JP2002099032A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP2002099032A
JP2002099032A JP2000290059A JP2000290059A JP2002099032A JP 2002099032 A JP2002099032 A JP 2002099032A JP 2000290059 A JP2000290059 A JP 2000290059A JP 2000290059 A JP2000290059 A JP 2000290059A JP 2002099032 A JP2002099032 A JP 2002099032A
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strobe
capacitor
circuit
coil
light
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JP2000290059A
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Katsumi Motomura
克美 本村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1020010059057A priority patent/KR20020024552A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調光機能を有するストロボ装置をローコスト
で構成する。 【解決手段】 充電スイッチ32がオンすると、昇圧回
路24が作動して、発振トランジスタ33が発振する。
一次側電流及び二次側電流が増加して、メインコンデン
サ26が高電圧で充電される。コイルに流れる電流が飽
和すると、一次側コイル34aに逆起電力が発生して駆
動用コンデンサ52が充電される。ストロボ発光が開始
すると、駆動用コンデンサ52に蓄えられた電荷が調光
回路30に流れ込み、調光回路30が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調光機能を備えた
ストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡易型のカメラとして、撮影レンズやシ
ャッタ機構等の撮影機構が組み込まれたユニット本体
に、未露光の写真フイルムを内蔵させたレンズ付きフイ
ルムユニットが本出願人により製造販売されている。ま
た、夜間や室内での撮影を可能とするために、ストロボ
装置を内蔵したレンズ付きフイルムユニットも広く知ら
れている。
【0003】現在市販されているレンズ付きフイルムユ
ニットに内蔵されたストロボ装置は、主要被写体までの
撮影距離等に関係なく1回の発光時に一定のストロボ光
量を照射するため、近距離で撮影した場合に主要被写体
が露光オーバーとなっていた。このため、プリント写真
上において主要被写体が白く飛んでしまったり、主要被
写体を適切な濃度に再現されたとしても、背景が暗くな
ってしまうという不都合が生じていた。
【0004】一方、コンパクトカメラ等では、オートス
トロボと称される自動調光機能を有したストロボ装置が
備えられている。このオートストロボ装置では、ストロ
ボ放電管を発光させると同時に、被写体からの反射光を
受光素子で受光し、この反射光により発生する光電電流
を積分する。そして、積分量が所定レベルに達したとき
にサイリスタ等の無接点スイッチを動作させ、ストロボ
放電管でのメインコンデンサの放電を阻止することによ
り、ストロボ放電管の発光を停止させる。このため、主
要被写体までの距離に応じてストロボ光量を適切に調節
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したオ
ートストロボ装置では、受光素子やサイリスタ等を駆動
するための電源電圧が必要となるため、コンパクトカメ
ラ等では個別の電源回路が設けられている。しかし、こ
のような電源回路は複雑で高価なため、レンズ付きフイ
ルムユニットに調光機能を設けようとすると、小型かつ
安価であるというレンズ付きフイルムユニットの特徴が
損なわれてしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を考慮してなされたも
のであり、簡素な構成で調光動作を行うことができるス
トロボ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のストロボ装置では、互いに誘導結合
された一次コイルと二次コイルとを有し、一次コイルに
流れる一次側電流の増減により二次コイルに流れる誘導
電流によってメインコンデンサを充電する発振トランス
と、トリガ電圧の印加により前記メインコンデンサに充
電された電荷を放電してストロボ光を発生するストロボ
放電管と、被写体から反射されたストロボ光を受光し、
この受光量が所定レベルに達した時点で前記ストロボ放
電管での放電を停止させる調光回路と、前記一次コイル
に発生する逆起電力により充電され、ストロボ発光時に
前記調光回路の動作に必要な動作電圧を出力する駆動用
コンデンサとを備えている。これにより、調光回路の動
作に必要な動作電圧を発生させる回路を簡素な構成で実
現することができる。また、ストロボ装置をレンズ付き
フイルムユニットに組み込ませ、当該レンズ付きフイル
ムユニットに内蔵される乾電池に前記一次コイルを接続
しても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のストロボ装置を内蔵した
レンズ付きフイルムユニットの外観を図1に示す。レン
ズ付きフイルムユニットは、略直方体形状のユニット本
体11と、このユニット本体11を部分的に覆うラベル
12とから構成される。ユニット本体11にはシャッタ
装置やフイルム給送機構等の各種撮影機構が組み込ま
れ、未露光の写真フイルムを収納したフイルムカートリ
ッジが予め装填されている。
【0009】ユニット本体11の前面には、撮影レンズ
13と、ファインダ14を露呈するファインダ対物窓1
5と、ストロボ発光部16と、ストロボ充電用の充電ボ
タン17と、調光用の受光窓20とが設けられている。
ユニット本体11の上面には、シャッタボタン21及び
フイルム残量を示すフイルムカウンタ22が設けられて
いる。ユニット本体11の背面には、写真フイルムを1
コマずつ給送するための巻き上げノブ23の一部分が露
呈されている。また、ユニット本体11の背面には、フ
ァインダ接眼窓と充電完了確認窓とが設けられている。
【0010】充電ボタン17は、図2に示す充電スイッ
チ32に連動しており、これを押圧すると充電スイッチ
32がオンされて充電が開始する。充電完了後にシャッ
タボタン21を押圧すると、図示しないシャッタ機構が
作動して一回の撮影が行われる。この撮影動作に同期し
て、ストロボ発光部16よりストロボ光が被写体に向け
て照射される。受光窓20の奥には図3に示すフォトト
ランジスタ57が配置されており、ストロボ発光時には
フォトトランジスタ57が主要被写体からの反射光を受
光してストロボ発光量を調節する。
【0011】ストロボ装置の回路構成を図2に示す。ス
トロボ装置は、昇圧回路24,トリガ回路25,メイン
コンデンサ26,ストロボ放電管27,調光回路30,
電池31等から構成される。電池31は、例えば起電力
が1.5Vの単三型の乾電池が用いられ、図示しない電
池ホルダによってユニット本体11の内部に保持され
る。
【0012】昇圧回路24は、充電スイッチ32,NP
N型の発振トランジスタ33,発振トランス34,PN
P型のラッチ用トランジスタ35,整流用ダイオード3
6等から構成される。発振トランジスタ33と発振トラ
ンス34とが周知のブロッキング発振回路を構成してお
り、このブロッキング発振回路が作動しているときに発
振トランス34の二次側で発生する高電圧により、メイ
ンコンデンサ26が充電される。
【0013】発振トランス34は、それぞれが誘導結合
された一次コイル34a,二次コイル34b,三次コイ
ル34cから構成されており、二次コイル34bの一端
と三次コイル34cの一端とが接続されて共有端子とな
っている。発振トランジスタ33は、そのコレクタ端子
が一次コイル34aの一端に、ベース端子がラッチ用ト
ランジスタ35のコレクタ端子に接続されている。ま
た、ラッチ用トランジスタ35は、そのエミッタ端子が
充電スイッチ32を介して電池31のプラス電極に、ベ
ース端子が発振トランス34の共通端子に接続されてい
る。
【0014】ラッチ用トランジスタ35は、充電スイッ
チ32がオンすると、電池31の電圧がベース・エミッ
タ間に印加されて導通する。そして、電池31のプラス
電極,充電スイッチ32,ラッチ用トランジスタ35の
エミッタ・ベース間,電池31のマイナス電極の経路
で、ラッチ用トランジスタ35にベース電流が流れ、こ
のベース電流の大きさに応じたコレクタ電流が発振トラ
ンジスタ33のベース端子に流れ込む。
【0015】発振トランジスタ33は、ラッチ用トラン
ジスタ35がオンしたときに、そのコレクタ電流がベー
ス端子に流れ込んでオンとなる。そして、ベース電流の
量に応じたコレクタ電流が、一次側電流として一次コイ
ル34aに流れ込み、二次コイル34bには一次コイル
との巻線比に応じた高電圧、例えば300V程度の起電
力が発生する。この起電力により、整流用ダイオード3
6を介して二次側電流が流れ、この二次側電流によって
メインコンデンサ26が充電される。
【0016】二次コイル34bに流れる二次側電流は、
ラッチ用トランジスタ35のベース電流として流れ、こ
れに応じたコレクタ電流が発振用トランジスタ33のベ
ース端子に流れ込む。この正帰還ループによって、発振
トランジスタ33が発振し、一次側電流及び二次側電流
が増加する。また、三次コイル34cには、二次コイル
34bとの巻線比に応じた起電力が発生する。三次コイ
ル34cは、帰還用ダイオード38を介してラッチ用ト
ランジスタ35のエミッタ端子に接続されている。三次
コイル34cに発生する起電力が所定値を越えると帰還
用ダイオード38が導通し、三次コイル34cからラッ
チ用トランジスタ35のエミッタ端子へと帰還電流が流
れる。
【0017】一次側電流の量が飽和してこれが増加しな
くなると、二次コイル34b及び三次コイル34cに流
れる電流も増加しなくなり、全てのコイル34a〜34
cには、最初に発生した起電力とは逆向きの逆起電力が
発生する。二次コイル34bに逆起電力が発生すると、
ラッチ用トランジスタ35は、そのベース端子に二次コ
イル34bから正の電圧が印加されてオフとなり、これ
に伴って発振トランジスタ33もオフとなる。逆起電力
の消失後には、再びラッチ用トランジスタ35にベース
電流が流れ、発振トランジスタ33が発振する。
【0018】メインコンデンサ26は、そのプラス側端
子が整流用ダイオード36を介して二次コイル34の一
端に接続され、マイナス側端子が電池31のマイナス電
極に接続されている。メインコンデンサ26は、一次側
電流の増加中に発生する二次側電流によって、そのマイ
ナス端子側の電位を一定に保ちながらプラス端子側の電
位が高くなるようにしてプラス充電される。
【0019】ネオン管37は、メインコンデンサ26が
規定充電電圧まで充電されると点灯する。このネオン管
37は、ユニット本体11の背面側に設けられた確認窓
を臨む位置に設けられており、撮影者は、確認窓を通し
て観察されるネオン管37の点灯により充電完了を知る
ことができる。
【0020】トリガ回路25は、トリガコンデンサ4
0,シンクロスイッチ41,トリガコイル42から構成
される。トリガコンデンサ40は、昇圧回路24から出
力される二次側電流によって充電される。シャッタボタ
ン21を押圧操作すると、図示しないシャッタ羽根が回
動してシンクロスイッチ41がオンされ、トリガコンデ
ンサ40に蓄えられた電荷がトリガコイル42の一次側
に流れる。そして、トリガコイル42の二次側には例え
ば4kV程度のトリガ電圧が発生し、このトリガ電圧が
トリガ電極43を介してストロボ放電管27に印加され
る。これにより、ストロボ放電管27の電極間の絶縁が
破れ、メインコンデンサ26の電荷がストロボ放電管2
7内で放電してストロボ光が発生する。なお、メインコ
ンデンサ26とストロボ放電管27との間には、放電電
流の増加を遅らせるためのチョークコイル44が設けら
れており、シンクロスイッチ41が閉じた瞬間に過剰な
放電電流がストロボ放電管27に流れ込むのを防止して
いる。
【0021】図3に示すように、調光回路30は、受光
回路45,バイパス回路46、PNP型のスイッチ用ト
ランジスタ47、三端子型のサイリスタ(SCR)であ
る発光停止用サイリスタ50及び放電用サイリスタ51
等から構成される。また、調光回路30には、駆動用コ
ンデンサ52が並列に接続されており、調光回路30は
この駆動用コンデンサ52から出力される動作電圧によ
って作動する。
【0022】駆動用コンデンサ52は、整流用ダイオー
ド53を介して一次コイル34aに接続されている。一
次側電流の増加が停止して一次コイル34aに逆起電力
が発生すると、電池31のプラス端子、一次コイル34
a、整流用ダイオード53、駆動用コンデンサ52、電
池31のマイナス電極を介して電流が流れ、駆動用コン
デンサ52は逆起電力の大きさに応じた電圧で充電され
る。
【0023】バイパス回路46は、スイッチ用トランジ
スタ47のベース・エミッタ間に接続された切替用コン
デンサ54と、この切替用コンデンサ54とシンクロス
イッチ42との間に接続された抵抗55及びコンデンサ
56とから構成される。駆動用コンデンサ52が充電さ
れた状態でシンクロスイッチ41が閉じられると、駆動
用コンデンサ52に蓄えられた電荷がバイパス回路46
に流れ込み、切替用コンデンサ54が充電される。切替
用コンデンサ54の充電電圧は、スイッチ用トランジス
タ47のベース・エミッタ間に印加される。所定時間が
経過して切替用コンデンサ54の充電電圧が所定値を越
えると、スイッチ用トランジスタ47が導通し、受光回
路45には駆動用コンデンサ52の充電電圧に相当する
動作電圧が印加される。この動作電圧により受光回路4
5が作動する。
【0024】受光回路44は、フォトトランジスタ57
と、コンデンサ60,61と、抵抗62,63とから構
成される。フォトトランジスタ57は、そのコレクタ端
子がコンデンサ60と抵抗62,64とを介してスイッ
チ用トランジスタ47に接続され、エミッタ端子は駆動
用コンデンサ52の一端に接続されている。また、コン
デンサ61は、フォトトランジスタ57,コンデンサ6
0,抵抗62からなる直列回路と並列に接続され、スイ
ッチ用トランジスタ47が導通した後に流れる充電電流
によって充電される。なお、コンデンサ61は、シンク
ロスイッチ41をオンしたときに回路に流れるトリガ電
流によるノイズを抑えるために設けられている。
【0025】フォトトランジスタ57は、受光窓20を
臨む位置に配されている。スイッチ用トランジスタ47
が導通して、駆動用コンデンサ52から動作電圧が印加
されている間、被写体からの反射光を受光して、その受
光強度に応じた光電電流を発生する。この光電電流によ
りコンデンサ60が充電され、コンデンサ60の両端に
は受光量に応じた充電電圧が発生する。なお、フォトト
ランジスタ57の代わりにフォトダイオード等を用いて
も良い。
【0026】発光停止用サイリスタ50は、そのアノー
ド端子が駆動用コンデンサ52の一端側に、カソード端
子が抵抗65を介して駆動用コンデンサ52の他端側に
接続される。また、発光停止用サイリスタ50のゲート
端子とカソード端子との間にはコンデンサ60が配され
ており、発光停止用サイリスタ50のゲート・カソード
間にはコンデンサ60の充電電圧に相当する電圧が印加
される。そして、コンデンサ60の充電電圧が所定値を
越えると、発光停止用サイリスタ50がターンオンし、
駆動用コンデンサ52に蓄えられた電荷が発光停止用サ
イリスタ50を介して抵抗65へと流れ込む。
【0027】放電用サイリスタ51は、そのゲート端子
とカソード端子とが抵抗65の両端に接続されている。
また、放電用サイリスタ51のアノード端子は、チョー
クコイル44を介してメインコンデンサ26のプラス側
端子に接続され、カソード端子はメインコンデンサ26
のマイナス側端子に接続されている。
【0028】抵抗65に電流が流れると、放電用サイリ
スタ51のゲート・カソード間に一定のゲート電圧が印
加されるため、放電用サイリスタ51がターンオンす
る。放電用サイリスタ51は、メインコンデンサ26に
対してストロボ放電管27と並列に接続されており、メ
インコンデンサ26に蓄えられた電荷は、よりインピー
ダンスの低い放電用サイリスタ51を通して放電するよ
うになる。そして、ストロボ放電管27からの発光が停
止する。
【0029】なお、メインコンデンサ26には300V
程度の高電圧が印加されているため、放電用サイリスタ
51がターンオンした瞬間に、そのアノード・カソード
間に多大な放電電流が流れて放電用サイリスタ51が破
壊されてしまうおそれがある。かかる事態を防止するた
めに、メインコンデンサ26と放電用サイリスタ47と
の間にはチョークコイル57が接続されており、放電用
サイリスタ51がターンオンした瞬間に流れ込む放電電
流の量を軽減している。
【0030】次に、上記構成の作用について説明する。
夜間撮影や室内撮影を行う際には、撮影者は充電ボタン
17を押圧操作する。これにより、充電スイッチ32が
オンして昇圧回路24が動作を開始し、この出力電流に
よりメインコンデンサ26と、トリガコンデンサ40と
が充電される。そして、出力電流が低下すると全てのコ
イル34a〜34cに逆起電力が発生する。一次コイル
34aに発生する逆起電力により、整流用ダイオード5
3を通して駆動用コンデンサ52に充電電流が流れ込
み、駆動用コンデンサ52が充電される。
【0031】メインコンデンサ26が規定充電電圧に達
するとネオン管37が点灯する。撮影者は、ユニット本
体11の背面側に設けられた確認窓よりネオン管37の
点灯を確認し、ファインダ14を通して撮影範囲及び構
図を決定した後にシャッタボタン21を押圧して撮影を
行う。
【0032】シャッタボタン21の押圧により、シャッ
タ羽根の開閉動作とともにシンクロスイッチ41がオン
される。そして、トリガコイル42で発生したトリガ電
圧がストロボ放電管27に印加され、メインコンデンサ
26に蓄えられた電荷がストロボ放電管27を通して放
電してストロボ光が発生し、ストロボ発光部16より被
写体に向けて照射される。
【0033】また、シンクロスイッチ41が閉じられる
と、駆動用コンデンサ52に充電されていた電荷が、バ
イパス回路46を通してシンクロスイッチ41の方へと
流れ込む。切替用コンデンサ54の充電電圧が所定値を
越えると、スイッチ用トランジスタ47が導通し、駆動
用コンデンサ52の充電電圧が受光回路45に印加さ
れ、受光回路45が作動する。
【0034】ストロボ光が被写体に照射されると、その
反射光の一部が受光窓20を通してフォトトランジスタ
57に入射する。フォトトランジスタ57では、スイッ
チ用トランジスタ47が導通している間、被写体からの
反射光強度に応じた大きさの光電電流が流れ、コンデン
サ60を充電する。
【0035】コンデンサ60の充電電圧が所定値を越え
ると、発光停止用サイリスタ50がターンオンする。そ
して、駆動用コンデンサ52に蓄えられている電荷が発
光停止用サイリスタ50を介して抵抗65を流れて放電
する。そして、抵抗65の両端に発生する電圧が放電用
サイリスタ51のゲート・カソード間に印加され、放電
用サイリスタ51がターンオンする。これにより、メイ
ンコンデンサ26に蓄えられている電荷が放電用サイリ
スタ51を通して放電するようになり、ストロボ放電管
27での発光が停止する。そして、メインコンデンサ2
6の充電電圧が所定値以下になると、放電用サイリスタ
51がターンオフする。
【0036】したがって、主要被写体までの距離が近い
場合や主要被写体の反射率が高い場合でも、ストロボが
フル発光することが防止され、ストロボ光で照明された
主要被写体をプリント写真上に適切な濃度で再現するこ
とができると同時に、ストロボ光の照明効果がなく室内
光を光源とするような背景についても適度な明るさで再
現することができる。もちろん、主要被写体までの距離
が長い場合においても、適正量のストロボ光を照射する
ことができる。
【0037】また、メインコンデンサ26の充電時に一
次コイル34aに発生する逆起電力を利用して駆動用コ
ンデンサ52を充電し、この充電電圧によってストロボ
発光時に調光回路を駆動する電圧を発生するようにして
いるため、調光回路用の電源を簡素な構成で実現するこ
とができる。
【0038】上記実施形態では、メインコンデンサ26
がプラス充電されるように昇圧回路34を構成している
が、発振トランジスタ33側の電位を一定とし、整流用
ダイオード36側の電位を低くしてメインコンデンサ2
6がマイナス充電されるように、昇圧回路24を構成し
ても良い。また、上記実施形態では、ネオン管37を用
いて充電完了の検出を行っているが、三次コイル34c
の両端にLEDを設け、充電電流が減少して三次コイル
34cの両端に発生する起電力が小さくなったときにL
EDに電流を流してこれを点灯させるようにしても良
い。これにより、ネオン管37を省略してコストダウン
を図ることができる。
【0039】また、上記に説明した昇圧回路24及びト
リガ回路25の構成は一例であり、トリガ電圧の印加に
よってメインコンデンサ26の電荷がストロボ放電管2
7に流れ込むものであればどのような構成であっても良
い。また、調光回路30には三端子型のサイリスタ5
0,51が用いられているが、同等の機能を有するもの
であれば、その他の無接点スイッチを用いてもよい。
【0040】また、上記実施形態では、ストロボ発光開
始直後から所定の間だけ受光回路45の機能を低下させ
ているが、所定の間だけ受光回路45の動作を停止する
ようにしてもよい。さらに、上記実施形態では、本発明
のストロボ装置をレンズ付きフイルムユニットに適用し
た例について説明したが、本発明のストロボ装置は、カ
メラに内蔵されるストロボ装置や、カメラに装着されて
利用されるストロボ装置にも利用できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のストロボ
装置によれば、発振トランスの一次コイルに発生する逆
起電力により充電され、ストロボ発光時に前記調光回路
の動作に必要な動作電圧を出力する駆動用コンデンサを
設けたから、発振トランスで発生する逆起電力を利用し
て動作電圧を発生することができる。これにより、調光
回路を駆動するための電源回路を簡素な構成で実現する
ことができ、調光機能を有するストロボ装置をローコス
トで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の斜視図である。
【図2】昇圧回路とトリガ回路とを示す回路図である。
【図3】調光回路を示す回路図である。
【符号の説明】
11 ユニット本体 26 メインコンデンサ 27 ストロボ放電管 30 調光回路 34a 一次コイル 41 シンクロスイッチ 45 受光回路 52 駆動用コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに誘導結合された一次コイルと二次
    コイルとを有し、一次コイルに流れる一次側電流の増減
    により二次コイルに流れる誘導電流によってメインコン
    デンサを充電する発振トランスと、 トリガ電圧の印加により前記メインコンデンサに充電さ
    れた電荷を放電してストロボ光を発生するストロボ放電
    管と、 被写体から反射されたストロボ光を受光し、この受光量
    が所定レベルに達した時点で前記ストロボ放電管での放
    電を停止させる調光回路と、 前記一次コイルに発生する逆起電力により充電され、ス
    トロボ発光時に前記調光回路の動作に必要な動作電圧を
    出力する駆動用コンデンサと、を備えたことを特徴とす
    るストロボ装置。
  2. 【請求項2】 レンズ付きフイルムユニットに組み込ま
    れたストロボ装置であって、前記一次コイルには当該レ
    ンズ付きフイルムユニットに内蔵された乾電池が接続さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のストロ
    ボ装置。
JP2000290059A 2000-09-25 2000-09-25 ストロボ装置 Pending JP2002099032A (ja)

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