JPH11201258A - 含油ポリマ潤滑ボールねじ - Google Patents

含油ポリマ潤滑ボールねじ

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JPH11201258A
JPH11201258A JP10313278A JP31327898A JPH11201258A JP H11201258 A JPH11201258 A JP H11201258A JP 10313278 A JP10313278 A JP 10313278A JP 31327898 A JP31327898 A JP 31327898A JP H11201258 A JPH11201258 A JP H11201258A
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JP
Japan
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ball screw
lubricating oil
screw
polymer member
ball
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JP10313278A
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Shunichi Yabe
俊一 矢部
Takeshi Namimatsu
健 並松
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NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/37Loose spacing bodies
    • F16C33/3713Loose spacing bodies with other rolling elements serving as spacing bodies, e.g. the spacing bodies are in rolling contact with the load carrying rolling elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長期にわたり安定して潤滑油を自動的に供給で
き、かつ水中や粉塵,腐食性ガス等の悪環境下であって
も長寿命のボールねじを提供する。 【解決手段】多数のボール3を内蔵すると共にそれらの
ボール3の転動を介して直線軸方向に相対移動可能にね
じ軸1に螺合されたボールねじナット2に、ねじ軸のね
じ溝1bと摺接可能にシール材(あるいはデフレクタ)
を兼ねる潤滑油含有ポリマ部材10を取り付けた。その
潤滑油含有ポリマ部材10から潤滑油が経時的に徐々に
滲み出し長期間にわたり潤滑作用を行うと同時に、軸受
内部を外部の悪環境から遮断して上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールねじに係
り、特に粉塵や腐食性ガスや水等が内部に侵入し易い環
境や高温環境など通常の潤滑が困難な悪環境下において
も好適に使用できる含油ポリマ潤滑方式のボールねじに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な環境で使用されるボールねじ
は、図10に示すように、ねじ軸1とこれに多数のボー
ル3を介して螺合されたボールねじナット2との間の空
間部4にグリースや潤滑油を充填して潤滑している。ま
た、粉塵等がボールねじナット2内に侵入することを防
止する目的で、ボールねじナット2の端部に環状の凹部
5を設けてそれにシール部材6を嵌着して取り付けるこ
とがある(シールタイプボールねじ)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の潤滑油またはグリース潤滑方式のボールねじ
は、特に高温な環境で使用されるような場合に、ナット
2内部に充填されている潤滑剤が外部に流れ出してしま
うため消耗が早くて短期間に補給を繰り返さなければな
らないという問題点があった。
【0004】また、粉塵や腐食性ガス,水滴等の内部侵
入を防止するためシール部材6をナット2の端部に取り
付けると、ねじ軸1とシール部材6との摩擦・摩耗が発
生してトルクが上昇するという問題点があった。一方、
特公昭63−23239号公報には、超高分子量ポリエ
チレンと潤滑グリースとの混合物を加熱溶融した後冷却
して固形化した潤滑性組成物を玉軸受に充填した技術が
開示されているが、このものは前記潤滑組成物を玉軸受
に適用したものであり、そのままのかたちでボールねじ
に適用することはできない。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたものであり、長期にわたり安定し
て潤滑油を自動的に供給でき、かつ粉塵中,水中,高温
雰囲気などの通常の潤滑が困難な悪環境下においても十
分な潤滑が可能な長寿命の含油ポリマ潤滑ボールねじを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該
ねじ軸に遊嵌される内周面に前記ねじ軸のねじ溝に対応
するねじ溝を有するボールねじナットと、前記両ねじ溝
間の螺旋状空間内を転動する多数のボールとを具えたボ
ールねじに係り、前記ボールねじナットに前記ねじ軸の
ねじ溝面と摺接する潤滑油含有ポリマ部材を取り付けた
ことを特徴とする。
【0007】ここで、前記潤滑油含有ポリマ部材は、シ
ール部材を兼ねてボールねじナットの少なくとも一方の
端部に取り付けるものとすることができる。また、前記
潤滑油含有ポリマ部材は、デフレクタを兼ねてボールね
じナットの中間位置に取り付けるものとすることができ
る。
【0008】
【作用】本発明の含油ポリマ潤滑ボールねじは、潤滑油
含有ポリマ部材から潤滑油が経時的に徐々に滲み出して
ねじ軸のねじ溝面に均一にくまなく供給され、長期間に
わたり安定した潤滑が行われる。また、潤滑油含有ポリ
マ部材をシール部材としても兼用することにより、ボー
ルねじ内部が外部から遮断されるから、水中や腐食性ガ
ス雰囲気などの悪環境下でも長期間にわたり円滑な潤滑
作用を維持する。
【0009】本発明のボールねじに使用される潤滑油含
有ポリマ部材は、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ
ブチレン,ポリメチルペンテン等の基本的に同じ化学構
造を有するポリα−オレフィン系ポリマーの群から選定
したポリマに、潤滑油としてポリα−オレフィン油のよ
うなパラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭化水素油、
鉱油、ジアルキルジフェニルエーテル油のようなエーテ
ル油、フタル酸エステル・トリメリット酸エステルのよ
うなエステル油等の何れかを混合して加熱溶融した後、
所定の型に注入して加圧しながら冷却固化させて成形し
たものであり、予め酸化防止剤,錆止め剤,摩耗防止
剤,あわ消し剤,極圧剤等の各種の添加剤を加えたもの
でもよい。
【0010】例えば、潤滑油含有ポリマ部材をシール部
材として兼用するタイプの具体的な製法としては、所定
の型の中心に、使用するボールねじのねじ軸をそのまま
セットするか、あるいはそれより直径5〜100μm程
度大きいねじ軸をセットして成形する。これにより、ね
じ軸とボールねじナットのすき間を従来のシール部材よ
りも小さくできる(従来のすき間は0.3 〜1mm位)と
同時に、潤滑油含有ポリマ部材から徐々にしみだしてく
る油で形成される油膜により格段のシール性を維持する
ことができる。
【0011】上記ポリマの群は、基本構造は同じでその
平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106
範囲におよんでいる。その中で、平均分子量1×103
〜1×106 という比較的低分子量のものと、1×10
6 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独もし
くは必要に応じて混合して用いる。本発明の潤滑油含有
ポリマ部材の機械的強度を向上させるため、上述のポリ
α−オレフィン系ポリマーに、以下のような熱可塑性樹
脂および熱硬化性樹脂を添加したものでもよい。
【0012】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0013】これらの樹脂は、単独または混合して用い
ても良い。更に、ポリα−オレフィン系ポリマーとそれ
以外の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、
必要に応じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照して説明する。なお、従来と同一または相当する
部分には同一の符号を付してある。図1は、含油ポリマ
潤滑ボールねじの一実施形態の要部の断面図で、シール
タイプのボールねじに適用したものである。
【0015】外周面1aに螺旋状のねじ溝1bを有する
ねじ軸1に、ボールねじナット2が多数のボール3を介
して螺合されている。ボールねじナット2は内周面2a
にねじ軸1のねじ溝1bに対応したねじ溝2bを有する
と共に、そのねじ溝2b内を転動するボール3を導いて
循環させるための図示しないボール循環路を肉厚の胴部
分に有している。ナット端面の環状の凹部5に潤滑油含
有ポリマ部材10が嵌着されて止めねじ11によりボー
ルねじナット2に固定されている。
【0016】この実施形態の潤滑油含有ポリマ部材10
は、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜5×1
5 )14重量%と超高分子量ポリエチレン(分子量1
×106 〜5×106 )6重量%からなるポリエチレン
に潤滑油としてパラフィン系炭化水素油80重量%を混
合して加熱溶融した後、所定の型に注入して加圧しなが
ら冷却固化させて成形されている。その内径面10aは
ねじ軸1の螺旋状のねじ溝1bの形状に合わせて形成さ
れ、ねじ溝1bに接触している。
【0017】次に作用を述べる。ねじ軸1が回転する
と、ボールねじナット2内のボール3は相対するねじ溝
1b,2bで形成された螺旋状空間をねじ軸回転方向に
転動し、図外のボール循環路を経て循環移動する。その
ボール3の転動を介してボールねじナット2はねじ軸1
に沿い直線方向に送られる。こうしてボールねじが駆動
されると、ボールねじナット2の端部の潤滑油含有ポリ
マ部材10から潤滑油が経時的に徐々に滲み出し、ねじ
軸1のねじ溝1bに供給され、そのねじ溝1b内を転動
するボール3及びボールねじナットのねじ溝2bへと均
一にくまなく行き渡って長期間にわたり安定した潤滑が
行われる。したがって、殊更に潤滑油を外部からボール
ねじナット2に供給せずに、低トルクで良好な運転を長
時間続けることができる。
【0018】また、潤滑油含有ポリマ部材10は、ボー
ルねじナット2の端部を密封するシール部材としても機
能して、ボールねじナット2の内部を外部の雰囲気から
遮断する。これにより、外部雰囲気が水や腐食性ガスな
どの悪環境下でも、ボールねじナット2の内部はそれら
の水や腐食性ガス等に対して保護され、長期間にわたり
円滑な潤滑作用を維持するすることができる。
【0019】図2に、他の実施形態を示す。この実施形
態はボールねじナット2の端面の環状の凹部5の内周面
5aと潤滑油含有ポリマ部材10の外周面10bとの間
に、ばね(ガータスプリング)15を嵌挿してある。こ
のばね15が一定の圧力で潤滑油含有ポリマ部材10を
ねじ軸1のねじ溝1bに向けてラジアル方向に加圧する
ため、たとえ長期運転で潤滑油含有ポリマ部材10の内
径面10aが摩耗しても、常時ねじ軸1との適切な接触
が保たれ良好な潤滑を保証することができる。
【0020】この実施形態の潤滑油含有ポリマ部材10
は、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜1×1
6 )10重量%と超高分子量ポリエチレン(分子量1
×106 〜5×106 )5重量%からなるポリエチレン
に、潤滑油としてジアルキルジフェニルエーテル油85
重量%を含有して成形されているものである。図3に、
更に他の実施形態を示す。
【0021】この実施形態は、図1に示す潤滑油含有ポ
リマ部材10に対してスラスト方向の予圧を負荷するよ
うにしている。すなわち、ボールねじナット2の端部の
凹部5の奥行きを深くして、潤滑油含有ポリマ部材10
の背部に皿ばね(コイルばねでも良い)16が介装され
ている。そのばね16で潤滑油含有ポリマ部材10をね
じ軸1と平行にナット外部方向へ向けて一定の圧力で押
圧することにより、内径面10aをねじ軸のねじ溝1b
の面にアキシアルに押しつけ摩耗しても適切な接触が保
たれるようにしている。
【0022】この実施形態の潤滑油含有ポリマ部材10
は、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜5×1
5 )14重量%と超高分子量ポリエチレン(分子量1
×106 〜5×106 )6重量%からなるポリエチレン
に潤滑油としてパラフィン系炭化水素油80重量%を混
合して加熱溶融した後、所定の型に注入して加圧しなが
ら冷却固化させて成形したものである。
【0023】図4に、更に他の実施形態を示す。この実
施形態は、シールタイプの転造ボールねじに対して通常
使用されるブラシシールを潤滑油含有ポリマ部材10で
形成して組み込んでいる。作用.効果は図1の場合とほ
ぼ同じであるが、切削加工程の寸法精度を有しない転造
ボールねじのねじ軸1の外周面に対しても確実に接触し
てシール及び潤滑作用を果たすことができる。
【0024】この実施形態の潤滑油含有ポリマ部材10
も、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜5×1
5 )14重量%と超高分子量ポリエチレン(分子量1
×106 〜5×106 )6重量%からなるポリエチレン
に潤滑油としてパラフィン系炭化水素油80重量%を混
合して加熱溶融した後、所定の型に注入して加圧しなが
ら冷却固化させて成形したものである。図5ないし図8
に更に他の実施形態を示す。
【0025】この実施形態は、通常、チューブ循環路形
式のボールねじの循環チューブ20のチューブタング部
21のバックアップや、ボール3の掬い上げ等のため
に、ボールねじナット2の循環部分のねじ溝2bに嵌合
して使用される「デフレクタ」22として潤滑油含有ポ
リマ部材10を用いている。デフレクタとしての潤滑油
含有ポリマ部材10は、図6に示すように、湾曲状のね
じ溝嵌合部22aとこれから分岐した取付け部22bと
よりなり、取付け部22bの先端におねじ22cを有し
ている。ねじ溝嵌合部22aの断面形状は図8に示すよ
うなほぼ角型で、その角部22dがねじ軸1のねじ溝1
bの溝面に接触している。取付け部22bはボールねじ
ナット2の循環部に形成した径方向の貫通孔24に挿通
され、ボールねじナット2の外面に突出したおねじ22
cにナット25を螺着して固定される。
【0026】このようにしてボールねじナット2の内周
面のねじ溝2bに嵌合させて取付けられたデフレクタと
しての潤滑油含有ポリマ部材10からは、回転するねじ
軸1のねじ溝1bとの接触部に潤滑油が経時的に徐々に
滲み出してねじ溝1bに供給され、そのねじ溝1b内を
転動するボール3及びボールねじナットのねじ溝2bへ
と均一にくまなく行き渡って長期間にわたり安定した潤
滑が行われる。
【0027】この実施形態によれば、デフレクタ本来の
チューブタング部21のバックアップや、ボール3の掬
い上げ作用に加えて、長期にわたる自動的な潤滑油供給
作用がおこなわれる。なお、ボール3が全て取り除かれ
た非常事態には、ねじ軸1のねじ溝1bに嵌合している
デフレクタとしての潤滑油含有ポリマ部材10がめねじ
の役目をすることにより、すべりねじとして使用できる
というフェールセーフ機能をも有するものである。
【0028】この実施形態の潤滑油含有ポリマ部材10
も、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜5×1
5 )14重量%と超高分子量ポリエチレン(分子量1
×106 〜5×106 )6重量%からなるポリエチレン
ポリマに潤滑油としてパラフィン系炭化水素油80重量
%を混合して加熱溶融した後、所定の型に注入して加圧
しながら冷却固化させて成形したものである。
【0029】なお、以上の各実施形態において、ボール
ねじナット2の内部のねじ軸1とボールねじナット2と
の間の空間4(対向するねじ溝1b,2bで形成された
螺旋状のボール転動路以外の空間)には、通常のグリー
スや潤滑油等の潤滑剤を封入しても良い。また、ボール
ねじの内部空間4に通常のグリースや潤滑油等の潤滑剤
を封入する代わりに、当該空間4に潤滑油含有ポリマ部
材の原料ポリマと潤滑油との混合物を充填し、加熱溶融
させた後に冷却固化することで、内部空間4全体に潤滑
油含有ポリマ部材10を満たした構造にしても良い。こ
の場合、図9に示すように、ボールねじナット2の両端
まで潤滑油含有ポリマ部材10を充填して、ボールねじ
ナット2の両端にてシール作用を行わせるようにしても
良い。ボールねじ溝1b,2b及びボール3を直接潤滑
する。
【0030】また、ボールねじの使用条件に応じて、両
端の凹部5のうちの一方の凹部にのみ潤滑油含有ポリマ
部材10を取り付けるようにしても良い。また、図1な
いし図4の各実施形態のシール兼用タイプの潤滑油含有
ポリマ部材10と「デフレクタ」22兼用タイプの潤滑
油含有ポリマ部材10とを併用することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の含油ポリ
マ潤滑ボールねじは、ボールねじナットにねじ軸のねじ
溝面と摺接する潤滑油含有ポリマ部材を取り付けたもの
としたため、ボールねじが運転されると、その潤滑油含
有ポリマ部材内の潤滑油が経時的に徐々に滲み出して、
ボールねじ溝とボールとの接触面に自動的に均一に供給
され、長期間にわたり良好な潤滑が行われる。また、潤
滑油含有ポリマ部材でボールねじナット内部が外部から
遮断されて保護されるから、通常の潤滑が困難な粉塵
中,水中,高温雰囲気などの悪環境下においても十分長
寿命なボールねじが提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の要部の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態の要部の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施形態の要部の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態の要部の縦断面図であ
る。
【図5】本発明の更に他の実施形態のボールねじの外形
図である。
【図6】図5に示すものに内装されたデフレクタとして
の含油ポリマ部材の要部の斜視図である。
【図7】図5のVII −VII 線断面図である。
【図8】図7のVIII−VIIIの実施形態の要部の縦断面図
である。
【図9】本発明の更に他の実施形態のボールねじの縦断
面図である。
【図10】従来のボールねじの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ねじ軸 1b ねじ溝 2 ボールねじナット 2b ねじ溝 3 ボール 10 潤滑油含有ポリマ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸
    と、該ねじ軸に遊嵌される内周面に前記ねじ軸のねじ溝
    に対応するねじ溝を有するボールねじナットと、前記両
    ねじ溝間の螺旋状空間内を転動する多数のボールとを具
    えたボールねじにおいて、 前記ボールねじナットに前記ねじ軸のねじ溝面と摺接す
    る潤滑油含有ポリマ部材を取り付けたことを特徴とする
    含油ポリマ潤滑ボールねじ。
JP10313278A 1993-06-21 1998-11-04 含油ポリマ潤滑ボールねじ Pending JPH11201258A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010125900A1 (ja) * 2009-04-30 2010-11-04 Thk株式会社 転動体ねじ装置
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