JPH11203197A - メモリシステム - Google Patents

メモリシステム

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JPH11203197A
JPH11203197A JP1342298A JP1342298A JPH11203197A JP H11203197 A JPH11203197 A JP H11203197A JP 1342298 A JP1342298 A JP 1342298A JP 1342298 A JP1342298 A JP 1342298A JP H11203197 A JPH11203197 A JP H11203197A
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JP
Japan
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address
data
signal
latch unit
dram
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JP1342298A
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Takashi Kobayashi
小林  隆
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 DRAM11およびDRAM31を有す
る2バンク構成のインタリーブ方式のメモリシステムに
おいて、メモリ書込動作の場合、偶数アドレスおよびそ
のデータを、アドレスラッチユニット12およびデータ
ラッチユニット13により一時的に保持し、奇数アドレ
スおよびそのデータを、アドレスラッチユニット32お
よびデータラッチユニット33により一時的に保持する
ように構成する。 【効果】 連続するアドレスのデータのメモリ書込時間
を従来のメモリシステムの略半分にすることができ、連
続しないアドレスのデータの場合でも、CPU1を早く
開放することができるので、メモリ書込速度を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続するアドレス
が順次に割り当てられた複数のメモリバンクを有するイ
ンタリーブ方式のメモリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速のメモリ読出動作を実現する
メモリシステムとして、インタリーブ方式のメモリシス
テムが知られている。インタリーブ方式のメモリシステ
ムでは、複数のメモリバンクに順次に連続するアドレス
が割り当てられる。これらのメモリバンクから連続する
アドレスのデータを読み出す場合には、1回の読出動作
で各バンクに順次にアクセスし、見かけ上、メモリの読
出速度を向上させる。
【0003】例えば、偶数アドレスが割り当てられたバ
ンク0と奇数アドレスが割り当てられたバンク1とを有
する2バンク構成のメモリシステムでは、連続するアド
レスのデータを読み出す場合、バンク0およびバンク1
が交互にアクセスされる。このとき、あるアドレスのデ
ータがバンク0から取り込まれる間に、次のアドレスが
バンク1に入力され、次のアドレスのデータがバンク1
から取り込まれる間に、その次のアドレスがバンク0に
入力される。この結果、バンク0およびバンク1のデー
タが連続的に読み出される。したがって、アドレスが連
続するデータのアクセス時間は、アドレスが連続しない
データのアクセス時間と比較して略半分となり、見かけ
上のアクセス速度が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インタリーブ方式のメモリシステムにあっては、各バン
クにアドレス順にデータを書き込む場合には、それぞれ
のメモリの書き込みのための十分な時間が得られないた
め、読出時のように各バンクを連続的にアクセスするこ
とができず、書込速度を向上させることができなかっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉複数のメモリバンクと、上記複数のメモリバ
ンクをアクセスするためのアドレスを出力する制御部
と、上記制御部により出力されたアドレスを入力し、上
記制御部と協働して上記複数のメモリバンクを制御する
バスコントローラと、上記複数のメモリバンクのそれぞ
れに対応して設けられ、上記バスコントローラの制御信
号に基づいて上記メモリバンクに入力されるアドレスを
一時的に保持するアドレス保持回路と、上記複数のメモ
リバンクのそれぞれに対応して設けられ、上記バスコン
トローラの制御信号に基づいて上記メモリバンクに入力
されるデータを一時的に保持するデータ保持回路とを備
えたことを特徴とするメモリシステム。
【0006】〈構成2〉複数のメモリバンクと、上記複
数のメモリバンクをアクセスするためのアドレスを出力
する制御部と、上記制御部により出力されたアドレスを
入力し、上記制御部と協働して上記複数のメモリバンク
を制御するバスコントローラと、上記複数のメモリバン
クのうち奇数アドレスが割り当てられたメモリバンクに
対応して設けられ、上記バスコントローラの制御信号に
基づいて上記メモリバンクに入力されるアドレスを一時
的に保持するアドレス保持回路と、上記複数のメモリバ
ンクのそれぞれに対応して設けられ、上記バスコントロ
ーラの制御信号に基づいて上記メモリバンクに入力され
るデータを一時的に保持するデータ保持回路とを備えた
ことを特徴とするメモリシステム。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は本発明に係る具体例1のメモリシステム
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、こ
のメモリシステムは、バンク0を構成するDRAM(dy
namic random access memory)11およびバンク1を構
成するDRAM31を有する2バンク構成のインタリー
ブ方式のメモリシステムである。
【0008】DRAM11およびDRAM31は、とも
に32ビット構成のDRAMであり、CPU(central
processing unit )1およびバスコントローラ2により
制御される。DRAM11およびDRAM31には、後
述するように、1ワード単位の連続するアドレスが交互
に割り当てられており、DRAM11には、偶数アドレ
スが割り当てられ、DRAM31には、奇数アドレスが
割り当てられている。DRAM11およびDRAM31
の単体のアドレスは、A22〜A3の20ビットで表さ
れる。
【0009】CPU1は、いわゆる32ビットCPUで
あり、アドレスバス4を通してDRAM11およびDR
AM31にアドレスを出力し、該当するアドレスのデー
タをデータバス5を通してDRAM11およびDRAM
31と授受する。データバス5は、CPU1に接続され
るとともに、後述するデータラッチユニット13および
データラッチユニット33にそれぞれ接続されている。
【0010】アドレスバス4は、32本のアドレス信号
線A0〜A31および10本のアドレス信号線RA0〜
9により構成される。アドレス信号線A0〜A31は、
CPU1に接続されるとともに、バスコントローラ2に
接続され、さらにA3〜A22の20本のアドレス信号
線が分岐点P1で分岐されてマルチプレクサ3の入力端
子に接続されている。アドレス信号線RA0〜RA9
は、マルチプレクサ3の出力端子に接続されるととも
に、後述するアドレスラッチユニット12およびアドレ
スラッチユニット32に接続されている。
【0011】CPU1は、アドレス信号線A13〜A2
2にDRAM11およびDRAM31のロウアドレスを
出力するとともに、アドレス信号線A3〜A12にDR
AM11およびDRAM31のカラムアドレスを出力す
る。また、CPU1は、アドレス信号線A2にバンク切
換信号を出力し、アドレス信号線A0およびA1にDR
AM11およびDRAM31の1ワードが4バイトのデ
ータをバイト単位でアクセスするための信号を出力す
る。マルチプレクサ3は、入力端子を通して入力された
ロウアドレスおよびカラムアドレスを選択的に切り換え
てDRAM11およびDRAM31に出力する。
【0012】CPU1は、コントロールバス6を介して
バスコントローラ2と接続されており、バスコントロー
ラ2との間で各種の制御信号を授受する。CPU1から
バスコントローラ2には、 request 信号、 r/w信号お
よびburst 信号が出力される。request 信号は、外部に
対するアクセスの要求を表す負論理の信号である。r/w
信号は、request 信号とともに用いられ、H(high)レ
ベルのとき、外部からデータを読み込む動作を表し、L
(low )レベルのとき、外部にデータを書き込む動作を
表す。burst 信号は、連続するアドレスのデータのアク
セスを表す負論理の信号である。バスコントローラ2か
らCPU1には、ready信号が出力される。ready信号
は、データバス5上のデータが有効であることを表す負
論理の信号である。
【0013】バスコントローラ2は、アドレス信号線A
0〜A22を通して入力されたアドレス信号線をデコー
ドし、コントロールバス6を介して授受される制御信号
に基づいてDRAM11、アドレスラッチユニット1
2、データラッチユニット13、DRAM31、アドレ
スラッチユニット32およびデータラッチユニット33
を制御する。
【0014】バスコントローラ2は、RAS(row addr
ess strobe)信号線20を介してDRAM11およびD
RAM31に接続されるとともに、CAS(column add
ressstrobe )信号線群21を介してDRAM11に接
続され、CAS信号線群41を介してDRAM31に接
続されている。CAS信号線群21は、4本のCAS0
信号線からなり、DRAM11の図示しないメモリセル
アレーの32ビット(1ワード)のデータに対応し、各
CAS信号線は、それぞれ8ビットのデータに対応す
る。CAS信号線群41は、CAS信号線群21と同様
の構成であり、4本のCAS1信号線からなる。バスコ
ントローラ2は、CAS信号線群21の各CAS0信号
を選択的にアサートすることによりDRAM11にバイ
ト単位にアクセスするとともに、CAS信号線群41の
各CAS1信号を選択的にアサートすることによりDR
AM31にバイト単位にアクセスすることができる。
【0015】バスコントローラ2は、アドレスラッチ信
号線22を通してアドレスラッチユニット12に負論理
のAL0信号を出力するとともに、アドレスラッチ信号
線42を通してアドレスラッチユニット32に負論理の
AL1信号を出力する。バスコントローラ2は、データ
ラッチ信号線23を通してデータラッチユニット13に
負論理のDL0信号を出力するとともに、データラッチ
信号線43を通してデータラッチユニット33に負論理
のDL1信号を出力する。
【0016】アドレスラッチユニット12は、アドレス
信号線RA0〜RA9を通してDRAM11に入力され
るアドレスを一時的に保持するものであり、複数の透過
性のラッチ回路を有する。各ラッチ回路は、アドレスラ
ッチ信号線22のAL0信号がネゲート状態(Hレベ
ル)の場合には、入力されたアドレスをそのまま出力
し、AL0信号がアサートされた場合には、入力端の最
新のアドレスを出力端に保持する。アドレスラッチユニ
ット32は、アドレスラッチユニット12と同様の構成
であり、アドレス信号線RA0〜RA9を通してDRA
M31に入力されるアドレスを一時的に保持する。アド
レスラッチユニット32は、アドレスラッチ信号線22
のAL0信号がネゲート状態(Hレベル)の場合には、
入力されたアドレスをそのまま出力し、AL0信号がア
サートされた場合には、入力端の最新のアドレスを出力
端に保持する。
【0017】データラッチユニット13は、アドレスラ
ッチユニット12と同様の構成であり、データバス5を
通してDRAM11に入力されるデータを一時的に保持
する。データラッチユニット13は、データラッチ信号
線23のDL0信号がネゲート状態の場合には、入力さ
れたデータをそのまま出力し、DL0信号がアサートさ
れた場合には、入力端の最新のデータを出力端に保持す
る。
【0018】データラッチユニット33は、データラッ
チユニット13と同様の構成であり、データバス5を通
してDRAM31に入力されるデータを一時的に保持す
る。データラッチユニット33は、データラッチ信号線
43のDL1信号がネゲート状態の場合には、入力され
たアドレスをそのまま出力し、DL1信号がアサートさ
れた場合には、入力端の最新のアドレスを出力端に保持
する。
【0019】DRAM11は、RAS信号線20のRA
S信号がアサートされた場合、アドレス信号線RA0〜
RA9上のロウアドレスをアドレスラッチユニット12
を介して入力し、CAS信号線群21のCAS0信号が
アサートされた場合、アドレス信号線RA0〜RA9上
のカラムアドレスをアドレスラッチユニット12を介し
て入力し、対応する図示しないメモリセルを選択する。
DRAM11は、メモリ読出サイクルの場合には、選択
されたメモリセルからデータを読み出し、データラッチ
ユニット13を介してデータバス5に出力し、メモリ書
込サイクルの場合には、データラッチユニット13によ
り出力されたデータを取り込み、選択されたメモリセル
にデータを書き込む。
【0020】同様に、DRAM31は、RAS信号線2
0のRAS信号がアサートされた場合、アドレス信号線
RA0〜RA9上のロウアドレスをアドレスラッチユニ
ット32を介して入力し、CAS信号線群41のCAS
1信号がアサートされた場合、アドレス信号線RA0〜
RA9上のカラムアドレスをアドレスラッチユニット3
2を介して入力し、対応する図示しないメモリセルを選
択する。DRAM31は、メモリ読出サイクルの場合に
は、選択されたメモリセルからデータを読み出し、デー
タラッチユニット33を介してデータバス5に出力し、
メモリ書込サイクルの場合には、データラッチユニット
33により出力されたデータを取り込み、選択されたメ
モリセルにデータを書き込む。
【0021】図2は図1に示されたメモリシステムのア
ドレスを説明する説明図である。図2に示すように、C
PU1から出力される偶数のアドレスA22〜A0をN
で表し、その下位4ビットA3〜A0を0000B(B
は2進数表現)で表すものとする。前述のように、A
1、A0の下位2ビットは、1ワードのデータをバイト
単位で指定するために使用される。また、A2は、バン
ク切換に使用され、A2が0のときには、DRAM11
(バンク0)が選択され、A2が1のときには、DRA
M31(バンク1)が選択される。
【0022】DRAM11およびDRAM31の単体の
1ワード単位のアドレスは、A3以上のアドレス、A2
2〜A3により表されるが、バンク切換のA2によりイ
ンタリーブされる、すなわち連続的なアドレスが割り当
てられる。したがって、CPU1により出力されるアド
レスを1ワード毎に表すと、アドレスNの次のアドレス
は(N+4)、その次のアドレスは(N+8)で表され
る。
【0023】〈動作〉図3は図1に示された具体例1の
メモリシステムのメモリ書込動作を示すタイミングチャ
ートである。各信号は、clock 信号の立ち上がりに同期
して動作するものとする。アドレスバスは、アドレスバ
ス4上のアドレスを、データバスは、データバス5上の
データを表す。
【0024】また、アドレス−バンク0側は、アドレス
ラッチユニット12の出力を、アドレスバス−バンク1
側は、アドレスラッチユニット32の出力を表し、デー
タ−バンク0側は、データラッチユニット13の出力
を、データ−バンク1側は、データラッチユニット33
の出力を表す。
【0025】まず、期間S0において、CPU1によ
り、アドレスN(N ADDRESS)およびこのアド
レスNに対応するデータN(N DATA)がそれぞれ
アドレスバス4およびデータバス5に出力されるととも
に、request 信号、r/w信号およびburst 信号がアサー
トされる。バスコントローラ2では、これらの信号を受
けて、RAS信号がアサートされる。期間S1におい
て、バスコントローラ2によりready 信号がアサートさ
れ、CPU1に対し、書込が完了した旨が通知される。
【0026】期間S2において、CPU1により、次の
アドレス(N+4)およびデータ(N+4)がそれぞれ
アドレスバス4およびデータバス5に出力される。ま
た、バスコントローラ2により、CAS0信号、AL0
信号およびDL0信号がアサートされる。なお、ready
信号はアサート状態に保持される。この結果、アドレス
ラッチユニット12によりアドレスNが保持されるとと
もに、データラッチユニット13によりデータNが保持
される。このため、DRAM11では、書込のための十
分な時間が得られ、アドレスNおよびデータNがラッチ
されて、アドレスNにデータNが書き込まれる。
【0027】期間S3において、CPU1により次のア
ドレス(N+8)およびデータ(N+8)がそれぞれア
ドレスバス4およびデータバス5に出力される。また、
バスコントローラ2では、CAS0信号、AL0信号お
よびDL0信号がネゲートされるとともに、CAS1信
号、AL1信号およびDL1信号がアサートされる。な
お、ready 信号はアサート状態に保持される。この結
果、アドレスラッチユニット32によりアドレス(N+
4)が保持されるとともに、データラッチユニット33
によりデータ(N+4)が保持される。このため、DR
AM31では、書込のための十分な時間が得られ、アド
レス(N+4)およびデータ(N+4)がラッチされ
て、アドレス(N+4)にデータ(N+4)が書き込ま
れる。
【0028】期間S4において、CPU1により次のア
ドレス(N+12)およびデータ(N+12)がそれぞ
れアドレスバス4およびデータバス5に出力される。ま
た、バスコントローラ2では、CAS1信号、AL1信
号およびDL1信号がネゲートされるとともに、CAS
0信号、AL0信号およびDL0信号がアサートされ
る。なお、 burst 信号はネゲートされ、ready 信号は
アサート状態に保持される。この結果、アドレスラッチ
ユニット12によりアドレス(N+8)が保持されると
ともに、データラッチユニット13によりデータ(N+
8)が保持される。このため、DRAM11では、書込
のための十分な時間が得られ、アドレス(N+8)およ
びデータ(N+8)がラッチされて、アドレス(N+
8)にデータ(N+8)が書き込まれる。
【0029】期間S5において、CPU1によりreques
t 信号およびr/w信号がネゲートされる。また、バスコ
ントローラ2では、CAS0信号、AL0信号およびD
L0信号がネゲートされるとともに、CAS1信号、A
L1信号およびDL1信号がアサートされる。また、バ
スコントローラ2によりready 信号がネゲートされる。
この結果、アドレスラッチユニット32によりアドレス
(N+12)が保持されるとともに、データラッチユニ
ット33によりデータ(N+12)が保持される。この
ため、DRAM31では、書込のための十分な時間が得
られ、アドレス(N+12)およびデータ(N+12)
がラッチされて、アドレス(N+12)にデータ(N+
12)が書き込まれる。期間S6において、バスコント
ローラ2によりCAS1信号、AL1信号およびDL1
信号がネゲートされ、処理を終了する。
【0030】ここで、具体例1のメモリシステムのメモ
リ書込動作と、アドレスラッチユニット12、データラ
ッチユニット13、アドレスラッチユニット32および
データラッチユニット33を有しない従来のメモリシス
テムのメモリ書込動作とを比較する。
【0031】図4は従来のメモリシステムのメモリ書込
動作を示すタイミングチャートである。図4から理解さ
れるように、従来のメモリシステムでは、アドレスが連
続するデータのメモリ書込動作は、DRAM11、31
の書込時間を確保するため、DRAM11、31の書込
速度に合わせて2クロック毎に1ワードのデータを書き
込んでいる。
【0032】これに対し、具体例1のメモリシステムで
は、図3から理解されるように、アドレスラッチユニッ
ト12およびデータラッチユニット13により偶数アド
レスおよびそのデータをそれぞれ保持するとともに、ア
ドレスラッチユニット32およびデータラッチユニット
33により奇数アドレスおよびそのデータをそれぞれ保
持することにより、それぞれDRAM11およびDRA
M31の十分な書込時間を確保することができるので、
1クロック毎に1ワードのデータを書き込むことができ
る。
【0033】また、従来のメモリシステムでは、1ワー
ドのデータの書込が終了しなければ、ready 信号をネゲ
ートし、CPU1により次のデータを出力することがで
きなかった。これに対し、具体例1のメモリシステムで
は、アドレスラッチユニット12およびデータラッチユ
ニット13、並びに、アドレスラッチユニット32およ
びデータラッチユニット33により、それぞれのアドレ
スおよびデータを保持することができるので、DRAM
11およびDRAM31の書込動作が終了しなくても、
バスコントローラ2によりready 信号をネゲートしてC
PU1を開放し、CPU1により次のアドレスおよびデ
ータを出力することができる。
【0034】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、DRAM11(バンク0)に入力されるアドレスお
よびデータをそれぞれアドレスラッチユニット12およ
びデータラッチユニット13により保持するとともに、
DRAM31(バンク1)に入力されるアドレスおよび
データをそれぞれ一時アドレスラッチユニット32およ
びデータラッチユニット33により一時的に保持する。
【0035】このため、連続するアドレスのデータを書
き込む場合には、偶数アドレスおよびそのデータを、ア
ドレスラッチユニット12およびデータラッチユニット
13により保持し、奇数アドレスおよびそのデータを、
アドレスラッチユニット32およびデータラッチユニッ
ト33により保持するので、CPU1により1クロック
毎にアドレスを変化させても、DRAM11およびDR
AM31の十分な書込時間を得ることができる。したが
って、連続するアドレスのデータを書き込む場合には、
アクセス時間を従来のメモリシステムの略半分にするこ
とができる。
【0036】また、連続しないアドレスのデータを書き
込む場合であっても、アドレスラッチユニット12およ
びデータラッチユニット13、並びに、アドレスラッチ
ユニット32およびデータラッチユニット33により、
それぞれのデータを保持することができるので、DRA
M11およびDRAM31の書込動作の終了を待たず
に、バスコントローラ2によりready 信号をアサート
し、CPU1を開放することができる。したがって、C
PU1では、次のアクセス動作に移行することができる
ので、メモリアクセス速度を向上させることができる。
【0037】《具体例2》 〈構成〉図5は本発明に係る具体例2のメモリシステム
の構成を示すブロック図である。図5に示すように、具
体例2のメモリシステムは、図1に示された具体例1の
メモリシステムからアドレスラッチユニット12を除い
たものである。したがって、アドレスラッチ信号線22
も無い。
【0038】図2から理解されるように、アドレスがN
から(N+4)に変化した場合、すなわち連続するアド
レスが偶数から奇数に変化した場合には、A3の値は同
じであるため、DRAM11およびDRAM31から見
れば、それぞれ同じアドレスが指定されていることにな
る。したがって、アドレスバス4のアドレスNが次のア
ドレス(N+4)に変化したとしても、DRAM11か
ら見れば、前のアドレスNが保持されていることにな
る。
【0039】〈動作〉図6は図5に示された具体例2の
メモリシステムの書込動作を示すタイミングチャートで
ある。まず、期間S0において、CPU1により、アド
レスN(N ADDRESS)およびこのアドレスNに
対応するデータN(N DATA)がそれぞれアドレス
バス4およびデータバス5に出力されるとともに、requ
est 信号、r/w信号およびburst 信号がアサートされ
る。バスコントローラ2では、これらの信号を受けて、
RAS信号がアサートされる。期間S1において、バス
コントローラ2によりready 信号がアサートされ、CP
U1に対し、書込が完了した旨が通知される。
【0040】期間S2において、CPU1により、次の
アドレス(N+4)およびデータ(N+4)がそれぞれ
アドレスバス4およびデータバス5に出力される。ま
た、バスコントローラ2により、CAS0信号およびD
L0信号がアサートされる。なお、ready 信号はアサー
ト状態に保持される。この結果、データラッチユニット
13によりデータNが保持される。このとき、アドレス
はNからN(N+4)に変化するが、DRAM11から
は、アドレスNと認識される。このため、DRAM11
では、書込のための十分な時間が得られ、アドレスNが
およびデータNがラッチされて、アドレスNにデータN
が書き込まれる。
【0041】期間S3において、CPU1により次のア
ドレス(N+8)およびデータ(N+8)がそれぞれア
ドレスバス4およびデータバス5に出力される。また、
バスコントローラ2では、CAS0信号およびDL0信
号がネゲートされるとともに、CAS1信号、AL1信
号およびDL1信号がアサートされる。なお、ready信
号はアサート状態に保持される。この結果、アドレスラ
ッチユニット32によりアドレス(N+4)が保持され
るとともに、データラッチユニット33によりデータ
(N+4)が保持される。このため、DRAM31で
は、書込のための十分な時間が得られ、アドレス(N+
4)およびデータ(N+4)がラッチされて、アドレス
(N+4)にデータ(N+4)が書き込まれる。
【0042】期間S4において、CPU1により次のア
ドレス(N+12)およびデータ(N+12)がそれぞ
れアドレスバス4およびデータバス5に出力される。ま
た、バスコントローラ2では、CAS1信号、AL1信
号およびDL1信号がネゲートされるとともに、CAS
0信号およびDL0信号がアサートされる。なお、 bur
st 信号はネゲートされ、ready 信号はアサート状態に
保持される。この結果、データラッチユニット13によ
りデータ(N+8)が保持される。このとき、アドレス
は(N+8)から(N+12)に変化するが、DRAM
11からは、アドレス(N+8)と認識される。このた
め、DRAM11では、書込のための十分な時間が得ら
れ、アドレス(N+8)がおよびデータ(N+8)がラ
ッチされて、アドレス(N+8)にデータ(N+8)が
書き込まれる。
【0043】期間S5において、CPU1によりreques
t 信号およびr/w信号がネゲートされる。また、バスコ
ントローラ2では、CAS0信号およびDL0信号がネ
ゲートされるとともに、CAS1信号、AL1信号およ
びDL1信号がアサートされる。また、バスコントロー
ラ2によりready 信号がネゲートされる。この結果、ア
ドレスラッチユニット32によりアドレス(N+12)
が保持されるとともに、データラッチユニット33によ
りデータ(N+12)が保持される。このため、DRA
M33では、書込のための十分な時間が得られ、アドレ
ス(N+12)およびデータ(N+12)がラッチされ
て、アドレス(N+12)にデータ(N+12)が書き
込まれる。期間S6において、バスコントローラ2によ
りCAS1信号、AL1信号およびDL1信号がネゲー
トされ、処理を終了する。
【0044】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、具体例1のメモリシステムからアドレスラッチユニ
ット12を除いても、具体例1と同様に、連続するアド
レスのメモリ書込動作を従来のメモリシステムの略半分
に短縮することができる。したがって、具体例1のメモ
リシステムよりも、低コストなメモリシステムを構成す
ることができる。
【0045】なお、上記各具体例では、メモリシステム
を2バンク構成としたが、バンク数はこれに限るもので
はない、例えば、4バンク構成のメモリシステムの場合
には、アドレス信号線A3、A2にバンク切換信号を割
り当てればよい。
【0046】また、上記各具体例では、メモリとしてD
RAMを用いるように構成しているが、メモリはDRA
Mに限るものではなく、例えばSRAM(static rando
m access memory )やEPROM(erasable programma
ble read only memory)にも適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る具体例1のメモリシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示された具体例1のメモリシステムのメ
モリ書込動作を示すタイミングチャートである。
【図3】図1に示されたメモリシステムのアドレスを説
明する説明図である。
【図4】従来のメモリシステムのメモリ書込動作を示す
タイミングチャートである。
【図5】本発明に係る具体例2のメモリシステムの構成
を示すブロック図である。
【図6】図5に示された具体例2のメモリシステムのメ
モリ書込動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 バスコントローラ 3 マルチプレクサ 4 アドレスバス 5 データバス 6 コントロールバス 11、31 DRAM 12、32 アドレスラッチユニット 13、33 データラッチユニット 20 RAS信号線 21、41 CAS信号線群 22、42 アドレスラッチ信号線 23、43 データラッチ信号線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリバンクと、 前記複数のメモリバンクをアクセスするためのアドレス
    を出力する制御部と、 前記制御部により出力されたアドレスを入力し、前記制
    御部と協働して前記複数のメモリバンクを制御するバス
    コントローラと、 前記複数のメモリバンクのそれぞれに対応して設けら
    れ、前記バスコントローラの制御信号に基づいて前記メ
    モリバンクに入力されるアドレスを一時的に保持するア
    ドレス保持回路と、 前記複数のメモリバンクのそれぞれに対応して設けら
    れ、前記バスコントローラの制御信号に基づいて前記メ
    モリバンクに入力されるデータを一時的に保持するデー
    タ保持回路とを備えたことを特徴とするメモリシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数のメモリバンクと、 前記複数のメモリバンクをアクセスするためのアドレス
    を出力する制御部と、 前記制御部により出力されたアドレスを入力し、前記制
    御部と協働して前記複数のメモリバンクを制御するバス
    コントローラと、 前記複数のメモリバンクのうち奇数アドレスが割り当て
    られたメモリバンクに対応して設けられ、前記バスコン
    トローラの制御信号に基づいて前記メモリバンクに入力
    されるアドレスを一時的に保持するアドレス保持回路
    と、 前記複数のメモリバンクのそれぞれに対応して設けら
    れ、前記バスコントローラの制御信号に基づいて前記メ
    モリバンクに入力されるデータを一時的に保持するデー
    タ保持回路とを備えたことを特徴とするメモリシステ
    ム。
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