JPH11198822A - ステアリング装置のシャフト伸縮構造とその調整方法 - Google Patents
ステアリング装置のシャフト伸縮構造とその調整方法Info
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- JPH11198822A JPH11198822A JP658798A JP658798A JPH11198822A JP H11198822 A JPH11198822 A JP H11198822A JP 658798 A JP658798 A JP 658798A JP 658798 A JP658798 A JP 658798A JP H11198822 A JPH11198822 A JP H11198822A
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- wedge
- inner shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のステアリング装置のメインシャフトあ
るいはインターミディエイトシャフト等のシャフトのア
ウターシャフトとインナーシャフトとの結合構造におい
て、回転方向のすきまを無くし且つ伸縮が軽い摺動抵抗
に精度良く管理する構造とその調整方法を得ることを目
的とする。 【構成】 アウターシャフト41とインナーシャフト4
2とが同芯にスプライン嵌合している。インナーシャフ
ト42の先端部から所定の長さに形成されたスリット4
2dに拡径部材61が嵌められ、拡径部材61の内周の
円錐面にくさび62が嵌められ、調整ねじ63はインナ
ーシャフト42に螺合し先端がくさび62に接する。調
整ねじ63の外周には固定用ねじ64が螺合し調整ねじ
63が緩まないように固定している。調整ねじ63の軸
方向の荷重でくさび62を介して拡径部材61をアウタ
ーシャフト41に押し付け、調整した摺動抵抗を与え
る。
るいはインターミディエイトシャフト等のシャフトのア
ウターシャフトとインナーシャフトとの結合構造におい
て、回転方向のすきまを無くし且つ伸縮が軽い摺動抵抗
に精度良く管理する構造とその調整方法を得ることを目
的とする。 【構成】 アウターシャフト41とインナーシャフト4
2とが同芯にスプライン嵌合している。インナーシャフ
ト42の先端部から所定の長さに形成されたスリット4
2dに拡径部材61が嵌められ、拡径部材61の内周の
円錐面にくさび62が嵌められ、調整ねじ63はインナ
ーシャフト42に螺合し先端がくさび62に接する。調
整ねじ63の外周には固定用ねじ64が螺合し調整ねじ
63が緩まないように固定している。調整ねじ63の軸
方向の荷重でくさび62を介して拡径部材61をアウタ
ーシャフト41に押し付け、調整した摺動抵抗を与え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 車両のステアリング装置の
シャフトの伸縮構造とその調整方法に関する。
シャフトの伸縮構造とその調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 車両のステアリング装置においては、
運転者の体格や姿勢に合わせてステアリングホイールの
位置やステアリングコラムの角度を調節できるようにし
たティルトアンドテレスコピック式のものがある。この
ステアリングホイールを運転者に近づけたり離したりで
きるように、ステアリング装置のシャフトを伸縮できる
ようにしたものはテレスコピック式と呼ばれる。このテ
ィルトアンドテレスコピック式のステアリング装置の従
来技術のステアリング装置のシャフト伸縮構造が搭載さ
れている側面から見た斜視図を図1に示す。この図1は
本発明のステアリング装置のシャフト伸縮構造を搭載し
たものと共通の図として示されるが、従来技術のものの
番号を括弧内に記して識別している。
運転者の体格や姿勢に合わせてステアリングホイールの
位置やステアリングコラムの角度を調節できるようにし
たティルトアンドテレスコピック式のものがある。この
ステアリングホイールを運転者に近づけたり離したりで
きるように、ステアリング装置のシャフトを伸縮できる
ようにしたものはテレスコピック式と呼ばれる。このテ
ィルトアンドテレスコピック式のステアリング装置の従
来技術のステアリング装置のシャフト伸縮構造が搭載さ
れている側面から見た斜視図を図1に示す。この図1は
本発明のステアリング装置のシャフト伸縮構造を搭載し
たものと共通の図として示されるが、従来技術のものの
番号を括弧内に記して識別している。
【0003】図1において、ステアリング装置100
は、ステアリングコラム130にその大半を覆われたメ
インシャフト150の上方端でステアリングホイール1
10に連結され、またインターミディエイトシャフト1
55の下方端はジョイント185を介してステアリング
ギヤ120(ほんの一部のみ図示している。)に連結さ
れていて、メインシャフト150とインターミディエイ
トシャフト155とはジョイント180を介して連結さ
れる構造となっている。従ってこのメインシャフト15
0とインターミディエイトシャフト155はステアリン
グホイール110の回転力を前記ステアリングギヤ12
0に伝達する役割りを果している。
は、ステアリングコラム130にその大半を覆われたメ
インシャフト150の上方端でステアリングホイール1
10に連結され、またインターミディエイトシャフト1
55の下方端はジョイント185を介してステアリング
ギヤ120(ほんの一部のみ図示している。)に連結さ
れていて、メインシャフト150とインターミディエイ
トシャフト155とはジョイント180を介して連結さ
れる構造となっている。従ってこのメインシャフト15
0とインターミディエイトシャフト155はステアリン
グホイール110の回転力を前記ステアリングギヤ12
0に伝達する役割りを果している。
【0004】このような構造になるステアリング装置1
00において、ステアリングホイール110がステアリ
ングコラム130の軸方向に伸縮する為には、前記メイ
ンシャフト150あるいはインターミディエイトシャフ
ト155あるいはその両方のシャフトが伸縮することが
必要である。そこでこの両方を共通的に代表させてシャ
フト140として示した断面図が図4である。シャフト
140は先端に所定の長さだけ雄スプライン142aを
形成してあるインナーシャフト142と、この雄スプラ
イン142aに嵌合する雌スプライン141aを内周に
所定の長さ形成してあるアウターシャフト141とから
形成されている。ここで本発明に関わりのない他の構成
部品の説明は省略することとする。
00において、ステアリングホイール110がステアリ
ングコラム130の軸方向に伸縮する為には、前記メイ
ンシャフト150あるいはインターミディエイトシャフ
ト155あるいはその両方のシャフトが伸縮することが
必要である。そこでこの両方を共通的に代表させてシャ
フト140として示した断面図が図4である。シャフト
140は先端に所定の長さだけ雄スプライン142aを
形成してあるインナーシャフト142と、この雄スプラ
イン142aに嵌合する雌スプライン141aを内周に
所定の長さ形成してあるアウターシャフト141とから
形成されている。ここで本発明に関わりのない他の構成
部品の説明は省略することとする。
【0005】インナーシャフト142とアウターシャフ
ト141とは前述のようにスプライン嵌合しているの
で、前記ステアリングホイール110を前後に伸縮させ
る時シャフト140が伸縮することができるので、テレ
スコピック式が機能可能である。しかしながらインナー
シャフト142とアウターシャフト141とが軸方向に
摺動できる時は通常は雄スプライン142aと雌スプラ
イン141aとの間には回転方向の隙間が製造精度上必
ず存在することになる。この隙間があると車両が走行し
ている時の操舵フィーリングに微妙な影響を与えて、操
舵フィーリングを悪化させる。またはステアリングホイ
ール110の回転方向に遊びができてしまうことによっ
て、車両が凹凸の道を走行する時にコトコトと言う音が
発生したりする。
ト141とは前述のようにスプライン嵌合しているの
で、前記ステアリングホイール110を前後に伸縮させ
る時シャフト140が伸縮することができるので、テレ
スコピック式が機能可能である。しかしながらインナー
シャフト142とアウターシャフト141とが軸方向に
摺動できる時は通常は雄スプライン142aと雌スプラ
イン141aとの間には回転方向の隙間が製造精度上必
ず存在することになる。この隙間があると車両が走行し
ている時の操舵フィーリングに微妙な影響を与えて、操
舵フィーリングを悪化させる。またはステアリングホイ
ール110の回転方向に遊びができてしまうことによっ
て、車両が凹凸の道を走行する時にコトコトと言う音が
発生したりする。
【0006】そこでこの隙間を無くすあるいは低減する
ために従来は図5に示すような工夫が施されている。こ
れはインナーシャフト142の雄スプライン142aの
表面に樹脂の皮膜である樹脂コーティング143を形成
するものである。インナーシャフト142とアウターシ
ャフト141とのスプライン嵌合において、隙間を極力
低減する為に、アウターシャフト141の内周の雌スプ
ライン141aに離型剤を塗布した上で例えば液状のナ
イロン系の樹脂を流し込み、そこにインナーシャフト1
41を雄スプライン142aが雌スプライン141aに
嵌合するように挿入してやり、所定の時間後に前述の樹
脂がインナーシャフト142の雄スプライン142aに
固形化されて固着したところでインナーシャフト142
をアウターシャフト142から取り出すと、図5の斜視
図に示すような状態となって、インナーシャフト142
の雄スプライン142aの表面に樹脂コーティング14
3が形成される。アウターシャフト141の雌スプライ
ン141aには離型剤が塗布されているので雌スプライ
ン141aには樹脂は塗布されない。
ために従来は図5に示すような工夫が施されている。こ
れはインナーシャフト142の雄スプライン142aの
表面に樹脂の皮膜である樹脂コーティング143を形成
するものである。インナーシャフト142とアウターシ
ャフト141とのスプライン嵌合において、隙間を極力
低減する為に、アウターシャフト141の内周の雌スプ
ライン141aに離型剤を塗布した上で例えば液状のナ
イロン系の樹脂を流し込み、そこにインナーシャフト1
41を雄スプライン142aが雌スプライン141aに
嵌合するように挿入してやり、所定の時間後に前述の樹
脂がインナーシャフト142の雄スプライン142aに
固形化されて固着したところでインナーシャフト142
をアウターシャフト142から取り出すと、図5の斜視
図に示すような状態となって、インナーシャフト142
の雄スプライン142aの表面に樹脂コーティング14
3が形成される。アウターシャフト141の雌スプライ
ン141aには離型剤が塗布されているので雌スプライ
ン141aには樹脂は塗布されない。
【0007】このようにして樹脂コーティング143が
塗布されたインナーシャフト142と塗布されていない
アウターシャフト141とのスプライン嵌合において
は、雄スプライン142aと雌スプライン141aとの
間の隙間は殆ど無くなっているので、前述のシャフト1
40の回転に伴う隙間の影響から引き起こされる操舵フ
ィーリングの悪化や音の発生はなくなる。
塗布されたインナーシャフト142と塗布されていない
アウターシャフト141とのスプライン嵌合において
は、雄スプライン142aと雌スプライン141aとの
間の隙間は殆ど無くなっているので、前述のシャフト1
40の回転に伴う隙間の影響から引き起こされる操舵フ
ィーリングの悪化や音の発生はなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 このような従来の構
成になるステアリング装置の伸縮構造においては、イン
ナーシャフト142とアウターシャフト141との間の
回転方向の隙間は殆ど無いようにすることができるので
あるが、インナーシャフト142とアウターシャフト1
41との間で軸方向に摺動させシャフト140の長さを
伸縮させ調整する時に、その摺動抵抗がばらついてしま
うと言う問題があった。これは樹脂コーティング143
がインナーシャフト142の雄スプライン142aの表
面に皮膜として覆われる前の状態での、雄スプライン1
42aと雌スプライン141aとの隙間の寸法は製品個
々でばらつきがあるので、樹脂コーティング143の皮
膜の厚さも個々に異なることや、インナーシャフト14
2のインナーシャフト最先端部142bの外周の樹脂コ
ーティング143のところでアウターシャフト141の
雌スプライン141aに多少こじり気味になることなど
の影響によるものと考えられる。
成になるステアリング装置の伸縮構造においては、イン
ナーシャフト142とアウターシャフト141との間の
回転方向の隙間は殆ど無いようにすることができるので
あるが、インナーシャフト142とアウターシャフト1
41との間で軸方向に摺動させシャフト140の長さを
伸縮させ調整する時に、その摺動抵抗がばらついてしま
うと言う問題があった。これは樹脂コーティング143
がインナーシャフト142の雄スプライン142aの表
面に皮膜として覆われる前の状態での、雄スプライン1
42aと雌スプライン141aとの隙間の寸法は製品個
々でばらつきがあるので、樹脂コーティング143の皮
膜の厚さも個々に異なることや、インナーシャフト14
2のインナーシャフト最先端部142bの外周の樹脂コ
ーティング143のところでアウターシャフト141の
雌スプライン141aに多少こじり気味になることなど
の影響によるものと考えられる。
【0009】また前記ステアリングホイール110の前
後方向の調節を何度もして行くと、インナーシャフト1
42の先端部が多少こじり気味にアウターシャフト14
1と摺動することなどの影響で、樹脂コーティング14
3がインナーシャフト142の先端部から摩耗されて行
き、隙間が増えて行って、車両の操舵フィーリングの悪
化や音の発生と言うように、従来の技術のステアリング
装置の伸縮構造は経時変化から免れないものでもあっ
た。
後方向の調節を何度もして行くと、インナーシャフト1
42の先端部が多少こじり気味にアウターシャフト14
1と摺動することなどの影響で、樹脂コーティング14
3がインナーシャフト142の先端部から摩耗されて行
き、隙間が増えて行って、車両の操舵フィーリングの悪
化や音の発生と言うように、従来の技術のステアリング
装置の伸縮構造は経時変化から免れないものでもあっ
た。
【0010】そこで本発明ではインナーシャフトとアウ
ターシャフトとの摺動抵抗のばらつきを押さえ、経時変
化も抑えることのできるステアリング装置の伸縮構造を
提供することを目的とする。
ターシャフトとの摺動抵抗のばらつきを押さえ、経時変
化も抑えることのできるステアリング装置の伸縮構造を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明
は、ステアリング装置の少なくとも1対のシャフトが、
互いに軸方向に嵌合するアウターシャフトとインナーシ
ャフトとで構成され、前記インナーシャフトの先端部か
ら所定の長さのところに形成されたスリットに嵌め込ま
れ内周に円錐面を有する拡径部材と、前記拡径部材の前
記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有するくさびと、
前記くさびを軸方向に押し込め前記インナーシャフトの
先端部に螺合する調節ねじを備えていることを特徴とす
るステアリング装置のシャフト伸縮構造である。
は、ステアリング装置の少なくとも1対のシャフトが、
互いに軸方向に嵌合するアウターシャフトとインナーシ
ャフトとで構成され、前記インナーシャフトの先端部か
ら所定の長さのところに形成されたスリットに嵌め込ま
れ内周に円錐面を有する拡径部材と、前記拡径部材の前
記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有するくさびと、
前記くさびを軸方向に押し込め前記インナーシャフトの
先端部に螺合する調節ねじを備えていることを特徴とす
るステアリング装置のシャフト伸縮構造である。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のステアリング装置のシャフト伸縮構造において、前記
くさびと前記調節ねじとの間にあって軸方向に伸張荷重
を与える保持ばねが介在されていることを特徴とするス
テアリング装置のシャフト伸縮構造である。
のステアリング装置のシャフト伸縮構造において、前記
くさびと前記調節ねじとの間にあって軸方向に伸張荷重
を与える保持ばねが介在されていることを特徴とするス
テアリング装置のシャフト伸縮構造である。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のステアリング装置のシャフト伸縮構造において、前記
くさびが前記調節ねじの先端に一体的に形成されている
ことを特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造
である。
のステアリング装置のシャフト伸縮構造において、前記
くさびが前記調節ねじの先端に一体的に形成されている
ことを特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造
である。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1あるい
は3に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造にお
いて、前記調節ねじを前記インナーシャフトに固定する
固定用ねじが前記調節ねじに螺合していることを特徴と
するステアリング装置のシャフト伸縮構造である。
は3に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造にお
いて、前記調節ねじを前記インナーシャフトに固定する
固定用ねじが前記調節ねじに螺合していることを特徴と
するステアリング装置のシャフト伸縮構造である。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1あるい
は2に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造にお
いて、前記拡径部材が合成樹脂であることを特徴とする
ステアリング装置のシャフト伸縮構造である。
は2に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造にお
いて、前記拡径部材が合成樹脂であることを特徴とする
ステアリング装置のシャフト伸縮構造である。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のステアリング装置のシャフト伸縮構造の前記拡径部材
の軸方向の端部で前記円錐面に隣接して前記インナーシ
ャフトに嵌め込まれる嵌め込み片が形成されていること
を特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造であ
る。
のステアリング装置のシャフト伸縮構造の前記拡径部材
の軸方向の端部で前記円錐面に隣接して前記インナーシ
ャフトに嵌め込まれる嵌め込み片が形成されていること
を特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造であ
る。
【0017】請求項7に記載の発明は、ステアリング装
置の少なくとも1対のシャフトが、互いに軸方向に嵌合
するアウターシャフトとインナーシャフトとで構成さ
れ、前記インナーシャフトの先端部から所定の長さのと
ころに形成されたスリットに嵌め込まれ内周に円錐面を
有する拡径部材と、前記拡径部材の前記円錐面に嵌めら
れる外周に円錐面を有するくさびと、前記くさびを軸方
向に押し込め前記インナーシャフトの先端部に螺合する
調節ねじとを有するステアリング装置のシャフト伸縮構
造の前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとの
摺動抵抗を、前記調節ねじの締め付けトルクを所定の値
にすることによって調整して設定することを特徴とする
ステアリング装置のシャフト伸縮構造の調整方法であ
る。
置の少なくとも1対のシャフトが、互いに軸方向に嵌合
するアウターシャフトとインナーシャフトとで構成さ
れ、前記インナーシャフトの先端部から所定の長さのと
ころに形成されたスリットに嵌め込まれ内周に円錐面を
有する拡径部材と、前記拡径部材の前記円錐面に嵌めら
れる外周に円錐面を有するくさびと、前記くさびを軸方
向に押し込め前記インナーシャフトの先端部に螺合する
調節ねじとを有するステアリング装置のシャフト伸縮構
造の前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとの
摺動抵抗を、前記調節ねじの締め付けトルクを所定の値
にすることによって調整して設定することを特徴とする
ステアリング装置のシャフト伸縮構造の調整方法であ
る。
【0018】請求項8に記載の発明は、ステアリング装
置の少なくとも1対のシャフトが、互いに軸方向に嵌合
するアウターシャフトとインナーシャフトとで構成さ
れ、前記インナーシャフトの先端部から所定の長さのと
ころに形成されたスリットに嵌め込まれ内周に円錐面を
有する拡径部材と、前記拡径部材の前記円錐面に嵌めら
れる外周に円錐面を有するくさびと、前記くさびを軸方
向に押し込め前記インナーシャフトの先端部に螺合する
調節ねじとを有するステアリング装置のシャフト伸縮構
造の前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとの
摺動抵抗を、前記インナーシャフトと前記アウターシャ
フトとを相対的に摺動させて、所定の値の摺動抵抗に達
したところで前記調節ねじの締め付けを固定することを
特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造の調整
方法である。
置の少なくとも1対のシャフトが、互いに軸方向に嵌合
するアウターシャフトとインナーシャフトとで構成さ
れ、前記インナーシャフトの先端部から所定の長さのと
ころに形成されたスリットに嵌め込まれ内周に円錐面を
有する拡径部材と、前記拡径部材の前記円錐面に嵌めら
れる外周に円錐面を有するくさびと、前記くさびを軸方
向に押し込め前記インナーシャフトの先端部に螺合する
調節ねじとを有するステアリング装置のシャフト伸縮構
造の前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとの
摺動抵抗を、前記インナーシャフトと前記アウターシャ
フトとを相対的に摺動させて、所定の値の摺動抵抗に達
したところで前記調節ねじの締め付けを固定することを
特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造の調整
方法である。
【0019】
【発明の作用と効果】 請求項1に記載の発明のステア
リング装置の伸縮構造によれば、ステアリング装置の少
なくとも1対のシャフトが、互いに軸方向に嵌合するア
ウターシャフトとインナーシャフトとで構成されてい
る。そして前記インナーシャフトの先端部から所定の長
さのところに形成されたスリットに嵌め込まれ内周に円
錐面を有する拡径部材と、前記拡径部材の前記円錐面に
嵌められる外周に円錐面を有するくさびと、前記くさび
を軸方向に押し込め前記インナーシャフトの先端部に螺
合する調節ねじを備えているので、前記調節ねじを締め
込んで行き、前記くさびを軸方向に押し付けると、前記
くさびの前記円錐面を介して前記拡径部材をその内周の
円錐面から径方向に拡径するので、前記アウターシャフ
トの内周に前記拡径部材を押し付けることができる。こ
の押し付け荷重は前記調節ねじの締め付けトルクによっ
て調整可能であり、前記インナーシャフトと前記アウタ
ーシャフトとの摺動抵抗を決めるものであるから、この
摺動抵抗の大きさを前記調節ねじの締め付けトルクによ
って調整できる効果がある。また前記拡径部材は前記イ
ンナーシャフトの先端部に位置しておらず、先端部から
所定の長さだけ入ったところに形成されたスリットに嵌
められることから、前記アウターシャフトと前記インナ
ーシャフトが摺動する時は前記インナーシャフトの先端
がこじて滑ることがなく前記拡径部材の外周が軸方向に
均一の面圧で滑るので、局部的摩耗が発生しない。従っ
て経時的な変化を抑えることができると言う効果があ
る。
リング装置の伸縮構造によれば、ステアリング装置の少
なくとも1対のシャフトが、互いに軸方向に嵌合するア
ウターシャフトとインナーシャフトとで構成されてい
る。そして前記インナーシャフトの先端部から所定の長
さのところに形成されたスリットに嵌め込まれ内周に円
錐面を有する拡径部材と、前記拡径部材の前記円錐面に
嵌められる外周に円錐面を有するくさびと、前記くさび
を軸方向に押し込め前記インナーシャフトの先端部に螺
合する調節ねじを備えているので、前記調節ねじを締め
込んで行き、前記くさびを軸方向に押し付けると、前記
くさびの前記円錐面を介して前記拡径部材をその内周の
円錐面から径方向に拡径するので、前記アウターシャフ
トの内周に前記拡径部材を押し付けることができる。こ
の押し付け荷重は前記調節ねじの締め付けトルクによっ
て調整可能であり、前記インナーシャフトと前記アウタ
ーシャフトとの摺動抵抗を決めるものであるから、この
摺動抵抗の大きさを前記調節ねじの締め付けトルクによ
って調整できる効果がある。また前記拡径部材は前記イ
ンナーシャフトの先端部に位置しておらず、先端部から
所定の長さだけ入ったところに形成されたスリットに嵌
められることから、前記アウターシャフトと前記インナ
ーシャフトが摺動する時は前記インナーシャフトの先端
がこじて滑ることがなく前記拡径部材の外周が軸方向に
均一の面圧で滑るので、局部的摩耗が発生しない。従っ
て経時的な変化を抑えることができると言う効果があ
る。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造におい
て、前記くさびと前記調節ねじとの間にあって軸方向に
伸張荷重を与える保持ばねが介在されているので、前記
ステアリング装置のシャフトを何度も伸縮した後におい
ても、前記保持ばねが作用して前記くさびと前記調節ね
じを軸方向に伸張荷重を掛けるので、前記アウターシャ
フトに対して前記拡径部材が径方向に押し付ける力の低
下が少ない為に、経時変化を抑えることができると言う
効果がある。
に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造におい
て、前記くさびと前記調節ねじとの間にあって軸方向に
伸張荷重を与える保持ばねが介在されているので、前記
ステアリング装置のシャフトを何度も伸縮した後におい
ても、前記保持ばねが作用して前記くさびと前記調節ね
じを軸方向に伸張荷重を掛けるので、前記アウターシャ
フトに対して前記拡径部材が径方向に押し付ける力の低
下が少ない為に、経時変化を抑えることができると言う
効果がある。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造におい
て、前記くさびが前記調節ねじの先端に一体的に形成さ
れているので、部品点数が低減できる効果がある。
に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構造におい
て、前記くさびが前記調節ねじの先端に一体的に形成さ
れているので、部品点数が低減できる効果がある。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
あるいは3に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構
造において、前記調節ねじを前記インナーシャフトに固
定する固定用ねじが前記調節ねじに螺合しているので、
前記調節ねじが前記固定用ねじで確実に固定され、緩む
ことがないと言う効果がある。
あるいは3に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構
造において、前記調節ねじを前記インナーシャフトに固
定する固定用ねじが前記調節ねじに螺合しているので、
前記調節ねじが前記固定用ねじで確実に固定され、緩む
ことがないと言う効果がある。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
あるいは2に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構
造において、前記拡径部材が合成樹脂であるので、前記
拡径部材と前記アウターシャフトとで摺動する時の摩擦
係数を小さくできる為に、摺動抵抗を小さくできる効果
がある。
あるいは2に記載のステアリング装置のシャフト伸縮構
造において、前記拡径部材が合成樹脂であるので、前記
拡径部材と前記アウターシャフトとで摺動する時の摩擦
係数を小さくできる為に、摺動抵抗を小さくできる効果
がある。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の前記拡径部材の軸方向の端部で前記円錐面に隣
接して前記インナーシャフトに嵌め込まれる嵌め込み片
が形成されているので、前記インナーシャフトの前記ス
リットにこの嵌め込み片を組み付け易く、一旦組み付け
た後は外れにくくすることができると言う効果がある。
に記載の前記拡径部材の軸方向の端部で前記円錐面に隣
接して前記インナーシャフトに嵌め込まれる嵌め込み片
が形成されているので、前記インナーシャフトの前記ス
リットにこの嵌め込み片を組み付け易く、一旦組み付け
た後は外れにくくすることができると言う効果がある。
【0025】請求項7に記載の発明の調整方法によれ
ば、ステアリング装置の少なくとも1対のシャフトにお
いてアウターシャフトの内周に嵌合するインナーシャフ
トの先端部から所定の長さのところに形成されたスリッ
トに、内周に円錐面を有する拡径部材と、前記拡径部材
の前記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有するくさび
とが嵌め込まれており、前記くさびを軸方向に押し込め
前記インナーシャフトの先端部に螺合する調節ねじの締
め付けトルクを所定の値にすることによって、前記イン
ナーシャフトと前記アウターシャフトとの摺動抵抗を調
整することができる。従来は締め付けトルク等の測定を
伴った調整はなく、摺動抵抗のばらつきが大きかったの
に対して、本発明のように前記インナーシャフトと前記
アウターシャフトに前記調節ねじを締め付けてその締め
付けトルクを個々に管理すれば、ばらつきを低減し精度
の良い摺動抵抗を得る効果がある。
ば、ステアリング装置の少なくとも1対のシャフトにお
いてアウターシャフトの内周に嵌合するインナーシャフ
トの先端部から所定の長さのところに形成されたスリッ
トに、内周に円錐面を有する拡径部材と、前記拡径部材
の前記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有するくさび
とが嵌め込まれており、前記くさびを軸方向に押し込め
前記インナーシャフトの先端部に螺合する調節ねじの締
め付けトルクを所定の値にすることによって、前記イン
ナーシャフトと前記アウターシャフトとの摺動抵抗を調
整することができる。従来は締め付けトルク等の測定を
伴った調整はなく、摺動抵抗のばらつきが大きかったの
に対して、本発明のように前記インナーシャフトと前記
アウターシャフトに前記調節ねじを締め付けてその締め
付けトルクを個々に管理すれば、ばらつきを低減し精度
の良い摺動抵抗を得る効果がある。
【0026】請求項8に記載の発明の調整方法によれ
ば、請求項7のような締め付けトルクの管理ではなく、
前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとを相対
的に摺動させて、所定の摺動抵抗に達したところで、前
記調節ねじの締め付けを固定するので、前記インナーシ
ャフトと前記アウターシャフトとの摺動抵抗を直接的に
管理でき、精度が高くなると言う効果がある。
ば、請求項7のような締め付けトルクの管理ではなく、
前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとを相対
的に摺動させて、所定の摺動抵抗に達したところで、前
記調節ねじの締め付けを固定するので、前記インナーシ
ャフトと前記アウターシャフトとの摺動抵抗を直接的に
管理でき、精度が高くなると言う効果がある。
【0027】このように請求項1から8迄によれば、ス
テアリング装置の伸縮構造において少なくとも1対のシ
ャフトのインナーシャフトとアウターシャフトとの摺動
抵抗のばらつきを押さえると共に、この摺動抵抗の経時
変化を抑えることができるので、本発明の目的が達成さ
れる。
テアリング装置の伸縮構造において少なくとも1対のシ
ャフトのインナーシャフトとアウターシャフトとの摺動
抵抗のばらつきを押さえると共に、この摺動抵抗の経時
変化を抑えることができるので、本発明の目的が達成さ
れる。
【0028】
【発明の実施の形態】 本発明の第1の実施の形態のス
テアリング装置のシャフト伸縮構造を搭載しているステ
アリング装置1の斜視図を図1に示す。図1において、
ステアリング装置1は、ステアリングコラム30にその
大半を覆われたメインシャフト50の上方端でステアリ
ングホイール10に連結され、またインターミディエイ
トシャフト55の下方端はジョイント85を介してステ
アリングギヤ20(ほんの一部のみ図示している。)に
連結されていて、メインシャフト50とインターミディ
エイトシャフト55とはジョイント80を介して連結さ
れる構造となっている。従ってこのメインシャフト50
とインターミディエイトシャフト55はステアリングホ
イール10の回転力を前記ステアリングギヤ20に伝達
する役割りを果している。
テアリング装置のシャフト伸縮構造を搭載しているステ
アリング装置1の斜視図を図1に示す。図1において、
ステアリング装置1は、ステアリングコラム30にその
大半を覆われたメインシャフト50の上方端でステアリ
ングホイール10に連結され、またインターミディエイ
トシャフト55の下方端はジョイント85を介してステ
アリングギヤ20(ほんの一部のみ図示している。)に
連結されていて、メインシャフト50とインターミディ
エイトシャフト55とはジョイント80を介して連結さ
れる構造となっている。従ってこのメインシャフト50
とインターミディエイトシャフト55はステアリングホ
イール10の回転力を前記ステアリングギヤ20に伝達
する役割りを果している。
【0029】このような構造になるステアリング装置1
において、ステアリングホイール10がステアリングコ
ラム30の軸方向に伸縮する為には、前記メインシャフ
ト50あるいはインターミディエイトシャフト55ある
いはその両方のシャフトが伸縮することが必要である。
そこでこの両方を共通的に代表させてシャフト40とし
て示したものが図2であり、本発明の第1の実施の形態
のステアリング装置の伸縮構造を示している。図2
(A)はシャフト40の軸方向の断面図であり、図2
(B)は図2(A)のA−A断面の断面図である。
において、ステアリングホイール10がステアリングコ
ラム30の軸方向に伸縮する為には、前記メインシャフ
ト50あるいはインターミディエイトシャフト55ある
いはその両方のシャフトが伸縮することが必要である。
そこでこの両方を共通的に代表させてシャフト40とし
て示したものが図2であり、本発明の第1の実施の形態
のステアリング装置の伸縮構造を示している。図2
(A)はシャフト40の軸方向の断面図であり、図2
(B)は図2(A)のA−A断面の断面図である。
【0030】インナーシャフト42の外周には先端から
所定の長さだけ雄スプライン42aが形成されている。
アウターシャフト41には内周に先端から所定の長さだ
け雌スプライン41aが形成されていて、この雌スプラ
イン41aが雄スプライン42aと嵌合することによっ
て、アウターシャフト41とインナーシャフト42とは
軸方向に摺動可能に嵌合している。このインナーシャフ
ト42とアウターシャフト41の例では、前述のように
スプラインが形成されているが、これは必ずしもスプラ
インである必要はなくインナーシャフトの断面が四角形
状や六角形状等の多角形であって、アウターシャフトが
これに嵌合する四角形状や六角形状等の多角形の筒であ
っても互いに摺動可能で、且つ一体的に回転できるもの
であれば良い。
所定の長さだけ雄スプライン42aが形成されている。
アウターシャフト41には内周に先端から所定の長さだ
け雌スプライン41aが形成されていて、この雌スプラ
イン41aが雄スプライン42aと嵌合することによっ
て、アウターシャフト41とインナーシャフト42とは
軸方向に摺動可能に嵌合している。このインナーシャフ
ト42とアウターシャフト41の例では、前述のように
スプラインが形成されているが、これは必ずしもスプラ
インである必要はなくインナーシャフトの断面が四角形
状や六角形状等の多角形であって、アウターシャフトが
これに嵌合する四角形状や六角形状等の多角形の筒であ
っても互いに摺動可能で、且つ一体的に回転できるもの
であれば良い。
【0031】インナーシャフト42の先端部となるイン
ナーシャフト先端部42bの内周には同芯的にインナー
シャフト雌ねじ42cが最先端から所定の長さだけ形成
されている。インナーシャフト42においてインナーシ
ャフト先端部42bの内周にはインナーシャフト雌ねじ
42cが形成されているが、更に奥にもインナーシャフ
ト空洞部42eが設けられている。このインナーシャフ
ト空洞部42eの対角の2カ所ではインナーシャフト4
2の外周まで貫いて軸方向の長さL、幅Wの空間がくり
抜かれている。これがスリット42dである。
ナーシャフト先端部42bの内周には同芯的にインナー
シャフト雌ねじ42cが最先端から所定の長さだけ形成
されている。インナーシャフト42においてインナーシ
ャフト先端部42bの内周にはインナーシャフト雌ねじ
42cが形成されているが、更に奥にもインナーシャフ
ト空洞部42eが設けられている。このインナーシャフ
ト空洞部42eの対角の2カ所ではインナーシャフト4
2の外周まで貫いて軸方向の長さL、幅Wの空間がくり
抜かれている。これがスリット42dである。
【0032】2つのスリット42dにはそれぞれ拡径部
材61が嵌め込まれている。従って拡径部材61の外周
となる拡径部材外周部61aはアウターシャフト41の
雌スプライン41aに長さLだけ嵌合している。また拡
径部材61の内周となる拡径部材内周面61bは円錐面
の一部となっている。前記拡径部材内周面61bには円
錐台形状をしたくさび62が嵌め込まれている。このく
さび62のくさび円錐面62aの傾きは拡径部材内周面
61bの円錐面と同一の傾きであり、図2(A)に示す
ようにインナーシャフト先端部42bに向かって拡径し
ている。
材61が嵌め込まれている。従って拡径部材61の外周
となる拡径部材外周部61aはアウターシャフト41の
雌スプライン41aに長さLだけ嵌合している。また拡
径部材61の内周となる拡径部材内周面61bは円錐面
の一部となっている。前記拡径部材内周面61bには円
錐台形状をしたくさび62が嵌め込まれている。このく
さび62のくさび円錐面62aの傾きは拡径部材内周面
61bの円錐面と同一の傾きであり、図2(A)に示す
ようにインナーシャフト先端部42bに向かって拡径し
ている。
【0033】このくさび62の最大径の円形状の底のく
さび端面62bには調節ねじ63が先端で接している。
調節ねじ63がくさび62に接している側の反対側の端
面の中央には六角穴63dが形成されていて、締結工具
70が挿入され回転して締め込むことができるようにな
っている。この調節ねじ63の外周には調節雄ねじ63
cが形成されていて、前述のインナーシャフト先端部4
2bのインナーシャフト雌ねじ42cに螺合している。
更に調節ねじ63の調節雄ねじ63cには固定用ねじ6
4が螺合しており、固定用ねじ64はインナーシャフト
先端部42bの端部に接していて、調節ねじ63とイン
ナーシャフト42との螺合が緩まないように固定してい
る。
さび端面62bには調節ねじ63が先端で接している。
調節ねじ63がくさび62に接している側の反対側の端
面の中央には六角穴63dが形成されていて、締結工具
70が挿入され回転して締め込むことができるようにな
っている。この調節ねじ63の外周には調節雄ねじ63
cが形成されていて、前述のインナーシャフト先端部4
2bのインナーシャフト雌ねじ42cに螺合している。
更に調節ねじ63の調節雄ねじ63cには固定用ねじ6
4が螺合しており、固定用ねじ64はインナーシャフト
先端部42bの端部に接していて、調節ねじ63とイン
ナーシャフト42との螺合が緩まないように固定してい
る。
【0034】このような構成になる第1の実施の形態の
ステアリング装置の伸縮構造の作用について述べる。イ
ンナーシャフト42の2つのスリット42dに2つの拡
径部材61aを嵌める。インナーシャフト先端部42b
の軸中心部に形成されたインナーシャフト雌ねじ42c
の孔からくさび62を先端が細くなっている側から挿入
し、2つの拡径部材61の拡径部材内周面61bにくさ
び62のくさび円錐面62aが接触するように嵌め合わ
せる。次にインナーシャフト先端部42bのインナーシ
ャフト雌ねじ42cに調節ねじ63を螺合させる。それ
には締結工具70を六角穴63dに挿入して調節ねじ6
3を回転させる。この時調節ねじ63の先端は前記くさ
び62のくさび端面62bに接するようになるが、更に
調節ねじ63を締め込むことはしないで、仮止め状態に
しておく。固定用ねじ64を調節ねじの外周に螺合させ
やはり固定用ねじ64の端面が軽くインナーシャフト4
2の先端の端面に接するくらいにして仮止めしておく。
ステアリング装置の伸縮構造の作用について述べる。イ
ンナーシャフト42の2つのスリット42dに2つの拡
径部材61aを嵌める。インナーシャフト先端部42b
の軸中心部に形成されたインナーシャフト雌ねじ42c
の孔からくさび62を先端が細くなっている側から挿入
し、2つの拡径部材61の拡径部材内周面61bにくさ
び62のくさび円錐面62aが接触するように嵌め合わ
せる。次にインナーシャフト先端部42bのインナーシ
ャフト雌ねじ42cに調節ねじ63を螺合させる。それ
には締結工具70を六角穴63dに挿入して調節ねじ6
3を回転させる。この時調節ねじ63の先端は前記くさ
び62のくさび端面62bに接するようになるが、更に
調節ねじ63を締め込むことはしないで、仮止め状態に
しておく。固定用ねじ64を調節ねじの外周に螺合させ
やはり固定用ねじ64の端面が軽くインナーシャフト4
2の先端の端面に接するくらいにして仮止めしておく。
【0035】このような状態になったインナーシャフト
42のサブアッセンブリをアウターシャフト41と嵌合
させる。即ちアウターシャフト41の内周の雌スプライ
ン41aにインナーシャフト42の雄スプライン42a
を嵌合させて行き、所定の長さだけ軸方向に挿入する。
ここで、締結工具70を用いて調節ねじ63を締め込ん
で行くと、調節ねじ63の先端がくさび62を軸方向に
押し込もうとする。くさび62の外周はくさび円錐面6
2aとなっているので、軸方向の荷重は軸方向に直角な
荷重に分解され拡径部材61を径方向に押し付ける。そ
の為拡径部材61の外周ではアウターシャフト41の雌
スプライン41aの一部を径方向に外周に向かって押し
拡げようとする。そこで、インナーシャフト42とアウ
ターシャフト41との摺動抵抗の大きさをFとし、前述
の拡径部材61がアウターシャフト41を押し付けよう
とする力をPとすると、アウターシャフト41と拡径部
材61との間の摩擦係数をμとして、 F=μ×P (1) が成り立つ。即ち押し付け力Pを調節ねじ63の締め付
けトルクによって調節することによって、摺動抵抗Fを
ほぼ狙い通りに調整することができる。その後固定用ね
じ64で確実に固定すれば良い。
42のサブアッセンブリをアウターシャフト41と嵌合
させる。即ちアウターシャフト41の内周の雌スプライ
ン41aにインナーシャフト42の雄スプライン42a
を嵌合させて行き、所定の長さだけ軸方向に挿入する。
ここで、締結工具70を用いて調節ねじ63を締め込ん
で行くと、調節ねじ63の先端がくさび62を軸方向に
押し込もうとする。くさび62の外周はくさび円錐面6
2aとなっているので、軸方向の荷重は軸方向に直角な
荷重に分解され拡径部材61を径方向に押し付ける。そ
の為拡径部材61の外周ではアウターシャフト41の雌
スプライン41aの一部を径方向に外周に向かって押し
拡げようとする。そこで、インナーシャフト42とアウ
ターシャフト41との摺動抵抗の大きさをFとし、前述
の拡径部材61がアウターシャフト41を押し付けよう
とする力をPとすると、アウターシャフト41と拡径部
材61との間の摩擦係数をμとして、 F=μ×P (1) が成り立つ。即ち押し付け力Pを調節ねじ63の締め付
けトルクによって調節することによって、摺動抵抗Fを
ほぼ狙い通りに調整することができる。その後固定用ね
じ64で確実に固定すれば良い。
【0036】押し付け力Pはくさび62に掛けられる調
節ねじ63からの軸方向の荷重によって決まるのである
が、ここで拡径部材内周面61b(くさび円錐面62a
と等しい角度である。)の軸に対する角度θを小さく取
れば、くさび効果で調節ねじ63から小さい荷重を掛け
るだけで拡径部材61を介してアウターシャフト41へ
大きな荷重を作用させられる。逆にアウターシャフト4
1からの拡径部材61へ掛けられる荷重がくさび62に
大きな軸方向の荷重として作用することはないので、調
節ねじ63に締結軸力を低下させようとする力の作用が
小さいわけであり、経時的に調節ねじ63が緩むことが
少ないと言う効果がある。
節ねじ63からの軸方向の荷重によって決まるのである
が、ここで拡径部材内周面61b(くさび円錐面62a
と等しい角度である。)の軸に対する角度θを小さく取
れば、くさび効果で調節ねじ63から小さい荷重を掛け
るだけで拡径部材61を介してアウターシャフト41へ
大きな荷重を作用させられる。逆にアウターシャフト4
1からの拡径部材61へ掛けられる荷重がくさび62に
大きな軸方向の荷重として作用することはないので、調
節ねじ63に締結軸力を低下させようとする力の作用が
小さいわけであり、経時的に調節ねじ63が緩むことが
少ないと言う効果がある。
【0037】前述のような調節ねじの締め付けトルクを
調整するのではなく、もっと直接的に摺動抵抗を調整す
る方法もある。これはアウターシャフト41とインナー
シャフト42とを摺動させながら、徐々に調節ねじ63
を締め込んで行き、所定の摺動抵抗になったところで、
締結を止めて設定する方法である。この方法によれば、
摺動抵抗そのものの値を設定できるので、前述の調節ね
じ63の締結トルクの設定より更に精度を良くできる効
果がある。
調整するのではなく、もっと直接的に摺動抵抗を調整す
る方法もある。これはアウターシャフト41とインナー
シャフト42とを摺動させながら、徐々に調節ねじ63
を締め込んで行き、所定の摺動抵抗になったところで、
締結を止めて設定する方法である。この方法によれば、
摺動抵抗そのものの値を設定できるので、前述の調節ね
じ63の締結トルクの設定より更に精度を良くできる効
果がある。
【0038】このように摺動抵抗を狙い通りに設定した
上で、シャフト40のアウターシャフト41とインナー
シャフト42を摺動させて長さを伸縮させる時は、雌ス
プライン41aと雄スプライン42aとの間には元々適
当な隙間があるが、前述のように拡径部材61がアウタ
ーシャフト41を押し付けていてここで軽い摺動抵抗を
決めているので、その摺動抵抗分だけの荷重で速やかに
伸縮させることができる。即ちインナーシャフト42の
雄スプライン42aとアウターシャフト41の雌スプラ
イン41aとの嵌合はすきまがあって摺動時にこじたり
することがなく、滑って摺動する部分は嵌合部材61の
嵌合部材外周部61aと雌スプライン41aとであるか
ら、雄スプライン42aや雌スプライン41aの摩耗は
なく、経時変化が少ない。
上で、シャフト40のアウターシャフト41とインナー
シャフト42を摺動させて長さを伸縮させる時は、雌ス
プライン41aと雄スプライン42aとの間には元々適
当な隙間があるが、前述のように拡径部材61がアウタ
ーシャフト41を押し付けていてここで軽い摺動抵抗を
決めているので、その摺動抵抗分だけの荷重で速やかに
伸縮させることができる。即ちインナーシャフト42の
雄スプライン42aとアウターシャフト41の雌スプラ
イン41aとの嵌合はすきまがあって摺動時にこじたり
することがなく、滑って摺動する部分は嵌合部材61の
嵌合部材外周部61aと雌スプライン41aとであるか
ら、雄スプライン42aや雌スプライン41aの摩耗は
なく、経時変化が少ない。
【0039】アウターシャフト41とインナーシャフト
42との間でのすきまは拡径部材61の押し付けによっ
て無くなされているので回転方向の遊びはないから、走
行時には車両の操舵フィーリングが良い状態に保たれ且
つ凹凸のある路面を走行しても音の発生などがない。
42との間でのすきまは拡径部材61の押し付けによっ
て無くなされているので回転方向の遊びはないから、走
行時には車両の操舵フィーリングが良い状態に保たれ且
つ凹凸のある路面を走行しても音の発生などがない。
【0040】前述の拡径部材61の材料としては必ずし
も金属を用いる必要はなく例えばナイロン系の合成樹脂
であっても良い。この場合はμの値が小さく取れるの
で、摺動抵抗Fを小さくして軽く摺動するようにし易
い。また合成樹脂であれば拡径部材61が複雑な形状で
あったとしても製造に際して一体の成形がし易いと言う
効果がある。
も金属を用いる必要はなく例えばナイロン系の合成樹脂
であっても良い。この場合はμの値が小さく取れるの
で、摺動抵抗Fを小さくして軽く摺動するようにし易
い。また合成樹脂であれば拡径部材61が複雑な形状で
あったとしても製造に際して一体の成形がし易いと言う
効果がある。
【0041】また図示していないが、前記くさび62と
調節ねじ63とを一体品とすることも可能である。この
場合は部品点数を削減できると言う効果がある。
調節ねじ63とを一体品とすることも可能である。この
場合は部品点数を削減できると言う効果がある。
【0042】次に本発明の第2の実施の形態のステアリ
ング装置のシャフト伸縮構造を図3に示す。図3(A)
がシャフト240の断面図であり、図3(A)のB−B
断面で切った断面図が図3(B)である。この第2の実
施の形態のシャフト240の構成は内周に雌スプライン
241aを形成したアウターシャフト241と外周に雌
スプライン241aに嵌合する雄スプライン242aを
外周に形成したインナーシャフト242、更に拡径部材
261、くさび262、調節ねじ263等の部品で成り
立っている点は第1の実施の形態のシャフト40と基本
的には同様であるが、くさび262と調節ねじ263と
の間に保持ばね265を有している点が大きな違いであ
る。従ってこの違いの点を主に説明する。
ング装置のシャフト伸縮構造を図3に示す。図3(A)
がシャフト240の断面図であり、図3(A)のB−B
断面で切った断面図が図3(B)である。この第2の実
施の形態のシャフト240の構成は内周に雌スプライン
241aを形成したアウターシャフト241と外周に雌
スプライン241aに嵌合する雄スプライン242aを
外周に形成したインナーシャフト242、更に拡径部材
261、くさび262、調節ねじ263等の部品で成り
立っている点は第1の実施の形態のシャフト40と基本
的には同様であるが、くさび262と調節ねじ263と
の間に保持ばね265を有している点が大きな違いであ
る。従ってこの違いの点を主に説明する。
【0043】円錐台形状のくさび262の2つの端面の
中の直径の大きな側のくさび端面262bと調節ねじ2
63の先端の端面である調節ねじ端面263aとは直接
接していないで、間にコイルでできた保持ばね265が
介在し、くさび262と調節ねじ263を共に遠ざけよ
うとする伸張荷重を働かせている。従って締結工具70
で調節ねじ263を締め込んで行くと、調節ねじからの
押し込み荷重は保持ばね265を介してくさび262に
伝達され、軸方向の力が拡径部材261の径方向の荷重
に分解されて合成樹脂でできた拡径部材261を径方向
に拡張させ、アウターシャフト241の雌スプライン2
41aを介してアウターシャフト241を押し付ける。
従ってシャフト40のところで説明した作用がそのまま
同様に作用する。しかしここで保持ばね265を特に設
けている狙いは次のようなことである。
中の直径の大きな側のくさび端面262bと調節ねじ2
63の先端の端面である調節ねじ端面263aとは直接
接していないで、間にコイルでできた保持ばね265が
介在し、くさび262と調節ねじ263を共に遠ざけよ
うとする伸張荷重を働かせている。従って締結工具70
で調節ねじ263を締め込んで行くと、調節ねじからの
押し込み荷重は保持ばね265を介してくさび262に
伝達され、軸方向の力が拡径部材261の径方向の荷重
に分解されて合成樹脂でできた拡径部材261を径方向
に拡張させ、アウターシャフト241の雌スプライン2
41aを介してアウターシャフト241を押し付ける。
従ってシャフト40のところで説明した作用がそのまま
同様に作用する。しかしここで保持ばね265を特に設
けている狙いは次のようなことである。
【0044】シャフト240の伸縮を長い間に渡って繰
り返して操作する時に、アウターシャフト241の雌ス
プライン241aとインナーシャフト242の雄スプラ
イン242aとは隙間を持って形成されていて摺動する
ので殆ど摩耗しないが、拡径部材261は雌スプライン
241aに押し付けられている状態で摺動させられるの
で、特に樹脂でできている拡径部材261の外周部であ
る拡径部材外周部261aは金属のアウターシャフト2
61より柔らかい為多少の摩耗が発生する可能性があ
る。すると位置が固定されたくさび262であれば、拡
径部材261の弾性変形量が減って拡径部材261のア
ウターシャフト241に対する押し付け力を低下させる
恐れがあるが、図3の場合には軸方向から保持ばね26
5が常にくさび262を押し付けているので、拡径部材
外周部261aの摩耗が多少あったとしても、保持ばね
265の伸張力は殆ど低下せず、拡径部材261のアウ
ターシャフト241への押し付け力を殆ど低下させない
と言う効果がある。従って経時変化が少なく、初期の摺
動抵抗がほぼ保たれる。また拡径部材内周面261aの
軸に対する傾き角度θが小さく設定されていれば、第1
の実施の形態で述べた如くくさび効果が働き、調節ねじ
263からの小さな押し付け力で拡径部材261に大き
な径方向の荷重を与えられる。従って保持ばね265の
ばね定数を小さくできるので、拡径部材外周部261a
の摩耗に対して更に影響を少なくできる効果がある。
り返して操作する時に、アウターシャフト241の雌ス
プライン241aとインナーシャフト242の雄スプラ
イン242aとは隙間を持って形成されていて摺動する
ので殆ど摩耗しないが、拡径部材261は雌スプライン
241aに押し付けられている状態で摺動させられるの
で、特に樹脂でできている拡径部材261の外周部であ
る拡径部材外周部261aは金属のアウターシャフト2
61より柔らかい為多少の摩耗が発生する可能性があ
る。すると位置が固定されたくさび262であれば、拡
径部材261の弾性変形量が減って拡径部材261のア
ウターシャフト241に対する押し付け力を低下させる
恐れがあるが、図3の場合には軸方向から保持ばね26
5が常にくさび262を押し付けているので、拡径部材
外周部261aの摩耗が多少あったとしても、保持ばね
265の伸張力は殆ど低下せず、拡径部材261のアウ
ターシャフト241への押し付け力を殆ど低下させない
と言う効果がある。従って経時変化が少なく、初期の摺
動抵抗がほぼ保たれる。また拡径部材内周面261aの
軸に対する傾き角度θが小さく設定されていれば、第1
の実施の形態で述べた如くくさび効果が働き、調節ねじ
263からの小さな押し付け力で拡径部材261に大き
な径方向の荷重を与えられる。従って保持ばね265の
ばね定数を小さくできるので、拡径部材外周部261a
の摩耗に対して更に影響を少なくできる効果がある。
【0045】この為シャフト240においては経年後も
回転方向のすきまは起こらず、初期の操舵フィーリング
を維持でき、また凹凸路面を走行する時でも音の発生に
至るようなことが起こらない。
回転方向のすきまは起こらず、初期の操舵フィーリング
を維持でき、また凹凸路面を走行する時でも音の発生に
至るようなことが起こらない。
【0046】図3(A)に示す拡径部材261では拡径
部材内周面261aに近接して断面では舌状に見える嵌
め込み片261cが軸方向の両端に1つずつ形成されて
いる。この嵌め込み片261cは内周側では分離されて
いるので、左右に多少移動可能であるが、外周の根元で
は拡径部材261の本体に一体となっている。従ってイ
ンナーシャフト242のスリット242dに向かって突
き出したインナーシャフト突き出し部242fに、この
嵌め込み片261cが嵌め込まれるようになっている。
そして嵌め込み片261cの先端部は軸方向に少し膨ら
んだ断面形状となっている。従って拡径部材261のこ
の嵌め込み片261cをインナーシャフト突き出し部2
42fに組み込む時には、嵌め込み片261cを軸方向
に少し縮めて先端部の膨らみを乗り越えてやる必要があ
るが、一度嵌まるとインナーシャフト突き出し部242
fにしっかり嵌まり込む。従って後でくさび262等を
組み込んで行く時においても、この拡径部材261がぐ
らぐらすることがなく速やかに作業ができる効果があ
る。
部材内周面261aに近接して断面では舌状に見える嵌
め込み片261cが軸方向の両端に1つずつ形成されて
いる。この嵌め込み片261cは内周側では分離されて
いるので、左右に多少移動可能であるが、外周の根元で
は拡径部材261の本体に一体となっている。従ってイ
ンナーシャフト242のスリット242dに向かって突
き出したインナーシャフト突き出し部242fに、この
嵌め込み片261cが嵌め込まれるようになっている。
そして嵌め込み片261cの先端部は軸方向に少し膨ら
んだ断面形状となっている。従って拡径部材261のこ
の嵌め込み片261cをインナーシャフト突き出し部2
42fに組み込む時には、嵌め込み片261cを軸方向
に少し縮めて先端部の膨らみを乗り越えてやる必要があ
るが、一度嵌まるとインナーシャフト突き出し部242
fにしっかり嵌まり込む。従って後でくさび262等を
組み込んで行く時においても、この拡径部材261がぐ
らぐらすることがなく速やかに作業ができる効果があ
る。
【図1】 本発明の実施の形態のステアリング装置のシ
ャフト伸縮構造が搭載されるステアリング装置の側面か
らの斜視図であると共に、従来の技術のステアリング装
置のシャフト伸縮構造を搭載するステアリング装置の説
明にも流用する斜視図である。
ャフト伸縮構造が搭載されるステアリング装置の側面か
らの斜視図であると共に、従来の技術のステアリング装
置のシャフト伸縮構造を搭載するステアリング装置の説
明にも流用する斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のシャフト40の
軸方向断面図を図2(A)に、図2(A)のA−A断面
で切った断面図を図2(B)に示す。
軸方向断面図を図2(A)に、図2(A)のA−A断面
で切った断面図を図2(B)に示す。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のシャフト240
の軸方向断面図を図3(A)に、図3(A)のB−B断
面で切った断面図を図3(B)に示す。
の軸方向断面図を図3(A)に、図3(A)のB−B断
面で切った断面図を図3(B)に示す。
【図4】 従来の技術のステアリング装置のシャフト伸
縮構造のシャフト140の側面図であり、一部が断面図
となっている。
縮構造のシャフト140の側面図であり、一部が断面図
となっている。
【図5】 図4のインナーシャフト142の斜視図であ
る。
る。
1、100・・・ステアリング装置 10、110・・・ステアリングホイール 20、120・・・ステアリングギヤ 30、130・・・ステアリングコラム 40、140、240・・・シャフト 41、141、241・・・アウターシャフト 41a、141a、241a・・・雌スプライン 42、142、242・・・インナーシャフト 42a、142a、242a・・・雄スプライン 42b、242b・・・インナーシャフト先端部 42c、242c・・・インナーシャフト雌ねじ 42d、242d・・・スリット 242f・・・インナーシャフト突き出し部 61、261・・・拡径部材 61a、261a・・・拡径部材内周面 261c・・・嵌め込み片 62、262・・・くさび 63、263・・・調節ねじ 64・・・固定用ねじ 70・・・締結工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 亮一 富山県新湊市奈呉の江12番地の3 アイシ ン軽金属株式会社 (72)発明者 東 信行 富山県新湊市奈呉の江12番地の3 アイシ ン軽金属株式会社
Claims (8)
- 【請求項1】 ステアリング装置の少なくとも1対の
シャフトが、互いに軸方向に嵌合するアウターシャフト
とインナーシャフトとで構成され、前記インナーシャフ
トの先端部から所定の長さのところに形成されたスリッ
トに嵌め込まれ内周に円錐面を有する拡径部材と、前記
拡径部材の前記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有す
るくさびと、前記くさびを軸方向に押し込め前記インナ
ーシャフトの先端部に螺合する調節ねじを備えているこ
とを特徴とするステアリング装置のシャフト伸縮構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のステアリング装置の
シャフト伸縮構造において、前記くさびと前記調節ねじ
との間にあって軸方向に伸張荷重を与える保持ばねが介
在されていることを特徴とするステアリング装置のシャ
フト伸縮構造。 - 【請求項3】 請求項1に記載のステアリング装置の
シャフト伸縮構造において、前記くさびが前記調節ねじ
の先端に一体的に形成されていることを特徴とするステ
アリング装置のシャフト伸縮構造。 - 【請求項4】 請求項1あるいは3に記載のステアリ
ング装置のシャフト伸縮構造において、前記調節ねじを
前記インナーシャフトに固定する固定用ねじが前記調節
ねじに螺合していることを特徴とするステアリング装置
のシャフト伸縮構造。 - 【請求項5】 請求項1あるいは2に記載のステアリ
ング装置のシャフト伸縮構造において、前記拡径部材が
合成樹脂であることを特徴とするステアリング装置のシ
ャフト伸縮構造。 - 【請求項6】 請求項5に記載のステアリング装置の
シャフト伸縮構造の前記拡径部材の軸方向の端部で前記
円錐面に隣接して前記インナーシャフトに嵌め込まれる
嵌め込み片が形成されていることを特徴とするステアリ
ング装置のシャフト伸縮構造。 - 【請求項7】 ステアリング装置の少なくとも1対の
シャフトが、互いに軸方向に嵌合するアウターシャフト
とインナーシャフトとで構成され、前記インナーシャフ
トの先端部から所定の長さのところに形成されたスリッ
トに嵌め込まれ内周に円錐面を有する拡径部材と、前記
拡径部材の前記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有す
るくさびと、前記くさびを軸方向に押し込め前記インナ
ーシャフトの先端部に螺合する調節ねじとを有するステ
アリング装置のシャフト伸縮構造の前記インナーシャフ
トと前記アウターシャフトとの摺動抵抗を、前記調節ね
じの締め付けトルクを所定の値にすることによって調整
して設定することを特徴とするステアリング装置のシャ
フト伸縮構造の調整方法。 - 【請求項8】 ステアリング装置の少なくとも1対の
シャフトが、互いに軸方向に嵌合するアウターシャフト
とインナーシャフトとで構成され、前記インナーシャフ
トの先端部から所定の長さのところに形成されたスリッ
トに嵌め込まれ内周に円錐面を有する拡径部材と、前記
拡径部材の前記円錐面に嵌められる外周に円錐面を有す
るくさびと、前記くさびを軸方向に押し込め前記インナ
ーシャフトの先端部に螺合する調節ねじとを有するステ
アリング装置のシャフト伸縮構造の前記インナーシャフ
トと前記アウターシャフトとの摺動抵抗を、前記インナ
ーシャフトと前記アウターシャフトとを相対的に摺動さ
せて、所定の値の摺動抵抗に達したところで前記調節ね
じの締め付けを固定することを特徴とするステアリング
装置のシャフト伸縮構造の調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP658798A JPH11198822A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | ステアリング装置のシャフト伸縮構造とその調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP658798A JPH11198822A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | ステアリング装置のシャフト伸縮構造とその調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11198822A true JPH11198822A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11642471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP658798A Pending JPH11198822A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | ステアリング装置のシャフト伸縮構造とその調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11198822A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002008047A1 (en) * | 2000-07-21 | 2002-01-31 | Nsk Ltd. | Motor-operated power steering device |
| JP2002145076A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-22 | Nsk Ltd | 伸縮自在シャフトの結合構造 |
| EP1156229B1 (en) * | 1999-10-28 | 2004-03-10 | Nsk Ltd., | Connection structure of extensible shaft |
| KR100435548B1 (ko) * | 2001-12-14 | 2004-06-10 | 현대자동차주식회사 | 전장 가변 추진축 |
| US6938723B2 (en) | 2001-06-27 | 2005-09-06 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
| KR100764158B1 (ko) * | 2001-10-25 | 2007-10-05 | 주식회사 만도 | 스티어링 시스템의 슬라이딩장치 |
| KR101085281B1 (ko) | 2007-05-29 | 2011-11-22 | 주식회사 만도 | 틸트 또는 틸트 앤 텔레스코프 조향장치 |
| KR101091986B1 (ko) | 2009-11-25 | 2011-12-09 | 한국과학기술원 | 텔레스코픽 장치 및 이를 이용하는 자동차용 스티어링 휠의 길이 조절장치 |
| WO2012086678A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| WO2017016991A1 (en) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | Trw Steering Systems Poland Sp. Z.O.O. | A steering column assembly |
| DE102016212815A1 (de) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Wellenverbindung einer Kraftfahrzeuglenkung sowie Lenkung für Kraftfahrzeuge, insbesondere für Nutzfahrzeuge |
| CN110023176A (zh) * | 2016-08-05 | 2019-07-16 | Trw操舵系统波兰有限责任公司 | 转向柱组件 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP658798A patent/JPH11198822A/ja active Pending
Cited By (23)
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| US7025169B2 (en) | 2001-06-27 | 2006-04-11 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
| US7240763B2 (en) | 2001-06-27 | 2007-07-10 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
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| KR101091986B1 (ko) | 2009-11-25 | 2011-12-09 | 한국과학기술원 | 텔레스코픽 장치 및 이를 이용하는 자동차용 스티어링 휠의 길이 조절장치 |
| WO2012086678A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2012136105A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
| US8776943B2 (en) | 2010-12-24 | 2014-07-15 | Jtekt Corporation | Electric power steering device |
| WO2017016991A1 (en) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | Trw Steering Systems Poland Sp. Z.O.O. | A steering column assembly |
| CN108025757A (zh) * | 2015-07-27 | 2018-05-11 | Trw操舵系统波兰有限责任公司 | 转向柱组件 |
| US20180215408A1 (en) * | 2015-07-27 | 2018-08-02 | Trw Steering Systems Poland Sp. Z.O.O. | Steering Column Assembly |
| US10683028B2 (en) | 2015-07-27 | 2020-06-16 | TRW Steering Systems Poland Sp. z o.o. | Steering column assembly |
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| CN110023176B (zh) * | 2016-08-05 | 2022-08-19 | Trw操舵系统波兰有限责任公司 | 转向柱组件 |
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