JPH11200508A - 構造材の連結構造 - Google Patents

構造材の連結構造

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JPH11200508A
JPH11200508A JP1213198A JP1213198A JPH11200508A JP H11200508 A JPH11200508 A JP H11200508A JP 1213198 A JP1213198 A JP 1213198A JP 1213198 A JP1213198 A JP 1213198A JP H11200508 A JPH11200508 A JP H11200508A
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lip
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Kunio Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造材同士の連結部から溶接箇所を可及的に
削減することができ、しかも、構造材同士を容易にかつ
能率良く連結することができるようにすること。 【解決手段】 水平構造材1をリップ溝型材とし、第1
連結用金物4をベース部7と掛止用の足8,8とで構成
し、第1連結用金物4の足8,8を水平構造材1の両リ
ップ1a,1aの間を通じて内部に挿入して、ベース板
部7と足8,8とで水平構造材1の両リップ1a,1a
を内外方向から挟んで第1連結用金物4を水平構造材1
に取り付け、この第1連結用金物4を第2連結用金物5
を介して垂直構造材2に取り付けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばサッシ用な
どの開口部を形成する胴縁の接合連結、架構構造体と胴
縁の接合など、各種構造材の接合連結に用いられる構造
材の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図14に示すように、サッシ取
付け用の開口部3を形成する胴縁などの水平構造材1の
端部を垂直構造材2の側面部に連結して取り付けるよう
な場合、サッシ用の開口部3内に無用な突起物を突出さ
せないよう、従来、図15及び図16に示すような連結
構造が用いられていた。
【0003】この連結構造では、水平構造材1としてリ
ップ溝型鋼が用いられ、その端部の側面に、両リップ1
a,1aの外面側にわたすように連結用金物としての当
てプレート51が、溶接Wにより取り付けられている。
当てプレート51の中央部には、リップ1a,1a間の
開口部に連通するボルト通孔52が形成されている。こ
の水平構造材1は、そのリップ1a,1a間の開口部を
サッシ用の開口部3とは反対の側に向けるようにして、
その端部を垂直構造材2の側面部に突き合わせるように
水平に配設される。そして、他の連結用金物としてのア
ングル材53を用い、その一辺53aが垂直構造材2の
反開口部3側の側面に向けるように配置されて溶接Wに
より垂直構造材2の側面部に接合されると共に、アング
ル材53のもう一方の辺53bが、水平構造材1の当て
プレート51に外方から重ね合わせ状態にされ、ボルト
54、ナット55にて当てプレート51と締結、結合さ
れて、水平構造材1の端部が垂直構造材2の側面部に連
結結合されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような連結構造では、構造材1,2同士を連結するのに
特殊技能を要する溶接が多用されており、その溶接が建
築現場での溶接作業によるものであるか、工場での溶接
作業によるものであるかどうかを問わず、連結部の形成
を非常に厄介なものにしていた。本発明は、上記のよう
な技術背景において、構造材の連結部から溶接箇所を可
及的に削減することができ、しかも、構造材同士をしっ
かりと、容易にかつ能率良く連結することができる、構
造材の連結構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1構造材
が連結用金物にて他の構造材に連結された構造材の連結
構造において、前記第1構造材は、リップ溝型材からな
り、前記連結用金物は、第1構造材に取り付けられる第
1連結用金物を少なくとも備えており、該第1連結用金
物は、前記リップ溝型材の両リップの外面側にわたすよ
うに配置されたベース板部と、該ベース板部の内面側に
連接され、リップ溝型材の両リップの間を通じて型材内
部に突出されると共に両リップの内面側に突出される掛
止用の足とを備え、ベース板部と足とでリップ溝型材の
両リップを内外方向から挟んで第1構造材に取り付けら
れており、第1構造材は、該第1連結用金物を他の構造
材に直接に取り付けることにより、又は、第1連結用金
物を他の構造材に他の連結用金物を介して間接的に取り
付けることにより、他の構造材に連結されていることを
特徴とする構造材の連結構造によって解決される。
【0006】即ち、本構造は、第1連結用金物が、その
ベース板部と足とで、リップ溝型材からなる第1構造材
の両リップを内外方向から挟んで第1構造材に取り付け
られた構造であり、第1連結用金物は、第1構造材に対
し、溶接によることなく、しっかりと取り付けられる。
しかも、この取付け構造において、第1構造材のリップ
とは反対側の壁面から無用の突起物が外方に突出すると
いうようなこともない。
【0007】上記の連結構造において、第1連結用金物
の足が、ベース板部と直交する軸線回りの第1の回転位
置において、リップ溝型材の両リップ間の開口を通じて
出入り可能であり、前記第1の回転位置とは回転位置を
異にする第2の回転位置において、リップ溝型材の両リ
ップ間の開口を通じて出入り不能に形成されているもの
とすることにより、第1構造材への第1連結用金物の取
付けは、第1連結用金物を第1構造材に対して第1の回
転位置に向け、その足をリップ溝型材の両リップ間の開
口を通じて型材内部に挿入し、しかる後、第1連結用金
物を第1の回転位置から第2の回転位置へと回転させる
ことだけで、第1連結用金物のベース板部と足とが第1
構造材の両リップを内外方向から挟んだ状態となり、第
1構造材への第1連結用金物の取付けが容易にかつ能率
良く達せられる。
【0008】また、上記の連結構造において、第1連結
用金物の足が弾性体からなり、弾性復元力を蓄えるよう
に変形することによってリップ溝型材の両リップ間の開
口を通じて挿入可能であり、挿入後、前記弾性復元力に
て両リップの内面側に突出されるようになされた構造と
することにより、第1構造材への第1連結用金物の取付
けは、第1連結用金物の足を第1構造材の両リップ間の
開口の内方に向けて弾性反発力に抗して強制挿入するだ
けで、第1連結用金物のベース板部と足とが第1構造材
の両リップを内外方向から挟んだ状態となり、第1構造
材への第1連結用金物の取付けが容易に達せられる。
【0009】更に、弾性を利用したこの連結構造におい
て、型材内部からのリップ間開口部を通じた前記足の抜
出を規制する変形規制手段が備えられているものとする
ことにより、弾性を利用した強制挿入式の取付け構造に
おいて、第1連結用金物と第1構造材とがしっかりと結
合される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】以下に説明する各実施形態及び各変形例
は、図14に示すように、上下の水平構造材1,1の両
端部を左右の垂直構造材2,2の側面部に連結してサッ
シ取付け用の開口部3を形成する場合に適用したもので
ある。
【0012】図1ないし図3には第1実施形態を示す。
図1及び図2は、サッシ取付け用の開口部3の向かって
左上部分における水平構造材1と垂直構造材2との連結
構造を示している。水平構造材1は本発明の第1構造材
であり、垂直構造材2は第1構造材に連結される本発明
の他の構造材である。そして、4は第1連結用金物であ
り、5は第2連結用金物である。第1連結用金物4は水
平構造材1に取り付けられるものであり、第2連結用金
物5は、第1連結用金物4と垂直構造材2とを連結する
ものである。
【0013】水平構造材1は、リップ溝型鋼からなり、
サッシ用開口部3を挟む上側に、リップ1a,1aを上
方に向け、その端部を、溝型鋼などからなる垂直構造材
2の側面部に突き合わせ状態とするように、水平に配設
される。
【0014】第1連結用金物4は、ベース板部7と一対
の掛止用の足8,8とからなる。ベース板部7は、水平
構造材1の両リップ1a,1aの外面側にわたされるよ
うな平面サイズを有する方形板部からなり、その中央部
には、ボルト9と螺合可能なネジ孔10が形成されてい
る。そして、足8,8は、このベース板部7の内面側に
おいて、ネジ孔10を挟む両側に、互いに平行に延ばさ
れてベース板部7に一体的に取り付けられている。各足
8,8は横断面L字状をなし、一方の辺8a,8aは基
端側の辺としてベース板部7に垂直に取り付けられ、も
う一方の辺8b,8bは先端側の辺としてそれぞれ外向
きにされて外方に突出して備えられている。
【0015】即ち、この第1連結用金物4は、図3(イ
−1)(イ−2)に示すように、足8,8を水平構造材
1のリップ1a,1a間の開口の延びる方向と直交させ
た状態で、即ち第1の回転位置において、足8,8をリ
ップ1a,1a間の開口部を通じて水平構造材1の内部
に挿入できるようになされている。そして、この挿入状
態から、図3(ロ−1)(ロ−2)に示すように、ベー
ス板部7と直交する軸線回りでこの金物4を90°回転
変位させることにより、即ち第2の回転位置にすること
により、足8,8の先端側の辺8b,8bがリップ1
a,1aの内面側に突出されるようになされており、こ
れにより、水平構造材1の両リップ1a,1aが、第1
連結用金物4のベース板部7と足8,8の先端側の辺8
b,8bとに挟まれて、第1連結用金物4が、水平構造
材1に対し、抜止め状態にしっかりと取り付けられるよ
うになされている。
【0016】また、両足8,8の先端側の辺8b,8b
をリップ1a,1aの内面側の可及的奥方に大きく突出
させながらも、第1連結用金物4の上記回転を妨げない
ようにするため、各足8,8の先端側の辺8b,8bの
先端側の隅部は、傾斜面11,11にカットされてい
る。
【0017】第2連結用金物5は、アングル材からな
り、その一方の辺5aには、ボルト通し孔12が形成さ
れている。
【0018】水平構造材1と垂直構造材2との連結は、
まず、第1連結用金物4を水平構造材1に取り付ける。
この取付けは、上記のように、第1連結用金物4の足
8,8を、水平構造材1のリップ1a,1a間の開口の
延びる方向と直交させた状態で、垂直構造材2のリップ
1a,1a間の開口部を通じて水平構造材1の内部に挿
入し、しかる後、この第1連結用金物4を90°回転変
位させるだけでよい。これにより両足8,8の先端側の
辺8b,8bがリップ1a,1aの内面側に突出され、
水平構造材1の両リップ1a,1aが、第1連結用金物
4のベース板部7と足8,8の先端側の辺8b,8bと
に挟まれて、第1連結用金物4は、水平構造材1にしっ
かりと取り付けられる。
【0019】次いで、第2連結用金物5の一方の辺5b
を垂直構造材2の側面部に溶接Wにて接合すると共に、
第2連結用金物5のもう一方の辺5aと第1連結用金物
4のベース板部7とを重ね合わせ、ボルト9をベース板
部7のネジ孔10に螺合させ、第1、第2の連結用金物
4,5を締結一体化する。
【0020】以上により、水平構造材1と垂直構造材2
とはしっかりと連結され、また、この連結状態におい
て、サッシ用開口部3内に無用の突起物が突出してしま
うこともない。また、溶接は、第2連結用金物5と垂直
構造材2の接合にのみ用いられ、第2連結用金物5と第
1連結用金物4、及び、第1連結用金物4と水平構造材
1との接合部からは溶接が排除されて、溶接箇所が従来
に比べて削減され、水平構造材1と垂直構造材2との連
結を容易にかつ能率良く遂行していくことができる。ま
た、ベース板部7にネジ孔10を形成し、このネジ孔1
0にボルト9を螺合させることによって第1、第2の連
結用金物4,5を締結する構造としているから、ナット
装着の手間を省け、水平構造材1と垂直構造材2との連
結をより一層容易にかつ能率良く行っていくことができ
る。
【0021】図4に示す第1実施形態の変形例の1で
は、第1連結用金物4の両足8,8の先端側の辺8b,
8bが、外方に向け、ベース板部7から離れていく方向
に傾斜していくよう勾配をつけられている。このような
傾斜構造を採用することにより、第1連結用金物4の両
足8,8の先端側の辺8b,8bとベース板部7とが、
足8,8のバネ弾性力によって水平構造材1のリップ1
a,1aをガタなくしっかりと強固に挟み込むことがで
きると共に、同足8,8の先端側の辺8b,8bをスム
ーズに水平構造材1のリップ1a,1aの内面側に回転
移行させることができる。
【0022】図5及び図6に示す第1実施形態の変形例
の2は、水平構造材1と垂直構造材2とを、一つの第1
連結用金物4だけで連結するように構成したものであ
る。即ち、この第1連結用金物4は、アングル材からな
り、一方の辺7をベース板部とし、このベース板部7に
掛止用の足8,8が備えられている。また、もう一方の
辺4aの板部にはボルト通し孔13が形成されている。
【0023】水平構造材1と垂直構造材2との連結は、
上記実施形態と同様に、第1連結用金物4の足8,8を
水平構造材1のリップ1a,1a間の開口部内方に挿入
し、そして回転することにより、第1連結用金物4を水
平構造材1に取り付ける。しかる後、同第1連結用金物
4のもう一方の辺4aを、垂直構造材2の側面部に沿わ
せ、ボルト14,14にて第1連結用金物4を垂直構造
材2に締結するというようにして遂行される。本変形例
によれば、溶接を完全に排除して、水平構造材1と垂直
構造材2とをより一層容易にかつ能率良く連結すること
ができると共に、水平構造材1と垂直構造材2とを連結
する連結用金物を一種類となしえて連結部構造を簡素化
することができる。
【0024】図7ないし図9に示す第2実施形態では、
第1連結用金物4のベース板部7の内面側に備えられる
足8が、第1実施形態のものとは異なる。即ち、本実施
形態における足8は、板バネ弾性体によるもので、撓み
性を有する板を筒状に巻き、その両側縁部をベース板部
7の内面側のネジ孔10を挟む両側位置に一体的に連接
して取り付けられている。そして、この足8は、ベース
板部7と隣り合う部分において、水平構造材1のリップ
1a,1aの間の開口幅程度にくびらされており8c、
それよりも先端側が両外方に向けて同開口幅を越えて膨
出8dされ、更に先端側が先細り状8eに成形されてい
る。
【0025】水平構造材1への第1連結用金物4の取付
けは、図9(イ)(ロ)(ハ)に示すように、第1連結
用金物4の足8をその先端側から、水平構造材1のリッ
プ1a,1a間の開口を通じて水平構造材1の内部に強
制挿入するだけでよい。この挿入過程で、足8は、先細
り状の先端部8eによって水平構造材1のリップ1a,
1a間の開口内方へと案内されていき、図9(ロ)に示
すように、中間膨出部8dが両リップ1a,1aに挟ま
れて、内方に弾性変形をしていき、足8が弾性復元力を
蓄えていく。そして更に深く挿入していくことにより、
中間膨出部8dが両リップ1a,1aを越え、図9
(ハ)に示すように、足8の基端くびれ部8cが両リッ
プ1a,1a間に存置されると共に、中間膨出部8dが
弾性復元力によって外方に膨出復帰する。これにより、
両リップ1a,1aは、弾性復帰した中間膨出部8dと
ベース板部7とに挟まれ、第1連結用金物4は、水平構
造材1にしっかりと取り付けられる。その他は第1実施
形態と同様である。
【0026】本実施形態では、第1連結用金物4の足8
を、水平構造材1のリップ1a,1a間の開口内方に弾
性力に抗して強制挿入していくだけでよく、水平構造材
1への第1連結用金物4の取付けを非常に容易に遂行す
ることができる。
【0027】図10及び図11に示す第2実施形態の変
形例の1では、第2実施形態における第1連結用金物4
の筒状の板バネ弾性体による足8の先端板部に、ベース
板部7のネジ孔10と同芯にネジ孔16が形成されてい
る。そして、第2連結用金物5をボルト9にて第1連結
用金物のベース板部7に締結していく際に、このボルト
9の先端部が、足8の先端板部のネジ孔16とも螺合さ
れるようになされており、このボルト9と、足8の先端
板部のネジ孔16とで、足8の変形規制手段が構成され
ている。これにより、第1連結用金物4に抜出方向のか
なり強い力が作用した場合でも、足8がボルト9に保持
されていることで、その中間膨出部8dが不本意に内方
に変形したりせず、第1連結用金物4と水平構造材1と
がしっかりとその結合状態を維持することができる。ま
た、第1連結用金物4の足8にネジ孔16を設けるだけ
の構造であるから、部品増もなく、簡素な構造にて強固
な結合状態を形成することができる。
【0028】図12及び図13に示す第2実施形態の変
形例の2では、図5及び図6に示す第1実施形態の変形
例の2において、アングル形状の第1連結用金物4の一
方の辺のベース板部7に、第2実施形態と同様の筒状の
板バネ弾性体による足8を備えさせたものである。その
他は、第1実施形態の変形例の2と同様である。
【0029】以上に本発明の実施形態を示したが、本発
明は、これら形態に限られるものではなく、発明思想を
逸脱しない範囲で、各種の変更をなし得るものであるこ
とはいうまでもない。例えば、上記実施形態では、サッ
シ取付け用の開口部3を囲む構造材同士を連結する場合
の構造として構成されているが、その他、各種構造材同
士の連結構造として広く用いられてよい。また上記実施
形態では、リップ溝型材からなる構造材1の端部を他の
構造材に連結する場合の構造を示しているが、リップ溝
型材からなる構造材の長手方向中央部ないし中間部を他
の構造材に連結する場合の構造として構成されてもよ
い。また、ベース板部7に備えられる足としては、その
他、リップ溝型材の端部開口部からのみスライド嵌合が
許容される形式の構造となされていてもよいし、その
他、各種構成態様のものが採用されてよい。また、連結
構造を構成する各構成部材は、鉄系金属材によるものの
ほか、アルミニウムなどの他の金属材などによるもので
あってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の次第で、本発明の構造材の連結構
造は、第1連結用金物が、そのベース板部と足とで、リ
ップ溝型材からなる第1構造材の両リップを内外方向か
ら挟んで第1構造材に取り付けられた構造となされたも
のであるから、第1連結用金物を、第1構造材に対し、
溶接によることなく、しっかりと取り付けることができ
る。しかも、この取付け構造において、第1構造材のリ
ップとは反対側の壁面から無用の突起物が外方に突出す
るというようなこともなく、従って、例えば、サッシ取
付け用の開口部を囲む構造材同士の連結構造などとし
て、有効的に用いることができる。
【0031】また、上記の連結構造において、第1連結
用金物の足が、ベース板部と直交する軸線回りの第1の
回転位置において、リップ溝型材の両リップ間の開口を
通じて出入り可能であり、前記第1の回転位置とは回転
位置を異にする第2の回転位置において、リップ溝型材
の両リップ間の開口を通じて出入り不能に形成されてい
るものとすることにより、第1構造材への第1連結用金
物の取付けは、第1連結用金物の足を第1構造材の両リ
ップ間開口部を通じて内部に挿入した後、該第1連結用
金物を回転操作するだけで達せられ、第1構造材への第
1連結用金物の取付けを容易にかつ能率良く行うことが
できる。また、第1構造材の長手方向のいずれの位置か
らでも第1連結用金物の取付けを行えて至便であること
はいうまでもない。
【0032】また、上記の連結構造において、第1連結
用金物の足が弾性体からなり、弾性復元力を蓄えるよう
に変形することによってリップ溝型材の両リップ間の開
口を通じて挿入可能であり、挿入後、前記弾性復元力に
て両リップの内面側に突出されるようになされた構造と
することにより、第1構造材への第1連結用金物の取付
けは、第1連結用金物の足を第1構造材の両リップ間の
開口の内方に向けて弾性反発力に抗して強制挿入するだ
けで達せられ、第1構造材への第1連結用金物の取付け
を、この場合もまた、容易にかつ能率良く行うことがで
きる。また同様に、第1構造材の長手方向のいずれの位
置からでも第1連結用金物の取付けを行えて至便である
ことはいうまでもない。
【0033】更に、弾性を利用したこの連結構造におい
て、型材内部からのリップ間開口部を通じた前記足の抜
出を規制する変形規制手段が備えられているものとする
ことにより、弾性を利用した強制挿入式の取付け構造に
おいて、第1連結用金物と第1構造材とをしっかりと強
固に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示すもので、図(イ)は連結部
における各構成部材を互いに分離状態にして示す一部断
面斜視図、図(ロ)は第1連結用金物を方向を異にして
見た斜視図である。
【図2】図(イ)は同連結部の正面図、図(ロ)は図1
のI−I線断面矢視図である。
【図3】構造材への第1連結用金物の取付け方法を示す
もので、図(イ−1)(ロ−1)は断面図、図(イ−
2)(ロ−2)は平面図である。
【図4】第1実施形態の変形例の1を示すもので、図
(イ)は水平構造材と第1連結用金物とを分離状態にし
て示す一部断面斜視図、図(ロ)は水平構造材への第1
連結用金物の取付け状態の断面図である。
【図5】第1実施形態の変形例の2を示すもので、図
(イ)は連結部における各構成部材を互いに分離状態に
して示す一部断面斜視図、図(ロ)は第1連結用金物を
方向を異にして見た斜視図である。
【図6】図(イ)は同連結部の正面図、図(ロ)は図1
のII−II線断面矢視図である。
【図7】第2実施形態を示すもので、図(イ)は連結部
における各構成部材を互いに分離状態にして示す一部断
面斜視図、図(ロ)は第1連結用金物を方向を異にして
見た斜視図である。
【図8】図(イ)は同連結部の正面図、図(ロ)は図1
のIII−III線断面矢視図である。
【図9】図(イ)ないし図(ハ)は構造材への第1連結
用金物の取付け方法を示す断面図である。
【図10】第2実施形態の変形例の1を示すもので、図
(イ)は連結部における各構成部材を互いに分離状態に
して示す一部断面斜視図、図(ロ)は第1連結用金物を
方向を異にして見た斜視図である。
【図11】図(イ)は同連結部の正面図、図(ロ)は図
1のIV−IV線断面矢視図である。
【図12】第2実施形態の変形例の2を示すもので、図
(イ)は連結部における各構成部材を互いに分離状態に
して示す一部断面斜視図、図(ロ)は第1連結用金物を
方向を異にして見た斜視図である。
【図13】図(イ)は同連結部の正面図、図(ロ)は図
1のV−V線断面矢視図である。
【図14】サッシ取付け用の開口部構造を示す正面図で
ある。
【図15】従来例を示すもので、連結部における各構成
部材を互いに分離状態にして示す一部断面斜視図であ
る。
【図16】図(イ)は同連結部の正面図、図(ロ)は図
1のVI−VI線断面矢視図である。
【符号の説明】
1…水平構造材(第1構造材) 2…垂直構造材(他の構造材) 3…サッシ取付け用開口部 4…第1連結用金物 5…第2連結用金物(他の連結用金物) 7…ベース板部 8…掛止用の足

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1構造材が連結用金物にて他の構造材
    に連結された構造材の連結構造において、 前記第1構造材は、リップ溝型材からなり、 前記連結用金物は、第1構造材に取り付けられる第1連
    結用金物を少なくとも備えており、 該第1連結用金物は、前記リップ溝型材の両リップの外
    面側にわたすように配置されたベース板部と、該ベース
    板部の内面側に連接され、リップ溝型材の両リップの間
    を通じて型材内部に突出されると共に両リップの内面側
    に突出される掛止用の足とを備え、ベース板部と足とで
    リップ溝型材の両リップを内外方向から挟んで第1構造
    材に取り付けられており、 第1構造材は、該第1連結用金物を他の構造材に直接に
    取り付けることにより、又は、第1連結用金物を他の構
    造材に他の連結用金物を介して間接的に取り付けること
    により、他の構造材に連結されていることを特徴とする
    構造材の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記第1連結用金物の足は、ベース板部
    と直交する軸線回りの第1の回転位置において、リップ
    溝型材の両リップ間の開口を通じて出入り可能であり、
    前記第1の回転位置とは回転位置を異にする第2の回転
    位置において、リップ溝型材の両リップ間の開口を通じ
    て出入り不能に形成されている請求項1に記載の構造材
    の連結構造。
  3. 【請求項3】 前記第1連結用金物の足は、弾性体から
    なり、弾性復元力を蓄えるように変形することによって
    リップ溝型材の両リップ間の開口を通じて挿入可能であ
    り、挿入後、前記弾性復元力にて両リップの内面側に突
    出されるものとなされている請求項1に記載の構造材の
    連結構造。
  4. 【請求項4】 型材内部からのリップ間開口部を通じた
    前記足の抜出を規制する変形規制手段が備えられている
    請求項3に記載の構造材の連結構造。
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