JPH11200779A - オープン型トンネル掘削機 - Google Patents
オープン型トンネル掘削機Info
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- JPH11200779A JPH11200779A JP2282598A JP2282598A JPH11200779A JP H11200779 A JPH11200779 A JP H11200779A JP 2282598 A JP2282598 A JP 2282598A JP 2282598 A JP2282598 A JP 2282598A JP H11200779 A JPH11200779 A JP H11200779A
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Abstract
小型化し、製作コストを低減し、ルーフサポートを後方
へ延長して安全性を高め、グリッパシューの面積を大き
くしてグリップ性能を高めること等である。 【解決手段】 オープン型トンネル掘削機1のエレクタ
11をグリッパ装置5よりも後方に配置し、上側のスラ
ストジャッキ8をグリッパシュー20よりも上側に配置
し、下側のスラストジャッキ8をグリッパシュー20よ
りも下側に配置し、スラストジャッキ8の前端部を本体
フレーム3に連結するとともに後端部をグリッパシュー
20の後端部に連結し、ルーフサポート35をエレクタ
11の前側付近まで延長した。
Description
ル掘削機に関し、特にスラストジャッキの後端をグリッ
パシューの後部に連結してトンネル掘削機の機長を短く
し、トンネル掘削機を小型化したものに関する。
する場合に使用されるトンネル掘削機のうち、比較的崩
壊性の少ない岩盤を掘削する場合に使用される掘削機と
して種々のオープン型トンネル掘削機が実用に供されて
いる。図6〜図8に示すように、従来のオープン型トン
ネル掘削機50は切羽を掘削するカッターヘッド51
と、カッターヘッド51を回転可能に支持する本体フレ
ーム52と、カッターヘッド51を回転駆動させるカッ
ター駆動装置53と、トンネル坑壁をグリップするグリ
ッパ装置54と、本体フレーム52から後方へ延び且つ
グリッパ装置54のグリッパボディ55を前後移動自在
に案内するメインフレーム56と、掘削の推力を発生さ
せる複数のスラストジャッキ57と、トンネル坑壁に補
強用部材(支保材)を組付けるエレクタ58と、本体フ
レーム52及びカッター駆動装置53の上方側を覆う前
後長の短いルーフサポート59とを備えている。
後側付近に配設され、このエレクタ58の後方には前方
の岩盤の地質をボーリング調査する為のボーリングマシ
ン60が配設されてメインフレーム56に固定され、こ
のボーリングマシン60の後側にグリッパ装置54が設
けられている。左側1本、右側1本の計2本のスラスト
ジャッキ57はグリッパ装置54よりも前側においてメ
インフレーム56の左右両側に配設され、スラストジャ
ッキ57の前端部はメインフレーム56に連結され、ス
ラストジャッキ57の後端部はグリッパシュー61の前
端部に連結されている。
リッパ装置54でトンネル坑壁をグリップし、スラスト
ジャッキ57を伸長させてメインフレーム56とカッタ
ーヘッド51を前方に移動させ、カッターヘッド51を
切羽に押圧させ、カッター駆動装置53でカッターヘッ
ド51を回転させてトンネルを掘削する。1ストローク
分の掘削後に掘削を中断し、リヤサポート62を伸長さ
せてメインフレーム56をトンネル坑壁に支持し、グリ
ッパ装置54のグリップを解除してから、グリッパ装置
54をメインフレーム56に対して1ストローク分前進
させ、再びグリッパ装置54でトンネル坑壁をグリップ
し、その後リヤサポート62を収縮させて掘削を再開す
る。次の掘削サイクルの間に、トンネル坑壁に補強用の
支保材をリング状に組付け、以上を繰り返してトンネル
を掘り進む。
ンネル掘削機は、カッターヘッド駆動部を取り囲むよう
にシールドシェルが装備され、シールドシェル内にフロ
ントグリッパと複数のシールドジャッキが配設されてい
る。硬質地盤におけるトンネルの掘削の際には、メイン
グリッパをトンネル坑壁に押圧してスラストジャッキに
より推力を発生させ、カッターヘッドで切羽を掘削す
る。グリッパ耐力が不足する地盤にトンネルを掘削する
際には、1リング分の掘削毎に、エレクタによりトンネ
ル内面にセグメント等の覆工用部材を構築し、メイング
リッパおよびフロントグリッパを収縮させた状態で、覆
工済みの覆工用部材の前端をシールドジャッキのピスト
ンロッドで押圧することにより掘削の推力を発生させつ
つカッターヘッドによりトンネルを掘削する。
ネル掘削機では、エレクタをルーフサポートの後側付近
に配置し、エレクタよりもかなり後方にグリッパ装置を
装備している。即ち、エレクタの回転ドラムとメインフ
レームとの間には狭いスペースしかないので、スラスト
ジャッキをエレクタを貫通する状態に配置することがで
きない。そのため、スラストジャッキをエレクタよりも
後側に配置せざる得なかった。
ムの左右両側に配置し、かつスラストジャッキのピスト
ンロッドの後端部をグリッパシューの前端部に連結して
いるので、エレクタからグリッパ装置までの距離が大き
くなる。その結果、本体フレームからグリッパ装置まで
メインフレームが長くなり、トンネル掘削機の機長が長
くなり、トンネル掘削機が大型化し、製作コスト的に不
利になるという問題がある。
り補強用部材(リング状支保材)が約1mピッチで構築
されるが、グリッパ装置は、補強用部材が構築されたト
ンネル内面をグリップすることになるため、グリッパシ
ューの途中部には補強用部材との干渉を避ける為の凹溝
を形成しなければならず、グリッパシューのグリップ面
積が小さくなり、グリップ時の面圧が大きくなるので軟
弱な地山の場合にグリップ性能を確保する為にグリッパ
シューの寸法をさらに大きくせざるを得ない。
まうと、トンネル内面に補強用部材を構築できなくなる
関係上、ルーフサポートを掘削機の後端近傍まで延長す
ることができず、軟弱な地山にトンネルを掘削する際の
安全性を高める上でも制約がある。エレクタ本体がグリ
ッパ装置より前方に設けられているので、補強用部材を
掘削機の内部まで搬入する作業負荷も大きくなる。
機の機長を短くし小型化すること、製作コストを安価に
すること、ルーフサポートを後方へ延長して作業の安全
性を高めること、グリッパシューの面積を拡大可能にす
ること等である。
型トンネル掘削機は、カッターヘッドと、カッターヘッ
ドを回転駆動するカッター駆動手段と、トンネル坑壁を
グリップするグリッパ装置と、グリッパ装置のグリッパ
ボディを案内するメインフレームと、掘削の推力を発生
させる複数のスラストジャッキと、トンネル坑壁に補強
用又は覆工用部材を組付けるエレクタとを備えたオープ
ン型トンネル掘削機において、前記スラストジャッキの
前端部を、カッターヘッドを回転自在に支持する本体フ
レームに連結するとともに、スラストジャッキの後端部
を、グリッパ装置のグリッパシューの後部に連結したも
のである。
て複数のスラストジャッキを伸長させ、カッターヘッド
を切羽に押圧させてカッター駆動手段でカッターヘッド
を回転駆動してトンネルを掘削する。1ストローク分の
掘削毎にスラストジャッキを収縮させ、グリッパ装置を
前進移動させるのを繰り返してトンネルを掘り進む。ス
ラストジャッキの前端部を、カッターヘッドを回転自在
に支持する本体フレームに連結するとともに、スラスト
ジャッキの後端部を、グリッパ装置のグリッパシューの
後部に連結したので、スラストジャッキを全体的に前方
に配置でき、スラストジャッキの後端側部分とグリッパ
シューの前部とを並列的に配置できるから、トンネル掘
削機の機長を縮小し、小型化することができる。
は、請求項1の発明において、複数のスラストジャッキ
のうち、上側のスラストジャッキをグリッパシューより
も上側に配置し、下側のスラストジャッキをグリッパシ
ューよりも下側に配置したものである。このように、掘
削機の内部の空間を有効活用してスラストジャッキを配
置し、スラストジャッキの後端部をグリッパシューの後
部に連結することができる。その他、請求項1と同様の
作用を奏する。
は、請求項1又は2の発明において、前記エレクタをグ
リッパシューよりも後方に配設したものである。これに
より、エレクタとスラストジャッキとの干渉を招くこと
なく、スラストジャッキを全体として前方に配置してス
ラストジャッキの前端部を本体フレームに連結でき、ト
ンネル掘削機の機長を短縮することができる。しかも、
エレクタによりトンネル内面に補強用又は覆工用部材を
構築しない状態で、グリッパシューによりトンネル内面
をグリップできるので、グリッパシューを大型化し、グ
リップ面積を大きくし、グリップ面圧を小さくして軟弱
な地山もグリップ可能になる。また、補強用又は覆工用
部材を掘削機の内部へ搬入する作業負荷も低減できる。
その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
は、請求項3の発明において、トンネル掘削機の上部側
外周部を覆うルーフサポートをエレクタの前側付近まで
延長したものである。エレクタをグリッパシューよりも
後方に配置してあるため、ルーフサポートをエレクタの
前側付近まで延長すると、トンネル掘削機の前端からか
なり後方までの広い範囲の上部側外周部を覆うことがで
きるから、軟弱な地山を掘削する場合などにおける掘削
作業の安全性を格段に高めることができる。
て図面を参照しつつ説明する。本実施形態のオープン型
トンネル掘削機は、硬岩の岩盤層もグリッパ耐力が小さ
な地盤も掘削可能なトンネル掘削機である。
削機1は、カッターヘッド2と、カッターヘッド2を回
転自在に支持する本体フレーム3と、カッターヘッド2
を回転駆動するカッター駆動装置4(カッター駆動手段
に相当する)と、トンネル坑壁をグリップするグリッパ
装置5と、グリッパ装置5のグリッパボディ6を案内す
るとともに掘削のトルクをカッターヘッド2に伝達する
メインフレーム7と、掘削の推力を発生させる複数のス
ラストジャッキ8a,8bと、トンネル坑壁に支保材と
称する環状の補強用部材9又は覆工用部材10を組付け
るエレクタ11とを備えている。
る。図1、図2に示すように、カッターヘッド2は、ト
ンネル掘削機1の前端部に設けられ、カッターヘッド2
には中央部から外周部に延びる複数のカッタースポーク
12が設けられ、カッターヘッド2の前面には多数のロ
ーラカッター13が回動可能に取付けられている。スラ
ストジャッキ8a,8bで発生させた掘削の推力により
カッターヘッド2が切羽に押圧され、カッター駆動機構
4によりカッターヘッド2が回転されると、ローラカッ
ター13が回転して切羽の岩盤が圧砕され掘削される。
カッターヘッド2の後部には掘削した岩片や土砂を一時
的に収容するためのチャンバ14が形成されている。
る。図1に示すように、カッター駆動装置4は、4つの
カッター駆動モータ15と、ピニオン16及びリングギ
ヤ17等を備え、カッターヘッド2は本体フレーム3に
回転自在に支持され、本体フレーム3にカッター駆動モ
ータ15が固定されている。カッターヘッド2の後端の
支持フレーム18にリングギヤ17が設けられ、各カッ
ター駆動モータ15の出力軸の先端のピニオン16がリ
ングギヤ17に噛合され、4つのカッター駆動モータ1
5によりカッターヘッド2が正逆回転駆動される。
図1、図5に示すように、グリッパ装置5は、メインフ
レーム7に支持されたグリッパボディ6と、左右1対の
グリッパシュー20と、複数のグリッパジャッキ21
と、トルクジャッキ19等で構成されている。角筒状の
グリッパボディ6がメインフレーム7に前後方向移動可
能に外嵌され、グリッパボディ6の左右両側にグリッパ
シュー20が夫々配設されている。各グリッパシュー2
0の外面は、トンネル坑壁の内面をグリップできるよう
に部分円筒面状に形成されている。各グリッパシュー2
0の上下両端部とグリッパボディ6とを連結する4つの
グリッパジャッキ21が設けられている。
ッパシュー20がトンネル坑壁に押圧されてグリップ状
態になり、このグリップ状態でスラストジャッキ8a,
8bが伸長されて掘削推力が本体フレーム3に作用する
と、カッターヘッド2が切羽に押圧され切羽が掘削され
る。尚、カッターヘッド2を回転駆動するトルクの反力
を取る為の複数のトルクジャッキ19も設けられてい
る。
に形成されており、メインフレーム7は本体フレーム3
から後方に延設され、前端から長さ方向中央部にかけて
段階的に断面の形状が小さくなっている。メインフレー
ム7の後部にはグリッパ装置5のグリッパボディ6が前
後移動自在に外嵌されている。メインフレーム7の左右
両側面には前後方向向きの突条が設けられ、グリッパボ
ディ6の左右両側の内面側の係合溝に突条が係合して、
グリッパボディ6がメインフレーム7に案内され、前後
方向に移動可能である。
ジャッキ8a,8bについて説明する。メインフレーム
7の上側にはグリッパシュー20よりも上側に位置する
2本のスラストジャッキ8aが配設され、また、メイン
フレーム7の下側にはグリッパシュー20よりも下側に
位置する2本のスラストジャッキ8bが配設されてい
る。これら4つのスラストジャッキ8a,8bのジャッ
キ本体の前端部がクレビスを介して本体フレーム3の後
端部に連結されている。上側の2つのスラストジャッキ
8aは後方程大きく相離間するように配置され、下側の
2つのスラストジャッキ8bは後方程大きく相離間する
ように配置されている。
トンロッドの後端部のクレビスは左右のグリッパシュー
20の後端部の上面部に固定されたブラケット24に夫
々ピン連結され、同様に、下側の2つのスラストジャッ
キ8bのピストンロッドの後端部のクレビスは左右のグ
リッパシュー20の後端部の下面部に固定されたブラケ
ット24に夫々ピン連結されている。こうして、左右の
グリッパシュー20に反力をとりつつ、4つのスラスト
ジャッキ8a,8bのピストンロッドを同期して伸長さ
せることで、本体フレーム3とカッターヘッド2とに掘
削の推力を付加することができる。
1、図4に示すように、エレクタ11は、トンネルを所
定距離(1ストローク分)掘削する毎に、トンネル坑壁
に補強用部材9(通称、支保材という)を環状に組付け
る為のものである。但し、このエレクタ11の代わりに
トンネル坑壁にセグメント等の覆工用部材を組付けるエ
レクタを設けることもある。
方に、メインフレーム7の後端付近に配設され、エレク
タ11は、回転ドラム25とエレクタ本体26と回転駆
動部27とを備えている。回転ドラム25はメインフレ
ーム7の後端部に設けられた4つの支持ローラ28に回
転可能に外嵌され、回転ドラム25にはエレクタ本体2
6が装備されている。回転駆動部27は、回転ドラム2
5の内周面の固定チェーン(ラック部材)に噛合させた
スプロケット30を駆動モータ31により回転駆動する
ことにより回転ドラム25を正逆回転駆動させるように
なっている。エレクタ本体26で円弧状の補強用部材9
を把持して回転ドラム25で周方向へ回転移動させ、ト
ンネル坑壁の全周にリング状に組付ける。
は崩壊の可能性のあるトンネル坑壁を補強するためのロ
ックボルトを打設する為の1対のロックボルト打設機3
2が、回転ドラム25と一体的に回動可能に装備されて
いる。メインフレーム7後端部から後方に補助フレーム
33が延設され、補助フレーム33には、トンネル掘削
機1の前方の地質を調査する為にボーリングする先進ボ
ーリングマシン34が設けられている。
る。図1、図3に示すように、カッターヘッド2の後端
からエレクタ11の前側付近に亙って、トンネル掘削機
1の上部側外周部を覆うように部分円筒状のルーフサポ
ート35が設けられ、ルーフサポート35はエレクタ1
1の前側付近まで延長されている。このルーフサポート
35は、掘削した地山から崩れてくる岩石類から作業者
やトンネル掘削機1の内部機器を保護する為のものであ
る。
ーム3に連結する左右1対のルーフサポートジャッキ3
6と、ルーフサポート35の後端部をメインフレーム7
に連結する左右1対のルーフサポートジャッキ37とが
設けられ、これら4つのルーフサポートジャッキ37に
よりルーフサポート35の上下方向高さ位置を調節可能
に構成してある。ルーフサポート35の左右両側の下側
部分は、ルーフサポート分割体38に形成され、各ルー
フサポート分割体38の骨材の上端部がヒンジ結合され
ている。
円筒状のサイドサポート40が設けられ、各サイドサポ
ート40の下端部は本体フレーム3にヒンジ結合され、
各サイドサポート40の上端部はサイドサポートジャッ
キ41及びウェッジ装置39を介して本体フレーム3に
連結されている。トンネル掘削の際、ウェッジジャッキ
39aを伸長させウェッジ装置39を拡張してサイドサ
ポート40をトンネル坑壁に押圧してトンネル掘削時の
振動を抑制する。
は左右1対のリヤサポート42が設けられ、各リヤサポ
ート42は倒立のリヤサポートジャッキ43とそのピス
トンロッドの先端に連結されたサポートシュー44等か
らなる。グリッパ装置5をメインフレーム7に対して前
方移動させる際、1対のリヤサポートジャッキ43を伸
長させて、サポートシュー44をトンネル坑壁に押圧
し、メインフレーム7をトンネル坑壁に対して支持す
る。
3に連結されたベースフレーム45が設けられ、このベ
ースフレーム45には4つのシールドジャッキ46が後
方向きに設けられている。地盤が軟弱でグリッパシュー
20でトンネル坑壁をグリップできず、掘進推力を発生
させることができないとき、エレクタ11で覆工用部材
10をトンネル坑壁の内周面の全周に亙って組付け、4
つのシールドジャッキ46を用いて掘進推力を発生させ
る。
を外部へ搬出する為に、第1ベルトコンベア47がメイ
ンフレーム7の内部に配設されてメインフレーム7の後
方まで延設され、この第1ベルトコンベア47の後端部
の下側から外部まで延びる第2ベルトコンベア48が設
けられ、掘削された岩片や土砂が第1ベルトコンベア4
7と第2ベルトコンベア48により外部へ搬出される。
の作用について説明する。図1〜図5に示すように、ス
ラストジャッキ8a,8bを収縮、リヤサポート42を
伸長させた状態で、グリッパジャッキ21を伸長させ、
左右のグリッパシュー20をトンネル坑壁に押圧させグ
リップする。リヤサポート42を収縮させた後スラスト
ジャッキ8a,8bを伸長させつつ、メインフレーム7
とカッターヘッド2を前方へ移動させてカッターヘッド
2を切羽に押圧しながら、カッター駆動機構4によりカ
ッターヘッド2を回転駆動して切羽を掘削する。
削を中断し、リヤサポート42を伸長させてメインフレ
ーム7をトンネル坑壁に対して支持させる。この状態で
グリッパジャッキ21を収縮してグリッパシュー20の
グリップを開放し、スラストジャッキ8a,8bを収縮
させてグリッパ装置5を前方に引き寄せ、グリッパ装置
5がメインフレーム7に対して最前進した位置まで移動
すると、グリッパ装置5によるグリップを行い、リヤサ
ポート42のピストンロッドを退入させてからトンネル
の掘削を再開する。次の掘削サイクルの間、エレクタ1
1により補強用部材9をトンネル坑壁の内面の全周に亙
ってリング状に組付ける。以上を繰り返してトンネルを
掘進する。
ップできない場合は、エレクタ11により覆工用部材1
0をトンネル坑壁の内面の全周に亙って組付け、その覆
工用部材の前端にシールドジャッキ46のスプレッダー
を押圧して反力をとりつつ掘削の推力を発生させる。そ
の他の点については前記と同様である。
においては、スラストジャッキ8a,8bの前端部を、
カッターヘッド2を回転自在に支持する本体フレーム3
に連結するとともに、スラストジャッキ8a,8bの後
端部を、グリッパ装置5のグリッパシュー20の後部に
連結したので、スラストジャッキ8a,8bを全体的に
前方に配置でき、スラストジャッキ8a,8bの後端側
部分とグリッパシュー20の前部とを並列的に配置でき
るから、トンネル掘削機1の機長を著しく縮小し、小型
化することができる。
のうち、上側のスラストジャッキ8aをグリッパシュー
20よりも上側に配置し、下側のスラストジャッキ8b
をグリッパシュー20よりも下側に配置したので、掘削
機の内部の空間を有効活用してスラストジャッキ8a,
8bを配置し、スラストジャッキ8a,8bの後端部を
グリッパシュー20の後部に連結することができる。
0よりも後方に配設したので、エレクタ11とスラスト
ジャッキ8a,8bとの干渉を招くことなく、スラスト
ジャッキ8a,8bを全体として前方に配置してスラス
トジャッキ8a,8bの前端部を本体フレーム3に連結
でき、トンネル掘削機1の機長を短縮することができ
る。しかも、エレクタ11によりトンネル内面に補強用
又は覆工用部材を構築しない状態で、グリッパシュー2
0によりトンネル内面をグリップできるので、グリッパ
シュー20を大型化し、グリップ面積を大きくし、グリ
ップ面圧を小さくしてグリッパ耐力の小さい軟弱な地山
もグリップ可能になる。また、補強用又は覆工用部材を
掘削機の内部へ搬入する作業負荷も低減できる。
覆うルーフサポート35をエレクタ11の前側付近まで
延長したので、エレクタ11をグリッパシュー20より
も後方に配置してある関係上、ルーフサポート35をエ
レクタ11の前側付近まで延長すると、トンネル掘削機
1の前端からかなり後方までの広い範囲の上部側外周部
を覆うことができるから、崩壊の可能性のある地山を掘
削する場合などにおける掘削作業の安全性を格段に高め
ることができる。
a,8bのピストンロッドの後端部をグリッパシュー2
0の後端部に連結したが、必ずしもグリッパシュー20
の後端部に連結する必要はなく、グリッパシュー20の
後部に連結すればよい。その他本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々の変更を付加した態様で実施可能である。
よれば、スラストジャッキの前端部を、カッターヘッド
を回転自在に支持する本体フレームに連結するととも
に、スラストジャッキの後端部を、グリッパ装置のグリ
ッパシューの後部に連結したので、スラストジャッキを
全体的に前方に配置でき、スラストジャッキの後端側部
分とグリッパシューの前部とを並列的に配置できるか
ら、トンネル掘削機の機長を縮小し、小型化することが
でき、トンネル掘削機の製作コストを低減することがで
きる。
れば、上側のスラストジャッキをグリッパシューよりも
上側に配置し、下側のスラストジャッキをグリッパシュ
ーよりも下側に配置するので、掘削機の内部の空間を有
効活用してスラストジャッキを配置し、スラストジャッ
キの後端部をグリッパシューの後部に連結することがで
きる。その他、請求項1と同様の効果を奏する。
れば、エレクタをグリッパシューよりも後方に配設した
ので、エレクタとスラストジャッキとの干渉を招くこと
なく、スラストジャッキを全体として前方に配置してス
ラストジャッキの前端部を本体フレームに連結でき、ト
ンネル掘削機の機長を短縮することができる。しかも、
エレクタによりトンネル内面に補強用又は覆工用部材を
構築しない状態で、グリッパシューによりトンネル内面
をグリップできるので、グリッパシューを大型化し、グ
リップ面積を大きくし、グリップ面圧を小さくしてグリ
ッパ耐力の小さな地山もグリップ可能になる。また、補
強用又は覆工用部材を掘削機の内部へ搬入する作業負荷
も低減できる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏
する。
れば、トンネル掘削機の上部側外周部を覆うルーフサポ
ートをエレクタの前側付近まで延長したので、エレクタ
をグリッパシューよりも後方に配置した関係上、ルーフ
サポートをエレクタの前側付近まで延長すると、トンネ
ル掘削機の前端からかなり後方までの広い範囲の上部側
外周部を覆うことができるから、崩壊の可能性のある地
山を掘削する場合などにおける掘削作業の安全性を格段
に高めることができる。その他請求項3と同様の効果を
奏する。
の縦断側面図である。
る。
である。
E−E線断面図である。
−G線断面図である。
型トンネル掘削機は、カッターヘッドと、カッターヘッ
ドを回転駆動するカッター駆動手段と、トンネル坑壁を
グリップするグリッパ装置と、グリッパ装置のグリッパ
ボディを案内するメインフレームと、掘削の推力を発生
させる複数のスラストジャッキと、トンネル坑壁に補強
用又は覆工用部材を組付けるエレクタとを備えたオープ
ン型トンネル掘削機において、前記スラストジャッキの
前端部を、カッターヘッドを回転自在に支持する本体フ
レームに連結するとともに、スラストジャッキの後端部
を、グリッパ装置のグリッパシューの後部に連結し、前
記複数のスラストジャッキのうち、上側のスラストジャ
ッキをグリッパシューよりも上側に配置し、下側のスラ
ストジャッキをグリッパシューよりも下側に配置したも
のである。
て複数のスラストジャッキを伸長させ、カッターヘッド
を切羽に押圧させてカッター駆動手段でカッターヘッド
を回転駆動してトンネルを掘削する。1ストローク分の
掘削毎にスラストジャッキを収縮させ、グリッパ装置を
前進移動させるのを繰り返してトンネルを掘り進む。ス
ラストジャッキの前端部を、カッターヘッドを回転自在
に支持する本体フレームに連結するとともに、スラスト
ジャッキの後端部を、グリッパ装置のグリッパシューの
後部に連結したので、スラストジャッキを全体的に前方
に配置でき、スラストジャッキの後端側部分とグリッパ
シューの前部とを並列的に配置できるから、トンネル掘
削機の機長を縮小し、小型化することができる。そし
て、掘削機の内部の空間を有効活用してスラストジャッ
キを配置し、スラストジャッキの後端部をグリッパシュ
ーの後部に連結することができる。
は、請求項1の発明において、前記エレクタをグリッパ
シューよりも後方に配設したものである。これにより、
エレクタとスラストジャッキとの干渉を招くことなく、
スラストジャッキを全体として前方に配置してスラスト
ジャッキの前端部を本体フレームに連結でき、トンネル
掘削機の機長を短縮することができる。しかも、エレク
タによりトンネル内面に補強用又は覆工用部材を構築し
ない状態で、グリッパシューによりトンネル内面をグリ
ップできるので、グリッパシューを大型化し、グリップ
面積を大きくし、グリップ面圧を小さくして軟弱な地山
もグリップ可能になる。また、補強用又は覆工用部材を
掘削機の内部へ搬入する作業負荷も低減できる。その他
請求項1と同様の作用を奏する。
は、請求項2の発明において、トンネル掘削機の上部側
外周部を覆うルーフサポートをエレクタの前側付近まで
延長したものである。エレクタをグリッパシューよりも
後方に配置してあるため、ルーフサポートをエレクタの
前側付近まで延長すると、トンネル掘削機の前端からか
なり後方までの広い範囲の上部側外周部を覆うことがで
きるから、軟弱な地山を掘削する場合などにおける掘削
作業の安全性を格段に高めることができる。
よれば、スラストジャッキの前端部を、カッターヘッド
を回転自在に支持する本体フレームに連結するととも
に、スラストジャッキの後端部を、グリッパ装置のグリ
ッパシューの後部に連結したので、スラストジャッキを
全体的に前方に配置でき、スラストジャッキの後端側部
分とグリッパシューの前部とを並列的に配置できるか
ら、トンネル掘削機の機長を縮小し、小型化することが
でき、トンネル掘削機の製作コストを低減することがで
きる。そして、上側のスラストジャッキをグリッパシュ
ーよりも上側に配置し、下側のスラストジャッキをグリ
ッパシューよりも下側に配置するので、掘削機の内部の
空間を有効活用してスラストジャッキを配置し、スラス
トジャッキの後端部をグリッパシューの後部に連結する
ことができる。
れば、エレクタをグリッパシューよりも後方に配設した
ので、エレクタとスラストジャッキとの干渉を招くこと
なく、スラストジャッキを全体として前方に配置してス
ラストジャッキの前端部を本体フレームに連結でき、ト
ンネル掘削機の機長を短縮することができる。しかも、
エレクタによりトンネル内面に補強用又は覆工用部材を
構築しない状態で、グリッパシューによりトンネル内面
をグリップできるので、グリッパシューを大型化し、グ
リップ面積を大きくし、グリップ面圧を小さくしてグリ
ッパ耐力の小さな地山もグリップ可能になる。また、補
強用又は覆工用部材を掘削機の内部へ搬入する作業負荷
も低減できる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
れば、トンネル掘削機の上部側外周部を覆うルーフサポ
ートをエレクタの前側付近まで延長したので、エレクタ
をグリッパシューよりも後方に配置した関係上、ルーフ
サポートをエレクタの前側付近まで延長すると、トンネ
ル掘削機の前端からかなり後方までの広い範囲の上部側
外周部を覆うことができるから、崩壊の可能性のある地
山を掘削する場合などにおける掘削作業の安全性を格段
に高めることができる。その他請求項2と同様の効果を
奏する。
Claims (4)
- 【請求項1】 カッターヘッドと、カッターヘッドを回
転駆動するカッター駆動手段と、トンネル坑壁をグリッ
プするグリッパ装置と、グリッパ装置のグリッパボディ
を案内するメインフレームと、掘削の推力を発生させる
複数のスラストジャッキと、トンネル坑壁に補強用又は
覆工用部材を組付けるエレクタとを備えたオープン型ト
ンネル掘削機において、 前記スラストジャッキの前端部を、カッターヘッドを回
転自在に支持する本体フレームに連結するとともに、ス
ラストジャッキの後端部を、グリッパ装置のグリッパシ
ューの後部に連結したことを特徴とするオープン型トン
ネル掘削機。 - 【請求項2】 複数のスラストジャッキのうち、上側の
スラストジャッキをグリッパシューよりも上側に配置
し、下側のスラストジャッキをグリッパシューよりも下
側に配置したことを特徴とする請求項1に記載のオープ
ン型トンネル掘削機。 - 【請求項3】 前記エレクタをグリッパシューよりも後
方に配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
オープン型トンネル掘削機。 - 【請求項4】 トンネル掘削機の上部側外周部を覆うル
ーフサポートを設け、そのルーフサポートをエレクタの
前側付近まで延長したことを特徴とする請求項3に記載
のオープン型トンネル掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2282598A JP2904763B1 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | オープン型トンネル掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2282598A JP2904763B1 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | オープン型トンネル掘削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2904763B1 JP2904763B1 (ja) | 1999-06-14 |
JPH11200779A true JPH11200779A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=12093477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2282598A Expired - Fee Related JP2904763B1 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | オープン型トンネル掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2904763B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103982192A (zh) * | 2014-05-16 | 2014-08-13 | 中国铁建重工集团有限公司 | 掘进机推进缸的连接结构以及带有此种连接结构的掘进机 |
CN106089229A (zh) * | 2016-08-02 | 2016-11-09 | 黄河勘测规划设计有限公司 | 适于短隧洞开挖的敞开式硬岩掘进机刀头 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP2282598A patent/JP2904763B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103982192A (zh) * | 2014-05-16 | 2014-08-13 | 中国铁建重工集团有限公司 | 掘进机推进缸的连接结构以及带有此种连接结构的掘进机 |
CN106089229A (zh) * | 2016-08-02 | 2016-11-09 | 黄河勘测规划设计有限公司 | 适于短隧洞开挖的敞开式硬岩掘进机刀头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2904763B1 (ja) | 1999-06-14 |
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