JPH11202496A - パージ装置および露光装置 - Google Patents

パージ装置および露光装置

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JPH11202496A
JPH11202496A JP10006118A JP611898A JPH11202496A JP H11202496 A JPH11202496 A JP H11202496A JP 10006118 A JP10006118 A JP 10006118A JP 611898 A JP611898 A JP 611898A JP H11202496 A JPH11202496 A JP H11202496A
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JP
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casing
gas
filling gas
concentration
filling
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Application number
JP10006118A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Takemura
典美 武村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70908Hygiene, e.g. preventing apparatus pollution, mitigating effect of pollution or removing pollutants from apparatus
    • G03F7/70933Purge, e.g. exchanging fluid or gas to remove pollutants

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填ガスの消費量を必要最小限に抑える。 【解決手段】 所定のユニット11を収納するケーシン
グ24内に所定の充填ガスを導入させるものであって、
ケーシング24内の充填ガスの濃度および該充填ガス以
外のガスの濃度のうち少なくとも一方を検出するガス濃
度センサ43と、ケーシング24内に導入させる充填ガ
スの流量を調整可能な調整弁34と、ガス濃度センサ4
3の検出結果に基づいて、調整弁34を制御するコント
ローラ45とを有し、ケーシング24内の充填ガスの濃
度が所定値以下になると調整弁34で充填ガスをケーシ
ング24内へ充填させる一方、ケーシング24内の充填
ガスの濃度が所定値以上になると調整弁34で充填ガス
のケーシング24内への充填を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のユニットを
収納するケーシング内に所定の充填ガスを導入させるパ
ージ装置およびこれを用いた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造用露光装置あるいは液
晶製造用露光装置等の露光装置の光源(超高圧水銀ラン
プ)としては、g線、h線を射出するものが主に用いら
れてきた。しかし、素子の高精細化に伴って、より波長
の短いi線またはエキシマレーザを射出するものが用い
られるようになってきている。ところで、光の波長が短
くなると、その光が持つエネルギーが大きくなる。この
ため、この光によって、周囲の環境の中に存在する例え
ば硫酸アンモニウム等の化学物質が光学系の例えばレン
ズやミラー等の表面に膜を形成してしまうという問題が
生じた。
【0003】また、光源としてArFエキシマレーザを
射出するものを用いた場合には、該ArFエキシマレー
ザは、酸素で吸収され効率が低下するとともに、オゾン
を発生させてしまうという問題を生じた。このため、光
の経路に配置されるユニットをケーシングで収納し、こ
のケーシング内に窒素(N2)あるいはヘリウム(H
e)等の光に反応しない充填ガスを充填させるパージ装
置を用いることが行われてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパー
ジ装置は、例えば酸素濃度を所定の濃度(例えば5%)
以下とするように、一定流量の充填ガスをケーシング内
に流し続けるようになっている。これにより、ケーシン
グ内の充填ガスの濃度が所定の濃度以上であり、硫酸ア
ンモニウム等の化学物質の濃度が所定の濃度以下の状態
が維持されているものとするのである。
【0005】しかしながら、このように一定流量の充填
ガスをケーシングに流し続けるのでは、酸素濃度が基準
値以下となっていても充填ガスを流し続けることにな
り、充填ガスを必要以上に消費してしまうという問題が
あった。したがって、本発明の目的は、充填ガスの消費
量を必要最小限に抑えることができるパージ装置および
これを用いた露光装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のパージ装置は、所定のユニ
ットを収納するケーシングを有し、該ケーシング内に所
定の充填ガスを導入させるものであって、前記ケーシン
グ内の前記充填ガスの濃度および該充填ガス以外のガス
の濃度のうち少なくとも一方を検出するガス濃度センサ
と、前記ケーシング内に導入させる充填ガスの流量を調
整可能な調整弁と、前記ガス濃度センサの検出結果に基
づいて、前記調整弁を制御するコントローラとを有する
ことを特徴としている。
【0007】これにより、ガス濃度センサでケーシング
内の充填ガスの濃度および該充填ガス以外のガスの濃度
のうち少なくとも一方を検出し、コントローラが、ガス
濃度センサの検出結果に基づいて調整弁を制御する。例
えば、コントローラが、ケーシング内の充填ガスの濃度
が所定値以下になると調整弁で充填ガスをケーシング内
へ充填させる一方、ケーシング内の充填ガスの濃度が所
定値以上になると調整弁で充填ガスのケーシング内への
充填を停止させる。このような作動により、充填ガスの
ケーシングへの充填量を必要最小限に抑えることができ
る。また、ガス濃度センサの検出結果から割り出される
充填ガスの濃度の低下速度および充填ガス以外のガスの
濃度の上昇速度の少なくとも一方によって、充填ガスの
漏れ出しの異常を検出することもできる。
【0008】本発明の請求項2記載のパージ装置は、請
求項1記載のものに関して、前記ケーシングは、前記ユ
ニットを覆う内カバーと、該内カバーを所定の間隔をも
って覆う外カバーとからなることを特徴としている。
【0009】このようにケーシングは、内カバーとこれ
を所定の間隔をもって覆う外カバーとで構成されている
ため、ケーシング内に充填ガスを流し込むために必要と
されるケーシング内部からのガスの漏れ出しが、内カバ
ーと外カバーとの間の隙間に行われることになる。よっ
て、ケーシング内部から漏れ出すガスを内カバーと外カ
バーとの間の隙間を介して集めることができる。
【0010】本発明の請求項3記載のパージ装置は、請
求項2記載のものに関して、前記内カバーと外カバーと
の隙間が吸引手段に接続されていることを特徴としてい
る。
【0011】これにより、ケーシング内に充填ガスを流
し込むために内カバーと外カバーとの間の隙間に漏れ出
たガスが、内カバーと外カバーとの間の隙間を介して吸
引手段で吸引されることになる。
【0012】本発明の請求項4記載の露光装置は、露光
光によりマスクのパターンの像を基板に投影露光するも
のであって、露光光をマスクに照射する照明光学系ユニ
ット、マスクを設置するマスク設置ユニット、露光光に
よりマスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系
ユニットおよび基板を設置する基板設置ユニットの少な
くともいずれか一つを収納するとともに、所定の充填ガ
スが導入されるケーシングと、該ケーシング内の前記充
填ガスの濃度および該充填ガス以外のガスの濃度のうち
少なくとも一方を検出するガス濃度センサと、前記ケー
シング内に導入させる充填ガスの流量を調整可能な調整
弁と、前記ガス濃度センサの検出結果に基づいて、前記
調整弁を制御するコントローラとを有することを特徴と
している。
【0013】これにより、照明光学系ユニット、マスク
設置ユニット、投影光学系ユニットおよび基板設置ユニ
ットの少なくともいずれか一つを収納するケーシング内
の充填ガスの濃度および該充填ガス以外のガスの濃度の
うち少なくとも一方をガス濃度センサで検出する。そし
て、このガス濃度センサの検出結果に基づいて、コント
ローラが調整弁を制御する。例えば、コントローラが、
ケーシング内の充填ガスの濃度が所定値以下になると調
整弁で充填ガスをケーシング内へ充填させる一方、ケー
シング内の充填ガスの濃度が所定値以上になると調整弁
で充填ガスのケーシング内への充填を停止させる。この
ような作動により、充填ガスのケーシングへの充填量を
必要最小限に抑えることができる。また、ガス濃度セン
サの検出結果から割り出される充填ガスの濃度の低下速
度および充填ガス以外のガスの濃度の上昇速度のいずれ
か一方によって、充填ガスの漏れ出しの異常を検出する
こともできる。
【0014】本発明の請求項5記載の露光装置は、請求
項4記載の露光装置に関し、前記ケーシングは、前記ユ
ニットを覆う内カバーと、該内カバーを所定の間隔をも
って覆う外カバーとからなることを特徴としている。
【0015】このように、照明光学系ユニット、マスク
設置ユニット、投影光学系ユニットおよび基板設置ユニ
ットの少なくともいずれか一つを収納するケーシング
は、内カバーとこれを所定の間隔をもって覆う外カバー
とで構成されているため、このケーシング内に充填ガス
を流し込むために必要とされるケーシング内部からのガ
スの漏れ出しが、内カバーと外カバーとの間の隙間に行
われることになる。よって、ケーシング内部から漏れ出
すガスを内カバーと外カバーとの間の隙間を介して集め
ることができる。
【0016】本発明の請求項6記載の露光装置は、請求
項5記載の露光装置に関し、前記内カバーと外カバーと
の隙間が吸引手段に接続されていることを特徴としてい
る。
【0017】これにより、照明光学系ユニット、マスク
設置ユニット、投影光学系ユニットおよび基板設置ユニ
ットの少なくともいずれか一つを収納するケーシング内
に充填ガスを流し込むために内カバーと外カバーとの間
の隙間に漏れ出たガスが、内カバーと外カバーとの間の
隙間を介して吸引手段で吸引されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図1〜
図5を参照して以下に説明する。図1〜図3は、露光光
によりマスクのパターンの像を基板に投影露光する露光
装置のうち、露光光をマスクに照射する照明光学系ユニ
ットの周辺を示すものである。
【0019】照明光学系ユニット11は、図1に示すよ
うに、露光光(KrF,ArF,F 2)を発生させる図
示せぬ光源をその内部に収納させるランプハウス12を
有している。また、照明光学系ユニット11は、このラ
ンプハウス12の光源から照射される光を案内するミラ
ー等の図示せぬ光学系部材と、該光学系部材で案内され
た光を外部に射出させるレンズ13とを有している。さ
らに、照明光学系ユニット11は、これら光学系部材お
よびレンズ13を支持する鋳物等からなる台部14を有
している。
【0020】ランプハウス12は、光源を冷却するエア
等の冷却ガスを吸引する吸引手段16に接続されてい
る。具体的には、ランプハウス12は、その台部14に
対し反対側に、外気を内部に導入可能な図示せぬ開口部
が形成されており、また、台部14側の側部に、吸引手
段16に接続させるダクト17が取り付けられている。
これにより、吸引手段16で吸引が行われることで、開
口部から冷却ガスが内部に導入され、光源から熱を奪
い、ダクト17を介して、この露光装置が設置されたク
リーンルームの外へ排出される。
【0021】台部14は、図1および図3に示すよう
に、ランプハウス12が取り付けられる底板部19と、
該底板部19と所定の間隔をあけかつランプハウス12
に対し反対側に配置される中間板部20と、周囲板部2
1とを有している。周囲板部21は、底板部19および
中間板部20の全周に形成されて底板部19および中間
板部20を連結させるとともに、中間板部20よりも底
板部19に対し反対側に延出する形状をなしている。底
板部19と中間板部20と周囲板部21との間には、内
部空間部22が形成されている。
【0022】そして、台部14は、その底板部19に対
し反対側がケーシング24で覆われており、台部14と
ケーシング24との間に、照明光学系ユニット11の光
学系部材を収納させる収納空間部25が形成されている
(言い換えれば、照明光学系ユニット11は、その光学
系部材がケーシング24に収納されることになる)。
【0023】ここで、台部14の内部空間部22は、図
示せぬ連通孔で収納空間部25に連通させられている。
【0024】ケーシング24は、照明光学系ユニット1
1を覆うよう台部14に取り付けられる内カバー26
と、該内カバー26を所定の間隔をもって全体的に覆う
外カバー27とからなっている。これにより、内カバー
26と台部14との間に上記した収納空間部25が形成
されることになる。
【0025】ここで、外カバー27と内カバー26との
間の隙間部28は、台部14の周囲板部21に形成され
た複数の連通孔29でランプハウス12の内部に連通さ
せられている。これにより、隙間部28内にあるガス
が、光源を冷却する冷却ガスを吸引する吸引手段16に
より吸引可能となっている。
【0026】そして、台部14には、内部空間部22内
に充填ガスを導入させる流路31が形成されており(図
4参照)、この流路31は配管32(図1参照)を介し
て充填ガス供給源33に接続されている。ここで、充填
ガスとしては、窒素(N2)あるいはヘリウム(He)
等の露光光に反応しないガスが用いられることになり、
この場合は窒素が用いられている。
【0027】ここで、流路31を介して内部空間部22
内に導入された充填ガスは、図示せぬ連通孔を介して収
納空間部25に充填されることになる。
【0028】台部14の流路31には、該流路31を開
閉させることにより、ケーシング24内の収納空間部2
5に導入させる充填ガスの流量を調整可能な調整弁34
が設けられている。
【0029】この調整弁34は、図4(a)および
(b)に示すように、流路31に直交するよう台部14
に穿設された穴部35と、該穴部35内に摺動自在に嵌
合された弁体36と、該弁体36にこれを移動させるよ
う連結されたエアシリンダ37とを有しており、エアシ
リンダ37はこれを作動させる圧空元38に配管39を
介して連通させられている。この配管39には、圧空元
38とエアシリンダ37との連通・遮断を切り替える駆
動用電磁弁40が設けられている。
【0030】弁体36には、流路31を閉塞させるOリ
ング42が取り付けられている。このOリング42は、
弁体36が穴部35の底面35aに当接させられた状態
で、収納空間部25側の流路31の穴部35への開口部
31aの周囲の壁面35bに当接して流路31を閉塞さ
せる。他方、このOリング42は、弁体36が穴部35
の底面35aから所定量離間すると前記流路31を開放
させる。また、弁体36の穴部35と摺動する摺動面に
は、摩擦係数の小さい摺動材36a〜36cが貼付され
ている。
【0031】そして、駆動用電磁弁40で圧空元38と
エアシリンダ37とを連通させると、エアシリンダ37
が弁体36を穴部35の底面35aまで移動させ、該弁
体36およびOリング42により流路31を閉状態とす
る。他方、駆動用電磁弁40で圧空元38とエアシリン
ダ37との連通を遮断させると、エアシリンダ37が弁
体36を穴部35の底面35aから所定量離間させ、流
路31を開状態とする。
【0032】図1および図2に戻り、内カバー26に
は、収納空間部25内に配置された状態で、該収納空間
部25内の所定のガスの濃度を検出するガス濃度センサ
43が複数、具体的には2つ取り付けられている。ここ
で、ガス濃度センサ43としては、充填ガスの濃度およ
び該充填ガス以外のガスの濃度のうち少なくとも一方を
検出するものが用いられることになり、この場合は、充
填ガス以外のガスである酸素を検出する酸素濃度センサ
が用いられている。
【0033】ここで、このガス濃度センサ43は、酸素
濃度から、ケーシング24内の収納空間部25の充填ガ
スの濃度および硫酸アンモニウム等の他の化学物質の濃
度を間接的に検出するものであるが、充填ガスの濃度を
直接検出したり、他の化学物質の濃度を直接検出したり
してもよい。
【0034】そして、このガス濃度センサ43は、バル
ブコントローラ(コントローラ)45に電気的に接続さ
れている。このバルブコントローラ45は、ガス濃度セ
ンサ43からの検出結果に応じた出力信号に基づいて、
駆動用電磁弁40をON・OFFさせて調整弁34を制
御する。
【0035】具体的には、バルブコントローラ45は、
ガス濃度センサ43で検出される酸素濃度が、収納空間
部25内の充填ガスの濃度が十分でなくなったと判定で
きる第1の所定値(例えば4%)以上となると、駆動用
電磁弁40をOFFする。すると、弁体36が穴部35
の底面35aから離間して、流路31を開状態とする。
これにより、充填ガスが、充填ガス供給源33から配管
32および流路31を介して内部空間部22内に導入さ
れ、図示せぬ連通孔を介してケーシング24内の収納空
間部25に充填される。
【0036】一方、このような充填ガスの充填により、
ガス濃度センサ43で検出される酸素濃度は低下するこ
とになる。
【0037】そして、バルブコントローラ45は、ガス
濃度センサ43で検出される酸素濃度が、収納空間部2
5内の充填ガスの濃度が十分になったと判定できる第2
の所定値(例えば3%)以下となると、駆動用電磁弁4
0をONする。すると、弁体36が穴部35の底面35
aに当接して、流路31を閉状態とする。これにより、
充填ガス供給源33からケーシング24内の収納空間部
25への充填ガスの供給が停止させられる。
【0038】バルブコントローラ45は、以上のような
調整弁34による流路31の開閉を繰り返し行うことに
なる。なお、バルブコントローラ45は、例えば、複数
のガス濃度センサ43のそれぞれの検出値を平均化して
収納空間部25内の酸素濃度とする。
【0039】一方、上記のように収納空間部25に対し
充填ガスを導入するために、収納空間部25を覆う内カ
バー26には若干ながら隙間が形成されており、該隙間
から内カバ−26の外側に収納空間部25のガスが漏れ
出ることになる。この漏れ出たガスは、内カバー26と
外カバー27との間の隙間部28に収容されるととも
に、隙間部28から台部14の連通孔29を介してラン
プハウス12内への流入が可能となる。その結果、収納
空間部25から漏れ出たガスは、隙間部28から連通孔
29を介して、光源用の冷却ガスを吸引する吸引手段1
6で冷却ガスとともに吸引されダクト17を介してクリ
ーンルーム外へ排出されることになる。
【0040】ここで、光源を冷却させる冷却ガス用の吸
引手段16と隙間部28とを連通させることができれ
ば、必ずしも台部14に連通孔29を形成しなくてもよ
く、例えば、隙間部28からダクト17もしくは吸引手
段16に直接接続させるようにしてもよい。
【0041】なお、ランプハウス12と台部14との間
は、光は透過させるものの、内部空間部22とランプハ
ウス12の内側とを直接連通させることがないようにガ
ラス等で仕切られている。
【0042】以上において、ケーシング24、調整弁3
4、充填ガス供給源33、配管32、流路31、圧空元
38、駆動用電磁弁40、配管39、ガス濃度センサ4
3およびバルブコントローラ45がパージ装置47を構
成している。
【0043】以上の実施の形態によれば、ガス濃度セン
サ43でケーシング24内の収納空間部25内の酸素濃
度を検出し、このガス濃度センサ43の検出結果に基づ
いてバルブコントローラ45が調整弁34を制御する。
具体的には、バルブコントローラ45が、収納空間部2
5の酸素濃度が第1の所定値以上になったと判定される
と調整弁34で充填ガスをケーシング24内の収納空間
部25へ充填させる。一方、バルブコントローラ45
が、収納空間部25内の酸素濃度が第2の所定値以下に
なったと判定されると調整弁34で充填ガスのケーシン
グ24内の収納空間部25への充填を停止させる。この
ような作動により、充填ガスのケーシング24内への充
填量を必要最小限に抑えることができる。したがって、
充填ガスの消費量を抑えることができる。
【0044】なお、バルブコントローラ45は、ガス濃
度センサ43の検出結果に基づく酸素濃度の上昇速度
(言い換えれば、充填ガスの濃度の低下速度)の異常等
から充填ガスの漏れ出しの異常を検出することもでき、
よって、ケーシング24の台部14への接合等の不具合
をも検出することができる。このような不具合を検出し
た場合に、バルブコントローラ45は、例えばアラーム
を発生させる。
【0045】また、ケーシング24が、照明光学系ユニ
ット11を覆う内カバー26と、該内カバー26を所定
の間隔をもって覆う外カバー27とで構成されている。
このため、ケーシング24内の収納空間部25に充填ガ
スを流し込むために必要とされるケーシング24内の収
納空間部25からのガスの漏れ出しが、内カバー26と
外カバー27との間の隙間部28に行われることにな
る。よって、ケーシング24内の収納空間部25から漏
れ出すガスを内カバー26と外カバー27との間の隙間
部28を介して集めることができる。したがって、ケー
シング24内の収納空間部25から漏れ出すガスの漏れ
出し後の管理が容易となる。
【0046】しかも、ケーシング24内の収納空間部2
5に充填ガスを流し込むために内カバー26と外カバー
27との間の隙間に漏れ出たガスが、内カバー26と外
カバー27との間の隙間部28を介して、吸引手段16
で吸引されることになる。したがって、ケーシング24
内の収納空間部25から漏れ出すガスを吸引手段16で
強制的に排出させることができる。その上、このガスの
流れで、ケーシング24を冷却させることもできる。
【0047】しかも、この吸引手段16は、光源の冷却
を行う冷却ガスを吸引する吸引手段16とされているた
め、ケーシング24内の収納空間部25から漏れ出すガ
スを強制的に排出させるためだけに吸引手段を設ける必
要がなく、コストを低減できる。
【0048】以上においては、露光光をマスクに照射す
る照明光学系ユニット11に対しパージ装置47を設け
た場合を例にとり説明したが、このパージ装置47は、
照明光学系ユニット11以外にも勿論適用可能である。
【0049】例えば、図5に示すように、露光光をマス
クに照射する照明光学系ユニット11、マスクを設置す
るとともに設置したマスクを移動させるマスク設置ユニ
ット50、露光光によりマスクのパターンの像を基板に
投影する投影光学系ユニット51および基板を設置する
とともに設置した基板を移動させる基板設置ユニット5
2の少なくともいずれか一つに対し適用可能である。
【0050】なお、上記したケーシング24内の収納空
間部25に導入させる充填ガスの流量を調整可能な調整
弁34に加えて、ケーシング24内の収納空間部25か
ら排出させるガスの流量を調整可能な調整弁をも設け
て、ガス濃度センサ43の検出結果に基づいて、両調整
弁をバルブコントローラ45で制御することも可能であ
る。これは、特に投影光学系ユニット51等に用いて好
適な構成となる。
【0051】加えて、調整弁34として、流路31の開
閉のみを切り替えるのみのものではなく、モータ等で駆
動されて、流路31の開閉は勿論、開時の流路31の開
口量をも調整可能なものを用いれば、充填ガスの流量を
より精密に制御でき、ケーシング24内の収納空間部2
5の充填ガスおよび充填ガス以外のガスの濃度をより精
密に管理することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のパージ装置によれば、ガス濃度センサでケーシン
グ内の充填ガスの濃度および該充填ガス以外のガスの濃
度のうち少なくとも一方を検出し、バルブコントローラ
が、ガス濃度センサの検出結果に基づいて調整弁を制御
する。例えば、バルブコントローラが、ケーシング内の
充填ガスの濃度が所定値以下になると調整弁で充填ガス
をケーシング内へ充填させる一方、ケーシング内の充填
ガスの濃度が所定値以上になると調整弁で充填ガスのケ
ーシング内への充填を停止させる。このような作動によ
り、充填ガスのケーシングへの充填量を必要最小限に抑
えることができる。
【0053】したがって、充填ガスの消費量を必要最小
限に抑えることができる。また、ガス濃度センサの検出
結果から割り出される充填ガスの濃度の低下速度および
充填ガス以外のガスの濃度の上昇速度のいずれか一方に
よって、充填ガスの漏れ出しの異常を検出することもで
き、よって、ケーシングの設置の不具合を検出すること
ができる。
【0054】本発明の請求項2記載のパージ装置は、ケ
ーシングは、内カバーとこれを所定の間隔をもって覆う
外カバーとで構成されているため、ケーシング内に充填
ガスを流し込むために必要とされるケーシング内部から
のガスの漏れ出しが、内カバーと外カバーとの間の隙間
に行われることになる。よって、ケーシング内部から漏
れ出すガスを内カバーと外カバーとの間の隙間を介して
集めることができる。
【0055】したがって、ケーシング内部から漏れ出す
ガスの漏れ出し後の管理が容易となる。
【0056】本発明の請求項3記載のパージ装置によれ
ば、ケーシング内に充填ガスを流し込むために内カバー
と外カバーとの間の隙間に漏れ出たガスが、内カバーと
外カバーとの間の隙間を介して吸引手段で吸引されるこ
とになる。
【0057】したがって、ケーシング内部から漏れ出す
ガスを吸引手段で強制的に排出させることができる。そ
の上、この強制的なガスの流れでケーシングを冷却させ
ることができるため、ケーシングを冷却させるための配
管等が不要になる。
【0058】本発明の請求項4記載の露光装置によれ
ば、照明光学系ユニット、マスク設置ユニット、投影光
学系ユニットおよび基板設置ユニットの少なくともいず
れか一つを収納するケーシング内の充填ガスの濃度およ
び該充填ガス以外のガスの濃度のうち少なくとも一方を
ガス濃度センサで検出する。そして、このガス濃度セン
サの検出結果に基づいて、バルブコントローラが調整弁
を制御する。例えば、バルブコントローラが、ケーシン
グ内の充填ガスの濃度が所定値以下になると調整弁で充
填ガスをケーシング内へ充填させる一方、ケーシング内
の充填ガスの濃度が所定値以上になると調整弁で充填ガ
スのケーシング内への充填を停止させる。このような作
動により、充填ガスのケーシングへの充填量を必要最小
限に抑えることができる。
【0059】したがって、充填ガスの消費量を必要最小
限に抑えることができる。また、ガス濃度センサの検出
結果から割り出される充填ガスの濃度の低下速度および
充填ガス以外のガスの濃度の上昇速度のいずれか一方に
よって、充填ガスの漏れ出しの異常を検出することもで
き、よって、ケーシングの設置の不具合を検出すること
ができる。
【0060】本発明の請求項5記載の露光装置によれ
ば、照明光学系ユニット、マスク設置ユニット、投影光
学系ユニットおよび基板設置ユニットの少なくともいず
れか一つを収納するケーシングは、内カバーとこれを所
定の間隔をもって覆う外カバーとで構成されているた
め、このケーシング内に充填ガスを流し込むために必要
とされるケーシング内部からのガスの漏れ出しが、内カ
バーと外カバーとの間の隙間に行われることになる。よ
って、ケーシング内部から漏れ出すガスを内カバーと外
カバーとの間の隙間を介して集めることができる。
【0061】したがって、ケーシング内部から漏れ出す
ガスの漏れ出し後の管理が容易となる。
【0062】本発明の請求項6記載の露光装置によれ
ば、照明光学系ユニット、マスク設置ユニット、投影光
学系ユニットおよび基板設置ユニットの少なくともいず
れか一つを収納するケーシング内に充填ガスを流し込む
ために内カバーと外カバーとの間の隙間に漏れ出たガス
が、内カバーと外カバーとの間の隙間を介して吸引手段
で吸引されることになる。
【0063】したがって、ケーシング内部から漏れ出す
ガスを吸引手段で強制的に排出させることができる。そ
の上、この強制的なガスの流れでケーシングを冷却させ
ることができるため、ケーシングを冷却させるための配
管等が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態の一部を断面とした
側面図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態のA−A線に沿う平
断面図である。
【図3】 本発明の一の実施の形態のB−B線に沿う側
断面図である。
【図4】 本発明の一の実施の形態の調整弁を示す断面
図であって(a)は(b)を上から見たものである。
【図5】 本発明の一の実施の形態の露光装置の全体構
成を概略的に示す側面図である。
【符号の説明】
11 照明光学系ユニット 16 吸引手段 24 ケーシング 26 内カバー 27 外カバー 34 調整弁 43 ガス濃度センサ 45 バルブコントローラ(コントローラ) 47 パージ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のユニットを収納するケーシングを
    有し、該ケーシング内に所定の充填ガスを導入させるパ
    ージ装置であって、 前記ケーシング内の前記充填ガスの濃度および該充填ガ
    ス以外のガスの濃度のうち少なくとも一方を検出するガ
    ス濃度センサと、 前記ケーシング内に導入させる充填ガスの流量を調整可
    能な調整弁と、 前記ガス濃度センサの検出結果に基づいて、前記調整弁
    を制御するコントローラとを有することを特徴とするパ
    ージ装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングは、前記ユニットを覆う
    内カバーと、該内カバーを所定の間隔をもって覆う外カ
    バーとからなることを特徴とする請求項1記載のパージ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記内カバーと外カバーとの隙間が吸引
    手段に接続されていることを特徴とする請求項2記載の
    パージ装置。
  4. 【請求項4】 露光光によりマスクのパターンの像を基
    板に投影露光する露光装置において、 露光光をマスクに照射する照明光学系ユニット、マスク
    を設置するマスク設置ユニット、露光光によりマスクの
    パターンの像を基板に投影する投影光学系ユニットおよ
    び基板を設置する基板設置ユニットの少なくともいずれ
    か一つを収納するとともに、所定の充填ガスが導入され
    るケーシングと、 該ケーシング内の前記充填ガスの濃度および該充填ガス
    以外のガスの濃度のうち少なくとも一方を検出するガス
    濃度センサと、 前記ケーシング内に導入させる充填ガスの流量を調整可
    能な調整弁と、 前記ガス濃度センサの検出結果に基づいて、前記調整弁
    を制御するコントローラとを有することを特徴とする露
    光装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングは、前記ユニットを覆う
    内カバーと、該内カバーを所定の間隔をもって覆う外カ
    バーとからなることを特徴とする請求項4記載の露光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記内カバーと外カバーとの隙間が吸引
    手段に接続されていることを特徴とする請求項5記載の
    露光装置。
JP10006118A 1998-01-14 1998-01-14 パージ装置および露光装置 Withdrawn JPH11202496A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1398669A1 (en) * 2002-09-13 2004-03-17 ASML Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US7148949B2 (en) 2002-09-13 2006-12-12 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US8094287B2 (en) 2004-07-22 2012-01-10 Asml Netherlands B.V. Lithographic appararus and method
CN105652604A (zh) * 2016-03-15 2016-06-08 武汉华星光电技术有限公司 曝光机及其操作方法

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