JPH11201807A - 液面レベル計 - Google Patents

液面レベル計

Info

Publication number
JPH11201807A
JPH11201807A JP793598A JP793598A JPH11201807A JP H11201807 A JPH11201807 A JP H11201807A JP 793598 A JP793598 A JP 793598A JP 793598 A JP793598 A JP 793598A JP H11201807 A JPH11201807 A JP H11201807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
rotational force
small gear
gear
liquid level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP793598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Narama
伸二 奈良間
Kazuyuki Sasaki
一幸 佐々木
Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Keiso Takeda
啓壮 武田
Yoshihiko Hiyoudou
義彦 兵道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP793598A priority Critical patent/JPH11201807A/ja
Publication of JPH11201807A publication Critical patent/JPH11201807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックラッシュによる測定精度の低下を防止
することのできる液面レベル計を提供することを課題と
している。 【解決手段】 先端部にフロート1が設けられたアーム
2と、このアーム2の基端部に配置され、アーム2と共
に回動する大歯車3と、この大歯車3に噛み合う小歯車
4と、この小歯車4の回動による変位を検出する変位計
5と、フロート1が液面Lに対して沈むような方向の回
転力T1を小歯車4に付与する回転力付与手段6とを備
えていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等におけ
る例えば燃料タンクの液面レベルを検出するための液面
レベル計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液面レベル計としては、図4に
示すように、実開昭62−174235号公報に記載さ
れたものが知られている。この液面レベル計は、燃料の
液面レベルを計測するためのものであり、液面に浮かぶ
フロート1と、このフロート1を先端部に設け、基端部
を支点にして回動するアーム2と、このアーム2の基端
部に配置され、アーム2と共に回動する大歯車3と、こ
の大歯車3に噛み合う小歯車4と、この小歯車4の回動
による変位を検出する変位計5とを備えたもので構成さ
れている。
【0003】変位計5は、可変抵抗器によって構成され
たものであって、隣接するように巻かれた抵抗線5a
と、小歯車4と共に回動し、抵抗線5aに接触する接触
子5bとを備えている。この変位計5の分解能は、隣接
する抵抗線5aの間隔によって決まる。
【0004】上記のように構成された液面レベル計にお
いては、大歯車3と小歯車4によって、アーム2の回転
角度が増幅されて接触子5bに伝わるため、変位計5自
体の分解能が同じであっても、液面レベルを精度良く測
定できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
液面レベル計においては、大歯車3と小歯車4との間に
バックラッシュが存在するから、このバックラッシュに
よるガタつきによって測定精度が低下してしまうという
問題がある。
【0006】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、バックラッシュによる測定精度の低下
を防止することのできる液面レベル計を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、先端部にフロートが設けられたアーム
と、このアームの基端部に配置され、アームと共に回動
する大歯車と、この大歯車に噛み合う小歯車と、この小
歯車の回動による変位を検出する変位計と、前記フロー
トが液面に対して沈むような方向の回転力を前記小歯車
に付与する回転力付与手段とを備えていることを特徴と
している。
【0008】そして、上記のように構成された発明にお
いては、回転力付与手段によって、フロートを沈ませる
方向の回転力が小歯車に作用するのに対して、この小歯
車にはフロートによる浮き上がる方向の回転力がアーム
及び大歯車を介して作用することになる。このため、小
歯車は、各歯の左右の歯面のうち、フロートを沈ませよ
うとする側の一方の歯面のみが大歯車の一方の歯面に当
接し続けることになる。
【0009】したがって、小歯車と大歯車との間にバッ
クラッシュがあっても、このバックラッシュが全くない
状態と同じ状態で、フロートの位置を変位計に正確に伝
えることができる。すなわち、バックラッシュによる測
定精度の低下を防止することができる。
【0010】しかも、フロートが回転力付与手段の回転
力によって、液面に押し付けられた状態になるから、こ
のフロートの位置が安定することになる。すなわち、回
転力付与手段によって、フロートの揺動が防止されるこ
とになるから、測定精度の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図1〜図3を参照して説明する。ただし、
図4に示す従来例の構成要素と共通する要素には同一の
符号を付してその説明を簡略化する。
【0012】この実施例で示す液面レベル計は、図1及
び図2に示すように、燃料タンク7に適用されたもので
あって、先端部にフロート1が設けられたアーム2と、
このアーム2の基端部に配置され、アーム2と共に回動
する大歯車3と、この大歯車3に噛み合う小歯車4と、
この小歯車4の回動による変位を検出する変位計5と、
フロート1が液面Lに対して沈むような方向の回転力T
1(図3参照)を小歯車4に付与する回転力付与手段6
とを備えていることを特徴としている。
【0013】フロート1は、図2に示すように、液面L
を真上から見た状態、すなわち平面視において、四角形
状に形成され、かつ薄く形成されている。そして、この
フロート1は、上記回転力付与手段6の回転力T1が作
用した状態において、その上面1aが液面Lからわずか
に浮くように、その比重が設定されている。
【0014】アーム2は、フロート1が燃料タンク7の
底面7aから燃料が満杯の位置まで余裕をもって回動す
るようになっている。すなわち、底面7aから満杯位置
までのアーム2の振れ角をA1とすると、アーム2の最
大許容振れ角はA1+α=A2になっている。ただし、
αは、上方への余裕角度である。また、アーム2は、そ
の基端部が燃料タンク7の側壁部側に位置し、その先端
部が燃料タンク7の水平方向のほぼ中央部に位置するよ
うに、その延在する長さ及び方向が設定されている。
【0015】これにより、フロート1は、燃料タンク7
の水平方向のほぼ中央部に位置することになるので、燃
料タンク7の傾きによる液面レベルの変化の影響を受け
にくくなっている。すなわち、燃料タンク7が傾くよう
な状況にあっても、液面レベルによって、燃料の残留量
を正確に測定することができるようになっている。
【0016】大歯車3は、図1に示すように、燃料タン
ク7の側壁面あるいはその近傍に設けられた本体8に回
転自在に設けられている。そして、大歯車3は、その回
転軸がアーム2の基端部と一致しており、アーム2の振
れ角の通りに回動するようになっている。また、大歯車
3の歯数は、この実施例では50に設定されている。
【0017】小歯車4も、本体8に回転自在に設けられ
ている。そして、この実施例では、小歯車4の歯数が2
0に設定されている。すなわち、アーム2の振れ角A
は、大歯車3及び小歯車4を介して、2.5倍に拡大さ
れて後述する変位計5の接触子5bに伝えられるように
なっている。
【0018】変位計5は、密接するように巻かれた抵抗
線5aが本体8側に設けられ、この抵抗線5a上を摺動
する接触子5bが小歯車4側に設けられている。接触子
5bは、小歯車4と一体に回動するようになっており、
その振れ角Kに応じて、先端部が抵抗線5a上を摺動移
動するようになっている。
【0019】また、接触子5bの振れ角Kが大歯車3及
び小歯車4によって、アーム2の振れ角Aの2.5倍に
拡大されるようになっているので、変位計5自体の分解
能が同じであっても、隣接する抵抗線5aの1ピッチ当
たりのアーム2の振れ角が1/2.5まで小さくなる。
すなわち、大歯車3、小歯車4及び変位計5の組み合わ
せによって、大歯車3及び小歯車4を用いない場合に比
べて、液面レベルを1/2.5まで精度良く測定するこ
とができるようになっている。
【0020】回転力付与手段6は、ねじりコイルスプリ
ングによって構成されたものであり、その一端部が本体
8側に固定され、他端部が小歯車4側に固定されること
によって、小歯車4に回転力T1を付与するようになっ
ている。この回転力T1は、大歯車3及びアーム2を介
してフロート1に伝えられ、同フロート1を沈ませる方
向に作用するようになっている。ただし、この回転力T
1の大きさは、フロート1の全体を燃料中に沈み込ませ
るような大きさのものではない。すなわち、すでに上で
述べたように、回転力T1が作用しても、フロート1の
上面1aは液面Lからわずかに上に露出した状態になっ
ている。
【0021】上記のように構成された液面レベル計にお
いては、図3に示すように、回転力付与手段6によっ
て、フロート1を沈ませる方向の回転力T1が小歯車4
に作用するのに対して、この小歯車4にはフロート1に
よる浮き上がる方向の回転力T2がアーム2及び大歯車
3を介して作用することになる。このため、小歯車4
は、各歯40の左右の歯面40a、40bのうち、フロ
ート1を沈ませようとする側の一方の歯面40aのみが
大歯車30における各歯30の一方の歯面30aに当接
し続けることになる。
【0022】したがって、小歯車4と大歯車3との間に
バックラッシュBがあっても、このバックラッシュBは
変位の伝達に関係しない他方の歯面40b、30bの間
に生じるので、バックラッシュBが全くない状態と同じ
状態で、フロート1の位置を変位計5に正確に伝えるこ
とができる。すなわち、バックラッシュBによる測定精
度の低下を防止することができる。
【0023】しかも、フロート1が回転力付与手段6の
回転力T1によって、液面Lに押し付けられた状態にな
るから、このフロート1の位置が安定することになる。
すなわち、回転力付与手段6の回転力T1によって、フ
ロート1の揺動が防止されることになるから、測定精度
の向上を図ることができる。
【0024】さらに、フロート1は、そのほぼ全体が燃
料中に沈んだ状態になっているから、燃料の表面に生じ
る波の影響を受けにくくなる。また、フロート1は、四
角形状に扁平状に広がったもので構成されているから、
特定の波によって上下に変動することがなくなる。した
がって、これらの点からも、測定精度の向上を図ること
ができる。
【0025】なお、上記実施例においては、燃料タンク
に適用した例を示したが、他の液体を貯蔵するタンクや
容器等に適用してもよいことはいうまでもない。また、
回転力付与手段6は、ねじりコイルスプリング以外の弾
性手段や偏心荷重等によって、小歯車4に回転力T1を
付与するように構成したものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明においては、回転力付与手段に
よって、フロートを沈ませる方向の回転力が小歯車に作
用するのに対して、この小歯車にはフロートによる浮き
上がる方向の回転力がアーム及び大歯車を介して作用す
ることになる。このため、小歯車は、各歯の左右の歯面
のうち、フロートを沈ませようとする側の一方の歯面の
みが大歯車の一方の歯面に当接し続けることになる。
【0027】したがって、小歯車と大歯車との間にバッ
クラッシュがあっても、このバックラッシュが全くない
状態と同じ状態で、フロートの位置を変位計に正確に伝
えることができる。すなわち、バックラッシュによる測
定精度の低下を防止することができる。
【0028】しかも、フロートが回転力付与手段の回転
力によって、液面に押し付けられた状態になるから、こ
のフロートの位置が安定することになる。すなわち、回
転力付与手段によって、フロートの揺動が防止されるこ
とになるから、測定精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例として示した液面レベル計
の要部側面図である。
【図2】同液面レベル計の側面図である。
【図3】同液面レベル計における大歯車と小歯車との噛
み合わせ状態を示す説明図である。
【図4】従来例として示した液面レベル計の側面図であ
る。
【符号の説明】 1 フロート 2 アーム 3 大歯車 4 小歯車 5 変位計 6 回転力付与手段 L 液面 T1 小歯車を回動する回転力 T2 下歯車にかかるフロートの浮力による回転力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 啓壮 静岡県裾野市御宿1200 トヨタ自動車株式 会社内 (72)発明者 兵道 義彦 静岡県裾野市御宿1200 トヨタ自動車株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にフロートが設けられたアーム
    と、 このアームの基端部に配置され、アームと共に回動する
    大歯車と、 この大歯車に噛み合う小歯車と、 この小歯車の回動による変位を検出する変位計と、 前記フロートが液面に対して沈むような方向の回転力を
    前記小歯車に付与する回転力付与手段とを備えているこ
    とを特徴とする液面レベル計。
JP793598A 1998-01-19 1998-01-19 液面レベル計 Pending JPH11201807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP793598A JPH11201807A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 液面レベル計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP793598A JPH11201807A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 液面レベル計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11201807A true JPH11201807A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11679384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP793598A Pending JPH11201807A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 液面レベル計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11201807A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987338B1 (ko) 2008-08-28 2010-10-14 현담산업 주식회사 마그네트를 이용한 외장기어형 연료센더

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987338B1 (ko) 2008-08-28 2010-10-14 현담산업 주식회사 마그네트를 이용한 외장기어형 연료센더

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE102005021313B4 (de) Berührungsloser Füllstandssensor und berührungsloses Füllstanddetektionsverfahren
US7062967B2 (en) Fuel level sensor
US4402209A (en) Liquid level float gauge calibration means
JPH11201807A (ja) 液面レベル計
JPH045929B2 (ja)
KR100187128B1 (ko) 자동차 연료의 평균 유량 게이지
JPS583066Y2 (ja) 液面計
KR0137852Y1 (ko) 자동차의 연료량 감지장치
KR910006288Y1 (ko) 유량계용 작동기구
JPS6023707Y2 (ja) 液面検出装置
JPH0328345Y2 (ja)
JP2018105780A (ja) 液位検知装置
JPS6120514A (ja) 水位計
JPS59590Y2 (ja) 車両用液面検出装置
JPS6125025A (ja) 液面検出装置
KR20000018565U (ko) 차량 연료탱크용 수직 플로트 게이지
CN220120113U (zh) 一种霍尔电位计
CN210321914U (zh) 一种旋转式油位传感器
JPH0672162A (ja) 燃料タンクの残量検出装置
CN2566225Y (zh) 水平角度仪
JPH0350429Y2 (ja)
JP2001124614A (ja) 液面レベルセンサ
JPH0324413Y2 (ja)
JPH0216264Y2 (ja)
KR200287889Y1 (ko) 연료량 표시장치