JPH11202625A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH11202625A
JPH11202625A JP10003110A JP311098A JPH11202625A JP H11202625 A JPH11202625 A JP H11202625A JP 10003110 A JP10003110 A JP 10003110A JP 311098 A JP311098 A JP 311098A JP H11202625 A JPH11202625 A JP H11202625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing device
magnetic carrier
toner
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10003110A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kanai
豊 金井
Yasuaki Watanabe
靖晃 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10003110A priority Critical patent/JPH11202625A/ja
Publication of JPH11202625A publication Critical patent/JPH11202625A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたって十分なトナー帯電量が維持
され、良好な画質を安定して得ることができる現像装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 トナーおよび磁性キャリアからなる現像
剤を表面に担持して現像領域Dに搬送する現像剤担持ロ
ール3、現像剤を回転軸方向かつ互いに逆方向に搬送し
て現像剤を撹拌する一対のスクリューオーガ7a,7b
と、これらスクリューオーガの回転軸方向の全域にわた
って2本のスクリューオーガ間での現像剤の相互移動を
許容するスクリューオーガ槽7cとを有する現像剤攪拌
部8、スクリューオーガ槽7cにトナーおよび磁性キャ
リアをそれぞれ供給する現像剤供給部10、現像剤の一
部を外部に排出する現像剤排出部13、現像剤担持ロー
ル3に供給された現像剤を所定の厚さの現像剤層に形成
する現像剤層形成部材6、および現像領域Dを通過した
後の現像剤担持ロール3上の現像剤を現像剤担持ロール
3から剥離する剥離磁極N3,N4を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタや複写機などに用いられる現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のプリンタや複写機
などに用いられる二成分現像装置は、像担持体に所定の
現像領域において近接もしくは接触して配置され、内部
に複数の磁極を有する固定磁石を配備した現像剤担持ロ
ールを備え、その現像剤担持ロールに供給されたトナー
および磁性キャリアから成る現像剤を磁気ブラシの状態
で担持して現像領域に搬送し、この磁気ブラシを像担持
体上の静電潜像に近接もしくは摺擦させ、現像剤担持ロ
ールに印加されるバイアス電圧の作用により像担持体上
の静電潜像をトナーで現像する方式の現像装置が広く用
いられている。
【0003】この方式の現像装置においては、像担持体
と現像剤担持ロールとが対向する現像領域に搬送される
現像剤の量を調整するための現像剤層形成部材が、現像
剤担持ロールとの間に所定の間隙を隔てて配備されてい
る。このような現像装置においては、現像剤層形成部材
の上流側に滞留する現像剤が過度に充填された状態とな
るため現像剤は強い圧縮力を受けやすい。また、この強
い圧縮力のために、現像剤層形成部材と現像剤担持ロー
ルとの間の狭い間隙を通過して現像領域に搬送される現
像剤と、現像剤層形成部材の上流側に充填された状態で
滞留している現像剤との間に強い摩擦力が働く。このよ
うな現像剤への圧縮力および摩擦力によって、トナーあ
るいはトナーの帯電性および流動性向上のためにトナー
表面に塗布されている外添剤などが磁性キャリア表面に
固着して磁性キャリアを劣化させることがあり、磁性キ
ャリアの劣化が進むとトナー帯電の低下を招き画質の劣
化を惹き起こすという問題がある。
【0004】この問題を解決する従来例として、特公平
2−21591号公報には、現像装置の上方から新たな
磁性キャリアを徐々に補給するとともに現像装置のハウ
ジング側壁に設けた現像剤溢出部から劣化した磁性キャ
リアを徐々に排出することにより、補給される磁性キャ
リア量と排出される磁性キャリア量とをバランスさせて
現像装置内の現像剤の劣化度合いを一定に保たせるよう
にした現像装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の現像装置には次に説明するような問題がある。図
9は、新しい磁性キャリアと劣化した磁性キャリアとの
トナー帯電性能の比較試験結果を示すグラフである。こ
の比較試験では、新しい磁性キャリアとトナーから成る
現像剤をINVERSINA製シェーカーミキサーに入
れて3分間攪拌した場合のトナー帯電量と、これと同じ
現像剤を従来の現像装置に使用して10000枚および
20000枚の印字を行った後、その使用後の現像剤を
ブローオフして磁性キャリアのみを取り出し、その磁性
キャリアに新しいトナーを加えて上記と同様の攪拌を行
った場合のトナー帯電量を測定している。ここで現像剤
中のトナー濃度は8wt%である。
【0006】図9に示すように、現像装置で使用した後
の磁性キャリアのトナー帯電量は、新しい磁性キャリア
のトナー帯電量より大幅に低下していることがわかる。
前述の従来例のように新しい磁性キャリアが逐次補給さ
れる現像装置においては、新たに補給された磁性キャリ
アのトナー帯電量と、すでに現像装置内にある劣化した
磁性キャリアのトナー帯電量との間には差が生じるの
で、現像装置内の磁性キャリアのトナー帯電量を均一化
するためには、新たに補給された磁性キャリアと、すで
に現像装置内にある磁性キャリアとを速やかに均一化す
る必要がある。
【0007】しかし、従来技術においては、現像装置内
における磁性キャリア均一化性能が不十分であるため、
トナー帯電量が不均一となり、その結果画像濃度が不均
一となるという問題がある。本発明は、上記の事情に鑑
み、長期間にわたって十分なトナー帯電量が維持され、
良好な画質を安定して得ることができる現像装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の現像装置は、静電潜像を担持して所定の方向に移
動する像担持体に所定の現像領域において近接もしくは
接触するように配置され、トナーおよび磁性キャリアか
らなる現像剤を表面に担持して上記現像領域を経由する
搬送経路に沿って搬送する現像剤担持ロール、それぞれ
の回転軸が水平方向を向くように互いに並べて配置さ
れ、回転により現像剤を回転軸方向かつ互いに逆方向に
搬送して現像剤を撹拌する一対のスクリューオーガと、
この一対のスクリューオーガを収納し一対のスクリュー
オーガの回転軸方向の現像剤撹拌領域全域にわたって2
本のスクリューオーガ間での現像剤の相互移動を許容す
るスクリューオーガ槽とを有する現像剤攪拌部、上記ス
クリューオーガ槽にトナーおよび磁性キャリアを供給す
る現像剤供給部、現像剤の一部を外部に排出する現像剤
排出部、上記現像剤担持ロールに供給された現像剤を所
定の厚さの現像剤層に形成する現像剤層形成部材、およ
び上記現像領域を通過した後の上記現像剤担持ロール上
の現像剤を現像剤担持ロールから剥離する剥離手段を備
えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を示す概略
構成図である。図1に示すように、この現像装置1は、
現像剤担持ロール3、現像剤層形成部材6、現像剤攪拌
部8、磁性キャリア補給装置9、現像剤供給部10、現
像剤排出部13を備えている。
【0010】現像剤担持ロール3は、静電潜像を担持し
て矢印A方向に移動する像担持体2に現像領域Dにおい
て近接もしくは接触するように配置され、トナーおよび
磁性キャリアからなる現像剤を表面に担持して現像領域
Dを経由する搬送経路に沿って搬送するものである。現
像剤担持ロール3は、導電性非磁性材料、例えばアルミ
ニウムからなり、回転自在に支持された現像スリーブ4
と、現像スリーブ4の内部に配備された固定磁石5とか
ら成る。
【0011】現像スリーブ4は、現像剤層形成部材6と
の間に0.7mmの間隙を隔てて配置されており、表面
速度300mm/secで反時計方向Bに回転してい
る。さらに現像スリーブ4には、図示しない電源から現
像バイアスとしてVp−p=1.5KV、周波数f=6
KHzの交流成分と、Vdc=−500Vの直流成分と
が重畳された電圧が印加されている。現像スリーブ4の
表面には、ブラスト処理により十点平均粗さRZで数ミ
クロンの微小凹凸が形成されている。
【0012】固定磁石5は、像担持体2と対向する現像
領域Dに面して配置され、現像スリーブ4上に現像剤の
穂立ちを形成する現像磁極S1と、現像領域Dを通過し
た後の現像剤を現像スリーブ4表面から剥離し、画像履
歴を解消するための同極性磁極が隣接配置された剥離磁
極N3,N4と、現像剤攪拌部8においてスクリューオ
ーガ7a,7bの回転により混合・撹拌された現像剤
を、現像スリーブ4表面に磁気的に吸引する吸着磁極S
3と、現像剤が所定の厚さの現像剤層として形成される
ように現像剤層形成部材6の近傍で現像剤の穂立ちを形
成する層形成磁極S2と、現像スリーブ4表面の現像剤
を磁気吸引して搬送するための搬送磁極N1,N2とか
ら構成される。
【0013】なお、現像スリーブ4表面での各磁極の磁
束密度は、磁極S1が950ガウス、磁極N1が700
ガウス、磁極S2が800ガウス、磁極N2が600ガ
ウス、磁極N3が600ガウス、磁極S3が650ガウ
ス、磁極N4が500ガウスにそれぞれ設定されてい
る。なお、本実施形態における磁極N3,N4は、本発
明にいう剥離手段に相当するものである。
【0014】現像剤層形成部材6は、現像剤担持ロール
3に供給された現像剤を所定の厚さの現像剤層に形成す
る。現像剤攪拌部8には、一対のスクリューオーガ7
a,7bとスクリューオーガ槽7cとが備えられてい
る。スクリューオーガ7a,7bは、それぞれの回転軸
が水平方向を向くように互いに並べて配置され、回転に
より現像剤を回転軸方向かつ互いに逆方向に搬送して現
像剤を撹拌する。スクリューオーガ槽7cは、一対のス
クリューオーガ7a,7bを収納しスクリューオーガ7
a,7bの回転軸方向の現像剤撹拌領域全域にわたって
2本のスクリューオーガ間での現像剤の相互移動を許容
するように構成されており、2本のスクリューオーガ間
には隔壁は存在しない。
【0015】磁性キャリア補給装置9は、補給用の磁性
キャリアを収納する磁性キャリア収納部11と、磁性キ
ャリアを磁性キャリア収納部11から現像剤攪拌部8の
上壁部に開口している磁性キャリア補給口10aまで搬
送し現像剤攪拌部8に新しい磁性キャリアを補給する磁
性キャリア搬送部12とから構成されている。磁性キャ
リア搬送部12は円筒形であり、その内部には磁性キャ
リアを搬送するためのスクリューオーガ12aが配置さ
れている。
【0016】現像剤供給部10には、上記の磁性キャリ
ア補給口10aのほかに、現像剤攪拌部8に新しいトナ
ーを補給するトナー補給口10bが設けられている。現
像剤排出部13は、劣化した現像剤を外部に排出するた
めの、現像装置1の側壁に設けられた開口である。像担
持体2は、現像スリーブ4との間に0.5mmの間隙を
隔てて配置され、表面速度150mm/secで時計方
向Aに回転している。像担持体2表面は、通常の電子写
真プロセスにより、露光部電位−200V、非露光部電
位−650Vの静電潜像が形成されている。
【0017】トナーとしては、富士ゼロックス(株)社
製A−Color635用トナーとキャリアが用いられ
る。トナーは平均粒径が7μmでポリエステルをバイン
ダとする非磁性トナーであり、外添剤としてSiO2
TiO2 が添加されている。キャリアとしては、平均粒
径50μmのフェライトキャリアが用いられる。スクリ
ューオーガ7a,7bは直径24mm、ピッチ20mm
の同一形状のものが互いに逆向きに取り付けられてお
り、スクリューオーガ7aは反時計方向に、スクリュー
オーガ7bは時計方向に回転している。
【0018】次に、この現像装置1の動作について説明
する。スクリューオーガ7a,7bの回転により混合・
攪拌された現像剤は、吸着磁極S3の作用により現像ス
リーブ4表面に吸着されて現像スリーブ4の回転に伴い
矢印B方向に搬送される。現像剤は現像剤層形成部材6
により規定の厚さの現像剤層に形成された後、像担持体
2と現像剤担持ロール3が対向する現像領域Dまで搬送
される。現像領域Dでは、現像剤層中のトナーは現像バ
イアスの作用により像担持体2上の静電潜像に移行し、
静電潜像はトナーにより現像されて像担持体2上にトナ
ー像が形成される。現像領域Dを通過した現像剤はさら
に矢印B方向に搬送され、剥離磁極N3,N4の作用に
より現像スリーブ4から剥離されて現像剤攪拌部8に戻
される。このように現像動作が繰り返されることにより
現像剤は徐々に劣化していきトナー帯電量が低下してい
く。
【0019】本実施形態の現像装置1では、画像形成装
置の印字枚数が所定の枚数に到達したタイミングでスク
リューオーガ12aの回転が開始され、磁性キャリア収
納部11から一定量の新しい磁性キャリアが現像剤攪拌
部8に補給される。磁性キャリアが補給されるとその補
給量に相当する量の劣化した現像剤が、現像剤排出部1
3から現像装置外に排出される。補給された磁性キャリ
アはスクリューオーガ7a,7bの回転によりスクリュ
ーオーガ槽7c内にある現像剤と混合され均一化される
ことにより現像剤のトナー帯電量は回復する。
【0020】磁性キャリアが補給されるタイミングは、
上記のように所定の印字枚数に到達した時のほかに、規
定のトナー量が消費された時、あるいは画像濃度が規定
範囲から外れた時などとしてもよい。また、現像剤排出
部13の開口部にシャッタなどを設け、シャッタを開閉
することにより排出される現像剤量を制御するようにし
てもよい。 <実験1>次に、第1の実施形態の現像装置の性能を確
認するために行った実験について説明する。
【0021】先ず、磁性キャリアの均一化性能を調べる
ため、現像装置1の現像剤攪拌部8のスクリューオーガ
槽7cのスクリューオーガ回転軸方向の一端にはトナー
濃度7.5wt%の現像剤325gを入れ、他端には
8.5wt%の現像剤325gを入れて現像装置1の動
作を開始させ、上記2種類のトナー濃度の現像剤が動作
時間の経過とともにどのように混合されてゆくかを測定
した。
【0022】次に、比較例1として、従来方式の現像装
置14を用いて同様の測定を行った。図2は、比較例1
として用いた、2本のスクリューオーガの間に隔壁を有
する現像装置の概略構成図である。図2に示すようにこ
の比較例1の現像装置14では、一対のスクリューオー
ガ37a,37bの間には隔壁37eが設けられてお
り、スクリューオーガ37a,37bはそれぞれのスク
リューオーガ槽37c,37dに別々に収納されてい
る。つまり、この現像装置14には2つの独立した現像
剤攪拌部38a,38bが設けられている。隔壁37e
のスクリューオーガ軸方向両端部には、一方のスクリュ
ーオーガから他方のスクリューオーガへと現像剤を受け
渡すための切欠き部が設けられており、現像剤は2つの
スクリューオーガ間を一方向に循環移動するようになっ
ている。
【0023】図3は、第1の実施形態の現像装置、およ
び比較例1の現像装置による現像剤均一化実験の結果を
示すグラフである。図3に実線で示したグラフは、第1
の実施形態の現像装置1による現像剤攪拌の実験結果を
示すものであり、破線で示したグラフは比較例1の現像
装置14による現像剤攪拌の実験結果を示すものであ
る。なお、図2における●印、■印、および▲印はそれ
ぞれスクリューオーガ回転軸方向の両端部および中央部
の3個所から採取したサンプルのトナー濃度を示してい
る。なお、この実験では印字は行っておらず、従ってト
ナーは消費されていない。
【0024】図3は、2種類のトナー濃度の異なる現像
剤がどれだけ早く均一化されるか、すなわち現像剤の均
一化性能を表しており、第1の実施形態の現像装置1
は、比較例1の現像装置14に比較して格段に優れた均
一化性能を有するものであることが明らかである。次
に、上記の現像装置1および比較例1の現像装置14を
用いた印字実験を行い、画像濃度の変化について比較測
定した。現像装置1および現像装置14には、トナー濃
度8wt%に調整した現像剤600gと、補給用の磁性
キャリア50gを入れた状態から現像装置を動作開始さ
せて実験を行った。
【0025】図4は、第1の実施形態の現像装置、およ
び比較例1の現像装置を用いた画像形成装置による画像
濃度の比較測定結果を示すグラフである。図4に示すよ
うに、比較例1の現像装置では安定した画像濃度が得ら
れていないが、第1の実施形態の現像装置では、1枚目
の印字から安定した画像濃度が得られており本発明の効
果が明瞭に示されている。
【0026】次に、本発明の現像装置の第2の実施形態
について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態を
示す概略構成図である。図5に示す現像装置15は、次
の点で、図1に示した第1の実施形態の現像装置1と相
違している。すなわち、この現像装置15では、現像剤
攪拌部19が現像剤担持ロール18よりも上方に配置さ
れており、かつ、現像剤担持ロール18から剥離された
現像剤を現像剤攪拌部19に汲み上げる搬送ロール2
0,21と、現像剤攪拌部19で撹拌された現像剤を現
像剤担持ロール18上の現像剤層形成部材25よりも上
流側に案内する案内部材24とを備えており、現像剤排
出部28が、スクリューオーガ槽22cよりも下方に配
置されている。
【0027】本実施形態における搬送ロール20,21
は、本発明にいう汲上げ部材に相当するものである。搬
送ロール20は、回転自在な非磁性体のスリーブ20_
1と、スリーブ20_1の内部に配備された、複数の磁
極20_2aを有する固定磁石20_2とからなり、同
様に、搬送ロール21は、回転自在な非磁性体のスリー
ブ21_1と、スリーブ21_1の内部に配備された、
複数の磁極21_2aを有する固定磁石21_2とから
なる。
【0028】上記以外の構成要素は第1の実施形態の現
像装置1におけるとほぼ同様である。すなわち、現像剤
担持ロール18は、現像装置1における現像剤担持ロー
ル3と同様、導電性非磁性材料からなり、回転自在に支
持された現像スリーブ17と、現像スリーブ17の内部
に配備された固定磁石16とから成る。固定磁石16
は、現像装置1における固定磁石5とは磁極配置が若干
異なるものの、同様の機能を有する現像磁極S1、層形
成磁極S2、剥離磁極N3,N4、およびその他のいく
つかの磁極から構成される。なお、上記の剥離磁極N
3,N4は、本発明にいう剥離手段に相当するものであ
る。
【0029】現像剤担持ロール18よりも上方に配置さ
れた現像剤攪拌部19は、現像装置1における現像剤攪
拌部8と同様、一対のスクリューオーガ22a,22b
とスクリューオーガ槽22cとを備えている。現像剤攪
拌部19に備えられたスクリューオーガ22aの回転方
向は時計方向であり、スクリューオーガ22bの回転方
向は反時計方向である。スクリューオーガ22a,22
bを収納するスクリューオーガ槽22cは、スクリュー
オーガ22a,22bの回転軸方向の現像剤撹拌領域全
域にわたって2本のスクリューオーガ間での現像剤の相
互移動を許容するような構造となっており、2本のスク
リューオーガ間には隔壁は存在しない。
【0030】本実施形態の現像剤攪拌部19において
は、一対のスクリューオーガ22a,22bの回転によ
り現像剤が受ける、相手の回転軸に向かう方向への分力
が互いに逆向きとなるように設定されている。そのた
め、磁性キャリア補給口23a、トナー補給口23bか
ら現像剤攪拌部19に供給された磁性キャリアおよびト
ナーはスクリューオーガ22a,22bにより、すでに
現像剤攪拌部19内にある現像剤と極めて迅速に混合・
撹拌される。
【0031】本実施形態の現像装置15は、通常の使用
状態では、現像剤攪拌部19には一定量の現像剤が溜め
られ、搬送ロール20,21により汲み上げられた現像
剤とほぼ等量の現像剤がスクリューオーガ槽22cの側
壁を乗り越えて下方に落下することにより定常状態が維
持されるように構成されている。スクリューオーガ槽2
2cの側壁を乗り越えて落下した現像剤は案内部材24
に導かれて現像剤担持ロール18上の現像剤層形成部材
25の上流側の層形成領域Lに導かれてそこに滞留す
る。層形成領域Lに滞留した現像剤は、現像剤層形成部
材25により所定の層厚の現像剤層に形成されて現像領
域Dへと搬送されるものと、搬送ロール20内に配備さ
れた固定磁石20_2の磁力により搬送ロール20のス
リーブ20_1上に吸着され、さらに、搬送ロール20
から搬送ロール21に搬送され、最後に現像剤攪拌部1
9へと戻されるものとの2通りに分かれる。現像領域D
へと搬送された現像剤は、像担持体2上の静電潜像の現
像に供された後、現像剤担持ロール18の剥離磁極N
3,N4により現像スリーブ17から剥離され、搬送ロ
ール20に吸着され、搬送ロール21を経て現像剤攪拌
部19へと戻される。
【0032】現像剤攪拌部19から落下し案内部材24
に案内されて層形成領域Lに達した現像剤のうちの一部
分は現像剤排出部28から現像装置外に排出される。現
像剤排出部28は、現像装置1における現像剤排出部1
3に代わるものであり、現像剤攪拌部19、搬送ロール
20,21、および案内部材24で囲まれる領域の形状
が略三角形となるような位置に配置されており、回転軸
方向に沿ったスリット状の開口29aを有する回動自在
の円筒状のスリーブ29と、スリーブ29内に配置され
たスクリューオーガ30とから構成されている。
【0033】現像剤を現像剤排出部28から現像装置外
に排出する時には、開口29aが上方を向く位置までス
リーブ29を回動させることにより、案内部材24に沿
って落下し層形成領域Lに滞留している現像剤の一部を
開口29aから内部に取り込み、スクリューオーガ30
により外部に排出する。また、現像剤を排出しない時に
は、開口29aが下方を向く位置までスリーブ29を回
動させて、スリーブ29内に現像剤が入り込まないよう
にする。
【0034】このようにスリーブ29の回動を制御する
ことにより現像装置15内の劣化した現像剤の一部が逐
次現像装置外に排出され、トナー帯電が一定に保たれ
る。磁性キャリア補給装置26は、補給用の磁性キャリ
アを収納する磁性キャリア収納部26aと、磁性キャリ
アを現像剤攪拌部19に搬送するスクリューオーガ27
aを有する磁性キャリア搬送部27とから成る。磁性キ
ャリア搬送部27の先端は現像剤攪拌部19の上壁部に
設けられた現像剤供給部23の磁性キャリア補給口23
aに接続されている。なお、現像剤供給部23には、上
記の磁性キャリア補給口23aのほかに、現像剤攪拌部
19に新しいトナーを補給するトナー補給口23bが設
けられている。 <実験2>次に、図5に示した第2の実施形態の現像装
置15の性能を確認するために行った実験について説明
する。
【0035】先ず、補給された磁性キャリアが、すでに
現像装置15内にある磁性キャリアと均一化される前に
現像剤排出部28から排出されているか否かを確認する
テストを行った。現像装置15にトナー濃度8wt%の
現像剤を600g入れ、次いで50gの磁性キャリアを
追加して現像装置15を動作させた。現像剤排出部28
の開口29aから排出される現像剤量が50gになった
ところで現像装置の動作を終了させ、排出された現像剤
の5個所から抽出しトナー濃度を測定した。
【0036】比較例2として、第2の実施形態の現像装
置15における現像剤攪拌部19の側壁に開口を設けた
もの、および図2に示した比較例1の現像装置について
同様の測定を行った。図6は、第2の実施形態の現像装
置、および比較例1,2の現像装置における磁性キャリ
アの均一化性能についての実験結果を示すグラフであ
る。
【0037】図6に示すように、第2の実施形態の現像
装置(ケースA)においては、トナー濃度はほぼ一定で
あり、新たに補給された磁性キャリアと、すでに現像装
置内にある現像剤とが完全に均一になったとした時のト
ナー濃度の計算値とほぼ一致している。これに対して、
比較例2の現像装置(ケースB)ではトナー濃度が若干
ばらついており、補給された磁性キャリアが十分に均一
化される前に排出されてしまっているものと考えられ
る。また、比較例1の現像装置(ケースC)では、トナ
ー濃度は大きくばらついており、均一化能力が不十分で
あると考えられる。
【0038】以上説明したように、第2の実施形態の現
像装置は、現像剤攪拌部19が現像剤担持ロール18よ
りも上方に配置されているため、現像装置を小型化する
上で有利である。近年、フルカラーディジタル画像形成
装置における画像形成の高速化の要求に対応するため、
複数色に対応する、像担持体、帯電装置、露光装置、お
よび現像装置からなる画像形成ユニットを並列に配置し
た、いわゆるタンデム方式が採用されているが、画像形
成ユニットに組み込こまれる現像装置のサイズが大きい
と画像形成装置が大型化してしまう。第2の実施形態の
現像装置は、現像剤担持ロール18よりも上方に現像剤
攪拌部19を配置して現像装置15を縦型構造としたの
で画像形成装置を小型化する上で有利である。
【0039】また、第2の実施形態の現像装置は、現像
剤排出部28が、スクリューオーガ槽22cよりも下方
に配置されており、現像剤攪拌部19、搬送ロール2
0,21、および案内部材24で囲まれる領域の形状が
略三角形となるように配置されているため、現像剤は現
像剤攪拌部28で十分に均一化された後に現像装置15
外に排出されるので、補給された磁性キャリアがすぐに
排出されてしまうことがなく、現像装置15内の磁性キ
ャリアのトナー帯電能力を定常状態に保つことができ
る。 <実験3>次に、図1に示した第1の実施形態の現像装
置1における、スクリューオーガの回転方向が現像剤均
一化に及ぼす影響を調べるためにスクリューオーガを逆
向きに取り付けた現像装置(比較例3)を用意して現像
剤の均一化実験を行った。
【0040】この比較例3の現像装置に、トナー濃度8
wt%の現像剤600gを入れた後、磁性キャリア50
gを追加した。磁性キャリアの補給は、スクリューオー
ガ7b(図1参照)の、図1の紙面に向かって手前側か
ら行った。この現像装置を10秒間動作させた後、現像
スリーブ4上の現像剤担持ロール3の回転軸方向のほぼ
5等分した個所の現像剤をサンプリングしそのトナー濃
度を測定した。
【0041】この時のスクリューオーガ7aの回転軸方
向の現像剤搬送方向をスクリューオーガ7bの回転軸方
向の現像剤搬送方向と逆方向とするため、スクリューオ
ーガ7aの回転方向はスクリューオーガ7bと同じ時計
方向とした。図7は、比較例3の現像装置による現像剤
の均一化実験の結果を示すグラフである。
【0042】図7に示すように、スクリューオーガ7a
を逆回転させた場合は、現像スリーブ上の現像剤のうち
図1の紙面に向かって手前側のトナー濃度が低くなって
いる。これは新たに補給された磁性キャリアが、すでに
現像装置内にある現像剤と十分に均一化される前に現像
スリーブ上に供給されてしまっていることを示してい
る。
【0043】この原因は、一対のスクリューオーガ7
a,7bの回転により現像剤が受ける、相手のスクリュ
ーオーガ軸に向かう方向への分力が同方向となっている
ためである。このように上記分力が同方向となっている
場合には、現像剤は一対のスクリューオーガにより、同
じ方向の力を受けることになるので、現像剤は現像剤担
持ロール3に近い方のスクリューオーガ7a側またはそ
の反対に現像剤担持ロール3から遠い方のスクリューオ
ーガ7b側に偏ることになる。
【0044】現像剤がスクリューオーガ7a側に偏った
場合には、新たに補給された磁性キャリアが、すでに現
像装置内にある磁性キャリアと十分に混合される前に現
像領域Dに供給されてしまい、補給された磁性キャリア
によって摩帯電されたトナーは、高い帯電量を持つこと
となり、画像濃度にムラが生じる。また、この反対に、
現像剤がスクリューオーガ7b側に偏った場合には、現
像剤担持ロール3に現像剤を供給する部分の現像剤が少
なくなって現像剤層を安定して形成することができなく
なる。
【0045】これに対し、第1の実施形態の現像装置1
では、一対のスクリューオーガ7a,7bの回転により
現像剤が受ける、相手のスクリューオーガの回転軸に向
かう方向への分力が互いに逆向きとなるように設定され
ているので、新たに補給された磁性キャリアは、スクリ
ューオーガ回転軸方向に互いに逆方向に搬送されるもの
と、スクリューオーガ間に滞留して徐々にスクリューオ
ーガ部全体に拡散していくものとに分かれ、これらが互
いに混合・攪拌され十分に均一化されてから、現像領域
Dに供給される。
【0046】このように、新たに補給された磁性キャリ
アと、すでに現像装置内にある磁性キャリアとが十分に
均一化されるので、トナー帯電量も均一となり画像濃度
のムラは発生しない。また、現像剤担持ロール3に現像
剤を供給する部分に十分な量の現像剤が存在しているの
で、層形成も安定して行われる。さらに、上記の分力が
外向きの方向、すなわち互いに遠ざかる方向を向いてい
る場合には、新たに補給された磁性キャリアは、現像剤
担持ロール3から遠い方のスクリューオーガ7bと、ス
クリューオーガ槽7cの、現像剤担持ロール3から遠い
方の側壁との間で混合・攪拌されつつスクリューオーガ
回転軸方向に搬送され、徐々にスクリューオーガ槽7c
全体に拡散していくため、磁性キャリアは十分に均一化
されてから現像領域Dに供給されるので、ムラのない画
像濃度を得ることができる。 <実験4>次に、図1に示した第1の実施形態の現像装
置1および図2に示した比較例1の現像装置14を用い
て以下に述べる導電性の磁性キャリアを用いた現像剤に
より、実験1と同様の印字実験を行った。
【0047】磁性キャリアとしては、導電性の芯材と、
導電剤を含む被覆層とから成る磁性キャリアを使用し
た。すなわち、導電性の芯材としては、平均粒径50μ
mのマグネタイト(MX030A、富士電気化学社製)
を用い、その表面に導電層形成用樹脂としてスチレン−
メタクリレート共重合体(共重合比20:80)に導電
粉としてのカーボンブラック(VXC72、キャボット
社製)を10体積%分散させたものを0.8μmの膜厚
で被覆した。
【0048】なお、キャリアおよびマグネタイト単体の
抵抗は以下のようにして測定した。本実施形態の現像装
置1の現像剤担持ロール3を、アルミニウム板と0.5
mmの間隙を隔てて対向させて配置し、現像剤担持ロー
ル3とアルミニウム板との間に直流電圧を印加しその時
の電流値を測定する。得られた電流値から、電界Eと電
流密度Jの間の、一般に知られている関係、logJ=
1/2 から抵抗を求めた。104 V/cmの電界での抵
抗は、キャリアとして108 Ω・cm、マグネタイト単
体では10-5Ω・cmであった。
【0049】また、導電基板上に、導電粉を分散させた
樹脂を0.8μmの厚さに被覆し、この上に金属電極を
蒸着して電流値を測定し、その測定値と電流−電圧特性
から求めた被覆層単体の抵抗は、100V/cmの電界
下で105 Ω・cmであった。図8は、第1の実施形態
の現像装置および比較例1の現像装置に導電性の磁性キ
ャリアを用いた場合の画像濃度の測定結果を示すグラフ
である。
【0050】図8に示すように、比較例1の現像装置の
場合には、図4に示した、比較例1の現像装置に富士ゼ
ロックス(株)製A−Color635用キャリアを用
いた時よりも、画像濃度ムラは悪化している。これは、
導電性の磁性キャリアを用いた場合は、仮想電極位置が
現像剤穂立ちの先端近傍まで近付き、そこから先のトナ
ーのみが像担持体に移動するようになるため、画像濃度
はトナー帯電量の影響をあまり受けなくなるが、その一
方でトナー濃度の影響を強く受けるようになるためであ
る。
【0051】これに対して、第1の実施形態の現像装置
では、導電性の磁性キャリアを使用した場合においても
均一な画像濃度が得られている。このように、磁性キャ
リアを、導電性の芯材と、導電剤を含む被覆層とからな
り、108 Ω・cm以下の電気抵抗を有するものとした
場合は、仮想現像電極位置が像担持体に近付き、磁気ブ
ラシの先端にあるトナーのみが現像され、磁気ブラシの
先端部分のトナーが全て像担持体に移動し終わった時に
現像が終了するようになるので、使用環境の変化によっ
てトナー帯電量に変化が生じても、安定した画像濃度を
得ることが可能となるので好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、磁性キャリアを均一化させる性能が高いた
め、長期間に渡って十分なトナー帯電量が維持され、良
好な画質を安定して得ることのできる現像装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】比較例1として用いた、2本のスクリューオー
ガの間に隔壁を有する現像装置の概略構成図である。
【図3】第1の実施形態の現像装置、および比較例1の
現像装置による現像剤均一化実験の結果を示すグラフで
ある。
【図4】第1の実施形態の現像装置、および比較例1の
現像装置を用いた画像形成装置による画像濃度の比較測
定結果を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図6】第2の実施形態の現像装置、および比較例1,
2の現像装置における磁性キャリアの均一化性能につい
ての実験結果を示すグラフである。
【図7】比較例3の現像装置による現像剤の均一化実験
の結果を示すグラフである。
【図8】第1の実施形態の現像装置および比較例1の現
像装置に導電性の磁性キャリアを用いた場合の画像濃度
の測定結果を示すグラフである。
【図9】新しい磁性キャリアと劣化した磁性キャリアと
のトナー帯電性能の比較試験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 現像装置 2 像担持体 3 現像剤担持ロール 4 現像スリーブ 5 固定磁石 6 現像剤層形成部材 7a,7b スクリューオーガ 7c スクリューオーガ槽 8 現像剤攪拌部 9 磁性キャリア補給装置 10 現像剤供給部 10a 磁性キャリア補給口 10b トナー補給口 11 磁性キャリア収納部 12 磁性キャリア搬送部 12a スクリューオーガ 13 現像剤排出部 14,15 現像装置 16 固定磁石 17 現像スリーブ 18 現像剤担持ロール 19 現像剤攪拌部 20,21 搬送ロール 20_1 スリーブ 20_2 固定磁石 20_2a 磁極 21 搬送ロール 21_1 スリーブ 21_2 固定磁石 21_2a 磁極 22a,22b スクリューオーガ 22c スクリューオーガ槽 23 現像剤供給部 23a 磁性キャリア補給口 23b トナー補給口 24 案内部材 25 現像剤層形成部材 26 磁性キャリア補給装置 26a 磁性キャリア収納部 27 磁性キャリア搬送部 27a スクリューオーガ 28 現像剤排出部 29 スリーブ 29a 開口 30 スクリューオーガ 37a,37b スクリューオーガ 37c.37d スクリューオーガ槽 37e 隔壁 38a.38b 現像剤攪拌部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持して所定の方向に移動す
    る像担持体に所定の現像領域において近接もしくは接触
    するように配置され、トナーおよび磁性キャリアからな
    る現像剤を表面に担持して前記現像領域を経由する搬送
    経路に沿って搬送する現像剤担持ロール、 それぞれの回転軸が水平方向を向くように互いに並べて
    配置され、回転により現像剤を回転軸方向かつ互いに逆
    方向に搬送して現像剤を撹拌する一対のスクリューオー
    ガと、該一対のスクリューオーガを収納し該一対のスク
    リューオーガの回転軸方向の現像剤撹拌領域全域にわた
    って2本のスクリューオーガ間での現像剤の相互移動を
    許容するスクリューオーガ槽とを有する現像剤攪拌部、 前記スクリューオーガ槽にトナーおよび磁性キャリアを
    供給する現像剤供給部、 現像剤の一部を外部に排出する現像剤排出部、 前記現像剤担持ロールに供給された現像剤を所定の厚さ
    の現像剤層に形成する現像剤層形成部材、および前記現
    像領域を通過した後の前記現像剤担持ロール上の現像剤
    を該現像剤担持ロールから剥離する剥離手段を備えたこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤攪拌部が、前記現像剤担持ロ
    ールよりも上方に配置されており、かつ、 前記剥離手段により剥離された現像剤を前記現像剤攪拌
    部に汲み上げる汲上げ部材と、 前記現像剤攪拌部で撹拌された現像剤を、前記現像剤担
    持ロール上の、前記現像剤層形成部材よりも上流側に案
    内する案内部材とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤排出部が、前記スクリューオ
    ーガ槽よりも下方に配置されてなることを特徴とする請
    求項2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤攪拌部が、前記一対のスクリ
    ューオーガの回転により現像剤が受ける、相手の回転軸
    に向かう方向への分力が互いに逆向きとなるように設定
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の現像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記磁性キャリアが、導電性の芯材と、
    導電剤を含む被覆層とからなり、108 Ω・cm以下の
    電気抵抗を有するものであることを特徴とする請求項1
    記載の現像装置。
JP10003110A 1998-01-09 1998-01-09 現像装置 Withdrawn JPH11202625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003110A JPH11202625A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003110A JPH11202625A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11202625A true JPH11202625A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11548223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10003110A Withdrawn JPH11202625A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11202625A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298949A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298949A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4289735B2 (ja) 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2001092249A (ja) 現像装置および画像形成装置
JPH0651634A (ja) 現像装置
JP3382541B2 (ja) 現像装置
JPH10293446A (ja) 静電像現像装置
JPH10274878A (ja) 現像装置
JP2003195638A (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH11202625A (ja) 現像装置
JPH117194A (ja) 現像装置
JPH11212346A (ja) 現像装置
JPH11327305A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2004280092A (ja) 現像装置及びタンデム型カラー画像形成機
JPH11161020A (ja) 現像装置
JP2001083784A (ja) 画像形成装置
JP2001034066A (ja) 画像形成装置および現像装置
JPH10240010A (ja) 現像装置
JPH03252686A (ja) 現像装置
JPH10198171A (ja) 現像装置
JPH11231626A (ja) 現像装置
JP2000089549A (ja) 現像装置
JPH034268A (ja) 現像装置
JPH09325612A (ja) 2成分現像装置
JP4223168B2 (ja) 現像装置
JP2003330257A (ja) 画像形成装置
JP2012042839A (ja) 現像装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405