JPH11197165A - 眼内レンズおよび眼内レンズの製造方法 - Google Patents

眼内レンズおよび眼内レンズの製造方法

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JPH11197165A
JPH11197165A JP10006260A JP626098A JPH11197165A JP H11197165 A JPH11197165 A JP H11197165A JP 10006260 A JP10006260 A JP 10006260A JP 626098 A JP626098 A JP 626098A JP H11197165 A JPH11197165 A JP H11197165A
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lens
mounting hole
forming member
hole forming
intraocular lens
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JP10006260A
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Keiji Yamashita
恵治 山下
Tatsuya Koshio
達也 小塩
Toru Kawaguchi
徹 河口
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Menicon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ本体に設けた取付穴に対して、レンズ
支持部を挿入固定して後付けする眼内レンズの製造方法
であって、レンズ支持部の固着作業に起因する光学部へ
の悪影響を低減すると共に、レンズ支持部の固着力の向
上を図ること。 【解決手段】 光学部分を与えるレンズ素材の重合成形
時に、その成形キャビティ22内における取付穴形成部
分に対応する位置に、予め形成した取付穴形成部材25
をセットすることにより、レンズ本体部32をインサー
ト成形し、かかる取付穴形成部材25に設けた取付穴に
対して、レンズ支持部を挿入固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、光学部分を有するレンズ本体部
に対して、該レンズ本体部を眼内の所定位置に保持せし
めるためのレンズ支持部が、外周面上に突設されてなる
眼内レンズと、そのような眼内レンズの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【背景技術】従来から、眼内レンズの一種として、光学
部分を有する略円板形状のレンズ本体部に対して、外周
面に開口する細い取付穴を少なくとも一つ設け、この取
付穴に対して、細長いフィラメント状を呈するレンズ支
持部の末端を挿入固定せしめてなる構造のものが知られ
ている。ところで、レンズ支持部は、レンズ本体部を所
定位置に安定して保持せしめるために、レンズ本体部に
対して強固に固定されている必要がある。
【0003】そこで、レンズ支持部のレンズ本体部に対
する固着方法として、特開平5−56988号公報に
は、レンズ本体部およびレンズ支持部に対して重合によ
り化学的に結合する接着剤(プレポリマー)を用いて、
レンズ支持部をレンズ本体部に接着せしめる方法が開示
されている。また、特公平6−24543号公報には、
レンズ支持部の末端に球根状やループ状等の係止部を設
け、この係止部をレンズ本体部に直接に埋設せしめる方
法が開示されている。更に、特表平7−503148号
公報には、レンズ本体部に設けた取付穴にレンズ支持部
の末端を挿入した後、レンズ支持部をレンズ本体部に対
して、直接に、レーザで融着固定せしめる方法が開示さ
れている。
【0004】ところが、特開平5−5688号に記載の
方法では、接着剤において、レンズ支持部のレンズ本体
部に対する接着後にも、モノマーが残留してしまうおそ
れがあり、十分な安全性を確保することが難しいことに
加えて、使用する接着剤の調製や使用量の設定が難しい
等といった問題があった。また、特公平6−24543
号公報に記載の方法では、レンズ支持部の末端に特定形
状の係止部を形成することが難しく、製作上の問題があ
った。更に、特表平7−503148号公報に記載の方
法では、レンズ支持部をレンズ本体部にレーザで融着す
る際に、光学部分を構成するレンズ本体部に対して、材
質上や形状上,強度上等の悪影響が及ぼされるおそれが
あった。即ち、このような従来のレンズ支持部のレンズ
本体部に対する取付方法は、何れも、未だ、要求を十分
に満足し得るものではなかったのであり、更なる改善が
切望されていたのである。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、レンズ本体部への悪影響を回避しつつ、レ
ンズ支持部をレンズ本体部に対して、良好なる作業性を
もって容易に且つ強固に固定することが出来る眼内レン
ズの製造方法と、新規な構造の眼内レンズを提供するこ
とにある。
【0006】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、眼内レンズの製造方法に関する本発明の特徴とする
ところは、モノマー組成物を成形型内で重合して得られ
るレンズ素材によってレンズ本体部を形成する一方、該
レンズ本体部の外周面に開口して設けられた取付穴に対
してレンズ支持部を挿入固定することからなる眼内レン
ズの製造方法であって、前記レンズ素材の成形型内にお
いて、別途形成された取付穴形成部材を、前記取付穴の
形成部位に対応する位置にセットして、前記モノマー組
成物の重合を行うことにより、該取付穴形成部材を一体
的に有する前記レンズ素材をインサート成形せしめ、更
に該レンズ素材から得られるレンズ本体部の前記取付穴
形成部材部分に対して、前記レンズ支持部の取付穴を設
ける眼内レンズの製造方法にある。
【0007】このような本発明方法に従えば、光学部分
を有するレンズ本体部に対して、別途形成された取付穴
形成部材が一体的に組み込まれ、この取付穴形成部材に
対して、レンズ支持部が固着されてなる眼内レンズが製
造される。換言すれば、レンズ支持部は、レンズ本体部
において光学部分を形成する重合体(レンズ素材)に対
して、該重合体とは別に所定形状をもって形成された取
付穴形成部材を介して、固定されることとなる。しか
も、取付穴形成部材は、光学部分(レンズ素材)を形成
する重合体とは別途、予め形成された重合体等によって
構成され、モノマー組成物を成形型内で重合してレンズ
素材を形成するに際して、レンズ素材を形成するモノマ
ー組成物が取付穴形成部材に含浸して吸収乃至は膨潤せ
しめられることから、特別な接着処理等を必要とするこ
となく、取付穴形成部材がレンズ素材に対して一体化さ
れ強固に固定される。
【0008】従って、かかる本発明方法によれば、レン
ズ素材にて形成された光学部分を形成する重合体には、
レンズ支持部が直接に固着されないことから、レンズ本
体部に対するレンズ支持部の固着に際しての光学部分へ
の悪影響が有利に軽減乃至は防止され得る。また、光学
部分を形成する重合体の材質等に拘わらず、レンズ支持
部の取付強度や取付作業性等を考慮して、取付穴形成部
材の材質を選択することが出来ることから、レンズ本体
部に対するレンズ支持部の取付強度や取付作業性の向上
が図られ得る。
【0009】また、本発明方法において、取付穴形成部
材を用いてレンズ素材をインサート成形するに際して
は、例えば、レンズ素材の成形型において、取付穴形成
部材の先端部分だけを、レンズ素材の成形用キャビティ
におけるレンズ本体部の成形領域に対して外周側から差
し込んだ状態でセットせしめる方法が、好適に採用され
る。このような方法を採用すれば、取付穴形成部材を、
レンズ本体部の成形領域から外側に突出した部分によっ
て保持せしめて、レンズ素材の成形用キャビティ内の所
定位置にセットすることが容易となり、レンズ素材の成
形性の向上が図られ得る。
【0010】さらに、本発明において、好ましくは、レ
ンズ素材を重合成形した後、該レンズ素材の外周面を、
取付穴形成部材と共に切削して、整形加工する工程が採
用される。このような工程を採用すれば、レンズ素材に
インサートされた取付穴形成部材を、該取付穴形成部材
に対する特別な処理操作を必要とすることなく、レンズ
素材の表面と面一に仕上げることが出来る。特に、前述
の如く、レンズ素材の成形に際して、取付穴形成部材の
先端部分だけをレンズ素材の成形用キャビティにおける
レンズ本体部の成形領域に差し込んだ状態でセットする
場合には、レンズ本体部の成形領域から突出した取付穴
形成部材の不要部分をカットして仕上げるための特別な
処理作業が不要とされて製作性の向上が図られ得る。な
お、このような成形加工工程を採用することなく、例え
ば取付穴形成部材を、レンズ素材によって形成されたレ
ンズ本体部から所定量だけ外方に突出させたまま残すこ
とによって、レンズ支持部の固定長の確保等を図ること
なども可能である。
【0011】また、本発明方法において、取付穴形成部
材におけるレンズ支持部の取付穴は、例えば、取付穴形
成部材を一体的に有するレンズ素材をインサート成形せ
しめた後、レンズ支持部の取付穴を、かかるレンズ素材
から得られるレンズ本体部の取付穴形成部材部分に対し
て穿孔形成することによって、有利に形成され得る。或
いは、取付穴形成部材として中空構造のものを採用し、
その中空孔によって、レンズ支持部の取付穴を形成する
ことも可能である。特に、前者の方法を採用すれば、レ
ンズ支持部の取付穴を、取付穴形成部材において、レン
ズ素材部分までは貫通しない形態をもって形成すること
が出来る。また、後者の方法を採用すれば、レンズ支持
部の取付穴を、後加工によって形成する必要がなく、製
作性の更なる向上が図られ得るといった利点がある。そ
の際、取付穴形成部材は、少なくとも、レンズ素材にイ
ンサートされ、該レンズ素材と協働してレンズ本体部を
形成せしめる部分が中空構造とされていれば良い。な
お、取付穴の内径寸法は、特に限定されるものでなく、
レンズ支持部の外径寸法等に応じて決定されるものであ
り、一般には、0.05mm〜0.4mm程度の内径寸法と
される。
【0012】更にまた、本発明方法において、取付穴形
成部材は、レンズ素材の成形型内の所定位置にセットさ
れるように予め一定形状をもって形成されたものであっ
て、その材質は特に限定されるものでないが、レンズ素
材との固着強度等を考慮して、合成樹脂材料、一般に共
重合体が採用され、具体的には、例えば、架橋または未
架橋のポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエ
チルメタクリレート等のポリアルキルメタクリレート、
ポリビニリデンフルオライド、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレートなどが好適に採用される。
【0013】また、レンズ素材の材質は、特に限定され
ることなく、従来から公知のものが何れも採用可能であ
り、例えば、アルキルメタクリレート、アルキルアクリ
レートやフッ素含有アルキルメタクリレート、フッ素含
有アルキルアクリレート、芳香族環含有メタクリレー
ト、芳香族環含有アクリレート等のメタクリレート系乃
至はアクリレート系モノマーの他、スチレン誘導体、イ
ミド基含有モノマー、N−ビニルラクタム類などが採用
され得る。特に、レンズ素材として、アルキルアクリレ
ートを必須に用いた材質など、軟質材を採用することに
よって、手術等での使用性の向上が図られ得る。
【0014】そして、そのような軟質のレンズ素材を採
用する場合等においては、取付穴形成部材として、レン
ズ素材よりも硬質の材質にて構成されたものを採用する
ことが望ましい。それによって、光学部分を形成するレ
ンズ素材が非常に軟質である場合にも、レンズ支持部の
取付穴をドリル等を用いて容易に形成することが出来、
優れた製作性とレンズ支持部の取付強度を安定して得る
ことが可能となるのである。また、取付穴形成部材とし
ては、熱や光等の外部から適宜に供給し得るエネルギー
によって溶融または変形させることの出来る材質も、好
適に採用される。取付穴形成部材において、このような
材質を採用することにより、以下の如き、取付穴形成部
材に設けられた取付穴に対して、レンズ支持部を、熱溶
着等によって容易に固定せしめることが可能となるので
ある。
【0015】また、本発明方法において、レンズ支持部
の取付穴に対する固定方法は、特に限定されるものでな
く、かしめ固定や接着剤固定等も採用可能であるが、好
ましくは、取付穴形成部材に設けられた取付穴にレンズ
支持部を挿入せしめた後、レンズ支持部を取付穴形成部
材に対して熱溶着で固定する方法が、採用される。熱溶
着による固定方法を採用すると、レンズ支持部のレンズ
本体部に対する固定強度を安定して有利に得ることが出
来ると共に、固定作業を迅速且つ容易に行うことが可能
となり、製造性の更なる向上が図られ得る。しかも、熱
溶着による固定方法によれば、取付穴形成部材を、レン
ズ支持部とは化学的に結合しない共重合体で構成するこ
とが出来、プレポリマーの如き接着剤を用いた場合のよ
うに、モノマーの残存等による不具合も完全に回避され
て、優れた安全性が達成される。なお、熱溶着の具体的
方法は、レーザ等を用いることも可能であるが、先鋭状
の加熱部を備えた加熱器をレンズ本体部に当接させて熱
溶着する手法が、簡略な設備で済むこと等から有利に採
用される。また、熱溶着を採用するに際しては、少なく
ともレンズ支持部、好適には取付穴形成部材にあって
も、熱可塑性の共重合体が採用され、特にレンズ支持部
の材質としては、例えば、ポリアルキルメタクリレート
やポリプロピレン、ポリイミド、ポリビニリデンフルオ
ライド等が有利に採用される。
【0016】更にまた、本発明方法は、複数のレンズ本
体部を与える棒状体やブロック状体等を有するレンズ素
材を形成した後、かかるレンズ素材を切断機等を用いて
複数に分割することによって、複数の眼内レンズを得る
場合においても、適用可能であるが、その他、成形型と
して、単一のレンズ本体部を与えるレンズ素材の成形用
キャビティを有するものを採用し、単一のレンズ本体部
を与えるレンズ素材を重合成形する場合にも、好適に採
用される。そして、単一のレンズ本体部を与えるレンズ
素材を成形型内で重合成形する場合には、好適には、取
付穴形成部材として、レンズ本体部の肉厚よりも小さな
厚さ寸法のロッド状先端部を有するものを採用し、該取
付穴形成部材のロッド状先端部を、レンズ素材の成形用
キャビティにおけるレンズ本体部の成形領域の厚さ方向
中央部分に対して外周側から差し込んだ状態でセットせ
しめるようにすることが、有効である。このような方法
を採用すれば、取付穴形成部材のレンズ素材に対する接
触面積が有利に確保され得て、大きな固着力を容易に得
ることが可能となる。
【0017】また、前述の如き課題を解決するために、
眼内レンズに関する本発明の特徴とするところは、中央
に光学部分を有するレンズ本体部の外周面に開口して取
付穴が形成され、該取付穴に対して、レンズ支持部が挿
入固定されてなる眼内レンズにおいて、前記レンズ本体
部が、その外周面に露呈する取付穴形成部材を一体的に
有する構造をもってインサート成形されており、該レン
ズ本体部の該取付穴形成部材に対して、前記取付穴が設
けられてなる構造としたことにある。
【0018】このような本発明に従う構造とされた眼内
レンズにおいては、レンズ支持部が、取付穴形成部材を
介して、光学部分の形成部材に対して間接的に固定され
ている。それ故、レンズ本体部に対するレンズ支持部の
固着に際して、光学部分への悪影響が有利に軽減乃至は
防止され得ると共に、光学部分の形成部材の材質に拘わ
らず、取付穴形成部材の材質を選択することが出来るこ
とから、レンズ支持部の取付強度や取付作業性等と、光
学部分の光学特性等とが、両立して高度に達成可能とな
るのである。なお、取付穴形成部材や、該取付穴形成部
材を有するレンズ本体部のインサート成形体の材質とし
ては、前述の如き、従来から公知の各種の共重合体が好
適に採用される。また、レンズ本体部において光学部分
を構成する重合体として、レンズ本体部の成形と同時に
重合したものの他、予め重合せしめたものを用いてレン
ズ本体部を成形することも可能である。
【0019】また、かかる眼内レンズにおいて、光学部
分の形成部材に対する取付穴形成部材の固定構造は、特
に限定されるものでなく、化学的な結合等による成形時
或いは成形後における一体化や接着等による固定構造を
採用することも可能であり、そのような固定構造に併せ
て、或いは代えて、例えば、取付穴形成部材において、
レンズ本体部に係合して該レンズ本体部からの離脱を阻
止する係止部を形成することも可能である。このような
係止部を設けることにより、取付穴形成部材を光学部分
の形成部材に対して機械的に固定することが出来、大き
な固定力を安定して得ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態としての眼内レンズ
の製造方法について、図面を参照しつつ、詳細に説明す
る。
【0021】先ず、図1には、本発明に従う眼内レンズ
の製造に際して用いられるレンズ素材の成形型が、示さ
れている。この成形型は、円筒状の型本体2を備えてお
り、該型本体2の中空孔4内に、下型6と上型8が嵌め
入れられ、互いに軸方向に所定距離だけ離れて対向配置
されている。ここにおいて、下型6は、厚肉円板状の下
型基部6aと、該下型基部6aの上面中央から軸方向上
方に突設された円柱状の下型柱状部6bを有している。
そして、この下型柱状部6bの先端面に、目的とする眼
内レンズのレンズ本体部の一方のレンズ面形状に対応す
る形状の下型成形面12が形成されていると共に、下型
柱状部6bの周囲には、型本体2の中空孔4内におい
て、環状の空間が形成されている。また、下型6の下型
基部6aは、型本体2の中空孔4に対して液密に嵌め込
まれており、中空孔4の下部開口が閉塞されている。
【0022】一方、上型8は、厚肉円板状の上型基部8
aと、該上型基部8aの下面中央から軸方向下方に突設
された円柱状の上型柱状部8bを有している。そして、
この上型柱状部8bの先端面に、目的とする眼内レンズ
のレンズ本体部の他方のレンズ面形状に対応する形状の
上型成形面14が形成されていると共に上型柱状部8b
の周囲には、型本体2の中空孔4内において、環状の空
間が形成されている。また、上型8の上型基部8aは、
型本体2の中空孔4に対して嵌め込まれて軸直角方向に
位置決めされており、以て、該上型8の上型成形面14
が、下型6の下型成形面12に対して、所定距離を隔て
て軸方向で対向位置決めされている。更に、上型8の上
型基部8aには、上下に貫通する8個の貫通孔16が、
上型柱状部8bの周りに略等間隔に設けられている。な
お、この貫通孔16は、重合収縮に際してのモノマー組
成物の流動による補填が有利に為されるように、3つ以
上設けることが望ましい。
【0023】このような成形型においては、型本体2の
中空孔4内が仕切られて、上型基部8aの上方に、モノ
マー組成物が供給されて収容される外側収容室20が形
成されていると共に、下型基部6aと上型基部8aの間
に、外側収容室20から貫通孔16を通じてモノマー組
成物が充填される環状の中間室18が形成されており、
また、互いに対向位置せしめられた下型成形面12と上
型成形面14の間に、目的とするレンズ本体部を与える
レンズ素材の成形用キャビティ22が形成されている。
なお、成形用キャビティ22の外周縁部では、上下型の
成形面14,12が所定距離だけ離隔せしめられて、周
方向に延びる隙間状の連通部24が形成されており、こ
の連通部24を通じて、中間室18から成形用キャビテ
ィ22に、モノマー組成物が導かれるようになってい
る。
【0024】なお、成形型を構成する型本体2や上下型
6,8等は、何れも、重合によってレンズ素材を与える
モノマー組成物に侵されない材質であれば、特に限定は
なく、例えばポリテトラフルオロエチレンにて代表され
るフッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレ
フィン系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート等が用いられる。また、上下型6,8等は、
モノマー組成物の重合成形の後に、上下型6,8を含む
重合物の外形切削によって、成形されたレンズ素材が取
り出されることから、切削容易な樹脂材で形成されてい
ることが望ましいが、型本体2は、金属製のものを採用
しても良い。
【0025】さらに、成形型の型本体2の中空孔4内に
は、下型6と上型8の間に位置して、取付穴形成部材2
5が収容配置されている。この取付穴形成部材25は、
図2,図3にも示されているように、薄肉円筒形状を有
する取付筒部25aと、該取付筒部25aの軸方向下端
面において、互いに径方向で対向位置する部位からそれ
ぞれ内方に向かって突設された2本の細幅板形状乃至は
矩形ロッド形状を有する棒状部25b,25bとを、一
体的に有する構造とされている。また、この取付穴形成
部材25は、PMMA等の前述の如き合成樹脂材料、一
般に共重合体によって形成されており、予め、別の成形
型を用いた別成形によって、或いは機械加工によって形
成されたものである。そして、かかる取付穴形成部材2
5は、中間室18内において、下型6の型型基部6a上
に重ね合わされた円筒形状のスペーサ10に対して、取
付筒部25aが軸方向に重ね合わされて、スペーサ10
の上端面と上型8の上型基部8aとの間で軸方向に挟ま
れた状態で、位置固定にセットされている。また、かか
るセット状態下、取付穴形成部材25の各棒状部25b
は、中間室18の軸方向中央部分に位置せしめられて、
中間室18の外周側から内方に突出し、その先端部分
が、連通部24を通じて、成形用キャビティ22内に差
し込まれている。
【0026】すなわち、取付穴形成部材25の各棒状部
25bは、その先端部分だけが成形用キャビティ22内
に差し込まれる長さで、好ましくは、成形用キャビティ
22内で成形されるレンズ素材の中央部分の光学部分に
までは達しない長さで、形成されている。また、取付穴
形成部材25の取付筒部25aは、スペーサ10と協働
して、上下型8,6の対向面間距離を決定し、目的とす
るレンズ本体部の形状(軸方向厚さ)を与え得る成形用
キャビティ22が形成されるように、その軸方向長さが
設定されている。
【0027】なお、かかる取付穴形成部材25における
成形型への取付部の形状は、成形型の構造等に応じて適
宜に変更されるものであり、例示の如き取付筒25aを
有するものに限定されるものでない。具体的には、例え
ば、図4に示されているように、取付筒25aの軸方向
中間部分から棒状部25b,25bを突設せしめてなる
構造とすることにより、図1に示された成形型を構成す
るスペーサ10を一体的に備えた取付穴形成部材25を
採用することも可能である。更に、図5に示されている
ように、取付筒25aを、棒状部25bの肉厚と略同一
の軸方向厚さ寸法で形成することにより、図1に示され
た成形型に対して、取付筒25aの軸方向両側をそれぞ
れスペーサ等で位置決めせしめるようにしても良い。
【0028】また、取付穴形成部材25においては、そ
の材質の向上等のために、例えば、図6に示されている
ように、棒状部25b,25bの周方向略中央部分に位
置して、取付筒25aの内周面から棒状部25bと略同
じような棒状形態をもって径方向内方に向かって突出す
る一対のバランス突起25c,25cを形成すること
も、有効である。即ち、このようなバランス突起25
c,25cを形成することによって、成形型内における
モノマーの流動性を調節することが可能となり、流動の
対称化等による部材品質の向上と安定化が図られ得るの
である。なお、バランス突起25cは、眼内レンズの一
部を構成するものでなく、従って、成形型へのセット状
態下で、レンズ本体部を与える成形用キャビティ22に
までは達しない突出寸法をもって形成されていれば良
い。
【0029】そして、上述の如き構成の成形型を用い、
図7に示される如く、その成形用キャビティ22と中間
室18に、眼内レンズ材料としてのレンズ素材を構成す
る重合生成物を与える液状のモノマー組成物26を充填
せしめ、更に外部収容室20にも、かかるモノマー組成
物を収容せしめて、例えば加熱重合法や照射重合法等の
従来から公知の重合手法に従い、その重合を行うことに
よって、重合生成物を形成する。なお、モノマー組成物
としては、前述の如き、従来から眼内レンズのレンズ素
材を与えるものとして公知のモノマーの一種若しくは二
種以上からなるものが採用され得、また、従来と同様
に、重合開始剤や増感剤の如き重合助剤等が、適宜に配
合せしめられる。
【0030】なお、重合収縮に際しては、モノマー組成
物26が、中間室18から成形用キャビティ22に、ま
た中間室18へは、外側収容室20から貫通孔16を通
じて、供給されることにより、成形用キャビティ22に
おけるモノマー組成物26の充填状態が補償されること
となる。また、脱気を行うに際しても、特別のシールド
手段を装備させることなく、成形用キャビティ22や中
間室18からの脱気を、貫通孔16を通じて行うことが
出来る。なお、重合に際しては、型本体2の中空孔4の
上部開口を覆う蓋部材を設けて、モノマー組成物26の
重合時における揮散を抑制することも有効である。
【0031】このような重合操作によって、目的とする
眼内レンズのレンズ本体部を有するレンズ素材が形成さ
れることとなるが、このレンズ素材は、少なくとも上下
型8,6と一体の重合体とされることから、先ず、上下
型8,6を含む重合体が、型本体2から強制的に抜き出
され、その後、上型8が離型されることにより、レンズ
本体32(図8参照)を有するレンズ素材28を含む一
体のブロックとされる。続いて、このブロックを機械加
工した後、下型6が離脱されることによって、図8に示
される如き、目的とする形状のレンズ本体32が得られ
る。なお、上下型8,6の離型に際しては、例えば、エ
タノール等の溶媒に浸漬して膨潤,脱離する手法の他、
強制的に脱型したり、冷却によりレンズ本体部32を固
化せしめて脱型する方法等が、適宜に採用される。ま
た、レンズ本体部32を得るに際しての加工順序は限定
されるものではなく、例えば、型本体2から抜き出した
上下型8,6を含む重合物に対して、先ず、レンズ本体
部32の外周面に沿って外周部分の切除を行い、図9の
如き、レンズ本体32を有するブロック30とした後、
上下型8,6を離型することによって、図8に示される
如き、目的とするレンズ本体部32を得ること等も可能
である。
【0032】このようにして得られたレンズ本体部32
にあっては、中央の光学部分が、全体に亘ってモノマー
組成物で形成された重合体で構成されていると共に、そ
の外周縁部において、取付穴形成部材25の棒状部25
b,25bの先端部分が差し込まれた状態で一体的に埋
設されており、かかる棒状部25b,25bを含んで、
レンズ本体部32が構成されている。なお、特に本実施
形態では、棒状部25bの厚さ寸法が、レンズ本体部3
2の外周部分の厚さ寸法よりも小さくされていることに
より、棒状部25bが、レンズ本体部32の厚さ方向中
央部分に埋め込まれた状態で配設されている。
【0033】続いて、図10に示されているように、こ
れらのレンズ本体部32を構成する取付穴形成部材25
(棒状部25b,25b)に対して、キリ等を用いてホ
ールエッジ加工機等により、それぞれ、外周面から内方
に延びる細径の取付穴34が形成される。なお、かかる
取付穴34の穿孔加工は、重合体の外周部分がレンズ本
体部32の外周面に沿って切除されることによって得ら
れた切出体に対して、下型6または上下型8,6の離型
前に実施することも可能である。
【0034】その後、図11に示されているように、レ
ンズ本体部32の取付穴形成部材25に設けられた取付
穴34,34に対して、それぞれ、別途形成されたレン
ズ支持部36の末端が挿入される。なお、レンズ支持部
36としては、従来から公知の各種の材質および形状が
採用され得、例えば、前述の如く、ポリビニリデンフル
オライド等の熱可塑性の合成樹脂材からなる、J字状の
湾曲形状等を有するものが、好適に採用される。また、
レンズ支持部36の末端部の形状としては、製作容易性
や取付穴34への挿入作業性等を考慮して、中心軸に直
交する平坦な端面の他、先細状のテーパ面や半球面形状
等も採用され得る。
【0035】続いて、図12に示されているように、取
付穴34に挿入されたレンズ支持部36が、取付穴形成
部材25に対して熱溶着によって固着されるのであり、
それによって、目的とする眼内レンズが得られることと
なる。かかる熱溶着工程は、例えば、図12に示されて
いる如く、先鋭状の加熱部38を有する溶着器40が用
いられ、レンズ支持部36の末端が取付穴34に挿入せ
しめられた状態下で、該レンズ支持部36の挿入位置に
対応したレンズ本体部32の外周縁部の表面上に、加熱
された溶着器40の加熱部38が接触せしめられ、レン
ズ本体部32を形成するレンズ素材28を通じて、取付
穴形成部材25とレンズ支持部36が加熱せしめられる
ことにより、レンズ支持部36が取付穴形成部材25に
対して溶着固定されることとなる。
【0036】なお、かかるレンズ支持部36の取付穴形
成部材25への熱溶着方法としては、その他、図13や
図14に示されている如き方法も採用され得る。図13
に示された熱溶着方法においては、レンズ本体部32の
外周面に露呈された取付穴形成部材25に対して、加熱
された溶着器40の加熱部38が接触せしめられること
により、レンズ素材28を介することなく、取付穴形成
部材25とレンズ支持部36が加熱されて溶着固定され
ることとなる。また、図14に示された熱溶着方法にお
いては、レンズ本体部32の外周面に露呈された取付穴
形成部材25に対して、その外周面から取付穴34と略
直交する方向に延びて、取付穴34にまで至る加熱用孔
39が形成されており、取付穴34にレンズ支持部36
を挿入せしめた状態下で、かかる加熱用孔39に対し
て、加熱された溶着器40の加熱部38が差し入れられ
ることにより、該加熱部38によって、取付穴形成部材
25とレンズ支持部36が、直接に加熱されて、レンズ
支持部36が取付穴形成部材25に溶着されることとな
る。なお、熱溶着に際しての加熱温度は、取付穴形成部
材25やレンズ支持部36等の材質などにもよるが、好
ましくは100℃以上の加熱温度で行われる。
【0037】上述の如き眼内レンズの製造方法によれ
ば、レンズ支持部36,36が、光学部分を構成する重
合体に対して、インサートされた取付穴形成部材25を
介して固着されることから、かかる固着操作に起因する
光学部分への悪影響が回避されると共に、取付穴形成部
材25の材質を、光学部分とは独立して、レンズ支持部
36の固着性等を考慮して選択設定することが可能とな
り、レンズ支持部36の取付強度を有利に確保すること
が出来るのである。
【0038】特に、本実施形態においては、レンズ支持
部36が取付穴形成部材25に対して熱溶着されること
から、接着剤としてのモノマーの残留等に起因する危険
性も回避されるのであり、優れた性能と信頼性を有する
眼内レンズを有利に製造することが出来るのである。
【0039】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、本発明は、かかる実施形態および以下の実施例
における具体的記載によって限定的に解釈されるもので
なく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者
の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加え
た態様で、実施され得るものである。
【0040】例えば、前記実施形態における成形型にセ
ットされる取付穴形成部材25は、レンズ本体部32の
成形用キャビティ内に入り込み、好ましくは光学部分ま
で達しない状態で、レンズ支持部36の取付部分にセッ
トせしめられるものであれば良く、例示のものの他、図
15に示されているように、成形型に位置決め保持され
る取付筒25aからそれぞれ径方向内方に突出する一対
の幅広の板状部25b,25bを有するもの等も、採用
可能である。また、棒状部25bを中空のパイプ構造と
し、その中空孔によって、レンズ支持部36が挿入され
る取付穴を構成せしめるようにしても良い。更に、取付
穴形成部材25における成形型への支持部形状は成形型
の構造に応じて適宜に変更されるものであり、例示の如
き取付筒部25aに限定されるものではない。
【0041】また、取付穴成形部材25においてレンズ
本体部32にインサートされる先端部分は、前記実施形
態の如き矩形ロッド形状に限定されるものでない。具体
的には、例えば、図16(a),(b)に示されている
如き円形断面のロッド形状の先端部分を有する棒状部2
5bを採用しても良く、更に、図16(c)に示されて
いるように、棒状部25bの先端部分を逆テーパ状の外
周面25cとし、或いは図16(d)に示されているよ
うに、棒状部25bの先端部分において外周面上に突出
する環状突起25dを設けることによって、取付穴形成
部材25の光学部分を形成する重合体からの抜け出しを
阻止し得る係止構造を付与せしめることも有効である。
【0042】さらに、前記実施形態では、単一のレンズ
本体部32を与える成形キャビティを備えた成形型を用
いて眼内レンズを形成するモールド成形法について説明
したが、本発明は、例えば図17に示されているよう
に、棒状のレンズ素材44を形成した後、かかるレンズ
素材44を軸直角方向の切断面をもって複数に分割する
ことによって複数のレンズ本体部を得る場合等にも適用
可能であり、その際には、例えば、図示されているよう
に、レンズ素材44の外周部分を軸方向に連続して延び
る状態で、レンズ素材44の軸方向全長に亘って、長手
状の取付穴形成部材46がインサートされて一体的に組
み込まれることとなる。
【0043】また、モールド成形法を採用する場合で
も、前記実施形態の成形型に限定されるものでなく、例
えば、型本体2と下型6を一体のものとしても、何等差
し支えなく、また、下型成形面12や上型成形面14
は、それらのうちの少なくとも一方が湾曲凸面形状とさ
れる場合等もある。
【0044】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにする。
【0045】〔実施例1〕先ず、図1に示される如き成
形型を用い、図1〜12に示されている如き工程に従っ
て、眼内レンズを製造した。
【0046】具体的には、先ず、図2,3に示されてい
る如き形状を有する架橋ポリメチルメタクリレート製の
取付穴形成部材を、成形型を用いて重合成形した。そし
て、図1に示されているように、この取付穴形成部材
を、レンズ素材の成形型内にセットした。また、別途、
フェノキシエチルアクリレート70重量部とエチルアク
リレート30重量部と2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート20重量部からなるモノマー組成物を調製した。そ
して、かかるモノマー組成物を、成形型の外側収容室に
供給し、図7に示されているように、成形用キャビティ
に導入して充填せしめた後、真空オーブン内において真
空脱気し、次いで加熱オーブン内において、60℃にて
16時間保持した後、更に60〜130℃まで10℃/
時間で段階的に昇温することにより、モノマー組成物の
モールド重合を行い、成形型内に重合物を生成せしめ
た。
【0047】その後、油圧プレスを用いて、型本体か
ら、上下型を含む一体的な重合物を強制的に押し出し、
上下型基部を切断することによって、図9に示されてい
るように、上下型柱状部を含む一体的なレンズ素材の重
合物を得た。更に、かかるレンズ素材の重合物に対し
て、旋盤にて外周面およびエッジ部に対する切削加工を
施した後、エタノールに浸漬せしめて上下型柱状部の脱
型を行うことにより、図8に示されているように、レン
ズ支持部の取付部位に対して取付穴形成部材が一体的に
インサートされてなる、直径:6.0mm,エッジ厚さ:
0.3mmのレンズ本体部32を得た。
【0048】続いて、かかるレンズ本体部32の取付穴
形成部材に対して穿孔加工することにより、図10に示
されているように、直径:0.15mm,深さ:0.5mm
の取付孔を形成した。その後、図11に示されているよ
うに、かかる取付孔に対して、別途成形して準備してお
いたポリビニリデンフルオライド製のレンズ支持部の末
端を挿入し、続いて、図12に示されているように、先
端の加熱部を600℃に加熱せしめた溶着器を用い、光
学面を形成する重合体の表面からレンズ支持部の挿入部
位を加熱することによって、レンズ支持部を取付孔形成
部材に対して熱溶着せしめた。
【0049】このようにして得られた眼内レンズについ
て、外観を観察したところ、光学面の変形等はなく、ま
た解像力等の光学性能が害されているようなこともなか
った。更に、かかる眼内レンズにおける両側のレンズ支
持部間に20gの引張方向荷重を1分間かけることによ
って、レンズ支持部のレンズ本体部に対する接合強さの
試験を行ったが、レンズ支持部が抜けるようなことはな
く、強固な固着強度が認められた。
【0050】〔実施例2〕実施例1における架橋ポリメ
チルメタクリレート製の取付穴形成部材に代えて、ポリ
ビニリデンフルオライド製の取付孔形成部材を用い、そ
れ以外は、実施例1と同様にして、一対のレンズ支持部
を備えた眼内レンズを製造した。
【0051】その結果、得られた眼内レンズにあって
は、実施例1と同様、優れた光学面と光学性能を有する
ものであり、また、実施例1と同じ試験によって、レン
ズ支持部のレンズ本体部に対する接着強度も十分である
ことが、確認され得た。
【0052】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
方法に従えば、レンズ本体において光学部分を形成する
重合体が、別途形成された取付穴形成部材を含んで一体
的にインサート成形され、この取付穴形成部材に対して
レンズ支持部が固定されることから、レンズ支持部の固
着操作に際しての光学部分を形成する重合体への悪影響
が軽減乃至は防止されて、優れた光学性能を有する眼内
レンズを安定して製造することが出来ると共に、光学部
分を形成する重合体の材質に拘わらず、取付穴形成部材
やレンズ支持部の材質の選択自由度が向上され得て、レ
ンズ支持部の固着強度を有利に確保することが可能とな
るのである。
【0053】また、本発明に従う構造とされた眼内レン
ズにおいては、レンズ支持部が、取付穴形成部材を介し
て、光学部分の形成部材に間接的に固定されていること
から、光学部分の形成部材の材質に拘わらず、取付穴形
成部材の材質を選択することが出来ると共に、レンズ支
持部の固着構造が光学部分に及ぼす悪影響も有利に軽減
され得ることとなり、レンズ支持部の取付強度や取付作
業性等と、光学部分の光学特性等とが、両立して高度に
達成可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う眼内レンズの一製造工程におけ
る、成形型のセット状態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示された工程において用いられる取付穴
形成部材を示す平面図である。
【図3】図2に示された取付穴形成部材を斜め下方から
見た斜視図である。
【図4】本発明に従う眼内レンズの製造に際して採用さ
れ得る取付穴形成部材の別の具体例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明に従う眼内レンズの製造に際して採用さ
れ得る取付穴形成部材の更に別の具体例を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明に従う眼内レンズの製造に際して採用さ
れ得る取付穴形成部材の更に別の具体例を示す平面図で
ある。
【図7】本発明に従う眼内レンズの一製造工程におけ
る、成形型へのモノマー組成物の充填状態を示す縦断面
図である。
【図8】本発明に従う眼内レンズの一製造工程におけ
る、成形品から切り出されたレンズ本体部を示す図であ
って、(a)は縦断面図(bにおけるVIII−VIII断面
図)であり、(b)は横断面図である。
【図9】本発明に従う眼内レンズの製造に際して採用さ
れ得る、成形品の切り出し工程の別の具体例を説明する
ための説明図であって、(a)は成形品からの切出体の
縦断面図であり、(b)は(a)におけるIX−IX断面に
相当する横断面図である。
【図10】本発明に従う眼内レンズの一製造工程におけ
る、取付穴を穿孔せしめたレンズ本体部を示す図であっ
て、(a)は縦断面図(bにおけるX−X断面図)であ
り,(b)は横断面図である。
【図11】本発明に従う眼内レンズの一製造工程におけ
る、レンズ支持部のレンズ本体部への挿入工程を示す縦
断面図である。
【図12】本発明に従う眼内レンズの一製造工程におけ
る、レンズ支持部のレンズ本体部への溶着工程を示す縦
断面図である。
【図13】図12とは別の一実施形態であって、レンズ
支持部のレンズ本体部への溶着工程を示す縦断面図であ
る。
【図14】図12とは更に別の一実施形態であって、レ
ンズ支持部のレンズ本体部への溶着工程を示す縦断面図
である。
【図15】本発明に従う眼内レンズの製造に際して採用
され得る取付穴形成部材の別の具体例を示す平面図であ
る。
【図16】(a),(b),(c),(d)は、それぞ
れ、本発明において採用され得る別の実施形態としての
取付穴形成部材がインサートされたレンズ本体部の要部
を示す断面図である。
【図17】複数のレンズ本体部を与えるレンズ素材であ
る、本発明方法に従う重合成形品の一実施形態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
2 型本体 6 下型 8 上型 22 成形用キャビティ 25 取付穴形成部材 26 モノマー組成物 28 レンズ素材 32 レンズ本体部 34 取付穴 36 レンズ支持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノマー組成物を成形型内で重合して得
    られるレンズ素材によってレンズ本体部を形成する一
    方、該レンズ本体部の外周面に開口して設けられた取付
    穴に対してレンズ支持部を挿入固定することからなる眼
    内レンズの製造方法であって、 前記レンズ素材の成形型内において、別途形成された取
    付穴形成部材を、前記取付穴の形成部位に対応する位置
    にセットして、前記モノマー組成物の重合を行うことに
    より、該取付穴形成部材を一体的に有する前記レンズ素
    材をインサート成形せしめ、更に該レンズ素材から得ら
    れるレンズ本体部の前記取付穴形成部材部分に対して、
    前記レンズ支持部の取付穴を設けることを特徴とする眼
    内レンズの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記レンズ素材の成形型において、前記
    取付穴形成部材の先端部分だけを、前記レンズ素材の成
    形用キャビティにおける前記レンズ本体部の成形領域に
    対して外周側から差し込んだ状態でセットせしめる請求
    項1に記載の眼内レンズの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記レンズ素材を重合成形した後、該レ
    ンズ素材の外周面を、前記取付穴形成部材と共に切削し
    て、整形加工する請求項1又は2に記載の眼内レンズの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記取付穴形成部材を一体的に有する前
    記レンズ素材をインサート成形せしめた後、前記レンズ
    支持部の取付穴を、かかるレンズ素材から得られるレン
    ズ本体部の該取付穴形成部材部分に対して穿孔形成する
    請求項1乃至3の何れかに記載の眼内レンズの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記取付穴形成部材として中空構造のも
    のを採用し、その中空孔によって、前記レンズ支持部の
    取付穴を形成する請求項1乃至3の何れかに記載の眼内
    レンズの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記取付穴形成部材が、前記レンズ素材
    よりも硬質の材質にて構成されている請求項1乃至5の
    何れかに記載の眼内レンズの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記取付穴形成部材が、熱や光等の外部
    から供給されるエネルギーにより、溶融または変形させ
    ることの出来る材質にて構成されている請求項1乃至6
    の何れかに記載の眼内レンズの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記取付穴形成部材に設けられた前記取
    付穴に前記レンズ支持部を挿入せしめた後、該レンズ支
    持部を該取付穴形成部材に対して熱溶着で固定する請求
    項1乃至7の何れかに記載の眼内レンズの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記成形型として、単一のレンズ本体部
    を与えるレンズ素材の成形用キャビティを有するものを
    採用すると共に、前記取付穴形成部材として、レンズ本
    体部の肉厚よりも小さな厚さ寸法のロッド状先端部を有
    するものを採用し、該取付穴形成部材のロッド状先端部
    を、前記レンズ素材の成形用キャビティにおける前記レ
    ンズ本体部の成形領域の厚さ方向中央部分に対して外周
    側から差し込んだ状態でセットせしめる請求項1乃至8
    の何れかに記載の眼内レンズの製造方法。
  10. 【請求項10】 中央に光学部分を有するレンズ本体部
    の外周面に開口して取付穴が形成され、該取付穴に対し
    て、レンズ支持部が挿入固定されてなる眼内レンズにお
    いて、 前記レンズ本体部が、その外周面に露呈する取付穴形成
    部材を一体的に有する構造をもってインサート成形され
    ており、該レンズ本体部の該取付穴形成部材に対して、
    前記取付穴が設けられていることを特徴とする眼内レン
    ズ。
  11. 【請求項11】 前記取付穴形成部材において、前記レ
    ンズ本体部に係止して該レンズ本体部からの離脱を阻止
    する係止部が設けられている請求項10に記載の眼内レ
    ンズ。
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