JPH07119808A - 潤滑剤供給部材を有するボールねじ装置 - Google Patents

潤滑剤供給部材を有するボールねじ装置

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JPH07119808A
JPH07119808A JP5266449A JP26644993A JPH07119808A JP H07119808 A JPH07119808 A JP H07119808A JP 5266449 A JP5266449 A JP 5266449A JP 26644993 A JP26644993 A JP 26644993A JP H07119808 A JPH07119808 A JP H07119808A
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JP
Japan
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lubricant
screw
ball screw
spiral
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JP5266449A
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Toru Tsukada
徹 塚田
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NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0497Screw mechanisms

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Abstract

(57)【要約】 【目的】長期にわたり安定して潤滑剤を自動的に供給で
きてメインテナンスフリーで、長寿命で、且つ発塵量が
極めて少ないボールねじ装置を提供する。 【構成】ねじ軸1のねじ溝2に対応するねじ溝4を内周
面に有するボールねじナット3が、多数のボール10を
介してねじ軸1に嵌合され、ボール10は両ねじ溝2,
4に囲まれた螺旋状空間内を転動して、ボールねじナッ
ト3に形成したボール循環路7A,7Bを経て循環移動
するボールねじ装置において、ボールねじナット3の内
部のボール非通過螺旋状空間11内に、潤滑剤含有ポリ
マからなる潤滑剤供給部材12を設けた。その潤滑剤供
給部材12から潤滑剤が経時的に徐々に滲み出し長期間
にわたり潤滑作用を行う。常に自動的に適正潤滑がなさ
れ、長寿命で発塵も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールねじ装置に係
り、特に、ボールねじナット内を転動しつつ循環する多
数のボールに対して長期にわたり潤滑剤を自動的に供給
することを可能とした潤滑剤供給部材を有するボールね
じ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に使用されるボールねじ装置は、
外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸に、内周面に同
じくねじ溝を有するボールねじナットが多数のボールを
介して嵌合されている。ボールねじ装置が作動する際、
ボールは、ねじ軸のねじ溝とこれに対向したナットのね
じ溝とに囲まれた螺旋状空間内を転動する。そして、ボ
ールねじナットに形成したボール循環路を経て螺旋溝空
間を乗り越え、元に戻る循環移動を繰り返す。このよう
なボールの螺旋循環運動を介して、ねじ軸とナットとの
相対的な直線作動が行われる。上記の循環路を形成する
部材としては、ボール循環チューブやボール循環駒等が
ある。
【0003】このボールの循環運動を円滑に行わせるた
め、ボールねじナット内部にグリース又は潤滑油等の潤
滑剤を予め塗布もしくは充填するか、または供給装置で
供給してボールの潤滑をおこなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の潤滑油またはグリース潤滑方式のボールねじ
は、潤滑技術に関して次のような種々の問題点があっ
た。 潤滑油を使用する場合は、ボールが転動するねじ溝に
常に油膜が形成されているように、定期的に潤滑油を供
給しなければならない。そのための高価な給油機器並び
に配管設備が必要である。
【0005】また、設定通りに潤滑油が順調に供給さ
れ続けられるように、給油機器・配管設備の点検作業が
義務付けられており、装置の保守が煩雑になる。 潤滑油を使用する場合は、給油適正量が重要である。
例えば、旋盤等の工作機械に設置したボールねじ装置に
対して潤滑油を多く供給し過ぎると、溢れ出した潤滑油
が切削液と混ざって工作機械の加工能力を低下させたり
する。一方、潤滑油の供給が少な過ぎると、ボールねじ
軸の異常摩耗を起こしたり早期に剥離寿命に達してしま
う。
【0006】グリースを使用する場合は、ボールねじ
のグリース封入空間が大きいことと不完全密封状態であ
ることから、充填したグリースが散逸しやすく、且つ酸
化劣化し易い。 また、グリースの場合、必要なねじ溝部にのみ必要量
だけのグリースを塗布するということができないため、
どうしても過剰供給になり易く、その結果、余分のグリ
ースが微粒子状になってボールねじ装置外に飛散して発
塵源になり、クリーンルームなどの清浄空間が汚染され
る。
【0007】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたものであり、長期にわたり安定し
て潤滑剤を自動的に供給できて、メインテナンスフリー
で長寿命で且つ発塵も少ないボールねじ装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、内
周面に前記ねじ軸のねじ溝に対向するねじ溝を有してね
じ軸に嵌合されるボールねじナットと、前記両ねじ溝に
囲まれた螺旋状の負荷ボール転動空間内を転動しつつ前
記ボールねじナットに形成したボール循環路を経て循環
移動する多数のボールとを具えたボールねじ装置に係
り、前記ボールねじナットの内部のボール非通過螺旋状
空間内に、潤滑剤含有ポリマからなる潤滑剤供給部材を
設けることとしたものである。
【0009】
【作用】本発明の潤滑剤供給部材を有するボールねじ装
置にあっては、潤滑剤含有ポリマからなる潤滑剤供給部
材から潤滑剤が経時的に徐々に滲み出してねじ軸のねじ
溝面に均一にくまなく供給され、長期間にわたり安定し
た潤滑が行われる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図3は、本発明をチューブ循環式のボー
ルねじ装置に適用した場合の一実施例である。ねじ軸1
は、外周面1aに断面円弧状の螺旋状のねじ溝2を有し
ている。そのねじ軸1に螺合されるボールねじナット3
は円筒状の部材で、ねじ軸のねじ溝2に対向する螺旋状
のねじ溝4を内面に有している。また、ナット外周面に
は一部を切削して平面部5が形成されており、その平面
部5に、内部のねじ溝4に連通する四つの孔6a,6b
及び6c,6dが二個一組で形成されている。孔6aと
孔6bとの配置を図2で説明すると、一方の孔6aに対
して他方の孔6bはねじ溝4一本を挟んで斜め下の位置
(対角線の位置)にある。孔6cと孔6dとの配置関係
も同様である。孔6aと孔6dとは同じねじ溝4の半周
隔てた位置に開口している。
【0011】それらの孔6a,6b及び6c,6dを用
いて、ボール循環路としての二本のボール循環チューブ
7A,7Bが平行に取り付けられている。すなわち、孔
6a,6bにはU字形の一方のボール循環チューブ7A
の端部が、孔6c,6dには他方のボール循環チューブ
7Bの端部が、それぞれに嵌挿され、各ボール循環チュ
ーブ7A,7Bは、取付板8を介してねじ9によりボー
ルナットの平面部5に固定されている。
【0012】ボールねじナット3の内孔に挿通されたね
じ軸1は、そのねじ溝2がボールねじナットのねじ溝4
と対向して断面ほぼ円形の螺旋状の負荷ボール転動空間
を構成する。その負荷ボール転動空間とボールねじナッ
ト3に設けられた二本のボール循環チューブ7A,7B
とで二系統のボール循環系統が形成されて、各ボール循
環経路に多数のボール10が転動自在に装填されてい
る。
【0013】一のボール循環系統は例えば孔6aの位置
から螺旋状の負荷ボール転動空間に入り、ねじ軸1の回
りを略一回半分螺旋状に回って移動した後に、孔6bの
位置に到達してボール循環チューブ7Aに移り、その中
を移動しつついま転動してきた負荷ボール転動空間を乗
り越えて孔6aに戻る循環を繰り返す。他のボール循環
系統では、孔6cの位置から螺旋状の負荷ボール転動空
間に入り、同じくねじ軸1の回りを略一回半分螺旋状に
回って移動した後に、孔6dの位置に到達してボール循
環チューブ7Bに移り、その中を移動しつついま転動し
てきた負荷ボール転動空間を乗り越えて孔6cに戻る循
環を繰り返す。
【0014】従って、一方のボール循環系統の孔6aの
位置と、他方のボール循環系統の孔6dの位置との間に
は、ねじ溝2,4に沿った螺旋状の負荷ボール転動空間
の半周分の長さで、ボール非通過螺旋状空間11が存在
している。そのボール非通過螺旋状空間11内に、ほぼ
一杯に半リング状の潤滑剤含有ポリマを充填して潤滑剤
供給部材12が設けられている。
【0015】ここで、本発明のボールねじ装置の潤滑剤
供給部材を形成する潤滑剤含有ポリマは、予め潤滑剤を
含有させた潤滑剤含有の合成樹脂またはゴムからなるも
ので、例えば次のようなものが好適に使用できる。ポリ
エチレン,ポリプロピレン,ポリブチレン,ポリメチル
ペンテン等の基本的に同じ化学構造を有するポリα−オ
レフィン系ポリマーの群から選定したポリマに、潤滑油
としてポリα−オレフィン油のようなパラフィン系炭化
水素油、ナフテン系炭化水素油、鉱油、ジアルキルジフ
ェニルエーテル油のようなエーテル油、フタル酸エステ
ル・トリメリット酸エステルのようなエステル油等の何
れかを混合して加熱溶融した後、所定の型に注入して加
圧しながら冷却固化させて成形したものであり、予め酸
化防止剤,錆止め剤,摩耗防止剤,あわ消し剤,極圧剤
等の各種の添加剤を加えたものでもよい。
【0016】例えば、潤滑剤含有ポリマをシール部材と
して兼用するタイプの具体的な製法としては、所定の型
の中心に、使用するボールねじのねじ軸をそのままセッ
トするか、あるいはそれより直径5〜100μm程度大
きいねじ軸をセットして成形する。これにより、ねじ軸
とボールねじナットのすき間を従来のシール部材よりも
小さくできる(従来のすき間は0.3 〜1mm位)と同時
に、潤滑剤含有ポリマから徐々にしみだしてくる油で形
成される油膜により格段のシール性を維持することがで
きる。
【0017】上記ポリマの群は、基本構造は同じでその
平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106
範囲におよんでいる。その中で、平均分子量1×103
〜1×106 という比較的低分子量のものと、1×10
6 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独もし
くは必要に応じて混合して用いる。本発明の潤滑剤含有
ポリマの機械的強度を向上させるため、上述のポリα−
オレフィン系ポリマーに、以下のような熱可塑性樹脂お
よび熱硬化性樹脂を添加したものでもよい。
【0018】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0019】これらの樹脂は、単独または混合して用い
ても良い。更に、ポリα−オレフィン系ポリマーとそれ
以外の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、
必要に応じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。こ
の実施例の場合、潤滑剤供給部材12としての潤滑剤含
有ポリマは、低分子量ポリエチレン(分子量1×103
〜5×105 )14重量%と超高分子量ポリエチレン
(分子量1×106 〜5×106 )6重量%からなるポ
リエチレンに潤滑油としてパラフィン系炭化水素油80
重量%を混合して加熱溶融した後、所定の型に注入して
加圧しながら冷却固化させて成形されている。
【0020】しかし、上記ポリエチレンとパラフィン系
炭化水素油とを混合して加熱溶融したものを液状でボー
ル非通過螺旋状空間11内に注入し、その後に冷却固化
させてもよい。次に作用を述べる。ねじ軸1が回転する
と、ボールねじナット3内のボール10は相対するねじ
溝2,4で形成された螺旋状負荷ボール転動空間をねじ
軸回転方向に転動し、ボール循環チューブ7A,7Bを
経てボール循環系統を循環移動する。そのボール10の
転動を介してボールねじナット3はねじ軸1に沿い直線
方向に送られる。こうしてボールねじ装置が駆動される
と、ボールねじナット3のボール非通過螺旋状空間11
内の潤滑剤含有ポリマからなる潤滑剤供給部材12から
潤滑剤が経時的に徐々に滲み出してねじ溝2,4に供給
され、そのねじ溝2,4内を転動するボール10へと均
一にくまなく行き渡って適正な潤滑被膜が形成される結
果、長期間にわたり安定した潤滑が行われる。したがっ
て、殊更に潤滑剤を外部から定期的にボールねじナット
3内に供給せずに、低トルクで良好な運転を長時間続け
ることができる。従って高価な給油装置は不要になる。
また、定期的点検という煩雑な保守作業も不要である。
更に、潤滑剤と切削油との混合という問題もなくなる。
【0021】また、潤滑剤は潤滑剤含有ポリマ内部に内
蔵されているため、潤滑剤の散逸が少ないばかりでな
く、空気に触れにくくて酸化劣化しにくい。また、常に
必要量だけが過不足なく供給されるため、過剰供給の潤
滑剤が外部に飛散することに起因する発塵の問題も生じ
ない。図4ないし図7に、他の実施例を示す。
【0022】この実施例はこま循環式のボールねじ装置
に適用したものである。ねじ軸1に螺合されるボールね
じナット3の円筒胴部には、対向した両ねじ溝2,4で
形成された螺旋状の負荷ボール転動空間内を転動しつつ
移動するボール10を導いて循環させるためのほぼS字
状に湾曲したボール循環路19を有する循環こま20が
複数個嵌着されている。両ねじ溝2,4間を転動するボ
ール10は、循環こま20においてボール循環路19の
A点から入り、ボール循環路19に沿って進みつつねじ
軸1の外周面(ランド部)1aを乗り越え、D点でねじ
軸のねじ溝2とボールねじナットのねじ溝4との間に入
り、負荷ボール転動空間を一周してもとのA点に戻る循
環を繰り返すようになっている。この動作は、二周余の
負荷ボール転動空間を隔てて配設された他の循環こま2
0においても同様に行われる。図6の実施例では、三個
の循環こま20による三系統の循環系統が示されてい
る。
【0023】その各循環系統の間に、両ねじ溝2,4で
囲まれた二周余の長さのボール非通過螺旋状空間21,
21が介在させてあり、その各ボール非通過螺旋状空間
21内に、ほぼ一杯に螺旋状に潤滑剤含有ポリマを充填
して潤滑剤供給部材22が設けられている。この潤滑剤
供給部材22も、上記実施例と同様の組成のものでよ
い。また、予め外部で図7の形状に成形されたものでも
良く、あるいは液状物をボール非通過螺旋状空間21内
に注入した後に固化したものでも良い。
【0024】この実施例の潤滑剤供給部材22の作用・
効果は、上記第1の実施例と同様である。なお、以上の
各実施例において、ボールねじナット3の内部の、ねじ
軸1とボールねじナット3との対向するねじ溝2,4で
形成された螺旋状の空間23(負荷ボール転動空間及び
ボール非通過螺旋状空間11,21以外の空間)には、
通常のグリースを封入し又は潤滑油を供給しても良い。
【0025】また、上記ボールねじの内部空間23に通
常のグリースを封入し又は潤滑油を供給する代わりに、
当該空間23に潤滑剤含有ポリマの原料ポリマと潤滑油
との混合物を充填し、加熱溶融させた後に冷却固化する
ことで、内部空間23全体に潤滑剤含有ポリマを満たし
た構造にしても良い。その場合、ボールねじナット3の
両端まで潤滑剤含有ポリマを充填して、ボールねじナッ
ト3の両端にてシール作用を行わせるようにしても良
い。
【0026】また、ボールねじの使用条件に応じて、図
6に示すようなボールねじナット3の両端に凹部24を
設けて、その両方又はそのうちの一方の凹部にのみ、潤
滑剤含有ポリマを設けるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の潤滑剤供
給部材を有するボールねじ装置は、ボールねじナットの
内部のボール非通過螺旋状空間内に、潤滑剤含有ポリマ
からなる潤滑剤供給部材を設けたものとした。そのた
め、ボールねじ装置が運転されると、その潤滑剤供給部
材内の潤滑剤が経時的に徐々に滲み出し、ボールねじ溝
とボールとの接触面に自動的に均一に供給され、長期間
にわたり良好な潤滑が行われる結果、高価な給油装置が
不要となり、メインテナンスフリーで且つ長寿命のボー
ルねじ装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外形平面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の要部の構造を説明する分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例の一部を透視して示す斜視
図である。
【図5】図4の循環こまの拡大斜視図である。
【図6】図4に示すものの半縦断面図である。
【図7】図4,図6に示すものに内装された潤滑剤供給
部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 ねじ軸 2 ねじ溝 3 ボールねじナット 4 ねじ溝 7A ボール循環路(チューブ式) 7B ボール循環路(チューブ式) 10 ボール 11 ボール非通過螺旋状空間 12 潤滑剤供給部材 19 ボール循環路(こま式) 20 循環こま 21 ボール非通過螺旋状空間 22 潤滑剤供給部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸
    と、内周面に前記ねじ軸のねじ溝に対向するねじ溝を有
    してねじ軸に嵌合されるボールねじナットと、前記両ね
    じ溝に囲まれた螺旋状の負荷ボール転動空間内を転動し
    つつ前記ボールねじナットに形成したボール循環路を経
    て循環移動する多数のボールとを具えたボールねじ装置
    において、 前記ボールねじナットの内部のボール非通過螺旋状空間
    内に、潤滑剤含有ポリマからなる潤滑剤供給部材を設け
    たことを特徴とする潤滑剤供給部材を有するボールねじ
    装置。
JP5266449A 1993-10-07 1993-10-25 潤滑剤供給部材を有するボールねじ装置 Pending JPH07119808A (ja)

Priority Applications (5)

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DE4447709A DE4447709C2 (de) 1993-10-07 1994-10-06 Kugelumlaufspindelvorrichtung
DE4435759A DE4435759C2 (de) 1993-10-07 1994-10-06 Linear-Wälzführung mit umlaufenden Wälzkörpern
US08/319,729 US5694811A (en) 1993-10-07 1994-10-07 Linear motion machine with a lubricant supply member
US08/635,015 US5749266A (en) 1993-10-07 1996-04-19 Ball screw-nut machine with a lubricant supply member

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997012162A1 (fr) * 1995-09-11 1997-04-03 Koyo Seiko Co., Ltd. Vis d'avance et procede de production de film lubrifiant
JP2015190471A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 Ntn株式会社 ボールねじ
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JP2020133761A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 住友重機械工業株式会社 駆動装置

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