JPH11201284A - ガスケットの構造 - Google Patents

ガスケットの構造

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JPH11201284A
JPH11201284A JP293098A JP293098A JPH11201284A JP H11201284 A JPH11201284 A JP H11201284A JP 293098 A JP293098 A JP 293098A JP 293098 A JP293098 A JP 293098A JP H11201284 A JPH11201284 A JP H11201284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
seal
deformation
parts
seal parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP293098A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ibaraki
孝之 茨木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH11201284A publication Critical patent/JPH11201284A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/005Branching pipes; Joining pipes to walls adjustable and comprising a hollow threaded part in an opening

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のステアリング機構等でアイジョ
イントを使用する部分に介装するガスケットに改良を加
え、ユニオンボルトを締め付けるときにシール部に変形
が生じないようにした。 【解決手段】 2個のリング状のシール部4bと、この
シール部4bの一部間を板状の連結部4cで結合し、連
結部4cの2箇所を屈折させることにより2個のシール
部4bが平行になるようにしたガスケット4において、
シール部4bと連結部4cとの境界部分に変形しろGを
設けた。ユニオンボルトを締め付けるときにシール部4
bに回転応力が作用しても、この応力は硬度が低い変形
しろGで吸収されるから、シール部4bには変形が生じ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング機構ならびにブレーキ機構あるいはフューエル機構
等、各部分のシールに使用するガスケットの構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ガスケットは、2個の部材を結合してそ
の結合部の気密性あるいは液密性(以下、これらを総称
してシール性という)を確保するとき、その間に介在さ
せて使用する。図5と図6には、油圧制御パワーステア
リングの油圧ポンプ1から図示しないステアリングギヤ
ケースに設けられるパワーシリンダまでを導通する油圧
ホース2の継ぎ手となるアイジョイント3を使用する例
を示してある。
【0003】このようにアイジョイント3を使用すると
きには、アイジョイント3の両面2箇所に個々にリング
状のガスケットを介在させてもよいが、図7に示すよう
に、それぞれ中央に孔4a,4aを有する2個のリング
状のシール部4b,4bの一部間を板状の連結部4cで
結合し、この連結部4cの2箇所を4dの部分で屈折さ
せることにより2枚のシール部4b,4bが平行になる
ようにしたガスケット4を使用する場合がある(類似の
ものとして実開昭59−123785号公報参照)。
【0004】図5、図6に示すものに上記構造のガスケ
ット4を使用する場合、図6に示すようにガスケット4
の2枚のシール部4b,4bの間にアイジョイント3を
挿入して油圧ポンプ1の上に置き、そのアイジョイント
3の孔3aをガスケット4の孔4aに合致させ、合致さ
せた各2個の孔4a,3aにユニオンボルト5を挿通し
て締め付けることになる。
【0005】図8は従来のガスケット4を展開状態で示
した平面図である。この図の連結部4cに格子を付して
示す部分が、シール部4b,4bを平行にするために折
り曲げるときに、加工硬化で硬度が高くなるところであ
る。すなわち、平板状の未完成のガスケット4を、図9
に示すように上型6と下型7で成形するとき、上型6と
下型7から力を受ける部分が加工硬化で硬度が高くなる
のである。
【0006】このガスケット4は、母材の硬度がビッカ
ース硬さ(Hv)で約80程度の銅板材をプレスにより
型打ち抜き加工(ブランク加工)をして図8に示す形状
にした後、シール性能を向上させる目的で焼鈍して硬度
Hvを40〜50に低下させる。次に曲げ加工をして完
成状態にするのであるが、この曲げ加工により、型に接
触する部分が、一度下げた硬度を再びHv80程度に上
げてしまうことになった。
【0007】次に、このガスケット4の製造方法のうち
の曲げ加工について説明する。ブランク加工で図8に示
す形状に打ち抜いた被加工物(ガスケット4)を図9に
示す下型7に載置し、その上方から圧力を掛けて上型6
を下降させると、被加工物(ガスケット4)は図10に
示すように側面視コ字状に屈折する。この屈折時に、型
に接触する部分や屈折部(図10で格子を付した部分)
が再び硬化してしまうことになる。
【0008】このようにして成形したガスケット4を、
図5および図6に示すように組付けてユニオンボルト5
を締め付けていくと(図10の矢印方向)、上側のシー
ル部4bがユニオンボルト5に共回りして連結部4cの
捩れとともに変形してしまうことになる(図11中に破
線で示す部分から突出した部分が変形箇所)。これは、
連結部4cの硬度に対してシール部4b,4bの硬度が
低いために、シール部4bの方が先に変形することに起
因する。この変形により、上側のシール部4bのシール
性が低下する虞があった。このため、シール性を低下し
ないようにする何らかの処理が必要となった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、ユニオンボルトを通常の方法で
締め付けても、シール部に変形が生ずることのない、ガ
スケットの構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、2個のリング状のシール部
と、該シール部の一部間を板状の連結部で結合し、該連
結部の2箇所を屈折させることにより前記2個のシール
部が平行になるようにしたガスケットにおいて、前記シ
ール部と連結部との境界部分に硬度の低い変形しろを設
けたことを特徴とする。
【0011】このような構成とすれば、シール部と連結
部との境界部分に設けられた変形しろがユニオンボルト
の締め付け力を受けて捩じれ変形するので、シール部は
変形しないことになる。なお前掲の公報のものは、シー
ル部と連結部との間の強度を高める構造であり、本発明
とは構造を異にするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図4について説明する。本発明にあっては、シー
ル部4bと連結部4cとの境界部分に変形しろGを設け
てある。変形しろGを設けるために、本発明に係るガス
ケット4は、図8以下に示した従来のものに比し、連結
部4cを長く、しかも細く形成してある。連結部4cを
長くしたことにより、図2に示すように曲げ加工を施し
ても、格子を付して示した硬化部分はシール部4bに達
せず、その間に硬度が低い変形しろGが存在する(図3
参照)。変形しろGが存在するので、アイボルトを締め
付けたときの力でこの部分が連結部4cに対して変形
し、さらに従来のものに比しシール部4bの半径方向の
幅寸法を大きく、また連結部4cの幅寸法を小さく形成
していることと相まって、シール部4bが変形するのを
防止することができる(図4参照)。
【0013】
【実施例】本発明に係るガスケット4を、油圧制御パワ
ーステアリングの油圧ポンプ1からステアリングギヤケ
ースに設けられるパワーシリンダまでを導通する油圧ホ
ース2の継ぎ手となるアイジョイント3を使用する場合
に用いた例を、本発明に係る図2に示したガスケット4
と、従来のものを示す図8のガスケット4と比較する
と、次のようになる。まずガスケット4の中心軸(孔4
aの中心)から連結部4c端面までの寸法a(=b+
c)を18mmから23mm(bは両者とも同じ)と
し、曲げ加工後も硬度の低い(Hv40〜50)部分
(変形しろG)を、シール部4bと連結部4cとの境界
部に5mm以上設けた。同時にシール部4bの外径寸法
をφ22からφ24に上げて(シール部4bの内径寸法
は両者とも同じ)シール部4bの強度を上げ、連結部4
cの幅寸法を6mmから3mmにして強度を下げること
により、ユニオンボルト5の締め付け時に変形しろGの
部分に応力が集中し、変形させるようにした。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような構造のガ
スケットであるから、ユニオンボルトで締め付けるよう
な箇所に使用してアイボルトを締め付けても、その力は
硬度が低い変形しろが吸収するので、シール部が変形す
ることがない。したがってシール性を低下しないように
する何らかの処理も必要としない。そしてこのガスケッ
トを製作する方法としては、ブランク加工後の平板状の
ときに焼鈍を行うことで全体の硬度を下げてシール部の
シール性を向上し、変形しろによってシール部から離れ
た連結部に曲げ加工を施す際の加工硬化の影響を受けな
いようにしたので、変形しろは硬度が低く、連結部は硬
度を高くすることができることになる。本発明によれば
焼鈍と曲げ加工で得ることができるので、製作が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を展開状態で示した平面図
である。
【図2】図1のものを屈折して形成するところを示す断
面図である。
【図3】図1のものの完成状態を示す斜視図である。
【図4】図3のものを上方から見た平面図である。
【図5】本発明に係るガスケットを使用する場合の一例
を示す斜視図である。
【図6】図5中の要部詳細を示す断面図である。
【図7】図5および図6のものに使用されるガスケット
を単体で示した斜視図である。
【図8】従来のガスケットを展開状態で示した平面図で
ある。
【図9】図8のものを屈折して形成するところを示す断
面図である。
【図10】図8のものの完成状態を示す斜視図である。
【図11】図10のものを上方から見た平面図である。
【符号の説明】
4 ガスケット 4a 孔 4b シール部 4C 連結部 5 ユニオンボルト G 変形しろ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のリング状のシール部と、該シール
    部の一部間を板状の連結部で結合し、該連結部の2箇所
    を屈折させることにより前記2個のシール部が平行にな
    るようにしたガスケットにおいて、前記シール部と連結
    部との境界部分に硬度の低い変形しろを設けたことを特
    徴とするガスケットの構造。
JP293098A 1998-01-09 1998-01-09 ガスケットの構造 Pending JPH11201284A (ja)

Priority Applications (1)

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JP293098A JPH11201284A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 ガスケットの構造

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JP293098A JPH11201284A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 ガスケットの構造

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JPH11201284A true JPH11201284A (ja) 1999-07-27

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2913088A3 (fr) * 2007-02-23 2008-08-29 Renault Sas Raccord banjo pourvu d'un joint imperdable
WO2009115724A2 (fr) * 2008-03-20 2009-09-24 Renault S.A.S. Joint imperdable pour raccord banjo et ensemble comportant un raccord banjo et un tel joint
EP2463541A1 (en) * 2009-08-07 2012-06-13 Kabushiki Kaisha F.C.C. Power transmission device

Cited By (6)

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FR2928986A1 (fr) * 2008-03-20 2009-09-25 Renault Sas Joint imperdable pour raccord banjo et ensemble comportant un raccord banjo et un tel joint
WO2009115724A3 (fr) * 2008-03-20 2009-12-03 Renault S.A.S. Joint imperdable pour raccord banjo et ensemble comportant un raccord banjo et un tel joint
EP2463541A1 (en) * 2009-08-07 2012-06-13 Kabushiki Kaisha F.C.C. Power transmission device
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