JP2003257826A - 光学装置及び露光装置 - Google Patents

光学装置及び露光装置

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JP2003257826A
JP2003257826A JP2002055084A JP2002055084A JP2003257826A JP 2003257826 A JP2003257826 A JP 2003257826A JP 2002055084 A JP2002055084 A JP 2002055084A JP 2002055084 A JP2002055084 A JP 2002055084A JP 2003257826 A JP2003257826 A JP 2003257826A
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optical
light
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JP2002055084A
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Takashi Aoki
貴史 青木
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光路上の空間内における吸光物質を長期にわ
たり安定的に低減することができる光学装置を提供す
る。 【解決手段】 光学装置は、加熱装置340によって、
光路内の雰囲気に少なくとも一部の表面が晒される部材
69を加熱し、この部材69から水分を除去する。加熱
装置340によって加熱される部材69と光学部材30
0との間には断熱部材343が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギービーム
の光路上に配置される光学部材を備える光学装置に係
り、特に、半導体素子、液晶表示素子、撮像素子(CC
D等)、薄膜磁気ヘッド等の電子デバイスを製造するた
めの露光装置に用いられる光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子(集積回路等)や液晶表示パ
ネル等のデバイス(電子デバイス)をフォトリソグラフ
ィ工程において製造する際に、光源からの露光用照明光
(露光ビーム)によってマスク又はレチクル(以下、レ
チクルと総称する)を照明し、レチクルのパターン(回
路パターン)を投影光学系を介して基板(感光剤が塗布
されたウエハ、ガラスプレートなど)に転写する露光装
置が用いられている。電子デバイスの回路は、上記投影
露光装置で上記基板上に回路パターンを露光することに
より転写され、後処理によって形成される。こうして形
成される回路配線を例えば20層程度にわたって繰り返
し成層したものが集積回路である。
【0003】近年、集積回路の高密度集積化、すなわち
回路パターンの微細化が進められており、これに伴い、
露光装置における露光ビームが短波長化される傾向にあ
る。すなわち、露光ビームとして、これまで主流だった
水銀ランプの輝線にかわって、KrFエキシマレーザ
(波長:248nm)が用いられるようになり、さらに
短波長のArFエキシマレーザ(193nm)の実用化
も最終段階に入りつつある。また、さらなる高密度集積
化をめざして、F2レーザ(157nm)やAr2レーザ
(126nm)の研究も進められている。
【0004】波長120nm〜200nm程度の光(エ
ネルギービーム)は真空紫外域に属し、これらの光(以
下、真空紫外光と称する)は、空気を透過しない。これ
は、空気中に含まれる酸素、水、炭酸ガス、有機物、ハ
ロゲン化物等(以下、「吸光物質」と呼ぶ)の分子によ
って光のエネルギーが吸収されるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、真空紫外光
を用いた露光装置を構成する光学装置においては、露光
ビームを十分な照度でかつ十分な照度均一性で基板に到
達させるために、露光ビームの光路上の空間から酸素な
どの吸光物質を含む気体をできるだけ排除する必要があ
る。吸光物質を排除する方法としては、光路上の空間を
真空紫外光のエネルギー吸収の少ないガス(低吸収性ガ
ス)で満たす方法が知られている。
【0006】しかしながら、上記低吸収性ガスによって
光路上の空間を満たしても、その空間内の雰囲気に晒さ
れる部材の表面には水などの吸光物質が吸着しており、
この吸光物質が時間の経過とともに部材表面から徐々に
脱離することで、光路上の空間における吸光物質の低減
状態が崩れるおそれがある。
【0007】本発明は、上述する事情に鑑みてなされた
ものであり、光路上の空間内における吸光物質を長期に
わたり安定的に低減することができる光学装置を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、精度
よく露光処理を行うことができる露光装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学装置(P
L)は、エネルギービーム(IL)の光路上に配置され
る光学部材(300〜303)を備える光学装置(P
L)において、前記光路内の雰囲気に少なくとも一部の
表面が晒される部材(69)を加熱し、該部材(69)
から水分を除去する加熱装置(340)と、前記加熱装
置(340)によって加熱される部材(69)と前記光
学部材(300〜303)との間に配置される断熱部材
(343)とを備えることを特徴とする。この光学装置
では、加熱装置によって、光路内の雰囲気に少なくとも
一部の表面が晒される部材を加熱することにより、その
部材の表面から吸光物質が脱離する。一度その部材表面
から吸光物質を脱離させ、その脱離した吸光物質を光路
上の空間内から排除しておくことで、その後における部
材表面からの吸光物質の脱離が防止される。また、この
光学装置では、加熱される部材と光学部材との間に断熱
部材が配置されることから、加熱された部材から光学部
材への熱の伝達が抑制され、上記加熱に伴う光学特性の
低下が防止される。これにより、光路上の空間内におけ
る吸光物質を長期にわたり安定的に低減することが可能
となる。
【0009】上記光学装置(PL)において、前記加熱
装置(340)によって加熱される部材としては、例え
ば、前記光学部材(300〜303)が配置される空間
(250〜254)を形成する筐体(69)であっても
よく、あるいは前記光学部材(300〜303)を保持
する保持部材(344)であってもよい。これらの部材
は光路内の雰囲気に表面の一部が晒されているので、上
記加熱によってその表面から一度吸光物質を脱離させて
おくことで、その後における部材表面からの吸光物質の
脱離が防止される。
【0010】本発明の露光装置(10)は、パターンが
形成されたマスク(R)をエネルギービーム(IL)に
より照明する照明光学系(21)と、前記マスク(R)
のパターンを基板(W)上に転写する投影光学系(P
L)との少なくとも一方が、上記記載の光学装置を備え
ることを特徴とする。この露光装置では、光学装置の光
路上の空間内における吸光物質が長期にわたり安定して
低減することから、エネルギービームを十分な照度で安
定して基板に到達させ、精度よく露光処理を行うことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明に係る光学装置を投影光学
系として備える一実施形態に係る半導体デバイス製造用
の縮小投影型露光装置10の全体構成を示している。ま
た、図1ではXYZ直交座標系を採用している。XYZ
直交座標系は、基板(感光性基板)としてのウエハWを
保持するウエハステージWSに対して平行となるように
X軸及びY軸が設定され、Z軸がウエハステージWSに
対して直交する方向に設定される。実際には、図中のX
YZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定
され、Z軸が鉛直方向に設定される。
【0012】本実施形態に係る露光装置は、露光光源と
してF2レーザ光源を使用している。また、マスク(投
影原版)としてのレチクルR上の所定形状の照明領域に
対して相対的に所定の方向へレチクルR及びウエハWを
同期して走査することにより、ウエハW上の1つのショ
ット領域に、レチクルRのパターン像を逐次的に転写す
るステップ・アンド・スキャン方式を採用している。こ
のようなステップ・アンド・スキャン型の露光装置で
は、投影光学系の露光フィールドよりも広い基板(ウエ
ハW)上の領域にレチクルRのパターンを露光できる。
【0013】図1において、露光装置10は、レーザ光
源20、このレーザ光源20からのエネルギービームと
しての露光ビームILによりレチクルRを照明する照明
光学系21、レチクルRから射出される露光ビームIL
をウエハW上に投射する投影光学系PL、及び装置全体
を統括的に制御する不図示の主制御装置等を備えてい
る。さらに、露光装置10は全体として大きいチャンバ
(不図示)の内部に収納されている。
【0014】レーザ光源20は、例えば発振波長157
nmのパルス紫外光を出力するF2レーザを有する。ま
た、レーザ光源20には、図示しない光源制御装置が併
設されており、この光源制御装置は、主制御装置からの
指示に応じて、射出されるパルス紫外光の発振中心波長
及びスペクトル半値幅の制御、パルス発振のトリガ制
御、レーザチャンバ内のガスの制御等を行う。
【0015】レーザ光源20からのパルスレーザ光(照
明光)は、偏向ミラー30にて偏向されて、光アッテネ
ータとしての可変減光器31に入射する。可変減光器3
1は、ウエハ上のフォトレジストに対する露光量を制御
するために、減光率が段階的又は連続的に調整可能であ
る。可変減光器31から射出される照明光は、光路偏向
ミラー32にて偏向された後に、第1フライアイレンズ
33、ズームレンズ34、振動ミラー35等を順に介し
て第2フライアイレンズ36に達する。第2フライアイ
レンズ36の射出側には、有効光源のサイズ・形状を所
望に設定するための照明光学系開口絞り用の切り替えレ
ボルバ37が配置されている。本実施形態では、照明光
学系開口絞りでの光量損失を低減させるために、ズーム
レンズ34による第2フライアイレンズ36への光束の
大きさを可変としている。
【0016】照明光学系開口絞りの開口から射出した光
束は、コンデンサレンズ群40を介して照明視野絞り
(レチクルブラインド)41を照明する。なお、照明視
野絞り41については、特開平4−196513号公報
及びこれに対応する米国特許第5,473,410号公
報に開示されている。
【0017】照明視野絞り41からの光は、偏向ミラー
42,45、レンズ群43,44,46からなる照明視
野絞り結像光学系(レチクルブラインド結像系)を介し
てレチクルR上に導かれ、レチクルR上には、照明視野
絞り41の開口部の像である照明領域が形成される。レ
チクルR上の照明領域からの光は、投影光学系PLを介
してウエハW上へ導かれ、ウエハW上には、レチクルR
の照明領域内のパターンの縮小像が形成される。レチク
ルRを保持するレチクルステージRSはXY平面内で二
次元的に移動可能であり、その位置座標は干渉計50に
よって計測されかつ位置制御される。また、ウエハWを
保持するウエハステージWSもXY平面内で二次元的に
移動可能であり、その位置座標は干渉計51によって計
測されかつ位置制御される。これらにより、レチクルR
及びウエハWを高精度に同期走査することが可能にな
る。なお、上述したレーザ光源20〜照明視野絞り結像
光学系等により照明光学系21が構成される。
【0018】本実施形態で使用するF2レーザ光(波
長:157nm)のように、真空紫外域の光を露光ビー
ムとする場合には、透過率の良好な光学硝材(光学素
子)としては、蛍石(CaF2の結晶)、フッ素や水素
等をドープした石英ガラス、及びフッ化マグネシウム
(MgF2)等に限られる。この場合、投影光学系PL
において、屈折光学部材のみで構成して所望の結像特性
(色収差特性等)を得るのは困難であることから、屈折
光学部材と反射鏡とを組み合わせた反射屈折系を採用し
てもよい。
【0019】また、真空紫外域の光を露光ビームとする
場合、その光路から酸素、水(水蒸気)、炭化水素系の
物質(一酸化炭素、二酸化炭素など)、有機物、及びハ
ロゲン化物等の、係る波長帯域の光に対し強い吸収特性
を有する物質(以下、適宜「吸光物質」と呼ぶ)を排除
する必要がある。そのため、本実施形態では、照明光路
(レーザ光源20〜レチクルRへ至る光路)及び投影光
路(レチクルR〜ウエハWへ至る光路)を外部雰囲気か
ら遮断し、それらの光路を真空紫外域の光に対して吸収
の少ない特性を有する低吸収性ガスとしての窒素、ヘリ
ウム、アルゴン、ネオン、クリプトン、キセノン、ラド
ンなどのガス、またはそれらの混合ガス(以下、適宜
「低吸収性ガス」あるいは「パージガス」と呼ぶ)で満
たしている。
【0020】具体的には、レーザ光源20から可変減光
器31までの光路がケーシング60により外部雰囲気よ
り遮断され、可変減光器31から照明視野絞り41まで
の光路がケーシング61により外部雰囲気より遮断さ
れ、照明視野絞り結像光学系がケーシング62により外
部雰囲気から遮断され、それらの光路内に上記低吸収性
ガスが充填されている。なお、ケーシング61とケーシ
ング62はケーシング63により接続されている。ま
た、投影光学系PL自体もその鏡筒69がケーシングと
なっており、その内部光路に上記低吸収性ガスが充填さ
れている。
【0021】また、ケーシング64は、照明視野絞り結
像光学系を納めたケーシング62と投影光学系PLとの
間の空間を外部雰囲気から遮断しており、その内部にレ
チクルRを保持するレチクルステージRSが収納されて
いる。このケーシング64には、レチクルRを搬入・搬
出するための扉70が設けられており、この扉70の外
側には、レチクルRを搬入・搬出時にケーシング64内
の雰囲気が汚染されるのを防ぐためのガス置換室65が
設けられている。このガス置換室65にも扉71が設け
られており、複数種のレチクルを保管しているレチクル
ストッカ66との間のレチクルの受け渡しは扉71を介
して行われる。
【0022】また、ケーシング67は、投影光学系PL
とウエハWとの間の空間を外部雰囲気から遮断してお
り、その内部に、ウエハホルダ80を介してウエハWを
保持するウエハステージWS、ウエハWの表面のZ方向
の位置(フォーカス位置)や傾斜角を検出するための斜
入射形式のオートフォーカスセンサ81、オフ・アクシ
ス方式のアライメントセンサ82、ウエハステージWS
を載置している定盤83等が収納されている。このケー
シング67には、ウエハWを搬入・搬出するための扉7
2が設けられており、この扉72の外側にはケーシング
67内部の雰囲気が汚染されるのを防ぐためのガス置換
室68が設けられている。このガス置換室68には扉7
3が設けられており、装置内部へのウエハWの搬入、装
置外部へのウエハWの搬出はこの扉73を介して行われ
る。
【0023】各光路上の空間に充填される低吸収性ガス
(パージガス)としては、窒素やヘリウムを用いること
が好ましい。窒素は波長が150nm程度以下の光に対
しては吸光物質として作用し、ヘリウムは波長100n
m程度以下の光に対して低吸収性ガスとして使用するこ
とができる。ヘリウムは熱伝導率が窒素の約6倍であ
り、気圧変化に対する屈折率の変動量が窒素の約1/8
であるため、特に高透過率と光学系の結像特性の安定性
や冷却性とで優れている。なお、投影光学系PLの鏡筒
について低吸収性ガスとしてヘリウムを用い、他の光路
(例えばレーザ光源20〜レチクルRまでの照明光路な
ど)については低吸収性ガスとして窒素を用いてもよ
い。
【0024】ここで、ケーシング61,62,64,6
7のそれぞれには、給気弁100,101,102,1
03が設けられており、これらの給気弁100〜103
は後述するガス供給システムにおける給気管路に接続さ
れている。また、ケーシング61,62,64,67の
それぞれには、排気弁110,111,112,113
が設けられており、これらの排気弁110〜113は、
それぞれガス供給システムにおける排気管路に接続され
ている。
【0025】同様に、ガス置換室65,68にも給気弁
104,105及ぶ排気弁114,115が設けられ、
投影光学系PLの鏡筒69にも給気弁106及び排気弁
116が設けられ、これらはガス供給システムにおける
給気管路あるいは排気管路に接続されている。
【0026】また、ガス置換室65,68においては、
レチクル交換又はウエハ交時等の際にガス置換を行う必
要がある。例えば、レチクル交換の際には、扉71を開
いてレチクルストッカ66からレチクルをガス置換室6
5内に搬入し、扉71を閉めてガス置換室65内を低吸
収性ガスで満たし、その後、扉70を開いて、レチクル
をレチクルステージRS上に載置する。また、ウエハ交
換の際には、扉73を開いてウエハをガス置換室68内
に搬入し、この扉73を閉めてガス置換室68内を低吸
収性ガスで満たす。その後、扉72を開いてウエハをウ
エハホルダ80上に載置する。なお、レチクル搬出、ウ
エハ搬出の場合はこの逆の手順である。また、ガス置換
室65,68のガス置換の際には、ガス置換室内の雰囲
気を減圧した後に、給気弁から低吸収性ガスを供給して
も良い。
【0027】また、ケーシング64,67においては、
ガス置換室65,68によるガス置換を行った気体が混
入する可能性があり、このガス置換室65,68のガス
中にはかなりの量の酸素などの吸光物質が混入している
可能性が高い。そのため、ガス置換室65,68のガス
置換と同じタイミングでガス置換を行うことが望まし
い。また、ケーシング及びガス置換室においては、外部
雰囲気の圧力よりも高い圧力の低吸収性ガスを充填して
おくことが好ましい。
【0028】図2は、上述した露光ビームの光路上の各
空間に、パージガスとして上述した低吸収性ガスを供給
するガス供給システム200の構成の一例を示してい
る。ガス供給システム200は、所定の低吸収性ガスを
収容するガスボンベなどのガス供給源201、光路上の
各空間に低吸収性ガスを供給するガス供給装置202、
光路上の各空間から低吸収性ガスを含む気体を排出する
排気装置203、低吸収性ガスの温度を制御するための
温調装置204、光路上の各空間内の吸光物質の濃度を
計測する濃度計205a〜205e、及び上記装置を統
括的に制御する制御装置206等を有している。
【0029】図2では、低吸収性ガスの供給先として、
前述した露光ビームの光路上の空間のうち、投影光学系
PLにおける鏡筒69内部の複数の空間250〜254
(以後、パージ空間と称する)を代表的に示している。
これらの複数のパージ空間250〜254は、光学部材
(レンズ素子)300〜303を挟んで互いに隣り合っ
て配置されている。なお、本例では、結像特性の安定性
等の観点より、光路上の空間に供給するパージガスとし
て、ヘリウムガスを使用するものとする。ただし、ヘリ
ウムガスは高価であることから、露光ビームの波長がF
2レーザのように150nm以上である場合には、運転
コストを低減させるためにパージガスとして窒素ガスを
使用してもよい。
【0030】ガス供給装置202は、ガス供給源201
から送られるヘリウムガスを例えば加圧することによ
り、そのヘリウムガスを給気管路210を介して各パー
ジ空間250〜254に供給する。本例では、各パージ
空間250〜254ごとに流量調整可能な給気弁106
a〜106eが設けられており、これに対応して給気管
路210も分岐構造となっている。ガス供給装置202
から送られるヘリウムガスは、各給気弁106a〜10
6eを介して各パージ空間250〜254に供給される
とともに、各パージ空間250〜254ごとにその流量
が個々に制御される。
【0031】また、ガス供給装置202と給気弁106
a〜106eとの間の給気管路210上には、ヘリウム
ガスに含まれる不純物を除去するためのフィルタ211
が配置されている。なお、この給気管路210上に、通
路内の圧力を計測するための圧力計や、ヘリウムガスに
含まれる吸光物質の濃度を計測するための濃度計などの
計器類をさらに設けてもよい。また、ガス供給源201
から排出されるガスが十分に圧力を有している場合はガ
ス供給装置202を省くことも可能である。
【0032】給気管路210に用いられる配管として
は、洗浄されたステンレスなどの金属、あるいは洗浄さ
れた四フッ化エチレン、テトラフルオロエチレン−テレ
フルオロ(アルキルビニルエーテル)、またはテトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペン共重合体等の
各種ポリマー等、ケミカルクリーンな素材のものが用い
られ、配管継手としては、例えば禁油処理されたステン
レスなどの金属製、あるいは各種ポリマー製のものが用
いられる。
【0033】フィルタ211は、例えば吸着、吸収、あ
るいは濾過といった作用により上述した吸光物質を除去
可能なものが用いられる。具体的には、酸素等の吸収性
ガスを除去するケミカルフィルタ、あるいはHEPAフ
ィルタやULPAフィルタ等の主に塵(パーティクル)
を除去するためのフィルタなどが用いられる。また、例
えば、アンモニア、アミン系の化合物、イオン系、シロ
キサン、シラザン、シラノール等のシリコン系の有機物
や、可塑剤(フタルサンエステル等)、難燃剤(燐酸、
塩素系物質)などの不純物を除去するためのフィルター
として、活性炭フィルタやゼオライトフィルターを用い
ることができる。
【0034】なお、給気管路125上に複数のフィルタ
211を並べて配置してもよい。例えば、特性の異なる
複数のフィルタを直列に配置し、より高純度仕様のもの
を下流側に配置することにより、フィルタの効率的な使
用が可能となる。また、フィルタを並列に配置すること
により、フィルタによる流れの抵抗を抑えることが可能
となる。あるいは、並列に配置されたフィルタに対して
選択的にガスを通すことにより、フィルタ交換の作業性
を向上させることが可能となる。
【0035】排気装置203は、例えば真空圧を発生さ
せ、排気管路212を介して各パージ空間250〜25
4内の気体を排出する。各パージ空間250〜254か
ら排出した気体は、例えば装置外部の空間に排出され
る。なお、各パージ空間250〜254から排出した気
体を、精製してパージガスとして再利用してもよい。ガ
スの再利用により、パージガス(本例ではヘリウムガ
ス)の消費量を低減することができる。
【0036】温調装置204は、パージ空間250〜2
54に供給するヘリウムガスの温度を所定の値に制御す
る。ガスの温度は、例えば、室温(20〜25℃)程度
に制御される。ガスの温度を一定に制御することによ
り、パージ空間250〜254において、光学部材の熱
変形を抑制することができる。なお、ガスの温度は上述
したものに限定されない。また、本例のようにパージガ
スとしてヘリウムを用いる場合、ヘリウムの温度変化を
抑制するために、温調装置は各ケーシングの近傍に配置
されることが好ましい。
【0037】濃度計205a〜205eは、本例では、
各パージ空間250〜254のそれぞれに対して設置さ
れている。濃度計としては、例えば、酸素濃度計、水蒸
気の濃度計としての露点計、及び二酸化炭素のセンサ等
の濃度計又はそれらセンサを組み合わせた複合センサと
いったものが採用される。なお、濃度計として、質量分
析計の類の装置や、電流を流してその電流値を計測する
ことによりガスに含まれる吸光物質の濃度を間接的に計
測するセンサを用いてもよい。
【0038】上記ガス供給システム200では、上記フ
ィルタ211を介して、高純度のヘリウムガスを各パー
ジ空間250〜254に供給する。これにより、その空
間250〜254内がヘリウムガスで満たされる。この
とき、ガス供給システム200では、濃度計205a〜
205eの計測結果に基づいて、各パージ空間250〜
254内の吸光物質の濃度が所定の許容濃度(例えば体
積比で10ppm)以下になるように、給気弁106a
〜106eを介して、各空間250〜254に対するガ
スの供給量を制御する。これにより、各パージ空間25
0〜254内の吸光物質が低減される。
【0039】ここで、本例のガス供給システム200
は、露光ビームILの光路内の雰囲気に少なくとも一部
の表面が晒される部材を加熱する加熱装置340を備え
ている。図3は、加熱装置340の構成の一例を模式的
に示している。また、図3では、上述した投影光学系P
Lにおけるパージ空間250、251の付近を拡大して
示している。
【0040】加熱装置340は、本例では、投影光学系
PLの鏡筒69を加熱するものであり、鏡筒69内に埋
設されたヒータ341、鏡筒69の温度を計測する温度
センサ342、及びヒータ341を制御する前記制御装
置206等を備えている。
【0041】ヒータ341としては、ワイヤヒータ、リ
ボンヒータなどの公知の様々なヒータを適用することが
できる。ヒータ341の配設場所は、鏡筒69を構成す
る部材内部に限らず、鏡筒69の外周面に配設してもよ
い。また、ヒータの代わりに、鏡筒を構成する部材に熱
媒通路を設け、その通路内に熱媒を供給する構成として
もよい。温度センサとしては、例えば熱電対センサが用
いられ、その計測結果は制御装置206に送られる。制
御装置206は、温度センサ342の計測結果に基づい
て、鏡筒69が所望の温度になるように、ヒータ341
に対する供給電圧などを制御する。
【0042】また、ヒータ341によって加熱される鏡
筒69と、鏡筒69内に配される光学部材(レンズ素子
300、301)との間には、鏡筒69からの熱の伝達
を防ぐ断熱部材343が配設されている。断熱部材34
3の材質としては、発泡ウレタン、セラミック、フッ素
ゴム、ベークライトなどの熱伝導性の低いものが用いら
れる。また、本例では、断熱部材343は、レンズ素子
を保持する保持部材344とレンズ素子との間に配設さ
れているが、保持部材344と鏡筒69との間に配設し
てもよい。
【0043】鏡筒69の加熱温度は、鏡筒69の表面
(特に内周面)から吸光物質である水分が脱離する温度
が好ましく、例えば120〜150℃に設定される。な
お、加熱温度は上記温度に限定されず任意に設定可能で
ある。
【0044】本例のガス供給システム200では、加熱
装置340によって、鏡筒69を加熱することにより、
鏡筒69の内表面から水などの吸光物質を脱離させる。
鏡筒69の内表面から水などの吸光物質を脱離させ、そ
の脱離した吸光物質をパージ空間内から排除しておくこ
とで、その後における鏡筒69の内表面からの吸光物質
の脱離が防止される。そのため、パージ空間における吸
光物質の低減状態を長期にわたり安定的に維持すること
ができる。
【0045】また、加熱される鏡筒69と光学素子との
間には断熱部材343が配置されているので、加熱され
た鏡筒69から光学素子への熱の伝達が防止される。そ
のため、上記加熱に伴う光学素子の熱変形が防止され、
光学特性の低下が防止される。
【0046】鏡筒69を加熱するタイミングは、露光装
置の立ち上げ時だけでもよく、装置立ち上げの後、露光
処理時に継続してもよい。さらに、装置立ち上げ時と、
露光処理時とで加熱温度に差を設けてもよい。例えば、
装置立ち上げ時に鏡筒69を加熱してその表面の吸光物
質を脱離させ、その後、鏡筒69の表面温度を低下させ
ることで、鏡筒69の表面に吸光物質がわずかに残留し
ている場合にも、その吸光物質の脱離を抑制することが
可能となる。
【0047】また、図3において、鏡筒69を加熱する
と、レンズ素子を保持する保持部材344も加熱され
る。そのため、上記加熱により、この保持部材344の
表面からも水などの吸光物質が脱離する。なお、鏡筒6
9を加熱するヒータ341とは別に、保持部材344を
個別に加熱するヒータを設け、保持部材344から確実
に吸光物質を脱離させてもよい。また、パージ空間に表
面が晒される上記鏡筒や保持部材などのうち、吸光物質
が吸着しやすい部材を選択的に加熱してもよい。
【0048】上記ガス供給システム200を備えること
により、先の図1に示した本例の露光装置10では、露
光ビームILの光路上の空間内における吸光物質が長期
にわたり安定して低減される。そのため、露光ビームI
Lが十分な照度で安定してウエハWに到達し、精度よく
露光処理を行うことができる。
【0049】以上、添付図面を参照しながら本発明に係
る好適な実施形態例について説明したが、本発明は係る
例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれ
ば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に
おいて、各種の変更例または修正例に想到し得ることは
明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的
範囲に属するものと了解される。
【0050】例えば、上記実施例では、光学装置として
投影光学系を適用した例について代表的に説明したが、
本発明の光学装置は投影光学系に限定されるものではな
く、照明光学系など、他の光学装置にも適用可能であ
る。
【0051】また、ヘリウムガスをパージ空間内に供給
するにあたって、パージ空間に例えば空気等の吸収性ガ
スが多く含まれる場合には、ヘリウムガスを供給する前
に、排気装置によって一旦その空間内の気体を排出する
とよい。これにより、より短時間で上記パージ空間内を
低吸収性ガスであるヘリウムガスに置換することができ
る。
【0052】また、パージ空間は、気密性を有するもの
としているが、必ずしも気密性を有しなくてもよい。例
えば、空間内の気圧を外部気圧よりも高く保つようにす
ることで、空間内の気体を所望の状態に保持するように
してもよい。なお、複数のパージ空間の間に挟まれる部
材としては、上述したレンズ素子のほか、ミラーなどの
平行平板も含まれる。特に、真空紫外光のような短波長
光では、反射光学系を採用する場合があり、こうしたケ
ースにも本発明は好ましく用いられる。
【0053】また、光路上から吸光物質を排除するに
は、予め構造材料表面からの脱ガス量を低減する処置を
施しておくことが好ましい。例えば、(1)構造材料の
表面積を小さくする、(2)構造材料表面を機械研磨、
電解研磨、バル研磨、化学研磨、又はGBB(Glass Be
ads Blasting)といった方法によって研磨し、構造材料
の表面粗さを低減しておく、(3)超音波洗浄、クリー
ンドライエア等の流体の吹き付け、真空加熱脱ガス(ベ
ーキング)などの手法によって、構造材料表面を洗浄す
る、(4)炭化水素やハロゲン化物を含む電線被膜物質
やシール部材(Oリング等)、接着剤等を光路空間に可
能な限り設置しない、等の方法がある。
【0054】また、真空圧を発生させる排気装置として
は、真空ポンプ、クライオポンプなどが用いられる。ク
ライオポンプは、真空ポンプの一種であり、活性炭や合
成フッ化石などのソベントを窒素等の冷媒で冷やす形式
のもので、真空中に極低温(10〜15K)に冷却され
た面(クライオパネル)を置き、この面で気体(H2
He、Ne以外の気体、例えばN2、Ar等)を吸着し
て、高真空を作り出す。
【0055】また、照明系チャンバからウエハ操作部の
カバーを構成する筐体(筒状体等も可)や、透過性ガス
を供給する配管は、不純物ガス(脱ガス)の少ない材
料、例えばステンレス鋼、四フッ化エチレン、テトラフ
ルオロエチレン−テルフルオロ(アルキルビニルエーテ
ル)、又はテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロペン共重合体等の各種ポリマーで形成することが望ま
しい。
【0056】また、各筐体内の駆動機構(レチクルブラ
インドやステージ等)などに電力を供給するケーブルな
ども、同様に上述した不純物ガス(脱ガス)の少ない材
料で被服することが望ましい。
【0057】また、ウエハ上に塗布された感光材(フォ
トレジスト)からの脱ガスは吸光物質を含み、これは感
光材の種類や温度等によって量、種類ともに異なる。そ
のため、感光材からの脱ガスの量、種類を予め調査して
おき、感光材によって低吸収性ガスの供給量を調整する
とよい。これにより、ワーキング・ディスタンス部から
確実に吸光物質を排除する一方で、一般に高価な低吸収
性ガスの消費量を必要最小限に抑えることが可能とな
る。
【0058】また、本発明は走査露光型の投影露光装置
のみならず、一括露光型(ステッパー型)の投影露光装
置等にも適用できることは明らかである。これらに備え
られる投影光学系は、反射屈折系のみならず、屈折系や
反射系であってもよい。さらに、投影光学系の倍率は縮
小倍率のみならず、等倍や拡大であってもよい。
【0059】また、本発明はエネルギビームとして、A
rFエキシマレーザ光(波長193nm)を使用する場
合や、Kr2レーザ光(波長146nm)、Ar2レーザ
光(波長126nm)、YAGレーザ等の高調波、又は
半導体レーザの高調波等の波長が200nm〜100n
m程度の真空紫外光にも適用できる。
【0060】また、エキシマレーザやF2レーザ等の代
わりに、DFB(Distributed feedback:分布帰環型)
半導体レーザ又はファイバーレーザから発振される赤外
域、又は可視域の単一波長レーザを、例えばエルビウム
(Er)(又はエルビウムとイッテルビウム(Yb)と
の両方)がドープされたファイバーアンプで増幅し、非
線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を用
いてもよい。
【0061】また、露光装置の用途としては半導体製造
用の露光装置に限定されることなく、例えば、角型のガ
ラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用
の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装
置にも広く適当できる。
【0062】また、ウエハステージやレチクルステージ
にリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用い
たエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力
を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ス
テージは、ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、
ガイドを設けないガイドレスタイプでもよい。
【0063】また、ステージの駆動装置として平面モ−
タを用いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユ
ニットのいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニッ
トと電機子ユニットの他方をステージの移動面側(ベー
ス)に設ければよい。
【0064】また、ウエハステージの移動により発生す
る反力は、特開平8−166475号公報に記載されて
いるように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)
に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた
露光装置においても適用可能である。
【0065】また、レチクルステージの移動により発生
する反力は、特開平8−330224号公報に記載され
ているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大
地)に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備
えた露光装置においても適用可能である。
【0066】以上のように、本願実施形態の露光装置
は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む
各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、
光学的精度を保つように、組み立てることで製造され
る。これら各種精度を確保するために、この組み立ての
前後には、各種光学系については光学的精度を達成する
ための調整、各種機械系については機械的精度を達成す
るための調整、各種電気系については電気的精度を達成
するための調整が行われる。各種サブシステムから露光
装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機
械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等
が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光
装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行わ
れ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0067】そして、上記のように露光が行われたウエ
ハが、現像工程、パターン形成工程、ボンディング工
程、パッケージング等を経ることによって、半導体素子
等の電子デバイスが製造される。
【0068】
【発明の効果】本発明の光学装置によれば、光路内の雰
囲気に少なくとも一部の表面が晒される部材を加熱し、
その部材表面から吸光物質を脱離させることにより、光
路上の空間内における吸光物質を長期にわたり安定的に
低減することができる。
【0069】また、本発明の露光装置によれば、光路上
の空間内における吸光物質が長期にわたり安定して低減
することから、エネルギービームを十分な照度で安定し
て基板に到達させ、精度よく露光処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光学装置を備える一実施形態に
係る半導体デバイス製造用の縮小投影型露光装置の全体
構成を示す図である。
【図2】 露光ビームの光路上の各空間にパージガスを
供給するガス供給システムの構成の一例を示す図であ
る。
【図3】 加熱装置の構成の一例を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
IL 露光光(エネルギービーム) R レチクル(マスク) W ウエハ(基板) PL 投影光学系(光学装置) 21 照明光学系(光学装置) 69 鏡筒(部材) 200 ガス供給システム 204 温度制御装置 250〜254 パージ空間 300〜303 レンズ素子(光学部材) 340 加熱装置 343 断熱部材 344 保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/20 521 H01L 21/30 515D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギービームの光路上に配置される
    光学部材を備える光学装置において、 前記光路内の雰囲気に少なくとも一部の表面が晒される
    部材を加熱し、該部材から水分を除去する加熱装置と、 前記加熱装置によって加熱される部材と前記光学部材と
    の間に配置される断熱部材とを備えることを特徴とする
    光学装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱装置によって加熱される部材
    は、前記光学部材が配置される空間を形成する筐体であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱装置によって加熱される部材
    は、前記光学部材を保持する保持部材であることを特徴
    とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 パターンが形成されたマスクをエネルギ
    ービームにより照明する照明光学系と、前記マスクのパ
    ターンを基板上に転写する投影光学系との少なくとも一
    方が、請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記
    載の光学装置を備えることを特徴とする露光装置。
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