沿って各入出力端末に配送するワークフ
ロー機能を有するプラント設計用ワークフロー管理装置
であって、前記ワークフローの機能を実現するための管
理情報を有する管理情報データベースと、前記書類デー
タを格納する書類データベースと、前記ワークフロー機
能を制御するワークフロー制御手段と、を備え、前記管
理情報データベースには、プラントを設計するときの必
須の作業名があらかじめ定義され、各作業は当該作業を
行うために必要となる入手書類と作業を実行したときの
発行書類を属性として持ち、前記作業を行う作業者を関
連付けされ、前記作業者に対して所属する部門とこの部
門が設計担当する製品を階層的に関連付けされた管理情
報を有し、前記書類データベースには、前記書類データ
と、作業者が作成完了した書類に属性としての、書類
名、作成者、作成日時、状態を含む作成情報と、を有
し、前記ワークフロー制御手段は、前記ワークフロー管
理装置への作業者からの接続時に、前記書類データベー
スに格納されている書類と当該作成情報と管理情報デー
タベースの管理情報を照合し、接続した作業者の担当す
る作業を実行するために必要な書類がある場合には、前
記書類を受け取り、作業の実行を促すようなメッセージ
を当該作業者に対して出力し、必要な書類がない場合に
は、前記書類の作成担当作業者を管理情報より調べて該
当作業者に対して書類作成の催促を行うような制御を行
い、前記管理情報データベースの内容を読み込み、変更
するための情報読み込み手段および情報書き込み手段
と、作業者が作成完了した書類に属性としての前記作成
情報を付して前記書類データベースに格納し、取り出す
情報受信手段および情報発信手段と、を設けるプラント
設計用ワークフロー管理装置。
【0015】また、前記プラント設計用ワークフロー管
理装置において、前記管理情報を制御する管理情報制御
手段を設け、前記管理情報制御手段は、前記入出力端末
の画面上で、前記作業名と当該作業を行う作業者と当該
作業者の所属する部門と当該部門の扱う製品との関連に
ついて、設定、変更、解除をし、各作業名の追加、削
除、変更をすることにより、管理情報データベースの管
理情報の変更が可能であり、管理情報データベースの内
容を作成する場合に、書類の発行元、入手書類、作業
名、担当者、発行書類を項目とした一覧表形式のデータ
を作成することにより、当該データから管理情報を生成
することが可能であるプラント設計用ワークフロー管理
装置。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下図面に
基づいて説明する。ここにおいて、1はメインシステ
ム、2は管理情報データベース、3は書類データベー
ス、4は検索部、5は制御部、6はデータベースアクセ
ス手段、7は情報読込手段、8は情報書込手段、9は情
報受信手段、10は情報発信手段、11は管理情報制御
手段、12はワークフロー制御手段、13は通信手段、
14は入出力端末、15は一次記憶領域、16は管理情
報、17はロールクラス、18は作業者クラス、19は
部門クラス、20は製品クラス、21は作業名、22は
作業者名、23は部門名、24は製品名、25は作業属
性、26は入手書類、27は発行書類、28は書類デー
タ、29は書類属性、をそれぞれ表す。
【0017】まず、図1の本発明の実施形態の全体構成
について説明する。メインシステム1は管理情報データ
ベース2、書類データベース3、検索部4、制御部5を
有する。管理情報データベース2はワークフロー機能を
実現するための管理情報を保存しておくために用いる。
書類データベース3は設計作業で作成した書類データと
この書類データの属性を保存しておくために用いる。
【0018】検索部4は、管理情報データベース2と書
類データベース3に保存されているデータの読み書きを
行うためのデータベースアクセス手段6、管理情報デー
タベース2から必要な情報を読み込むための処理を行う
情報読み込み手段7、管理情報データベース2に必要な
情報を書き込むために処理を行う情報書き込み手段8、
書類データベース3のデータから受け取るべき書類デー
タがあるかどうかを判断しデータの読み込み処理を行う
情報受信手段9、書類データベース3に対して作成した
書類データと属性を書き込むための処理を行う情報発信
手段10、を有する。
【0019】制御部5は、管理情報制御手段11とワー
クフロー制御手段12と通信手段13を有する。入出力
端末14はメインシステム1にネットワーク経由で接続
されており、管理情報や書類データを作成したり、表示
したりするために用いる。
【0020】ここで、管理情報データベース2の内容は
図2のようになっており、ロールクラス17、作業者ク
ラス18、部門クラス19、製品クラス20の階層で管
理されている。ロールクラス17は、作業の単位を表す
作業名21が定義してあり、本実施形態では製品を設計
するための基本設計条件を検討する作業である「基本設
計条件」からプラントを作成する上で各機器の配置方法
を検討するための作業である「総合配置計画」まで8種
の作業が定義してあるものとする。
【0021】また、作業者クラス18は各部門に属する
作業者22が定義してあり、「作業者A」から「作業者
H」までの8人の作業者が定義されているものとする。
また部門クラス19は、組織上分けられている部門名2
3を定義してあり、本実施形態では「基本設計」「系統
計画」「配置計画」の3部門が定義されているものとす
る。また製品クラス20は、扱う製品名24が定義され
ており、本実施形態では「製品A」と「製品B」の2製
品を扱っているものとする。
【0022】ここで、各クラスに定義されている各デー
タは図2のように関連つけられており、本実施形態で
は、「製品A」は「基本設計」「系統計画」「配置計
画」の3部門で設計を行い、「基本設計」では「基本計
画条件」「燃焼計算」「設計圧力」の各作業を行い、そ
れぞれの作業の担当はそれぞれ「作業者A」「作業者
B」「作業者C」であるというように定義されていると
する。
【0023】また、「ロールクラス」の各作業には図3
で示すような作業属性25の定義がされており、属性
は、各作業名に対する入手書類26、発行書類27であ
る。すなわち、各作業は入手書類26に定義されている
書類を入手し、作業を行い、発行書類27で定義してあ
る書類を発行することを表している。
【0024】次に、書類データベース3の内容は図4の
ようになっており、書類データ28と各書類データに対
する書類属性29により構成されている。
【0025】以上の構成よりなる本発明の実施形態の動
作を説明する。まず、現在受注している製品として、
「製品A」と「製品B」があり、これらの製品の設計を
並行して行っている場合を考える。また、現在の設計部
門の組織として、「基本設計」グループ、「系統計画」
グループ、「配置計画」グループの3グループにより業
務分担しているとする。
【0026】各設計グループの業務内容は、「基本設
計」グループではプラントの仕様書を作成するための
「基本計画条件」設計作業と「燃焼計算」作業、「設計
圧力」設計作業を行いそれぞれの作業担当者はそれぞれ
「作業者A」、「作業者B」、「作業者C」と決められ
ている。また、「系統計画」グループではプラントの主
配管の系統を計画する「主配管系統」計画作業、同様に
「付属配管系統」計画作業を行い、担当者はそれぞれ
「作業者D」、「作業者E」となっている。また、「配
置計画」グループでは、主配管の配置を計画する「主配
管配置計画」作業、付属配管の配置計画作業を行う「付
属配管配置計画」作業、「総合配置計画」作業を行い、
作業者はそれぞれ「作業者F」、「作業者G」、「作業
者H」となっている。ここでこれらの情報はすでに図2
で示すように管理情報データベース2に登録されている
ものとする。また、このときの各作業名21の作業属性
25は図3で示すように設定されているものとする。
【0027】ここで、まず本発明の実施形態の基本的動
作の説明をすると、基本計画において「基本計画条件」
の設定作業が行われ、「仕様書(計画)」が作成された
場合を考える。「作業者A」は入力出力端末14上で
「仕様書(計画)」を作成し、作成した情報を発信す
る。このとき、メインシステム1の通信手段13は入出
力端末14より情報を発信するという命令を受け取り、
ワークフロー制御手段12に「仕様書(計画)」データ
とこのデータが発信されたという情報を渡す。
【0028】ワークフロー制御手段12は、情報発信手
段10に「仕様書(計画)」データを渡す。情報発信手
段10は、データベースアクセス手段6を利用し、書類
データベース3に「仕様書(計画)」データを保存す
る。このとき、「仕様書(計画)」データの書類属性2
9の項目「状態」には“発行”を表す値を設定する。こ
こで、情報を発信せずに作業を一次中断し一時的に保存
する場合には、書類属性29の項目「状態」には“仕掛
中”を表す値を設定する。
【0029】次に「系統計画」グループの「作業者D」
が入出力端末14からメインシステム1に接続した場合
を考える。メインシステム1との接続要求により通信手
段13は接続を確立した後に、ワークフロー制御手段1
2に対し「作業者D」が接続したことを知らせる。
【0030】この場合のワークフロー制御手段12の動
作を図5に示すフローに沿って説明する。ワークフロー
制御手段12は読み込み書類があるかどうか調べるよう
に情報受信手段9に対し命令する。情報受信手段9はデ
ータベースアクセス手段6を利用し、まず管理情報デー
タベース2にアクセスし、接続している「作業者D」が
担当している作業を検索する(ST1)。この場合「主
配管系統」作業を結果として得る。この「主配管系統」
作業の属性を検索し、この作業の入手書類と発行書類を
検索する(ST2)。この場合、入手書類としては「仕
様書(計画)」、発行書類としては「主配管系統図」を
結果として得る。
【0031】ここで、ワークフロー制御手段12は「仕
様書(計画)」、「主配管系統図」データが書類データ
ベース3にないかどうかを検索し(ST3)、ある場合
には取り出すように情報受信手段に対して命令する(S
T41)。ここで、情報受信手段9はデータベースアク
セス手段6を利用し書類データベース3から情報を検索
し、結果として、入手書類である「仕様書(計画)」デ
ータのみを取り出す。ここでワークフロー制御手段12
は通信手段13に対し「作業者D」が「主配管系統」計
画作業を行うために必要な書類である「仕様書(計
画)」が出来上がっていることを知らせると同時に、
「仕様書(計画)」データを「作業者D」の入出力端末
14に送信するように命令する(ST42)。
【0032】通信手段13は「作業者D」の入出力端末
14の画面上に「仕様書(計画)」データが出来上がっ
ているということを知らせ、「主配管系統」計画作業を
行うように促すメッセージを表示するようにする。ここ
で、「作業者D」はこのメッセージを見て主配管の系統
計画を行う。このとき、通信手段13は「仕様書(計
画)」データを「作業者D」の入出力端末14に送信し
「作業者D」の入出力端末14上では「仕様書(計
画)」データが画面上に表示される。
【0033】「作業者D」はこれを見ながら主配管の系
統計画を進め、結果として「主配管系統計画図」を作成
する。ここで「作業者D」は作成した「主配管系統図」
を発行する。このとき、通信手段13に対して「主配管
系統図」のデータを発信するように命令する。メインシ
ステム1の通信手段13は入出力端末14より情報の発
信という命令を受け取り、ワークフロー制御手段12に
「主配管系統図」データとこのデータが発信されたとい
う情報を渡す。
【0034】ワークフロー制御手段12は、情報発信手
段10に「主配管系統図」データを渡す。情報発信手段
10は、データベースアクセス手段6を利用し、書類デ
ータベース3に「主配管系統図」データを保存する。
【0035】次に、「配置計画」グループの「作業者
F」はすでにメインシステム1に接続している場合を考
える。ここで、「作業者F」がメインシステム1と接続
したときに、情報受信手段9はデータベースアクセス手
段6を利用し、まず管理情報データベース2にアクセス
し、接続している「作業者F」が担当している作業を検
索するが、この場合「主配管配置計画」作業を結果とし
て得て、この「主配管配置計画」作業の属性を検索し、
この作業の入手書類を検索し、この場合、「主配管系統
図」を結果として得ており、この情報は制御部5内に接
続ユーザ単位に用意された一時記憶領域15に情報とし
てすでに保存されている。
【0036】ワークフロー制御手段12はメインシステ
ム1との接続が確立されている間は一定間隔で情報受信
手段9に対して受信すべきデータが書類データベース3
にあるかどうか調べるように命令する。情報発信手段9
は「作業者F」用に用意された一次記憶領域15の「作
業者F」が担当する作業の入手書類である「主配管系統
図」のデータが書類データベース3にあるかどうかをデ
ータベースアクセス手段6を利用し検索する。
【0037】ここで、書類データベース3には先程「主
配管系統図」のデータが格納されたので、受信手段9は
これを見つけ同様に「作業者F」に対して「主配管系統
図」が出来上がっていることと、「主配管配置計画」作
業を行うように催促するメッセージを「作業者F」の入
出力端末14の画面上に表示する。以上のように、本発
明の実施形態において仕事の流れに沿って書類を自動的
に配送するようなワークフロー機能が実現できることを
説明した。
【0038】次に、組織変更が行われた場合を考える。
従来「配置計画」グループにおいてすべての配置計画作
業が行われていたところ、事情により配管関係の配置計
画作業を行う「配置計画」グループが従来の「配置計
画」グループから分離したとする。また、従来「主配管
配置計画」業務を行っていた作業者が設計部門から配置
替えとなり、新しい作業者がこの作業の担当になったと
する。
【0039】この場合、設計部を統括する管理者は、入
出力端末14からメインシステム1に接続し、組織変更
により本発明の実施形態における管理情報16の設定を
変更する作業を行う要求を出す。ここで通信手段13は
要求に基づき管理情報制御手段11に対して管理情報デ
ータベース2の内容を変更する要求がきたことを知らせ
る。ここで管理情報制御手段11は情報読込手段7に対
して管理情報データベース2の管理情報16を読み込む
ように命令する。管理情報読込手段7はデータベースア
クセス手段6を利用し管理情報16を読み込み、管理情
報制御手段11に渡す。
【0040】ここで管理情報接続映像11は、読み込ん
だ管理情報16をもとに図6に示すように管理情報16
を、扱う製品と担当する部門と行う作業と作業担当者の
関連が分かるような形で通信手段13を利用し管理者の
入出力端末14の画面上に表示する。画面上は図6に示
すようにロールクラスエリア31、作業者クラスエリア
32、部門クラスエリア33、製品クラスエリア34に
分割されており、図6のような作業メニュー35により
各エリアのデータの編集ができるようになっている。
【0041】ここで管理者は部門クラスエリア33に
“配管計画”という新しい部門を作成し、「製品A」と
「配管計画」を画面上で関連付け、同様に「製品B」に
対しても関連付けを行う。また、従来「配置計画」と
「主配管配置計画」の間に引かれていた関連を表す線
を、図6の太線で示すように「配管計画」から「主配管
配置計画」の間に移動し、同様に「配置計画」から「付
属配管配置計画」の間に引かれていた線も「配管計画」
と「付属配管配置計画」の間に移動する。
【0042】また、「主配管配置計画」を行っていた従
来の作業者である「作業者F」が設計部門から移動し、
新しく「作業者Z」がこの作業を担当することになった
ので、管理者は作業者クラス32の「作業者F」を変更
し「作業者Z」とすることにより、従来の「主配管配置
計画」作業の担当者である「作業者F」を「作業者Z」
に変更する。
【0043】ここで、通信手段13は製品とこれを扱う
部門と各部門で行う作業と各作業の担当者の関連情報を
管理情報制御手段11に渡す。管理情報制御手段11は
情報書込手段8に対して管理者が変更した内容を管理情
報データベース2に対して更新するように命令する。情
報書込手段8はデータベースアクセス手段6を利用し、
管理情報を管理情報データベース2に更新する。ここ
で、管理情報データベースは図6で設定したような内容
に変更される。
【0044】ここで、組織変更後に「配管計画」グルー
プにおいて「主配管配置計画」作業を引き継いで行う場
合について説明する。「作業者Z」が入出力端末14か
らメインシステム1に接続した場合、「作業者Z」が担
当となっている作業である「主配管配置計画」作業の入
手図書である「主配管系統図」と発行書類である「主配
管配置計画図」をワークフロー制御手段12は書類デー
タベース3から検索する。この場合、ワークフロー制御
手段12は書類データベース3に「主配管系統図」のデ
ータと「主配管配置計画図」のデータを見つける。
【0045】また、同時にこれらの書類データ28の属
性を参照し、「主配管系統図」の書類属性29のうち状
態に“発行”を表す値が設定されているのに対し、「主
配管配置計画図」の状態には“仕掛中”を表す値が設定
されているので、「作業者Z」の入出力端末14画面上
に「主配管系統図」が出来上がっていることと、「主配
管配置計画」作業が仕掛中であることを知らせるような
メッセージを表示する。このとき、「作業者Z」は前任
者の「作業者F」から作業の引継を受けているので、仕
掛中の「主配管配置計画」作業を継続して行うことがで
きる。
【0046】また、ワークフロー制御手段12は同時に
「主配管配置計画」作業を行うために必要な「主配管系
統図」も書類データベース3から取り出しているので、
「主配管配置計画」作業を最初から行うこともできる。
【0047】このように、本発明の実施形態では作業項
目単位を核として、作業を行うために必要な書類と、こ
の作業により発行する書類の管理をしているのであっ
て、発行した書類を次にどの作業やどこの部門の誰に渡
すなどの作業間、部門間、作業者間の繋がりを管理して
いるのではないので、組織変更があり従来の作業担当者
が変更になった場合、さらにはすでに書類が流れて従来
の作業担当者の所まで書類が届いているような状態であ
っても、従来のように部門間や作業者間の書類が流れる
順序等の変更を行うことなく、また各作業の担当者が誰
であるか、またどこの部門に所属しているかには関係な
く、結果的に各作業間で必要な書類が順番に流れていく
ように動作する。
【0048】また、作業単位に発行書類の状態を管理し
ているので、作業担当者が途中で変わった場合にも、作
業の引継を行った後に、書類の流れを途中で止めること
なく、引継作業を実行することができる。
【0049】次に、もっと大きな組織変更が行われた場
合、例えば、従来、1つの製品に対して各部門で分担し
て進められた作業が、1つの部門に置いて1つの製品を
担当し、全ての作業を1つの部門で行うようになった場
合を考える。この場合、上記手順により、管理者は製品
と部門、作業、作業担当者のメンテナンスを行い、図7
で示すような形に管理情報の変更を行ったとする。
【0050】すなわち、「製品A」は「第一設計」部門
ですべての設計作業を行い、この部門に属する設計者は
「作業者A」から「作業者D」までの4人であり、各作
業者の担当する作業は図7で示す通りである。また「製
品B」も同様に「作業者E」から「作業者H」までの4
人にすべての作業を行うような体制になったとする。こ
こで、「製品A」の「基本計画条件」と「燃焼計算」を
「作業者A」が行った場合、結果として「仕様書(計
画)」と「仕様書(性能表)」が作成される。「作業者
A」はこの「仕様書(計画)」と「仕様書(性能表)」
を上記手順により発信する。これにより「仕様書(計
画)」と「仕様書(性能表)」データは書類データベー
ス3に格納され、これらデータの属性として、属性の作
成者には「作業者A」、状態には“発行”を表す値が情
報として同時に格納される。
【0051】ここで、「作業者C」がメインシステム1
に接続した場合、上記手順によりまず管理情報データベ
ース2に「作業者C」が担当する作業と、その作業が入
手すべき書類の情報を調べに行く。ここで、「作業者
C」が担当する作業が「主配管系統」計画作業と「付属
配管系統」計画作業であることがわかる。
【0052】次に各作業を担当する作業者を逆に調べる
と、「作業者C」と「作業者G」の二人がいるため、順
次、各作業者の所属する部門、担当製品を調べる。この
場合、「作業者C」の担当は「製品A」であり、「作業
者G」の担当は「製品B」であることがわかる。ここ
で、「作業者C」が担当する作業、「主配管系統」計画
作業と「付属配管系統」計画作業で入手する書類は、
「仕様書(計画)」であるが、この「仕様書(計画)」
の属性のうち作成者が、「製品A」の「仕様書(計
画)」を作成する業務を担当している「作業者A」であ
ることが条件となる。
【0053】この場合、書類データベース3には先程
「作業者A」が作成した「仕様書(計画)」が保存され
ているので、「作業者C」の入出力端末14画面上に
「仕様書(計画)」が既に出来上がっていることを知ら
せ、「主配管系統」計画作業と「付属配管系統」計画作
業を行うように促すメッセージを表示する。
【0054】以上説明したように、製品の設計作業を各
部門が1製品を担当するような組織変更になったとして
も、画面上で担当製品と部門と所属する作業者の構成を
簡単に変更するだけで、各書類の流れを一々意識して書
類の流れる順序を変更したりするような複雑なメンテナ
ンス作業を必要とせず、作業の順序に従って書類が自動
的に流れ、業務を効率的に進められるようなワークフロ
ー機能を正常に実行できる。
【0055】次に、ワークフロー機能を実現するために
必要な管理情報データベース2の管理情報を最初に設定
する場合について説明する。管理情報を設定するために
は、上述したように、管理情報の変更を行う場合のよう
に全ての情報を手作業で追加、設定することも出来る
が、膨大な作業量となる。しかし、設計作業の効率化を
行うために従来のワークフロー管理システムの利用を考
える場合には、まず業務内容の調査を行う必要があり、
過去の製品を設計したときの業務内容を調査し、製品名
と、この製品に対して行った作業、この作業を実行する
ために入手する書類、この書類を作成した部門、作業に
より作成した書類、この作業を担当した作業者を詳細に
調べる必要がある。具体的には、図8で示すような表形
式に調査結果をまとめそれから仕事の流れ、書類の流れ
を解析して行く作業を行う。
【0056】本発明の実施形態では、表形式に纏められ
た調査結果38を利用することにより、ワークフローを
実現するための管理情報を自動的に生成する。ここで、
図8に示すような形で調査結果38がまとめられている
ものとする。管理者はメインシステム1に接続し管理情
報登録の要求を出す。ここで、通信手段13は管理情報
制御手段11に対して管理情報登録の要求が来ているこ
とを知らせる。ここで管理情報制御手段11は作業者に
対して、図8で示すような表形式で書かれた調査結果3
8の情報を電子化した電子ファイルが保存してある、管
理者の入出力端末14上のハードディスク上の所在を入
力するよう促す。
【0057】ここで所在を入力することにより管理情報
制御手段11は通信手段13を利用し、作業者の入出力
端末上から電子ファイルの内容を読み込みメインシステ
ム1の一時記憶領域15に保存する。ここで管理情報制
御手段11は保存したデータから情報を一行ずつ読み込
む。
【0058】図8で示す情報のまず一行目は、製品名が
「製品A」であり、作業名が「基本計画条件」であり、
担当部門が「基本設計」であり、作業者は「作業者A」
であり、発行書類が「仕様書(計画)」であることよ
り、製品クラスとして「製品A」、部門クラスとして
「基本設計」、作業者クラスとして「作業者A」、ロー
ルクラスとして「基本計画条件」を登録し、さらにロー
ルクラスの「基本計画条件」の属性として発行書類は
「仕様書(計画)」を登録する。
【0059】また製品クラスの「製品A」と部門クラス
の「基本設計」を関連付ける。また部門クラス「基本設
計」と作業者クラス「作業者A」を関連付ける。さらに
作業者クラスの「作業者A」とロールクラスの「基本計
画条件」を関連付ける。
【0060】次に2行目を読み込み、ここで製品クラス
として「製品A」、部門クラスとして「基本設計」は既
にあるのでスキップして、作業者クラスとして「作業者
B」、ロールクラスとして「燃焼計算」を登録し、同様
に関連付ける。
【0061】同様な手順により最後の行まで読み込み、
最終的には図2で示すような管理情報を自動的に生成す
る。このように、複雑な管理情報16の生成も、ワーク
フロー管理装置を導入するために、事前に行っていた業
務内容の調査結果をもとに簡単に生成できるので、従来
のように業務内容の調査結果をもとに、書類の流れを解
析し、ワークフローを検討し、ワークフローを定義して
いくような作業を不要にすることができる。
【0062】次に、作業者がメインシステム1に接続し
たときにまだ入手すべき書類が作成されていない場合に
ついて図5のフローに沿って説明する。管理情報が図2
のように設定されているとき、「系統計画」部門の「作
業者D」が「製品A」の「主配管系統」計画作業を行お
うと、メインシステム1に接続した場合、上記手順によ
り「作業者D」が入手すべき書類が書類データベース3
に保存してあるかどうかワークフロー制御手段12が確
認し(ST1)(ST2)(ST3)、この場合「作業
者D」が入手すべき書類である、「仕様書(計画)」が
まだ出来上がっていないとする(ST4)。
【0063】このときワークフロー制御手段は「作業者
D」に対して書類がまだ出来上がっていないことを知ら
せると同時に、入手すべき書類の作成を催促するよう入
手すべき書類の作成担当者にメッセージを送るかどうか
を問い合わせるメッセージを出力する。ここで、「作業
者D」は入手書類の作成を催促する意志を伝えることに
より、ワークフロー制御手段12は情報受信手段9に対
して、管理情報より「仕様書(計画)」の作成担当者を
調べるように命令する(ST43)。
【0064】情報受信手段9はデータベースアクセス手
段6を利用し管理情報データベースから、発行書類とし
て「仕様書(計画)」の属性を持つロールクラスのデー
タを検索する。この場合、ロールクラスの「基本計画条
件」が検索条件と一致する。
【0065】次に「基本計画条件」に関連付けられてい
る作業者クラスのデータを調べると、結果として「作業
者A」を得る。そこで情報受信手段9は結果として「作
業者A」をワークフロー制御手段12に渡す。ここでワ
ークフロー制御手段12は「作業者A」に対して「基本
計画条件」作業を行い「仕様書(計画)」の作成を急ぐ
ように催促するメッセージを送る(ST44)。
【0066】従来のように書類の流れ、すなわち書類の
通り道だけをあらかじめ定義しておき、この流れに沿っ
て書類を流していくようなワークフロー管理システムで
は、自分が行う作業に必要な書類をどこの誰が作成する
のかを瞬時に知ることは出来なかったが、以上に説明し
たように本発明の実施形態では、書類の流れではなく、
作業単位を核として管理を行い、作業者や部門をこの各
作業への関連情報として管理することにより、各作業に
対する上流作業、下流作業の情報を順次検索して調べる
ことができるので、設計作業の間の連携を強化し、作業
効率を向上することが出来る。
【0067】次に、本発明の他の実施形態について以下
説明する。前述の実施形態では、部門クラスとして一階
層のみを設定しているが、部門クラス内で関連を付け
る、例えば、部門クラスとしてさらに設計部というデー
タを追加し、これに基本設計、系統計画等を関連付ける
ことにより、部門内の組織階層を定義して管理すること
も可能である。
【0068】以上説明したように、本発明の実施形態
は、次のような構成上の特徴を有し、その機能、作用を
奏するものを含むものである。
【0069】プラントなどの大規模な製品を複数の部署
で分担して行う設計においては、作成する書類と、行う
作業自体にはあまり変更がない反面、書類を扱う部署、
作業を行う部署が変更になる可能性が大きいという特性
を持っている。
【0070】図2に示すように、作業名21を核として
管理し、各作業名21に対しては図3のように、各作業
を行うときに必要な入手書類26とこの作業の成果とし
て発行される発行書類27を作業属性25として各作業
名21の属性として設定し、さらに図2のように各作業
を行う作業者名22とこの作業者が所属する部門名23
と製品名24とを関連付けて階層的に管理情報16とし
て管理情報データベース2に記憶しておく手段を備え、
図4のように作成した書類データ28を書類名、作成
者、作成日、リビジョン、状態等の書類属性29をつけ
て書類データベース3として保存しておく手段を備えて
いる。
【0071】更に、各作業名21に対して、この作業を
行う作業者とこの作業を行うときに必要とする書類とこ
の作業を行うことにより発行される書類を管理情報16
より調べ、次に、これらの書類が書類データベース3に
あるかどうかを調べ、入手するべき書類がある場合に
は、この書類と書類属性29を書類データベース3より
取り出し、書類属性29がすでに発行されていることを
表す値であった場合には作業者に対してこの作業者が行
うべき作業項目とこの作業を実行するように促すメッセ
ージを表示したり、発行するべき書類がある場合にはこ
の書類と書類属性29を書類データベース3より取り出
し、書類属性29が仕掛中を表す値であった場合には、
この作業が仕掛中であることを知らせるメッセージを表
示したり、入手すべき書類がデータベース3にない場合
には、管理情報16より、まだ出来ていない書類を作成
する作業名21と担当の作業者を調べ、その作業者に対
して該当する書類の作成を催促するようなメッセージを
表示する手段を備えている。更に、組織変更等で部門名
の変更や、部門の分割、統合が行われた場合や、人員配
置の変更等により人員が部門を移動し、担当作業の変更
があった場合などに、管理情報16の設定してある部門
名23、作業を担当する作業者名22等の情報を変更す
る手段を備え、この情報を変更するために入出力端末1
4のディスプレイ上で、製品名24や部門名23や作業
者名22や作業名21の変更、登録、削除やこれらの包
含関係を表す関連を設定する手段を備えている。
【0072】そして、これらの手段を備えていることに
より、作業単位を基本として各作業に対して上流の作業
で作成した書類が自動的に送付されるようになったり、
各作業単位に発行書類の状態を管理できるので、組織や
作業担当者の変更があった場合でも、各作業と作業担当
者の関連情報の変更だけで動的に対応可能なワークフロ
ー機能が実現できる。
【0073】以上のような手段を用いた構成により、部
門名の変更や部門の分割、統合、または作業者の部門間
の移動に関わりなく、作業自体に対して書類が流れて来
るように作用する。また、どの部門のどの作業から作業
を開始した場合でも、その作業より下流の作業に対して
書類が自動的に配送されるように作用し、上流の作業に
対しても書類の作成を催促するように作用する。
【0074】また、部門名の変更や部門の分割、統合、
または作業者の部門間の移動時にも入出力端末の画面上
で部門、作業者、作業の関連を変更するだけの簡単なメ
ンテナンス作業だけですむように作用する。
【0075】このように、組織変更や人事異動等の影響
による頻繁なワークフロー変更作業の発生を回避できる
ようになる。また、管理者は画面上で組織変更の情報だ
けを管理するのみでワークフロー機能は動的に対応で
き、作業者のメンテナンス作業を軽減するように作用す
る。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、社内の組織変更等が頻
繁に行われる場合でも、部門の管理とその部門に属する
作業者と作業者が担当する作業を管理するだけの最低限
のメンテナンス作業により、組織変更に伴う書類の経路
変更や、すでに流した書類の送付先や扱いを意識するこ
となく書類の自動配送機能を実現できる。
【0077】また、書類の流れを自動化するだけではな
く書類の流れの途中から上流にさかのぼって上流の作業
者に対して作業の催促を行うことができるため、作業の
効率を向上させることができる。
【0078】また、管理情報の初期設定も業務内容を調
査した結果を表形式で作成しておくことにより、自動的
に生成できるため、業務内容を調査した上で、ワークフ
ローを検討し、作業者が手作業で作成する必要もなくな
り、システムの構築前の作業からシステム稼働後のメン
テナンスまで作業者、管理者の負担を軽減させることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る全体構成である。
【図2】本実施形態に用いる管理情報データベースの内
容を説明する図である。
【図3】本実施形態に用いる管理情報データベースの作
業属性を説明する図である。
【図4】本実施形態に用いる書類データベースの内容を
説明する図である。
【図5】本実施形態のワークフロー制御手段の動作を示
すフローチャートである。
【図6】本実施形態の管理情報の設定変更方法を説明す
る図である。
【図7】本実施形態の管理情報の他の設定変更方法を説
明する図である。
【図8】本発明実施形態の管理情報の自動生成の動作を
説明する図である。
【図9】従来技術のワークフローを説明する図である。
【図10】従来技術のワークフローを説明する図であ
る。
【図11】従来技術のワークフローを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 メインシステム 2 管理情報データベース 3 書類データベース 4 検索部 5 制御部 6 データベースアクセス手段 7 情報読込手段 8 情報書込手段 9 情報受信手段 10 情報発信手段 11 管理情報制御手段 12 ワークフロー制御手段 13 通信手段 14 入出力端末 15 一次記憶領域 16 管理情報 17 ロールクラス 18 作業者クラス 19 部門クラス 20 製品クラス 21 作業名 22 作業者名 23 部門名 24 製品名 25 作業属性 26 入手書類 27 発行書類 28 書類データ 29 書類属性 35 作業メニュー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの設計作業を複数の部門で連携
    して進め、各部門でネットワークに接続された各入出力
    端末上で設計作業を行い、前記設計作業で作成した書類
    データを格納し、格納した書類データをあらかじめ定義
    した作業の流れに沿って各入出力端末に配送するワーク
    フロー機能を有するプラント設計用ワークフロー管理装
    置であって、 前記ワークフローの機能を実現するための管理情報を有
    する管理情報データベースと、前記書類データを格納す
    る書類データベースと、前記ワークフロー機能を制御す
    るワークフロー制御手段と、を備え、 前記管理情報データベースには、プラントを設計すると
    きの必須の作業名があらかじめ定義され、各作業は当該
    作業を行うために必要となる入手書類と作業を実行した
    ときの発行書類を属性として持ち、前記作業を行う作業
    者を関連付けされ、前記作業者に対して所属する部門と
    この部門が設計担当する製品を階層的に関連付けされた
    管理情報を有し、 前記書類データベースには、前記書類データと、作業者
    が作成完了した書類に属性としての、書類名、作成者、
    作成日時、状態を含む作成情報と、を有し、 前記ワークフロー制御手段は、前記ワークフロー管理装
    置への作業者からの接続時に、前記書類データベースに
    格納されている書類と当該作成情報と管理情報データベ
    ースの管理情報を照合し、接続した作業者の担当する作
    業を実行するために必要な書類がある場合には、前記書
    類を受け取り、作業の実行を促すようなメッセージを当
    該作業者に対して出力し、必要な書類がない場合には、
    前記書類の作成担当作業者を管理情報より調べて該当作
    業者に対して書類作成の催促を行うような制御を行い、 前記管理情報データベースの内容を読み込み、変更する
    ための情報読み込み手段および情報書き込み手段と、作
    業者が作成完了した書類に属性としての前記作成情報を
    付して前記書類データベースに格納し、取り出す情報受
    信手段および情報発信手段と、を設けることを特徴とす
    るプラント設計用ワークフロー管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラント設計用ワーク
    フロー管理装置において、 前記管理情報を制御する管理情報制御手段を設け、 前記管理情報制御手段は、前記入出力端末の画面上で、
    前記作業名と当該作業を行う作業者と当該作業者の所属
    する部門と当該部門の扱う製品との関連について、設
    定、変更、解除をし、各作業名の追加、削除、変更をす
    ることにより、管理情報データベースの管理情報の変更
    が可能であり、管理情報データベースの内容を作成する
    場合に、書類の発行元、入手書類、作業名、担当者、発
    行書類を項目とした一覧表形式のデータを作成すること
    により、当該データから管理情報を生成することが可能
    であることを特徴とするプラント設計用ワークフロー管
    理装置。
JP10002533A 1998-01-08 1998-01-08 プラント設計用ワークフロー管理装置 Pending JPH11203334A (ja)

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JP (1) JPH11203334A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007249422A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Fuji Electric Holdings Co Ltd 組織構成管理システム、そのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007249422A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Fuji Electric Holdings Co Ltd 組織構成管理システム、そのプログラム

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