JPH11198615A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH11198615A JPH11198615A JP10004046A JP404698A JPH11198615A JP H11198615 A JPH11198615 A JP H11198615A JP 10004046 A JP10004046 A JP 10004046A JP 404698 A JP404698 A JP 404698A JP H11198615 A JPH11198615 A JP H11198615A
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- rubber
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- pneumatic tire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規なサイドウォール部を提供する。
【解決手段】 トレッド部2からサイドウォール部3を
経てビード部4のビードコア5の回りで折り返されるカ
ーカス6を具える空気入りタイヤである。サイドウォー
ル部3の領域に配されるサイドウォールゴム9は、カー
カス6側の内層ゴム10と、中間層ゴム11と、この中
間層ゴム11を覆う外層ゴム12との3層構造体からな
る。内層ゴム10、外層ゴム12はサイドウォール部の
領域のタイヤ半径方向の内端部i、外端部oで一体化さ
れる。また内層ゴム10と外層ゴム12とは天然ゴムを
主体とするゴム組成物により、他方、中間層ゴム11は
内層ゴム10、外層ゴム12とは異なるゴム組成物によ
り形成する。
経てビード部4のビードコア5の回りで折り返されるカ
ーカス6を具える空気入りタイヤである。サイドウォー
ル部3の領域に配されるサイドウォールゴム9は、カー
カス6側の内層ゴム10と、中間層ゴム11と、この中
間層ゴム11を覆う外層ゴム12との3層構造体からな
る。内層ゴム10、外層ゴム12はサイドウォール部の
領域のタイヤ半径方向の内端部i、外端部oで一体化さ
れる。また内層ゴム10と外層ゴム12とは天然ゴムを
主体とするゴム組成物により、他方、中間層ゴム11は
内層ゴム10、外層ゴム12とは異なるゴム組成物によ
り形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドウォールゴ
ムを改良した空気入りタイヤに関する。
ムを改良した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤのサイドウォールゴムに
は、外力からタイヤのサイド部分を保護する耐カット性
や、耐候性、耐変色性の他、タイヤの製造工程において
カーカスの外面に貼り付ける際の密着性などの特性(以
下、これらの性能をまとめて「基本特性」ということが
ある。)が要求されており、一般に1種類のゴム組成物
で構成されるものが多い。
は、外力からタイヤのサイド部分を保護する耐カット性
や、耐候性、耐変色性の他、タイヤの製造工程において
カーカスの外面に貼り付ける際の密着性などの特性(以
下、これらの性能をまとめて「基本特性」ということが
ある。)が要求されており、一般に1種類のゴム組成物
で構成されるものが多い。
【0003】しかしながら、近年では、タイヤに対する
市場からの要求、例えばハンドル応答性を高めるための
サイドウォール部の剛性の向上、燃費性改善のためのサ
イドウォール部のヒステリシスロスの低減化、乗り心地
性や高速走行時の安定性やノイズ性能向上のためのダン
ピング性能(以下、これらの性能をまとめて「高付加価
値特性」ということがある。)が強く求められている。
市場からの要求、例えばハンドル応答性を高めるための
サイドウォール部の剛性の向上、燃費性改善のためのサ
イドウォール部のヒステリシスロスの低減化、乗り心地
性や高速走行時の安定性やノイズ性能向上のためのダン
ピング性能(以下、これらの性能をまとめて「高付加価
値特性」ということがある。)が強く求められている。
【0004】このような高付加価値特性に対応するた
め、例えば図4(a)に示すように、サイドウォールゴ
ムg(タイヤ成型前のものを示す)をカーカス側の内層
ゴムaとその外側の外層ゴムbの2層構造としたもの
が、例えば特開平7−237407号公報などに提案さ
れている。
め、例えば図4(a)に示すように、サイドウォールゴ
ムg(タイヤ成型前のものを示す)をカーカス側の内層
ゴムaとその外側の外層ゴムbの2層構造としたもの
が、例えば特開平7−237407号公報などに提案さ
れている。
【0005】このようなサイドウォールゴムgは、内層
ゴムa又は外層ゴムbの一方に基本特性を具備するゴム
を用いる一方、前記内層ゴムa又は外層ゴムbの他方
に、高付加価値特性を具備するゴムが使用されうる。し
かしながら、このような高付加価値特性を具備するゴム
は、ポリマーや充填剤の種類がゴムの粘着性能や耐カッ
ト性を不利に低下させる傾向が強いため、タイヤ製造工
程においてサイドウォールゴムがカーカスに貼り付く粘
着性が低下したり、或いはタイヤの耐カット性が低下し
たりして前記基本特性を損なうという問題がある。
ゴムa又は外層ゴムbの一方に基本特性を具備するゴム
を用いる一方、前記内層ゴムa又は外層ゴムbの他方
に、高付加価値特性を具備するゴムが使用されうる。し
かしながら、このような高付加価値特性を具備するゴム
は、ポリマーや充填剤の種類がゴムの粘着性能や耐カッ
ト性を不利に低下させる傾向が強いため、タイヤ製造工
程においてサイドウォールゴムがカーカスに貼り付く粘
着性が低下したり、或いはタイヤの耐カット性が低下し
たりして前記基本特性を損なうという問題がある。
【0006】このため、図4(b)に示すように、サイ
ドウォールゴムgの内層ゴムaに粘着性の良いゴムを、
また中間層ゴムcに高付加価値特性を具備するゴムを、
さらにその外側に耐カット性に優れた外層ゴムを用いた
3種のゴムからなる3層構造とすることも考えられる
が、ゴム種の増加に伴い押出機の台数が増え、またタイ
ヤ製造工程において工程面、及び設備面での制約がある
他、各層の厚さが小となり、半径方向内端部及び外端部
で層間剥離が生じ易いなど、実用化が困難であった。
ドウォールゴムgの内層ゴムaに粘着性の良いゴムを、
また中間層ゴムcに高付加価値特性を具備するゴムを、
さらにその外側に耐カット性に優れた外層ゴムを用いた
3種のゴムからなる3層構造とすることも考えられる
が、ゴム種の増加に伴い押出機の台数が増え、またタイ
ヤ製造工程において工程面、及び設備面での制約がある
他、各層の厚さが小となり、半径方向内端部及び外端部
で層間剥離が生じ易いなど、実用化が困難であった。
【0007】なお、サイドウォール部に白色のゴムにて
文字を表示するホワイトレタータイヤにおいては、図4
(c)に示すように、サイドウォールゴムgは、カーカ
ス側の粘着性の良い内層ゴムfと、白色ゴムからなる中
間層ゴムdと、タイヤ加硫後にバフ研磨される被覆ゴム
eとを具えるが、この被覆ゴムeは、前記バフ研磨によ
り消失するため実質2層の構造となっている。
文字を表示するホワイトレタータイヤにおいては、図4
(c)に示すように、サイドウォールゴムgは、カーカ
ス側の粘着性の良い内層ゴムfと、白色ゴムからなる中
間層ゴムdと、タイヤ加硫後にバフ研磨される被覆ゴム
eとを具えるが、この被覆ゴムeは、前記バフ研磨によ
り消失するため実質2層の構造となっている。
【0008】本発明は、従来種々提案されているサイド
ウォールゴムとはいずれも異なるサイドウォールゴムを
具える空気入りタイヤの提供を目的としており、とりわ
けサイドウォールゴムの基本特性を具えつつ、他の高付
加価値特性を発揮するのに好適な空気入りタイヤの提供
を目的としている。
ウォールゴムとはいずれも異なるサイドウォールゴムを
具える空気入りタイヤの提供を目的としており、とりわ
けサイドウォールゴムの基本特性を具えつつ、他の高付
加価値特性を発揮するのに好適な空気入りタイヤの提供
を目的としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明のうち請求項1
記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経て
ビード部のビードコアの回りで折り返されるカーカスを
具える空気入りタイヤであって、サイドウォール部の領
域に配されるサイドウォールゴムは、カーカス側の内層
ゴムと、中間層ゴムと、この中間層ゴムを覆う外層ゴム
との3層構造体からなり、かつ内層ゴム、外層ゴムは前
記領域のタイヤ半径方向の内端部、外端部で一体化され
るとともに、内層ゴムと外層ゴムとは天然ゴムを主体と
するゴム組成物により、中間層ゴムは内層ゴム、外層ゴ
ムとはポリマー比率又はカーボン比率が1%以上異なる
ゴム組成物により形成したことを特徴としている。
記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経て
ビード部のビードコアの回りで折り返されるカーカスを
具える空気入りタイヤであって、サイドウォール部の領
域に配されるサイドウォールゴムは、カーカス側の内層
ゴムと、中間層ゴムと、この中間層ゴムを覆う外層ゴム
との3層構造体からなり、かつ内層ゴム、外層ゴムは前
記領域のタイヤ半径方向の内端部、外端部で一体化され
るとともに、内層ゴムと外層ゴムとは天然ゴムを主体と
するゴム組成物により、中間層ゴムは内層ゴム、外層ゴ
ムとはポリマー比率又はカーボン比率が1%以上異なる
ゴム組成物により形成したことを特徴としている。
【0010】また請求項2記載の発明は、前記内層ゴム
と外層ゴムとは天然ゴムを主体とする同じゴム組成物か
らなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ
である。
と外層ゴムとは天然ゴムを主体とする同じゴム組成物か
らなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ
である。
【0011】また請求項3記載の発明は、前記同じゴム
組成物は、天然ゴムとポリブタジエンとを含むゴム基材
に少なくともカーボンブラックが配合されたことを特徴
とする請求項2記載の空気入りタイヤである。
組成物は、天然ゴムとポリブタジエンとを含むゴム基材
に少なくともカーボンブラックが配合されたことを特徴
とする請求項2記載の空気入りタイヤである。
【0012】また請求項4記載の発明は、前記内層ゴム
のゴム組成物は、天然ゴムを主体とするゴム基材に少な
くとも粘着性付与剤が配合されたことを特徴とする請求
項1記載の空気入りタイヤである。
のゴム組成物は、天然ゴムを主体とするゴム基材に少な
くとも粘着性付与剤が配合されたことを特徴とする請求
項1記載の空気入りタイヤである。
【0013】また請求項5記載の発明は、前記中間層ゴ
ムは、剛性の増大、転がり抵抗又はダンピング性能が良
好なゴム組成物からなることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか1記載の空気入りタイヤである。
ムは、剛性の増大、転がり抵抗又はダンピング性能が良
好なゴム組成物からなることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか1記載の空気入りタイヤである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。図1には、トレッド部2からサイ
ドウォール部3を経てビード部4のビードコア5の周り
を折り返し係止されるカーカス6と、このカーカス6の
半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されたベルト
層7とを具えた乗用車用のラジアルタイヤを例示してい
る。
面に基づき説明する。図1には、トレッド部2からサイ
ドウォール部3を経てビード部4のビードコア5の周り
を折り返し係止されるカーカス6と、このカーカス6の
半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されたベルト
層7とを具えた乗用車用のラジアルタイヤを例示してい
る。
【0015】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ赤道Cに対して75゜〜90゜の角度で配列した1枚
以上のプライからなり、前記カーカスコードは、好まし
くは、ポリエステル、ナイロン又はレーヨン等の有機繊
維コードが採用されるが、必要に応じてスチールコード
をも採用しうる。
ヤ赤道Cに対して75゜〜90゜の角度で配列した1枚
以上のプライからなり、前記カーカスコードは、好まし
くは、ポリエステル、ナイロン又はレーヨン等の有機繊
維コードが採用されるが、必要に応じてスチールコード
をも採用しうる。
【0016】前記ベルト層7は、本例ではコードをタイ
ヤ赤道に対して15〜40°の小角度で傾けて配列した
少なくとも2枚、本例では内、外2枚のベルトプライ7
A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね合わ
せて構成したものを例示する。また前記ベルトコード
は、本例ではスチールコードを採用しているが、アラミ
ド、レーヨン等の高弾性の有機繊維コードも必要に応じ
て用いうる。
ヤ赤道に対して15〜40°の小角度で傾けて配列した
少なくとも2枚、本例では内、外2枚のベルトプライ7
A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね合わ
せて構成したものを例示する。また前記ベルトコード
は、本例ではスチールコードを採用しているが、アラミ
ド、レーヨン等の高弾性の有機繊維コードも必要に応じ
て用いうる。
【0017】そして、本発明ではサイドウォール部3の
領域に配されるサイドウォールゴム9は、図1、および
タイヤ成型前の状態を示す図2から明らかなように、カ
ーカス6側の内層ゴム10と、中間層ゴム11と、この
中間層ゴム11を覆う外層ゴム12との3層構造体から
なり、かつ内層ゴム10、外層ゴム12は前記領域のタ
イヤ半径方向の内端部i、外端部oで一体化される。
領域に配されるサイドウォールゴム9は、図1、および
タイヤ成型前の状態を示す図2から明らかなように、カ
ーカス6側の内層ゴム10と、中間層ゴム11と、この
中間層ゴム11を覆う外層ゴム12との3層構造体から
なり、かつ内層ゴム10、外層ゴム12は前記領域のタ
イヤ半径方向の内端部i、外端部oで一体化される。
【0018】また前記内層ゴム10と外層ゴム12と
は、天然ゴムを主体とするゴム組成物により、他方、中
間層ゴム11は、内層ゴム10、外層ゴム12とはポリ
マー比率又はカーボン比率が1%以上異なるゴム組成物
により形成したことを特徴としている。
は、天然ゴムを主体とするゴム組成物により、他方、中
間層ゴム11は、内層ゴム10、外層ゴム12とはポリ
マー比率又はカーボン比率が1%以上異なるゴム組成物
により形成したことを特徴としている。
【0019】このように、カーカス6と密着する内層ゴ
ム10と、サイドウォール部3のタイヤ外面を形成する
外層ゴム12とは、天然ゴムを主体とするゴム組成物か
らなることにより、この内層ゴム10にてカーカス6と
の密着性を高め、かつ外層ゴム12にて耐カット性を向
上することができる。また内層ゴム10、外層ゴム12
を前記領域のタイヤ半径方向の内端部i、外端部oで一
体化することによって、内層ゴム10、中間層ゴム11
及び外層ゴム12の各ゴム相互の結合が強固となり、層
間剥離などを効果的に防止しうる。
ム10と、サイドウォール部3のタイヤ外面を形成する
外層ゴム12とは、天然ゴムを主体とするゴム組成物か
らなることにより、この内層ゴム10にてカーカス6と
の密着性を高め、かつ外層ゴム12にて耐カット性を向
上することができる。また内層ゴム10、外層ゴム12
を前記領域のタイヤ半径方向の内端部i、外端部oで一
体化することによって、内層ゴム10、中間層ゴム11
及び外層ゴム12の各ゴム相互の結合が強固となり、層
間剥離などを効果的に防止しうる。
【0020】なおサイドウォール部3の領域とは、トレ
ッド部2に配されるトレッドゴム13と、ビード部4に
配された硬質ゴムからなるクリンチゴム14との間の領
域として定義する。また、サイドウォールゴム9内に占
める中間層ゴム11の割合については、後述する高付加
価値特性に応じて任意に定めればよいが、例えばタイヤ
子午断面におけるサイドウォールゴムの全面積に対して
10%以上、より好ましくは20%以上を占めるのが好
ましい。
ッド部2に配されるトレッドゴム13と、ビード部4に
配された硬質ゴムからなるクリンチゴム14との間の領
域として定義する。また、サイドウォールゴム9内に占
める中間層ゴム11の割合については、後述する高付加
価値特性に応じて任意に定めればよいが、例えばタイヤ
子午断面におけるサイドウォールゴムの全面積に対して
10%以上、より好ましくは20%以上を占めるのが好
ましい。
【0021】また、サイドウォールゴム9の内層ゴム1
0、外層ゴム12がタイヤ半径方向の内端部i、外端部
oで一体化される態様としては、図2に示したように、
押出機の内部で2種のゴムが合流し、その1つの口金か
ら内層ゴム10と外層ゴム12とが中間層ゴム11を包
み込んで予め一体となって押し出し成形されるものや、
図3に示すように、押出機の3つ口金から各層のゴムを
押し出してこれを積層したものでも良く、その他の種々
の方法でサイドウォールゴム9を成形できる。
0、外層ゴム12がタイヤ半径方向の内端部i、外端部
oで一体化される態様としては、図2に示したように、
押出機の内部で2種のゴムが合流し、その1つの口金か
ら内層ゴム10と外層ゴム12とが中間層ゴム11を包
み込んで予め一体となって押し出し成形されるものや、
図3に示すように、押出機の3つ口金から各層のゴムを
押し出してこれを積層したものでも良く、その他の種々
の方法でサイドウォールゴム9を成形できる。
【0022】なおサイドウォールゴム9のタイヤ半径方
向内端側には、硬質ゴムからなるクリンチゴム14が連
設されておいるものを示す。このようなサイドウォール
ゴムは、図1に示すように、トレッドゴム13とクリン
チゴム14との内に介在しうる。
向内端側には、硬質ゴムからなるクリンチゴム14が連
設されておいるものを示す。このようなサイドウォール
ゴムは、図1に示すように、トレッドゴム13とクリン
チゴム14との内に介在しうる。
【0023】また前記中間層ゴム11は、例えば前述し
た高付加価値特性をタイヤに与えるための各種のゴム組
成物が採用でき、少なくとも従来のサイドウォールゴム
9の基本特性を備える内層ゴム10、外層ゴム12とは
配合上の差が有れば足りる。本発明では内層ゴム10、
外層ゴム12と、中間層ゴム11との配合上の差をポリ
マー比率又はカーボン比率が1%以上異なるものとして
定義する。なお1%以上としたのはゴム分析精度以上の
値としたものであるが、好ましくは2%以上の差が有る
ことが望ましい。言い換えればポリマー比率及びカーボ
ン比率の差が1%未満のものは配合上同じゴムとして取
り扱う。
た高付加価値特性をタイヤに与えるための各種のゴム組
成物が採用でき、少なくとも従来のサイドウォールゴム
9の基本特性を備える内層ゴム10、外層ゴム12とは
配合上の差が有れば足りる。本発明では内層ゴム10、
外層ゴム12と、中間層ゴム11との配合上の差をポリ
マー比率又はカーボン比率が1%以上異なるものとして
定義する。なお1%以上としたのはゴム分析精度以上の
値としたものであるが、好ましくは2%以上の差が有る
ことが望ましい。言い換えればポリマー比率及びカーボ
ン比率の差が1%未満のものは配合上同じゴムとして取
り扱う。
【0024】本実施形態においては、前記内層ゴム10
と外層ゴム12とは天然ゴムを主体又は天然ゴムとポリ
ブタジエンゴムとを主体とする配合上同じゴム組成物か
らなるものを示す。この場合、サイドウォールゴム9
は、ゴム組成物を内層及び外層ゴム10、11のゴム組
成物と、中間層ゴム12ゴム組成物との2種類に抑えつ
つ3層構造として構成される。
と外層ゴム12とは天然ゴムを主体又は天然ゴムとポリ
ブタジエンゴムとを主体とする配合上同じゴム組成物か
らなるものを示す。この場合、サイドウォールゴム9
は、ゴム組成物を内層及び外層ゴム10、11のゴム組
成物と、中間層ゴム12ゴム組成物との2種類に抑えつ
つ3層構造として構成される。
【0025】前記内層ゴム10、外層ゴム12のゴム組
成物は、例えば粘着性、耐カット性に優れる天然ゴム
と、耐寒性、耐摩擦性などに優れるポリブタジエンゴム
とを含むゴム基材に少なくともカーボンブラックが配合
されたものが好ましく用いることができる。
成物は、例えば粘着性、耐カット性に優れる天然ゴム
と、耐寒性、耐摩擦性などに優れるポリブタジエンゴム
とを含むゴム基材に少なくともカーボンブラックが配合
されたものが好ましく用いることができる。
【0026】例えば内層ゴム10、外層ゴム12のゴム
組成物は、天然ゴム40〜60重量部、ポリブタジエン
ゴム60〜40重量部のゴム基材100重量部に対し
て、粒子径が26〜30nmのHAFカーボン50重量
部、その他各種の配合剤として耐候性老化防止剤、ワッ
クスなどを総計10〜20重量部配合することができ
る。なお図3に示すようなサイドウォールゴム9を構成
する場合には、内層ゴム10に配合剤としてさらに粘着
性付与剤などを加えることもできる。
組成物は、天然ゴム40〜60重量部、ポリブタジエン
ゴム60〜40重量部のゴム基材100重量部に対し
て、粒子径が26〜30nmのHAFカーボン50重量
部、その他各種の配合剤として耐候性老化防止剤、ワッ
クスなどを総計10〜20重量部配合することができ
る。なお図3に示すようなサイドウォールゴム9を構成
する場合には、内層ゴム10に配合剤としてさらに粘着
性付与剤などを加えることもできる。
【0027】他方、前記中間層ゴム11は、剛性の増
大、転がり抵抗又はダンピング性能が良好なゴム組成物
を用いることがタイヤに高付加価値特性を与える点で好
ましいものとなり、以下に好適なゴム組成物を例示す
る。
大、転がり抵抗又はダンピング性能が良好なゴム組成物
を用いることがタイヤに高付加価値特性を与える点で好
ましいものとなり、以下に好適なゴム組成物を例示す
る。
【0028】先ず、タイヤの高速走行時のハンドル応答
性を高めるためには、サイドウォールゴム9の剛性を増
大させるのが良く、この場合には、中間層ゴム11のゴ
ム組成物には、ゴム基材100重量部に対して粒子径が
11〜19nmのSAFカーボンを50重量部以上、好
ましくは50〜70重量部配合するのが好ましいものと
なる。また前記ゴム基材としては、各種のものが採用で
きるが、好ましくは、内層、外層ゴム10、12との接
着性、加工性、ブレンド性などを考慮し天然ゴム(N
R)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)などをブレンドするのが好ましい。
性を高めるためには、サイドウォールゴム9の剛性を増
大させるのが良く、この場合には、中間層ゴム11のゴ
ム組成物には、ゴム基材100重量部に対して粒子径が
11〜19nmのSAFカーボンを50重量部以上、好
ましくは50〜70重量部配合するのが好ましいものと
なる。また前記ゴム基材としては、各種のものが採用で
きるが、好ましくは、内層、外層ゴム10、12との接
着性、加工性、ブレンド性などを考慮し天然ゴム(N
R)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)などをブレンドするのが好ましい。
【0029】次に燃費性を向上するためにはタイヤの転
がり抵抗を低減することが効果的であり、そのためには
サイドウォールゴム9のヒステリシスロスを小さくすれ
ば良く、この場合には、ゴム基材100重量部に対して
粒子径が49〜60nmのGPFカーボンを40重量部
以上、好ましくは40〜65重量部配合するのが良い。
またゴム基材には、各種のものが採用できるが、好まし
くは、天然ゴム(NR)とポリブタジエンゴム(BR)
とのブレンドが好ましい。また、短繊維などを配合して
も良い。そして、このようなゴムは、損失正接tanδ
を、0.05〜0.13の範囲とするのが好ましい。
がり抵抗を低減することが効果的であり、そのためには
サイドウォールゴム9のヒステリシスロスを小さくすれ
ば良く、この場合には、ゴム基材100重量部に対して
粒子径が49〜60nmのGPFカーボンを40重量部
以上、好ましくは40〜65重量部配合するのが良い。
またゴム基材には、各種のものが採用できるが、好まし
くは、天然ゴム(NR)とポリブタジエンゴム(BR)
とのブレンドが好ましい。また、短繊維などを配合して
も良い。そして、このようなゴムは、損失正接tanδ
を、0.05〜0.13の範囲とするのが好ましい。
【0030】なお本明細書において、損失正接tanδ
は、4mm巾×30mm長さ×1.5mm厚さの短冊状試料を
切り取って、岩本製作所(株)製の粘弾性スペクトロメ
ーターを用い、温度70℃、周波数10Hz、動歪±2
%の条件で測定した値とする。
は、4mm巾×30mm長さ×1.5mm厚さの短冊状試料を
切り取って、岩本製作所(株)製の粘弾性スペクトロメ
ーターを用い、温度70℃、周波数10Hz、動歪±2
%の条件で測定した値とする。
【0031】また、高速走行時の安全性やノイズ性能な
どを含むダンピング性能の向上については、サイドウォ
ールゴム9の反発弾性を抑え衝撃吸収機能を持たせるこ
とが効果的である。したがって、サイドウォールゴム9
の中間層ゴム11には、ゴム基材として低反発特性を具
えるブチルゴム(IIR)を配合したものが好ましく、
例えば天然ゴム40〜60重量部、ブチルゴム60〜4
0重量部のゴム基材100重量部に、SAFカーボンを
40〜60重量部、好ましくは45〜60重量部配合す
るのが望ましい。なお、このようなゴム組成物は、損失
正接tanδを、0.15〜0.35の範囲とするのが
好ましい。
どを含むダンピング性能の向上については、サイドウォ
ールゴム9の反発弾性を抑え衝撃吸収機能を持たせるこ
とが効果的である。したがって、サイドウォールゴム9
の中間層ゴム11には、ゴム基材として低反発特性を具
えるブチルゴム(IIR)を配合したものが好ましく、
例えば天然ゴム40〜60重量部、ブチルゴム60〜4
0重量部のゴム基材100重量部に、SAFカーボンを
40〜60重量部、好ましくは45〜60重量部配合す
るのが望ましい。なお、このようなゴム組成物は、損失
正接tanδを、0.15〜0.35の範囲とするのが
好ましい。
【0032】またダンピング性能を向上しうる中間層ゴ
ム11の他のゴム組成物としては、例えばブチルゴムを
用いずに、NR、BR、SBRを略均等にブレンドした
ゴム基材100重量部に対して、GPFカーボン45〜
60重量部、発泡剤を4重量部以下、例えば2重量部程
度配合することにより、ゴム内部に微小な独立気泡形成
したものも好適に用いうる。そして、このゴムは同時に
転がり抵抗も低減しうる点で好ましいものとなる。
ム11の他のゴム組成物としては、例えばブチルゴムを
用いずに、NR、BR、SBRを略均等にブレンドした
ゴム基材100重量部に対して、GPFカーボン45〜
60重量部、発泡剤を4重量部以下、例えば2重量部程
度配合することにより、ゴム内部に微小な独立気泡形成
したものも好適に用いうる。そして、このゴムは同時に
転がり抵抗も低減しうる点で好ましいものとなる。
【0033】さらに、タイヤのコストダウンに有効な手
段としては、前記中間層ゴム11を廉価なゴムにより構
成することができ、例えばNRを減らしBR、SBRと
をブレンドしたゴム基材に、汎用性の高いGPFカーボ
ンと、炭酸カルシウムとをそれぞれ50重量部程度配合
することにより得られる。
段としては、前記中間層ゴム11を廉価なゴムにより構
成することができ、例えばNRを減らしBR、SBRと
をブレンドしたゴム基材に、汎用性の高いGPFカーボ
ンと、炭酸カルシウムとをそれぞれ50重量部程度配合
することにより得られる。
【0034】
【実施例】外層ゴム、内層ゴムの配合及びゴム分析結果
を表1に示す。
を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】次に、中間層ゴムを表2の配合(実施例1
〜5は、いずれも外層、内層ゴムとは配合が異なる)と
し、タイヤサイズが、195/65R15である乗用車
用空気入りタイヤを試作してダンピング性能、ハンドル
応答性、転がり抵抗、コストについて性能を評価した。
なおサイドウォールゴムが1層からなる従来タイヤ(従
来例)についても併せて試作し性能を比較した。
〜5は、いずれも外層、内層ゴムとは配合が異なる)と
し、タイヤサイズが、195/65R15である乗用車
用空気入りタイヤを試作してダンピング性能、ハンドル
応答性、転がり抵抗、コストについて性能を評価した。
なおサイドウォールゴムが1層からなる従来タイヤ(従
来例)についても併せて試作し性能を比較した。
【0037】なお転がり抵抗については転がり抵抗試験
機を用い、各タイヤを15×6JJのリムに装着し、内
圧2.0kg/cm2 、時速80km/h、荷重400kgfで
転がり抵抗を測定し、従来例のタイヤを100としたと
きの指数で表示した。またダンピング性能、ハンドル応
答性についてはドライバーの官能により従来例を100
とする指数により評価した。指数はいずれも大きい方が
良好である。テストの結果を表2に示す。
機を用い、各タイヤを15×6JJのリムに装着し、内
圧2.0kg/cm2 、時速80km/h、荷重400kgfで
転がり抵抗を測定し、従来例のタイヤを100としたと
きの指数で表示した。またダンピング性能、ハンドル応
答性についてはドライバーの官能により従来例を100
とする指数により評価した。指数はいずれも大きい方が
良好である。テストの結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、カーカスと密着する内層ゴムと、サイドウォー
ル部のタイヤ外面を形成する外層ゴムとは、天然ゴムを
主体とするゴム組成物からなることにより、内層ゴムに
てカーカスとの密着性を高め、かつ外層ゴムにて耐カッ
ト性を向上することができる。そのため、中間層ゴム
は、サイドウォール部ゴムの基本特性を考慮することな
く前述した高付加価値をタイヤに与えるための各種のゴ
ム組成物が好適に採用できる。
明では、カーカスと密着する内層ゴムと、サイドウォー
ル部のタイヤ外面を形成する外層ゴムとは、天然ゴムを
主体とするゴム組成物からなることにより、内層ゴムに
てカーカスとの密着性を高め、かつ外層ゴムにて耐カッ
ト性を向上することができる。そのため、中間層ゴム
は、サイドウォール部ゴムの基本特性を考慮することな
く前述した高付加価値をタイヤに与えるための各種のゴ
ム組成物が好適に採用できる。
【0040】また内層ゴム、外層ゴムをサイドウォール
部の領域のタイヤ半径方向の内端部、外端部で一体化す
ることによって、内層ゴム、中間層ゴム及び外層ゴムの
各ゴム相互の結合が強固となり、層間剥離などを効果的
に防止しうる。
部の領域のタイヤ半径方向の内端部、外端部で一体化す
ることによって、内層ゴム、中間層ゴム及び外層ゴムの
各ゴム相互の結合が強固となり、層間剥離などを効果的
に防止しうる。
【0041】また、請求項2記載の発明では、内層ゴム
と外層ゴムとは天然ゴムを主体とする同じゴム組成物か
らなることにより、2種類のゴムで3層構造のサイドウ
ォールゴムを製造でき、生産性を向上しうる。
と外層ゴムとは天然ゴムを主体とする同じゴム組成物か
らなることにより、2種類のゴムで3層構造のサイドウ
ォールゴムを製造でき、生産性を向上しうる。
【0042】また、請求項5記載の発明では、前記中間
層ゴムが剛性の増大、転がり抵抗又はダンピング性能が
良好なゴム組成物からなるため、空気入りタイヤは、サ
イドウォール部の基本特性を維持しつつ高付加価値特性
を具えることができる。
層ゴムが剛性の増大、転がり抵抗又はダンピング性能が
良好なゴム組成物からなるため、空気入りタイヤは、サ
イドウォール部の基本特性を維持しつつ高付加価値特性
を具えることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示すタイヤの右半分断面
図である。
図である。
【図2】サイドウォールゴムのタイヤ成型前の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】サイドウォールゴムのタイヤ成型前の他の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】従来のサイドウォールゴムのタイヤ成型前の断
面図である。
面図である。
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト層 9 サイドウォールゴム 10 内層ゴム 11 中間層ゴム 12 外層ゴム
Claims (5)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を経てビ
ード部のビードコアの回りで折り返されるカーカスを具
える空気入りタイヤであって、 サイドウォール部の領域に配されるサイドウォールゴム
は、カーカス側の内層ゴムと、中間層ゴムと、この中間
層ゴムを覆う外層ゴムとの3層構造体からなり、 かつ内層ゴム、外層ゴムは前記領域のタイヤ半径方向の
内端部、外端部で一体化されるとともに、 内層ゴムと外層ゴムとは天然ゴムを主体とするゴム組成
物により、中間層ゴムは内層ゴム、外層ゴムとはポリマ
ー比率又はカーボン比率が1%以上異なるゴム組成物に
より形成したことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記内層ゴムと外層ゴムとは天然ゴムを主
体とする同じゴム組成物からなることを特徴とする請求
項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記同じゴム組成物は、天然ゴムとポリブ
タジエンとを含むゴム基材に少なくともカーボンブラッ
クが配合されたことを特徴とする請求項2記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項4】前記内層ゴムのゴム組成物は、天然ゴムを
主体とするゴム基材に少なくとも粘着性付与剤が配合さ
れたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】前記中間層ゴムは、剛性の増大、転がり抵
抗又はダンピング性能が良好なゴム組成物からなること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の空気入
りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10004046A JPH11198615A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10004046A JPH11198615A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198615A true JPH11198615A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11573988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10004046A Pending JPH11198615A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11198615A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003011623A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2007050719A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2007153060A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2007176029A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2007182100A (ja) * | 2005-12-29 | 2007-07-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
CN102933405A (zh) * | 2010-06-04 | 2013-02-13 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
JP2015180532A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-10-15 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10004046A patent/JPH11198615A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN102933405A (zh) * | 2010-06-04 | 2013-02-13 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
JP5252091B2 (ja) * | 2010-06-04 | 2013-07-31 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
CN102933405B (zh) * | 2010-06-04 | 2015-06-10 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
JP2015180532A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-10-15 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法 |
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