JP3444213B2 - 含油ポリマ潤滑ボールねじ - Google Patents

含油ポリマ潤滑ボールねじ

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JP3444213B2 JP33954698A JP33954698A JP3444213B2 JP 3444213 B2 JP3444213 B2 JP 3444213B2 JP 33954698 A JP33954698 A JP 33954698A JP 33954698 A JP33954698 A JP 33954698A JP 3444213 B2 JP3444213 B2 JP 3444213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールねじに係り、特
にねじ軸とボールねじナットとの間の螺旋状空間内を転
動する多数のボールに対して長期にわたり潤滑油を自動
的に供給することを可能とした含油ポリマ潤滑方式のボ
ールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に使用されるボールねじは、図1
1に示すように、ねじ軸1とこれに多数のボール3を介
して螺合されたボールねじナット2との間の空間部4に
グリースや潤滑油を充填して潤滑している。また、粉塵
等がボールねじナット2内に侵入することを防止する目
的で、ボールねじナット2の端部に環状の凹部5を設け
てそれにシール部材6を嵌着して取り付けることがある
(シールタイプボールねじ)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の潤滑油またはグリース潤滑方式のボールねじ
は、特に高温な環境で使用されるような場合に、ナット
2内部に充填されている潤滑剤が外部に流れ出してしま
うため消耗が早くて短期間に補給を繰り返さなければな
らないという問題点があった。
【0004】一方、特公昭63−23239号公報に
は、超高分子量ポリエチレンと潤滑グリースとのペース
ト状の混合物を玉軸受内に充填し、加熱溶融して内部の
隅々まで行き渡らせた後冷却して固形化した技術が開示
されているが、この玉軸受の潤滑技術をそのままボール
ねじに適用することは不適切である。そこで、本発明
は、このような従来の問題点に着目してなされたもので
あり、ボールねじのボールに対して長期にわたり安定し
て潤滑油を自動的に供給できる長寿命の含油ポリマ潤滑
ボールねじを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1の含油ポリマ潤滑ボールねじ
は、外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ
軸に遊嵌される内周面に前記ねじ軸のねじ溝に対応する
ねじ溝を有するボールねじナットと、前記両ねじ溝間の
螺旋状空間内を転動する多数のボールと、前記螺旋状空
間内で前記ボールを循環させる循環チューブと、を具え
たチューブ循環式のボールねじにおいて、前記ボールね
じナットに、その外周面から内周面の前記ねじ溝に通じ
る貫通孔を二個一対で形成した上、前記循環チューブの
両端部を前記貫通孔にそれぞれ挿通しつつ前記循環チュ
ーブの中間部を前記ボールねじナットの外周面に沿って
装着し、前記循環チューブの中間部のうち前記ボールね
じナットの外周面に面する部分に、前記循環チューブの
長手方向のスリット状の開口を形成し、前記循環チュー
ブの中間部内を通る前記ボールが接触するように、潤滑
油含有ポリマ部材で構成されたシート状部材を前記循環
チューブの前記開口を形成した部分と前記ボールねじナ
ットの外周面との間に介装したことを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る請求項2の含油ポリマ
潤滑ボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝を有するね
じ軸と、該ねじ軸に遊嵌される内周面に前記ねじ軸のね
じ溝に対応するねじ溝を有するボールねじナットと、前
記両ねじ溝間の螺旋状空間内を転動する多数のボール
と、前記ボールねじナットの両端に取り付けられたエン
ドキャップと、を具え、前記エンドキャップに設けられ
た湾曲通路と前記ボールねじナットの両端を貫通し前記
湾曲通路に連続する貫通孔とによって、前記螺旋状空間
内で前記ボールを循環させるエンドキャップ循環式のボ
ールねじにおいて、前記ボールねじナットの外周面から
前記貫通孔に達する穴を設け、前記貫通孔内を通る前記
ボールが接触するように潤滑油含有ポリマ部材を前記穴
に装着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の含油ポリマ潤滑ボールねじは、潤滑油
含有ポリマ部材から潤滑油が経時的に徐々に滲み出して
転動するボールの面に均一に供給され、長期間にわたり
安定した潤滑が行われる。循環駒式ボールねじの循環駒
部材を潤滑油含有ポリマ部材で形成すると、転動しつつ
循環するボールが循環路を構成する循環駒を通過する際
に潤滑油がボールに自動的に供給され、ボールの循環と
潤滑とを兼用することができる。
【0008】また、チューブ循環式ボールねじの場合
は、循環チューブの腹部分の一部に設けた開口を潤滑油
含有ポリマ部材からなるシート状部材で蓋することによ
り、ボールがその開口を通過する際にシート状潤滑油含
有ポリマ部材と接触して潤滑油がボールに自動的に供給
される。本発明のボールねじに使用される潤滑油含有ポ
リマ部材は、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブチ
レン,ポリメチルペンテン等の基本的に同じ化学構造を
有するポリα−オレフィン系ポリマーの群から選定した
ポリマに、潤滑油としてポリα−オレフィン油のような
パラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭化水素油、鉱
油、ジアルキルジフェニルエーテル油のようなエーテル
油、フタル酸エステル・トリメリット酸エステルのよう
なエステル油等の何れかを混合して加熱溶融した後、所
定の型に注入して加圧しながら冷却固化させて成形した
ものであり、予め酸化防止剤,錆止め剤,摩耗防止剤,
あわ消し剤,極圧剤等の各種の添加剤を加えたものでも
よい。
【0009】上記ポリマの群は、基本構造は同じでその
平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106
範囲におよんでいる。その中で、平均分子量1×103
〜1×106 という比較的低分子量のものと、1×10
6 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独もし
くは必要に応じて混合して用いる。本発明の潤滑油含有
ポリマ部材の機械的強度を向上させるため、上述のポリ
α−オレフィン系ポリマーに、以下のような熱可塑性樹
脂および熱硬化性樹脂を添加したものでもよい。
【0010】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0011】これらの樹脂は、単独または混合して用い
ても良い。更に、ポリα−オレフィン系ポリマーとそれ
以外の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、
必要に応じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照して説明する。なお、従来と同一または相当する
部分には同一の符号を付してある。図1は、循環駒式ボ
ールねじの一実施形態の斜視図、図2はその循環駒の斜
視図である。外周面1aに螺旋状のねじ溝1bを有する
ねじ軸1に、内周面2aにねじ軸1のねじ溝1bに対応
したねじ溝2bを有するボールねじナット2が多数のボ
ール3を介して螺合されている。ボールねじナット2の
円筒胴部には、前記対向した両ねじ溝1b,2bで形成
された螺旋状空間内を転動しつつ移動するボール3を導
いて循環させるためのボール循環路11を有する循環駒
としての潤滑油含有ポリマ部材10が嵌着されている。
そのボール循環路11はほぼS字状に湾曲しており、A
点からボール循環路11に沿って進んだボール3がねじ
軸1の外周面(ランド部)1aを乗り越え、D点でねじ
軸のねじ溝1bとボールねじナットのねじ溝2bとの間
に入り、もとのA点に戻る循環を繰り返すようになって
いる。
【0013】上記循環駒としての潤滑油含有ポリマ部材
10は、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜5
×105 )14重量%と超高分子量ポリエチレン(分子
量1×106 〜5×106 )6重量%からなるポリエチ
レンポリマに潤滑油としてパラフィン系炭化水素油80
重量%を混合して加熱溶融した後、所定の型に注入して
加圧しながら冷却固化させて成形されている。
【0014】次に作用を述べる。ねじ軸1が回転する
と、ボールねじナット2内のボール3は相対するねじ溝
1b,2bで形成された螺旋状空間をねじ軸回転方向に
転動し、循環駒である潤滑油含有ポリマ部材10のボー
ル循環路11を経て循環移動する。そのボール3の転動
を介してボールねじナット2はねじ軸1に沿い直線方向
に送られる。こうしてボールねじが駆動されると、ボー
ルねじナット2に嵌着されている潤滑油含有ポリマ部材
10から潤滑油が経時的に徐々に滲み出して、潤滑油含
有ポリマ部材10に接触しつつボール循環路11を転動
するボール3に供給され、ねじ溝1b,ねじ溝2bへと
均一にくまなく行き渡って長期間にわたり安定した潤滑
が行われる。したがって、殊更に潤滑油を外部から供給
せずに、低トルクで良好な運転を長時間続けることがで
きる。
【0015】図3に、他の実施形態を示す。一般に、高
精度の位置決めのためボールねじの軸方向のすきまをゼ
ロにし、更に軸方向荷重に対する弾性変位量を小さくし
て剛性を上げるために、ボールねじに予圧を与える。予
圧方式には種々あるが、例えばねじ溝1a,1bでなる
溝空間よりも僅かに大きなボール(オーバーサイズボー
ル)3を挿入して予圧を付与する方式もその一つであ
る。その場合、作動性向上のために、溝空間よりも僅か
に小さなスペーサボール3Aが各ボール3の間に交互に
介挿され、ボール3に接触して回転する。
【0016】この実施形態は、上記スペーサボール3A
として潤滑油含有ポリマ部材10を用いたものである。
そのスペーサボール3Aから経時的に徐々に滲み出して
くる潤滑油がボール3,ねじ溝1b,ねじ溝2bへと均
一にくまなく行き渡って長期間にわたり安定した潤滑が
行われる。この実施形態の潤滑油含有ポリマ部材10
は、低分子量ポリエチレン(分子量1×103 〜1×1
6 )10重量%と超高分子量ポリエチレン(分子量1
×106 〜5×106 )5重量%からなるポリエチレン
ポリマーに、潤滑油としてジアルキルジフェニルエーテ
ル油85重量%を含有して成形されているいるものであ
る。
【0017】図4ないし図6に、更に他の実施形態を示
す。この実施形態は、シート状の潤滑油含有ポリマ部材
10をチューブ循環式ボールねじの循環チューブ15と
組み合わせて用いている。循環チューブ15は、図6に
示すようにほぼコ字形状で両端にチューブタング部16
を有している。一方、ボールねじナット2には、図示さ
れないが外周面から内径のねじ溝に抜ける貫通孔が複数
状のねじ溝を隔てて二個一対に形成されている。循環チ
ューブ15は両端をこの貫通孔に差し入れてボールねじ
ナット2の外部に装着され、チューブ押さえ部材18を
ねじ19で締め付けて固定される。
【0018】この実施形態では、上記循環チューブ15
の中間部の下面に、長手方向のスリット状の開口17が
形成されている。その開口17を蓋するように、シート
状のシール部材10を循環チューブ15とボールねじナ
ット2の外周面との間に介挿して、シート状のシール部
材10と循環チューブ15との両者を同時にチューブ押
さえ部材18で固定してある。
【0019】シート状のシール部材10からは潤滑油が
経時的に徐々に滲み出しており、ボール3が循環チュー
ブ15内を通過するとき、開口17に面したシール部材
10に接触してボール3に供給され、さらにねじ溝1
b,2bへと均一にくまなく行き渡って長期間にわたり
安定した潤滑が行われる。この実施形態の潤滑油含有ポ
リマ部材10は、低分子量ポリエチレン(分子量1×1
3 〜1×106 )10重量%と超高分子量ポリエチレ
ン(分子量1×106 〜5×106 )5重量%からなる
ポリエチレンポリマーに、潤滑油としてジアルキルジフ
ェニルエーテル油85重量%を含有して成形されている
いるものである。
【0020】図7ないし図9に、更に他の実施形態を示
す。この実施形態は、エンドキャップ循環式ボールねじ
に本発明の潤滑油含有ポリマ部材10を適用したもので
ある。エンドキャップ循環式ボールねじは、高速送りに
最適な超大リードボールねじに好適に採用される簡単な
構造のボールねじで、ボールねじナット2の両端に取り
付けたエンドキャップ(循環部品)20,20に設けた
湾曲通路21及びナットに設けられた貫通孔22を通
り、ボール3が循環して元の位置に戻る循環方式であ
る。
【0021】図7に示す実施形態では、そのエンドキャ
ップ20を潤滑油含有ポリマ部材10で形成している。
潤滑油含有ポリマ部材10から経時的に徐々に滲み出す
潤滑油が、エンドキャップ20の湾曲通路21内を潤滑
油含有ポリマ部材10に接触しつつ通過するボール3に
供給されて長期間にわたり安定した潤滑が行われる。図
8に示す実施形態では、エンドキャップ循環式ボールね
じのボールねじナット2の側面からナット内の貫通孔2
2を貫いてナット内周面2aの近くに達する穴23を複
数箇所に設けて、その穴23に潤滑油含有ポリマ部材1
0を装着している。その潤滑油含有ポリマ部材10から
経時的に徐々に滲み出す潤滑油が、潤滑油含有ポリマ部
材10に接触しつつボールねじナット2の貫通穴22内
を通過するボール3に供給されて長期間にわたり安定し
た潤滑が行われる。
【0022】図9に示す実施形態では、エンドキャップ
循環式ボールねじのボールねじナット2の側面に、ナッ
ト内の貫通孔22に達する穴24を設けて、その穴24
に図9(c)に示すような潤滑油含有ポリマ部材10を
装着している。この潤滑油含有ポリマ部材10にはナッ
ト内の貫通孔22の内壁の一部を形成する溝25が形成
されていて、その溝25に経時的に徐々に滲み出す潤滑
油が、貫通穴22内を通過するボール3が溝25の内壁
に接触する際に供給されて長期間にわたり安定した潤滑
が行われる。
【0023】なお、以上の各実施形態において、ボール
ねじナット2の内部のねじ軸1とボールねじナット2と
の間の空間(対向するねじ溝1b,2bで形成された螺
旋状のボール転動路以外の空間)には、グリースや潤滑
油等の潤滑剤を封入しても良い。また、上記各実施形態
のボールねじの内部空間に通常のグリースや潤滑油等の
潤滑剤を封入する代わりに、当該空間に潤滑油含有ポリ
マ部材の原料ポリマと潤滑油との混合物を充填し、加熱
溶融させた後に冷却固化することで、内部空間部4全部
に潤滑油含有ポリマ部材を充填した構造にしても良い。
その場合、図10に示すようにボールねじナット2の両
端のシール部材取付け用の凹部5の部分まで潤滑油含有
ポリマ部材10を充填した構造にしても良い。これによ
りナット両端部分がシールとしての機能を有すると共に
ボール3及びボールねじ溝1b,2bを直接潤滑する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の含油ポリ
マ潤滑ボールねじは、ボールねじナットに潤滑油含有ポ
リマ部材をボールと接触せしめて取付けたものとしたた
め、その潤滑油含有ポリマ部材内の潤滑油が経時的に徐
々に滲み出してボール面に自動的に供給される。そして
ボールの転動によりボールと接触するボールねじ溝にも
くまなく均一に供給され、その結果長期間にわたり良好
な潤滑が可能となり、長寿命なボールねじが提供できる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の要部を切り開いて示す斜
視図である。
【図2】図1の要部の循環駒の斜視図である。
【図3】本発明の他の実施形態の要部を模式的に示す断
面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の外形平面図である。
【図5】図4の外形正面図である。
【図6】図4に示す循環チューブの斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態のボールねじの縦断面図
である。
【図8】本発明の更に他の実施形態のボールねじの縦断
面図図である。
【図9】(a)は本発明の更に他の実施形態のボールね
じの縦断面図、(b)はその外形斜視図、(c)はその
潤滑油含有ポリマ部材の斜視図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態のボールねじの縦
断面図である。
【図11】従来のボールねじの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ねじ軸 1b ねじ溝 2 ボールねじナット 2b ねじ溝 3 ボール 10 潤滑油含有ポリマ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−283251(JP,A) 特開 平4−78358(JP,A) 特開 昭63−1852(JP,A) 実開 平1−71263(JP,U) 実開 昭62−134957(JP,U) 実開 平6−51605(JP,U) 実開 平5−3716(JP,U) 実開 昭63−146224(JP,U) 実開 昭63−4427(JP,U) 実開 昭59−171221(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 25/20 - 25/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸
    と、該ねじ軸に遊嵌される内周面に前記ねじ軸のねじ溝
    に対応するねじ溝を有するボールねじナットと、前記両
    ねじ溝間の螺旋状空間内を転動する多数のボールと、前
    記螺旋状空間内で前記ボールを循環させる循環チューブ
    と、を具えたチューブ循環式のボールねじにおいて、 前記ボールねじナットに、その外周面から内周面の前記
    ねじ溝に通じる貫通孔を二個一対で形成した上、前記循
    環チューブの両端部を前記貫通孔にそれぞれ挿通しつつ
    前記循環チューブの中間部を前記ボールねじナットの外
    周面に沿って装着し、 前記循環チューブの中間部のうち前記ボールねじナット
    の外周面に面する部分に、前記循環チューブの長手方向
    のスリット状の開口を形成し、前記循環チューブの中間
    部内を通る前記ボールが接触するように、潤滑油含有ポ
    リマ部材で構成されたシート状部材を前記循環チューブ
    の前記開口を形成した部分と前記ボールねじナットの外
    周面との間に介装したことを特徴とする含油ポリマ潤滑
    ボールねじ。
  2. 【請求項2】 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸
    と、該ねじ軸に遊嵌される内周面に前記ねじ軸のねじ溝
    に対応するねじ溝を有するボールねじナットと、前記両
    ねじ溝間の螺旋状空間内を転動する多数のボールと、前
    記ボールねじナットの両端に取り付けられたエンドキャ
    ップと、を具え、 前記エンドキャップに設けられた湾曲通路と前記ボール
    ねじナットの両端を貫通し前記湾曲通路に連続する貫通
    孔とによって、前記螺旋状空間内で前記ボールを循環さ
    せるエンドキャップ循環式のボールねじにおいて、 前記ボールねじナットの外周面から前記貫通孔に達する
    穴を設け、前記貫通孔内を通る前記ボールが接触するよ
    うに潤滑油含有ポリマ部材を前記穴に装着したことを特
    徴とする含油ポリマ潤滑ボールねじ。
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