JPH11203292A - データマップ作成装置およびその装置が使用する処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データマップ作成装置およびその装置が使用する処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH11203292A
JPH11203292A JP10002256A JP225698A JPH11203292A JP H11203292 A JPH11203292 A JP H11203292A JP 10002256 A JP10002256 A JP 10002256A JP 225698 A JP225698 A JP 225698A JP H11203292 A JPH11203292 A JP H11203292A
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items
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JP10002256A
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Masako Kaneyasu
昌子 兼安
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特定データのマップを作成するも
のに関し、マトリックス状に作成した一覧表によりデー
タマップを作成することにより、データの有効利用や検
討作業の軽減を実現して、利用性の高いデータマップの
作成を提供する。 【解決手段】 PC10は、実行可能な表計算ソフトウェ
アの一覧表を用いて、HDD18内に蓄積する公報の書誌
的事項における出願番号をY軸方向にリスト(並列)表
示すると共に、公報毎の先頭IPCを並列して重複を除
いた後に列見出しとして最上の1行中に表示して右方向
(X軸方向)に並列するマトリックスを作成して、公報
毎の出願人の会社コードを先頭IPCの該当する列の欄
に設定表示(位置取り)するデータマップをCRT16に
表示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定データのマッ
プを作成するものに関し、詳しくは、マトリックス状に
作成した一覧表によりデータマップを作成するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータ(P
C)に表計算ソフトウェア(例えば、Microsof
t社製、EXCEL)などをインストールして、特定の
データに付随する各種データを入力することにより、検
討対象の各種項目のデータを一覧表にして、その検討対
象の特徴等を分析などすることが行なわれている。
【0003】この種の検討対象を分析するための一覧表
としては、例えば、公開特許公報の書誌的事項を一覧表
にして、書誌的事項の出願日、IPC(国際特許分
類)、出願人などにより並べ替えることにより、競合他
社の技術分野、技術動向、特許出願動向、特定技術の進
捗の先後などの検討に使用されている。なお、特開平6
−4514号公報には、特定対象のデータ処理におい
て、検討対象の1項目に2以上のデータ(例えば、発明
者)が存在するときには、そのデータを2つに分けると
共に他の項目には同一のデータを対応付けることによ
り、1項目には1データが対応するようにして、一覧表
中の1行には1データを表示するようにしたものが記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の一覧表にあっては、検討対象中の項目はX軸
方向あるいはY軸方向に並列させて、各項目に対応する
データは対象毎にY軸方向あるいはX軸方向の逆方向に
並列させるだけものであるため、複数の項目に注目する
場合には、1つの項目について並べ替えができたとして
も他の項目については1つづつ拾い出さなければなら
ず、この作業は煩雑であると共に、一見しても判り難い
ため、結局、分析などするには他の作業が必要になって
しまうという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、一覧表中においても一
見して注目項目の違いや変化が判るようにすることによ
り、データの有効利用や検討作業の軽減を実現して、利
用性の高いデータマップの作成を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、データマップを作成する対象毎
に複数の各種項目データを対応付けして蓄積する元デー
タ蓄積手段と、該元データ蓄積手段内の1つの第1注目
項目に関するデータをX軸方向またはY軸方向に並列す
るとともに、1つの第2注目項目に関するデータを第1
注目項目と異なるY軸方向またはX軸方向に並列させ
て、他の第3注目項目に関するデータを対応付けられて
いる第1、第2注目項目のデータの該当する欄に位置取
りをするマトリックス状の一覧を作成するデータ処理手
段と、該データ処理手段により作成されたマトリックス
状の一覧を受け取って表示出力あるいは記録出力する出
力手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0007】この請求項1に記載の発明では、データマ
ップを作成する対象に付随する複数の各種項目のデータ
を蓄積された蓄積手段内から第1〜第3注目項目データ
が読み出されて例えば、第1注目項目データをX軸方向
に、第2注目項目データをY軸方向に並列するととも
に、第3注目項目データを対応する第1、第2注目項目
データの該当する位置とするマトリックス状の一覧表が
表示出力(または記録出力、以下、表示出力として説明
する)される。したがって、その一覧表を第1、第2注
目項目データ順位に対する第3注目項目データのデータ
マップとすることができ、その分布などを一見して把握
することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記データ処理手段は、第3注目
項目のデータを1つにするとともに、他の補助項目に関
するデータは第1または第2注目項目に関するデータに
隣接させて並列させることを特徴とするものである。こ
の請求項2に記載の発明では、データマップを作成する
対象に付随する第1〜第3注目項目以外の補助項目デー
タは第1注目項目データまたは第2注目項目データに隣
接して対象毎に一覧表示される。したがって、第1〜第
3注目項目以外の補助項目データについても一覧中で確
認することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記データ処理手段は、第3注目
項目のデータを1つにするとともに、他の補助項目に関
するデータは該第3注目項目データの位置する所望の欄
の指定に応じて前記出力手段に送出することを特徴とす
るものである。この請求項3に記載の発明では、データ
マップを作成する対象に付随する第1〜第3注目項目以
外の対象毎の補助項目データは対応する第3注目項目デ
ータの表示欄を指定することにより表示出力される。し
たがって、第1〜第3注目項目データはコンパクトに一
覧表示されると共に以外の補助項目データは任意に表示
出力させて確認することができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記データ処理
手段は、第3注目項目のデータを種別毎に異なる色分け
あるいは他の特徴付けをして前記出力手段に送出するこ
とを特徴とするものである。この請求項4に記載の発明
では、データマップを作成する対象に付随する第3注目
項目データは色分けなどされて種別毎に特徴付けられ表
示出力される。したがって、第3注目項目データを種別
毎に一見して把握することができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記データ処理
手段は、第1または第2注目項目に関するデータの一方
または双方の順位を指示された条件に応じて並べ替える
機能を備えることを特徴とするものである。この請求項
5に記載の発明では、データマップを作成する対象に付
随する第1、第2注目項目データは、任意の指示条件に
応じて表示順位を並べ替えることができる。したがっ
て、所望の表示順位の一覧表示にすることができると共
に、その表示後であってもその表示順位を任意に替える
ことができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明の構成に加え、前記データ処理手段の並べ替え機
能は、該当するデータがないときにはダミーデータを挿
入して並べ替えるデータを均等に並列することを特徴と
するものである。この請求項6に記載の発明では、デー
タマップを作成する対象に付随する第1、第2注目項目
データが均等に並列可能な種類のデータである場合に、
均等に並列するためのデータがないときには、ダミーデ
ータが挿入される。したがって、第1、第2注目項目デ
ータは並べ替えにより均等な表示順位で一覧表示するこ
とができ、該当する第3注目項目データがない場合には
空欄となる。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記データ処理
手段は、前記元データ蓄積手段内の各種項目から第1、
第2、第3注目項目あるいは補助項目とする項目をマト
リックス状の一覧を作成する前または後に変更可能に構
成したことを特徴とするものである。この請求項7に記
載の発明では、データマップを作成する対象に付随する
第1〜第3注目項目や補助項目は、一覧表示の前後に変
更することができる。したがって、所望の項目を第1〜
第3注目項目や補助項目として一覧表示することがで
き、その表示後であっても任意に変更することができ
る。
【0014】請求項8に記載の発明は、一定のテーマの
下に集積した対象の各種項目に関するデータを蓄積手段
に蓄積して、該蓄積手段内の各種項目データを読み出し
て該対象のデータマップを作成する装置が使用するプロ
グラムを、該装置の各種手段を統括制御する中央処理装
置が読出可能に記録した記録媒体であって、蓄積手段内
の1つの第1注目項目に関するデータをX軸方向または
Y軸方向に並列させるとともに、1つの第2注目項目に
関するデータを第1注目項目と異なるY軸方向またはX
軸方向に並列させることのできるマトリックス状の一覧
表を作成するデータ表作成処理と、作成された一覧表に
第1、第2注目項目に関するデータを当てはめるととも
に、他の第3注目項目に関するデータを対応付けられて
いる第1、第2注目項目のデータの該当する欄に位置取
りをして該一覧表と共に表示出力あるいは記録出力する
データ配列を作成するデータ配列作成処理と、を前記中
央処理装置に実行させるためのプログラムを記録されて
いることを特徴とするものである。
【0015】この請求項8に記載の発明では、記録媒体
内からプログラムが中央処理装置に読み出されて実行さ
れることにより、該中央処理装置が上記請求項1に記載
の発明におけるデータ処理手段として機能する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図6は本発明に係る記録媒体に記録した
処理プログラムを用いるデータマップ作成装置の第1実
施形態を示す図であり、本実施形態は、請求項1〜5、
7、8に記載の発明に対応する。
【0017】図1および図2において、10はCPU11、
ROM12、RAM13、ネットワークI/F(インターフ
ェイス)14などを内蔵するPCであり、PC10は装置各
部を統括制御するCPU(中央処理装置)11がROM12
内に格納されている制御プログラムに従ってRAM13を
ワークエリアとして使用しつつキーボード15から入力さ
れた指示命令等を実行しCRTディスプレイ16に各種情
報を表示出力することができ、FD/CD17のスロット
に各種ソフトウェア(プログラム)を記録したFD(フ
ロッピディスク)やCD(コンパクトディスク)をセッ
トしてHDD(ハードディスク装置)18に格納(インス
トール)しておくことにより、CPU11はHDD18内の
ソフトウェアを読み出して利用し、例えば、ユーザが作
成したメール文書をI/F14を介してLANに接続され
た他のPCに送信したり、LAN(ローカルエリアネッ
トワーク)に接続された端末装置が備える機能を利用す
ることができる。なお、PC10が接続されたLANは外
部の公衆回線を介するデータ通信も可能に構築されてお
り、WAN(ワイドエリアネットワーク)やイントラネ
ットを構築する場合であってもよい。また、CPU11は
FD・CD内から直接ソフトウェアを読出・利用しても
よく、HDD18と同様にFD・CDが本発明における記
録媒体を構成するようにしてもよい。
【0018】具体的には、PC10は、LANに接続され
ている不図示の公報データ処理システムを利用すること
ができるようになっており、この公報データ処理システ
ムはCD−ROMなどにより発行される公開特許公報な
どを蓄積して出願期間やIPCなどから作成した検索式
に該当する公報を検索することができると共に、公報の
書誌的事項を抽出したデータベースを作成して書誌的事
項の一覧を提供することができるので、PC10は直接検
索式を入力指定して所望の公報詳細データ(要約書や明
細書・図面など)をLANを介して入手したり、公開特
許公報の書誌的事項(集積した対象の各種項目)の一覧
から出願番号などを指定して特定の公報データを入手す
ることができる。
【0019】このPC10は、データ処理手段を構成する
CPU11が統計処理や集計処理に使用する表計算ソフト
ウェア、例えば、Microsoft社製のEXCEL
を基本に作成した一覧データの処理プログラムがHDD
18内にインストールされており、例えば、入手した公報
の書誌的事項の一覧データを表計算データとして取り込
んで(HDD18内に一時蓄積して)EXCELにより作
成するデータシート(一覧表)中に、図3に示すよう
に、1つの公報の書誌的事項を各項目毎に1行中(X軸
方向)に並列する一方、その書誌的事項の同一の項目は
公報毎に1列中(Y軸方向)に並列して表示することが
でき(データ表作成処理)、また、このEXCELが備
える各種機能を利用してその一覧データを並べ替えたり
表示する事項を選択などすることもできると共に、予め
出願人の識別番号を登録して競合他社を表す会社コード
(簡略化した英字)への変換や色分けによる特徴付け、
IPCの簡略化などの加工を施して見やすくすることが
できる。したがって、ここまでも処理でも、一覧表を見
やすくすることができ、競合他社の技術分野、技術動
向、特許出願動向、特定技術の進捗の先後などの検討・
分析に有効に使用することができる。なお、この競合他
社(出願人の種別)に応じた特徴付けは、色分けに限る
ものではなく、例えば、罫線を特徴的な線種により縁取
りするなどしてもよい。
【0020】また、このPC10は、HDD(元データ蓄
積手段)18内に蓄積した一覧データのデータマップ(モ
デルA)を作成してCRT(出力手段)16に表示出力す
ることによりその一覧データをさらに見やすくするため
の各種処理がHDD18内の処理プログラムに組み込まれ
ている。この処理プログラムとしては、図4のフローチ
ャートに示すように、EXCELによりデータシートを
作成し(ステップP1、P2)、そのデータシートを元
シートとして、新たに作成するマップシート(EXCE
Lのデータシートと同様の形式)を準備した後に、図5
に示すように、最左列に並列する公報毎の出願番号(第
1注目項目データ)およびこの出願番号に補足データと
して隣接させるその公報毎の出願日(補助項目:0個ま
たは1個以上指定可)を縦方向(Y軸方向)に並列する
リスト表示項目としてそのマップシートに元シートから
コピーするとともに(ステップP3)、同様に、先頭I
PC(第2注目項目データ)をコピーし(ステップP
4)、このIPCは通常のデータシートではこのまま1
列中に並列するのみであるが、このリスト表示状態でE
XCELの機能により並び替えを行なって同一値の重複
を取り除いた後にマップシートの最上の一行である列見
出しに分類項目として右方向(X軸方向)に設定する
(ステップP5)。この後に、元シートのIPCの値に
対応するIPC見出し列の公報毎(出願番号)毎に対応
する欄に会社コード(第3注目項目データ)をマップ項
目として設定して位置取りさせモデルAのデータ配列を
作成する(データ配列作成処理)。
【0021】したがって、このPC10は、モデルAのデ
ータマップを作成する処理プログラムを実行することに
より、出願番号およびIPCにより形成されるマトリッ
クス内の公報毎の出願番号およびIPCの該当する位置
に会社コードを表示するようにマップ展開したデータマ
ップを作成してCRT16に表示出力することができる。
また、この分類項目およびマップ項目は、図6に示す入
力欄をこのデータマップの作成前や作成後に呼び出して
任意に選択・変更して設定することができ、表示データ
のバラツキや表示状態に応じて変更して見やすくするこ
とができる。なお、本実施形態では、リスト表示項目の
第1注目項目は変更対象になっていないが、変更可能に
してもよいことは云うまでもない。また、補助項目の一
部または全部を指定して非表示にすることができるよう
にして見やすくしてもよく、この場合にはマップ項目の
表示欄をクリック(指定)することにより該当する公報
の補助項目を確認できるようにすればよい。
【0022】このように本実施形態においては、データ
マップを作成する公報の書誌的事項の各種項目データの
うちから例えば、出願番号をリスト表示(X軸方向)す
ると共に、IPCを1行中の列見出しとして分類表示
(Y軸方向)して、その出願番号およびIPCの公報毎
に該当する欄にマップ項目の会社コードを色分けして表
示することができる。したがって、IPCに応じた技術
分野に対する競合会社の分布などを容易に把握して、会
社毎に強い技術分野などを容易に分析することができ
る。
【0023】このとき、出願日などの第4番目以上の補
助項目は、出願番号に隣接させてリスト表示しているの
で、マトリックスによりデータマップを作成するために
利用可能なデータ量を制限することがなく、元シートに
よらずに確認することができる。また、任意に非表示と
することもでき、コンパクトにすることもできる。した
がって、EXCELの表計算機能により一覧表を作成可
能なデータを有効に利用してより容易かつ精度よく分析
するなどの作業をすることができる。
【0024】さらに、リスト項目はEXCELの機能に
より並列する順位を並び替えたり、分類項目やマップ項
目はその作成の前後に変更することができるので、公報
以外のときなどでもそのデータマップを作成する目的に
合わせることができ、データの有効利用、作業性に優れ
て利用性が高い。また、本実施形態の他の態様として
は、出願日などの補助項目は、出願番号に隣接させてリ
スト表示するのに代えて、マップ項目として会社コード
と共に同一の一欄中に表示するようにしてもよい。
【0025】次に、図7〜図10は本発明に係る記録媒体
に記録した処理プログラムを用いるデータマップ作成装
置の第2実施形態を示す図であり、本実施形態は、請求
項1〜8に記載の発明に対応する。る。なお、本実施形
態は上述実施形態と略同様に構成されているので、図1
〜図3を流用して特徴部分を中心に説明する。図1およ
び図2において、PC10は、HDD18内に上述実施形態
のデータマップの作成処理に加えて(または代えて)、
元シートの一覧データにより時系列のデータマップ(モ
デルB)を作成する処理プログラムが組み込まれてお
り、このデータ配列作成処理は、図7に示す入力欄をデ
ータマップの作成前や作成後に呼び出して分類項目およ
びマップ項目と同様に上述実施形態におけるリスト表示
項目を時系列項目(第1注目項目)として出願日を変更
可能に設定するとともに、他の分析・検討時に必要な出
願番号などをキー項目(補助項目データ)として変更可
能に設定する。そして、このデータ配列作成処理として
は、図8のフローチャートに示すように、まずは上述実
施形態と同様に、EXCELにより作成された元シート
から準備したマップシートに、図9に示すように、その
最左列に時系列項目の公報毎の出願日をコピーして縦方
向(Y軸方向)に並列させた後に(ステップP1〜P
3)、この並列状態でEXCELの機能により並び替え
を行なって同一値の重複を取り除くとともに、出願日が
飛んでいる場合(該当するデータない場合)にはダミー
のデータとして飛んでいる日付を挿入して時系列項目デ
ータを均等にする(ステップP11)。一方、IPCは上
述実施形態と同様に、コピーして先頭IPCの並び替え
および重複の除去の後に列見出しの分類項目として右方
向(X軸方向)に設定する(ステップP4、P5)。こ
の後に、元シートの公報毎に出願日およびIPCに対応
する行・列の位置にマップ項目の会社コードを設定して
位置取りさせモデルBのデータ配列を作成する。なお、
本実施形態では、時系列項目の出願日を均等に表示する
場合を説明するが、図7に示すように、間隔が余りに大
きいときには省略することを設定することができ、ま
た、均等になるように加工することなく表示することが
できることは云うまでもない。
【0026】したがって、このPC10は、モデルBのデ
ータマップを作成する処理プログラムを実行することに
より、出願日およびIPCにより形成されるマトリック
ス内の該当する位置に会社コードを表示するようにマッ
プ展開したデータマップを作成してCRT16に表示出力
することができる。そして、このモデルBのデータマッ
プでは1行が公報毎に対応するのではないので、補助項
目として出願番号などを同時に表示することはできない
が、図10に示すように、マップ項目の表示欄をクリック
(指定)することにより該当する公報のキー項目として
出願番号を会社コードのマップ項目と共にページめくり
可能に表示することができる。
【0027】このように本実施形態においては、上述実
施形態の作用効果に加えて、データマップを作成する公
報の書誌的事項の各種項目データのうちから出願日を時
系列表示(X軸方向)して、列見出しとして分類表示
(Y軸方向)するIPCの該当する列の欄にマップ項目
の公報毎の会社コードを色分けして表示することができ
る。したがって、IPCに応じた技術分野における競合
会社の進捗の程度などを容易に把握して、会社間の特定
技術に対する先後などを容易に分析することができる。
【0028】このとき、モデルBのデータマップは時系
列項目の出願日と分類項目のIPCのみのマトリックス
であるので、コンパクトに表示することができるととも
に、出願番号などの第4番目以上の補助項目は、キー項
目として会社コードを表示する欄をクリックするだけで
表示確認することができ、上述実施形態と同様にデータ
量を制限することなく元シートによらずに確認すること
ができる。したがって、本実施形態においてもEXCE
Lの表計算機能により一覧表を作成するデータを有効に
利用してより容易かつ精度よく分析するなどの作業をす
ることができる。
【0029】また、本実施形態の他の態様としては、出
願番号などの補助項目は、マップ項目の表示欄のクリッ
クによる表示出力に代えて、マップ項目として会社コー
ドと共に同一の一欄中に表示するようにしてもよい。な
お、上述実施形態では、LANを介して公報データ処理
システムからデータマップを作成する各種項目データを
入手してHDD18に蓄積する場合を説明するが、これに
限るものではなく、FD/CD17にセットした公開特許
公報を記録したCD−ROMなどから公報の書誌的事項
を直接読み出して処理するようにしてもよいことは云う
までもない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、データマップを作成す
る対象の各種項目データは、X軸およびY軸方向に項目
データを並列してマトリックスを形成すると共に該マト
リックス内に他の項目データを表示する一覧表にするの
で、X軸およびY軸方向の項目データの並列順位に対す
る他の項目のデータのデータマップとしてその分布など
を見やすくすることができ、項目毎の違いや変化を一見
して容易に把握することができる。したがって、一覧表
示するデータを有効利用することができ、検討対象につ
いての分析などの検討作業を容易にすることができる。
【0031】このとき、以外の項目データでも、X軸お
よびY軸方向の項目データに隣接させて対象毎に並列さ
せたり、所望の欄を指定することによって表示させるな
どすることにより、データ量を制限することなく、また
コンパクトに一覧表示などして、データを有効に利用す
ることができ、精度よく検討作業などをすることができ
る。
【0032】また、一覧表内に表示する項目データは種
別毎に色分けなどして特徴付けることにより、さらに見
やすくすることができる。さらに、X軸およびY軸方向
の項目データは、一覧表の表示前後に、その表示順位を
任意に並べ替えたり、ダミーデータを挿入して均等な表
示順位にしたり、一覧表内の項目も含めて項目の種別を
変更可能にすることにより、検討対象や目的に合わせて
任意に加工することができ、データの有効利用および検
討作業の軽減をさらに進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体に記録した処理プログラ
ムを用いるデータマップ作成装置の第1実施形態を示す
図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。
【図2】その接続環境を示す概念図である。
【図3】その処理データを示すデータシートである。
【図4】そのデータ処理を説明するフローチャートであ
る。
【図5】その処理結果を示すデータシートの表示例であ
る。
【図6】その処理データ項目を設定する入力欄の表示例
である。
【図7】本発明に係る記録媒体に記録した処理プログラ
ムを用いるデータマップ作成装置の第2実施形態を示す
図であり、その処理データ項目を設定する入力欄の表示
例である。
【図8】そのデータ処理を説明するフローチャートであ
る。
【図9】その処理結果を示すデータシートの表示例であ
る。
【図10】その処理結果に続けて表示可能なデータを説明
する概念図である。
【符号の説明】
10 PC 11 CPU(データ処理手段) 12 ROM 13 RAM 14 ネットワークI/F 15 キーボード 16 CRTディスプレイ(出力手段) 17 FD/CD 18 HDD(元データ蓄積手段、記録媒体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データマップを作成する対象毎に複数の各
    種項目データを対応付けして蓄積する元データ蓄積手段
    と、 該元データ蓄積手段内の1つの第1注目項目に関するデ
    ータをX軸方向またはY軸方向に並列するとともに、1
    つの第2注目項目に関するデータを第1注目項目と異な
    るY軸方向またはX軸方向に並列させて、他の第3注目
    項目に関するデータを対応付けられている第1、第2注
    目項目のデータの該当する欄に位置取りをするマトリッ
    クス状の一覧を作成するデータ処理手段と、 該データ処理手段により作成されたマトリックス状の一
    覧を受け取って表示出力あるいは記録出力する出力手段
    と、を備えることを特徴とするデータマップ作成装置。
  2. 【請求項2】前記データ処理手段は、第3注目項目のデ
    ータを1つにするとともに、他の補助項目に関するデー
    タは第1または第2注目項目に関するデータに隣接させ
    て並列させることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    マップ作成装置。
  3. 【請求項3】前記データ処理手段は、第3注目項目のデ
    ータを1つにするとともに、他の補助項目に関するデー
    タは該第3注目項目データの位置する所望の欄の指定に
    応じて前記出力手段に送出することを特徴とする請求項
    1に記載のデータマップ作成装置。
  4. 【請求項4】前記データ処理手段は、第3注目項目のデ
    ータを種別毎に異なる色分けあるいは他の特徴付けをし
    て前記出力手段に送出することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載のデータマップ作成装置。
  5. 【請求項5】前記データ処理手段は、第1または第2注
    目項目に関するデータの一方または双方の順位を指示さ
    れた条件に応じて並べ替える機能を備えることを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載のデータマップ作
    成装置。
  6. 【請求項6】前記データ処理手段の並べ替え機能は、該
    当するデータがないときにはダミーデータを挿入して並
    べ替えるデータを均等に並列することを特徴とする請求
    項5に記載のデータマップ作成装置。
  7. 【請求項7】前記データ処理手段は、前記元データ蓄積
    手段内の各種項目から第1、第2、第3注目項目あるい
    は補助項目とする項目をマトリックス状の一覧を作成す
    る前または後に変更可能に構成したことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載のデータマップ作成装
    置。
  8. 【請求項8】一定のテーマの下に集積した対象の各種項
    目に関するデータを蓄積手段に蓄積して、該蓄積手段内
    の各種項目データを読み出して該対象のデータマップを
    作成する装置が使用するプログラムを、該装置の各種手
    段を統括制御する中央処理装置が読出可能に記録した記
    録媒体であって、 蓄積手段内の1つの第1注目項目に関するデータをX軸
    方向またはY軸方向に並列させるとともに、1つの第2
    注目項目に関するデータを第1注目項目と異なるY軸方
    向またはX軸方向に並列させることのできるマトリック
    ス状の一覧表を作成するデータ表作成処理と、 作成された一覧表に第1、第2注目項目に関するデータ
    を当てはめるとともに、他の第3注目項目に関するデー
    タを対応付けられている第1、第2注目項目のデータの
    該当する欄に位置取りをして該一覧表と共に表示出力あ
    るいは記録出力するデータ配列を作成するデータ配列作
    成処理と、を前記中央処理装置に実行させるためのプロ
    グラムを記録されていることを特徴とする記録媒体。
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