JPH11203196A - メモリシステム - Google Patents

メモリシステム

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JPH11203196A
JPH11203196A JP10017850A JP1785098A JPH11203196A JP H11203196 A JPH11203196 A JP H11203196A JP 10017850 A JP10017850 A JP 10017850A JP 1785098 A JP1785098 A JP 1785098A JP H11203196 A JPH11203196 A JP H11203196A
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Takashi Kobayashi
小林  隆
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 CPU1の1回のメモリ読出動作に基づ
いてROM10〜13から出力されたデータをそれぞれ
データラッチユニット20〜23に保持する。CPU1
では、データラッチユニット20〜23から順次にデー
タを取り込むとともに、次のメモリ読出動作のためのア
ドレスを出力するように構成する。 【効果】 連続するアドレスのデータをROM10〜1
3から順次に繰り返し読み出す動作を高速化することが
できるとともに、ROM10〜13の連続するアドレス
の間に外部のデバイスのアドレスが挿入されている場
合、外部のデバイスのアクセス終了後の残りのデータの
読出動作を高速化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続するアドレス
が順次に割り当てられた複数のメモリバンクを有するイ
ンタリーブ方式のメモリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速のメモリ読出動作を実現する
メモリシステムとして、インタリーブ方式のメモリシス
テムが知られている。インタリーブ方式のメモリシステ
ムでは、複数のメモリバンクに順次に連続するアドレス
が割り当てられる。これらのメモリバンクから連続する
アドレスのデータを読み出す場合には、1回の読出動作
で各バンクから順次にデータが読み出される。
【0003】例えば、バンク0〜3を有する4バンク構
成のメモリシステムでは、バンク0〜3に同一のアドレ
スを同時に入力し、各バンクのOE(output enable )
端子をバンク0、バンク1、バンク2、バンク3の順に
アサートすることで、連続するアドレスのデータが読み
出される。このため、アドレスが連続する場合のデータ
のアクセス時間は、アドレスが連続しないデータのアク
セス時間と比較して1/4程度となり、見かけ上のアク
セス速度が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インタリーブ方式のメモリシステムにあっては、次のよ
うな解決すべき課題があった。バンク0〜3の4バンク
構成のメモリシステムでは、1回のメモリ読出動作のた
めにアドレスバスを介してバンク0〜3に出力されたア
ドレスは、最後のアドレスであるバンク3のデータの読
出動作が終了するまで、アドレスバス上に保持する必要
がある。このため、バンク3のデータを読み出してから
バンク0のデータを読み出す際には、アドレスがアドレ
スバスに出力されてから最初のアドレスであるバンク0
のデータが読み出されるまでのオーバーヘッド時間がか
かってしまう。したがって、連続するアドレスのデータ
をバンク0〜3から繰り返し読み出す場合には、バンク
3とバンク0との間でデータを連続的に読み出すことが
できなかった。
【0005】また、1回の読出動作により読出可能な連
続するアドレスの間に外部のデバイスのアドレスが挿入
されている場合、例えば、バンク0〜3の連続するアド
レスのうち、バンク2とバンク3との間に外部のデバイ
スのアドレスが挿入されている場合には、バンク3のデ
ータ読出動作は、次回のメモリ読出動作となるため、オ
ーバーヘッド時間がかかってしまう。このように、従来
のインタリーブ方式のメモリシステムにあっては、高速
メモリ読出動作が可能な利点を十分に生かすことができ
ない場合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉複数のメモリバンクと、上記複数のメモリバ
ンクをアクセスするためのアドレスを出力する制御部
と、上記制御部により出力されたアドレスを入力し、上
記制御部と協働して上記複数のメモリバンクを制御する
バスコントローラと、上記複数のメモリバンクのそれぞ
れに対応して設けられ、上記バスコントローラの制御信
号に基づいて上記メモリバンクから出力されたデータを
一時的に保持する複数のデータ保持回路とを備え、上記
制御部は、複数のメモリバンクから出力されたデータが
それぞれの対応するデータ保持回路に保持された場合、
それぞれのデータ保持回路から順次にデータを取り込む
とともに、次のメモリアクセスのためのアドレスを出力
することを特徴とするメモリシステム。
【0007】〈構成2〉構成1に記載のメモリシステム
において、上記バスコントローラは、上記複数のメモリ
バンクから順次に読み出し可能な連続するアドレスの間
に外部装置のアドレスが挿入されている場合、上記メモ
リバンクから出力されたデータを対応するデータ保持回
路に保持させ、上記制御部は、上記外部装置のデータア
クセス動作の終了後、後続する残りのアドレスのデータ
を対応する上記データ保持回路から取り込むことを特徴
とするメモリシステム。
【0008】〈構成3〉構成1に記載のメモリシステム
において、上記バスコントローラは、上記制御部により
出力されたアドレスが上記複数のメモリバンクのメモリ
領域に含まれるか否かを判別する判別部と、上記判別部
により上記複数のメモリバンクのメモリ領域に含まれる
と判別された前回および今回のアドレスの一部を比較す
る比較部とを有し、上記比較部により比較された前回お
よび今回のアドレスの一部が一致しない場合、今回のア
ドレスに基づいて上記メモリバンクから出力されたデー
タを対応するデータ保持回路に新たに保持させることを
特徴とするメモリシステム。
【0009】〈構成4〉それぞれページ単位のアドレス
を表す上位アドレスに対し、ページ内の下位アドレスの
み変化させて高速メモリ読出動作を実行するページモー
ドを有する複数のROM(read only memory)バンク
と、上記複数のROMバンクをアクセスするためのアド
レスを出力する制御部と、上記制御部により出力された
アドレスを入力し、上記制御部と協働して上記複数のメ
モリバンクを制御するバスコントローラと、上記バスコ
ントローラの制御信号に基づいて上記複数のROMバン
クに入力される上記上位アドレスを一時的に保持する上
位アドレス保持回路とを備え、上記バスコントローラ
は、上記複数のメモリバンクから順次に読み出し可能な
連続するアドレスの間に外部装置のアドレスが挿入され
ている場合、上記上位アドレス保持回路に上記上位アド
レスを保持させ、上記制御部は、上記外部装置のデータ
アクセス動作の終了後、残りのアドレスに対応するデー
タを上記下位アドレスのみ変化させてアクセスすること
を特徴とするメモリシステム。
【0010】〈構成5〉構成4に記載のメモリシステム
おいて、上記複数のROMバンクのそれぞれに対応して
設けられ、上記バスコントローラの制御信号に基づいて
上記ROMバンクから出力されたデータを一時的に保持
する複数のデータ保持回路を備え、上記制御部は、上記
複数のデータ保持回路のそれぞれに対応するROMバン
クから出力されたデータが保持された場合、それぞれの
データ保持回路から順次にデータを取り込むとともに、
次のメモリアクセスのためのアドレスを出力することを
特徴とするメモリシステム。
【0011】〈構成6〉構成4に記載のメモリシステム
において、上記バスコントローラは、上記制御部により
出力されたアドレスが上記複数のROMバンクのメモリ
領域に含まれるか否かを判別する判別部と、上記判別部
により上記アドレスが上記複数のメモリバンクのメモリ
領域に含まれると判別された前回および今回の上位アド
レスを比較する比較部とを有し、上記比較部により比較
された前回および今回の上位アドレスが一致しない場
合、上記上位アドレス保持回路に今回の上位アドレスを
新たに保持することを特徴とするメモリシステム。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は本発明に係る具体例1のメモリシステム
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、こ
のメモリシステムは、バンク0を構成するROM(read
only memory)10、バンク1を構成するROM11、
バンク2を構成するROM12およびバンク3を構成す
るROM13を有する4バンク構成のインタリーブ方式
のメモリシステムである。
【0013】ROM10〜13は、32ビット構成のR
OMであり、 CPU(central processing unit )1
およびバスコントローラ2により制御される。ROM1
0〜13には、後述するように、A21〜A2の20ビ
ットで表される1ワード単位の連続するアドレスが、バ
ンク0、バンク1、バンク2、バンク3の順に順次に割
り当てられている。CPU1は、いわゆる32ビットC
PUであり、アドレスバス3およびデータバス4を介し
てROM10〜13に接続されており、アドレスバス3
を介してROM10〜13にアドレスを出力し、データ
バス4を介してROM10〜13からデータを読み出
す。
【0014】データバス4は、32ビットのバス幅を有
し、CPU1に接続されるとともに、後述するデータラ
ッチユニット20〜23に接続されている。また、デー
タバス4は、例えばRAM(random access memory)、
I/O装置等の図示しない外部のデバイスに接続されて
いる。
【0015】アドレスバス3は、32本のアドレス信号
線A31〜A0からなり、CPU1に接続されるととも
に、バスコントローラ2に接続され、さらにA31〜A
0のうち18本のアドレス信号線A21〜A4が分岐点
P1で分岐されてROM10〜13に接続されている。
また、アドレスバス3は、例えばRAM(random acces
s memory)、I/O装置等の図示しない外部のデバイス
に接続されている。
【0016】CPU1は、アドレス信号線A21〜A4
にROM10〜13の1ワード(32ビット)単位のア
ドレスを出力し、アドレス信号線A3、A2にバンク切
換信号を出力し、アドレス信号線A1、A0にROM1
0〜13の1ワードのデータをバイト単位でアクセスす
るための信号を出力する。
【0017】また、CPU1は、コントロールバス5を
介してバスコントローラ2と接続されており、バスコン
トローラ2との間で各種の制御信号を授受する。CPU
1からバスコントローラ2には、request 信号、r/w信
号およびburst信号が出力される。request 信号は、外
部に対するアクセスの要求を表す負論理の信号である。
r/w信号は、request 信号とともに用いられ、H(hig
h)レベルのとき、外部からデータを読み出す動作を表
し、L(low )レベルのとき、外部にデータを書き込む
動作を表す。burst 信号は、連続するアドレスのデータ
アクセスを表す負論理の信号である。バスコントローラ
2からCPU1には、ready信号が出力される。ready信
号は、データバス4上のデータが有効であることを表す
負論理の信号である。
【0018】バスコントローラ2は、アドレス信号線A
31〜A0を通して入力されたアドレス信号線をデコー
ドし、コントロールバス5を介して授受される制御信号
に基づいてROM10〜13、データラッチユニット2
0〜23および図示しない外部のデバイスを制御する。
【0019】バスコントローラ2は、CE(chip enabl
e )信号線30を介してROM10〜13のそれぞれの
CE端子に接続され、CE信号線30を通してROM1
0〜13に負論理のrombnk信号を同時に出力する。RO
M10〜13は、CE信号線30のrombnk信号がアサー
トされた場合に活性化され、それぞれアドレスバス3上
のアドレスを入力し、入力されたアドレスに該当するデ
ータを読み出し、それぞれ後述するデータラッチユニッ
ト20〜23に出力する。
【0020】バスコントローラ2は、データラッチ信号
線40を通して負論理のidlt信号をデータラッチユニッ
ト20〜23に出力する。また、バスコントローラ2
は、データ出力信号線50を通して負論理のic0 信号を
データラッチユニット20に出力し、データ出力信号線
51を通して負論理のic1 信号をデータラッチユニット
21に出力し、データ出力信号線52を通して負論理の
ic2 信号をデータラッチユニット22に出力し、データ
出力信号線53を通して負論理のic3 信号をデータラッ
チユニット23に出力する。
【0021】データラッチユニット20は、ROM10
から出力されたデータを保持するものであり、複数のラ
ッチ回路を有する。ラッチ回路は、H(high)レベルで
入力データをスルー出力し、L(low)レベルで入力デ
ータを保持するDラッチからなり、データラッチ信号線
40のidlt信号がネゲート状態の場合には、入力された
データをそのまま出力し、idlt信号がアサートされた場
合には、入力端の最新のデータを保持する。データラッ
チユニット20は、データ出力信号線50のic0 信号が
ネゲート状態の場合には、ラッチ回路の出力端のデータ
を内部に保持し、ic0 信号がアサートされた場合、ラッ
チ回路の出力端のデータをデータバス4に出力する。
【0022】データラッチユニット21〜23は、デー
タラッチユニット20と同様の構成であり、それぞれid
lt信号がアサートされた場合、それぞれROM11〜1
3から出力された最新のデータをラッチ回路により保持
し、データ出力信号線51のic1 信号、データ出力信号
線52のic2 信号およびデータ出力信号線53のic3信
号がアサートされた場合、前記ラッチ回路の出力端のデ
ータをデータバス4に出力する。
【0023】図2は図1に示された具体例1のメモリシ
ステムのアドレスを説明する説明図である。図2に示す
ように、CPU1から出力される偶数のアドレスA21
〜A0をNで表し、その下位5ビットA4〜A0を00
000B(Bは2進数表現)で表すものとする。前述の
ように、A1、A0の下位2ビットは、1ワードのデー
タをバイト単位で指定するために使用される。A3、A
2は、バンク切換信号に使用される。A3、A2が00
Bのときには、ROM10(バンク0)が選択され、A
3、A2が01Bのときには、ROM11(バンク1)
が選択され、A3、A2が10Bのときには、ROM1
2(バンク2)が選択され、A3、A2が11Bのとき
には、ROM13(バンク3)が選択される。
【0024】ROM10〜13の単体の1ワード単位の
アドレスは、A4以上のアドレス、A21〜A4により
表されるが、バンク切換のためのA3、A2によりイン
タリーブされる、すなわち連続的なアドレスが割り当て
られる。したがって、CPU1により出力されるアドレ
スA21〜A0を1ワード毎に表すと、アドレスNの次
のアドレスは(N+4)、その次のアドレスは(N+
8)のように表される。
【0025】〈動作〉図3は図1および図2に示された
具体例1のメモリシステムのメモリ読出動作の一例を示
すタイミングチャートである。この例では、1ワード単
位に連続するアドレスのデータを、ROM10〜13
(バンク0〜3)から順次に繰り返し読み出す場合の動
作について説明する。図中、データバスは、CPU1と
データラッチユニット20〜23との間のデータバス4
上のデータを表し、データラッチ20〜23は、データ
ラッチユニット20〜23のそれぞれのラッチ回路の出
力端に保持されたデータを表すものとする。なお、デー
タラッチ信号線40のidlt信号を例外として、各信号
は、clock 信号の立ち上がりに同期して動作するものと
する。
【0026】まず、期間S0において、CPU1によ
り、アドレスN(N ADDRESS)がアドレスバス
3に出力されるとともに、request 信号およびburst 信
号がアサートされる。なお、r/w信号は読出動作を表す
ネゲート状態に保持される。一方、バスコントローラ2
では、request 信号、burst 信号およびr/w信号に基づ
いてアクセスモードが選択され、rombnk信号がアサート
され、ROM10〜13では、rombnk信号のアサートタ
イミングに同期してアドレスバス3に出力されたアドレ
スが入力される。
【0027】期間S1、期間S2を経て、期間S3にお
いて、ROM10〜13から、入力されたアドレスNに
対応するデータN、(N+4)、(N+8)および(N
+12)が、それぞれデータラッチユニット20、2
1、22および23に出力される。一方、バスコントロ
ーラ2によりready 信号がアサートされ、CPU1に対
し、データバス4上のデータが有効である旨が通知され
る。同時に、バスコントローラ2によりデータ出力信号
線50のic0 信号がアサートされて、データラッチユニ
ット20では、ラッチ回路に入力されて出力されたデー
タNがデータバス4に出力される。次いで、データラッ
チ信号線40のidlt信号がアサートされ、データラッチ
ユニット20のラッチ回路にデータNが保持され、デー
タラッチユニット21のラッチ回路にデータ(N+4)
が保持され、データラッチユニット22のラッチ回路に
データ(N+8)が保持され、データラッチユニット2
3のラッチ回路にデータ(N+12)が保持される。
【0028】期間S4において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータN
が取り込まれる。同時に、データラッチユニット20〜
23にそれぞれのデータN、(N+4)、(N+8)お
よび(N+12)が保持されたので、ROM10〜13
のアドレスNに対応するメモリ読出動作を開放すること
ができ、CPU1によりアドレス(N+16)がアドレ
スバス3に出力され、次のメモリ読出動作が開始され
る。一方、バスコントローラ2により、データ出力信号
線50のic0 信号がネゲートされるとともに、データ出
力信号線51のic1 信号がアサートされ、データラッチ
ユニット21のラッチ回路に保持されたデータ(N+
4)がデータバス4に出力される。
【0029】期間S5において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+4)が取り込まれる。一方、バスコントローラ2
により、データ出力信号線51のic1 信号がネゲートさ
れるとともに、データ出力信号線52のic2 信号がアサ
ートされ、データラッチユニット22のラッチ回路に保
持されたデータ(N+8)がデータバス4に出力され
る。期間S6において、CPU1によりclock 信号の立
ち上がりに同期してデータバス4上のデータ(N+8)
が取り込まれる。一方、バスコントローラ2により、デ
ータ出力信号線52のic2 信号がネゲートされるととも
に、データ出力信号線53のic3 信号がアサートされ、
データラッチユニット23のラッチ回路に保持されたデ
ータ(N+12)がデータバス4に出力される。
【0030】期間S7において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+12)が取り込まれる。同時に、ROM10〜1
3からアドレス(N+16)に対応するデータ(N+1
6)、(N+20)、(N+24)および(N+28)
が、それぞれデータラッチユニット20、21、22お
よび23に出力される。一方、バスコントローラ2によ
りデータラッチ信号線40のidlt信号がネゲートされ、
データラッチユニット20〜23のそれぞれのラッチ回
路の保持状態が解除され、次いで、データ出力信号線5
3のic3 信号がネゲートされる。
【0031】同時に、バスコントローラ2によりデータ
出力信号線50のic0 信号がアサートされて、データラ
ッチユニット20では、ラッチ回路に入力されて出力さ
れたデータ(N+16)がデータバス4に出力される。
次いで、バスコントローラ2によりデータラッチ信号線
40のidlt信号が再びアサートされ、データラッチユニ
ット20のラッチ回路にデータ(N+16)が保持さ
れ、データラッチユニット21のラッチ回路にデータ
(N+20)が保持され、データラッチユニット22の
ラッチ回路にデータ(N+24)が保持され、データラ
ッチユニット23のラッチ回路にデータ(N+28)が
保持される。
【0032】期間S8において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+16)が取り込まれる。同時に、CPU1により
次のアドレス(N+24)がアドレスバス3に出力され
るが、A4以上のアドレスは同じなので、ROM10〜
13のそれぞれのアドレスには変化はない。一方、バス
コントローラ2により、データ出力信号線50のic0 信
号がネゲートされるとともに、データ出力信号線51の
ic1 信号がアサートされ、データラッチユニット21の
ラッチ回路に保持されたデータ(N+20)がデータバ
ス4に出力される。
【0033】期間S9において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+20)が取り込まれる。一方、バスコントローラ
2により、データ出力信号線51のic1 信号がネゲート
されるとともに、データ出力信号線52のic2 信号がア
サートされ、データラッチユニット22のラッチ回路に
保持されたデータ(N+24)がデータバス4に出力さ
れる。
【0034】期間S10において、CPU1によりcloc
k 信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+24)が取り込まれる。一方、バスコントローラ
2により、データ出力信号線52のic2 信号がネゲート
されるとともに、データ出力信号線53のic3 信号がア
サートされ、データラッチユニット23のラッチ回路に
保持されたデータ(N+28)がデータバス4に出力さ
れる。同時に、バスコントローラ2によりburst 信号が
ネゲートされる。
【0035】期間S11において、CPU1によりcloc
k 信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+24)が取り込まれ、request 信号がネゲートさ
れる。一方、バスコントローラ2により、ready 信号お
よびrombnk信号がネゲートされる。同時に、データ出力
信号線53のic3 信号がネゲートされ、データラッチ信
号線40のidlt信号がネゲートされ、データラッチユニ
ット20〜23のそれぞれのラッチ回路の保持動作が解
除され、処理を終了する。
【0036】ここで、図3に示された具体例1のメモリ
システムのメモリ読出動作と、データラッチユニット2
0〜23を有しない従来のメモリシステムのメモリ読出
動作とを比較する。
【0037】図4は従来のメモリシステムのメモリ読出
動作を示すタイミングチャートである。なお、バスコン
トローラ2は、ROM10〜13のOE(output enabl
e )端子とそれぞれ接続されており、図中に示されるOE
0 信号、OE1 信号、OE2 信号およびOE3 信号をアサート
することによりそれぞれROM10〜13のデータ出力
タイミングを制御するものとする。
【0038】図4から理解されるように、従来のメモリ
システムでは、CPU1は、期間S0でアドレスバス3
上に出力したアドレスNを、期間S6でROM13のデ
ータ(N+12)がデータバス4に出力されるまで、保
持する必要があった。このため、CPU1は、次のアド
レス(N+16)を期間S7で出力せざるを得ず、RO
M13からデータバス4にデータ(N+12)が出力さ
れてから、ROM10からデータバス4にデータ(N+
16)が出力される時間は、ROM10にアドレスバス
3にアドレスを出力してからデータバス4にデータが出
力されるまでのオーバーヘッド時間と一致していた。
【0039】これに対し、具体例1のメモリシステムで
は、図3から理解されるように、期間S3で、データラ
ッチユニット20〜23により、それぞれのROM10
〜13から出力されたデータを保持することで、CPU
1は、データラッチユニット20〜23からデータを取
り込むことができる。このため、CPU1によりROM
10〜13にアドレスNをアドレスバス3に出力し続け
る必要がなく、期間S4で、次のアドレス(N+16)
を出力し、次回のメモリ読出動作に移行することができ
る。この結果、期間S6および期間S7に示されるよう
に、データラッチユニット23からデータ(N+12)
がデータバス4に出力された次のクロックで、ROM1
0からデータ(N+16)がデータバス4に出力される
ことになる。
【0040】したがって、連続するアドレスのデータを
ROM10〜13から繰り返し読み出す場合であって
も、ROM13からデータバス4にデータが出力されて
から、ROM10からデータバス4にデータが出力され
る時間を短縮し、ROM10〜13の読出と同様にデー
タを連続的に読み出すことができる。
【0041】図5は図1および図2に示された具体例1
のメモリシステムのメモリ読出動作の他の例を示すタイ
ミングチャートである。この例では、ROM10〜13
(バンク0〜3)の連続するアドレスN〜(N+12)
に対し、(N+8)と(N+12)との間に、外部のデ
バイスのアドレスMが挿入されている場合の動作につい
て説明する。
【0042】期間S1〜期間S4は、図3に示された期
間S1〜期間S4の動作と同様なので、その説明を省略
する。期間S5において、CPU1によりclock 信号の
立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ(N+
4)が取り込まれる。一方、バスコントローラ2によ
り、データ出力信号線51のic1 信号がネゲートされる
とともに、データ出力信号線52のic2 信号がアサート
され、データラッチユニット22のラッチ回路に保持さ
れたデータ(N+8)がデータバス4に出力される。同
時に、アドレス(N+8)の次のアドレスが外部のデバ
イスのアドレスMなので、バスコントローラ2によりbu
rst 信号がネゲートされる。なお、データラッチ信号線
40のidlt信号はアサート状態に保持される。
【0043】期間S6において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+8)が取り込まれ、同時に、CPU1により外部
のデバイスのアドレスMがアドレスバス3に出力され
る。一方、バスコントローラ2により、ready 信号がネ
ゲートされ、CPU1に対し、データバス4上のデータ
が無効である旨が通知される。
【0044】期間S7において、外部のデバイスにより
アドレスMに対応するデータMがデータバス4に出力さ
れる。同時に、バスコントローラ2によりready 信号が
アサートされ、CPU1に対し、データバス4上のデー
タが有効である旨が通知される。
【0045】期間S8において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータM
が取り込まれ、同時に、アドレス(N+12)がアドレ
スバス3に出力され、アドレスNに対するデータ(N+
12)のアクセスが再開される。一方、バスコントロー
ラ2によりready 信号がネゲートされ、CPU1に対
し、データバス4上のデータが無効である旨が通知され
る。
【0046】期間S9において、バスコントローラ2に
よりready 信号がアサートされ、CPU1に対し、デー
タバス4上のデータが有効である旨が通知される。同時
に、バスコントローラ2によりデータ出力信号線53の
ic3 信号がアサートされ、データラッチユニット23の
ラッチ回路に保持されたデータ(N+12)がデータバ
ス4に出力される。
【0047】期間S10において、CPU1によりcloc
k 信号の立ち上がりに同期してデータバス4上のデータ
(N+4)が取り込まれ、同時にrequest 信号がネゲー
トされる。一方、バスコントローラ2により、ready 信
号およびrombnk信号がネゲートされ、さらに、データ出
力信号線53のic3 信号がアサートされ、データラッチ
信号線40のidlt信号がネゲートされ、データラッチユ
ニット20〜23のそれぞれのラッチ回路の保持状態が
解除され、処理を終了する。
【0048】ここで、図5に示された具体例1のメモリ
システムのメモリ読出動作と、データラッチユニット2
0〜23を有しない従来のメモリシステムのメモリ読出
動作とを比較する。
【0049】図6は従来のメモリシステムのメモリ読出
動作を示すタイミングチャートである。なお、バスコン
トローラ2は、ROM10〜13のOE(output enabl
e )端子とそれぞれ接続されており、図中に示されるOE
0 信号、OE1 信号、OE2 信号およびOE3 信号をアサート
することによりそれぞれROM10〜13のデータ出力
タイミングを制御するものとする。
【0050】図6から理解されるように、従来のメモリ
システムでは、期間S7で、外部のデバイスのデータM
がデータバス4に出力されてから、期間S8で、CPU
1により次のアドレス(N+12)をアドレスバス3に
出力し、ROM13からデータ(N+12)を読み出し
ていた。このため、アドレス(N+12)がアドレスバ
ス3に出力されてからROM13からデータ(N+1
2)が出力されるまでのオーバーヘッド時間を要してい
た。
【0051】これに対し、具体例1のメモリシステムで
は、図5から理解されるように、アクセス(N+8)の
終了後、アドレスMのアクセスが開始されても、データ
ラッチユニット20〜23にそれぞれのROM10〜1
3から出力されたデータを保持し続ける。このため、ア
ドレスMのアクセス終了後に、アドレス(N+12)の
アクセスを開始した際には、ROM13にアクセスする
ことなく、データラッチユニット23からデータを読み
出すことができるので、データを早く読み出すことがで
きる。したがって、メモリ読出動作を高速化することが
できる。
【0052】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、CPU1の1回のメモリ読出動作に基づいてROM
10〜13から出力されたそれぞれのデータをデータラ
ッチユニット20〜23に保持する。CPU1では、デ
ータラッチユニット20〜23から順次にデータを取り
込むとともに、次のメモリ読出動作のためのアドレスを
出力する。
【0053】このため、ROM10〜13の1回のメモ
リ読出動作を早く開放し、CPU1により次のアドレス
を出力し、次回のメモリ読出動作に早く移行することが
できる。したがって、連続するアドレスのデータをRO
M10〜13から繰り返し読み出す場合には、ROM1
3のデータがデータバス4に出力されてからROM10
のデータがデータバス4に出力されるまでの時間を短縮
し、ROM10〜13の読出と同様にデータを連続的に
読み出すことができる。
【0054】また、ROM10〜13の連続するアドレ
スの間に外部のデバイスのアドレスが挿入されている場
合、外部のデバイスのアクセスに移行しても、ROM1
0〜13から出力されたデータをそれぞれデータラッチ
ユニット20〜23により保持する。このため、外部の
デバイスのアクセス終了後、CPU1により残りのデー
タを取り込む際には、ROMにアクセスすることなく、
データラッチユニットからデータを取り込むことができ
るので、データを早く読み出すことができる。したがっ
て、インタリーブ方式の利点を生かし、さらに高速なメ
モリ読出動作を行うことができるメモリシステムを提供
することができる。
【0055】《具体例2》 〈構成〉図7は本発明に係る具体例2のメモリシステム
のバスコントローラ60の構成を示すブロック図であ
る。具体例2のメモリシステムは、図1に示された具体
例1のメモリシステムのバスコントローラ2をバスコン
トローラ60に置き換えたものである。図7に示すよう
に、バスコントローラ60は、アドレスラッチユニット
61、比較器62、シーケンサ63およびデコーダ64
を備えている。
【0056】アドレスバス3を構成するアドレス信号線
A31〜A0は、シーケンサ63およびデコーダ64に
接続されている。アドレス信号線A31〜A0のうちア
ドレス信号線A21〜A4は、分岐点P1で分岐され、
アドレスラッチユニット61に接続されるとともに、分
岐点P2で分岐され、比較器62に接続されている。ま
た、コントロールバス5を構成する複数の制御信号線
は、シーケンサ63に接続されている。
【0057】アドレスラッチユニット61および比較器
62には、アドレス信号線A21〜A4を通してワード
単位のアドレスが入力される。アドレスラッチユニット
61は、シーケンサ63から出力されるload信号がアサ
ートされた場合、入力端の最新のアドレスを保持し、比
較器62に出力する。比較器62は、アドレスラッチユ
ニット61の出力端のアドレスとアドレス信号線A21
〜A4を通して入力されたアドレスとを比較し、比較結
果を表すhit/miss信号をシーケンサ63に出力する。hi
t/miss信号は、比較結果が一致(ヒット)の場合にネゲ
ートされ、比較結果が不一致(ミス)の場合にアサート
される。
【0058】シーケンサ63は、CPU1から出力され
たrequest 信号、r/w信号およびburst 信号に基づいて
メモリアクセスモードを選択し、選択されたアクセスモ
ード、hit/miss信号およびアドレス信号線A21〜A0
を通して入力されたアドレスに基づいてload信号、ic0
信号、ic1 信号、ic2 信号、ic3 信号、idlt信号、read
y 信号および図示しない制御信号を制御する。
【0059】シーケンサ63は、入力されたアドレス
が、ROM10〜13のメモリ領域に含まれるか否かを
判断し、入力されたアドレスがROM10〜13のメモ
リ領域に含まれる場合、比較器62から出力されたhit/
miss信号を参照する。シーケンサ63は、参照したhit/
miss信号がアサート状態の場合には、ROM10〜13
に新たなワードのアドレスが入力されたと判断し、load
信号をアサートする。
【0060】すなわち、アドレスラッチユニット61
は、バスコントローラ60に入力されたアドレスがRO
M10〜13のメモリ領域に含まれ、かつ比較器62の
比較結果がミスの場合、シーケンサ63のload信号に基
づいて入力端の最新のアドレスを保持する。言い換えれ
ば、アドレスラッチユニット61は、RAM、I/O装
置等の外部のデバイスのアドレスの影響を受けず、RO
M10〜13のメモリ領域に含まれるワード単位のアド
レスが変化した場合に、アドレスを更新して保持する。
【0061】そして、シーケンサ63は、ROM10〜
13のメモリ領域に含まれるワード単位のアドレスの変
化を検出し、データラッチユニット20〜23の動作を
制御する。シーケンサ63は、ROM10に対応するア
ドレスが入力された場合、ROM10からデータが出力
されるタイミングに合わせ、ic0 信号をアサートした
後、idlt信号をアサートする。シーケンサ63は、デー
タラッチユニット23からデータを出力するようic3 信
号をアサートした場合、次のclock 信号の立ち上がりに
同期してic3 信号をネゲートした後、idlt信号をネゲー
トする。また、シーケンサ63は、入力されたアドレス
がROM10〜13のメモリ領域に含まれ、比較器62
の比較結果がミスの場合、load信号をアサートすると同
時にidlt信号をネゲートする。デコーダ64は、アドレ
ス信号線A21〜A0を通して入力されたアドレスをデ
コードし、rombnk信号を出力する。
【0062】〈動作〉具体例2のメモリ読出動作は、図
3および図5に示された具体例1のメモリシステムの動
作と同様である。ここでは、図5に示されたROM10
〜13(バンク0〜3)の連続するアドレスN〜(N+
12)に対し、(N+8)と(N+12)との間に外部
のデバイスのアドレスMが挿入されている場合のメモリ
読出動作におけるバスコントローラ60の動作について
説明する。
【0063】まず、期間S0において、CPU1により
出力されたアドレスNがバスコントローラ60に入力さ
れると、比較器62によりアドレスラッチユニット61
に保持された前回のアドレスと今回のアドレスNとが比
較される。比較結果はミスとなり、hit/miss信号はアサ
ートされる。シーケンサ63では、入力されたアドレス
NがROM10〜13のメモリ領域に含まれるので、比
較器62により出力されたhit/miss信号が参照される。
hit/miss信号はアサートされているので、シーケンサ6
3によりload信号がアサートされる。アドレスラッチユ
ニット61では、このload信号に基づいてアドレスNが
保持される。この結果、比較器62の比較結果がヒット
となり、hit/miss信号がネゲートされる。そして、シー
ケンサ63のload信号もネゲートされる。
【0064】期間S3において、シーケンサ63では、
ROM10に対応するアドレスNが入力されたので、R
OM10からデータNが出力されるタイミングに合わせ
てic0 信号がアサートされて、次いでidlt信号がアサー
トされる。
【0065】期間S4において、CPU1によりアドレ
ス(N+8)が出力され、バスコントローラ60に入力
される。この場合、アドレス信号線A21〜A0のアド
レスの変化はないので、比較器62の比較結果はヒット
であり、hit/miss信号はネゲート状態に保持される。こ
のため、シーケンサ63のload信号もネゲート状態に保
持される。
【0066】期間S6において、CPU1により外部の
デバイスのアドレスMが出力されてバスコントローラ6
0に入力されると、アドレス信号線A21〜A0のアド
レスが変化するので、比較器62の比較結果はミスとな
り、hit/miss信号がアサートされる。しかし、シーケン
サ63では、アドレスMがROM10〜13のメモリ領
域に含まれないと判断され、このhit/miss信号は無視さ
れて、load信号はネゲート状態に保持される。
【0067】期間S8において、CPU1によりアドレ
ス(N+12)が出力され、バスコントローラ60に入
力される。アドレスラッチユニット61にはアドレスN
が保持されているので、比較器62の比較結果はヒット
となり、hit/miss信号がネゲートされる。シーケンサ6
3では、アドレス(N+12)は、ROM10〜13の
メモリ領域に含まれるので、hit/miss信号が参照され
る。hit/miss信号がネゲート状態なので、load信号もネ
ゲート状態に保持される。期間S9において、シーケン
サ63によりic3 信号がアサートされ、データラッチユ
ニット23からデータ(N+12)が出力され、期間S
10において、ic3 信号がネゲートされて、idlt信号が
ネゲートされる。
【0068】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、バスコントローラ60に、アドレス信号線A21〜
A4を通して入力されたワード単位のアドレスをシーケ
ンサ63のload信号に基づいて選択的に保持するアドレ
スラッチユニット61と、アドレスラッチユニット61
に保持されたアドレスとアドレス信号線A21〜A4を
通して入力されたアドレスとを比較する比較器62とを
設ける。
【0069】そして、シーケンサ63では、入力された
アドレスがROM10〜13のメモリ領域に含まれると
判断された場合には、比較器62の比較結果が参照され
る。比較結果がヒットのときには、ROM10〜13の
同一アドレスの読出動作が継続されていると判断し、デ
ータラッチユニット20〜23の動作を保持状態に保
ち、比較結果がミスのときには、ROM10〜13の異
なるアドレスの読出動作に移行したと判断し、データラ
ッチユニット20〜23の保持状態を解除し、次回のメ
モリ読出動作に移行する。
【0070】このため、バスコントローラ60により、
CPU1とは独立にワード単位のアドレスの変化を認識
し、データラッチユニット20〜23の保持動作を制御
することができるので、従来のCPUをそのまま利用す
ることができ、CPU1の負担を軽減することができ
る。また、CPUおよびバスコントローラの何れかにデ
ータラッチユニットの制御機能を設けることができるの
で、柔軟かつ最適なシステム設計を行うことができる。
【0071】なお、具体例1および2では、メモリシス
テムのメモリバンクをROMにより構成しているが、メ
モリはROMに限るものではなく、RAMにより構成し
てもよい。
【0072】《具体例3》 〈構成〉図8は本発明に係る具体例3のメモリシステム
の構成を示すブロック図である。図8に示すように、こ
のメモリシステムは、バンク0を構成するROM110
およびバンク1を構成するROM111を有する2バン
ク構成のインタリーブ方式のメモリシステムである。
【0073】ROM110および111は、ともにペー
ジモード機能を有する32ビット構成のROMであり、
ページ単位のアドレスを表す上位アドレスに対し、ペー
ジ内の下位アドレスのみ変化させて高速読出を実行す
る。後述するように、ROM110および111には、
A22〜A2の21ビットで表される連続するアドレス
が交互に割り当てられており、ROM110には、偶数
アドレスが割り当てられ、ROM111には、奇数アド
レスが割り当てられている。ROM110および111
は、CPU101およびバスコントローラ102により
制御される。
【0074】CPU101は、いわゆる32ビットCP
Uであり、アドレスバス103およびデータバス104
を介してROM110および111に接続されており、
アドレスバス103を介してROM110および111
にアドレスを出力し、データバス104を介してROM
110および111からデータを読み出す。
【0075】データバス104は、32ビットのバス幅
を有し、CPU101に接続されるとともに、ROM1
10および111に接続されている。また、データバス
4は、図示しない外部のデバイスに接続されている。ア
ドレスバス103は、32本のアドレス信号線A31〜
A0からなりCPU1に接続されるとともに、バスコン
トローラ102に接続され、さらに20本のアドレス信
号線A22〜A3が分岐点P1で分岐されている。
【0076】このアドレス信号線A22〜A3は、分岐
点P2で、上位アドレス信号線群103aを構成する1
8本のアドレス信号線A22〜A5と、下位アドレス信
号線群103bを構成する2本のアドレス信号線A4、
A3とに分岐される。上位アドレス信号線群103a
は、後述する上位アドレスラッチユニット120に接続
され、下位アドレス信号線群103bは、直接ROM1
10および111に接続されている。また、アドレスバ
ス103は、図示しない外部のデバイスに接続されてい
る。
【0077】CPU101は、アドレス信号線A22〜
A3にROM110および111のアドレスを出力し、
アドレス信号線A2にバンク切換信号を出力し、アドレ
ス信号線A0、A1にROM10〜13の1ワードが4
バイトのデータをバイト単位でアクセスするための信号
を出力する。また、CPU101は、コントロールバス
105介してバスコントローラ102と接続されてお
り、バスコントローラ102との間で各種の制御信号を
授受する。CPU101からバスコントローラ102に
は、 request 信号、 r/w信号およびburst 信号が出力
され、バスコントローラ102からCPU1には、read
y信号が出力される。
【0078】バスコントローラ102は、アドレス信号
線A31〜A0を通して入力されたアドレス信号線をデ
コードし、コントロールバス105を介して授受される
制御信号およびアドレスバス103を通して入力される
アドレスに基づいてROM110、ROM111、上位
アドレスラッチユニット120および図示しない外部の
デバイスを制御する。
【0079】バスコントローラ102は、CE信号線1
30を介してROM110および111のそれぞれのC
E端子に接続されるとともに、OE信号線140を介し
てROM110のOE端子に接続され、OE信号線14
1を介してROM111のOE端子に接続されている。
【0080】CPU101は、CE信号線130を通し
て負論理のrombnk信号をROM110および111に出
力するとともに、OE信号線140を通して負論理のOE
0 信号をROM110に出力し、OE信号線141を通
して負論理のOE1 信号をROM111に出力する。
【0081】ROM110は、CE信号線130のromb
nk信号がアサートされた場合に活性化され、アドレスバ
ス103上のアドレスを入力し、入力されたアドレスに
該当するデータを読み出し、OE信号線140のOE0 信
号がアサートされた場合、読み出されたデータをデータ
バス104に出力する。同様に、ROM111は、CE
信号線130のrombnk信号がアサートされた場合に活性
化され、アドレスバス103上のアドレスを入力し、入
力されたアドレスに該当するデータを読み出し、OE信
号線141のOE1 信号がアサートされた場合、読み出さ
れたデータをデータバス104に出力する。
【0082】バスコントローラ102は、アドレスラッ
チ信号線150を介して上位アドレスラッチユニット1
20に接続され、負論理のialt信号を上位アドレスラッ
チユニット120に出力する。上位アドレスラッチユニ
ット120は、CPU101によりアドレス信号線A2
2〜A5に出力された上位アドレスを一時的に保持する
ものであり、複数のラッチ回路を有する。ラッチ回路
は、H(high)レベルで入力データをスルー出力し、L
(low)レベルで入力データを保持するDラッチからな
り、アドレスラッチ信号線150のialt信号がネゲート
状態の場合には、入力されたデータをそのまま出力し、
ialt信号がアサートされた場合には、入力された最新の
データを保持する。
【0083】図9は図8に示された具体例3のメモリシ
ステムのアドレスを説明する説明図である。図9に示す
ように、CPU1から出力される偶数のアドレスA22
〜A0をNで表し、その下位6ビットA5〜A0を00
0000B(Bは2進数表現)で表すものとする。
【0084】前述のように、A1、A0の下位2ビット
は、1ワードのデータをバイト単位で指定するために使
用される。また、A2は、バンク切換信号に使用され、
A2が0のときには、ROM110(バンク0)が選択
され、A2が1のときには、ROM111(バンク1)
が選択される。ROM110および111の単体の1ワ
ード単位のアドレスは、A3以上のアドレス、A22〜
A3により表されるが、バンク切換のためのA2により
インタリーブされる、すなわち連続的なアドレスが割り
当てられる。したがって、CPU1により出力されるア
ドレスを1ワード毎に表すと、アドレスNの次のアドレ
スは(N+4)、その次のアドレスは(N+8)で表さ
れる。
【0085】A5は、ROM110およびROM111
の1ページのアドレスを表し、1ページはA4およびA
3で表される4ワードにより構成される。ROM110
およびROM111は、このページ内のアドレスであれ
ば、下位アドレスA4、A3のみを変化させて高速なメ
モリ読出動作を行うことができる。
【0086】図10は図8に示されたバスコントローラ
102の構成を示すブロック図である。図10に示すよ
うに、バスコントローラ102は、上位アドレスラッチ
ユニット161、比較器162、シーケンサ163およ
びデコーダ164を備えている。
【0087】アドレスバス103を構成するアドレス信
号線A31〜A0は、シーケンサ163およびデコーダ
164に接続されている。アドレス信号線A31〜A0
のうちアドレス信号線A22〜A5は、分岐点P1で分
岐され、上位アドレスラッチユニット161に接続され
るとともに、分岐点P2で分岐され、比較器162に接
続されている。また、コントロールバス105を構成す
る複数の制御信号線は、シーケンサ163に接続されて
いる。
【0088】上位アドレスラッチユニット161および
比較器162には、アドレス信号線A22〜A5を通し
てページ単位のアドレスを表す上位アドレスが入力され
る。上位アドレスラッチユニット161は、シーケンサ
163から出力されるload信号がアサートされた場合、
入力端の最新の上位アドレスを保持し、比較器162に
出力する。比較器162は、上位アドレスラッチユニッ
ト161の出力端の上位アドレスとアドレス信号線A2
2〜A5を通して入力された上位アドレスとを比較し、
比較結果を表すhit/miss信号をシーケンサ163に出力
する。hit/miss信号は、比較結果が一致(ヒット)の場
合にネゲートされ、比較結果が不一致(ミス)の場合に
アサートされる。
【0089】シーケンサ163は、CPU101から出
力されたrequest 信号、r/w信号およびburst 信号に基
づいてメモリアクセスモードを選択し、選択されたアク
セスモード、hit/miss信号およびアドレス信号線A22
〜A0を通して入力されたアドレスに基づいてload信
号、ialt信号、OE0 信号、OE1 信号、ready 信号および
図示しない制御信号を制御する。
【0090】シーケンサ163は、入力されたアドレス
が、ROM110および111のメモリ領域に含まれる
か否かを判断し、入力されたアドレスがROM110お
よび111のメモリ領域に含まれる場合、比較器162
から出力されたhit/miss信号を参照する。シーケンサ1
63は、参照したhit/miss信号がアサート状態の場合に
は、ROM110および111の新たなページのアドレ
スが入力されたと判断し、load信号をアサートする。
【0091】すなわち、上位アドレスラッチユニット1
61は、バスコントローラ102に入力されたアドレス
がROM110および111のメモリ領域に含まれ、か
つ比較器162の比較結果がミスの場合、シーケンサ1
63のload信号に基づいて入力端の最新のアドレスを保
持する。言い換えれば、上位アドレスラッチユニット1
61は、外部のデバイスのアドレスの影響を受けず、R
OM110および111のメモリ領域に含まれるページ
単位のアドレスが変化した場合に、その上位アドレスを
更新して保持する。
【0092】そして、シーケンサ163は、ROM11
0および111のメモリ領域に含まれる上位アドレスの
変化を検出し、上位アドレスラッチユニット120の動
作を制御する。ialt信号の初期状態はアサート状態にあ
る。シーケンサ163は、入力されたアドレスがROM
110および111のメモリ領域に含まれ、比較器16
2の比較結果がミスの場合、まず、load信号をアサート
すると同時にialt信号をネゲートし、次に、入力された
アドレスに対応するROM110または111から最初
のデータが出力されるタイミングに合わせ、OE0 信号ま
たはOE1 信号をアサートし、ialt信号をアサートする。
デコーダ164は、アドレス信号線A22〜A0を通し
て入力されたアドレスをデコードし、rombnk信号を出力
する。
【0093】〈動作〉図11は図8〜図10に示された
具体例3のメモリシステムのメモリ読出動作を示すタイ
ミングチャートである。この例では、ROM110およ
び111(バンク0および1)の1ページ内の連続する
アドレスN〜(N+12)に対し、(N+8)と(N+
12)との間に、外部のデバイスのアドレスMが挿入さ
れている場合の動作について説明する。図11におい
て、アドレスバスは、アドレス103上のアドレスを表
し、上位アドレスラッチは、上位アドレスラッチユニッ
ト120から出力された上位アドレスを表すものとす
る。各信号は、clock 信号の立ち上がりに同期して動作
するものとする。
【0094】まず、期間S0において、CPU101に
より、アドレスN(N ADDRESS)がアドレスバ
ス103に出力されるとともに、request 信号およびbu
rst信号がアサートされる。なお、r/w信号は読出動作
を表すネゲート状態に保持される。一方、バスコントロ
ーラ102では、request 信号、burst 信号およびr/w
信号に基づいてアクセスモードが選択され、rombnk信号
がアサートされる。ROM110および111では、ro
mbnk信号のアサートタイミングに同期してアドレスバス
103に出力されたアドレスが入力される。バスコント
ローラ102には、新たなページのアドレスが入力され
たので、同時に、アドレスラッチ信号線150のialt信
号がネゲートされる。
【0095】期間S1、期間S2を経て、期間S3にお
いて、ROM110および111において、それぞれア
ドレスNに対応するデータNおよび(N+4)が読み出
される。一方、バスコントローラ102によりready 信
号がアサートされ、CPU101に対し、データバス1
04上のデータが有効である旨が通知される。同時に、
バスコントローラ102によりOE信号線140のOE0
信号がアサートされて、ROM110からデータNがデ
ータバス104に出力される。次いで、アドレスラッチ
信号線150のialt信号がアサートされ、上位アドレス
ラッチユニット120にページ単位のアドレスを表す上
位アドレスNが保持される。
【0096】期間S4において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データNが取り込まれ、同時に、同一ページ内のアドレ
ス(N+8)がアドレスバス103に出力される。一
方、バスコントローラ102により、OE信号線140
のOE0 信号がネゲートされるとともに、OE信号線14
1のOE1 信号がアサートされ、ROM111からデータ
(N+4)がデータバス104に出力される。なお、ア
ドレスラッチ信号線150のialt信号はアサート状態に
保持される。
【0097】期間S5において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データ(N+4)が取り込まれる。また、アドレス(N
+8)の次のアドレスが外部のデバイスのアドレスMな
ので、バスコントローラ2によりburst 信号がネゲート
される。一方、バスコントローラ102では、OE信号
線141のOE1 信号がネゲートされるとともに、0E信
号線140のOE0 信号がアサートされ、ROM110か
らデータ(N+8)がデータバス104に出力される。
なお、アドレスラッチ信号線150のialt信号はアサー
ト状態に保持される。
【0098】期間S6において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データ(N+8)が取り込まれ、同時に、CPU101
により外部のデバイスのアドレスMがアドレスバス10
3に出力される。一方、バスコントローラ102によ
り、ready 信号がネゲートされ、CPU101に対し、
データバス4上のデータが無効である旨が通知される。
【0099】期間S7において、外部のデバイスにより
アドレスMに対応するデータMがデータバス104に出
力される。同時に、バスコントローラ102によりread
y 信号がアサートされ、CPU101に対し、データバ
ス104上のデータが有効である旨が通知される。
【0100】期間S8において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データMが取り込まれ、同時に、アドレス(N+12)
がアドレスバス103に出力され、データ(N+12)
のアクセスが再開される。このとき、上位アドレスラッ
チユニット120には、同一ページのアドレスNの上位
アドレスが保持されているので、ROM111では、下
位アドレスA4、A3の変化に応じた読出動作が行われ
る。一方、バスコントローラ102によりready 信号が
ネゲートされ、CPU1に対し、データバス4上のデー
タが無効である旨が通知される。
【0101】期間S9において、バスコントローラ10
2によりready 信号がアサートされ、CPU101に対
し、データバス104上のデータが有効である旨が通知
される。同時に、バスコントローラ102によりOE信
号線141のOE1 信号がアサートされる。ROM111
からデータ(N+12)がデータバス104に出力され
る。
【0102】期間S10において、CPU101により
clock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上
のデータ(N+12)が取り込まれ、同時にrequest 信
号がネゲートされる。一方、バスコントローラ102に
より、ready 信号およびrombnk信号がネゲートされ、さ
らに、OE信号線141のOE1 信号がネゲートされ、処
理を終了する。
【0103】さらに、図11に示されたメモリ読出動作
におけるバスコントローラ102の動作について説明す
る。
【0104】まず、期間S0において、CPU101に
より出力されたアドレスNがバスコントローラ102に
入力される。比較器162では、上位アドレスラッチユ
ニット161に保持された前回のアドレスと今回のアド
レスNとが比較される。比較結果はミスとなり、hit/mi
ss信号はアサートされる。シーケンサ163では、入力
されたアドレスNがROM110および111のメモリ
領域に含まれるので、比較器162により出力されたhi
t/miss信号が参照される。hit/miss信号はアサートされ
ているので、シーケンサ163によりload信号がアサー
トされる。上位アドレスラッチユニット161では、こ
のload信号に基づいてアドレスNが保持される。この結
果、比較器162の比較結果がヒットとなり、hit/miss
信号がネゲートされる。そして、シーケンサ163のlo
ad信号もネゲートされる。
【0105】期間S4において、CPU1により出力さ
れた同一ページ内の次のアドレス(N+8)がバスコン
トローラ102に入力される。上位アドレスA22〜A
5は変化しないので、比較器162の比較結果はヒット
となり、hit/miss信号はネゲート状態に保持される。こ
のため、シーケンサ163のload信号もネゲート状態に
保持され、アドレスラッチ信号線150のialt信号はア
サート状態に保持される。
【0106】期間S6において、CPU1により出力さ
れた外部のデバイスのアドレスMがバスコントローラ1
02に入力される。上位アドレスA22〜A5が変化す
るので、比較器162の比較結果はミスとなり、hit/mi
ss信号がアサートされる。しかし、シーケンサ163で
は、アドレスMがROM110および111のメモリ領
域に含まれないと判断され、このhit/miss信号は無視さ
れて、load信号はネゲート状態に保持される。このた
め、アドレスラッチ信号線150のialt信号はアサート
状態に保持される。
【0107】期間S8において、CPU1により出力さ
れたアドレス(N+12)がバスコントローラ102に
入力される。上位アドレスラッチユニット161にはア
ドレスNの上位アドレスが保持されているので、比較器
162の比較結果はヒットとなり、hit/miss信号がネゲ
ートされる。シーケンサ163では、アドレス(N+1
2)は、ROM110および111のメモリ領域に含ま
れるので、hit/miss信号が参照される。hit/miss信号が
ネゲート状態なので、load信号もネゲート状態に保持さ
れる。
【0108】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、ROM110および111に入力されるページ単位
のアドレスを表す上位アドレスA22〜A5を上位アド
レスラッチユニット120に保持し、ROM110およ
び111の上位アドレスを活性化させておく。このた
め、ページ内の連続するアドレスの間に外部のデバイス
のアドレスが挿入されている場合、外部のデバイスのア
クセス終了後、以降のアクセスを再開したときには、R
OM110および111では、下位アドレスA4、A3
のみ活性化させればよいので、データを早く読み出すこ
とができる。したがって、インタリーブ方式のメモリシ
ステムの利点を生かし、さらに高速なメモリ読出動作を
行うことができるメモリシステムを提供することができ
る。
【0109】また、バスコントローラ102に、アドレ
ス信号線A21〜A5を通して入力された上位アドレス
をシーケンサ163のload信号に基づいて選択的に保持
するアドレスラッチユニット161と、アドレスラッチ
ユニット61に保持されたアドレスとアドレス信号線A
21〜A4を通して入力された上位アドレスとを比較す
る比較器162とを設ける。
【0110】そして、シーケンサ163では、入力され
たアドレスがROM110および111のメモリ領域に
含まれると判断された場合には、比較器162の比較結
果が参照される。比較結果がヒットのときには、ROM
110および111の同一ページ内のアドレスの読出動
作が継続されていると判断し、上位アドレスラッチユニ
ット120の動作を保持状態に保ち、比較結果がミスの
ときには、ROM110および111の異なるページの
アドレスの読出動作に移行したと判断し、上位アドレス
ラッチユニット120の保持状態を解除し、次回のメモ
リ読出動作に移行する。
【0111】このため、バスコントローラ102によ
り、CPU101とは独立に上位アドレスの変化を認識
し、上位アドレスラッチユニット120の保持動作を制
御することができるので、従来のCPUをそのまま利用
することができ、CPUの負担を軽減することができ
る。また、CPUおよびバスコントローラの何れかに上
位アドレスラッチユニットの制御機能を設けることがで
きるので、柔軟かつ最適なシステム設計を行うことがで
きる。
【0112】図12は具体例3のメモリ読出動作の説明
図であり、図12(a)はシステムのクロック周波数が
低い場合、図12(b)はシステムのクロック周波数が
高い場合の動作を説明する説明図である。具体例3のメ
モリシステムでは、ROM110および111のデータ
出力をそれぞれのOE端子に入力されるOE0信号およびO
E1 信号により制御している。このため、ROM110
および111では、それぞれOE0信号およびOE1 信号が
アサートされてからそれぞれのデータが出力されるまで
の時間差Δtがかかってしまう。
【0113】図12(a)に示すように、クロック周波
数が低い場合には、次のクロックまでにデータバス10
4にデータが出力され、次のクロックの立ち上がりに同
期してCPU101によりデータが取り込まれる。しか
し、図12(b)に示すように、クロック周波数が高い
場合には、次のクロックまでにデータの出力が間に合わ
ない。このため、CPU101では、OE信号がアサー
トされてから、2クロック目でデータを取り込むことに
なる。このように、具体例3のメモリシステムでは、シ
ステムのクロック周波数が高くなった場合、ウェイト信
号を挿入する等の処理が必要になり、メモリ読出動作に
ロスが生じてしまう場合がある。以下、このような問題
を解決する具体例4のメモリシステムについて説明す
る。
【0114】《具体例4》 〈構成〉図13は具体例4のメモリシステムの構成を示
すブロック図である。図13に示すように、具体例4の
メモリシステムは、図8に示された具体例3のメモリシ
ステムにデータラッチユニット210および211を加
え、具体例3のバスコントローラ102をバスコントロ
ーラ202に置き換えたものである。なお、具体例3の
メモリシステムの各部と同様の構成には、同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0115】バスコントローラ202は、データラッチ
信号線220を通して負論理のidlt信号をデータラッチ
ユニット210および211に出力し、データ出力信号
線230を通して負論理のic0 信号をデータラッチユニ
ット210に出力し、データ出力信号線231を通して
負論理のic1 信号をデータラッチユニット211に出力
する。
【0116】データラッチユニット210は、ROM1
10から出力されたデータを保持するものであり、複数
のラッチ回路を有する。ラッチ回路は、H(high)レベ
ルで入力データをスルー出力し、L(low)レベルで入
力データを保持するDラッチからなり、データラッチ信
号線220のidlt信号がネゲート状態の場合には、入力
されたデータをそのまま出力し、idlt信号がアサートさ
れた場合には、入力された最新のデータを保持する。デ
ータラッチユニット210は、データ出力信号線230
のic0 信号がネゲート状態の場合には、ラッチ回路の出
力端のデータを内部に保持し、ic0 信号がアサートされ
た場合、ラッチ回路の出力端のデータをデータバス10
4に出力する。データラッチユニット211は、データ
ラッチユニット210と同様の構成であり、ROM11
1からデータを一時的に保持してデータバス104に出
力する。
【0117】図14は図13に示されたバスコントロー
ラ202の構成を示すブロック図である。図14に示す
ように、バスコントローラ202は、図8に示されたシ
ーケンサ163をシーケンサ263に置き換えたもので
ある。なお、図8に示されたバスコントローラ202の
各部と同様の構成には、同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0118】シーケンサ263は、シーケンサ163
に、ic0 信号、ic1 信号およびidlt信号によりデータラ
ッチユニット210および211を制御する機能を加え
たものである。シーケンサ263は、ROM110およ
び111のメモリ領域に含まれるページ単位のアドレス
の変化を検出し、データラッチユニット210および2
11を制御する。
【0119】シーケンサ163は、ROM110に対応
するアドレスが入力された場合、ROM10からデータ
が出力されるタイミングに合わせ、ic0 信号をアサート
した後、idlt信号をアサートする。シーケンサ163
は、データラッチユニット211からデータを出力する
ようic1 信号をアサートした場合、次のclock 信号の立
ち上がりに同期してic1 信号をネゲートした後、idlt信
号をネゲートする。また、シーケンサ163は、入力さ
れたアドレスがROM110および111のメモリ領域
に含まれ、比較器162の比較結果がミスの場合、load
信号をアサートすると同時にidlt信号をネゲートする。
【0120】〈動作〉図15は図13および図14に示
された具体例4のメモリシステムのメモリ読出動作を示
すタイミングチャートである。この例では、ROM11
0および111(バンク0および1)の1ページ内の連
続するアドレスN〜(N+12)に対し、(N+8)と
(N+12)との間に、外部のデバイスのアドレスMが
挿入されている場合の動作について説明する。
【0121】図15において、アドレスバスは、アドレ
ス103上のアドレスを表し、上位アドレスラッチは、
上位アドレスラッチユニット120から出力された上位
アドレスを表すものとする。また、データバスは、デー
タバス104上のデータを表し、データラッチ210お
よび211は、データラッチユニット210および21
1のそれぞれのラッチ回路の出力端に保持されたデータ
を表すものとする。なお、データラッチ信号線220の
idlt信号を例外として、各信号は、clock信号の立ち上
がりに同期して動作するものとする。
【0122】まず、期間S0において、CPU101に
より、アドレスN(N ADDRESS)がアドレスバ
ス103に出力されるとともに、request 信号およびbu
rst信号がアサートされる。なお、r/w信号は読出動作
を表すネゲート状態に保持される。一方、バスコントロ
ーラ202では、request 信号、burst 信号およびr/w
信号に基づいてアクセスモードが選択され、rombnk信号
がアサートされる。ROM110および111では、ro
mbnk信号のアサートタイミングに同期してアドレスバス
103に出力されたアドレスが入力される。バスコント
ローラ202には、新たなページのアドレスが入力され
たので、同時に、アドレスラッチ信号線150のialt信
号がネゲートされる。
【0123】期間S1、期間S2を経て、期間S3にお
いて、ROM110および111から、アドレスNに対
応するデータNおよび(N+4)が、それぞれデータラ
ッチユニット210および211に出力される。一方、
バスコントローラ202によりready 信号がアサートさ
れ、CPU101に対し、データバス104上のデータ
が有効である旨が通知される。同時に、バスコントロー
ラ202によりデータ出力信号線230のic0 信号がア
サートされて、データラッチユニット210では、ラッ
チ回路に入力されて出力されたデータNがデータバス1
04に出力される。次いで、データラッチ信号線220
のidlt信号がアサートされ、データラッチユニット21
0のラッチ回路にデータNが保持され、データラッチユ
ニット211のラッチ回路にデータ(N+4)が保持さ
れる。同時に、アドレスラッチ信号線150のialt信号
がアサートされ、上位アドレスラッチユニット120に
ワード単位のアドレスを表す上位アドレスNが保持され
る。
【0124】期間S4において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データNが取り込まれ、同時に、同一ページ内のアドレ
ス(N+8)がアドレスバス103に出力される。一
方、バスコントローラ202により、データ出力信号線
230のic0 信号がネゲートされるとともに、データ出
力信号線231のic1 信号がアサートされ、データラッ
チユニット211からデータ(N+4)がデータバス1
04に出力される。なお、アドレスラッチ信号線150
のialt信号はアサート状態に保持される。
【0125】期間S5において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データ(N+4)が取り込まれる。同時に、アドレス
(N+8)の次のアドレスが外部のデバイスのアドレス
Mなので、バスコントローラ2によりburst 信号がネゲ
ートされる。一方、バスコントローラ202により、デ
ータラッチ信号線220のidlt信号がネゲートされ、デ
ータラッチユニット210および211のそれぞれのラ
ッチ回路の保持状態が解除される。次いで、データ出力
信号線231のic1 信号がネゲートされるとともに、デ
ータ出力信号線230のic0 信号がアサートされる。デ
ータラッチユニット210では、ラッチ回路に入力され
て出力されたデータ(N+8)がデータバス104に出
力される。次いで、バスコントローラ202によりデー
タラッチ信号線220のidlt信号が再びアサートされ、
データラッチユニット210のラッチ回路にデータ(N
+)が、データラッチユニット211のラッチ回路にデ
ータ(N+12)が保持される。なお、アドレスラッチ
信号線150のialt信号はアサート状態に保持される。
【0126】期間S6において、CPU101によりcl
ock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上の
データ(N+8)が取り込まれ、同時に、CPU101
により外部のデバイスのアドレスMがアドレスバス10
3に出力される。一方、バスコントローラ202によ
り、ready 信号がネゲートされ、CPU101に対し、
データバス4上のデータが無効である旨が通知される。
また、データ出力信号線230のic0 信号がネゲートさ
れる。
【0127】期間S7において、外部のデバイスにより
アドレスMに対応するデータMがデータバス104に出
力される。同時に、バスコントローラ202によりread
y 信号がアサートされ、CPU1に対し、データバス1
04上のデータが有効である旨が通知される。
【0128】期間S8において、CPU1によりclock
信号の立ち上がりに同期してデータバス104上のデー
タMが取り込まれ、同時に、アドレス(N+12)がア
ドレスバス103に出力され、データ(N+12)のア
クセスが再開される。一方、バスコントローラ202に
よりready 信号がネゲートされ、CPU101に対し、
データバス104上のデータが無効である旨が通知され
る。
【0129】期間S9において、バスコントローラ20
2によりready 信号がアサートされ、CPU101に対
し、データバス104上のデータが有効である旨が通知
される。同時に、バスコントローラ202によりOE信
号線データラッチユニット211のic1 信号がアサート
され、データラッチユニット211によりデータ(N+
12)がデータバス104に出力される。
【0130】期間S10において、CPU101により
clock 信号の立ち上がりに同期してデータバス104上
のデータ(N+12)が取り込まれ、同時にrequest 信
号がネゲートされる。一方、バスコントローラ202に
より、ready 信号およびrombnk信号がネゲートされる。
同時に、データ出力信号線231のic1 信号がネゲート
され、データラッチ信号線220のidlt信号がネゲート
され、データラッチユニット210および211のそれ
ぞれのラッチ回路が保持動作が解除され、処理を終了す
る。
【0131】なお、バスコントローラ202の詳細な動
作については、具体例3のバスコントローラ102と同
様であり、その説明を省略する。
【0132】〈効果〉以上のように、具体例4によれ
ば、具体例3のメモリシステムの構成に加え、ROM1
10および111から出力されたデータをそれぞれデー
タラッチユニット210および211により保持する。
【0133】このため、データラッチユニット210お
よび211によりデータバス104へのデータ出力タイ
ミングを制御することができるので、ROM110およ
び111において、それぞれのOE0 信号、OE1 信号をア
サートしてからデータが出力されるまでの遅延時間の影
響を排除することができる。したがって、システムのク
ロック周波数が高い場合でも、前記遅延時間に起因する
ウェイト信号の挿入を少なくすることができるので、ロ
スの少ない高速なメモリ読出動作を行うことができる。
【0134】メモリアクセス速度の高速化を実現する技
術としてキャッシュメモリ技術が知られている。キャッ
シュメモリ技術は、CPUと主記憶との間に高速なキャ
ッシュメモリを設ける。キャッシュメモリに保持されて
いるデータが、再度CPUによりアクセスされた場合、
主記憶にアクセスすることなく、キャッシュメモリにア
クセスすることで、高速化が図られる。
【0135】しかしながら、一般に、キャッシュメモリ
のメモリ容量は小さい。このため、データの局所性の少
ないプログラムの場合には、キャッシュメモリのヒット
率が低下してしまう。本発明に係るメモリシステムは、
このようなキャッシュメモリ技術の欠点を補うのに特に
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る具体例1のメモリシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】具体例1のメモリシステムのアドレスを説明す
る説明図である。
【図3】具体例1のメモリシステムのメモリ読出動作の
一例を示すタイミングチャートである。
【図4】従来のメモリシステムのメモリ読出動作を示す
タイミングチャートである。
【図5】具体例1のメモリシステムのメモリ読出動作の
他の例を示すタイミングチャートである。
【図6】従来のメモリシステムのメモリ読出動作を示す
タイミングチャートである。
【図7】本発明に係る具体例2のメモリシステムのバス
コントローラ60の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る具体例3のメモリシステムの構成
を示すブロック図である。
【図9】具体例3のメモリシステムのアドレスを説明す
る説明図である。
【図10】図8に示されたバスコントローラ102の構
成を示すブロック図である。
【図11】具体例3のメモリシステムのメモリ読出動作
を示すタイミングチャートである。
【図12】具体例3のメモリ読出動作の説明図であり、
図12(a)はシステムのクロック周波数が低い場合、
図12(b)はシステムのクロック周波数が高い場合の
動作を説明する説明図である。
【図13】具体例4のメモリシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図14】図13に示されたバスコントローラ202の
構成を示すブロック図である。
【図15】具体例4のメモリシステムのメモリ読出動作
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 バスコントローラ 3 アドレスバス 4 データバス 5 コントロールバス 10、11、12、13 ROM 20、21、22、23 データラッチユニット 30 CE信号線 40 データラッチ信号線 50、51、52、53 データ出力信号線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリバンクと、 前記複数のメモリバンクをアクセスするためのアドレス
    を出力する制御部と、 前記制御部により出力されたアドレスを入力し、前記制
    御部と協働して前記複数のメモリバンクを制御するバス
    コントローラと、 前記複数のメモリバンクのそれぞれに対応して設けら
    れ、前記バスコントローラの制御信号に基づいて前記メ
    モリバンクから出力されたデータを一時的に保持する複
    数のデータ保持回路とを備え、 前記制御部は、複数のメモリバンクから出力されたデー
    タがそれぞれの対応するデータ保持回路に保持された場
    合、それぞれのデータ保持回路から順次にデータを取り
    込むとともに、次のメモリアクセスのためのアドレスを
    出力することを特徴とするメモリシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリシステムにおい
    て、 前記バスコントローラは、前記複数のメモリバンクから
    順次に読み出し可能な連続するアドレスの間に外部装置
    のアドレスが挿入されている場合、前記メモリバンクか
    ら出力されたデータを対応するデータ保持回路に保持さ
    せ、 前記制御部は、前記外部装置のデータアクセス動作の終
    了後、後続する残りのアドレスのデータを対応する前記
    データ保持回路から取り込むことを特徴とするメモリシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のメモリシステムにおい
    て、 前記バスコントローラは、 前記制御部により出力されたアドレスが前記複数のメモ
    リバンクのメモリ領域に含まれるか否かを判別する判別
    部と、 前記判別部により前記複数のメモリバンクのメモリ領域
    に含まれると判別された前回および今回のアドレスの一
    部を比較する比較部とを有し、 前記比較部により比較された前回および今回のアドレス
    の一部が一致しない場合、今回のアドレスに基づいて前
    記メモリバンクから出力されたデータを対応するデータ
    保持回路に新たに保持させることを特徴とするメモリシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 それぞれページ単位のアドレスを表す上
    位アドレスに対し、ページ内の下位アドレスのみ変化さ
    せて高速メモリ読出動作を実行するページモードを有す
    る複数のROM(read only memory)バンクと、 前記複数のROMバンクをアクセスするためのアドレス
    を出力する制御部と、 前記制御部により出力されたアドレスを入力し、前記制
    御部と協働して前記複数のメモリバンクを制御するバス
    コントローラと、 前記バスコントローラの制御信号に基づいて前記複数の
    ROMバンクに入力される前記上位アドレスを一時的に
    保持する上位アドレス保持回路とを備え、 前記バスコントローラは、前記複数のメモリバンクから
    順次に読み出し可能な連続するアドレスの間に外部装置
    のアドレスが挿入されている場合、前記上位アドレス保
    持回路に前記上位アドレスを保持させ、 前記制御部は、前記外部装置のデータアクセス動作の終
    了後、残りのアドレスに対応するデータを前記下位アド
    レスのみ変化させてアクセスすることを特徴とするメモ
    リシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメモリシステムおい
    て、 前記複数のROMバンクのそれぞれに対応して設けら
    れ、前記バスコントローラの制御信号に基づいて前記R
    OMバンクから出力されたデータを一時的に保持する複
    数のデータ保持回路を備え、 前記制御部は、前記複数のデータ保持回路のそれぞれに
    対応するROMバンクから出力されたデータが保持され
    た場合、それぞれのデータ保持回路から順次にデータを
    取り込むとともに、次のメモリアクセスのためのアドレ
    スを出力することを特徴とするメモリシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のメモリシステムにおい
    て、 前記バスコントローラは、 前記制御部により出力されたアドレスが前記複数のRO
    Mバンクのメモリ領域に含まれるか否かを判別する判別
    部と、 前記判別部により前記アドレスが前記複数のメモリバン
    クのメモリ領域に含まれると判別された前回および今回
    の上位アドレスを比較する比較部とを有し、 前記比較部により比較された前回および今回の上位アド
    レスが一致しない場合、前記上位アドレス保持回路に今
    回の上位アドレスを新たに保持することを特徴とするメ
    モリシステム。
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