JP2937509B2 - ビットマップ展開方式 - Google Patents

ビットマップ展開方式

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JP2937509B2
JP2937509B2 JP3053392A JP5339291A JP2937509B2 JP 2937509 B2 JP2937509 B2 JP 2937509B2 JP 3053392 A JP3053392 A JP 3053392A JP 5339291 A JP5339291 A JP 5339291A JP 2937509 B2 JP2937509 B2 JP 2937509B2
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bitmap
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之也 石岡
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ等
から出力されるプロッタコマンドからビットマップデー
タを生成するためのビットマップ展開方式に関し、特に
1枚の図面に対応した画像情報を複数のバンドに分割
し、各バンド毎にビットマップ展開を行うバンディング
タイプのビットマップ展開方式に関する。
【0002】
【従来の技術】自動製図システムにおける出図装置とし
ては、一般的にペンプロッタが普及しているが、近年、
印字速度の点で優れたサーマルプリンタやレーザプリン
タ等のラスタ型出図装置も頻繁に使用されるようになっ
てきた。この場合、ホストコンピュータからは、通常、
ペンプロッタを想定したプロッタコマンドが出力される
ことが多いので、ペンプロッタとのコンパチビリティー
を確保するため、これらのラスタ型出図装置の入力イン
タフェースには、上記プロッタコマンドからビットマッ
プデータを生成するためのビットマップ展開手段が必要
になる。ところで、例えばA0サイズの図面を400ド
ット/インチの解像度で格納する場合、必要とされるビ
ットマップメモリの容量は、30Mバイトにも達する。
このため、A1,A0サイズといった大型の出図装置等
で全画素対応のビットマップメモリを使用するとなる
と、大幅のコストアップを招く。このため、1枚の図面
を複数本のバンドに分割し、バンド単位でビットマップ
展開を行うことにより、使用するビットマップメモリの
容量を例えば2Mバイト程度まで削減するようにしたバ
ンディングタイプのビットマップ展開方式も知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バンディングタイプのビットマップ展開方式では、各バ
ンド毎にビットマップ展開を行うとしても、ビットマッ
プ展開手段に与えられる情報は、図形要素の始点、終
点、中心点、半径等の情報に限られるため、バンドの境
界を認識して処理を行うことは困難である。例えば、専
用コマンドを有するグラフィックプロセッサを利用して
ビットマップ展開を行う場合でも、ソフトウェアの負担
を増やさずにバンディング処理に対処するため、作図不
可能な領域にクリッピングをかけて、全領域に対してビ
ットマップ展開を行うようにしている。このため、従来
は本来展開を必要としない領域に対してもビットマップ
展開を行うために出図までに時間がかかるという問題点
がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、上述したバンディングタイプのビットマップ展開
処理方式において、処理速度を大幅に高めることができ
るビットマップ展開方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビットマッ
プ展開方式は、1枚の図面に対応した画像情報を複数の
バンドに分割し、各バンド毎に図形要素の線端部に対す
る円弧処理を行いながらベクタデータからビットマップ
データへの展開を行うビットマップ展開方式において、
前記各図形要素を特定の1又は複数の分割線で分割し、
前記図形要素の分割された各要素についてベクタデータ
を生成するベクタデータ分割手段と、このベクタデータ
分割手段で生成されたベクタデータをビットマップデー
タに展開するビットマップ展開手段とを備え、前記ベク
タデータ分割手段は、前記バンドの総数をN、前記図形
要素の線幅をWとしたとき、前記分割線は、第2番目か
ら第N−1番目のバンドにおける後続バンドの境界線か
らW/2だけ手前に設定されており、前記各分割された
図形要素は2つのバンドにまたがっていることを特徴と
する。
【0006】
【作用】本発明によれば、ビットマップデータへの展開
に先立って、各図形要素を特定の1又は複数の分割線で
分割し、分割された各要素についてベクタデータを生成
する。このため、例えば図形要素をバンド毎に分割した
場合には、1つのベクタデータの展開領域が1バンドの
みとなり、図形要素を2バンド毎に分割した場合には、
1つのベクタデータの展開領域が2バンドのみとなると
いうように、図形要素の展開領域が減少する。このた
め、ビットマップ展開の処理速度を大幅に向上させるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例について説明する。図1は、この発明の一実施例に係
るビットマップ展開システムの構成を示す機能ブロック
図である。
【0008】ホストコンピュータ等から与えられるプロ
ッタコマンドは、インタフェース回路1を介して入力デ
ータ用バッファ2に格納されるようになっている。入力
データ用バッファ2に格納されたプロッタコマンドは、
コマンド解析部3に順次供給されている。コマンド解析
部3は、入力されたプロッタコマンドを解析するもの
で、その解析結果は、ベクタデータ変換部4に供給され
ている。ベクタデータ変換部4は、与えられたコマンド
解析結果の図形要素を例えばバンド毎に分割し、分割さ
れた各要素についてベクタデータを生成するベクタ分割
部4aを備えたものとなっている。得られたベクタデー
タは、ベクタデータ用バッファ5に一旦格納されるよう
になっている。ベクタデータ用バッファ5に格納された
ベクタデータは、ビットマップ展開部6に供給されてい
る。ビットマップ展開部6は、ベクタデータをバンド単
位でビットマップ展開する。ビットマップ展開部6で展
開されたビットマップデータは、例えば2Mバイトの容
量の1バンド幅のビットマップメモリ7に格納されるよ
うになっている。
【0009】次にこのように構成されたビットマップ展
開システムの動作について説明する。図2は、このビッ
トマップ展開システムに供給されるプロッタコマンドの
概略を示す図である。図示のように、プロッタコマンド
は、ペンのアップダウン指令、移動先の座標値の他、図
示しないペンの番号、図形要素の種類等を特定する情報
等から構成される。このようなプロッタコマンドがホス
トコンピュータからインタフェース回路1を介してシス
テム内に入力されると、このプロッタコマンドは、一旦
入力データ用バッファ2に格納される。入力データ用バ
ッファ2に所定数のプロッタコマンドが格納されると、
コマンド解析部3が起動され、コマンド解析が行われ
る。このコマンド解析では、プロッタコマンドから始点
及び終点の座標値が分解される。この分解は、ペンダウ
ン指令を中心として行われる。例えば、“DOWN(x
2 ,y2 )”というコマンドが与えられた場合には、そ
の終点座標値(x2 ,y2 )を終点座標値として保存す
ると共に、1つ手前のコマンド“UP(x1 ,y1 )”
の終点の座標値(x1 ,y1 )を始点座標値として保存
する。
【0010】プロッタコマンドが解析されると、次にベ
クタデータ変換部4が起動され、コマンド解析部3での
解析結果からイメージデータを構成する各図形要素のベ
クタデータが生成される。このベクタデータの生成手順
を図3に示す。即ち、まず、コマンド解析結果を入力し
(S1)、終点座標値を図形要素の終点座標値(xe,
ye)として保存する(S2)。そして入力コマンドが
DOWNコマンドである場合には(S3)、直前のコマ
ンドの終点座標値を当該図形要素の始点座標値(xs,
ys)として保存し(S4)、そうでない場合には、次
のコマンド解析結果を入力する。DOWNコマンドの場
合、続いて図形要素が含まれるバンドを算出する(S
5)。例えば、図4に示す直線10の場合、始点座標値
(xs,ys)が第0番目のバンド、終点座標値(x
e,ye)が第3番目のバンドに含まれているので、こ
の図形要素(直線)が含まれるバンドは、第0,1,
2,3番目のバンドということになる。次に、各図形要
素を分割線(この例ではバンドの境界線)で分割して各
バンド毎のベクタデータを作成する(S6)。図4に
は、直線10が4つの直線に分割されている様子が示さ
れ、図5には、その際に得られるベクタデータが示され
ている。ベクタデータ11は、図形要素の種類を示す情
報11a、バンド情報11b、始点情報11c,終点情
報11dからなる。(xs ,ys )−(xe ,ye )で
示される直線10は、(xs ,ys )−(x1 ,y1
)、(x1 ,y1 )−(x2 ,y2 )、(x2 ,y2
)−(x3 ,y3 )、(x3 ,y3 )−(xe ,ye
)で示す4つの直線に分割される。
【0011】このように分割されたベクタデータは、ベ
クタデータ用バッファ5に一旦格納された後、ビットマ
ップ展開部6に供給される。ビットマップ展開部6で
は、供給されたベクタデータをビットマップ展開する。
即ち、先ず、ベクタデータを入力し、そのベクタデータ
が現在処理中のバンドに含まれているかどうかを判断す
る。もし、現バンドが含まれていない場合には、以後の
処理を行わず、次のベクタデータを入力する。現バンド
に含まれている場合には、ビットマップ展開を行う。な
お、ビットマップ展開の手法としては、始点座標値と終
点座標値とに基づくDDA(digital differential ana
lyzer )、Bresenham等の周知のアルゴリズムを使用す
ることができる。
【0012】このように、この実施例によれば、図形要
素を各バンド毎に分割してベクトルデータを生成してい
るため、1つのベクトルデータがビットマップ展開され
る領域は、必ず1つのバンド内に限定される。このた
め、グラフィックプロセッサのソフトウェアを何ら変更
せずに不要な展開処理の実行を防止して処理速度を向上
させることができる。
【0013】図6は、本発明の第2の実施例を説明する
ための図で、線端部整形のための円弧処理を行う場合の
実施例を説明するための模式図である。この実施例で
は、図形要素である直線20の線幅をWとすると、直線
20を分割する図中点線で示す分割線が、第1、第2、
第3番目のバンド中、後続バンドとの境界線からW/2
だけ手前の位置y2',y3',y4'に設定されている。即
ち、線端部に対して円弧処理を行う場合には、線端部の
位置に半径W/2の円弧が描かれるので、実際に描画さ
れる領域の端部は、線端位置よりもW/2だけ突出す
る。従って、各バンドの境界からW/2だけ手前の線か
らバンドの境界線までの間の領域に線の端点が位置して
いると、境界線で分割した場合には、円弧処理によって
描画されるべき部分が次のバンドにかかってしまうた
め、その部分が欠落してしまう。そこで、図6の点線で
示す位置で分割するようにすれば、このような線端部の
欠落の問題は発生しない。この実施例では、ビットマッ
プ展開処理が2つのバンドに亘ってしまうが、従来のよ
うに、全領域に亘ってしまう場合に比べ、その処理速度
は大幅に向上することは明らかである。これらのことか
ら、本システムによれば、従来のシステムに比べてビッ
トマップ展開の処理速度を格段に向上させることができ
る。
【0014】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものではなく、分割線の位置、分割数等は、任意に設
定可能である。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、 本発明によれば、
ビットマップデータへの展開に先立って、各図形要素を
特定の1又は複数の分割線で分割し、分割された各要素
についてベクタデータを生成するので、図形要素の展開
領域が減少し、ビットマップ展開の処理速度を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るビットマップ展
開システムの機能ブロック図である。
【図2】 同システムに入力されるプロッタコマンドを
示す模式図である。
【図3】 同システムにおけるベクタデータ変換処理を
示すフローチャートである。
【図4】 同システムにおける図形要素の分割位置を示
す模式図である。
【図5】 同システムにおけるベクタデータの分割の様
子を示す模式図である。
【図6】 本発明の第2の実施例に係るビットマップ展
開システムにおける図形要素の分割位置を示す模式図で
ある。
【符号の説明】 1…インタフェース回路、2…入力データ用バッファ、
3…コマンド解析部、4…ベクタデータ変換部、4a…
ベクタ分割部、5…ベクタデータ用バッファ、6…ビッ
トマップ展開部、7…ビットマップメモリ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の図面に対応した画像情報を複数の
    バンドに分割し、各バンド毎に図形要素の線端部に対す
    る円弧処理を行いながらベクタデータからビットマップ
    データへの展開を行うビットマップ展開方式において、 前記各図形要素を特定の1又は複数の分割線で分割し、
    前記図形要素の分割された各要素についてベクタデータ
    を生成するベクタデータ分割手段と、 このベクタデータ分割手段で生成された ベクタデータを
    ビットマップデータに展開するビットマップ展開手段と
    を備え、 前記ベクタデータ分割手段は、前記バンドの総数をN、
    前記図形要素の線幅をWとしたとき、前記分割線は、第
    2番目から第N−1番目のバンドにおける後続バンドの
    境界線からW/2だけ手前に設定されており、前記各分
    割された図形要素は2つのバンドにまたがっている こと
    を特徴とするビットマップ展開方式。
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JPH11203061A (ja) 1998-01-12 1999-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、出力装置、画像処理システムおよび画像処理方法

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