JPH04279945A - メモリ回路 - Google Patents

メモリ回路

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JPH04279945A
JPH04279945A JP2417522A JP41752290A JPH04279945A JP H04279945 A JPH04279945 A JP H04279945A JP 2417522 A JP2417522 A JP 2417522A JP 41752290 A JP41752290 A JP 41752290A JP H04279945 A JPH04279945 A JP H04279945A
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    • GPHYSICS
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    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1015Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port
    • G11C7/1039Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port using pipelining techniques, i.e. using latches between functional memory parts, e.g. row/column decoders, I/O buffers, sense amplifiers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリ回路に関し、特に
、パイプライン処理を実現する高速アクセスに適したメ
モリ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から論理デバイスの高速化が要求さ
れており、かかる高速化実現のためにパイプライン方式
の制御が演算回路等に広く採用されている。ところが、
パイプライン方式で制御される論理デバイスのデータバ
スに直結されるランダムアクセスメモリは、パイプライ
ン制御時に、データバスを介した書き込みデータの転送
と該転送された書き込みデータのメモリへの書き込み処
理、および、メモリからのデータの読み出し処理と該読
み出されたデータの転送をそれぞれパイプライン制御の
1ステージで実行していた。すなわち、データの転送処
理はそのデータに関する書き込みまたは読み出し処理と
異なるステージに分割されることなく実行されていた。 これは、データの転送処理をメモリへの書き込みまたは
読み出しから分離すると、書き込み処理と読み出し処理
とでは、順序が逆になり、パイプライン処理の連続性が
維持できなくなるからである。
【0003】図4は、このようなパイプライン制御に使
用される従来のメモリ回路を示しており、上述のように
、データの転送とメモリ回路への書き込みまたは読み出
しは同一ステージで実行される。図4において、41は
ランダムアクセスメモリであり、このランダムアクセス
メモリ41は読み出し/書き込み制御線42で指定され
るモードで機能し、アドレスポインタ43で指定される
アドレスにデータバス44上のデータを書き込み、また
は読み出しを実行する。
【0004】図4に示されているメモリ回路は、パイプ
ライン制御を構成する各々のステージn,n+1,n+
2,n+3,n+4でデータバスの転送と、ランダムア
クセスメモリ41への書き込み処理Wまたは読み出し処
理R(以下、書き込み処理と読み出し処理とをメモリ処
理という)とを完了する。
【0005】従来のメモリ回路がデータの転送とメモリ
処理とを異なるステージで実行すると、図6に示されて
いるように、一連のデータD1,D2,D3の書き込み
処理と他の一連のデータD5,D6との書き込み処理と
の間に、データD4の読み出し処理が介在すると、ステ
ージn+3,n+4はデータD3の書き込みとデータD
4の読み出しのみ実行され、データの転送はなされない
。続く、ステージn+5,n+6は読み出されたデータ
D4の転送と、新たな書き込みデータD5の転送だけで
、メモリ処理は何等実行されない。
【0006】もし、書き込み処理または読み出し処理の
みが連続して実行されるなら、データの転送とメモリ処
理とを別のステージで実行すると、平均メモリアクセス
時間は、大幅に短縮される。例えば、データバス転送と
、メモリへの書き込みまたは読み出しが同一時間Tで実
行されると仮定すると、書き込みまたは読み出しが連続
してN回実行されたときの平均アクセス時間Sは、(N
+1/N)Tで表すことができ、Nを無限に大きくする
と、平均アクセス時間Sは時間Tに限りなく近づく。
【0007】ところが、書き込み処理と読み出し処理と
が交互に実行されると、図6で説明したように、データ
転送およびメモリ処理のいずれか一方のみしか実行でき
ないステージが頻繁に発生し、平均アクセス時間がパイ
プライン制御の採用にもかかわらす向上しない。したが
って、従来のメモリ回路では、平均アクセス時間の大幅
な向上が期待できる場合があるにもかかわらず、データ
転送とメモリ処理とを別ステージに分離せず、同一のス
テージで実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
メモリ回路は、データの転送とメモリ処理とを同一のス
テージで実行していたので、各ステージの所用時間はデ
ータの転送に要する時間とメモリ処理に要する時間の和
となり、平均アクセス時間Sはこの和より短縮できない
という問題点があった。
【0009】例えば、データがデータバス44上を転送
されるのに30ナノ秒を要し、ランダムアクセスメモリ
41へのデータの書き込みまたは読み出しに30ナノ秒
を要するとすると、パイプラインの各ステージは60ナ
ノ秒より短くできず、他の論理デバイスでパイプライン
制御による高速化が図られても、従来のメモリ回路がパ
イプライン制御システムの高速化を妨げていた。
【0010】事実、パイプライン制御システムの高速化
は、演算回路等の論理デバイスではなく、バスおよびメ
モリ回路で制限されることが多く、演算回路等と同様に
高速でアクセスできるメモリ回路が要望されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、複数ア
ドレスを有するランダムアクセスメモリと;システムデ
ータバスと;システムデータバスとランダムアクセスメ
モリとの間に設けられ書き込みモード時にシステムデー
タバス上の書き込みデータを順次保持するファーストイ
ンファーストアウト型バッファ回路と;システムアドレ
スバス上のデータに基づきアドレスを算出するアドレス
算出回路と;アドレスを保持しランダムアクセスメモリ
のアドレス位置を指定するポインタ回路と;第1選択信
号と第2選択信号とに応答してランダムアクセスメモリ
からの読み出しデータバスとファーストインファースト
アウト型バッファ回路からのデータバスのいずれかを選
択しシステムデータバスに接続する第1選択回路と;ア
ドレス算出回路に接続しアドレスを保持するシフト回路
と;書き込み/読み出し制御信号に応答してアドレス算
出回路からのアドレスバスとシフト回路からのアドレス
バスとのいずれかを選択しポインタ回路に接続する第2
選択回路と;書き込み/読み出し制御信号に基づきラン
ダムアクセスメモリにモード指定信号を、ファーストイ
ンファーストアウト型バッファ回路に第1制御信号を、
第1選択回路に第1選択信号を、シフト回路に第2制御
信号を供給する制御信号発生回路と;シフト回路からの
アドレスとポインタ回路からのアドレスとを比較して第
2選択信号を発生する比較回路とを備えたことである。
【0012】
【発明の作用】上記構成にかかるメモリ回路は、読み出
しモード時に、アドレス算出回路で算出されるアドレス
を直接第2選択回路からポインタ回路に供給し、ランダ
ムアクセスメモリから読み出されたデータは第1選択回
路からデータバス上に転送される。
【0013】書き込みモードに移行すると、アドレスは
シフト回路を介して第2選択回路からポインタ回路に供
給され、書き込みデータはファーストインファーストア
ウト型バッファ回路に一次的に保持される。ファースト
インファーストアウト型バッファ回路は制御信号発生回
路から供給される第1制御信号に応答して書き込みデー
タをランダムアクセスメモリに供給する。書き込みモー
ドと読み出しモードどではアドレスの発生とデータ転送
のタイミングが異なるが、シフト回路とファーストイン
ファーストアウト型バッファ回路が制御信号発生回路の
制御下でタイミングを調整する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】図1は本発明の第1実施例を示すブロック
図であり、ランダムアクセスメモリ1は24ビット、1
024ワードのメモリセルで構成されており、ランダム
アクセスメモリ1のアドレスはアドレスバス109上の
ポインタ2の出力アドレス信号をプリデコーダ14で複
合して指定される。なお、以後の説明でアドレスバスと
アドレス信号は同一の符号で特定することがある。本実
施例のランダムアクセスメモリ(本実施例に関する図で
はRAMと略されている)1は40ナノ秒でデータの書
き込みおよび読み出しを実行する。
【0016】ファーストイン、ファーストアウト(以下
、FIFOと略す)型バッファ3は24ビット、2段の
構成であり、アンドゲート4の出力信号(FIFO入力
クロック)に応答してデータバス100上の24ビット
データを前段にラッチする。FIFOバッファ3の後段
が空状態(有効なデータを保持していない状態)になる
と、前段にラッチされた24ビットデータは後段に転送
される。FIFOバッファ3はアンドゲート5の出力信
号(FIFO出力クロック)にも応答して、データを出
力する。FIFOバッファ3の後段に保持されている2
4ビットデータはランダムアクセスメモリ1に転送され
るが、アンドゲート5の出力信号の立ち上がりで無効と
され、FIFOバッファ3の後段は空状態になる。
【0017】信号線102、103はクロック信号CL
1、CL2を供給しており、クロック信号CL1、CL
2はいずれも40ナノ秒のサイクル時間である。ランダ
ムアクセスメモリ1はクロック信号CL2に同期して書
き込み処理、および読み出し
【0018】ラッチ回路13はランダムアクセスメモリ
1から読み出されたデータをクロック信号CL2の立ち
上がりから次の立ち上がりまでの間ラッチする。処理を
実行する。
【0019】読み出し、書き込み制御信号(以下、R/
W信号と略す)104は、アドレス算出回路6からアド
レスバス105に出力されるアドレス信号がランダムア
クセスメモリ1の読み出しアドレスと書き込みアドレス
のいずれを表しているかを指定しており、10ビットの
アドレスバス105上のアドレス信号が読み出しアドレ
スなら低レベル(0)に、反対に、書き込みアドレスな
ら高レベル(1)に移行する。
【0020】書き込みアドレスバッファ(図ではWAB
ufと略されている)7、8は、10ビットのアドレス
バス105および10ビットのアドレスバス107上の
アドレス信号をアンドゲート9、10から供給される出
力信号の立ち上がりでそれぞれラッチする。これらの書
き込みバッファ7,8とポインタ2は、R/W信号10
4が高レベル(書き込みモード)時には、10ビット幅
のシフトレジスタとして機能する。
【0021】マルチプレクサ(図ではMUXと略されて
いる)11はR/W信号104に応答し、R/W信号1
04が低レベル(すなわち、読み出しアドレスを示す)
の時には、アドレスバス105を選択する。R/W信号
104が高レベルなら(すなわち、書き込みアドレスを
示している)、マルチプレクサ11は書き込みアドレス
バッファ7のアドレスバス106を選択し、アドレスバ
ス105または106上のアドレス信号をポインタ2に
転送する。
【0022】比較器140はアドレスバス107と10
6上のアドレス信号、すなわち書き込みアドレスバッフ
ァ7、8に保持されているアドレス信号、をポインタ2
から出力されたアドレス信号109とクロック信号CL
2の立ち上がりで比較し、2ビットの一致信号110を
出力する。一致信号110はアドレス信号106と10
9が一致すると(1,0)のビット配列となり、アドレ
ス信号107と109が一致すると(1,1)のビット
配列になる。しかしながら、いずれのアドレス信号10
6、107もアドレス信号109と一致しないときは、
一致信号110は(0,x)のビット配列になる。一致
信号110のxは「Don’t  care」を表して
おり、以下、同様にする。
【0023】一致信号110はD型フリップフロップ(
以下、DF/Fと略す)150で1クロック分だけ遅延
した後に、マルチプレクサ12に転送される。R/W信
号104はDF/F151、152、153で1.5ク
ロック分だけ遅延した後、遅延信号115としてマルチ
プレクサ12に供給されている。遅延信号115が(0
)、すなわち読み出し処理を示しており、一致信号11
1が(0、x)のビット配列、すなわちアドレス信号1
09と書き込みアドレス信号106、107との不一致
なら、マルチプレクサ12はラッチ回路13からのデー
タバス114を選択する。一方、遅延信号115が低レ
ベル(読み出し処理)でも、一致信号111が(1,0
)のビット配列なら、データバス113を選択する。ま
た、遅延信号115が低レベルで、一致信号111のビ
ット配列が(1,1)なら、データバス112を選択す
る。ところが、遅延信号115が高レベルで書き込み処
理を指定しているなら、マルチプレクサ12は高インピ
ダンス状態になる。
【0024】DF/F152はR/W信号104からモ
ード信号120(図ではDR/Wと略されている)を発
生させ、モード信号120が低レベル(0)ならランダ
ムアクセスメモリ1は読み出しモードとなり、高レベル
(1)なら書き込みモードに移行する。
【0025】アドレス算出回路6はアドレスバス101
上のデータ信号等に基づきアドレスを算出し、アドレス
信号としてアドレスバス105上に供給する。アドレス
算出回路6で形成されるアドレス信号は書き込みアドレ
スおよび読み出しアドレスのいずれかを示している。
【0026】次に、図2と図3を参照して第1実施例の
動作を説明する。
【0027】図2と図3において、「IDS」はデータ
バス100上のデータの内容を示しており、「クロック
D」、「クロックE」、「FIFO入力クロック」およ
び「FIFO出力クロック」はアンドゲート9、10、
4、5の出力信号を、「FIFO入力データ」「FIF
O出力データ」はFIFOバッファ3の前段と後段にそ
れぞれ保持されているデータを示している。データバス
100上のデータはアルファベットの小文字a,b,c
,.....oで示されているが、これらのデータを保
持している、あるいは保持するアドレスも同様にアルフ
ァベットの小文字a,b,c,.....oで示されて
いる。
【0028】時刻A,B,Cにおいて、アドレスバス1
01のデータに基づきアドレスa,b,Cがアドレス算
出回路6で算出され、アドレスバス105に送出される
が、R/W信号104は低レベル(0)であり、アドレ
スa,b,cは読み出しアドレスとして扱われる。すな
わち、マルチプレクサ11は低レベルのR/W信号10
4に応答してアドレスバス105を選択しており、アド
レスa,b,cはマルチプレクサ11を介してポインタ
2に入力される。
【0029】アドレスa,b,cはポインタ2からアド
レスバス109を介してプリデコーダ102に供給され
、デコードされたアドレス信号は半クロック遅れてラン
ダムアクセスメモリ1に供給される。
【0030】R/W信号104はDF/F151にクロ
ック信号CL2に同期してラッチされ、モード信号12
0は低レベルに移行する。したがって、ランダムアクセ
スメモリ1は読み出しモードとなっており、上記時刻A
’,B’,C’には、アドレスa,b,cからデータa
,b,cを読み出す。かようにして読み出されたデータ
a,b,cはクロックCL2の立ち上がりでラッチ回路
13に保持され、マルチプレクサ12に転送される。 遅延信号115は低レベルのR/W信号104に基づき
低レベルに移行しており、マルチプレクサ12はデータ
バス114を選択し、データa,b,cはデータバス1
00出力される。
【0031】このように、本実施例にかかるメモリ回路
では、読み出しモード時には、ランダムアクセスメモリ
1はアドレス算出回路6で算出されたアドレスからデー
タを読み出し、アドレスの発生からデータの読み出しま
では1.5クロック分の時間を要する。
【0032】次に、時刻DにR/W信号104が高レベ
ルに移行し、書き込みモードが指定されたとする。本実
施例では、システム動作前の初期状態として、書き込み
バッファ7、8にアドレスデータ(3FFH)が格納さ
れているものとする。なお、ランダムアクセスメモリ1
のアドレス(3FFH)はシステムの占有領域であり、
有効データの格納には使用しない。
【0033】時刻D,E,Fでアドレス算出回路6から
アドレスd,e,fがアドレスバス105に出力される
が、マルチプレクサ11は高レベルのR/W信号104
に応答してアドレスバス106を選択しているので、ポ
インタ2と書き込みバッファ7、8はシフトレジスタと
して機能する。すなわち、ポインタ2は書き込みバッフ
ァ7のデータを時刻Dでラッチし、書き込みバッファ7
は書き込みバッファ8のデータを時刻Dより少し遅れて
ラッチし、書き込みバッファ8はアドレスdをラッチす
る。同様に、時刻E,Fには、ポインタ2、書き込みバ
ッファ7、8でのシフトが繰り返される。その結果、時
刻Fには、アドレスdがポインタ2に保持されることに
なる。
【0034】R/W信号104は高レベルなので、モー
ド信号120も高レベルとなり、ランダムアクセスメモ
リ1は書き込みモードとなる。したがって、アドレスバ
ス100上のデータdは時刻F’からG’の間にランダ
ムアクセスメモリ1のアドレスdに書き込まれる。
【0035】すなわち、データdはアドレス算出回路6
がアドレスdを算出してから1.5クロック後にデータ
バス100上に現れ、時刻F’にFIFOバッファ3の
前段にラッチされる。ところが、FIFOバッファ3の
後段は空状態なので、データdは直ちに後段に転送され
、データバス113上に送られる。ランダムアクセスメ
モリ1は書き込みモードなので、データdは時刻G’ま
でにアドレスdに書き込まれる。
【0036】時刻G’には、FIFOバッファ3後段の
データdは無効となり、後段は空状態になる。ところが
、時刻G’には、次のデータeがデータバス100から
FIFOバッファ3の前段にラッチされ、直ちに後段に
転送される。時刻G’から少し遅れてデータバス113
上に出力される。
【0037】ところが時刻GにR/W信号104は低レ
ベルに戻っているので、メモリ回路は再び読み出しモー
ドに戻っており、データeは時刻G’から少し遅れてデ
ータバス100に送出される。
【0038】ところが、時刻E,Fにアドレス算出回路
6で算出されたアドレスe,fはそれぞれ書き込みバッ
ファ7、8に保持されており、時刻Gのポインタ2は次
の読み出しアドレスgを保持している。
【0039】書き込みデータfは時刻G’からH’の間
にデータバス100上にドライブされ、時刻H’にFI
FOバッファ3の前段にラッチされる。FIFOバッフ
ァ3の後段には、データeが既に保持されているので、
データfはFIFOバッファ3の前段にラッチされたま
まになる。
【0040】ランダムアクセスメモリ1は読み出しモー
ドに移行しており、時刻G,Hにアドレス算出回路6か
らポインタ2にそれぞれ出力されるアドレスg,hで指
定されるデータg,hをそれぞれ1.5クロック遅延し
てデータバス100に出力する。したがって、この間、
書き込みアドレスは書き込みバッファ7、8に保持され
、書き込みデータはFIFOバッファ3の後段と前段と
に保持されることになる。
【0041】R/W信号104が時刻Gに再び低レベル
になると、上述のように書き込みバッファ7、8からポ
インタ2に書き込みアドレスが供給され、FIFOバッ
ファ3内の書き込みデータはランダムアクセスメモリ1
に供給される。
【0042】このように、本実施例のメモリ回路は、メ
モリ処理とデータ転送とを分離しても、アドレス演算と
データ転送とのタイミングを連結でき、交互に発生する
読み出し処理と書き込み処理とに対応できので、パイプ
ライン制御の高速化を図ることができる。
【0043】時刻H以降、書き込み処理と読み出し処理
とが更に交互に要求される状態を示したが、図2と図3
から明らかなように、アドレス演算とデータ転送のタイ
ミングに何等変更を必要としない。
【0044】本実施例のメモリ回路は、書き込みデータ
を一旦FIFOバッファ3に格納した後にランダムアク
セスメモリ1に書き込む。通常、書き込みデータは、次
の次に書き込まれるデータのアドレス算出がトリガとな
ってランダムアクセスメモリ1に書き込まれる。この際
、ランダムアクセスメモリ1に書き込まれる以前にFI
FOバッファ3に格納されているデータを一度データバ
ス100上にロードする必要が生じる場合がある。これ
は、読み出しに関するアドレスの算出結果が書き込みバ
ッファ7または8内の書き込みアドレスと一致した場合
である。このような場合には、ランダムアクセスメモリ
1にデータを書き込む前に、比較機の比較結果に基づき
マルチプレクサ12を介して書き込みデータをデータバ
ス100に再ロードする。この処理により、FIFOバ
ッファ3内のデータが無効になることなく、後にランダ
ムアクセスメモリ1に書き込むことができる。
【0045】本実施例によれば、アドレス算出後、常に
1.5クロックだけ遅れて、算出されたアドレスに関す
る読み出しデータまたは書き込みデータをデータバス1
00上に転送、あるいはデータバス100から取り込む
ことができる。しかも、かかるタイミングはデータが読
み出しデータであるか、書き込みデータであるかに依存
しておらず、しかも、書き込み処理豊海だし処理の順序
にかかわらない。
【0046】更に、ランダムアクセス1内のデータへの
アクセスは、本実施例の場合、40ナノ病毎に可能であ
り、これは、ランダムアクセスメモリ1への書き込み処
理とランダムアクセスメモリ1へのデータをデータバス
100で転送する処理とを分離し、重畳できたことによ
る。このような、転送処理とメモリ処理との分離により
パイプライン制御の効率化が更に高められ、平均アクセ
ス時間は従来の1/2にされた。
【0047】なお、本実施例で説明したランダムアクセ
スメモリ1の記憶容量、バッファ、ポインタ、バス等の
ビット幅、およびクロック周波数等は、実施例と異なる
構成にしてもよい。
【0048】図7は本発明の第2実施例を示すブロック
図であり、固定値出力回路31は10ビットの固定値(
3FFH)を出力する回路であり、マルチプレクサ32
はメモリ選択信号(図7では、SEL(オーバーライン
)で示されている)300が(0)の時、アドレス算出
回路6の出力を選択し、メモリ選択信号300が(1)
の時固定値出力回路31の出力を選択入力する。
【0049】第1実施例のR/W信号104は、第2実
施例でR/W信号104とメモリ選択信号300との論
理和信号301に置換されている。しかしながら、それ
以外の構成は第1実施例と同一なので、構成要素に同一
符号のみ付して説明を省略する。
【0050】第2実施例では、メモリ回路が選択されな
いとき、メモリ選択信号300は(1)となり、メモリ
回路は書き込み時と同様の処理を実行することになる。 この時の書き込みアドレスは(3FFH)であり、それ
以外のアドレスには書き込めない。
【0051】第1実施例では、データソース(不図示)
は全ての書き込みデータをデータバス100上に送出し
た後、ダミーの書き込み処理を2回実行しなければなら
なかった。これは書き込みデータをFIFOバッファ3
内に残すことなく、ランダムアクセスメモリ1に書き込
むためである。しかしながら、第2実施例では、メモリ
回路が選択されないサイクルでFIFOバッファ3内の
書き込みデータをランダムアクセスメモリ1に自動的に
書き込むことができるという利点がある。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、シフトレジスタとファーストインファーストアウト
バッファ回路を備えたので、モードの相違によるデータ
バス転送処理とメモリ処理との実行順序の変更を吸収で
き、メモリアクセス時のパイプライン化を高めることが
できる。したがって、各パイプラインステージの処理時
間を大幅に短縮でき、ランダムアクセスメモリへの平均
アクセス時間を短縮できるという効果を得られる。
【0053】例えば、データバス転送に要する時間とメ
モリ処理に要する時間とが同一と仮定すると、本発明で
は、パイプラインの各ステージの処理時間を従来の半分
にすることができる。
【0054】また、本発明によると、書き込み処理と読
み出し処理の順序の相違をハードウエアが自動的に吸収
するため、書き込み、読み出しにかかわらず、一定のタ
イミングでアドレスを指定し、データをシステムデータ
バスに供給できるという利点もある。このように書き込
み処理も読み出し処理度同様にパイプライン処理できる
ので、任意の順序で読み出し処理と書き込み処理を配列
でき、メモリ処理をあたかも読み出し処理のみを実行し
ているかのように実施できる。これは、例えば、図2お
よび図3に示したように、アドレス算出回路の出力、シ
ステムバスへのデータ転送、R/W信号の切り替えのみ
をパイプラインの各ステージ毎に管理すればよく、従来
と比べると、同程度のメモリ管理負荷でメモリアクセス
スピードを2倍に高められることを意味している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブロック図である。
【図2】第1実施例のタイミング図である。
【図3】第1実施例のタイミング図である。
【図4】従来例のブロック図である。
【図5】従来例のタイミング図である。
【図6】従来例のタイミング図である。
【図7】第2実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1    ランダムアクセスメモリ 2    ポインタ回路 3    FIFOバッファ回路 4    アンドゲート 5    アンドゲート 6    アドレス算出回路 7    書き込みバッファ回路 8    書き込みバッファ回路 9    アンドゲート 10    アンドゲート 11    マルチプレクサ 12    マルチプレクサ 13    ラッチ回路 14    プリデコーダ回路 140    比較器 150    DF/F 151    DF/F 152    DF/F 153    DF/F 154    DF/F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数アドレスを有するランダムアクセスメ
    モリと;システムデータバスと;システムデータバスと
    ランダムアクセスメモリとの間に設けられ書き込みモー
    ド時にシステムデータバス上の書き込みデータを順次保
    持するファーストインファーストアウト型バッファ回路
    と;システムアドレスバス上のデータに基づきアドレス
    を算出するアドレス算出回路と;アドレスを保持しラン
    ダムアクセスメモリのアドレス位置を指定するポインタ
    回路と;第1選択信号と第2選択信号とに応答してラン
    ダムアクセスメモリからの読み出しデータバスとファー
    ストインファーストアウト型バッファ回路からのデータ
    バスのいずれかを選択しシステムデータバスに接続する
    第1選択回路と;アドレス算出回路に接続しアドレスを
    保持するシフト回路と;書き込み/読み出し制御信号に
    応答してアドレス算出回路からのアドレスバスとシフト
    回路からのアドレスバスとのいずれかを選択しポインタ
    回路に接続する第2選択回路と;書き込み/読み出し制
    御信号に基づきランダムアクセスメモリにモード指定信
    号を、ファーストインファーストアウト型バッファ回路
    に第1制御信号を、第1選択回路に第1選択信号を、シ
    フト回路に第2制御信号を供給する制御信号発生回路と
    ;シフト回路からのアドレスとポインタ回路からのアド
    レスとを比較して第2選択信号を発生する比較回路とを
    備えたことを特徴とするメモリ回路。
  2. 【請求項2】上記制御信号発生回路は、上記書き込み/
    読み出し制御信号を順次遅延してモード指定信号と第1
    選択信号を発生させ、上記書き込み/読み出し制御信号
    を順次遅延した信号を論理演算して第1制御信号を発生
    させ、クロック信号を選択的にマスクして第2制御信号
    を発生させることを特徴とする請求項1記載のメモリ回
    路。
  3. 【請求項3】上記ファーストインファーストアウトバッ
    ファ回路は上記第1制御信号で規定されるタイミングで
    上記システムバス上のデータを入力し、上記ランダムア
    クセスメモリまたは第1選択回路に送出することを特徴
    とする請求項1記載のメモリ回路。
  4. 【請求項4】上記比較回路は上記シフト回路から供給さ
    れるアドレスをポインタ回路から供給されるアドレスと
    比較して一致または不一致を判断し、その判断結果を表
    す第2選択信号を発生させることを特徴とする請求項2
    記載のメモリ回路。
  5. 【請求項5】上記第1選択回路はアドレスの一致または
    不一致を表す第2選択信号と書き込み/読み出し制御信
    号を遅延した第1選択信号の組み合せに基づきランダム
    アクセスメモリからのデータバスかファーストインファ
    ーストアウト型バッファ回路からのデータバスを選択す
    ることを特徴とする請求項4記載のメモリ回路。
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