JP3164757B2 - プラント保守支援cadシステム - Google Patents

プラント保守支援cadシステム

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JP3164757B2
JP3164757B2 JP24735495A JP24735495A JP3164757B2 JP 3164757 B2 JP3164757 B2 JP 3164757B2 JP 24735495 A JP24735495 A JP 24735495A JP 24735495 A JP24735495 A JP 24735495A JP 3164757 B2 JP3164757 B2 JP 3164757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等の大型プ
ラントを保守するために好適なプラント保守支援CAD
システムに関する。
【0002】更に詳しくいえば、本発明は、発電所等の
大型プラントにおける基本設計情報でありプラントの各
部門で共通に利用されている配管計装線図(Piping & I
nstrumentation Diagram,以下、P&IDと略称する)
の2次元の図面情報である、計算機利用設計(Computer
-Aided Design ,以下、CADと略称する)による情報
の計算機利用設計情報(以下、P&ID CAD情報と
略称する)をマンマシンインターフェイスとし、これに
より、プラントの保守管理業務を実施する際に必要とな
る設計,保守情報を、前記のP&IDCAD情報を介し
て処理して、プラントにおける保守管理業務の効率化
と、高度化及び業務で取り扱う情報の信頼性向上を図る
プラント保守支援CADシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来より発電所等の大型プラントの保守
管理業務に活用する設計及び保守情報は、図書保管庫や
書棚に管理されている図書や各種のリスト類、メモ、も
しくは運転,保守員の経験及び知識等により主に人間系
で取り扱われている。このような状況を合理化するため
の技術として、最近は光ディスクを用いた図書管理シス
テム等が一般的に使用されている。
【0004】しかしながら、図書管理システムは、図書
名称等をもとに情報を探し出す等の対応がとられてお
り、例えば発電プラントのように設備が膨大で、複雑か
つ多様な図書が利用されている環境においては、作業の
都度に必要とする情報を効率的かつ迅速に探し出すこと
が困難であり、多くの人員と時間を必要とすることか
ら、一部の限定された情報にのみ適用されている場合が
多い。
【0005】また、一部の設計,保守情報は、計算機や
データベースシステムの利用により情報の管理がなされ
ている。しかし、この場合でも各々の部門で必要とする
データを個別にデータベース化しているのが現状であ
り、多種多様な情報を必要とする保守管理業務では、複
数の部門で情報を共有する必要があるために、他の部門
で管理されている情報を迅速かつ効率的に探し出すこと
が困難であった。
【0006】このような要請に対応する技術としては、
例えば特開平5-203471号公報が公開されているが、この
「プラント運転管理方法および装置」においては、他部
門で保有するプラント構成を表す模式図を自己部門の表
示装置に出力させて、この表示された他部門のプラント
構成図のプラント機器を指定して、他部門の保有するデ
ータベースから所望のプラントデータを検索するように
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の図書管理システ
ム,データベース技術,あるいは現行の公知技術は、い
ずれも前述したように、プラント構成を示す模式図が各
々の部門において適するように個別に構築されることが
多い。従って、その形態がそれぞれ異なるものである場
合を想定しているために、他部門で保有しているプラン
トデータを検索する度に、そのデータを保有する部門を
検索して、その部門で構築したプラント構成図を呼び出
す必要がある。
【0008】しかし、これらの操作は煩雑になることか
ら、発電プラント等のように設備が膨大かつ複雑な設備
の保守管理業務で利用する多種多様の設計,保守情報
を、必要に応じて効率的かつ迅速に探し出すことが困難
であった。なお、プラントの構成を示す模式図を各部門
によらずに、一元的な方法で構築する技術として一般に
CAD技術が適用されており、このCAD技術は、プラ
ント構成に関する多様な図面の情報を計算機で処理でき
ることから、プラント系統機器の設計,製造業務の効率
化、及び信頼性向上等に貢献している。
【0009】しかしながら、このCAD技術において
も、従来より設計,製造業務への活用が主流であり、こ
れらの情報を発電プラント等の保守管理業務に活用する
ことは行われていない。
【0010】また、一般に発電所等のプラント構成は、
配管計装線図(P&ID)が適用されており、これら構
成図面は全ての部門に共通に利用されている。しかしな
がら、これらプラント構成図のCAD図面情報(P&I
DCAD情報)は、上述のように設計,製造段階では活
用されているが、実際の発電プラントの保守管理業務に
は活用されていなかった。
【0011】本発明の目的とするところは、P&IDC
AD情報をマンマシンインターフェイスとして、各部門
の多種多様な情報の迅速、かつ効率的な利用による保守
管理業務の効率化と高度化、及び保守管理業務で取り扱
う情報の信頼性を向上することのできるプラント保守支
援CADシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係るプラント保守支援CADシス
テムは、発電プラント等の設計情報でありプラント内の
各部門で共通に利用されかつ図中に表示された配管及び
計装線等の機器の連結関係を示す矢羽根によって相互に
連結された配管計装線図の計算機利用設計情報と前記計
算機利用設計情報に描画されているプラント及び系統の
構成機器を示す機器に関連する設計,保守情報を記憶す
る記憶装置と、前記記憶装置に計算機利用設計情報及び
設計,保守情報を入力する入力装置と、前記計算機利用
設計情報及び設計,保守情報を表示するカラーグラフィ
ックモニター等の表示装置と、前記計算機利用設計情報
及び設計,保守情報を印字出力するプリンター等の出力
装置と、前記計算機利用設計情報及び設計,保守情報を
前記記憶装置に磁気テープ等の記憶媒体を用いて受入,
受渡すための情報伝達装置と、前記計算機利用設計情報
に描画されている矢羽根情報及び機器の機器番号等の属
性情報または機器の設計,保守情報を前記表示装置上で
指定することにより前記情報を得るためのマウス等の入
力補助装置と、前記入力補助装置により得られた前記情
報をキーワードとして関連する計算機利用設計情報及び
連絡先の配管, 計装線等の矢羽根とその矢羽根が描画さ
れている計算機利用設計情報設計,保守情報を検索,
処理する情報処理装置と、この検索,処理された情報を
前記表示装置に計算機利用設計情報と共に表示すること
を特徴とする。
【0013】プラントの全部門で共通に利用できて、プ
ラントの構成の基本情報であるP&ID等を計算機利用
設計(CAD)技術により一元化したP&IDCAD情
報を用いて、他部門の個別の構成図面を自己部門の装置
に表示する等の煩雑な操作が省略できる。
【0014】また、プラントの各部門に共通に利用され
る一元化されたP&IDCAD情報に描画される機器を
指定することで、この機器の属性情報に含まれる機器名
称,機器番号等をキーワードとして、各部門で構築され
たデータベースシステムに登録されている設計,保守情
報を検索,処理して、その情報をP&IDCAD情報と
共に表示する。また、複数のP&IDCAD情報におい
ては、各P&IDCAD情報間の配管及び計装線等の機
器の連結関係を矢羽根で表示しているが、この矢羽根情
報を入力補助装置を用いて指定することにより、連結先
の配管及び計装線等の矢羽根と、その矢羽根が描画され
ているP&IDCAD情報を検索して表示装置に表示す
る。
【0015】P&IDCAD情報に含まれている機器を
入力補助装置等により指定することにより、当該機器に
関連する設計,保守情報をP&IDCAD情報の参照と
同時に検索,処理できるようにしたので、情報の取り扱
いと他部門で個別に利用されていた多種多様な設計,保
守情報を一元的に管理,利用できる。
【0016】請求項2記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、計算機利用設計情報が、プラント
の系統毎にその系統を構成する設備の配管計装線図等の
図面枠情報、前記計算機利用設計情報に描画される機器
の形状等を示す機器シンボル情報及び機器の描画位置,
機器名称,機器番号,機器間の接続関係情報等を示す機
器の属性情報とから構成していることを特徴とする。
【0017】プラントの系統毎にその系統を構成する設
備のP&ID等の図面枠情報、P&IDに描画される機
器の形状等を示す機器シンボル情報、及び機器の描画位
置,機器名称,機器番号,機器間の接続関係情報等を示
す機器の属性情報をP&IDCAD情報としている。従
って、機器の属性情報から機器名称,機器番号等をキー
ワードとして種々の情報を検索する。
【0018】請求項3記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、設計,保守情報が、前記計算機利
用設計情報に描画されている機器の配置を示す機器配置
図,機器の設計仕様,施工図,断面図,材質等の機器設
計情報、設計,保守の専門家の知識情報、構成部品の仕
様,材質,形式等の部品設計情報、機器,部品の故障,
不具合履歴情報、点検,保守履歴情報、点検,保守計画
情報、設備の改造履歴,計画情報、点検,保守作業情
報、アイソレーション情報、機器故障時のプラントへの
影響度等の機器重要度情報、及び機器の故障モード影響
解析等の信頼性情報等の情報であり、これらの情報は数
値,文字,文章,図面及び写真,動画,絵図等のイメー
ジ情報として記されていることを特徴とする。
【0019】表示装置上のP&IDCAD情報からの機
器配置図,機器の設計仕様,施工図等を入力補助装置で
指定することにより、当該機器に関連する設計,保守情
報をP&IDCAD情報の参照と同時に検索,処理する
ことができる。
【0020】請求項4記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、設計,保守情報が、本システム以
外の他のデータベース等に登録されている設計,保守情
報を信号伝送装置等を用いたネットワークを介して記憶
装置に取り込んだ情報、もしくは前記記憶装置に記憶さ
れている情報であることを特徴とする。
【0021】プラント保守支援CADシステムにおいて
は、他のデータベース等に登録されている設計,保守情
報を信号伝送装置等を用いたネットワークにより記憶装
置に取り込ことにより、自己の記憶装置が保有する設
計,保守情報の他に、他のデータベース等に登録されて
いる設計,保守情報も利用することができる。
【0022】請求項5記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、前記計算機利用
設計情報に描画されている機器の機器番号等の属性情報
を入力装置から入力、又は入力補助装置を用いて表示装
置上に表示された計算機利用設計情報から得ることによ
り使用者の要求に応じた計算機利用設計情報及び機器の
設計,保守情報を検索して表示装置に表示することを特
徴とする。
【0023】使用者の要求に応じたP&IDCAD情報
を、表示装置上に表示されたP&IDCAD情報の機器
の機器番号等の属性情報を入力補助装置を用いて検索す
ることにより得ることができる。
【0024】請求項6記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、前記記憶装置に
プラントの系統毎に記憶された複数の計算機利用設計情
報の図面名称,図面番号,系統名称等を入力装置から入
力、又は前記計算機利用設計情報を表形式に前記表示装
置に表示した目次情報より入力補助装置を用いて指定す
ることにより使用者の要求に応じた計算機利用設計情報
を検索して表示装置に表示することを特徴とする。
【0025】表示装置上にプラントの系統毎に記憶され
た複数のP&IDCAD情報の図面名称,図面番号,系
統名称等を表形式の目次情報として表示し、この目次情
報より入力補助装置を用いて検索することにより、使用
者の要求に応じたP&IDCAD情報が得られる。
【0026】請求項7記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、設計,保守情報を入力装置から入
力、又は前記表示装置に表示された設計,保守情報を入
力補助装置を用いて指定することにより使用者の要求に
応じた計算機利用設計情報を表示装置に表示することを
特徴とする。使用者の要求に応じたP&IDCAD情報
が、表示装置に表示した設計,保守情報を入力補助装置
を用いて検索することにより得られる。
【0027】請求項8記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、設計,保守情報
の複数を使用者の要求に応じて組み合わせた組合せ検索
情報を入力装置より入力、又は前記表示装置に表示され
た設計,保守情報を入力補助装置を用いて指定すること
により組合せ検索情報を設定して前記組合せ検索情報に
該当する設計,保守情報を有する機器とそれらを描画し
ている計算機利用設計情報を検索して、計算機利用設計
情報の機器を各組合せ検索条件に応じて色付けして表示
装置に表示することを特徴とする。
【0028】複数の設計,保守情報は使用者の要求に応
じて表示装置上において適宜組み合せると共に、この組
合せ検索条件により前記組合せ検索情報に該当する設
計,保守情報を有する機器と、それら描画しているP&
IDCAD情報を検索して、組合せ検索条件に応じた色
付けして表示装置に表示することができる。
【0029】請求項9記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、使用者の要求に応じて組み合わせ
た組合せ検索情報が、前記記憶装置に記憶されて使用者
の要求により再度呼び出して検索に利用できることを特
徴とする。使用者の要求に応じて組み合わせた組合せ検
索情報は、記憶装置に記憶させて、再度使用者の要求に
より呼び出して検索できる。
【0030】請求項10記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置は、前記記憶装置に
記憶された複数の計算機利用設計情報の連結関係に応じ
て前記計算機利用設計情報に描画されている矢羽根を色
付けして表示装置に表示することを特徴とする。
【0031】複数のP&IDCAD情報においては、各
P&IDCAD情報間の配管及び計装線等の機器の連結
関係を矢羽根で表示しているが、この矢羽根情報を入力
補助装置を用いて指定することにより、連結先の配管及
び計装線等の矢羽根と、その矢羽根が色付けして表示さ
れ、視認性をよくしている。
【0032】請求項11記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、前記計算機利用
設計情報に描画されている機器の属性情報等を入力装置
から入力、又は入力補助装置を用いて計算機利用設計情
報から獲得することにより複数プラントの計算機利用設
計情報及びこれに関連する複数のプラントの機器の設
計,保守情報を記憶している前記記憶装置より検索して
複数のプラントの計算機利用設計情報及び複数のプラン
トの機器の設計,保守情報をプラント横並びに表形式に
整理した情報を表示装置に表示することを特徴とする。
【0033】P&IDCAD情報表示装置に描画されて
いる機器の属性情報等から、複数のプラントのP&ID
CAD情報及び複数のプラントの機器の設計,保守情報
を、プラント横並びに表形式に整理して表示装置に表示
する。
【0034】請求項12記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、計算機利用設計
情報に描画された機器の接続情報と属性情報及び機器の
設計,保守情報と並びに機器の隔離作業の条件をロジッ
クルール化した情報を用いて、前記計算機利用設計情報
から隔離対象機器を入力補助装置により指定することに
より隔離対象機器を隔離するための操作対象弁等のアイ
ソレーション情報を検索して計算機利用設計情報の当該
隔離対象機器及び操作対象弁を色付けして表示すると共
に、操作対象弁等を表形式で表示装置に表示することを
特徴とする。
【0035】表示装置上においてP&IDCAD情報に
描画された機器の接続情報、属性情報及び機器の設計,
保守情報、並びに機器のアイソレーション作業の条件を
ロジックルール化したアイソレーションルールを用い
て、隔離対象機器を隔離するための操作対象弁等のアイ
ソレーション情報を補助入力装置により検索する。これ
により、P&IDCAD情報の当該の隔離対象機器及び
操作対象弁を色付けして表示すると共に、操作対象弁等
を表形式で表示する。
【0036】請求項13記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、操作対象弁等が矢羽根にて連結さ
れている他の計算機利用設計情報にある場合も該当する
計算機利用設計情報を検索して当該操作対象弁等を色付
けして表示することを特徴とする。アイソレーション操
作対象弁等については、矢羽根にて連結されている他の
P&IDCAD情報にある場合も、該当するP&IDC
AD情報を検索することにより、当該の操作対象弁等を
色付けして表示装置に表示する。
【0037】請求項14記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、操作対象弁の名
称,機器番号等の他にアイソレーション作業に関わる定
期点検回数,工事担当者,点検開始,終了期間等のアイ
ソレーション管理情報を前記入力装置より入力して前記
記憶装置に記憶すると共に、これらアイソレーション管
理情報によりアイソレーション情報を検索することを特
徴とする。
【0038】アイソレーション情報としては、操作対象
弁の名称,機器番号等の他に、アイソレーション作業に
関わる定期点検回数,工事担当者,点検開始,終了期間
等のアイソレーション管理情報を記憶装置に記憶する
が、これらのアイソレーション管理情報によりアイソレ
ーション情報の検索ができる。
【0039】請求項15記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、計算機利用設計
情報に描画されている機器を入力補助装置を用いて指定
することにより操作対象弁等を任意に追加,修正して使
用者の要求に応じてアイソレーション作業の範囲を拡大
あるいは縮小することを特徴とする。
【0040】アイソレーション情報は、P&IDCAD
情報に描画されている機器を入力補助装置を用いて指定
することにより、操作対象弁等を任意に追加,修正が可
能で、これにより使用者の要求に応じてアイソレーショ
ン作業の範囲を拡大あるいは縮小することができる。
【0041】請求項16記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、情報処理装置が、他の建屋あるい
は部屋に設置されているプラント保守支援CADシステ
ムの情報処理装置と伝送手段の信号伝送装置及び信号伝
送ケーブルもしくは光信号伝送ケーブルを介して情報の
交換を実施して、他のプラント保守支援CADシステム
の記憶装置に記憶されている計算機利用設計情報及び設
計,保守情報を相互に転送できることを特徴とする。
【0042】当該プラント保守支援CADシステムを他
のプラント保守支援CADシステム、あるいはシステム
データベースの記憶装置と接続することで、他のプラン
ト保守支援CADシステム等の記憶装置に記憶されてい
るP&IDCAD情報及び設計,保守情報と相互に転送
させて、情報交換が行える。
【0043】請求項17記載の発明に係るプラント保守支
援CADシステムは、1台以上のプラント保守支援CA
Dシステムが、この内の1台を計算機利用設計情報の原
図管理用システムとすると共に、プラントの改造工事等
により計算機利用設計情報の改訂が行われた場合に前記
原図管理用システムの記憶装置に記憶されている計算機
利用設計情報を修正してこの修正された計算機利用設計
情報を前記伝送手段により他のプラント保守支援CAD
システムに転送して各プラントの各部門で使用するプラ
ント保守支援CADシステムの計算機利用設計情報の改
訂管理を行うことを特徴とする。
【0044】複数のプラント保守支援CADシステムを
使用する場合に、この内の1台をP&IDCAD情報の
原図管理用システムとして運用することで、プラントの
改造工事等によりP&IDCAD情報の改訂が行われた
場合にも、原図管理用システムの記憶装置に記憶されて
いるP&IDCAD情報を修正して、この修正されたP
&IDCAD情報を他のプラント保守支援CADシステ
ムに転送することで、プラントの各部門で使用する複数
のプラント保守支援CADシステムのP&IDCAD情
報の改訂管理が一括して行える。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について図面を
参照して説明する。第1実施例は請求項1乃至請求項4
と請求項16及び請求項17に対応し、図1のブロック構成
図に示すようにプラント保守支援CADシステム1は、
発電プラント等の基本設計情報でありプラントの各部門
で共通に利用されているP&IDCAD情報2a及び、
このP&IDCAD情報2aに描画されている機器の設
計,保守情報2bを記憶する記憶装置2を備えている。
【0046】また、この記憶装置2に前記P&IDCA
D情報2aと機器の設計,保守情報2bを入力する入力
装置3と、前記P&IDCAD情報2aと機器の設計,
保守情報2bを表示するカラーグラフィックモニター等
の表示装置4と、前記P&IDCAD情報2aと機器の
設計,保守情報2bを印字出力するプリンター等の出力
装置5を設ける。
【0047】さらに、前記P&IDCAD情報2aと機
器の設計,保守情報2bを情報処理装置8を介して前記
記憶装置2に磁気テープ等の媒体を用いて受入,受渡す
ための情報伝達装置6と、前記P&IDCAD情報2a
に描画されている機器と、その機器の設計,保守情報2
bを前記の表示装置4上で指定して前記P&IDCAD
情報2aと機器の設計,保守情報2bを得るためのマウ
ス等の入力補助装置7を設ける。
【0048】情報処理装置8は、入力補助装置7により
得た前記P&IDCAD情報2aと機器の設計,保守情
報2bをキーワードとして、それに関連する設計,保守
の情報を検索及び処理し、この情報処理装置8で検索及
び処理された情報は表示装置4にP&IDCAD情報2
aと共に表示される。また、情報処理装置8における検
索及び処理された情報を本プラント保守支援CADシス
テム1以外に伝送する信号伝送装置9を備えている。
【0049】なお、前記信号伝送装置9は、本プラント
保守支援CADシステム1以外の複数のデータベースシ
ステム11,11a,11bからなるデータベースシステム群
10、もしくは本プラント保守支援CADシステム1と同
じ構成及び機能を持つ図示しない他のプラント保守支援
CADシステム群と、情報通信を行うための接続された
信号伝送ケーブル12によって接続されている。
【0050】これにより、P&IDCAD情報2aに基
いて後述する作用によってマンマシンインターフェイス
を実現することで、プラントの構成を確認しつつ、発電
プラント等の保守管理業務に必要な設計,保守情報2b
を迅速かつ効率的に提供する。なお、データベースシス
テム群10におけるデータベースシステム11は、信号伝送
装置13とデータベース制御装置14、さらに他部門の設
計,保守情報15aを備えたデータベース15とから構成さ
れている。
【0051】次に上記構成による作用について説明す
る。図2の情報処理フロー図は、表示装置4上に表示さ
れたP&IDCAD情報2aから入力補助装置7を用い
て、P&IDCAD情報2aに描画された機器、例えば
弁16の設計,保守情報2bを検索するための情報処理の
流れを示したものである。先ず、プラント保守支援CA
Dシステム1の表示装置4上に表示されたP&IDCA
D情報2aに描画されている機器、例えば弁16をマウス
等の入力補助装置7を用いて指定する。
【0052】この操作により、P&IDCAD情報2a
の一部である弁16の機器番号等の属性情報が情報処理装
置8を介して記憶装置2より得られ、さらに使用者の意
図に応じて記憶装置2より必要な設計,保守情報2b、
例えば弁設計データ17の弁番号,駆動方式,型式,呼び
径(口径),呼び圧力,設計圧力,設計温度等が検索さ
れて、情報処理装置8を介して表示装置4に表示され
る。
【0053】同時に、抽出された弁16の属性情報をキー
ワードとして、記憶装置2から、弁16の設計,保守情報
2bで、例えば弁詳細データ18のボディ材質,ディスク
材質,ステム材質,シート面材質,グランドパッキン仕
様,グランドパッキン寸法,ボンネットパッキン仕様,
ボンネットパッキン寸法,製作者等を使用者の意図に応
じて検索し、情報処理装置8を介して表示装置4にて表
示する。
【0054】さらに、前記弁16のキーワードを伝送手段
の信号伝送装置9から信号伝送ケーブル12と信号伝送装
置13を介して、他のデータベースシステム11もしくは、
プラント保守支援CADシステムのデータベース制御装
置14に転送する。
【0055】この弁16のキーワードは、データベース制
御装置14を介してデータベース15に記憶されている弁16
の設計,保守情報15aを使用者の意図に応じて検索し、
検索された他部門の設計,保守情報15aの例えば弁詳細
データ18を、データベース制御装置14,信号伝送装置13
及び信号伝送ケーブル12,情報処装置8を介して表示
装置4に表示する。
【0056】以上のような情報処理フローにより、P&
IDCAD情報2aをマンマシンインターフェイスとし
て、プラントの構成を確認しつつ、発電プラント等の保
守管理業務に必要な設計,保守情報2bを、迅速かつ効
率的に提供をすることができる。ここで、使用者の意図
(検索条件等)は、表示装置4上に表示されたメニュー
から入力補助装置7により情報処理装置8に伝達する
か、又は入力装置3より直接入力して情報処理装置8に
伝達することができる。
【0057】このように、本発明のプラント保守支援C
ADシステム1では、入力補助装置7により、設計,保
守情報2bを必要とする機器を、プラントの各部門で共
通に利用されているP&IDCAD情報2aから指定す
ることで、自己システム及び他システムの記憶装置2や
データベース15から簡便、かつ迅速に検索することがで
きる。
【0058】図3の配管計装線図は従来の手書きによる
一例を示したもので、この配管計装線図は、プラント系
統を構成する配管,機器,計装及び計装線等のつながり
を図式化したもので、プラントを構成する複数の系統毎
に1シート、もしくは複数のシートに分割して作成され
るものである。
【0059】ここでは、各シートをまたがる配管もしく
は計装線等は、矢羽根19と呼ばれる記号によりシート間
の関連を規定している。従って運転,保守業務に際して
は、この図3の配管計装線図を参照して、機器の関連等
を認識してアイソレーションの計画等に活用している。
【0060】ここで、アイソレーションとは、例えばポ
ンプを分解点検する際に、その関連流路にある水等が当
該ポンプに流れ込まないように、周囲の弁等を開閉操作
して当該弁をその系統から隔離したり、その隔離範囲内
にある水等を抜いたりする作業のことである。
【0061】図4の表示図は上記図3の配管計装線図
を、CAD技術により計算機で処理できるP&IDCA
D情報2aに変換した一例を示したものである。又この
P&IDCAD情報2aは、図5の表示図に示すよう
に、配管計装線図20(P&ID)の図面枠データ21と、
図面に描画される機器の形状を示す機器シンボルデータ
22、及び前記の機器の描画位置,機器名称,機器番号,
前記の機器シンボルデータ22間の接続関係情報等の図面
属性データ23から構成している。
【0062】これらの情報の図面枠データ21,機器シン
ボルデータ22,図面属性データ23を組み合わせることに
より、従来の手書き図面を計算機で一元的に処理できる
データへ変換する。このP&IDCAD情報2aの作成
は、予め前記記憶装置2に登録した機器シンボルデータ
22を表示装置4に表示し、これを入力補助装置7を用い
て指定すると共に、図面枠データ21上の必要な位置に描
画していく方法により、図3の手書きによる配管計装線
図を図4に示すP&IDCAD情報2aへ変換してい
る。
【0063】図6の属性情報一覧図は、前記のP&ID
CAD情報2aに含まれている機器の属性情報に記載さ
れているデータの一例を示したものである。機器の属性
情報には、例えば、機器の名称,番号,型式等の他に系
統,機器設計に必要な機器の使用圧力,温度,及び材質
等のデータが記載されている。また、本発明のプラント
保守支援CADシステム1においては、前記の属性情報
等が、設計,保守情報2aを検索するキーワードとなる
ものである。
【0064】なお、上記のP&IDCAD情報2aは、
自己プラント保守支援CADシステム1の記憶装置2に
登録されている情報だけでなく、信号伝送装置9及び信
号伝送ケーブル12によるネットワークを介して、機器名
称や機器番号等の各部門で共通に認識できるキーワード
を伝送する。
【0065】これにより、他のプラント保守支援CAD
システムや,他のデータベースシステム11,11a,11b
に登録されている設計,保守情報であっても検索して、
この情報を自己プラント保守支援CADシステム1の情
報処理装置8に取り込み、表示装置4に表示する等の処
理を可能としている。
【0066】従来の技術では、検索に使用するキーワー
ドを規定する構成図が分散されていたため、当該システ
ムもしくは装置で規定された情報は、当該システムもし
くは装置内の記憶装置又はデータベースからしか検索で
きないという問題があり、このために、当該システムも
しくは装置に登録されている構成図を自己システムもし
くは装置に取り込む等の煩雑な操作が必要であった。
【0067】しかし、本発明のプラント保守支援CAD
システム1では、プラントの各部門で共通に利用できる
P&IDCAD情報2aを用いることにより、この問題
を解決している。図7の機能展開図に示すように本プラ
ント保守支援CADシステム1は、次の機能を有してお
り、これらを適宜に組み合せて使用することができる。
【0068】先ず、本プラント保守支援CADシステム
1は、大きく分類してP&IDCAD情報2a自体を検
索表示する、(1) P&IDCAD情報の検索,表示機能
と、検索,表示したP&IDCAD情報2aを用いて、
設計,保守情報2bを検索する(2) 設計,保守情報2b
の検索機能、及びアイソレーション計画を策定する等の
(3) P&IDCAD情報利用機能の3つに分類される。
以下、これら3つの機能分類毎に、本プラント保守支援
CADシステム1の機能展開及び運用の流れについて説
明する。
【0069】(1) P&IDCAD情報の検索と表示機能 a.機器指定による検索機能は請求項5に対応し、P&
IDCAD情報2aに描画されている機器の機器番号等
の属性情報を入力装置3から入力、又は入力補助装置7
を用いて表示装置4上に表示されたP&IDCAD情報
2aから得ることにより、使用者の要求に応じたP&I
DCAD情報2aを検索して、表示装置4に表示する機
能である。
【0070】b.目次情報による検索機能は請求項6に
対応し、プラントの系統毎に記憶された複数の前記P&
IDCAD情報2aの図面名称,図面番号,系統名称等
を、入力装置3から入力、又は前記P&IDCAD情報
2aを表形式に前記の表示装置4に表示した目次情報よ
り入力補助装置7を用いて指定することにより、使用者
の要求に応じたP&IDCAD情報2aを検索して表示
装置4に表示する機能である。
【0071】c.設計,保守情報による検索機能は請求
項7に対応し、設計,保守情報2bを入力装置3から入
力、又は前記の表示装置4に表示された設計,保守情報
2bを入力補助装置7を用いて指定することにより、使
用者の要求に応じたP&IDCAD情報2aを表示装置
4に表示する機能である。
【0072】d.矢羽根による検索機能は請求項10に対
応し、複数のP&IDCAD情報2aにおいて、各P&
IDCAD情報2a間の配管及び計装線等の機器の連結
関係を示す矢羽根情報を、入力補助装置7を用いて指定
することにより、連結先の配管及び計装線等の矢羽根19
と、その矢羽根19が描画されているP&IDCAD情報
2aを検索して表示装置4に表示する。
【0073】さらに、連結関係に応じてP&IDCAD
情報2aに描画されている矢羽根19を色付けして表示装
置4に表示する機能である。以上(1) a〜dの4種類の
検索機能により、使用者の意図するP&IDCAD情報
2aを情報処置装置8を介して表示装置4に表示するこ
とができる。
【0074】(2) 設計,保守情報による検索機能 a.機器指定による検索機能は、上記(1) 項に説明した
機能により表示装置4上に表示されたP&IDCAD情
報2aに描画されている機器の機器番号等の属性情報を
入力装置3から入力、又は入力補助装置7を用いてP&
IDCAD情報2aから獲得することにより、使用者の
要求に応じた当該機器の設計,保守情報2bを情報処理
装置8を介して、記憶装置2より検索して表示装置4に
表示する機能である。
【0075】ここで検索される設計,保守情報2bは、
P&IDCAD情報2aに描画されている機器の配置を
示す機器配置図,機器の設計仕様,施工図,断面図,材
質等の機器設計情報、設計,保守の専門家の知識情報、
構成部品の仕様,材質,型式等の部品設計情報、機器,
部品の故障,不具合履歴情報、点検,保守履歴情報、点
検,保守計画情報、設備の改造履歴,計画情報、点検,
保守作業情報、アイソレーション情報、機器故障時のプ
ラントへの影響度等の機器重要度情報、及び機器の故障
モード影響解析等の信頼性情報等の情報であり、これら
の情報は、数値,文字,文章,図表及び、写真,動画,
絵図等のイメージ情報として記述されているものを対象
としている。
【0076】b.プラント横並び検索機能は請求項11に
対応し、P&IDCAD情報2aに描画されている機器
の属性情報等を入力装置3から入力、又は入力補助装置
7を用いてP&IDCAD情報2aから得ることによ
り、複数プラントのP&IDCAD情報2a及びこれに
関連する複数のプラントの機器の設計,保守情報2bを
記憶している前記の記憶装置2より検索し、複数のプラ
ントのP&IDCAD情報2a及び複数のプラントの機
器の設計,保守情報2bを、プラント横並びに表形式に
整理した情報を表示装置4に表示する機能である。
【0077】c.使用者の意図による組合せ検索機能は
請求項8と請求項9に対応し、設計,保守情報2bの複
数情報を使用者の要求に応じて組み合せて、この組合せ
検索情報を入力装置3より入力、又は前記の表示装置4
に表示された設計,保守情報2bを入力補助装置7を用
いて指定する。
【0078】これにより組合せ検索情報を設定して、前
記組合せ検索情報に該当する設計,保守情報2bを有す
る機器とそれら描画しているP&IDCAD情報2aを
検索し、P&IDCAD情報2aの機器を各組合せ検索
条件に応じて色付けして表示装置4に表示する機能であ
る。なお、この機能では前記組合せ検索条件を記憶装置
2に記憶させて、使用者の要求により再度呼び出して検
索に利用する機能も含まれている。
【0079】(3) P&IDCAD情報利用機能 a.アイソレーション計画作成支援機能は請求項12乃至
請求項15に対応し、P&IDCAD情報2aに描画され
た機器の接続情報、属性情報及び機器の設計,保守情報
2b、並びに機器の隔離作業(以下、アイソレーション
作業)の条件をロジックルール化した情報(以下、アイ
ソレーションルールと呼ぶ)を用いて、P&IDCAD
情報2aから隔離対象機器を入力補助装置7により指定
することにより、隔離対象機器を隔離するための操作対
象弁等のアイソレーション情報を検索して、P&IDC
AD情報2aの当該の隔離対象機器及び操作対象弁を色
付けして表示すると共に、操作対象弁等を表形式で表示
装置4に表示する機能である。
【0080】操作対象弁等が矢羽根19にて連結されてい
る他のP&IDCAD情報2aにある場合も該当するP
&IDCAD情報2aを検索して、当該の操作対象弁等
を色付けして表示する機能である。
【0081】また、アイソレーション情報は、操作対象
弁の名称,機器番号等の他に、アイソレーション作業に
関わる定期点検回数,工事担当者,点検開始,終了期間
等のアイソレーション管理情報を前記入力装置3より入
力して、前記記憶装置2に記憶すると共に、これらアイ
ソレーション管理情報により、アイソレーション情報を
検索する機能も含まれる。
【0082】さらに、前記アイソレーション情報は、P
&IDCAD情報2aに描画されている機器を入力補助
装置7を用いて指定することにより、操作対象弁等を任
意に追加,修正して、使用者の要求に応じてアイソレー
ション作業の範囲を拡大あるいは縮小できることを特徴
とする機能も含まれる。
【0083】次に図7により、保守管理業務における本
プラント保守支援CADシステム1の利用(運用)につ
いて説明する。先ず使用者が、参照したいP&IDCA
D情報2aを選定して表示装置4に表示する操作が必要
となる。この場合は、前記(1) 項のP&IDCAD情報
検索,表示機能を用いて、図面番号,目次,機器番号,
もしくは設計,運転,保守情報等を検索条件として、参
照したいP&IDCAD情報2aを呼び出す。
【0084】次に、参照しているP&IDCAD情報2
aから、関連する他のP&IDCAD情報2aを呼び出
す場合は、同じく前記(1) 項のP&IDCAD情報検
索,表示機能を用いて、例えば、シート上の矢羽根19を
入力補助装置7を用いて指示する等により、自動的にそ
の矢羽根19が呼び会っている関連P&IDCAD情報2
aを表示装置4上に、別の表示枠に表示する等の操作を
可能としている。
【0085】当然、前記(1) 項のP&IDCAD情報検
索,表示機能を用いて、他のP&IDCAD情報2aを
直接、検索し表示することも可能である。また、表示装
置4上では表示枠を変えることにより、複数のP&ID
CAD情報2aを同時に表示することも可能としてい
る。
【0086】さらに、表示装置4に表示されたP&ID
CAD情報2aに描画されている機器の属性情報を、入
力補助装置7により指定することにより、この機器に関
連するP&IDCAD情報2aを記憶装置2から検索し
て表示装置4に表示することができる。
【0087】次に、システムの使用者は、参照している
P&IDCAD情報2aに描画されている機器に関連す
る設計,保守情報2aを呼び出す操作が必要となる。こ
の場合に前記(2) 項の設計,保守情報検索機能を用い
て、P&IDCAD情報2aに描画されている機器を入
力補助装置7により指定し、機器の属性情報を得ること
により、この属性情報を検索条件として、当該機器に関
連する設計,保守情報2bを記憶装置2から検索して、
表示装置4に表示することを可能としている。
【0088】ここでは逆に、設計,運転,保守情報、例
えば機器仕様を入力することにより、この機器仕様に相
当する機器の属性情報を持つ機器を描画しているP&I
DCAD情報2aを検索,表示し、このP&IDCAD
情報2a上で当該機器を色付けして表示する等の対応が
できる。
【0089】また、機器の属性情報から設計,運転,保
守情報を検索して表示する際には、他の複数のプラント
にある同一もしくは類似した属性情報を持つ機器に関連
する設計,保守情報2bを同時に検索し、プラント横並
びの図表等に整理して表示することも可能としている。
さらに、設計,運転,保守情報の表示では、上述したよ
うに、例えば、故障、不具合履歴表、点検計画,実績
表、設計仕様一覧表、改造工事履歴表等の図表も提供す
ることができる。
【0090】また、P&IDCAD情報2a及び設計,
保守情報2bの参照に加えて、P&IDCAD情報2a
を利用したアイソレーション計画の立案等の操作が必要
となるが、この場合には、(3) 項のP&IDCAD情報
の利用機能を用いて、P&IDCAD情報2aに描画さ
れた機器の接続情報、属性情報及び機器の設計,保守情
報、並びに機器のアイソレーション作業の条件をロジッ
クルール化したアイソレーションルール、及びP&ID
CAD情報2aから隔離対象機器を入力補助装置7によ
り指定する。
【0091】これにより、隔離対象機器を隔離するため
の操作対象弁等のアイソレーションルールを検索して、
P&IDCAD情報2aの当該の隔離対象機器及び操作
対象弁を色付けして表示することを可能としている。
【0092】また、アイソレーションルールは、操作対
象弁の名称、機器番号等の他に、アイソレーション作業
に関わる定期点検回数,工事担当者,点検開始,終了期
間等のアイソレーション管理情報を前記入力装置3より
入力して、前記記憶装置2に記憶すると共に、これらア
イソレーション管理情報により、アイソレーションルー
ルを検索することもできる。
【0093】さらに、アイソレーションルールは、P&
IDCAD情報2aに描画されている機器を入力補助装
置7を用いて指定することにより、操作対象弁等を任意
に追加,修正することにより、使用者の要求に応じてア
イソレーション作業の範囲を拡大あるいは縮小すること
も可能としている。
【0094】また、請求項16に対応して、図1で示した
本発明のプラント保守支援CADシステム1は、他の建
屋及び部屋に設置されているデータベースシステム群10
とデータ変換を可能としているが、このデータベースシ
ステム群10をプラント保守支援CADシステム群に置き
替えて、情報処理装置8と信号伝送装置9及び信号伝送
ケーブル12、もしくは図示しない光信号伝送ケーブルを
介して、情報の交換を実施して他のプラント保守支援C
ADシステムの記憶装置に記憶されているP&IDCA
D情報及び設計,保守情報を相互に転送することは可能
である。
【0095】この際に請求項17に対応して、複数のプラ
ント保守支援CADシステムは、この内の1台をP&I
DCAD情報2aの原図管理用システムとして運用する
ことにより、プラントの改造工事等によりP&IDCA
D情報2aの改訂が行われた場合に、この原図管理用シ
ステムの記憶装置2に記憶されているP&IDCAD情
報2aを修正する。
【0096】この修正したP&IDCAD情報2aは、
信号伝送装置により他のプラント保守支援CADシステ
ムに転送することで、プラントの各部門で使用するプラ
ント保守支援CADシステムのP&IDCAD情報の改
訂管理を容易に行える。従ってこの機能により、P&I
DCAD情報(原図)が改訂された場合でも、プラント
の各部門は、一元管理されたP&IDCAD情報2aを
常に共有,利用することができ、また、前記の各機能を
その都度改訂することなく利用することができる。
【0097】次に、上記したプラント保守支援CADシ
ステム1の各機能について、次の各実施例により説明す
る。第2実施例は図8の表示図に示すように、P&ID
CAD情報2aの目次情報による検索例で、この図8は
使用者が必要とするP&IDCADの図面を表示装置4
上に表示しようとする場合に、P&IDCADの図面の
目次情報を用いて、迅速かつ効率的に当該図面を検索,
表示するため目次情報の設定例を示すものである。
【0098】P&IDCAD図面の目次は、図8(b)
のように、プラント,系統番号,系統略号等の情報より
構成している。また図8(a)は、表示装置4上に図面
検索時に表示される検索画面の一例を示すもので、例え
ば、ステップS1 としてプラント名の右の空欄部分を入
力補助装置7により指示する。
【0099】これにより、該当するプラント名がメニュ
ー形式で表示され、この中から使用者が必要とするプラ
ント名を入力補助装置7で指示することにより、検索条
件となるプラント名が空欄部分に表示されて設定するこ
とができる。以下、同様の方式により、ステップS2
統分類,ステップS3 系統略号〜ステップS5 等の検索
条件を設定することにより、当該のP&IDCAD図面
を検索することができる。
【0100】ここで、図8(a)に示している空欄(検
索条件を設定する部分)は、全てを設定しなくても検索
することができる。この場合に複数の該当図面があった
場合は、これらの図面の目次情報がメニュー形式(図8
(b)に示すような形式)で表示装置4上に表示され、
使用者は、このメニューの中から必要とする図面を入力
補助装置7を用いて指示することにより、必要とするP
&IDCADの図面を検索,表示することができる。
【0101】また、P&IDCAD図面の検索,表示に
ついては、P&IDCAD図面の属性情報(例えば、機
器番号等)を直接、入力装置3もしくは入力補助装置7
から入力することにより、関連する図面のP&IDCA
D情報2aを検索して表示装置4に表示することも可能
である。
【0102】第3実施例は図9の表示図のように、P&
IDCAD情報2aの矢羽根による検索例を示すもので
ある。この図9は、使用者が必要とするP&IDCAD
図面を表示装置4上に表示しようとする場合に、複数に
分割して管理されているP&IDCAD図面の各図面,
表示枠間における配管や計装線のつながりを示す矢羽根
を入力補助装置7にて指定することにより、関連先の図
面を検索し、色付けして表示装置4に表示される。
【0103】この場合の機能は、シート1(SH1)上
に描画された矢羽根19aを入力補助装置7により指示す
ることにより、その矢羽根19aに連結している矢羽根が
描画されている他シート(SH2)を自動的に検索,表
示すると共に、連携関係にある矢羽根19bが前記矢羽根
19aと共に色付けして表示される。
【0104】第4実施例は図10の表示図のように設計,
保守情報2bの機器指定による検索の一例を示す。この
図10は、図2にて情報処理の流れを説明したように、P
&IDCAD図面の描画された機器を入力補助装置7に
より指定し、機器の属性情報、例えば、機器番号等を得
て、この属性情報をキーワードにして、当該機器に関連
する設計,保守情報2bを自己プラント保守支援CAD
システム1の記憶装置2、もしくは他のプラント保守支
援CADシステムの記憶装置から検索して表示装置4に
表示した例である。
【0105】図10では、弁16の属性情報である弁設計デ
ータ17により、弁番号,駆動方式,型式,呼び径(口
径),呼び圧力,設計圧力,設計温度等が、また同時に
弁詳細データ18により、ボディ材質,ディスク材質,ス
テム材質,シート面材質,グランドパッキン仕様,グラ
ンドパッキン寸法,ボンネットパッキン仕様,ボンネッ
トパッキン寸法,製作者等がP&IDCAD情報2aと
共に表示装置4上に表示される。
【0106】第5実施例は図11の表示図のように、設
計,保守情報2bの機器指定による検索の一例を示すも
のである。この図11は、使用者が必要とする特定機器の
設計,保守情報2bの内で、例えば弁16を上記図10に示
した第4実施例と同様に、入力補助装置7により指定す
ることにより、イメージデータである弁構造図24が検索
されて表示装置4に表示されるものである。
【0107】なお、本プラント保守支援CADシステム
1では、前記のような文字,数字データだけでなく、図
11に示すような構造図のイメージデータを検索,表示す
ることができる。また、他に手書き図,写真等のイメー
ジデータ及びビデオ等で録画した動画データも、P&I
DCAD情報2aに描画されている機器を入力補助装置
7により指定することにより、検索,表示することもで
きる。
【0108】第6実施例は図12の表示図のように、設
計,保守情報2bのプラント横並び検索の一例を示すも
のである。この図12は、使用者が必要とする特定機器の
内で、特に点検実績,点検計画データを、上記図10に示
した第4実施例と同様に入力補助装置7により指定して
処理することにより、表示装置4に表示した例を示すも
のである。
【0109】図12では、P&IDCAD情報2aに描画
されている機器、例えば弁25を入力補助装置7により指
定し、指定した弁25の点検実績,点検計画データ26を、
各弁の属性情報を用いて記憶装置2より検索して、情報
処理装置8により図表形式に処理して表示装置4上に表
示される。
【0110】なお、図12中の点検実績,点検計画データ
26の図表において、黒丸印は、点検実績を示すものであ
り、白丸印は、点検計画を示すものである。ここで、黒
丸印(点検実績)と白丸印(点検計画)、弁番号及び定
期検査(定検)回数は、点検実績,点検計画データ26の
図表に対して、入力装置3もしくは入力補助装置7を用
いて入力,更新,削除が可能であり、使用者は、この機
能を用いて、P&IDCAD情報2aにより、プラント
系統の構成を認識しつつ、機器の点検実績と計画を立案
することができるようになっている。
【0111】また、点検実績,点検計画データ26の図表
上で入力,更新,削除した点検実績,点検計画データ26
は、記憶装置2に記憶することができ、点検実績,点検
計画データ26の登録されている自己プラント保守支援C
ADシステム1、もしくは他のデータベースシステムの
データベース15を、P&IDCAD情報2aをマンマシ
ンインターフェイスとして、対話的に利用することも可
能としている。
【0112】第7実施例は図13の表示図のように、設
計,保守情報2bの使用者の意図による組合せ検索の一
例を示すものである。図13は、使用者が必要とする特定
機器の設計,保守情報を、設計,保守情報2bによる検
索条件を使用者の意図に従って組み合わせた検索条件に
より、その条件に該当する機器をP&IDCAD図面上
に組合せ検索条件毎に分類,色付けして表示する機能の
ものである。
【0113】本機能を選択すると、表示装置4上に検索
条件テーブル27が表示される。先ず、この検索条件テー
ブル27の判定基準欄の空欄を入力補助装置7により指示
することで、機器、例えば弁の設計,保守情報2bの項
目が別テーブルにメニュー形式で表示されるので、この
中から使用者の必要とする検索条件、例えば型式を入力
補助装置7を用いて選定する。
【0114】次に、ランク欄の空欄を入力補助装置7に
より指示すると、型式に関連する弁のランク(弁型式の
重要度を例えば、4段階に区分した数値)を型式ランク
表がメニュー形式で表示される。ここで、全体/部分と
は、例えば、ランク2に区分された弁の型式の全てを一
括して選定するか、もしくは、ある型式だけを部分的に
選定するかを使用者の意図に応じて選択できるようにし
ているもので、型式ランク表の各空欄部分を入力補助装
置7で指示することにより設定できるようにしている。
【0115】同様の操作を繰り返すことにより、図13に
示すような複数の設計,保守情報2bを用いた複数の検
索条件の組合せを設定することができる。この複数の検
索条件に従って、指定されたP&IDCAD図面上に描
画されている弁に関連する設計,保守情報2bを検索
し、さらに、検索条件に該当する弁の台数を検索条件テ
ーブル27の件数欄にそれぞれ表示すると共に、当該弁の
機器番号等の図面属性情報を検索して、P&IDCAD
図面上に検索対象弁を色付けして表示することができ
る。
【0116】また、検索条件テーブル27の件数部分を入
力補助装置7にて指定することにより、当該の検索条件
に当てはまる(件数分の)弁番号を弁リスト表の形式で
表示することもできる。さらに、この弁リスト表の弁番
号を入力補助装置7により指示することで、その弁をP
&IDCAD図面上で色付けして、その配置を使用者に
知らせることができる。
【0117】第8実施例は図14のフロー図に示すよう
に、P&IDCAD情報2aを利用したアイソレーショ
ン計画の立案,表示の情報処理の流れを説明するもの
で、アイソレーション計画の立案,表示機能では、ま
ず、P&IDCAD情報2aに描画された機器の中から
隔離対象機器(工事対象機器)を入力補助装置7により
指定する(ステップS6 )。この操作により、工事対象
機器の属性情報を得ることができる。
【0118】次に、工事対象機器の属性情報としてP&
IDCAD情報2aに描画されている他の機器の属性情
報,機器の接続情報,及び必要に応じて機器の設計,保
守情報を情報処理装置8により調査(探索)し、接続関
係にある機器とその属性情報を順次獲得していく(ステ
ップS7 )。
【0119】この時、既に調査(探索)済みの機器であ
れば(ステップS8 )、その時点までに得られたアイソ
レ操作対象弁をP&IDCAD情報2a上で色付けする
と共に、リストを表示して(ステップS9 )、アイソレ
ーション計画の立案,表示を終了する。
【0120】調査(探索)済みでない機器については接
続機器の調査を行い(ステップS10)。この機器が弁で
あって、かつアイソレ操作対象弁になり得るかを判定す
る(ステップS11)。この判定は、予め記憶装置2に記
憶してあるアイソレ操作弁となり得る条件、例えば型式
等の判定情報と比較する等の機器のアイソレーション作
業の条件をロジックルール化したアイソレーションルー
ルにより実現している。
【0121】この判定により、アイソレ操作対象弁と判
定された場合は、アイソレ操作対象弁としてリストに登
録すると共に(ステップS12)、P&IDCAD情報2
aの機器間の接続情報に従って、その弁の手前の接続機
器に戻り(ステップS13)、他の接続関係に従って先の
接続機器の調査(探索),(ステップS14)を継続す
る。
【0122】なおここでは、操作対象弁等が矢羽根にて
連結されている他のP&IDCAD情報にある場合も、
該当するP&IDCAD情報を調査(探索)して、操作
対象弁の判定をすることもできる。
【0123】第9実施例は図15の表示図により、P&I
DCAD情報2aを利用したアイソレーション計画の立
案,表示の一例を説明するものである。この図15は、上
記第8実施例の図14で説明した情報処理により、最終的
にP&IDCAD情報2aの当該の隔離対象機器のポン
プ28(工事対象機器)、及び操作対象弁(アイソレ操作
弁)を色付けして表示すると共に、操作対象弁等を表形
式で表示装置4に表示している。
【0124】図15では操作対象弁(アイソレ操作弁)に
ついて、アイソレ作業時に閉操作する弁及び開操作する
弁を縞模様等により区別して表示している。また、アイ
ソレ操作弁リスト29では、操作対象弁の番号等の他にア
イソレ作業における開閉操作,注記,関連する工事件
名、等のアイソレ管理情報を表示している。
【0125】なお他の実施例として、前記のアイソレー
ション管理情報を、入力装置3又は入力補助装置7を用
いて、必要な情報をアイソレ操作弁リスト29上から入
力,修正,削除すると共に、記憶装置2に記憶させて使
用者の意図に応じて検索,表示することもできる。さら
に、検索,表示したアイソレーション管理情報を用い
て、アイソレーション情報を検索,表示できることも可
能である。
【0126】第10実施例は図16の表示図により、アイソ
レーション情報を使用者の要求に応じて、アイソレーシ
ョン作業の範囲を拡大または縮小する機能の実施例を説
明するものである。この図16は、P&IDCAD情報2
aに描画されている機器の中から、入力補助装置7を用
いてアイソレ操作対象の追加及び修正をすることによ
り、使用者の要求に応じたアイソレーション作業の範囲
を拡大、あるいは縮小をする。
【0127】例えば、図16(a)では、円で囲んだ1つ
の弁がアイソレーション計画立案,表示機能により選定
されたアイソレ操作対象弁を示している。しかし、使用
者がこの弁でのアイソレ作業を実施しないとした場合
に、当該弁と接続関係にある先の配管を入力補助装置7
によって指定する。これにより、図16(b)の円で囲ん
だ2つの弁が、アイソレ範囲を拡大した場合のアイソレ
操作対象弁として選定,表示される。この選定は、上記
第8実施例の図14で説明した情報処理の一部を適用する
ことで実現できる。
【0128】逆に、図16(b)の円で囲んだ2つの弁
が、アイソレーション計画立案,表示機能により選定さ
れたアイソレ操作対象弁を示している場合に、使用者が
この弁でのアイソレ作業を実施しないとした場合は、当
該弁に接続関係にある手前の配管を入力補助装置7によ
り指定する。これにより、図16(a)の円で囲んだ1つ
の弁がアイソレ範囲を縮小した場合のアイソレ操作対象
弁として選定,表示される。勿論この選定は、前記と同
様に図14に説明した情報処理の一部により行われる。
【0129】以上のアイソレ範囲の縮小,拡大機能によ
り、使用者はP&IDCAD情報2aを利用して保守管
理業務の重要な業務の1つであるアイソレーション計画
の立案業務を迅速かつ精度良く、しかも使用者の意図に
応じた計画を策定することができる。
【0130】
【発明の効果】以上本発明によれば、発電所のような大
型プラントの基本設計情報であり、プラントの各部門で
共通に利用されている配管計装線図のP&IDCAD情
報を用いて、このP&IDCAD情報に描画されている
矢羽根および機器の属性情報等を基に、当該機器に関連
する設計,保守情報を迅速かつ効率的に参照できるの
で、従来の人間系で対応していた多種多様のプラント情
報を迅速に取り扱うことができる。
【0131】従って、プラントの保守管理に必要な情報
が使用者の意図に応じて、プラントの系統,機器構成を
確認しながら参照するので、プラント構成の視認性向上
と情報の活用業務の効率化と高度化が図れて、保守管理
業務の信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のプラント保守支援C
ADシステムのブロック構成図。
【図2】本発明に係る第1実施例の情報処理フロー図。
【図3】従来の手書きによる配管計装線図。
【図4】本発明に係る第1実施例の配管計装線図をCA
D化したP&IDCAD情報の表示図。
【図5】本発明に係る第1実施例のP&IDCAD情報
構成の表示図。
【図6】本発明に係る第1実施例のP&IDCAD情報
の属性情報一覧図。
【図7】本発明に係る第1実施例のプラント保守支援C
ADシステムの機能展開図。
【図8】本発明に係る第2実施例のP&IDCAD情報
の目次情報表示図で、(a)は検索画面、(b)はメニ
ュー形式を示す。
【図9】本発明に係る第3実施例の矢羽根によるP&I
DCAD情報検索の表示図。
【図10】本発明に係る第4実施例の機器指定による設
計,保守情報検索で設計データによる表示図。
【図11】本発明に係る第5実施例の機器指定による設
計,保守情報検索でイメージデータによる表示図。
【図12】本発明に係る第6実施例の機器指定による設
計,保守情報の検索で保守データによる表示図。
【図13】本発明に係る第7実施例の使用者の意図によ
る設計,保守情報の組み合わせ検索による表示図。
【図14】本発明に係る第8実施例のアイソレーション
計画の立案,表示における情報処理フロー図。
【図15】本発明に係る第9実施例のアイソレーション
計画の立案,表示における表示図。
【図16】本発明に係る第10実施例のアイソレ範囲の
拡大,縮小における表示図で、(a)は拡大、(b)は
縮小を示す。
【符号の説明】
1…プラント保守支援CADシステム、2…記憶装置、
2a…P&IDCAD情報、2b…設計,保守情報、3
…入力装置、4…表示装置、5…出力装置、6…情報伝
送装置、7…入力補助装置、8…情報処理装置、9,13
…信号伝送装置、10…データベースシステム群、11,11
a,11b…データベースシステム、12…信号伝送ケーブ
ル、14…データベース制御装置、15…データベース、15
a…他部門の設計,保守情報、16,25…弁、17…弁設計
データ、18…弁詳細データ、19,19a,19b…矢羽根、
20…配管計装線図、21…図面枠データ、22…機器シンボ
ルデータ、23…図面属性データ、24…弁構造図、26…点
検実績,点検計画データ、27…検索条件テーブル、28…
ポンプ、29…アイソレ操作弁リスト、S1 〜S11…ステ
ップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 正明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 濱野 隆雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平5−250378(JP,A) 特開 平6−50778(JP,A) 特開 平3−129480(JP,A) 特開 平7−44684(JP,A) 特開 平5−165743(JP,A) 特開 平6−307992(JP,A) 特開 平1−207633(JP,A) 特開 昭63−222297(JP,A) 計測技術 16巻 9号 48−53頁 三 吉弘道「コンピュータを使った保全管理 システム」 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 650 G06F 17/50 630 JICSTファイル(JOIS)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電プラント等の設計情報でありプラン
    ト内の各部門で共通に利用されかつ図中に表示された配
    管及び計装線等の機器の連結関係を示す矢羽根によって
    相互に連結された配管計装線図の計算機利用設計情報と
    前記計算機利用設計情報に描画されているプラント及び
    系統の構成機器を示す機器に関連する設計,保守情報を
    記憶する記憶装置と、前記記憶装置に計算機利用設計情
    報及び設計,保守情報を入力する入力装置と、前記計算
    機利用設計情報及び設計,保守情報を表示するカラーグ
    ラフィックモニター等の表示装置と、前記計算機利用設
    計情報及び設計,保守情報を印字出力するプリンター等
    の出力装置と、前記計算機利用設計情報及び設計,保守
    情報を前記記憶装置に磁気テープ等の記憶媒体を用いて
    受入,受渡すための情報伝達装置と、前記計算機利用設
    計情報に描画されている矢羽根情報及び機器の機器番号
    等の属性情報または機器の設計,保守情報を前記表示装
    置上で指定することにより前記情報を得るためのマウス
    等の入力補助装置と、前記入力補助装置により得られた
    前記情報をキーワードとして関連する計算機利用設計情
    及び連絡先の配管, 計装線等の矢羽根とその矢羽根が
    描画されている計算機利用設計情報設計,保守情報を
    検索,処理する情報処理装置と、この検索,処理された
    情報を前記表示装置に計算機利用設計情報と共に表示す
    ることを特徴とするプラント保守支援CADシステム。
  2. 【請求項2】 前記計算機利用設計情報は、プラントの
    系統毎にその系統を構成する設備の配管計装線図等の図
    面枠情報、前記計算機利用設計情報に描画される機器の
    形状等を示す機器シンボル情報及び機器の描画位置,機
    器名称,機器番号,機器間の接続関係情報等を示す機器
    の属性情報とから構成していることを特徴とする請求項
    1記載のプラント保守支援CADシステム。
  3. 【請求項3】 前記設計,保守情報は、前記計算機利用
    設計情報に描画されている機器の配置を示す機器配置
    図,機器の設計仕様,施工図,断面図,材質等の機器設
    計情報、設計,保守の専門家の知識情報、構成部品の仕
    様,材質,形式等の部品設計情報、機器,部品の故障,
    不具合履歴情報、点検,保守履歴情報、点検,保守計画
    情報、設備の改造履歴,計画情報、点検,保守作業情
    報、アイソレーション情報、機器故障時のプラントへの
    影響度等の機器重要度情報、及び機器の故障モード影響
    解析等の信頼性情報等の情報であり、これらの情報は数
    値,文字,文章,図面及び写真,動画,絵図等のイメー
    ジ情報として記されていることを特徴とする請求項1記
    載のプラント保守支援CADシステム。
  4. 【請求項4】 前記設計,保守情報は、本システム以外
    の他のデータベース等に登録されている設計,保守情報
    を信号伝送装置等を用いたネットワークを介して記憶装
    置に取り込んだ情報、もしくは前記記憶装置に記憶され
    ている情報であることを特徴とする請求項1記載のプラ
    ント保守支援CADシステム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は、前記計算機利用設
    計情報に描画されている機器の機器番号等の属性情報を
    入力装置から入力、又は入力補助装置を用いて表示装置
    上に表示された計算機利用設計情報から得ることにより
    使用者の要求に応じた計算機利用設計情報及び機器の設
    計,保守情報を検索して表示装置に表示することを特徴
    とする請求項1記載のプラント保守支援CADシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記情報処理装置は、前記記憶装置にプ
    ラントの系統毎に記憶された複数の計算機利用設計情報
    の図面名称,図面番号,系統名称等を入力装置から入
    力、又は前記計算機利用設計情報を表形式に前記表示装
    置に表示した目次情報より入力補助装置を用いて指定す
    ることにより使用者の要求に応じた計算機利用設計情報
    を検索して表示装置に表示することを特徴とする請求項
    1記載のプラント保守支援CADシステム。
  7. 【請求項7】 前記情報処理装置は、前記設計,保守情
    報を入力装置から入力、又は前記表示装置に表示された
    設計,保守情報を入力補助装置を用いて指定することに
    より使用者の要求に応じた計算機利用設計情報を表示装
    置に表示することを特徴とする請求項1記載のプラント
    保守支援CADシステム。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は、設計,保守情報の
    複数を使用者の要求に応じて組み合わせた組合せ検索情
    報を入力装置より入力、又は前記表示装置に表示された
    設計,保守情報を入力補助装置を用いて指定することに
    より組合せ検索情報を設定して前記組合せ検索情報に該
    当する設計,保守情報を有する機器とそれらを描画して
    いる計算機利用設計情報を検索して、計算機利用設計情
    報の機器を各組合せ検索条件に応じて色付けして表示装
    置に表示することを特徴とする請求項1記載のプラント
    保守支援CADシステム。
  9. 【請求項9】 前記使用者の要求に応じて組み合わせた
    組合せ検索情報は、前記記憶装置に記憶されて使用者の
    要求により再度呼び出して検索に利用できることを特徴
    とする請求項8記載のプラント保守支援CADシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記情報処理装置は、前記記憶装置に
    記憶された複数の計算機利用設計情報において各計算機
    利用設計情報間の配管及び計装線等の機器の連結関係を
    示す矢羽根情報を入力補助装置を用いて指定することに
    より連結先の配管及び計装線等の矢羽根とその矢羽根が
    描画されている計算機利用設計情報を検索して表示装置
    に表示すると共に連結関係に応じて前記計算機利用設計
    情報に描画されている矢羽根を色付けして表示装置に表
    示することを特徴とする請求項1記載のプラント保守支
    援CADシステム。
  11. 【請求項11】 前記情報処理装置は、前記計算機利用
    設計情報に描画されている機器の属性情報等を入力装置
    から入力、又は入力補助装置を用いて計算機利用設計情
    報から獲得することにより複数プラントの計算機利用設
    計情報及びこれに関連する複数のプラントの機器の設
    計,保守情報を記憶している前記記憶装置より検索して
    複数のプラントの計算機利用設計情報及び複数のプラン
    トの機器の設計,保守情報をプラント横並びに表形式に
    整理した情報を表示装置に表示することを特徴とする請
    求項1記載のプラント保守支援CADシステム。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置は、計算機利用設計
    情報に描画された機器の接続情報と属性情報及び機器の
    設計,保守情報と並びに機器の隔離作業の条件をロジッ
    クルール化した情報を用いて、前記計算機利用設計情報
    から隔離対象機器を入力補助装置により指定することに
    より隔離対象機器を隔離するための操作対象弁等のアイ
    ソレーション情報を検索して計算機利用設計情報の当該
    隔離対象機器及び操作対象弁を色付けして表示すると共
    に、操作対象弁等を表形式で表示装置に表示することを
    特徴とする請求項1記載のプラント保守支援CADシス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記操作対象弁等が矢羽根にて連結さ
    れている他の計算機利用設計情報にある場合も該当する
    計算機利用設計情報を検索して当該操作対象弁等を色付
    けして表示することを特徴とする請求項12記載のプラ
    ント保守支援CADシステム。
  14. 【請求項14】 前記情報処理装置は、操作対象弁の名
    称,機器番号等の他にアイソレーション作業に関わる定
    期点検回数,工事担当者,点検開始,終了期間等のアイ
    ソレーション管理情報を前記入力装置より入力して前記
    記憶装置に記憶すると共に、これらアイソレーション管
    理情報によりアイソレーション情報を検索することを特
    徴とする請求項12記載のプラント保守支援CADシス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記情報処理装置は、計算機利用設計
    情報に描画されている機器を入力補助装置を用いて指定
    することにより操作対象弁等を任意に追加,修正して使
    用者の要求に応じてアイソレーション作業の範囲を拡大
    あるいは縮小することを特徴とする請求項12記載のプ
    ラント保守支援CADシステム。
  16. 【請求項16】 前記情報処理装置は、他の建屋あるい
    は部屋に設置されているプラント保守支援CADシステ
    ムの情報処理装置と伝送手段の信号伝送装置及び信号伝
    送ケーブルもしくは光信号伝送ケーブルを介して情報の
    交換を実施して、他のプラント保守支援CADシステム
    の記憶装置に記憶されている計算機利用設計情報及び設
    計,保守情報を相互に転送できることを特徴とする請求
    項1記載のプラント保守支援CADシステム。
  17. 【請求項17】 前記1台以上のプラント保守支援CA
    Dシステムは、この内の1台を計算機利用設計情報の原
    図管理用システムとすると共に、プラントの改造工事等
    により計算機利用設計情報の改訂が行われた場合に前記
    原図管理用システムの記憶装置に記憶されている計算機
    利用設計情報を修正してこの修正された計算機利用設計
    情報を前記伝送手段により他のプラント保守支援CAD
    システムに転送して各プラントの各部門で使用するプラ
    ント保守支援CADシステムの計算機利用設計情報の改
    訂管理を行うことを特徴とする請求項16記載のプラン
    ト保守支援CADシステム。
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