JPH11202366A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
電気光学装置及び電子機器Info
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- JPH11202366A JPH11202366A JP10015147A JP1514798A JPH11202366A JP H11202366 A JPH11202366 A JP H11202366A JP 10015147 A JP10015147 A JP 10015147A JP 1514798 A JP1514798 A JP 1514798A JP H11202366 A JPH11202366 A JP H11202366A
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Abstract
き、フリッカを防止して視認性の高い画像を表示するこ
とが可能な液晶装置及び当該液晶装置を備えた電子機器
を提供する。 【解決手段】 TFTアレイ基板1上に、少なくとも対
向電極の輪郭に沿った形状で形成され、対向電極を予め
設定された所定の電位に保つための電位信号LCCOM
が外部から供給される対向電極電位線113と、対向電
極の少なくとも四隅において、対向電極電位線113と
当該対向電極を導通させて供給された電位信号LCCO
Mを対向電極に供給する上下導通端子107と、を備え
る。
Description
(以下、TFTと称す)駆動によるアクティブマトリク
ス駆動方式の液晶装置等の電気光学装置及びこれを用い
た電子機器の技術分野に属し、特に、サンプリング回路
等の周辺回路がTFTアレイ基板上に形成される構成の
電気光学装置及びこれを用いた電子機器の技術分野に属
する。
定の電界を印加するために、上記TFTアレイ基板内の
各画素電極に対向して当該液晶層を挟む形で対向電極が
配置されることが一般的である。そして、当該対向電極
は、全ての上記画素電極を含む領域(以下、この領域を
画像表示領域と称する。)に対して液晶層を挟んで対向
する領域全てに形成され、更に当該画像表示領域に対向
する領域全てに渡って一枚の電極層により当該対向電極
を形成する場合が多い。
向電極を一定電位とし、これに対向する上記画素電極毎
に画像信号の印加/非印加を制御して画像を表示してい
る。
合には、当該一定電位を印加するための電位信号を伝送
する対向電極電位線を上記画素電極が形成されているT
FTアレイ基板上に配設し、当該TFTアレイ基板上の
いずれかの位置で対向電極と対向電極電位線とを導通さ
せて当該電位信号を対向電極に供給していた。そして、
対向電極と対向電極電位線との導通に際しては、対向電
極上の1ないし2箇所において当該対向電極と対向電極
電位線とを導通させる構成が一般的であった。
た対向電極と対向電極電位線との導通方法によると、導
通させる位置が対向電極上の1ないし2箇所しかないた
め、対向電極全体を一定電位とすることができない場合
があるという問題点があった。
像表示領域に対向する領域全体に配置させるために、当
然のことながら対向電極自体が透明である必要がある。
そして、そのような透明電極としては、ITO(Indium
-Tin Oxide)と称される材料により形成された透明電
極が従来から最も一般的に使用されているが、当該IT
Oはシート抵抗が高いという特徴を備えている。
に電位信号を供給する構成だと、当該シート抵抗の高さ
に起因して対向電極の部分毎の抵抗値が高くなり、その
結果として対向電極全体が均一な電位とならない場合が
ある。
化が進行し、画素電極に画像信号を供給するTFTがオ
フとなった後においても当該画素電極を所定電位に保つ
ためのいわゆる蓄積容量が減る傾向にあるが、この場合
に、上述した原因で対向電極が均一電位とならないと、
画像全体としてはちらつき(いわゆるフリッカ)が発生
するという問題点もあった。
てなされたもので、その課題は、対向電極を均一に一定
電位に保つことができ、フリッカを防止して視認性の高
い画像を表示することが可能な液晶装置及び当該液晶装
置を備えた電子機器を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、第1基板には画像信号
が供給される複数のデータ線と、走査信号が供給される
複数の走査線と、前記データ線と走査線に接続されたス
イッチング素子と、前記スイッチング素子に接続された
画素電極とをを具備した画像表示領域を有し、前記第2
基板上には対向電極を有する電気光学装置において、前
記第1基板上には、前記対向電極に所定の電位を供給す
るための導電線が前記画像表示領域の外周に沿って形成
されてなり、前記画像表示領域外において前記導電線と
前記対向電極とを導通させるための複数の導通手段を有
することを特徴とする。
1基板上に、少なくとも対向電極のには所定の電位が外
部から供給される。そして、複数の導通手段は、画像表
示領域外において、導電線と当該対向電極を導通させて
供給された電位を対向電極に供給する。よって、導電線
を介して所定の電位を当該対向電極に供給するので、対
向電極自体の抵抗が高い場合でも、複数の導通手段によ
り当該対向電極全体を均一な電位に設定することができ
る。
記載の発明は、請求項1に記載の電気光学装置におい
て、前記導電線に前記電位を外部から供給するための実
装端子等の外部入力端子が、前記配設されている導電線
の始端と終端に夫々配置されている。
求項1に記載の発明の作用に加えて、外部入力端子が導
電線の始端と終端に夫々配置されているので、導電線全
体で遅延なく電位信号を供給することができると共に、
対向電極全体でより均一に一定電位とすることができ
る。
記載の発明は、請求項1又は2に記載の電気光学装置に
おいて、前記第1基板及び前記第2基板上の前記画像表
示領域を囲む領域において当該第1基板と当該第2基板
とを貼り合わせているシール材等のシール手段と、前記
シール手段と前記画像表示領域との間の領域の前記第2
基板上に、前記画像表示領域の輪郭に沿って形成された
遮光性の周辺見切りと、を備え、前記導電線は、前記周
辺見切りに対向する前記第1基板上の領域に配設されて
いる。
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、シール手段
は、第1基板及び第2基板上の画像表示領域を囲む領域
において当該第1基板と当該第2基板とを貼り合わせて
いる。
と画像表示領域との間の領域の第2基板上に、画像表示
領域の輪郭に沿って形成されている。
1基板上の領域に配設されている。
対向する第1基板上に導電線が配設されているので、第
1基板上の領域の利用効率を向上させることができる。
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
電気光学装置において、前記画像表示領域の輪郭を形成
する少なくとも1辺に隣接する当該画像表示領域外の領
域に、前記導電線とともに形成された平面状の格子形状
を有する導電層が配置されてなることを特徴とする請求
項4に記載の発明の作用によれば、請求項1から3のい
ずれか一項に記載の発明の作用に加えて、平面状の導電
層が導電線の一部をなしていると共に、当該導電層が格
子状であるので、導電線自体を低抵抗化することができ
ると共に、格子状の一部が欠損等しても、導電線として
は断線とすることがない。
記載の発明は、請求項4に記載の電気光学装置におい
て、前記第1基板上における前記導電層と異なる層に形
成され、当該導電層と層間接続される副導電層を更に備
える。
求項4に記載の発明の作用に加えて、導電層と層間接続
された副導電層が、第1基板上における導電層と異なる
層に形成されているので、導電層が破損等することによ
り電気接続が取れなくなっても、副導電層を持って導電
線として電位信号を伝送することができる。
記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の
電気光学装置において、前記導電線が前記データ線又は
前記走査線のうちいずれか一方を形成する材料と同一の
材料により形成されて構成される。
求項1から5のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、導電線がデータ線又は走査線のうちいずれか一方を
形成する材料と同一の材料により形成されているので、
データ線又は走査線のいずれか一方を形成する際に同一
工程内で導電線を形成することができる。
記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の
電気光学装置を備える。
子機器内に請求項1から6のいずれか一項に記載の電気
光学装置を備えるので、フリッカ等の少ない画像を表示
することができる。
について、図面に基づいて説明する。
からの光を透過して画像を表示する投射型の液晶装置に
対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
いて、図1乃至図6を用いて説明する。
ら図3を用いて説明する。ここで、図1は、実施形態の
液晶装置におけるTFTアレイ基板上に設けられた各種
配線、周辺回路等の構成を示すブロック図であり、図2
は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素
と共に対向基板の側から見た平面図であり、図3は、対
向基板を含めて示す図2のH−H’断面図である。
えば石英基板、ハードガラス等からなる第1基板として
のTFTアレイ基板1を備えている。このTFTアレイ
基板1上には、マトリクス状に設けられた複数の画素電
極11と、X方向に複数配列され、夫々がY方向に沿っ
て伸びるアルミニウム等の低抵抗金属、或いは金属シリ
サイド等の金属合金膜等により形成されたデータ線35
と、Y方向に複数配列され、夫々がX方向に沿って伸び
るポリシリコン膜等の導電材により形成された走査線3
1と、各データ線35と画素電極11との間に夫々介在
すると共に当該データ線35と画素電極11の間におけ
る導通状態及び非導通状態を、走査線31を介して夫々
供給される走査信号を用いて夫々制御するポリシリコン
層等を含んで構成される複数のTFT30とが形成され
ている。更に、TFTアレイ基板1上には、画素電極1
1における電位保持に用いられる蓄積容量のための配線
である容量線31’が走査線31に沿ってほぼ平行に形
成されている。このとき、当該容量線31’は、夫々定
電位線31”を介して後述する走査線駆動回路104の
正電源や負電源等に接続されている。尚、データ線駆動
回路101の正電源や負電源等でも構わない。図1中で
は、画素電極11と容量線31‘との間形成される容量
を省略して図示してある。
中や出荷時の液晶装置の品質、欠陥等を検査するための
回路である検査回路201と、上記画像信号をサンプリ
ングして複数のデータ線35に夫々供給するサンプリン
グ回路301と、データ線駆動回路101と、走査線駆
動回路104とが形成されている。
制御回路から供給される電源電圧及び基準クロック等並
びに外部から実装端子102を介して供給されるスター
ト信号DYに基づいて、後述(図8)するタイミングで
走査線31に走査信号をパルス的に線順次で印加する。
これと並行して、走査線駆動回路104は、定電圧線3
1”を介して各容量線31に対して所定の定電圧を印加
する。
御回路から供給される電源電圧、基準クロック等に基づ
き、走査線駆動回路104が走査信号を印加するタイミ
ングに合わせて、6つの画像入力信号線VID1〜VI
D6夫々について、データ線35毎にサンプリング回路
駆動信号をサンプリング回路駆動信号線306を介して
サンプリング回路301に供給する。
T302を各データ線35毎に備え、画像入力信号線V
ID1〜VID6がTFT302のソース電極に接続さ
れ、サンプリング回路駆動信号線306がTFT302
のゲート電極に接続されている。そして、画像入力信号
線VID1〜VID6を介して、6相展開された6つの
パラレルな画像信号が入力されると、これらの画像信号
をサンプリングする。
プリング回路駆動信号線306を介してサンプリング回
路駆動信号が入力されると、6つの画像入力信号線VI
D1〜VID6夫々についてサンプリングされた画像信
号を、データ線35に順次に印加する。また他の駆動方
法として、例えば隣接する6つのTFT302のゲート
電極に対して同時にサンプリング回路駆動信号を印加
し、複数のデータ線35をグループ毎に順次選択するよ
うにしてもよい。この場合、外部制御回路により例えば
6相展開された6つの画像信号VID1〜VID6の位
相タイミングを合わせ、TFT302を介してデータ線
35に供給するようにしても、同様の表示を行えること
ができる。また、画像信号の相展開数は6に限られな
い。例えば、当該サンプリング回路301を構成するT
FT302におけるサンプリング能力が高ければ、相展
開数は6以下でも構わないし、サンプリング能力が低け
れば、相展開数は6以上でもよい。画像信号の相展開数
が少ない方が外部制御回路に係るコストを低減できる。
また、少なくとも画像信号の相展開数分だけ、画像入力
信号線が必要であることは言うまでもない。更に、画像
信号の相展開数を3、6、12、18、24、…といっ
た3の倍数に設定すれば、画像入力信号線が3の倍数で
形成できるため、ビデオ表示する際に有利である。これ
は、カラー画像信号が3つの色(赤、緑、青)に係る信
号からなることとの関係から、3の倍数であると、NT
SC表示やPAL表示等のビデオ表示をする際に制御や
回路を簡易化する上で好ましいからである。
グ回路301は、図1中斜線領域で示すと共に図2及び
図3に示すように、対向基板2に形成された遮光性の周
辺見切り53に対向する位置のTFTアレイ基板1上に
設けるようにするとよい。これは、従来はデッドスペー
スであった周辺見切り53下に、検査回路201、サン
プリング回路301及び対向電極電位線103を設ける
ことで、液晶装置200における有効表示面積の減少を
招くこともなく、同時に、特に周辺見切り53は遮光性
であるので、画像表示領域を介して入射される光に対す
る遮光のための構成を検査回路201やサンプリング回
路301を構成するTFT202及び302に施す必要
も無い。加えて、シール材52に面するTFTアレイ基
板1部分に検査回路201やサンプリング回路301を
形成するのではないので、これらの回路を構成するTF
T302等をシール材52に混入されたギャップ材によ
り破壊する恐れがないという利点があるからである。ま
た本実施の形態では、データ線駆動回路101及び走査
線駆動回路104は、液晶層50に面しないTFTアレ
イ基板1の周辺部分上に設けられている。ただし、パッ
シベーション膜により、データ線駆動回路101及び走
査線駆動回路104等の周辺回路を保護できれば、液晶
層50内に形成することは可能である。
イ基板1の上には、複数の画素電極11より規定される
画像表示領域(即ち、実際に液晶層50の配向状態変化
により画像が表示される領域)の周囲において両基板を
貼り合わせて液晶層50を包囲する光硬化性樹脂からな
るシール手段としてのシール材52が、当該画像表示領
域に沿って設けられている。このシール材52は、TF
Tアレイ基板1及び第2基板としての対向基板2の二つ
の基板をそれらの周辺で貼り合わせるための、例えば光
硬化性樹脂や熱硬化性樹脂からなる接着剤であり、当該
シール材52には、両基板間に挟まれることにより当該
両基板間の距離(液晶層50の厚さ)を所定植とするた
めの球形又は円筒形のグラスファイバーやガラスビーズ
等のギャップ材が混入されている。
域とシール材52との間には、遮光性の上記周辺見切り
53が設けられている。
に対応して開口された遮光性のケースにTFTアレイ基
板1が入れられた場合に、当該画像表示領域が製造誤差
等に起因して当該ケースの開口の縁に隠れてしまわない
ように、即ち、例えばTFTアレイ基板1のケースに対
して数百μm程度のずれを許容するように、画像表示領
域の周囲に少なくとも500μm以上の幅を持つ帯状の
遮光性材料により形成されたものである。このような遮
光性の周辺見切り53は、具体的には、例えばCr(ク
ロム)やNi(ニッケル)などの金属材料を用いたスパ
ッタリング、フォトリソグラフィ工程及びエッチング工
程等により対向基板2上に形成される。なお、周辺見切
り53の他の例としては、カーボンやTi(チタン)を
フォトレジスト内に分散した樹脂ブラックなどの材料か
ら形成してもよい。
ける周辺見切り53の内側の画像表示領域に対向する領
域全体には、夫々の画素電極11と共に液晶層50に電
界を印加するためのITO等よりなる対向電極23が形
成されている。
2に示すように画像表示領域の下辺に沿ってデータ線駆
動回路101及び実装端子102が設けられており、画
像表示領域の左右の二辺に沿って走査線駆動回路104
が当該画像表示領域の両側に設けられている。走査線の
信号遅延等が問題にならない場合は、どちらか一方のみ
に形成してもよいことは言うまでもない。また、データ
線駆動回路101を画面表示領域の辺に沿って両側に配
列してもよい。例えば奇数列のデータ線は画面表示領域
の一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画
像信号を供給し、偶数列のデータ線は前記画面表示領域
の反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から
画像信号を供給するようにしてもよい。この様にデータ
線35を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆動
回路の占有面積を拡張することができるため、複雑な回
路を構成することが可能となる。なお、上述した櫛歯状
に駆動する方法は、走査線駆動回路104に適用できる
ことは言うまでもない。更に、画像表示領域の上辺に
は、複数の配線105が設けられている。
て、対向基板2の四隅に相当する位置には、TFTアレ
イ基板1と対向電極23との間で電気的導通をとるため
の導通手段としての上下導通端子107及び当該上下導
通端子107内に含まれる導通材からなる上下導通材1
06が設けられている。そして、シール材52とほば同
じ輪郭を持つ対向基板2が当該シール材52によりTF
Tアレイ基枝1に固着されている。
うに後述する一定電位VLCCOMに常に保つことが一般的
であるが、このために、上記四つの上下導通端子107
に対して、当該対向電極23を一定電位VLCCOMに常に
保つための電位信号LCCOMが図1に示す本発明に係
る導電線である対向電極電位線103及び実装端子10
2(いずれもTFTアレイ基板1上に形成されている)
を介して供給される。そして、当該電位信号LCCOM
が上下導通端子107(上下導通材106)を介して対
向電極23に供給されることにより、当該対向電極23
が上記一定電位VLCCOMに保たれる。
3の配置について特に図1を用いて説明すると、当該対
向電極電位線103は、その始端と終端に夫々配置され
た実装端子102を介して外部制御回路と接続されてい
る。
は、対向電極電位線103は、始めにデータ線駆動回路
101及び画像入力信号線VID1乃至VID6を迂回
するように配設されて図1中下側にある二つの上下導通
端子107に接続される。
続された対向電極電位線103は、夫々走査線駆動回路
104と画像表示領域との間にある周辺見切り53に対
向するTFTアレイ基板1上の領域を通過して検査回路
201の図1中上部にある導電層108に到達する。そ
して、当該導電層108から左右に分岐して図1中上部
に位置する二つの上下導通端子107に接続されてい
る。
52の下部に当たるTFTアレイ基板1の領域にアルミ
ニウムにより形成された層であり、上述した上部にある
二つの上下導通端子107に電位信号LCCOMを供給
する役割を果たすと共に、上記スペーサを含有するシー
ル材52の下部に形成されることによりTFTアレイ基
板1と対向基板2とのセルギャップを制御する役割をも
果たすのである。
示すように格子状とされている。このように格子状とさ
れているのは、上記シール材52を充填後これを硬化さ
せるときに、十分な硬度まで硬化させるために必要な外
部光を当該充填されたシール材52に到達させるためで
ある。
回路301は、基本的に交流駆動の回路である。このた
め、シール材52により包囲され両基板間に挟持された
液晶層50に面するTFTアレイ基板1の部分にこれら
のプリチャージ回路201及びサンプリング回路301
を設けても、直流電圧印加による液晶層50の劣化とい
う間題は生じない。
に、検査回路201及びサンプリング回路301を設け
ることで、走査線駆動回路104やデータ線駆動回路1
01をTFTアレイ基板1の周辺部分に余裕を持って形
成することができ、特定の仕様に沿うようにこれらの周
辺回路を設計することが容易になる。
端子107の実際の細部構成について、図4乃至図7を
用いて説明する。
子107近辺の構成について、図4及び図5を用いて説
明する。
は、実装端子102により外部制御回路回路と接続され
ると共に、データ線駆動回路101(当該データ線駆動
回路101の検査のための検査端子114が接続されて
いる。)及び画像入力信号線VID1乃至VID6並び
に当該画像入力信号線VID1乃至VID6とサンプリ
ング回路301とを接続する引出線112及びデータ線
駆動回路101からのサンプリング回路駆動信号線30
6を迂回し、走査線駆動回路104に接続されている駆
動回路駆動線112と当該画像入力信号線VID1乃至
VID6の間のTFTアレイ基板1上の領域を通って上
下導通端子107内の上下導通材106に接続されてい
る。
103は、上下導通端子107に接続されると共に、シ
ール材52により形成されるシール領域(図4参照)に
ほぼ平行に配設され、走査線31に接続されている走査
線駆動回路104からの引出線113と交差する前にシ
ール領域を当該引出線113に平行に跨いだ後、周辺見
切り53に対向する位置を反対側の上下導通端子107
に向けて走査線31及び容量線31’を跨ぐように配設
されている。
対向電極電位線103と上下導通材106及び対向電極
23の接続関係について、図5を用いて説明する。な
お、図5は、図4中の上下導通端子107におけるA−
A’断面図である。
は、下から、TFTアレイ基板1、第1層間絶縁層4
1、ポリシリコン層120、第2層間絶縁層42、対向
電極電位線103、第3層間絶縁層43、モールド剤1
21、対向電極23及び対向基板2の順で積層された各
層により形成されている。そして、当該モールド剤12
1内に上下導通材106が混入されており、当該上下導
通材106が対向電極電位線103と対向電極23に接
触することにより対向電極電位線103と対向電極23
が電気的に接続され、上記電位信号LCCOMが対向電
極23へ供給される。このため、上下導通材106とし
ては、上述のように導電性の高い金メッキや銀メッキさ
れた球状や円筒状のグラスファイバー等が用いられる。
し、これによっても、対向電極23と対向電極電位線1
03とが電気的に接続される。より具体的には、モール
ド剤121としては、銀をペースト状に混ぜたものに前
記上下導通材106を混入したものが用いられている。
下導通端子107における五角形の範囲(図4中、斜め
格子模様にて示す。)内にのみ充填されているものであ
り、隣接して配設されている入力端子VID1乃至VI
D6からは絶縁されているものである。
間絶縁層43は、上述のサンプリング回路301等に含
まれるTFT302等の領域まで形成され、当該TFT
302等の一部となるものであり、具体的には、500
0Å乃至15000Å程度の厚さのNSG、PSG(P
2O5を含むSiO2)、BSG(B2O3を含むSi
O2)、BPSG(P2O5とB2O3を含むSiO2)など
のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜又は酸化シリコ
ン膜等からなる。ここで、第1層間絶縁層41について
は、その製造時に約900℃のアニ−ル処理を施すこと
により、汚染を防ぐと共にその表面を平坦化することが
できる。
領域に形成されているTFT30等に合わせて対向基板
2とTFTアレイ基板1との間隔を調整するために形成
されている層であり、他の部材からは電気的に絶縁され
ている。
通端子107及び導電層108近辺の構成について、図
6及び図7を用いて説明する。
端子107を通って周辺見切り53に対向する位置に配
設されている対向電極電位線103は、走査線31及び
容量線31’とは異なる層を通り、画像表示領域を囲む
ように導電層108に到達する。
分岐した電極層に二つの上下導通端子107が夫々接続
されている。
長方形の穴が空けられた格子状形状をなしており、この
構造により、電位信号LCCOMに対して低抵抗化され
ていると共に、導電層108の一部が破損しても他の部
分を介して電位信号LCCOMが伝送されることにより
冗長性が高められている。更に、上述したようにシール
材52の硬化工程に際しても、外部からの硬化のための
光を十分に通過させてシール材52を硬化させることが
できる。
ついて、図7を用いて説明する。なお、図7は、図6に
おける導電層108のうち、上下導通端子107への分
岐及びシール領域を含む部分を拡大したものである。
においては、対向電極電位線103と上下導通端子10
7とを結ぶ格子状の導電層108(図7中一点鎖線で示
す。)と共に、当該導電層108とは同じ領域の異なる
層にリボン状で相互に平行な副導電層108’(図7中
実線で示す。)が形成されている。そして、導電層10
8と副導電層108’とは複数のコンタクトホール38
により層間接続されている。この副導電層108’は、
導電層108が形成されている全ての領域に渡って、リ
ボン状の電極が複数列平行に並ぶように形成されてい
る。
層108をアルミニウム膜により形成すると共に、副導
電層108’をポリシリコン膜により形成している。
ついて図1及び図8を用いて説明する。
ミングで走査線31に走査信号をパルス的に線順次で印
加する。
ID1〜VID6から6相展開された6つのパラレルな
画像信号を受けると、サンプリング回路301は、これ
らの画像信号をサンプリングする。
駆動回路104がゲート電圧を印加するタイミングに合
わせて、6つの画像入力信号線VID1〜VID6夫々
について、各データ線毎にサンプリング回路駆動信号を
供給してサンプリング回路301のTFT302をオン
状態とする。これにより、隣接する6つのデータ線35
に対して、サンプリング回路301でサンプリングされ
た画像信号を順次印加する。即ち、データ線駆動回路1
01とサンプリング回路301により、画像入力信号線
VID1〜VID6から入力された6相展開された6つ
のパラレルな画像信号がデータ線35に供給される。
加されたTFT30においては、そのソース領域及びチ
ャネル形成領域並びにドレイン領域を介して画素電極1
1に電圧が印加される。その後、この画素電極11の電
圧は、ソース電圧が印加された時間よりも例えば3桁長
い時間だけ蓄積容量により維持される。
号LCCOMが印加されることにより常に一定電位V
LCCOMに保たれる。
を含め、上述の動作を具体的に図8に示すタイミングチ
ャートを用いて説明する。なお、図8は、画素電極11
に対して印加される各信号の波形を示すものであり、当
該図8において、符号VGは上記スタート信号DYに基
づいて走査線駆動回路104から出力される走査信号の
波形を示し、符号VID1は、6相展開されている画像
信号のうちの画像信号の変化を示し、符号VLCCOMは上
記電位信号LCCOMの変化を示し、符号VPは対応す
る画素電極11における電位変化を示すものである。
ースされた二つのフィールド(第1フィールド及び第2
フィールド)からなるいわゆるNTSC方式のビデオ信
号を入力する場合について説明するものである。ここ
で、一般に、液晶装置200を用いてビデオ表示する場
合には、1フィールド期間(1/60秒)毎に交流反転
する30Hzの画像信号をノンインターレース方式(奇
数行の画像信号と偶数行の画像信号とを同一行に重ねて
書く方式)で液晶装置200に印加する。
間)において、走査信号が入力された結果TFT30が
オンとなると、画素電極11の電位VPは画像信号の電
位VID1と等しくなる。一方、非選択期間T2では、
TFT30がオフとなって液晶容量及び蓄積容量により
書き込まれた信号が保持される。
査信号が印加されてTFT30がオンとなると、今度は
負極性の画像信号が印加されていることとなるので、画
素電極11の電位VPは図8に示すように負方向に変化
し、非選択期間T2において徐々に上昇する。
て上記の動作が繰り返される。
2においては、TFT30がオフする瞬間に画素電極1
1の電位VPは所定の電圧ΔV(一般に、プッシュダウ
ン電圧と称される。)だけシフトする。
の寄生容量CGDと液晶容量CLC及び保持容量CSTの間の
容量カップリングによりもので、その大きさは、
である。
の極性(画像品号の信号位相の反転)に無関係に常に画
素電極11の電位VPを下げることになる。
ては、画像信号の中心電位VCに対してプッシュダウン
電圧ΔV分だけ低く設定される。これにより、液晶層5
0に印加される電圧は図8中斜線で示す領域となり、ほ
ぼ正負対称で良好な波形となる。
が印加されると、液晶層50における画素電極11と対
向電極23とに挟まれた部分における液晶の配向状態が
変化し、ノーマリーホワイトモードであれば、印加され
た電圧に応じて入射光がこの液晶部分を通過不可能とさ
れ、ノーマリーブラックモードであれば、印加された電
圧に応じて入射光がこの液晶部分を通過可能とされ、全
体として液晶装置200からは画像信号に応じたコント
ラストを持つ光が出射する。
装置200によれば、対向電極23の四隅から電位信号
LCCOMを当該対向電極23に供給するので、対向電
極23自体のシート抵抗が高い場合でも、当該対向電極
23全体を均一な電位に設定することができる。
の実装端子102が対向電極電位線103の始端と終端
に夫々配置されているので、対向電極電位線103全体
で遅延なく電位信号LCCOMを供給することができる
と共に、対向電極23全体をより均一に一定電位とする
ことができる。
に対向するTFTアレイ基板1上に対向電極電位線10
3が配設されているので、TFTアレイ基板1上の領域
の利用効率を向上させることができる。
極電位線103の一部をなしていると共に、当該導電層
108が格子状であるので、対向電極電位線103自体
を低抵抗化することができると共に、格子状の一部が欠
損等しても、対向電極電位線103としては断線とする
ことがない。
電層108’が、TFTアレイ基板1上における導電層
108と異なる層に形成されているので、導電層108
が破損等することにより電気的接続が取れなくなって
も、副導電層108’が導電層108の代わりに対向電
極電位線103として電位信号LCCOMを伝送するこ
とができる。
5又は走査線31のうちいずれか一方を形成する材料と
同一の材料により形成されているので、データ線35又
は走査線31のいずれか一方を形成する際に同一工程内
で対向電極電位線103を形成することができる。
201及びサンプリング回路301を設けるようにした
が、これらに代えて又はこれに加えて、周辺見切り53
の下に、画像信号の印加に先立って画素電極11の電位
VPを所定の電位とするためのプリチャージ信号をデー
タ線35に供給するプリチャージ回路を設けてもよい。
このプリチャージ回路を周辺見切り53の下に設けれ
ば、走査線駆動回路104やデータ線駆動回路101を
TFTアレイ基板1の周辺部分に余裕を持って形成する
ことができ、液晶装置における有効表示面積の減少を招
くことがない。
ロジェクタに適用されるため、3つの液晶装置200が
RGB用のライトバルブとして夫々用いられ、各パネル
には夫々RGB色分解用のダイクロイックミラーを介し
て分解された各色の光が入射光として夫々入射されるこ
とになる。従って、各実施形態では、対向基板2にカラ
ーフィルタは設けられていない。
画素電極11に対向する所定領域にRGBのカラーフィ
ルタをその保護膜と共に対向基板2上に形成してもよ
い。このようにすれば、液晶プロジェクタ以外の直視型
や反射型のカラー液晶テレビなどのカラー液晶装置に実
施形態の液晶装置200を適用できる。
して液晶層50をネマティック液晶から構成したが、液
晶を高分子中に微小粒として分散させた高分子分散型液
晶を用いれば、配向膜12及び22、並びに前述の偏光
フィルム、偏光板等が不要となり、光利用効率が高まる
ことによる液晶装置の高輝度化や低消費電力化の利点が
得られる。
の高い金属膜により構成すれば、液晶装置200を反射
型液晶装置に適用する場合に、電圧無印加状態で液晶分
子がほぼ垂直配向されたSH(スーパーホメオトロピッ
ク)型液晶などを用いることができる。
々対応するようにマイクロレンズを形成してもよい。こ
のようにすれば、入射光の集光効率が向上し、より明る
い液晶装置が実現できる。
晶層50に対し垂直な電界(縦電界)を印加するように
対向基板2の側に共通電極21を設けているが、液晶層
50に並行な電界(横電界)を印加するように一対の横
電界発生用の電極から画素電極11を夫々構成する(即
ち、対向基板2の側には縦電界発生用の電極を設けるこ
となく、TFTアレイ基板1の側に横電界発生用の電極
を設ける)ことも可能である。このように横電界を用い
ると、縦電界を用いた場合よりも視野角を広げる上で有
利である。
導通端子107を対向電極23の四隅に配置したが、こ
れ以外に、画像表示領域が特に広い場合には、当該画像
表示領域の中央の一画素分の位置に上下導通端子を形成
してもよい。
きは、その円形の周縁部に均等に上下導通端子を配置し
ても本発明と同様の効果が得られる。
の電子機器の実施形態について、図9乃至図13を用い
て説明する。
電子機器は、図9に示す表示情報出力源1000、表示
情報処理回路1002、表示駆動回路1004、液晶パ
ネル1006、クロック発生回路1008及び電源回路
1010を含んで構成される。
OM(Read Only Memory)、RAM(Random Access
Memory)などのメモリ、テレビ信号を同調して出力す
る同調回路などを含んで構成され、クロック発生回路1
008からのクロック信号に基づいて、ビデオ信号など
の表示情報を出力する。
生回路1008からのクロック信号に基づいて表示情報
を処理して出力する。この表示情報処理回路1002
は、例えば増幅・極性反転回路、相展開回路、ローテー
ション回路、ガンマ補正回路あるいはクランプ回路等を
含むことができる。
動回路及びデータ線駆動回路を含んで構成され、液晶装
置1006を表示駆動する。
路に電力を供給する。
示す液晶プロジェクタ、図11に示すマルチメディア対
応のパーソナルコンピユータ(PC)及びエンジニアリ
ング・ワークステーション(EWS)、図12に示すペ
ージャ、あるいは携帯電話、ワードプロセッサ、テレ
ビ、ビユーファインダ型又はモニタ直視型のビデオテー
プレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲー
ション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置な
どを挙げることができる。
略構成図である。図中、1100は光源、1106及び
1108はダイクロイックミラー、1110、1112
及び1114は反射ミラー、1116、1118及び1
120はリレーレンズ、1124、1126及び115
8は本発明に係る液晶装置を含む液晶ライトバルプ、1
130はクロスダイクロイックプリズム、1132は投
射レンズを示す。
1102とランプの光を反射するリフレクタ1104と
からなる。
ー1106は、光源1100からの自色光束のうちの赤
色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射す
る。透過した赤色光は反射ミラー1114で反射され
て、赤色光用液晶ライトバルブ1124に入射される。
射された色光のうち緑色光は緑色光反射のダイクロイッ
クミラー1108によって反射され、緑色光用液晶ライ
トバルブ1126に入射される。
ー1108も透過する。青色光に対しては、長い光路に
よる光損失を防ぐため、入射レンズ1116、リレーレ
ンズ1118及び出射レンズ1120を含むリレーレン
ズ系からなる導光部1122が設けられ、これを介して
青色光が青色光用液晶ライトバルブ1128に入射され
る。
光はクロスダイクロイックプリズム1130に入射す
る。このプリズムは4つの直角プリズムが貼り合わさ
れ、その内面に赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反
射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これ
らの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カ
ラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投射
光学系である投射レンズ1132によってスクリーン1
134上に投射され、画像が拡大されて表示される。
00は、キーボード1202を備えた本体部1204
と、本発明の液晶装置を含む液晶表示モジュール120
6とを有する。
の弾性導電体1314、1316及びフィルムキャリア
テーブ1318は、液晶装置用基板1304と回路基板
1308とを接続するものである。ここで、液晶装置用
基板1304は、2枚の透明基板1304a及び130
4bの間に液晶を封入したもので、これにより少なくと
もドットマトリクス型の液晶装置が構成される。一方の
透明基板に、図9に示す駆動回路1004、あるいはこ
れに加えて表示情報処理回路1002を形成することが
できる。液晶装置用基板1304に搭載されない回路
は、液晶装置用基板の外付け回路とされ、図13の場合
には回路基板1308に搭載できる。
基板1308が必要となるが、電子機器用の一部品とし
て液晶装置が使用される場合であって、透明基板に表示
駆動回路などが搭載される場合には、その液晶装置の最
小単位は液晶装置用基板1304である。あるいは、液
晶装置用基板1304を筐体としての金属フレーム13
02に固定したものを、電子機器用の一部品である液晶
装置として使用することもできる。さらに、バックライ
ト式の場合には、金属製フレーム1302内に、液晶装
置用基板1304と、バックライト1306aを備えた
ライトガイド1306とを組み込んで、液晶装置を構成
することができる。
晶装置用基板1304を構成する2枚の透明基板130
4a,1304bの一方に、金属の導電膜が形成された
ポリイミドテープ1322にICチップ1324を実装
したTCP(Tape CarrierPackage)1320を接続し
て、電子機器用の一部品である液晶装置として使用する
こともできる。
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。例えば、本発明は上述の各種の液晶装
置の駆動に適用されるものに限らず、エレクトロルミネ
ッセンス表示装置又はプラズマディスプレイ装置にも適
用可能である。
対向電極の複数、例えば四隅から電位を当該対向電極に
供給するので、対向電極自体の抵抗が高い場合でも、当
該対向電極全体を均一な電位に設定することができる。
従って、フリッカ等の少ない画像を表示することができ
る。
辺回路等のブロック図である。
導通端子の構成を示す拡大図である。
の構成を示す拡大図である。
る。
構成を示す断面図である。
ータの外観を示す正面図である。
す分解斜視図である。
装置の外観を示す斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 第1基板には画像信号が供給される複数
のデータ線と、走査信号が供給される複数の走査線と、
前記データ線と走査線に接続されたスイッチング素子
と、前記スイッチング素子に接続された画素電極とをを
具備した画像表示領域を有し、前記第2基板上には対向
電極を有する電気光学装置において、 前記第1基板上には、前記対向電極に所定の電位を供給
するための導電線が前記画像表示領域の外周に沿って形
成されてなり、前記画像表示領域外において、前記導電
線と前記対向電極とを導通させるための複数の導通手段
を有することを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電気光学装置におい
て、 前記導電線に前記電位を外部から供給するための外部入
力端子が、前記配設されている導電線の始端と終端に夫
々配置されていることを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電気光学装置に
おいて、 前記第1基板及び前記第2基板上の前記画像表示領域を
囲む領域において当該第1基板と当該第2基板とを貼り
合わせるシール手段と、 前記シール手段と前記画像表示領域との間の領域におい
て、前記第1あるいは第2基板上に、前記画像表示領域
の輪郭に沿って形成された遮光性の周辺見切りと、を備
え、 前記導電線は、前記周辺見切りに対向する前記第1基板
上の領域に配設されていることを特徴とする電気光学装
置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
電気光学装置において、 前記画像表示領域の輪郭を形成する少なくとも1辺に隣
接する当該画像表示領域外の領域に、前記導電線ととも
に形成された平面状の格子形状を有する導電層が配置さ
れてなることを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電気光学装置におい
て、 前記第1基板上における前記導電層と異なる層に形成さ
れ、当該導電層と層間接続される副導電層を更に備える
ことを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
電気光学装置において、 前記導電線が前記データ線又は前記走査線のうちいずれ
か一方を形成する材料と同一の材料により形成されてい
ることを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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