JPH11203061A - 画像処理装置、出力装置、画像処理システムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、出力装置、画像処理システムおよび画像処理方法

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JPH11203061A
JPH11203061A JP432098A JP432098A JPH11203061A JP H11203061 A JPH11203061 A JP H11203061A JP 432098 A JP432098 A JP 432098A JP 432098 A JP432098 A JP 432098A JP H11203061 A JPH11203061 A JP H11203061A
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JP
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data
band
image processing
raster
pdl
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Makoto Sano
誠 佐野
Masaya Miyazaki
昌也 宮崎
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリを削減するとともに印刷画質を向上させ
た画像処理システムを提供する。 【解決手段】アプリケーション100によって生成され
たプリントデータPDがオブジェクトの記述順にグラッ
フィクスライブラリ110に供給されると、グラフィッ
クスライブラリ110がプリントデータPDを各オブジ
ェクトと対応づけてメタファイル120に記憶してい
く。1ページ分のプリントデータPDがメタファイル1
20に記憶された後、メタファイル120を検索するこ
とによって、バンド毎にプリントデータPDが再構成さ
れる。プリンタドライバ130は再構成されたプリント
データPDをPDLデータPD’に変換して出力装置2
に転送する。デコンポーザ140は中間フォーマットデ
ータを生成することなく、PDLデータPD’をバンド
バッファ22に直接展開する。出力デバイス24はバン
ドバッファ22からラスタデータRDを読み出して用紙
に画像を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンディング処理
を行う際にバンドにまたがるオブジェクトの分割処理を
行うことで、中間言語を生成することなく直接バンドバ
ッファに描画可能な画像処理装置、出力装置、画像処理
システムおよび画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト側のアプリケーションから送られ
てくるプリントデータを解釈して、印刷用紙などに画像
を出力する出力装置では、プリントデータをラスタ・ス
キャン型のフォーマットに変換する処理に必要となるワ
ークメモリや、変換後のラスタデータを格納する出力バ
ッファ用のメモリを備えているのが一般的である。特
に、出力バッファには、ラスタ展開されたラスタデータ
を格納する必要があるため、大きなメモリ容量を必要と
する。このため、多くの出力装置では、1ページを副走
査方向にバンドと呼ばれる複数の領域に分割して、各バ
ンドごとにラスタデータを生成する処理が行われる。こ
のようにバンド単位でプリントデータを再構成する処理
は、バンディング処理と呼ばれ、広く知られている。
【0003】このような従来の画像処理システムにあっ
ては、出力バッファのメモリ容量を削減するため、以下
の手法がとられてきた。例えば、ホスト側でプリントデ
ータをページ記述言語形式で記述されたPDLデータを
生成し、出力装置でPDLデータを中間フォーマットデ
ータに変換し、この中間フォーマットデータを出力バッ
ファ上でラスタデータに展開する画像処理システムが知
られている。この場合には、バンド単位でラスタ展開す
ることができるので、出力バッファの容量を削減するこ
とが可能となる。また、ホスト側でバンド毎のラスタデ
ータを生成し、出力装置ではラスタデータをバンド単位
で記憶する画像処理システムや、ホスト側でバンド毎の
中間フォーマットデータを生成し、出力装置において中
間フォーマットデータをラスタ展開する画像処理システ
ムが知られている。これらの場合にも、バンド単位でラ
スタデータが生成されるので、出力バッファの容量を削
減することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホスト側でP
DLデータを生成し、出力装置において中間フォーマッ
トデータを生成してバンディング処理を行う画像処理シ
ステムにおいては、出力装置の負担が大きい。このた
め、複数のホストから同時にプリント要求があると、プ
リントが完了するまでに長時間待たされるといった問題
がある。また、このシステムにおいて、PDLデータが
イメージに係わるものである場合には、イメージデータ
を中間コードに変換するとともに、元のイメージデータ
をラスタ展開するまで保存しておく必要があった。イメ
ージデータのデータ容量は、テキストデータやグラッフ
ィクスデータと比較してはるかに大きいので、イメージ
データは圧縮して保存されるのが通常である。このた
め、圧縮伸長を実行する手段が必要となり、さらに圧縮
処理のためにイメージデータを一時的に保存するメモリ
が必要となるといった問題があった。
【0005】また、ホスト側でバンディング処理をして
ラスタデータまで生成するシステムやホスト側でバンデ
ィング処理をして中間フォーマットデータまで生成する
システムにあっては、ホストの負担が大きくなる。この
ため、印刷指示をホストに入力してから、次の指示を受
け付けるまでの待ち時間が長くなってしましうといった
問題があった。
【0006】ところで、出力装置にあっては、同じサイ
ズの用紙であっても、縦方向と横方向とで別々のトレイ
を設けているものがある。このような出力装置において
は、いずれか一方のトレイから用紙が無くなった場合
に、他方のトレイの用紙を用いて印刷することができれ
ば便利である。しかし、バンドは、1ページを副走査方
向に分割することにより形成されていたので、バンディ
ング処理をホスト側で行うと、他方のトレイの用紙を用
いて印刷することができなかった。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、メモリの削減するとともに印刷画質を向上
させ、さらに使い勝手のよい画像処理システムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係わる画像処理装置にあっては、1ページ中に
配置された各オブジェクトの内容を指示するプリントデ
ータを、当該ページを複数の領域に分割したバンド単位
で再構成する再構成手段と、前記再構成手段によって再
構成されたデータをページ記述言語形式のPDLデータ
に変換する変換手段と、前記PDLデータを送信する送
信手段とを備えたことを特徴とする。一方、この画像処
理装置と共に使用するのに好適な出力装置にあっては、
PDLデータを受信する受信手段と、受信手段によって
受信された前記PDLデータをラスタデータに変換する
ラスタ変換手段と、ラスタ変換手段によって変換された
前記ラスタデータをバンド単位で記憶するバッファと、
バッファから読み出した前記ラスタデータに基づいて用
紙に前記オブジェクトを印刷する印刷機構とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】A.第1実施形態 1.全体構成 まず、本発明の一実施形態に係わる画像処理システムの
全体構成を説明する。図1は、本実施形態に係わる画像
処理システムのブロック図である。図に示すように、画
像処理システムはホストコンピュータ1、出力装置2お
よびローカルエリアネットワークLANから構成されて
いる。
【0010】このホストコンピュータ1は、各構成部分
を制御するCPU(中央演算処理装置)10、CPU1
0の作業用メモリとして機能するメモリ11、大容量の
データや各種のプログラムを格納するハードディスク1
2、入力装置として機能のするキーボード13やマウス
14、画像を表示するディスプレイ15、およびローカ
ルエリアネットワークLANとの間で通信を行うインタ
フェース16等から構成されている。
【0011】ハードディスク12には、画像処理に関す
る各種のアプリケーション100や、これらのアプリケ
ーションによって生成されたプリントデータPDを印刷
するための印刷プログラムが格納されている。ユーザー
がキーボード13やマウス14を操作すると、ハードデ
ィスク12からアプリケーション100がメモリ11に
読み出され、画像処理が実行されるようになっている。
また、アプリケーション100によって生成された画像
は、ディスプレイ16に表示されるようになっており、
ユーザーは、ディスプレイ16を見ながら、修正が加え
られるようになっている。アプリケーション100によ
って生成される画像の要素はオブジェクトと呼ばれる。
【0012】ユーザーがキーボード13やマウス14を
操作して、印刷指示を入力すると、印刷プログラムが起
動する。印刷プログラムは、後述するグラフィックスラ
イブラリ110とプリンタドライバ130から構成され
ており、これらによって、プリントデータPDをページ
記述言語(PDL)形式のコマンド列に変換したPDL
データPD’がバンド単位で生成されるようになってい
る。インターフェース16は、PDLデータPD’を、
ローカルエリアネットワークLANを介して出力装置2
に転送するようになっている。
【0013】次に、出力装置2は、各構成部分を制御す
るCPU20、CPU20の作業領域を提供するワーク
メモリ21、バンド単位でデータを記憶するバンドバッ
ファ22、ローカルエリアネットワークLANとの間で
通信を行うインターフェース23および出力デバイス
(印刷機構)24から構成されている。以上の構成にお
いて、PDLデータPD’がローカルエリアネットワー
クLANを介して出力装置2に転送されると、インター
フェース23はローカルエリアネットワークLANとの
間で通信を行って、PDLデータPD’をCPU20に
転送する。CPU20は、PDLデータPD’のコマン
ド列を解釈して、バンド単位でラスタデータRDを生成
し、これをバンドバッファ22に記憶する。バンドバッ
ファ22は、第1のバッファ221と第2のバッファ2
22から構成されており、一方のバッファにラスタデー
タRDの書込が行われているときには、他方のバッファ
からラスタデータRDが読み出され、書込と読出が交互
に繰り返されるように構成されている。また、バンドバ
ッファ22からのラスタデータRDの読出速度は、CP
U20によって出力デバイス24の印刷動作と同期する
ように制御される。
【0014】2.機能構成 次に、第1実施形態に係わる画像処理システムの機能構
成について説明する。図2は、第1実施形態に係わる画
像処理システムの機能構成を示すブロック図である。ま
ず、ホストコンピュータ1において、アプリケーション
100は、プリントデータPDをページ毎に生成する。
この場合、プリントデータPDは、必ずしもページの走
査順に生成されるのではなく、オブジェクト単位で生成
される。すなわち、プリントデータPDは、1ページ中
の任意の位置に配置されたオブジェクトが記述された順
番で生成される。
【0015】次に、グラフィックスライブラリ110
は、いわゆるGDI(Graphic Devising Inteface)に
よって構成されており、プリントデータPDをプリンタ
ドライバ130にバンド単位で転送する。ところで、上
述したようにプリントデータPDはオブジェクトが記述
された順番で生成されるから、1ページ分のプリントデ
ータPDの生成が終了しなければ、バンド単位でプリン
トデータPDをプリンタドライバ130に転送すること
はできない。そこで、この例にあっては、メタファイル
120が設けられており、そこには1ページ分のプリン
トデータPDがオブジェクトと対応づけられて格納され
るようになっている。グラフィックスライブラリ110
は、メタファイル120に1ページ分のプリントデータ
PDを書き込むと、予め定められたバンドの順番にメタ
ファイル120を検索し、バンド単位でプリントデータ
PDを構成し直してプリンタドライバ130に出力す
る。
【0016】次に、プリンタドライバ130は、バンド
単位に再構成されたプリントデータPDをPDLデータ
PD’に変換し、出力装置2に転送する。
【0017】次に、出力装置2のデコンポーザ140
は、ホストコンピュータ1から送られてきたPDLデー
タPD’をインタプリタで解釈する。インタプリタは、
PDLデータPD’の示すコマンドの種類に応じた処理
モジュールを呼び出す。具体的には、線や図形を表すグ
ラフィックデータの場合にはグラフィック処理モジュー
ルを、写真等を表すイメージデータの場合にはイメージ
処理モジュールを、テキストデータの場合にはテキスト
処理モジュールを各々呼び出す。PDLデータPD’を
ラスタデータRDに変換するイメジャーはこれらの処理
モジュールから構成され、各処理モジュールによって、
ラスタデータRDが生成されるようになっている。
【0018】ところで、1ページ中のオブジェクトの位
置は、任意に定められるので、一つのオブジェクトが2
つのバンドに跨る場合がある。このような場合に、デコ
ンポーザ140は、バンド単位のクリップ処理を行いラ
スタデータRDを生成している。このようにして生成さ
れたラスタデータRDは、バンドバッファ22に一旦記
憶され、出力デバイスの動作と同期して読み出され、用
紙に印刷される。
【0019】以上の機能構成によれば、ホストコンピュ
ータ1のグラフィックスライブラリ110においてバン
ド単位に再構成されたプリントデータPDを生成し、こ
れをPDLデータPD’に変換して出力装置2に転送す
るようにしたので、ホストコンピュータ1でバンディン
グ処理が行われることなる。したがって、従来、出力装
置2のデコンポーザで行っていたバンディング処理を不
要にできる。すなわち、1ページ分の中間フォーマット
データの生成および保存を省略して、バンドバッファ2
2にラスタデータRDをバンド単位で直接書き込むこと
が可能となる。このため、オブジェクトがイメージデー
タである場合に圧縮したイメージデータを記憶するメモ
リを削減できる。また、イメージデータの圧縮伸長に伴
う画質劣化が生じることがないので、高品質の印刷画像
を提供することができる。
【0020】3.動作 次に、本実施形態に係わる画像処理システムの動作を説
明する。この例にあっては、図3に示す1ページの画像
を第1〜第3のバンドB1〜B3に分割して処理するも
のとする。 3−1.プリントデータの生成処理 まず、アプリケーション100においては、プリントデ
ータPDをオブジェクトが記述された順番に生成する。
この例にあっては、第1のバンドB1にテキストのオブ
ジェクト1’が、第2のバンドB2にグラフィックのオ
ブジェクト2’が、第3のバンドB3にイメージのオブ
ジェクト3’が各々配置されている。ここで、オブジェ
クト1’→オブジェクト3’→オブジェクト2’の順に
画像が記述され、オブジェクト1’〜3’に対応するプ
リントデータを各々PD1〜PD3とすれば、当該ペー
ジに係わるプリントデータPDは、PD1→PD3→P
D2の順に生成される。この場合、PD1はテキストデ
ータ、PD2はグラフィックデータ、PD3はイメージ
データとして各々表される。
【0021】3−2.バンディング処理 次に、グラフィックスライブラリ110は、アプリケー
ション100によって生成されたプリントデータPD1
〜PD3をメタファイル120に書き込み、アプリケー
ション100から1ページ分のプリントデータPDの生
成が終了した旨の通知を受け取ると、バンディング処理
を開始する。このバンディング処理にあっては、メタフ
ァイル120を検索することによって、第1のバンドB
1→第2のバンドB2→第3のバンドB3の順に各バン
ドに該当するプリントデータPDを読み出すことによっ
て行われる。すなわち、1ページ分のプリントデータP
Dがバンド単位に再構成される。このようにバンディン
グ処理をホストコンピュータ1で行うことによって、出
力装置2でのバンディング処理を不要することができ
る。
【0022】3−3.PDLデータ生成処理 次に、プリンタドライバ130は、プリントデータPD
をバンド単位で、PDLデータPD’に変換する。この
例にあっては、PD1→PD2→PD3の順に変換処理
が行われる。ここで、PDLデータPD’が、ポストス
クリプトによって記述されるとすれば、図4に示すPD
LデータPD’が各々生成される。まず、オブジェクト
1’のようにプリントデータPD1がテキストデータで
記述されている場合には、コマンドと文字列やマトリッ
クスなどをパラメータとしたPDLデータPD’が生成
される。また、オブジェクト2’のようにプリントデー
タPD2がグラフィックスデータで記述されている場合
には、コマンドと始点および終点などのパラメータとで
構成されるPDLデータPD’が生成される。また、オ
ブジェクト3’のようにプリントデータPD3がイメー
ジデータで記述されている場合には、コマンドと、縦横
の幅、マトリックスおよびイメージの識別情報などをパ
ラメータとしたPDLデータPD’が生成される。
【0023】3−4.ラスタ変換処理 次に、上述したバンディング処理によって生成されたP
DLデータPD’が、出力装置2のデコンポーザ140
に供給されると、デコンポーザ140は、PDLデータ
PD’をラスタ変換してラスタデータRDを生成する。
この場合、PDLデータPD’は、バンド単位で供給さ
れるので、デコンポーザ140はバンドバッファ22に
対してラスタデータRDを直接展開することができる。
ところで、従来の画像処理システムにあっては、アプリ
ケーション100によって記述された順番にPDLデー
タPD’がホストコンピュータ1から転送されてきたた
め、出力装置2においてPDLデータPD’を中間フォ
ーマットデータに変換する過程でバンディング処理を行
っていた。また、イメージデータについては、バンディ
ング処理が終了してラスタ展開がされるまで、保持して
おく必要があるため、一旦イメージデータを圧縮して保
持する必要があり、メモリ容量の増加と画質劣化を生じ
ていた。これに対して、本実施形態に係わる画像処理シ
ステムにあっては、バンディング処理をホストコンピュ
ータ1で行うため、出力装置2においては、中間フォー
マットデータを生成する必要はなく、また、バンディン
グ処理が終了してラスタ展開を行うまで、圧縮されたイ
メージデータを格納しておくメモリを不要にできる。さ
らに、イメージデータを圧縮伸長する過程を省略できる
ので高画質のイメージを得ることができる。
【0024】3−5.印刷処理 次に、デコンポーザ140によってバンドバッファ22
にラスタデータRDが展開されると、バンドバッファ2
2からラスタデータRDが出力デバイス24の動作と同
期して読み出され、用紙に印刷される。ここで、上述し
たようにバンドバッファ22は、第1のバッファ221
と第2のバッファ222から構成されており、一方のバ
ッファにラスタデータRDの書込が行われているときに
は、他方のバッファからラスタデータRDが読み出さ
れ、書込と読出が交互に繰り返されるように動作する。
したがって、まず、第1のバンドB1に係わるラスタデ
ータRDが第1のバッファ221に書き込まれたとする
と、この後、第2のバンドB2に係わるラスタデータR
Dが第2のバッファ222に書き込まれ、当該書込期間
中に第1のバッファ221からラスタデータRDが読み
出され出力デバイス24に供給される。次に、第1のバ
ッファ221に第3のバンドB3に係わるラスタデータ
RDが書き込まれるのと同時に、第2のバッファ222
から第2のバンドB2に係わるラスタデータRDが読み
出される。このように書込と読出が交互に繰り返され
る。
【0025】B.第2実施形態 第1実施形態に係わる画像処理システムにあっては、ア
プリケーション100によって生成されたプリントデー
タPDを、グラフィックスライブラリ110が一時的に
メタファイル120に記憶し、1ページ分のプリントデ
ータPDの記憶が終了した後、グラフィックスライブラ
リ110が、処理対象とするバンドを構成するオブジェ
クトをメタファイル120から抽出していた。これによ
り、バンド単位に再構成したプリントデータPDが生成
され、これがプリンタドライバ130に出力されるよう
になっていた。これは、1ページ分のプリントデータP
Dをバンド単位に再構成するバンディング処理をグラフ
ィックスライブラリ110で行うものであるが、アプリ
ケーション100とグラフィックスライブラリ110と
は、協調して処理を行うため、グラフィックスライブラ
リ110のバンディング処理が終了した後、アプリケー
ション100が開放されるようになっていた。したがっ
て、プリントデータPDのデータ量が大きいと、バンデ
ィング処理に時間がかかりアプリケーション100が開
放されるまでの時間が長くなってしまうこともある。そ
こで、第2実施形態に係わる画像処理システムにあって
は、バンディング処理をプリンタドライバで行うことに
より、アプリケーションが早く開放されるようにしてい
る。
【0026】第2実施形態に係わる画像処理システムの
全体構成は、図1に示す第1実施形態の画像処理システ
ムのブロック図と同様である。図5は、第2実施形態に
係わる画像処理システムの機能ブロック図である。図5
において、ホストコンピュータ1のアプリケーション1
00は、1ページ中の任意の位置に配置されたオブジェ
クトが記述された順番でプリントデータPDを生成し
て、これをグラフィックスライブラリ110に転送す
る。次に、グラフィックスライブラリ110は、アプリ
ケーション100から送られた順番にプリントデータP
Dをプリンタドライバ130に転送する。したがって、
アプリケーション100は、グラフィックスライブラリ
110からプリンタドライバ130へのプリントデータ
PDの転送が終了した時点で開放される。これにより、
1ページ中に多数のオブジェクトが配置されており、バ
ンディング処理に長時間を要する場合であっても、バン
ディング処理を待つことなくアプリケーション100を
開放することができる。
【0027】次にプリンタドライバ130は、グラフィ
ックスライブラリ110から転送されるプリントデータ
PDを転送順にメタファイル120に格納する。そし
て、1ページ分のメタファイル120が生成された後
に、予め定められているバンドの順番にメタファイル1
20を検索し、当該バンドに描かれているオブジェクト
をメタファイル120の中から抽出する。このように、
バンド単位でプリントデータPDを再構成することによ
ってバンディング処理を行っていく。そして、バンディ
ング処理されたプリントデータPDを、PDLデータP
D’に変換して出力装置2に転送する。なお、出力装置
2の機能構成は、第1実施形態と同様であるので、ここ
では説明を省略する。
【0028】このように第2実施形態にあっては、プリ
ンタドライバ130でメタファイル120を生成し、そ
こでバンディング処理を行うようにしたので、1ページ
に多数のオブジェクトが配置されており、バンディング
処理に長時間を要する場合であっても、アプリケーショ
ン100を短時間で開放することができる。このため、
ユーザーは、印刷指示をキーボード13やマウス14を
用いて入力した後に、長時間待たされることなく、次の
作業に取りかかることができる。
【0029】C.第3実施形態 第2実施形態に係わる画像処理システムにあっては、ア
プリケーション100によってプリントデータPDが生
成されると、グラフィックスライブラリ110がプリン
トデータPDをプリンタドライバ130に転送し、一時
的にメタファイル120に記憶し、処理対象とするバン
ド内に描画されるオブジェクトをメタファイル120か
ら抽出し、これにより、バンド単位に再構成したプリン
トデータPDを生成していた。このようなバンディング
処理において、1つのオブジェクトがあるバンドの内部
に収まっていれば、抽出されたプリントデータPDをそ
のまま処理することができるが、仮に1つのオブジェク
トが複数のバンドに跨っている場合には、各バンド毎に
同一のオブジェクトに係わる描画コマンドがPDLデー
タPD’への変換時に生成されることになる。特に、オ
ブジェクトが写真等のイメージで表されており、当該オ
ブジェクトが複数のバンドに跨って配置されているとす
ると、バンドからはみ出しているイメージデータが無駄
になり、メモリの使用効率が低下してしまう。そこで、
本実施形態にあっては、プリンタドライバ130におけ
るバンディング処理において、オブジェクトの分割を行
うようにしている。
【0030】第3実施形態に係わる画像処理システムの
全体構成は、図1に示す第1実施形態の画像処理システ
ムのブロック図と同様であり、また、本実施形態に係わ
る画像処理システムの機能構成は、図5に示す第2実施
形態に係わる画像処理システムの機能構成と大略同様で
ある。ただし、プリンタドライバ130におけるバンデ
ィング処理において、オブジェクトの分割処理が行われ
る点が第2実施形態と相違する。以下、この点について
説明する。
【0031】図6は本実施形態のプリンタドライバ13
0で行われるオブジェクトの分割処理を示す機能ブロッ
ク図である。図において、分割処理は、テキスト分割モ
ジュール131、イメージ分割モジュール132、グラ
フィックス分割モジュール133およびPDL変換モジ
ュール134によって行われる。各分割モジュール13
1〜133は、プリントデータPDの種類に応じて適用
され、PDL変換モジュール134は、各分割モジュー
ル131〜133から出力されるデータをPDLデータ
PD’に変換する。
【0032】まず、テキスト分割モジュール131は、
プリントデータPDがテキストデータである場合に適用
される。ここでテキストデータがビットマップデータで
あるならば、バンドの境界でビットマップデータを分割
して、別々のデータとしてPDL変換モジュール134
に出力する。例えば、図7に示すように第1のバンドB
1と第2のバンドB2に文字「富士」が跨っている場合
には、第1のバンドB1をバンディング処理する際に
「富士」の上半分に相当するビットマップデータをPD
L変換モジュール134に出力し、第2のバンドB2を
バンディング処理する際に「富士」の下半分に相当する
ビットマップデータをPDL変換モジュール134に出
力する。
【0033】一方、テキストデータがビットマップデー
タでない場合には、テキストデータは、文字コードとサ
イズや色といった属性情報とによって構成されている。
このため、バンドに跨っている文字をビットマップデー
タのようにバンドの境界で分割することはできない。そ
こで、文字が複数のバンドに跨っている場合には、各バ
ンドに文字コードと属性情報とを渡すことでバンディン
グ処理を行い、分割処理に対応している。例えば、図8
に示すように、第1のバンドB1と第2のバンドB2に
文字「富士」が跨っている場合には、第1のバンドB1
を処理する際に、文字コードと属性情報とをPDL変換
モジュール134に出力するとともに、第2のバンドB
2を処理する際にも、同一の文字コードと属性情報とを
PDL変換モジュール134に出力する。
【0034】次に、イメージ分割モジュール132は、
プリントデータPDがイメージデータである場合に適用
される。イメージ分割モジュール132は、イメージデ
ータをバンドの境界で分割する。ところで、イメージデ
ータの解像度が出力デバイス24の解像度と異なり、両
者の解像度の比が整数倍でない場合には、図9に示すよ
うにバンドの境界でイメージデータを構成するピクセル
が異なるバンドに跨ってしまう。イメージデータの解像
度が出力デバイス24の解像度と異なる場合には、出力
装置2のデコンポーザ140は、出力デバイス24の解
像度に合わせるように補間や間引処理を行って解像度を
変換する。この解像度変換では、近接するピクセルのイ
メージデータに基づいて処理が行われるので、単純にバ
ンドの境界でイメージデータを分割してしまうと、補間
処理の元データが得られないため、バンドの境界部分の
ピクセルが白く描画されるといった不都合が生じる。そ
こで、この例のイメージ分割モジュール132は、図1
0に示すように、イメージデータを二つのバンドでオー
バラップさせて分割処理を行っている。なお、オーバラ
ップさせるイメージデータの範囲は、デコンポーザ14
0による解像度変換が適切に行われるように設定され
る。
【0035】次に、グラフィックス分割モジュール13
3は、プリントデータPDがグラフィックスデータであ
る場合に適用される。グラフィックス分割モジュール1
33は、グラフィックスデータをバンドの境界で分割し
て別々のグラフィックスデータを生成する。
【0036】グラフィックスが幅を持っていない直線で
あるならば、図11に示すように元の直線をバンドの境
界で分割する。この場合には、元の直線とバンドの境界
の交点を分割点として、元の直線を、その始点と分割点
とを結んだ直線と、その終点と分割点を結んだ直線とに
分割する。このように分割された各直線は、各々のバン
ドの中に描画されたオブジェクトとして別々の描画コマ
ンドが発行され、処理される。
【0037】また、グラフィックスが幅Wを持つ直線で
ある場合には、幅を持たない直線と同様の処理を行うと
図12に示すように、描画されない領域Qが発生してし
まう場合がある。そこで、直線が幅を持つ場合には、図
13に示すように、直線を矩形に分割し、矩形の集合と
して取り扱うことにより、各バンド毎のオブジェクトと
して処理を行う。
【0038】また、グラフィックスが矩形の場合には、
図14に示すように、バンドの境界で2つの矩形に分割
して、別々のオブジェクトとして取り扱う。この場合に
は、各々のバンドの中で別々の描画コマンドが発行され
る。また、グラフィックスが曲線の場合には、図15に
示すようにバンドの境界部分で2つの曲線に分割し、各
バンド毎のオブジェクトとして処理を行う。この場合に
は、分割後の曲線に与えられる始点、終点、制御点など
のパラメータによってそのバンドの中のデータとする。
なお、曲線の場合には、曲線を直線近似した後に、直線
を分割するようにしてもよい。この場合には、上述した
直線の分割処理と同様に処理すればよい。さらに、曲線
が幅を持っている場合には、直線が幅を持っている場合
と同様に、矩形の集合として曲線を取り扱うことによっ
て、白抜けを防止するようにしてもよい。
【0039】ここで、アプリケーション100によって
生成されたプリントデータPDがバンド単位のPDLデ
ータPD’に変換されるまでの動作を図16を参照しな
がら説明する。なお、この例では、始点sと終点eと結
ぶ直線Lが第1のバンドB1と第2のバンドB2に跨っ
て描画されているものとする。まず、直線Lの描画を指
示するプリントデータPDがアプリケーション100に
よって、生成されると、このプリントデータPDがグラ
フィックスライブラリ110を介してプリンタドライバ
130に転送される。するとプリンタドライバ130は
図16に示すようにメタファイル120に当該プリント
データPDを格納する。
【0040】次に、プリンタドライバ130がバンディ
ング処理を行う際に、メタファイル120から、処理対
象とするバンドに含まれているオブジェクトを抽出す
る。例えば、第1のバンドB1が処理対象となるバンド
であれば、メタファイル120に記憶されているプリン
トデータPDがオブジェクトとして抽出される。する
と、プリンタドライバ120は、当該プリントデータP
Dがグラフィックスの描画を指示するものであり、か
つ、オブジェクトが第1のバンドB1と第2のバンドB
2に跨るものであることを検知すると、当該プリントデ
ータPDをグラフィックス分割モジュール133に転送
する。
【0041】この後、グラフィックス分割モジュール1
33は、直線Lとバンドの境界部分との交点を求めるこ
とにより、直線Lを直線L1と直線L2に分割する。具
体的には、図16に示すように、元の直線Lの始点sを
始点s1とし分割点を終点e1とする直線L1と、元の
直線Lの終点eを終点e2とし分割点を始点s2とする
直線L2に分割する。すなわち、複数のバンドに跨るオ
ブジェクトを各バンド毎のオブジェクトに分割する。そ
して、直線L1の描画を指示するプリントデータPD1
と直線L2を指示するプリントデータPD2を生成し
て、これらをPDL変換モジュール134に出力する。
【0042】次に、PDL変換モジュール134は、第
1のバンドB1を処理対象としてしている時に、図16
の下段に示す「Band1」のPDLデータPD’を生
成出力し、第2のバンドB2を処理対象としてしている
時に、「Band2」のPDLデータPD’を生成出力
する。こうしてバンディング処理されたPDLデータP
D’が、出力装置2に供給されると、第1,第2実施形
態と同様にデコンポーザ140によって、PDLデータ
PD’がラスタデータRDに変換されてバンドバッファ
22に直接展開され、出力デバイス24の動作と同期し
て、ラスタデータRDが読み出され、用紙に画像が印刷
される。
【0043】このように第3実施形態に係わる画像処理
システムにおいては、ホストコンピュータ1のプリンタ
ドライバ130においてオブジェクトの分割処理を行い
ながら、バンディング処理を行うようにしたので、オブ
ジェクトがバンドに跨っている場合であっても適切に処
理を行うことができる。また、イメージデータを分割す
る場合には、2つのバンドに出力するオブジェクトをオ
ーバラップさせながら分割するようにしたので、イメー
ジデータの解像度と出力デバイス24の解像度が異なる
場合であっても白抜けを防止することができる。
【0044】D.第4実施形態 第3実施形態に係わる画像処理システムは、プリンタド
ライバ130においてバンディング処理を行うとともに
オブジェクトの分割処理を行った。これに対して第4実
施形態の画像処理システムは、グラフィックスライブラ
リ110でバンディング処理とオブジェクトの分割処理
を行うものである。
【0045】第4実施形態の画像処理システムの全体構
成と機能構成は、グラフィックスライブラリ110の機
能を除いて、図1および図2に示す第1実施形態の画像
処理システムと同様である。第4実施形態のグラフィッ
クスライブラリ110は、アプリケーション100から
送られてくるプリントデータPDをメタファイル120
に格納し、1ページ分のプリントデータPDをメタファ
イル120に格納すると、バンド毎にプリントデータP
Dを再構成するバンディング処理を行う。この際、オブ
ジェクトが複数のバンドに跨っているか否かを判定す
る。オブジェクトが一つのバンドに収まっている場合に
は、このオブジェクトに対応するプリントデータPDを
プリンタドライバ130に出力する。一方、オブジェク
トが複数のバンドに跨っている場合には、テキスト、イ
メージ、またはグラフィックスといったオブジェクトの
種類に応じて、第3実施形態と同様の分割処理を実行し
て、バンド単位に分割したプリントデータPDを生成
し、これをプリンタドライバ130に出力する。
【0046】プリンタドライバ130は、プリントデー
タPDをページ記述言語形式のPDLデータPD’に変
換して、出力装置2に出力する。出力装置2は、第1実
施形態と同様にPDLデータPD’を解釈して、出力デ
バイス24を用いて用紙に画像を印刷する。このよう
に、第4実施形態においては、第3実施形態と同様にホ
ストコンピュータ1において、オブジェクトの分割処理
を行いつつ、バンディング処理を行うようにしたので、
オブジェクトがバンドに跨っている場合であっても、適
切に処理を行うことができる。
【0047】ただし、第3実施形態ではプリンタドライ
バ130において、オブジェクトの分割処理とバンディ
ング処理を実行したので、グラフィックスライブラリ1
10がアプリケーション100を占有する時間が短くな
り、アプリケーション100を早く開放することができ
る。
【0048】E.第5実施形態 第3実施形態に係わる画像処理システムは、プリンタド
ライバ130においてバンディング処理を行うとともに
オブジェクトの分割処理を行った。このため、複数のバ
ンドにデータ量の大きいイメージデータが跨っている場
合には、各バンド毎に分割処理を行うたびに、データ量
の大きいイメージデータを取り扱う必要があった。した
がって、同一のイメージデータやグラフィックスデータ
などのプリントデータがオブジェクトが跨っている各バ
ンドで繰り返し処理されることになる。換言すれば、処
理中のバンドからはみ出しているオブジェクトの領域の
処理が複数回行われることとなり、処理時間やメモリに
無駄が生じてしまう。第5実施形態はこの点に鑑みてな
されたものであり、分割処理の結果を保存することによ
って、各バンドで重複した分割処理をなくし、処理時間
を短縮するとともにメモリの使用効率を向上させること
を目的としている。
【0049】第5実施形態に係わる画像処理システムの
全体構成は、図1に示す第1実施形態の画像処理システ
ムのブロック図と同様であり、また、本実施形態に係わ
る画像処理システムの機能構成は、プリンタドライバ1
30の機能構成を除いて、図2に示す第1実施形態に係
わる画像処理システムの機能構成と同様である。すなわ
ち、アプリケーション100によって生成された1ペー
ジ分のプリントデータPDが、グラフィックスライブラ
リ110を介してメタファイル120に格納された後、
グラフィックスライブラリ110によって、バンド単位
で再構成されたプリントデータPDがプリンタドライバ
130に出力される点は、第1実施形態と同様である。
この場合、プリントデータPDには、オブジェクトを識
別するためのタグが付与される。
【0050】図17は本実施形態のプリンタドライバ1
30で行われるオブジェクトの分割処理を示す機能ブロ
ック図である。図において、テキスト分割モジュール1
31、イメージ分割モジュール132、およびグラフィ
ックス分割モジュール133は、上述した第3実施形態
と同様に構成されており、テキスト、イメージ、グラフ
ィックスといったプリントデータPDの種別に応じてオ
ブジェクトの分割処理を行う。
【0051】ここで、プリンタドライバ130があるバ
ンドを処理対象にしており、当該バンドと他のバンドに
跨るオブジェクトについて分割処理を行う場合には、各
分割モジュール131〜133は、このオブジェクトを
当該バンドの内部に描画されるものと、他のバンドの内
部に描画されるものに分割し、分割された両方のオブジ
ェクトについてプリントデータPDを各々生成する。そ
して、各分割モジュール131〜133は、当該バンド
に係わるプリントデータPDをPDL変換モジュール1
34に供給するととともに、他のバンドに係わるプリン
トデータPDをワークメモリ136に格納する。
【0052】この場合、ワークメモリ136には、元の
オブジェクトの種別を示すタグ、分割されたオブジェク
トが描画されるべきバンドの識別情報、および分割され
たオブジェクトの内容を示すプリントデータが組として
格納される。したがって、タグとバンドの識別情報に基
づいて、ワークメモリ136を検索することにより、す
でに、分割されたプリントデータPDが生成されている
か否かを検知することができる。
【0053】ここで、制御モジュール135は、グラッ
フィクスライブラリ110からプリントデータPDが供
給されると、プリントデータPDに付与されているタグ
と現在処理中のバンドを指示する識別情報とを用いて、
ワークメモリ136を検索する。そして、該当するプリ
ントデータPDが存在する場合には、このプリントデー
タPDをPDL変換モジュール134に出力して、PD
LデータPD’を生成する。したがって、あるオブジェ
クトについて分割処理が一度行われると、同じオブジェ
クトについて、再び分割処理を行う必要はない。
【0054】一方、ワークメモリ136を検索した結
果、ワークメモリ136に該当するプリントデータPD
が存在しない場合には、制御モジュール135はグラッ
フィクスライブラリ110から供給されたプリントデー
タPDが、複数のバンドに跨るものであるか否かを判定
する。複数のバンドに跨ると判定された場合には、プリ
ントデータPDの種別に応じた分割処理が各分割モジュ
ール131〜133によって行われる。一方、複数のバ
ンドに跨るものでないと判定された場合には、プリント
データPDが、PDL変換モジュール134に直接供給
され、PDLデータPD’の生成が行われる。
【0055】プリンタドライバ130によって生成され
たPDLデータPD’が、出力装置2に供給されると、
出力装置2は、第1実施形態と同様にPDLデータP
D’を解釈して、出力デバイス24を用いて用紙に画像
を印刷する。
【0056】このように、第5実施形態においては、分
割処理の結果をワークメモリ136に保存するようにし
たので、あるオブジェクトに対する分割処理が複数回行
われることはない。この結果、各バンドで重複した分割
処理をなくし、処理時間を短縮するとともにメモリの使
用効率を向上させることが可能となる。
【0057】F.変形例 以上、本発明に係わる実施形態を説明したが、本発明は
上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述
べる各種の変形が可能である。 (1)上述した各実施形態において、バンディング処理
は、ホストコンピュータ1で行っていたが、このために
は、ホストコンピュータ1に1ページ分のメタファイル
120を設ける必要がある。したがって、あるページの
中に大きなデータ量のイメージデータが含まれる場合に
は、大きなメモリ領域がメタファイル120として使用
されることになる。また、オブジェクトの分割処理もホ
ストコンピュータで行われるため、ホストコンピュータ
1のメモリ容量が少なかったり、あるいは、CPU10
の動作速度が十分でない場合には、ホストコンピュータ
1において、他のアプリケーションの作業効率が悪くな
ってしまう。
【0058】そこで、このようにホストコンピュータ1
の能力が十分でない場合には、そのことを検知して、出
力装置2においてバンディング処理を実行するようにし
てもよい。具体的には、CPU10の種類(バージョン
情報)や空きメモリの容量を記述したファイルを用意し
ておき、当該ファイルをプリンタドライバ130が参照
することによって、ホストコンピュータ1の能力を検知
し、その検知結果に基づいて、ホストコンピュータ1で
バンディング処理を行うか、出力装置2でバンディング
処理を行うかを判定するようにしてもよい。バンディン
グ処理をホストコンピュータ1で行わないと判定された
場合には、プリンタドライバ130はプリントデータP
DをPDLデータPD’に変換して出力装置2に転送
し、出力装置2においてバンディング処理が行われる。
なお、この場合に出力装置2のバージョン情報を参照
し、ホストコンピュータ1の処理能力と出力装置2の処
理能力をプリンタドライバ130で比較してバンディン
グ処理を行う装置を決定してもよい。
【0059】このように、ホストコンピュータ1の能力
に応じて、バンディング処理を行う装置を選択できる機
構を設けることにより、能力が十分でないホストコンピ
ュータにおいては、出力装置2においてバンディング処
理を行うことができる。
【0060】(2)上述した各実施形態において、1ペ
ージを複数の領域に分割するバンドの態様としては、出
力デバイス24の副走査方向に分割するものを一例とし
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、主走査方向と副走査方向に分割するものであっても
よい。例えば、A4Sを収納する縦方向トレイとA4L
を収納する横方向トレイを備えた出力装置2において、
A4Sの用紙に印刷中に、用紙切れが生じた場合であっ
ても、画像を90度回転させることによって、A4Lの
用紙に切り替えて印刷を続行させることができる。この
場合、サイズはバンドの長さ分またはその整数分の1の
正方形であることが望ましい。
【0061】図18は用紙切れに対応する回転処理の例
を示す図である。この例にあっては、A4Sの用紙を副
走査方向に3分割したバンドB1〜B3を形成し、さら
に主走査方向に3分割することによって、各バンドB1
〜B3がバンドb1〜b9に細分割されている。そし
て、バンドb1〜b9毎にPDLデータPD’が生成さ
れるようになっている。この場合、A4Sの用紙を指定
して印刷するとすれば、出力装置2はバンドb1〜b3
に係わるPDLデータPD’に基づいて、バンドB1の
ラスタデータRDを生成して、バンドバッファ22に展
開し、バンドB2、バンドB3の順に処理を進める。
【0062】ここで、A4Sの用紙が無くなってしま
い、A4Lの用紙が横方向トレイに収納されていたとす
ると、まず、出力装置2に設けられた用紙切れを検出す
るセンサが縦方向トレイの用紙が無くなったことを検出
する。すると、CPU20はセンサからの検出信号を検
知して、縦方向トレイに切り替える。この場合には、バ
ンドb3、b6、b9のPDLデータPD’を90度回
転させて、バンドB1’を再構成する。同様にバンドB
2’、B3’を再構成することができる。これにより、
用紙切れが生じた場合であっても連続して印刷すること
が可能となる。
【0063】(3)上述した各実施形態においては、ホ
ストコンピュータ1においてバンディング処理を行っ
て、バンド毎に再構成されたPDLデータPD’を生成
したが、PDLデータPD’を生成する装置は、汎用の
コンピュータに限られず、画像処理専用のものであって
もよい。また、アプリケーション100を備えていなく
てもよい。要は、プリントデータPDをバンド単位に再
構成し、これをPDLデータPD’に変換する画像処理
装置であればどのようなものであってもよい。
【0064】(4)上述した各実施形態では、グラフィ
ックスライブラリ110、メタファイル120およびプ
リンタドライバ120によって、プリントデータPDを
バンド単位に再構成し直し、これに基づいてPDLデー
タPD’を生成したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、プリントデータPD’をバンド毎に再構成す
る機能と再構成されたデータをPDLデータPD’に変
換する機能を有するものであればどのようなものであっ
てもよい。
【0065】(5)上述した第3実施形態において幅を
持つ直線等は矩形に分割することによって、バンド毎に
オブジェクトを分割したが、本発明は矩形に限定される
ものではなく、要は、オブジェクトを描画の構成要素で
ある描画プリミティブに分割し、オブジェクトを描画プ
リミティブの集合として取り扱い、描画プリミティブを
用いてバンドの境界でオブジェクトを分割するものであ
ればどのようなものであってもよい。
【0066】
【発明の効果】上述したように本発明に係る発明特定事
項によれば、画像処理装置においてバンド毎にPDLデ
ータを生成したので、出力装置におけるバンディング処
理を省略して、出力装置の負担を軽くすることができ
る。特に、出力装置では中間フォーマットデータを生成
する必要がなくなり、また、イメージデータを中間コー
ドに変換するためのメモリが不要になるので、メモリを
大幅に削減することができる。また、イメージデータを
圧縮伸長する必要もないので、これに伴う画質劣化を原
理的になくし、高画質の画像を印刷することが可能とな
る。また、バンド単位でプリントデータを再構成する際
にオブジェクトを分割するようにしたので、処理時間を
短縮してメモリを有効に活用することができる。また、
主走査方向と副走査方向に分割したバンドを用いたの
で、バンドの再構成を行えば用紙切れにも対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係わる画像処理システムのブ
ロック図である。
【図2】 同実施形態に係わる画像処理システムの機能
構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態に係わる画像処理システムの動作
を説明するための1ページの画像例を示す図である。
【図4】 同実施形態に係わるPDLデータの変換例を
示す図である。
【図5】 第2実施形態に係わる画像処理システムの機
能ブロック図である。
【図6】 第3実施形態に係わるプリンタドライバで行
われるオブジェクトの分割処理を示す機能ブロック図で
ある。
【図7】 同実施形態に係わるテキスト分割モジュール
においてテキストデータがビットマップデータである場
合の分割動作を示す図である。
【図8】 同実施形態に係わるテキスト分割モジュール
においてテキストデータが文字コードデータである場合
の分割動作を示す図である。
【図9】 同実施形態においてバンドの境界でイメージ
データを構成するピクセルが異なるバンドに跨る場合の
例を示す図である。
【図10】 同実施形態に係わるイメージ分割モジュー
ルにおけるオーバラップ処理を示す図である。
【図11】 同実施形態に係わるグラッフィクス分割モ
ジュールにおいて、グラフィックスが幅を持っていない
直線である場合の分割処理を示す図である。
【図12】 同実施形態に係わるグラッフィクス分割モ
ジュールの分割処理においてグラフィックスが幅を持つ
直線である場合の問題点を示す図である。
【図13】 同実施形態に係わるグラッフィクス分割モ
ジュールにおいて、グラフィックスが幅を持つ直線であ
る場合の分割処理を示す図である。
【図14】 同実施形態に係わる同実施形態に係わるグ
ラッフィクス分割モジュールにおいて、グラフィックス
が矩形の場合の分割処理を示す図である。
【図15】 同実施形態に係わるグラッフィクス分割モ
ジュールにおいて、グラフィックスが曲線の場合の分割
処理を示す図である。
【図16】 同実施形態に係わる画像処理システムにお
いて、アプリケーションによって生成されたプリントデ
ータがバンド単位のPDLデータに変換されるまでの動
作を示す図である。
【図17】 第5実施形態のプリンタドライバで行われ
るオブジェクトの分割処理を示す機能ブロック図であ
る。
【図18】 変形例における用紙切れに対応する回転処
理の例を示す図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ(画像処理装置) 2…出力装置 22…バンドバッファ(バッファ) 24…出力デバイス(印刷機構) 16,23…インターフェース(送信手段、受信手段) 110…グラッフィックスライブラリ(再構成手段) 120…メタファイル(記憶手段、再構成手段) 130…プリンタドライバ(変換手段、再構成手段) 134…PDLデータ変換モジュール(変換手段) 140…デコンポーザ(ラスタ変換手段) PD…プリントデータ PD’…PDLデータ RD…ラスタデータ B1〜B3…第1〜第3のバンド

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページ中に配置された各オブジェクト
    の内容を指示するプリントデータを、当該ページを複数
    の領域に分割したバンド単位で再構成する再構成手段
    と、 前記再構成手段によって再構成されたデータをページ記
    述言語形式のPDLデータに変換する変換手段と、 前記PDLデータを送信する送信手段とを備えたことを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記再構成手段は、1ページ分の前記プ
    リントデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記
    憶内容を検索することにより、前記バンド単位で再構成
    したデータを生成するグラッフィックスライブラリとを
    備え、 前記変換手段は、前記グラッフィクスライブラリから前
    記バンド単位で渡される前記データを前記PDLデータ
    に変換するプリンタドライバであることを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記再構成手段と前記変換手段とは、プ
    リンタドライバと記憶手段とによって構成され、当該プ
    リンタドライバは、グラッフィックスライブラリから供
    給される前記プリントデータを前記記憶手段に記憶し、
    1ページ分の前記プリントデータが前記記憶手段に記憶
    されると、前記記憶手段を検索することによって、前記
    バンド単位で再構成したデータを前記記憶手段から読み
    出し、読み出された当該データを前記PDLデータに変
    換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記再構成手段は、複数のバンドに跨る
    前記オブジェクトを各バンド毎に分割して、バンド単位
    で再構成されたデータを生成することを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記再構成手段は、前記プリントデータ
    がビットマップデータである場合には、複数のバンドに
    跨る前記オブジェクトを各バンド毎に分割する際に、各
    バンドの境界で前記ビットマップデータを分割すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記再構成手段は、前記プリントデータ
    が文字コードを指示するテキストデータである場合に
    は、複数のバンドに跨る前記オブジェクトを各バンド毎
    に分割する際に、該当する各バンド毎に前記テキストデ
    ータを出力することを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記再構成手段は、前記プリントデータ
    がイメージデータである場合には、複数のバンドに跨る
    前記オブジェクトを各バンド毎に分割する際に、分割後
    のオブジェクトがオーバーラップするように前記イメー
    ジデータを分割することを特徴とする請求項4に記載の
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記再構成手段は、前記オブジェクトを
    描画プリミティブに分割し、各バンドに属する前記描画
    プリミティブの集合を前記各バンド毎のオブジェクトと
    して取り扱うことにより、複数のバンドに跨る前記オブ
    ジェクトを各バンド毎に分割することを特徴とする請求
    項4に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記再構成手段は、前記プリントデータ
    が曲線を示すグラッフィクスデータである場合には、当
    該曲線を複数の直線で近似することにより、複数のバン
    ドに跨る曲線を各バンド毎に分割することを特徴とする
    請求項4に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記再構成手段は、前記画像処理装置
    の処理能力を検知する検知手段と、前記検知手段の検知
    結果に基づいて、前記プリントデータの再構成を行うか
    否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段によっ
    て再構成を行わないと判定された場合には、前記プリン
    トデータを前記変換手段に出力することを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記バンドは、ページを主走査方向と
    副走査方向とに分割したものであることを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 各オブジェクトに対応するページ記述
    言語形式で記述されたPDLデータが、1ページを複数
    の領域に分割したバンド単位で供給される出力装置であ
    って、 前記PDLデータを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記PDLデータをラ
    スタデータに変換するラスタ変換手段と、 前記ラスタ変換手段によって変換された前記ラスタデー
    タをバンド単位で記憶するバッファと、 前記バッファから読み出した前記ラスタデータに基づい
    て用紙に前記オブジェクトを印刷する印刷機構とを備え
    たことを特徴とする出力装置。
  13. 【請求項13】 前記ラスタ変換手段は、バンドからは
    み出した前記ラスタデータをクリップして前記バッファ
    に供給することを特徴とする請求項12に記載の出力装
    置。
  14. 【請求項14】 画像処理装置と出力装置とを備えた画
    像処理システムであって、 前記画像処理装置は、 複数のバンドから構成される1ページ中に配置された各
    オブジェクトについて、それらの内容を示すプリントデ
    ータを、前記バンド毎に分割して、前記バンド単位で前
    記プリントデータを再構成する再構成手段と、 前記再構成手段によって再構成されたデータをページ記
    述言語形式のPDLデータに変換する変換手段と、 前記PDLデータを送信する送信手段とを備え、 前記出力装置は、 前記PDLデータを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記PDLデータをラ
    スタデータに変換するラスタ変換手段と、 前記ラスタ変換手段によって変換された前記ラスタデー
    タをバンド単位で記憶するバッファと、 前記バッファから読み出した前記ラスタデータに基づい
    て、用紙に前記オブジェクトを印刷する印刷機構とを備
    えたことを特徴とする画像処理システム。
  15. 【請求項15】 画像処理装置と出力装置とを備えた画
    像処理システムの画像処理方法において、 前記画像処理装置では、 複数のバンドから構成される1ページ中に配置された各
    オブジェクトについて、それらの内容を示すプリントデ
    ータを前記バンド毎に分割する第1のステップと、 前記バンド単位で前記プリントデータを再構成する第2
    のステップと、 再構成されたデータをページ記述言語形式のPDLデー
    タに変換する第3のステップと、 前記PDLデータを送信する第4のステップとを実行
    し、 前記出力装置では、 前記PDLデータを受信する第5のステップと、 前記受信手段によって受信された前記PDLデータをラ
    スタデータに変換する第6のステップと、 前記ラスタ変換手段によって変換された前記ラスタデー
    タをバンド単位で記憶する第7のステップと、 記憶した前記ラスタデータに基づいて、用紙に前記オブ
    ジェクトを印刷する第8のステップとを実行することを
    特徴とする画像処理方法。
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