JP3758476B2 - 電気光学装置及びそれを有する電子機器並びに投射型表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)駆動によるマトリクス駆動方式の液晶装置等の電気光学装置及びこれを用いた電子機器の技術分野に属し、特に、データ線を駆動するサンプリング回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、TFT駆動によるアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置においては、縦横に夫々配列された多数の走査線およびデータ線、並びにこれらの各交点に対応して多数の画素電極がTFTアレイ基板上に設けられている。そして、これらに加えて、サンプリング回路、プリチャージ回路、走査線駆動回路、データ線駆動回路、検査回路などのTFTを構成要素とする各種の周辺回路がこのようなTFTアレイ基板上に設けられる場合がある。
【0003】
これらの周辺回路のうち、サンプリング回路は高周波数の画像信号を各データ線に所定のタイミングで安定的に走査信号と同期して供給するために、画像信号をサンプリングする回路である。
【0004】
図6には従来技術によるサンプリング回路およびそれに接続されるデータ線駆動回路と各配線、図7には図6に示したサンプリング回路の部分レイアウト図を示す。サンプリング回路7は、データ線駆動回路6からのサンプリング信号X1、X2、・・・、Xnに従い、画像信号線V1〜V4に印加される4系統の画像信号VID1〜VID4をデータ線3にサンプリングする。この画像信号線V1〜V4は、互いに交差する必要があるため、入力端子T1〜T4からサンプリング回路7まで同一の導電膜(例えば、低抵抗金属のアルミニウム膜等)で構成することができない。そこで、画像信号VID1〜VID4をまずアルミニウム膜からなる画像信号線V1〜V4でサンプリング回路7の近傍まで伝送し、ここで絶縁膜を介して交差する他の導電膜(例えば、ポリシリコン膜等)からなる中継用接続配線H1〜H4に乗り換え、再びアルミニウム膜からなるサンプリング用TFT26のソース電極S1〜S4(もしくはドレイン電極)に伝送されるように構成していた。尚、図中、サンプリング信号線X1、X2、・・・、Xnは、中継用配線H1〜H4と同一材料のポリシリコン膜等で形成される。
【0005】
本従来例では画像信号は4系統の信号に相展開されているが、この相展開数はサンプリング回路のサンプリング能力に応じて定まる。即ち、水平方向の画素数を固定して考えた場合には、このサンプリング能力が高い程、画像信号の相展開の数を減らすことが出来る。このように画像信号を4系統の信号に相展開することにより、1本の画像信号線上に伝送される画像信号の周波数は4分の1に低減される。このように、サンプリング回路を用いて画像信号を相展開することにより、高解像度の表示を行うために画像信号処理回路等の画像信号の信号源にかかる負担が軽減される。
【0006】
以上のように、サンプリング回路等の周辺回路をTFTアレイ基板上に設けることにより、駆動装置等のハードウェア資源にかかる負担を軽減しながら、高品位画像の表示が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
液晶パネルやこれに周辺回路を加えた液晶表示モジュールのサイズが同じであれば、マトリクス状に配置された複数の画素電極により規定される画面表示領域、即ち液晶パネル上で実際に液晶の配向状態の変化により画像が表示される領域は、表示装置の基本的要請として大きい程良いとされている。従って、周辺回路は、画面表示領域の周囲に位置するTFTアレイ基板の狭く細長い周辺部分に設けられるのが一般的である。
【0008】
サンプリング回路は、上述の如きサンプリング機能を発揮するためには、それらの主たる構成要素である各TFTにおいて、十分に高い電流供給能力が必要となる。更に、この回路を構成するTFTは、電圧保持時にオフ状態でも電流が若干リークするため、そのチャンネル長はリーク電流を抑えるためにある程度長くなければならない。従って、TFTサイズを安易に小さくすることは出来ない。そして、このようにチャンネル長を短くする事に制限があると、高い電流供給能力を実現するためには、実践上はTFTのチャンネル幅を大きくするしかない。
【0009】
上記のような制約により、従来のサンプリング回路は図7に示すように等間隔に並べることにより、サンプリング機能と狭い領域でのレイアウトを両立させてきた。
【0010】
しかしながら、サンプリング回路のTFTのチャンネル幅を大きくすると、そこに接続される画像信号線とデータ線が並行して配置される距離が増加し、画像信号線とデータ線との間の寄生容量による容量結合が大きくなる。このため、サンプリング回路のTFTがオフ状態であっても画像信号線上の電位変化がデータ線の電位に影響を及ぼして画質を劣化させる。このような現象は、高精細で、且つ小さな液晶表示モジュールになるほど各々の配線の間隔が短くなるため、顕著に現れるようになった。
【0011】
本発明は上述した問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ゴーストの発生を抑制すると共に、必要とされるサンプリング機能とTFTアレイ基板上の省スペースを実現したサンプリング回路を備えており、液晶パネルや液晶表示モジュールのサイズと比較して相対的に有効表示面積が大きく且つ高品位の画像表示が可能な液晶装置および当該液晶装置を備えた電子機器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、基板上に少なくとも1本の画像信号線と、複数のデータ線と、該画像信号線に印加される信号を該データ線に選択出力する複数のスイッチ回路とを有し、前記データ線に出力された信号に基づき表示を行う電気光学装置において、隣接する前記スイッチ回路の形状が互いに異なることを特徴とする。
【0013】
これにより、前記スイッチ回路近傍に存在する前記データ線と前記画像信号線との間の寄生容量を減少させることができる。
【0014】
前記複数のスイッチ回路は、少なくとも2種類の形状のスイッチ回路を所定の順序で配置してもよい。
【0015】
前記複数のスイッチ回路は、互いに線対称の形状であるスイッチ回路を交互に配置することでも上記目的が達成される。
【0016】
また、本発明の電子機器は、上記電気光学装置と、前記電気光学装置を制御する制御装置を有することを特徴とする。
【0017】
また、本発明の投射型表示装置は、光源と該光源からの光を変調して、透過もしくは反射する上記電気光学装置と、該電気光学装置により変調された光を集光し拡大投射する投射光学手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】
上記発明では、相対的に有効表示面積が大きく且つ高品位の画像表示が可能な電子機器や投射型表示装置を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
[第1の実施形態]
図1は、本発明が適用されるアクティブマトリクス型液晶表示装置のアクティブマトリクス型液晶表示装置用基板の一構成例を示す。図1において、1はアクティブマトリクス型液晶表示装置を構成する一方のガラス基板や石英基板等の基板、2および3は互いに交差する方向に配設された走査線およびデータ線、4は前記走査線2とデータ線3とに接続された画素で、各画素4はITO等からなる画素電極とこの画素電極に順次画像信号に応じた電圧を印加するTFTからなる。同一行のTFTはそのゲート電極が同一の走査線2に接続され、ドレイン電極が対応する画素電極に接続されている。また、同一列のTFTはそのソース電極が同一のデータ線3に接続されている。この実施形態においては、画素を駆動するTFTはポリシリコン膜をチャネル層とするいわゆるポリシリコンTFTで構成されており、周辺駆動回路(データ線駆動回路6や走査線駆動回路5A、5B等)を構成するCMOS型TFTとともに同一プロセスにより、同一基板上に形成される。
【0021】
本実施形態では、走査線2の両端にそれぞれ該走査線2を順次選択駆動するYシフトレジスタ回路やバッファ回路等を含む走査線駆動回路5A、5Bが設けられている。走査線駆動回路5Aと5Bは、同一の電圧を同一のタイミングで各走査線2に印加する。つまり、1本の走査線2をその両側から同時に駆動する。これによって、走査線2の有する抵抗成分や周辺配線等との間に存在する寄生容量による電圧のレベル低下や信号遅延を軽減することができる。
【0022】
一方、本実施形態では、データ線3を選択駆動するXシフトレジスタ回路やバッファ回路等を含むデータ線駆動回路6が設けられている。また、データ線3の両端に画像信号サンプリング用の回路7,8が設けられている。このうち8は各データ線3にプリチャージレベルを印加するプリチャージ回路であり、他方の7は各データ線3に画像信号に応じた電圧を印加するサンプリング回路である。
【0023】
プリチャージ回路8のソース電極(データ線3側の接続電極と反対側の電極)には外部から供給される画像補助入力信号NRS1、NRS2がデータ線3に対して1本おきに印加される様に画像補助入力信号線10A、10Bを介してプリチャージ回路8に供給されるとともに、該プリチャージ回路8のゲート電極には外部から供給されるタイミング信号NRGが信号配線18を介して共通に印加されている。これによって、すべてのデータ線3は、一水平期間中でサンプリング回路7からの画像信号レベルの印加前に、画像補助入力信号NRS1、NRS2のレベルにそれぞれ同時にプリチャージされる。また、隣り合うデータ線3毎に画像信号の極性を変える駆動を行う際には、画像補助入力信号NRS1、NRS2は互いに反対の極性を持つようにすると有効である。
【0024】
各データ線3の他端に設けられたサンプリング回路7のソース電極には、外部から供給される相展開された画像信号VID1〜VID4が画像信号線群11を介して入力され、サンプリング回路7のゲート電極にはデータ線3を順次選択するシフトレジスタ回路やバッファ回路等を含むデータ線駆動回路6から出力されるサンプリング信号が印加されている。本実施形態では、画像信号を4系統に相展開したが、サンプリング回路7を構成するTFTの書き込み特性が高ければ相展開数を減らすことも可能であるし、書き込み特性が低ければ相展開数を増やしてもよい。また、NTSC信号やPAL信号に対応したRGBパラレル信号でも良いことは言うまでもない。データ線駆動回路6は、外部から供給されるスタート信号SPXとクロック信号CLXに基づいて一水平走査期間中にすべてのデータ線3を所定の順序で1回ずつ選択するようなサンプリング信号X1、X2、・・・、Xnを形成してサンプリング回路16のゲート電極に供給する。
【0025】
また、本実施形態では、データ線3を一定のタイミングで4ラインずつ順次駆動していく方法を説明したが、1個のデータサンプリング信号で同時に選択するライン数を1ラインや6ライン、12ライン等としても本実施形態を用いることができる。
【0026】
また、本実施形態ではデータ線駆動回路6や走査線駆動回路5A、5Bを含む周辺駆動回路と、データ線駆動回路6に接続された複数のデータ線3と走査線駆動回路5A,5Bに接続された走査線2がマトリクス状に交差されて成り、該データ線3および走査線2に接続された画素トランジスタと該画素トランジスタに接続された画素電極が同一基板上に形成されたアクティブマトリクス型液晶表示装置について説明したが、周辺駆動回路の部分を石英基板等の高価な基板上に高温ポリシリコンTFTにより形成し、データ線3および走査線2と画素4を含む領域13(図1点線内)をガラス基板等の安価な基板上にアモルファスシリコンTFTやプロセス温度が600度以下の低温ポリシリコンTFTにより形成し、これらの基板を繋ぎ合わせてアクティブマトリクス型液晶表示装置用基板を構成することも可能である。
【0027】
図2は、本発明を適用したサンプリング回路7、およびそれに接続される配線のレイアウトの実施形態を示すものである。
【0028】
V1〜V4は外部入力端子から入力された画像信号VID1〜VID4を伝送する画像信号線である。これらの画像信号線V1〜V4は、特に制限されないが、データ線3と同一材料の低抵抗のアルミニウム膜によって形成されている。
【0029】
X1、X2は前記データ線駆動回路6から出力されるサンプリング信号をサンプリング回路7のゲート電極に供給するための配線であり、前記サンプリング信号線X1、X2は前記画像信号線V1〜V4と交差する方向に配設され、走査線と同一材料のポリシリコン膜からなり、前記サンプリング回路7のゲート電極と連続するように形成されている。
【0030】
前記画像信号線V1には、前記画像信号線V1〜V4と交差する方向に画像信号線V1〜V4とは層間絶縁膜を介して別層で、走査線2と同一層のポリシリコン膜等の導電膜からなる中継用配線H1がコンタクトホール24にて接続され、更に、該中継用配線H1の他方の配線端においては、コンタクトホール25にて補助中継用配線としての引き出し線S1が接続される。同様にその他の画像信号線V2〜V4からも、該画像信号線V2〜V4に対応した中継用配線H2〜H4、補助中継用配線S2〜S4がそれぞれコンタクトホール24、25にて接続される。尚、この実施形態では、特に限定されないが、前記データ線3および補助中継用配線S1〜S4と画像信号線V1〜V4は同一プロセスにて形成されるアルミニウム膜によって構成されている。
【0031】
20、21は各々前記サンプリング信号線X1、X2の両側に設けられたポリシリコン膜からなるサンプリング回路7を構成するサンプリング用TFT26のソース・ドレイン領域である。サンプリング用TFT26のソース領域20には前記補助中継用配線S1〜S4がコンタクトホール22にて接続され、ドレイン領域21には前記データ線3がコンタクトホール23にて接続されている。隣り合うサンプリング用TFT26は、互いにソース領域同士、もしくはドレイン領域同士が隣り合うように、図3に示される2種類のサンプリング回路用TFTが交互に配置されている。
【0032】
そのため、例えばデータ線3Bに接続されるドレイン領域21とこれに隣接するソース領域に着目した場合、従来技術においては補助中継用配線S2,S3に接続される2つのソース領域20に挟まれていたのに対し、本実施形態では補助中継用電極S2に接続されるソース領域20しか存在しないため、ドレイン領域21とソース領域20の間に存在する寄生容量は従来のおよそ半分に減少する。
【0033】
これにより、例えばサンプリング信号X1によって制御されるサンプリング用TFT26がオフでデータ線3A〜3Dに所定の画像データをホールドしている状態において、他画素に書きこまれるべき画像信号が画像信号線V1〜V4、中継用配線H1〜H4、補助中継用配線S1〜S4、およびサンプリング用TFT26のソース領域20−ドレイン領域21間の寄生容量を介してそれぞれデータ線3A〜3Dにノイズとして飛び込むことを抑制することが可能となる。
【0034】
(アクティブマトリクス型液晶表示装置の説明)
図4(A)は、本実施形態で作製したアクティブマトリクス型液晶表示装置の平面図を示す。図4(B)は(A)のY−Y’線における該アクティブマトリクス型液晶表示装置の断面図を示す。図4に示すようにアクティブマトリクス型液晶表示装置用基板1上のデータ線駆動回路6および走査線駆動回路5A,5Bは、電荷の直流成分によりポリイミド等の配向膜や液晶の劣化を防ぐために、対向基板30の外周より外側に配置している。また、前記アクティブマトリクス型液晶表示装置用基板上に形成した画素電極の表面には、ガラスやネオセラムあるいは石英といた透明基板上に対向電極電位を印加することができるITO膜等の透明導電膜からなる電極31を有する対向基板30が適当な間隔をおいて配置され、前記データ線駆動回路6および前記走査線駆動回路5A,5Bと画素4間のデータ線3および走査線2上でシール材32により封止する。更に、画面表示領域外側は、モジュールとして組み立てた際に光が漏れないように対向基板30上にブラックマトリクス33と同一層で周辺見切りを形成する。尚、12は対向基板30側に設けられた対向電極31に、アクティブマトリクス型液晶表示装置用基板1側から共通電極電位LCCOM(図1参照)を供給するための上下基板導通用端子であり、該上下基板導通用端子12上に所定の径を有する導電性接着剤を介在させて、該対向電極31と導通を図るように構成されている。また、外部入力端子34は前記対向基板30より外側に配置され、ワイヤーボンディング、ACF(Aisotoropic Conductive Film)圧着等により外部回路と接続される。
【0035】
図4(B)に示されるように、周囲をシール材32で封止された間隔内に周知のTN型液晶等の液晶35を充填し、液晶封入孔を封止材36で封止することにより、アクティブマトリクス型液晶表示装置として構成する。また、液晶を高分子中に微小粒として分散させた高分子分散型液晶を用いれば、配向膜も偏向板も不要になるため、光利用効率が高くなり、明るいアクティブマトリクス型液晶表示装置を提供できる。更に、画素電極をITO膜からアルミニウム膜等の非透過で反射率の高い金属膜を用いた反射型液晶表示装置の場合には、電圧無印加状態で液晶分子がほぼ垂直配向されたSH(Super Homeotropic)型液晶などを用いても良い。更にその他の液晶を用いても良いことは言うまでもない。
【0036】
また、液晶以外でも他の電気光学物質を用いた電気光学装置にも用いることができる。
【0037】
(投射型表示装置の説明)
図5には前記構成のアクティブマトリクス型液晶表示装置を電子機器の一例としてライトバルブとして応用した投射型表示装置の一例としてデータプロジェクタの構成例が示されている。
【0038】
図5において、40はハロゲンランプ等の光源、41は放物ミラー、42は熱線カットフィルター、43、45、46はそれぞれ青色反射、緑色反射、赤色反射のダイクロイックミラー、44、47は反射ミラー、48、49、50は前記実施形態のアクティブマトリクス型液晶表示装置からなるライトバルブ、53はダイクロイックプリズム、55は制御装置である。図1に示されているアクティブマトリクス型液晶表示装置用基板に外部から供給される画像信号やクロック信号、各種制御信号は前記制御装置55で形成される。
【0039】
この実施形態のデータプロジェクタにおいては、光源40から発した白色光は放物ミラー41により集光され、熱線カットフィルター42を通過して赤外域の熱線が遮断されて、可視光のみが青色反射ダイクロイックミラー43に入射される。そしてまず、青色反射ダイクロイックミラー43によって青色光(概ね500nm以下の波長)が反射され、その他の光(黄色光)は透過する。反射した青色光は反射ミラー44により方向を変え青色変調ライトバルブ48に入射する。
【0040】
一方、前記青色反射ダイクロイックミラー43を透過した光は緑色反射ダイクロイックミラー45に入射し、緑色光(概ね500〜600nmの波長)が反射され、その他の光である赤色光(概ね600nm以上の波長)は透過する。緑色反射ダイクロイックミラー45で反射した緑色光は緑色変調ライトバルブ49に入射する。また、緑色反射ダイクロイックミラー45を透過した赤色光は、赤色反射ダイクロイックミラー46、反射ミラー47により方向を変え赤色変調ライトバルブ50に入射する。
【0041】
ライトバルブ48、49、50は、図示しない信号処理回路から供給される青、緑、赤の原色信号でそれぞれ駆動され、各ライトバルブに入射した光はそれぞれのライトバルブで変調された後、ダイクロイックプリズム53で合成される。ダイクロイックプリズム53は赤色反射面52と青色反射面51とが互いに交差するように形成されている。そして、ダイクロイックプリズム53で合成されたカラー画像は、投射レンズ54によってスクリーン上に拡大投射され、表示される。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、前記スイッチ回路近傍に存在する前記データ線と前記画像信号線との間の寄生容量を減少させることができ、前記スイッチ回路がオフ状態であっても画像信号線上の電位変化がデータ線の電位に影響を及ぼす画質劣化を抑制すると共に、必要とされるサンプリング機能と省スペース化をを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるアクティブマトリクス型液晶表示装置を構成するアクティブマトリクス型液晶表示装置用基板の一例を示すブロック図。
【図2】本発明を適用したサンプリング回路の配線レイアウト図。
【図3】本発明を適用したサンプリング用TFTのレイアウト図。
【図4】(A)はアクティブマトリクス型液晶表示装置の平面図、(B)は(A)のY−Y’の断面図。
【図5】実施形態のアクティブマトリクス型液晶表示装置をライトバルブとして応用した投射型表示装置の一例としてのデータプロジェクタ概略構成図。
【図6】アクティブマトリクス型液晶表示装置用基板におけるサンプリング回路およびその周辺回路の一例としての回路図。
【図7】アクティブマトリクス型液晶表示装置用基板におけるサンプリング回路のレイアウト図。
【符号の説明】
1 基板
2 走査線
3 データ線
4 画素
5A、5B 走査線駆動回路
6 データ線駆動回路
7 サンプリング回路
8 プリチャージ回路
9 プリチャージ回路駆動信号線
10A 画像補助入力信号線(NRS1)
10B 画像補助入力信号線(NRS2)
11 画像信号配線群
12 上下導通端子
13 画素領域
20 サンプリング用TFTソース電極
21 サンプリング用TFTドレイン電極
22 サンプリング用TFTソース電極側コンタクトホール
23 サンプリング用TFTドレイン電極側コンタクトホール
26 サンプリング用TFT
30 対向基板
31 対向電極
32 シール材
33 ブラックマトリクス
34 外部入出力端子
35 液晶
36 封止材
40 ランプ
43,45,46 ダイクロイックミラー
44,47 反射ミラー
48,49,50 ライトバルブ
53 ダイクロイックプリズム
54 投射レンズ
55 制御装置

Claims (4)

  1. 基板上に複数本の画像信号線と、複数のデータ線と、該画像信号線に印加される信号を該データ線に選択出力するトランジスタで構成された複数のスイッチ回路とを有し、前記データ線に出力された信号に基づき表示を行う電気光学装置において、
    前記複数のトランジスタは前記画像信号線の数に対応して設けられ、前記複数のトランジスタの各々のソース領域は、別個の前記画像信号線に接続され、
    前記画像信号線の数に対応して設けられた前記複数のトランジスタのゲート電極は共通のサンプリング信号が供給され、
    前記複数のトランジスタは、ソース領域同士とドレイン領域同士が隣り合うように順次繰り返して配置され、
    前記トランジスタの各々の前記ドレイン領域は、別個の前記データ線に接続されることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記複数のスイッチ回路は、互いに線対称の形状であるスイッチ回路を交互に配置したことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気光学装置と、前記電気光学装置を制御する制御装置を有することを特徴とする電子機器。
  4. 光源と該光源からの光を変調して、透過もしくは反射する請求項1又は2に記載の電気光学装置と、該電気光学装置により変調された光を集光し拡大投射する投射光学手段とを備えていることを特徴とする投射型表示装置。
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