JPH11200421A - カウンタウエイトの着脱装置 - Google Patents
カウンタウエイトの着脱装置Info
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- JPH11200421A JPH11200421A JP10020149A JP2014998A JPH11200421A JP H11200421 A JPH11200421 A JP H11200421A JP 10020149 A JP10020149 A JP 10020149A JP 2014998 A JP2014998 A JP 2014998A JP H11200421 A JPH11200421 A JP H11200421A
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Abstract
かつ軽量小型で簡単な構造のカウンタウエイトの着脱装
置を提供する。 【解決手段】 カウンタウエイトを吊り上げるための油
圧シリンダと、回動部材とからなるカウンタウエイトの
着脱装置であって、油圧シリンダの上端部がフレームの
支持具に回動可能に支持されており、その下端部が回動
部材に回動可能に軸支されていて、回動部材には油圧シ
リンダの軸を基準としてカウンタウエイトと反対側にス
リット孔が設けられており、そのスリット孔に差し込ま
れた支持ピンで支持具にスライド可能に支持されてい
て、油圧シリンダが伸長してカウンタウエイト下面が接
地したときに、前記支持ピンがスリット孔の上端付近に
達し、その状態からさらに油圧シリンダが伸長すると着
脱装置下端がカウンタウエイトと反対側に回動するよう
になっている。
Description
ベル等の建設機械に装着されるカウンタウエイトを着脱
する装置に関するものである。
に、その吊り上げ能力を上げるにはカウンタウエイトが
必要である。しかし、クレーン車等で走行する場合に
は、カウンタウエイトを取り付けたままでは、重心位置
が車両進行方向の後方に来すぎて、車軸にかかる荷重の
バランスが悪くなるので、カウンタウエイトを取り外し
て車両の中央部に置く必要がある。これを説明したのが
図6である。すなわち図6(a)はカウンタウエイトを
取り付けた状態でクレーンで重量物をつり上げていると
ころを示し、図6(b)はカウンタウエイトを車両中央
部に置きクレーンを旋回させ、水平にした走行状態を示
している。
カウンタウエイトは着脱する必要があり、そのための装
置として実用新案登録第2550358号公報記載のカ
ウンタウエイトの重心位置で着脱する装置あった。しか
し、上記装置では、油圧シリンダを伸ばしてカウンタウ
エイトを車両に下した後にカウンタウエイトを連結して
いるピンを取り外す必要があり、その取り外し作業に手
間取るという問題があった。
タウエイト着脱装置は、着脱の際に上記ピンの取り外し
作業をなくし、アームとリンク機構によってシリンダの
操作のみにより、カウンタウエイトを着脱するものであ
る。しかしこの装置は、複雑なリンク機構を採用してい
るため、製作コストが高いという問題があった。また、
カウンタウエイト着脱作業を容易にするものとして特開
昭62−255392号公報記載の装置があるが、この
装置はカウンタウエイトを取りはず際、あるいは装着す
る際に着脱装置のフックを一度下げてから上げなければ
ならず、着脱作業が手間取るという問題があった。そこ
で本発明は着脱作業が容易であり、かつ軽量小型で簡単
な構造のカウンタウエイトの着脱装置を提供することを
目的とする。
るために、本発明は次のようなカウンタウエイトの着脱
装置を採用した。すなわち本発明に係るカウンタウエイ
トの着脱装置は、油圧シリンダと回動部材とからなるカ
ウンタウエイトを着脱する装置であって、前記油圧シリ
ンダはその上端部がフレームに設けられた支持具に回動
可能に軸支されていて、その下端部が前記回動部材に回
動可能に軸支されており、前記回動部材は前記油圧シリ
ンダの軸を基準としてカウンタウエイトと反対側にスリ
ット孔を有していて、該スリット孔に差し込まれた支持
ピンによって前記支持具にスライド可能に支持されてお
り、油圧シリンダのロッドが伸長してカウンタウエイト
下面が接地したときに前記支持ピンがスリット孔の上端
付近に位置するようにスリット孔と支持ピンの位置が設
定されていて、前記油圧シリンダがカウンタウエイト下
面が接地したときからさらに伸長するとその下端部がカ
ウンタウエイトの反対側に回動することを特徴とするも
のである。
トの着脱装置の実施例について図面を基に説明する。
よってカウンタウエイトをフレームに取り付けた状態を
示す図である。また、図2(a)は図1の平面図、図2
(b)は図1の正面図である。図1、2において、10
0はc−c線を旋回中心として旋回するフレーム、20
0はカウンタウエイト、300は左右対称位置に設けら
れた一対のカウンタウエイトの着脱装置である。
れており、着脱装置の油圧シリンダ310の頂部がピン
111で支持具110に取り付けられている。またフレ
ーム後端のL字状板材には、カウンタウエイトが装着さ
れたときに安全を確保するためにカウンタウエイトをピ
ン止めするための取付板120が設けられている。また
カウンタウエイト装着時に同様の役割をする取付孔11
3(図3参照)が支持具110の上端に、設けられてい
る。
(a)、(b)に示すように平面図で内側に湾曲した形
状をしており、両側が高く中央部がやや低くなってお
り、着脱装置に取り付けられるように上端にフック部2
02aを有する2枚のフック板202がカウンタウエイ
ト200の凹部に設けられている。そして、その下端前
方に突出板201を有し、その先端にフック部201a
が設けられており、中央部上端にはカウンタウエイト装
着時に取付板120にカウンタウエイトをピンで固定す
るための2枚の取付板203が設けられている。
枚の回動部材320とで構成されており、油圧シリンダ
310のロッド311の下端はピン315で回動部材3
20に回動可能にピン止めされている。そしてこのピン
315にカウンタウエイトのフック板202のフック部
202aが掛かってカウンタウエイト200がフレーム
に装着されるようになっている。回動部材320は、ス
リット孔321を有する板であり、スリット孔321は
油圧シリンダ310の軸を基準として、カウンタウエイ
ト200と反対側に設けられており、このスリット孔3
21に差し込まれた支持ピン112が支持具110に取
り付けられ支持されており、油圧シリンダ310のロッ
ド311が伸縮すると、回動部材320及びそれとロッ
ド311下端部をピン315でピン止めされている油圧
シリンダ310とが鉛直面内で摺動可能となっている。
また回動部材320の上端にはカウンタウエイト装着時
にカウンタウエイトを固定するための取付孔322が設
けられている。
が収縮して、カウンタウエイト200が持ち上げられフ
レーム100に取り付けられた状態を示しているが、こ
の状態ではカウンタウエイト200と突出板201先端
のフック部201aが、フレームのストラット先端のピ
ン130とが係合している。またカウンタウエイトの取
付板203の孔がフレームの取付板120の取付孔12
1と合致し、回動部材320上端の取付孔322が支持
具110の取付孔113と合致し、それぞれピンが連結
され、カウンタウエイト200がフレーム100に固定
されている。
取り外す際の着脱装置の作動の仕方について説明する。
図3はカウンタウエイトを取り外す過程の前段を示す図
であり、図4はその後段を示す図である。図3(a)は
図1と同じく、カウンタウエイトがフレームに取り付け
られ固定されている状態を示しており、この状態で回動
部材320の支持ピン112はスリット孔321の下端
に位置している。この状態でカウンタウエイト上部の取
付孔322に差し込まれたピン及びカウンタウエイトの
取付板203の孔に差し込まれたピンを抜くと、油圧シ
リンダ310の作動によってカウンタウエイト200が
取り外し可能な状態になる。
ド311を伸長し始めるとカウンタウエイト200の重
心はカウンタウエイトのフック部202aの位置より後
方にあるためのカウンタウエイト突出板201先端のフ
ック部201aはピン130に係合した状態のままカウ
ンタウエイトが下に下がる。そして、カウンタウエイト
下部のピン204が車両の固定溝400に係合する状態
(図3(b))となる。このときフック部202aは着
脱装置のピン315に掛かったままであり、回動部材3
20の支持ピン112はスリット孔321のほぼ中央付
近にある。
を伸長するとカウンタウエイトは固定溝を中心に回転し
て図4(a)に示すカウンタウエイト全体が車両の架台
に接地した状態となる。このとき回動部材320の支持
ピン112はスリット孔321の上端に近いところにあ
る。この状態からさらにロッド311を伸長すると回動
部材320はロッド311と共に下方に移動し、支持ピ
ン112がスリット孔321の上方に達し、このとき着
脱装置のピン315はフック部202aからははずれて
その少し下方に達する。
ると回動部材320の上端の支持ピン112と下端のピ
ン315の距離が一定でそれ以上大きくならないので、
ロッド311が伸びるにつれて着脱装置300はピン3
15が支持ピン112を中心にとした円弧状の動きをす
ることとなり、図4(b)に示すように着脱装置300
の下端がカウンタウエイト200の前方に旋回し、この
状態でカウンタウエイトの取り外しは終了する。なお図
1から4に示す140はバネであり、着脱装置300と
フレーム100の間に取り付けられ作動中の姿勢を安定
させるためのものである。
その下端が図4(b)に示すようにカウンタウエイト2
00前方に位置していて、フレーム100が旋回しても
着脱装置がカウンタウエイト200にぶつからないよう
になっているため、何の作業も必要とせずにフレームを
旋回させてフレームをクレーン車の走行状態の姿勢とす
ることが出来る。このように本実施例の着脱装置を用い
れば、油圧シリンダ310が収縮した状態から伸長した
状態にするという片道の作動によって装着されたカウン
タウエイトを取り外すことができる。
装置の作動について説明したが、カウンタウエイトを取
り付ける際の着脱装置の作動は取り外す場合の逆の作動
となる。すなわち油圧シリンダ310を伸長した状態か
ら油圧を調整してロッド311を収縮させると図4
(b)の状態から着脱装置300の下端が後方に旋回し
てそのピン315がカウンタウエイトのフック部202
aに引っ掛かる。さらにロッド311が収縮するとカウ
ンタウエイト突出板201先端のフック部201aがピ
ン130に係合し、図3、4で示した過程と逆の過程を
経て、最終的には回動部材320の取付孔322が支持
具110の取付孔113に、カウンタウエイトの取付板
203の孔が取付板120の取付孔121にそれぞれ合
致するのでピンで固定すればカウンタウエイトの取付作
業は終了する。
aとピン130が係合すること及び着脱装置の取り付け
具がフック部202にはまることにより正確に位置決め
され、また回動部材板320の位置も支持ピン112,
ピン111,315等によって正確に位置決めされるの
で、取付孔203と121及び322と113とは特別
の作業を要せす、正確に合致するのでピンの取付作業に
手間取ることはない。このように本実施例の着脱装置を
用いれば、油圧シリンダ310が伸長した状態から収縮
した状態にするという片道の作動によって取り外された
カウンタウエイトを装着することができる。
イトの着脱装置として油圧シリンダとスリット孔付取付
板を用いていたが、図5に示すように、スリット孔付き
取付孔の代わりに二枚のアームとリンク機構を用いたも
の(図5(a))、ワイヤやチェーン等のヒモ状のもの
を用いたもの(図5(b))でもよく、あるいは車台に
フレーム側にのみ回動可能となっている支持具を設けて
おき、ロッドが伸長すると支持具がフレーム側に倒れる
ようになるもの(図5(c))でもよい。
置はその機構が単純かつ小型であるので製作が容易であ
り、その製作コストも低い。また着脱装置の油圧シリン
ダを収縮した状態から伸長した状態にするだけでカウン
タウエイトを取り外すことができ、かつそのときに着脱
装置がカウンタウエイトと反対側に回動しているので、
フレームの旋回に支障がなく、カウンタウエイトの取り
外し作業が容易となる。そして、カウンタウエイトを装
着する際にも着脱装置の油圧シリンダを収縮した状態か
ら伸長した状態にするだけでよいので装着作業も容易と
なる。
レームに装着した状態を示す側面図である。
ームから離脱する過程の前段を示す図である。
レームから離脱する過程の後段を示す図である。
る。
及びカウンタウエイトを取り外した状態を示す図であ
る。
連結するためのピン 112 支持ピン 113 取付孔 120 カウンタウエイト取付板 121 カウンタウエイト取付孔 130 フレームストラット先端のピン 140 バネ 200 カウントウエイト 201 突出板 201a 突出板先端のフック部 202 フック板 202a フック板先端のフック部 203 取付板 204 カウンタウエイト下部のピン 300 カウンタウエイト着脱装置 310 油圧シリンダ 311 油圧シリンダ310のロッド 315 ロッド311下端と回動部材320を連
結するためのピンであってカウンタウエイトのフック部
202aを掛けるためのもの 320 回動部材 321 スリット孔 322 取付孔 400 固定溝
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧シリンダと回動部材とからなるカウ
ンタウエイトを着脱する装置であって、前記油圧シリン
ダはその上端部がフレームに設けられた支持具に回動可
能に軸支されていて、その下端部が前記回動部材に回動
可能に軸支されており、前記回動部材は前記油圧シリン
ダの軸を基準としてカウンタウエイトと反対側にスリッ
ト孔を有していて、該スリット孔に差し込まれた支持ピ
ンによって前記支持具にスライド可能に支持されてお
り、油圧シリンダのロッドが伸長してカウンタウエイト
下面が接地したときに前記支持ピンがスリット孔の上端
付近に位置するようにスリット孔と支持ピンの位置が設
定されていて、前記油圧シリンダがカウンタウエイト下
面が接地したときからさらに伸長するとその下端部がカ
ウンタウエイトの反対側に回動することを特徴とするカ
ウンタウエイトの着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02014998A JP3882867B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | カウンタウエイトの着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02014998A JP3882867B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | カウンタウエイトの着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200421A true JPH11200421A (ja) | 1999-07-27 |
JP3882867B2 JP3882867B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=12019107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP3882867B2 (ja) |
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-
1998
- 1998-01-19 JP JP02014998A patent/JP3882867B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3882867B2 (ja) | 2007-02-21 |
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