JPH0328345Y2 - - Google Patents

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JPH0328345Y2
JPH0328345Y2 JP10662686U JP10662686U JPH0328345Y2 JP H0328345 Y2 JPH0328345 Y2 JP H0328345Y2 JP 10662686 U JP10662686 U JP 10662686U JP 10662686 U JP10662686 U JP 10662686U JP H0328345 Y2 JPH0328345 Y2 JP H0328345Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車の燃料タンク内の油量
を検出するのに用いられるフロート式液量検出装
置に関する。
〔従来技術〕
従来、自動車の燃料タンク内の油量を検出する
ために、フロートの上、下動変位をポテンシヨメ
ータによつて検出するフロート式油量検出装置が
用いられている。
即ち、従来技術による油量検出装置は、タンク
内に位置して基端側が上、下方向に回動自在に支
持されたアームと、該アームの先端に設けられ、
タンク内の油面に応動して上、下方向に変位する
フロートと、前記アームの基端側に位置して上、
下方向に印刷面を有するセラミツク板等からなる
絶縁基板と、該絶縁基板の印刷面に厚膜抵抗素子
材料を印刷、焼成することにより形成された焼成
抵抗と、該焼成抵抗と摺接するように前記アーム
に設けられた接触子とから構成されている。
そして、燃料タンク内の油面の変化に追従して
フロートがアームと一体的に上、下動し、該アー
ムの基端側に設けられた接触子が焼成抵抗と接触
しつつ変位することにより、抵抗変化を電圧の変
化として検出し、この検出信号によつて油量計で
燃料の残量表示を行うようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るに、上記従来技術による油量検出装置はセ
ラミツク板等からなる絶縁基板の印刷面に焼成抵
抗を設け、フロートと一体的に変位するアームに
は該焼成抵抗と摺接する接触子を設けてなるポテ
ンシヨメータを用いているため、長期間にわたつ
て接触子が上、下方向に摺動変位することによ
り、焼成抵抗の摺接面が摩耗し、導通不良を生じ
てしまう。特に、燃料タンクは自動車に搭載され
るものであるから、当該自動車が悪路を走行する
ような場合、接触子が焼成抵抗に衝突し、摩耗を
早めてしまうという問題点がある。
一方、焼成抵抗はセラミツク板に例えばAg−
Pd系ペースト、RuO2系ペースト等からなる抵抗
素子材料を印刷し、これを焼成炉で焼成するもの
であるが、この焼成抵抗は抵抗素子材料に含有す
るペースト分が耐アルコール性に劣るものであ
る。この結果、北アメリカ地域等で自動車用燃料
として用いられているアルコール入りガソリンに
適用する場合、焼成抵抗がセラミツク板から剥離
し、油量検出装置としての寿命を著しく縮めてし
まうという問題点がある。
本考案はこのような従来技術の問題点を鑑みな
されたもので、タンク内の液面高さまたは油量を
非接触状態を検出可能とすると共に、益々ふえつ
つあるアルコール入りガソリンに対しても十分対
応可能となし、もつて長期間にわたつて使用しう
るようにしたフロート式液量検出装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案は、タンク
内に位置して基端側が上、下方向に回動自在に支
持されたアームと、該アームの先端に設けられ、
タンク内の液面に応動して上、下方向に変位する
フロートと、前記アームの基端側に位置して上、
下方向に取付面を有するように配設された絶縁基
板と、該絶縁基板の取付面に設けられ、前記タン
ク内の液面高さまたは液量に対応して該取付面と
の間の高さ寸法が変化するカム面を有する金属材
からなるカム板と、該カム板と非接触状態で対向
するように前記アームに設けられ、前記フロート
の上、下方向の変位によつて該カム板のカム面と
の間の離間距離が前記高さ寸法と逆の関係で変化
するとき、当該離間距離を検知するヘツドとから
構成し、該ヘツドを含む検出回路からの検出信号
で液量を表示するようにしたことにある。
〔作用〕
液面の変化に追従してアームと一体的にフロー
トが上、下動変位するとき、該アームの基端側に
設けられたヘツドは絶縁基板の取付面に設けられ
たカム板のカム面と非接触状態で対向しつつ該カ
ム板と相対変位し、前記ヘツドとカム面との間の
離間距離に対応した電気信号量を得る。この際、
前記カム面はタンク内の液面高さまたは残量に対
応した形状に構成されているから、前記ヘツドを
含む検出回路によつてタンク内の液量、残量を表
示させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を自動車用燃料タンクに
適用した場合を例に挙げ、図面に基づき詳述す
る。
まず、第1図において、1は給油口1Aを有す
る自動車の燃料タンクを示し、該燃料タンク1内
には燃料2が所定量給油されている。3は前記燃
料タンク1内にその高さ方向に設けられた取付け
用支柱を示し、該支柱3には本実施例を構成する
フロート式の油量検出装置4が設けられている。
ここで、前記油量検出装置4は第2図に示す如
く、一側面が開口した平箱状のケーシング5を有
し、該ケーシング5は底面5Aと、該底面5Aの
前側に位置し、該ケーシング5を支柱3に取付け
るための取付部5B,5Bと、前記底面5Aの後
側に位置し、後述のアーム6を回動自在に支持す
る軸受部5Cとから形成されている。
6は矢示Aに示すようにケーシング5の開口側
に位置して回動自在に設けられたアームを示し、
該アーム6の基端側は回動軸7を介してケーシン
グ5の軸受部5Cに上、下方向に回動自在に軸支
されている。そして、前記アーム6の先端には燃
料2の油面に浮遊するフロート8が設けられ、該
フロート8が油面に追従して変位することによ
り、アーム6が回動するようになつている。な
お、前記アーム6は例えばポリアセタールからな
る絶縁性樹脂材が用いられる。
9はケーシング5の底面5Aに取付面9Aが開
口側に面するようにして取付けられた絶縁基板と
してのセラミツク板、10は該セラミツク板9の
取付面9Aに固着され、回動軸7を中心とする湾
曲状に形成されたカム板を示し、該カム板10は
金属材であつて、かつ耐アルコール性を有する材
料、例えばステンレス材が用いられる。ここで、
前記カム板10の表面側はカム面10Aとなり、
該カム面10Aは第3図に具体的に示すような曲
面ないし傾斜面をもつて形成され、該カム板10
の高さ寸法hと、燃料タンク1内の油面高さH
(第1図参照)または油量Qとは所定の相関関係
をもつて設定されている。なお、カム板10と後
述の検出ヘツド11との離間距離tは前記高さ寸
法hと逆の関係にある。
11は前記カム板10と非接触状態で対向する
ようにアーム6に設けられた検出ヘツドとしての
検出コイルを示し、該検出コイル11は後述する
発振回路12の発振コイルの一部を構成し、カム
板10のカム面10Aとの間の離間距離tに対応
してインダクタンスが変化するようになつてい
る。
さらに、第4図は検出コイル11を含む検出回
路を示し、該検出回路は高周波を発振し、検出コ
イル11とカム面10Aとの間の離間距離tに対
応して発振振幅または周波数が変化する発振回路
12と、該発振回路12の発振周波数を検波し、
周波数−電圧変換する検波回路13と、該検波回
路13の次段に設けられた前置増幅用の増幅回路
14と、該増幅回路14からの高周波電圧をその
振幅に応じた直流電圧に信号変換するD/A変換
回路15と、該D/A変換回路15の次段に設け
られた出力用の増幅回路16と、これらに電源を
供給する電源回路17とからなり、前記増幅回路
16の出力端子16Aは油量表示計(図示せず)
と接続される。ここで、前記発振回路12は、カ
ム板10のカム面10Aと検出コイル11との離
間距離tが大となつたとき、即ち燃料タンク1内
の残量が零のとき、発振振幅または周波数が大と
なり、逆に前記離間距離tが小のとき、即ち燃料
タンク1内が満タンのとき、発振振幅または周波
数が小となるように設定されている。この結果、
増幅回路16の出力端子16Aからは第6図に示
す如く燃料タンク1内残量が零のとき高い電圧を
出力し、満タンのときには低い電圧を出力するよ
うになつている。
本実施例はこのように構成されるが、燃料タン
ク1内の液面高さHが変動すると、これに追従し
てフロート8が上、下方向に変位し、アーム6は
回動軸7を支点として回動する。この結果、アー
ム6に設けられた検出コイル11もカム板10の
カム面10Aに対して非接触状態で対向しつつ回
動変位する。
ここで、カム板10は第3図、第5図に示すよ
うな関係に設定され、検出コイル11は発振回路
12の発振コイルの一部を構成し、該発振回路1
2は検出コイル11とカム板10の離間距離tが
大となると発振振幅または周波数が大となり、逆
に離間距離tが小となると発振振幅または周波数
が小となるように構成されている。
このため、燃料タンク1内の燃料2が零に近づ
くとフロート8が下降して検出コイル11とカム
板10との離間距離tが大となると、検出回路の
最終段をなす増幅回路16からの出力電圧は大と
なり、また燃料タンク1内の燃料2が満タンとな
ると、該増幅回路16からの出力電圧は小とな
り、油量Qに応じて第6図に示す特性の検出信号
を得ることができ、油量表示計を表示駆動しう
る。
而して、センサのヘツドを構成する検出コイル
11とカム板10とは非接触状態で対向するもの
であるから、自動車が悪路を走行するような場合
にも、従来技術によるポテンシヨメータの如く衝
突による摩耗の慮れがなく、油量検出装置の寿命
を著しく延ばすことができる。
一方、カム板10は耐アルコール性に優れたス
テンレス材が使用されているから、アルコール入
りガソリンに適用した場合においても、発錆、化
学反応等の恐れがない。しかも、錆の有無は検出
コイル11によるインダクタンスの変化に大きな
影響を与えるが、本実施例のカム板10は錆びる
ことはないから、常に高精度な油量検出を行うこ
とができる。
なお、実施例では、カム板10のカム面10A
の形状を、高さ寸法hと油量Qまたは油面高さH
と比例させるように形成したが、題5図中の二点
鎖線で示すように両者の対応関係を逆にし、高さ
寸法hと油量Qまたは油面高さHとを反比例の関
係とさせてもよい。この場合には、検出回路から
は第6図中の二点鎖線に示すような出力電圧を得
ることができる。
また、検出ヘツドとしては検出コイル11を用
い、インダクタンスの変化から検出信号を導出す
るものとして述べたが、カム板10として磁性金
属材または永久マグネツトを用いることにより、
磁気抵抗素子、ホール素子等からなる検出ヘツド
を用いることができる。
さらに、カム板10のカム面10Aは燃料タン
ク1の形状に応じて、油量または油面高さに対応
した形状に適宜設定しうるものであり、かつ該カ
ム板10は耐アルコール性に優れたものであれ
ば、ステンレス材に限らず、種々の金属材が適用
しうる。
〔考案の効果〕
本考案に係るフロート式液量検出装置は以上詳
細に述べた如く、カム板と検出ヘツドとを非接触
状態で対向させ、しかもカム板と検出ヘツドとの
間の離間距離がタンク内の液面高さまたは液量に
よつて変化するようにに構成としたから、油量セ
ンサとして自動車の燃料タンクに用いられる場合
にもこれらが外部振動によつて摩耗し、導通不良
を起すような事態を防止し、しかもカム板として
耐アルコール性を有する金属板とすることによ
り、アルコール入りガソリンに対しても発錆、化
学反応等の恐れがなく、検出装置の寿命を延ばす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例によるフロート式液量検出装
置をタンク内に配設した状態を示す全体構成図、
第2図はフロート式液量検出装置の外観斜視図、
第3図はカム板の断面形状を示す第2図中の−
矢示方向断面図、第4図は検出ヘツドを含む検
出回路を示す回路構成図、第5図はカム板の高さ
とタンク内の油面高さまたは油量との関係を示す
特性線図、第6図はタンク内油量と出力電圧との
関係を示す特性線図である。 1……燃料タンク、2……燃料、4……油量検
出装置、5……ケーシング、6……アーム、8…
…フロート、9……セラミツク板、9A……取付
面、10……カム板、10A……カム面、11…
…検出コイル、12……発振回路、13……検波
回路、15……D/A変換回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク内に位置して基端側が上、下方向に回動
    自在に支持されたアームと、該アームの先端に設
    けられ、タンク内の液面に応動して上、下方向に
    変位するフロートと、前記アームの基端側に位置
    して上、下方向に取付面を有するように配設され
    た絶縁基板と、該絶縁基板の取付面に設けられ、
    前記タンク内の液面高さまたは液量に対応して該
    取付面との間の高さ寸法が変化するカム面を有す
    る金属材からなるカム板と、該カム板と非接触状
    態で対向するように前記アームに設けられ、前記
    フロートの上、下方向の変位によつて該カム板の
    カム面との間の離間距離が前記高さ寸法と逆の関
    係で変化するとき、当該離間距離を検知するヘツ
    ドとから構成されるフロート式液量検出装置。
JP10662686U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH0328345Y2 (ja)

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JP10662686U JPH0328345Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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JP10662686U JPH0328345Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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JPS6314125U JPS6314125U (ja) 1988-01-29
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JP10662686U Expired JPH0328345Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015087218A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 愛三工業株式会社 液量検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015087218A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 愛三工業株式会社 液量検出装置

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JPS6314125U (ja) 1988-01-29

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