JPH11202389A - ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット

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JPH11202389A
JPH11202389A JP10313026A JP31302698A JPH11202389A JP H11202389 A JPH11202389 A JP H11202389A JP 10313026 A JP10313026 A JP 10313026A JP 31302698 A JP31302698 A JP 31302698A JP H11202389 A JPH11202389 A JP H11202389A
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JP
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strobe
film
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film unit
built
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JP10313026A
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Kazuhisa Arame
和久 新目
Yoshijiro Suzuki
喜治郎 鈴木
Kei Kaneiwa
慶 金岩
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニットに
おいて、小型化と原価低減を行う。 【解決手段】 ISO640以上の感度を有するフィル
ムを予め装填すると共に、ストロボのメインコンデンサ
の容量を15μF以上80μF以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボを内蔵し
たレンズ付きフィルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズ付きフィルムユニットにお
いては競争が激化し、より小型化に設計することと、よ
り安価に生産することが必須要件となってきている。特
に、ストロボを内蔵したレンズ付きフィルムユニットに
おいては、小型化や原価低減に対してストロボの影響が
非常に大きい。
【0003】また、原価低減のために高価なネオン管を
用いずに安価な発光ダイオードを用いる記載が特開平8
−115796号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ストロボを内蔵したレ
ンズ付きフィルムユニットにおいて、特に大きなスペー
スを占めるのはストロボ光を発光する放電管に印加する
直流高圧エネルギーを充電するためのメインコンデンサ
と、ストロボの電源である電池であり、メインコンデン
サの容量が小さくなれば電池も小さな容量の電池で済む
ようになる。また、メインコンデンサや電池の容量が小
さくなれば原価も低減する。
【0005】かかる問題に鑑み、少なくともメインコン
デンサの容量を小さくして小型化と原価低減が可能なス
トロボ内蔵レンズ付きフィルムユニットを提案すること
を本発明の第1の課題とする。
【0006】また、ネオン管を用いずに発光ダイオード
を用いた場合には、トリガートランスにより出力される
トリガー電圧が高くなり過ぎるといった問題がある。
【0007】かかる問題に鑑み、トリガー電圧が適切な
電圧になるようにしたストロボ内蔵レンズ付きフィルム
ユニットを提案することを本発明の第2の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は下記の
何れかの構成により解決される。
【0009】ISO640以上の感度を有するフィル
ムを予め装填すると共に、ストロボのメインコンデンサ
の容量を15μF以上80μF以下としたことを特徴と
するストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
【0010】ストロボのメインコンデンサの容量を1
5μF以上80μF以下とし、第1撮影状態での撮影レ
ンズの絞り値、シャッタ速度、及び内蔵するフィルムの
フィルム感度により決定されるEV値をAとし、第2撮
影状態でのEV値をBとしたとき、 6≦A≦10 であり、且つ A+1≦B≦A+4 としたことを特徴とするストロボ内蔵レンズ付きフィル
ムユニット。
【0011】上記第2の課題は、ストロボが充電を完了
したことを発光ダイオードの点灯若しくは点滅により表
示すると共に、放電管を発光させるトリガートランスの
巻線比を20以上35以下としたことを特徴とするスト
ロボ内蔵レンズ付きフィルムユニットにより解決され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるストロボ内蔵レン
ズ付きフィルムユニットの実施の形態を図1乃至図5に
より詳細に説明する。
【0013】図1はストロボ内蔵レンズ付きフィルムユ
ニットの外観斜視図である。前面には撮影レンズ1、フ
ァインダ窓2、ストロボ発光部3、ストロボスイッチレ
バー4が配置され、上面にはレリーズ釦5、指数器窓
6、充電表示窓7が配置され、背面には巻上げノブ8が
配置されている。ここで、ストロボ撮影を行うときは、
ストロボスイッチレバー4を図の右方向に摺動させる
と、内部のメインスイッチがオンとなり、ストロボの充
電が開始する。内部のメインコンデンサが所定の電圧に
充電されると、充電表示窓7の点灯により充電状態を視
認することができる。撮影にはレリーズ釦5を押せばよ
い。なお、ストロボスイッチレバー4を図の如く右方向
に摺動させると、先端部4aが右方に突出し、メインス
イッチをオンにしたことを容易に判断できる。
【0014】次ぎに、図2のストロボ回路図に基づいて
ストロボの作動を説明する。
【0015】Bは単3形、単4形、若しくは単5形電池
からなる1本の円筒形電池であり、図1にて示したスト
ロボスイッチレバー4を摺動させると、メインスイッチ
SW1と発光停止スイッチSW2がオンになる。する
と、電池Bから直流がメインスイッチSW1を介して、
トランジスタQ、発振トランスT1、抵抗R1に供給さ
れて発振動作が行われ、低圧の直流を高圧の交流に変換
する。
【0016】発振トランスT1から出力された高圧電流
は、ダイオードDにより整流され、メインコンデンサC
1に充電される。また、抵抗R2を介してコンデンサC
2も充電される。そして、コンデンサC2の電圧が所定
の電圧に達すると、この電圧が抵抗R3とネオン管Ne
に印加され、ネオン管Neが放電開始、即ち点灯を行
う。
【0017】このようにネオン管Neが点灯した後に、
図1におけるレリーズ釦5を押すと、図示していないシ
ャッタ羽根が開放動作し、その全開時にトリガースイッ
チTSWをオンさせる。トリガースイッチTSWがオン
すると、コンデンサC2に充電されていた電荷がトリガ
ートランスT2の一次側巻線T21に放電し、二次側巻
線T22に高電圧が発生し、その電圧が放電管Xeのト
リガー電極Gに与えられる。この結果、放電管Xeの中
のイオン化されたキセノン原子が陰極より飛び出す電子
と衝突して励起され、放電管Xeは発光する。
【0018】なお、メインコンデンサC1が充電され、
ネオン管Neが点灯しているときに、ストロボスイッチ
レバー4を左に摺動操作して元の位置に戻すと、メイン
スイッチSW1はオフとなり、発振動作は停止する。ま
た、発光停止スイッチSW2もオフとなるので、ネオン
管Neが消灯し、更にレリーズ釦5を押してトリガース
イッチTSWをオンさせてもコンデンサC2は放電しな
いので、放電管Xeは発光しない。
【0019】以上の如きストロボ内蔵レンズ付きフィル
ムユニットにおけるストロボ回路のメインコンデンサ
は、通常120μF前後に設定されていることが多く、
ストロボ光のガイドナンバーは10程度である。また、
レンズ付きフィルムユニットにはフィルムが予め製造工
程にて装填されてあり、その感度はISO400が普通
である。更に、撮影レンズの開放絞り値は略F11に、
シャッタ速度は略1/100に設定されていることが多
い。そして、電源としての電池は単3形電池を1本用い
るのが普通である。
【0020】このようなストロボ内蔵レンズ付きフィル
ムユニットにおいて、120μFのメインコンデンサや
単3形電池を用いている限りは、大幅な小型化は達成困
難である。そこで、メインコンデンサの容量を減少さ
せ、その容量低下によりガイドナンバーが低下してもス
トロボ撮影性能に影響を及ぼさないように高感度のフィ
ルムを装填することにした。なお、日中での撮影の如
く、ストロボ撮影を行なわないときも多いので、高感度
のフィルムによって日中撮影時に露出過度になることを
防止するために、シャッタ速度をフィルムの高感度化に
比例して高速化する必要がある。
【0021】表1に撮影レンズの開放絞りをF11とし
た場合のフィルム感度(ISO)、メインコンデンサ容
量、ISO100におけるストロボのガイドナンバー、
及びシャッタ速度の関係を示す。
【0022】
【表1】
【0023】このようにISO640以上の感度のフィ
ルムを用いることでメインコンデンサの容量を80μF
以下とすることができる。また、使用するフィルム感度
をISO3200以上とすれば、メインコンデンサの容
量は15μF以下のものを使用することができる。
【0024】また、高感度のフィルムを用いることによ
りメインコンデンサの容量が小さくて済むと、充電時間
が短縮し、シャッタチャンスを逃す恐れが減少する。そ
して、電源となる電池もより容量の少ない電池で済むよ
うになり、単3形電池から単4形電池若しくは単5形電
池と小型化でき、同じ形態で従来アルカリ電池を用いて
いた場合は、安価なマンガン電池を用いることができ
る。
【0025】コンデンサの容量は略コンデンサの体積に
比例するので、コンデンサ容量を1/2若しくは1/4
にすれば、小型化に大きく寄与し、更に単5形電池を用
いる場合は、単3形電池と比較して体積が1/2.4と
なるので、更に小型化を達成することができる。
【0026】例えば、メインコンデンサ容量が120μ
Fのときに、単3形電池は勿論、単4形電池も使用可能
であるとすると、メインコンデンサ容量を60μFとし
たとき、単5形電池を使用すると、120μFのときに
単4形電池を用いたときより高性能となる。従って、メ
インコンデンサの容量を少なくすることにより、従来は
ストロボに用いることが考えられなかった単5形電池を
用いることができるようになる。
【0027】また、高感度フィルムを用いても開放絞り
値によってメインコンデンサの容量(ガイドナンバー)
とシャッタ速度が異なってくる。この関係をISO80
0とISO1600について表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】以上の説明は、絞り切り換え及びシャッタ
速度切り換えを行わないことを前提としていたが、開放
絞り値より小絞りとなる孔が開いた絞り部材を撮影レン
ズの光軸に挿脱可能に配置し、ストロボ撮影のときは該
絞り部材を退避させて開放絞りで撮影し、日中での撮影
には該絞り部材を挿入して小絞りで撮影するようにした
り、絞り切り換えと同時にシャッタ速度を切り換えるよ
うにすると、露出精度をより向上させることができる。
【0030】例えば、装填するフィルムの感度をISO
800、ストロボ回路のメインコンデンサの容量を30
μF、ストロボ撮影状態(第1撮影状態)での絞り値を
F6.7、シャッタ速度を1/60秒とし、通常撮影状
態(第2撮影状態)での絞り値をF11、シャッタ速度
を1/160秒とすると、ストロボ撮影状態による夜間
の室内照明下での撮影において、従来のストロボ内蔵レ
ンズ付きフィルムユニットでは得ることが難しかった、
2〜3mの主要被写体と室内の背景が良好な露出状態と
なっているプリントを得ることが可能となる。これは、
ストロボのメインコンデンサの容量が従来よりも小さく
なってストロボ光の強度も弱くなっているため、ストロ
ボによって照らされる主要被写体と、室内照明で照らさ
れる室内の輝度の差が小さくなるためである。また、昼
間の屋外撮影も通常撮影状態とすることで、従来と同様
に良好なプリントを得ることができる。
【0031】ここで、絞り切り替え機構について、図3
の絞り切り替え機構の斜視図について説明する。同図に
おいて、撮影レンズ1の後方には絞り板21が配置され
ている。絞り板21の右端部21aには図1に示したス
トロボスイッチレバー4が固着されており、ストロボス
イッチレバー4を左右に摺動操作することにより、絞り
板21も左右に摺動する。右端部21aの下方にはスト
ロボのメインスイッチ22が配置され、絞り板21の下
部にはカム21bが設けられている。更に、絞り板には
小口径の絞り孔21cが穿設されている。
【0032】従って、図3の如く絞り板21を左方に摺
動して、撮影レンズ1の後方に小口径の絞り孔21cを
挿入したときは、カム21bはメインスイッチ22より
退避しているので、メインスイッチ22の可動接片22
aと固定接片22bは接触せず、メインスイッチ22は
オフの状態となっている。即ち、この状態はストロボが
不発光でストロボ撮影を行わない高輝度の撮影状態であ
る。
【0033】一方、絞り板21を右方に摺動して、撮影
レンズ1の後方より絞り孔21cを退避させたときは、
絞りは固定絞り板23に穿設された大口径の固定絞り孔
23aとなり、カム21bはメインスイッチ22の可動
接片22aを押圧し、可動接片22aが固定接片22b
に圧着するので、メインスイッチ22はオンの状態とな
る。即ち、これはストロボを発光するストロボ撮影の状
態である。
【0034】このように、ストロボ撮影状態と通常撮影
状態の切り換えを行えるようにストロボ内蔵レンズ付き
フィルムユニットを構成する場合には、ストロボ撮影状
態での絞り値とシャッタ速度と装填したフィルムの感度
とにより決定されるISO100のフィルム感度に換算
したEV値をA、通常撮影状態での絞り値とシャッタ速
度と装填したフィルムの感度とにより決定されるISO
100のフィルム感度に換算したEV値をBとしたと
き、A,Bはそれぞれ、 6≦A≦10 A+1≦B≦A+4 を満足するように構成することが望ましい。
【0035】なお、EV値は下記の式で求めることがで
きる。
【0036】EV=〔Log102+Log10(1/
T)−Log10(S/100)〕/Log102 ここで、Fは絞り値、Tはシャッタ速度(秒)、Sはフ
ィルムのISO感度である。
【0037】上述した例について、このEV値を求める
と、ストロボ撮影状態のEV値Aは8.4、通常撮影状
態のEV値Bは11.2となる。
【0038】なお、絞り値F、シャッタ速度T(秒)、
フィルムのISO感度Sはそれぞれ、F>5.6、T≦
1/50、S≧640の範囲の中から設定するのが望ま
しい。
【0039】また、ストロボのメインコンデンサの容量
は、装填されるフィルムのISO感度とストロボ撮影状
態の絞り値に応じて15μF以上、80μF以下の範囲
から設定する。これらの容量のメインコンデンサを使用
することで、ISO100のフィルムに換算したガイド
ナンバーで3.5〜8のガイドナンバーのストロボを得
ることができる。
【0040】上記ストロボ撮影状態のEV値がAの条件
において、EV値Aが下限を越えるとシャッタ速度を手
ブレを起こし難い1/50秒以下として、撮影レンズを
2枚以下のプラスチックレンズで構成することが困難と
なり、レンズ付きフィルムユニットを構成する部品点数
が増加すると共に製造が困難になる。また、EV値Aが
上限を越えると、ストロボ撮影状態における夜間の照明
下での撮影において、2〜3mの主要被写体と広い室内
の背景が良好な露出状態となっているプリントを得るこ
とが難しくなる。
【0041】また、上記通常撮影状態のEV値Bの条件
において、EV値Bが下限を越えると、ストロボ撮影状
態におけるEV値AがEV値8より小さく設定されてい
る場合に、EV値BがEV値9より小さくなって、晴天
での屋外撮影では露光オーバーとなり過ぎてしまい、ま
た、EV値Bが上限を越えると、ストロボ撮影状態にお
けるEV値Aが上限付近に設定されている場合に、EV
値Bが14よりも大きくなって曇天時の屋外撮影におい
て露光アンダーとなってしまう。
【0042】なお、望ましくは、ストロボ撮影状態にお
けるEV値Aと通常撮影状態におけるEV値Bは、 7≦A≦10 より望ましくは、7≦A≦9を満足するようにし、 A+1≦B≦A+3 を満足するようにする。
【0043】また、ストロボ撮影時の絞り値Fは11以
下、望ましくは9以下とする。
【0044】なお、図1及び図2にて説明したストロボ
のメインスイッチはストロボスイッチレバーを摺動する
形式であったが、撮影後にストロボスイッチレバーを戻
し忘れると、単5形電池の如き小容量の電池を用いたと
きは電池消耗が激しく、以後ストロボ撮影ができなくな
る恐れがある。従って、小容量の電池を用いる場合は、
ワンタッチ式のメインスイッチを用い、一度メインスイ
ッチをオンにすると発振が持続され、所定の電圧に達す
ると発振が自動的に停止するストロボ回路を用いること
が望ましい。
【0045】詳細な説明は省略するが、このような省エ
ネタイプのストロボ回路図を図4に示す。
【0046】次に、ストロボの充電表示として、高価な
ネオン管を用いずに安価な発光ダイオードを用いた実施
の形態を図5のストロボ回路図を参照して説明する。
【0047】図5のストロボ回路図は図2のストロボ回
路図と類似しているので、同一箇所については説明を省
略する。相違点は抵抗R1と発振トランスT1の三次コ
イルとの接続点P2と、トランジスタQのベースと発振
トランスT1における二次コイルと三次コイルの共有点
との接続点P1の間に、発光ダイオードLと抵抗R4を
直列に配置し、抵抗R3とネオン管Neを廃止した点で
ある。
【0048】メインスイッチSW1をオンにすると、発
振動作が行われ、低圧の直流を高圧の交流に変換し、発
振トランスT1から出力された高圧電流は、ダイオード
Dにより整流され、メインコンデンサC1に充電され
る。充電の開始時には接続点P2が接続点P1の電位よ
り高いか僅かに低いので、発光ダイオードLは発光しな
い。しかし、メインコンデンサC1の充電電圧が高くな
るに従って接続点P2の電位が徐々に下がり、充電電圧
がストロボ撮影に必要最低限の電圧である略280Vに
達すると、発振トランスT1の逆起電力の期間外では立
ち上がり電圧がかかって発光ダイオードLは略1.7V
にてぼんやりと発光し、充電電圧が更に上昇すると、発
光ダイオードLは略2.3Vとなって明るく発光し、充
電したことを視認することができる。
【0049】しかし、図2に示したストロボ回路図の如
く、ネオン管Neを用いたときは、ネオン管Neの定電
圧特性によりトリガートランスT2の一次側コイルT2
1にかかる電圧が安定しているが、本ストロボ回路図に
おいてはトリガートランスT2の一次側コイルT21に
かかる電圧がメインコンデンサC1の充電電圧の上昇と
共に上昇するので、図2に示したストロボ回路図におけ
るトリガートランスT2と全く同一のものを用いると、
二次側コイルT22の電圧、即ちトリガー電圧が高くな
り過ぎる。
【0050】このため、トリガートランスT2の巻線比
を低くし、トリガー電圧の上昇を押さえる必要がある。
なお、従来の巻線比は40〜50であったが、本発明に
おいては巻線比を20〜35にすることが好ましい。
【0051】なお、発光ダイオードLは外光に照らされ
ると点灯の状態を視認し難いので、外装ケースが透明に
形成されているものを用い、発光しているチップを直接
視認できるようにすることが望ましい。
【0052】また、ストロボ回路は発光ダイオードLが
点滅する回路構成にしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜4に記載のストロボ内蔵レン
ズ付きフィルムユニットによれば、メインコンデンサ若
しくは電池の容量を小さくすることにより小型化と原価
低減を達成することができる。
【0054】請求項5〜8に記載のストロボ内蔵レンズ
付きフィルムユニットによれば、主要被写体と室内の背
景の双方が良好な露出状態となっているプリントを得る
ことができる。
【0055】請求項9に記載のストロボ内蔵レンズ付き
フィルムユニットによれば、ストロボの充電表示に発光
ダイオードを用いてもトリガートランスのトリガー電圧
が過度に上昇することがない。
【0056】請求項10に記載のストロボ内蔵レンズ付
きフィルムユニットによれば、発光ダイオードが点灯し
たことを外光に影響されずに容易に視認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニットの外
観斜視図である。
【図2】ストロボ回路図である。
【図3】絞り切り替え機構の斜視図である。
【図4】ストロボ回路図である。
【図5】ストロボ回路図である。
【符号の説明】
B 円筒形電池 T1 発振トランス T2 トリガートランス C1 メインコンデンサ Ne ネオン管 Xe 放電管 L 発光ダイオード 1 撮影レンズ 3 ストロボ発光部 4 ストロボスイッチレバー 21 絞り板 22 メインスイッチ 23 固定絞り板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISO640以上の感度を有するフィル
    ムを予め装填すると共に、ストロボのメインコンデンサ
    の容量を15μF以上80μF以下としたことを特徴と
    するストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
  2. 【請求項2】 撮影レンズの開放絞り値をF5.6以
    上、F16以下としたことを特徴とする請求項1に記載
    のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 ストロボ用電源として、単4形電池若し
    くは単5形電池を用いたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 ストロボ回路をプッシュ方式のメインス
    イッチ付き回路、若しくは自動充電停止回路と組み合わ
    せた回路としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 ストロボのメインコンデンサの容量を1
    5μF以上80μF以下とし、第1撮影状態での撮影レ
    ンズの絞り値、シャッタ速度、及び内蔵するフィルムの
    フィルム感度により決定されるEV値をAとし、第2撮
    影状態でのEV値をBとしたとき、 6≦A≦10 であり、且つ A+1≦B≦A+4 としたことを特徴とするストロボ内蔵レンズ付きフィル
    ムユニット。
  6. 【請求項6】 前記EV値Aは下記の式を満足すること
    を特徴とする請求項5に記載のストロボ内蔵レンズ付き
    フィルムユニット。 7≦A≦10
  7. 【請求項7】 前記EV値Aは下記の式を満足すること
    を特徴とする請求項5に記載のストロボ内蔵レンズ付き
    フィルムユニット。 7≦A≦9
  8. 【請求項8】 前記EV値A及び前記EV値Bは下記の
    式を満足することを特徴とする請求項5に記載のストロ
    ボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。 A+1≦B≦A+3
  9. 【請求項9】 ストロボが充電を完了したことを発光ダ
    イオードの点灯若しくは点滅により表示すると共に、放
    電管を発光させるトリガートランスの巻線比を20以上
    35以下としたことを特徴とするストロボ内蔵レンズ付
    きフィルムユニット。
  10. 【請求項10】 前記発光ダイオードの外装ケースは透
    明に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の
    ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
JP10313026A 1997-11-04 1998-11-04 ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット Pending JPH11202389A (ja)

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EP04021178A EP1486821A3 (en) 1998-11-04 1999-11-03 Lens-fitted film unit with a built-in electronic flash unit
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