JPH11196722A - スピニングリールのロータ - Google Patents

スピニングリールのロータ

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JPH11196722A
JPH11196722A JP865098A JP865098A JPH11196722A JP H11196722 A JPH11196722 A JP H11196722A JP 865098 A JP865098 A JP 865098A JP 865098 A JP865098 A JP 865098A JP H11196722 A JPH11196722 A JP H11196722A
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bail
spinning reel
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謙次 大西
Jun Sato
純 佐藤
Shinichi Morimoto
伸一 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータの軽量化を図りつつ強度を高く維持で
きるようにする。 【解決手段】 スピニングリールのロータ3は、リール
本体2に回転自在に装着され釣り糸をスプール4に案内
するためのロータであって、円筒部30と、第1及び第
2ロータアーム31,32と、ベールアーム44とを備
えている。円筒部30は、リール本体2に回転自在に装
着されている。第1及び第2ロータアーム31,32
は、円筒部30の後部外周面において対向して配置され
た第1及び第2接続部31a,32aと、第1及び第2
接続部31a,32aからそれぞれ外方に凸に湾曲しつ
つ前方に延びる第1及び第2アーム部31b,32bと
を各別に有する。ベールアーム44は、両ロータアーム
31,32の先端に揺動自在に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータ、特に、リ
ール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内
するためのスピニングリールのロータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピニングリールは、ハンドル
を有するリール本体と、リール本体に前後移動自在に装
着され外周に釣り糸が巻き付けられるスプールと、リー
ル本体に回転自在に支持されスプールに釣り糸を巻き付
けるためのロータとを備えている。ハンドルの回転は、
通常、フェースギア及びフェースギアに噛み合うピニオ
ンギアを介してロータに伝達される。
【0003】ロータは、リール本体に回転自在に支持さ
れたピニオンギアに回転不能に装着された円筒部と、円
筒部の後部外周面において対向して配置された第1及び
第2ロータアームと、両ロータアームの先端に揺動自在
に装着されたベールアームとを備えている。両ロータア
ームは、円筒部と一体成形されており、円筒部から径方
向外方に台形状に滑らかに幅を縮小しながら延びた後略
90度折れ曲がって前方に延びている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のロータで
は、2つのロータアームがいずれも円筒部から折れ曲が
って前方に延びている。このため、釣り糸からの負荷が
ロータアームに作用すると、折れ曲がり部分で応力集中
が発生しやすくなる。折れ曲がり部分で応力集中が発生
してもロータアームが破損しないように強度を高く維持
しようとすると、その部分の肉厚を厚くする必要があ
る。この結果、ロータの質量が増大し、ロータの軽量化
を図りにくくなる。
【0005】本発明の課題は、ロータの軽量化を図りつ
つ強度を高く維持できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのロータは、リール本体に回転自在に装着され釣
り糸をスプールに案内するためのロータであって、円筒
部と、第1及び第2ロータアームと、ベールアームとを
備えている。円筒部は、リール本体に回転自在に装着さ
れている。第1及び第2ロータアームは、円筒部の後部
外周面において対向して配置された第1及び第2接続部
と、第1及び第2接続部からそれぞれ外方に凸に湾曲し
つつ前方に延びる第1及び第2アーム部とを各別に有す
る。ベールアームは、両ロータアームの先端に揺動自在
に装着されている。
【0007】このスピニングリールのロータは、2つの
ロータアームが円筒部から外方に凸に湾曲しながら前方
に延びて形成されている。このため、折れ曲がり部分が
なくなり、その部分での応力集中が生じないので、応力
が平均化されロータアームの肉厚を厚くすることなく強
度を高く維持できる。したがって、ロータの軽量化を図
りつつ強度を高く維持できる。
【0008】発明2に係るスピニングリールのロータ
は、発明1に記載のロータにおいて、第1及び第2接続
部は、円筒部と周方向に滑らかに連続して形成されてお
り、第1及び第2アーム部は、第1及び第2接続部と滑
らかに連続して形成され円筒部と間隔をあけてそれぞれ
前方に延びている。この場合には、円筒部と接続部及び
接続部と両アーム部とがそれぞれ滑らかに連続して形成
されているので、それらの連続部分でも応力が集中しに
くくなり、強度をより高く維持できる。
【0009】発明3に係るスピニングリールのロータ
は、リール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプール
に案内するためのロータであって、円筒部と、第1及び
第2ロータアームと、ベールアームとを備えている。円
筒部は、リール本体に回転自在に装着されている。第1
及び第2ロータアームは、円筒部の後部外周面において
対向して配置され円筒部と周方向に滑らかに連続して形
成された第1及び第2接続部と、第1及び第2接続部と
滑らかに連続して形成され円筒部と間隔をあけてそれぞ
れ前方に延びる第1及び第2アーム部とを各別に有して
いる。ベールアームは、両ロータアームの先端に揺動自
在に装着されている。
【0010】このスピニングリールのロータは、第1及
び第2ロータアームにおいて円筒部と2つの接続部とが
周方向に滑らかに連続して形成されかつ2つの接続部と
2つのアーム部とが各別に滑らかに連続して形成されて
いるので、それらの間での応力集中が少なくなり、応力
が平均化されロータアームの肉厚を厚くすることなく強
度を高く維持できる。したがって、ロータの軽量化を図
りつつ強度を高く維持できる。
【0011】発明4に係るスピニングリールのロータ
は、発明1から3のいずれかに記載のロータにおいて、
第1及び第2接続部の少なくとも一方は後部外周面にお
いて周方向に間隔を隔てて円筒部に配置された2つの脚
部を有し、第1アーム部及び第2アーム部のうち2つの
脚部に連続するアーム部は先端部で1つに集合してベー
ルアームを揺動自在に支持する。この場合には、2つの
ロータアームのうち少なくとも1つは先端部が集合して
基端部が周方向に離反して2股に分かれる構造になるの
で、より軽量化を図れる。しかも、基端部が周方向に拡
がるため、ロータアームの周方向の剛性も高くなり、強
度をより高く維持できる。
【0012】発明5に係るスピニングリールのロータ
は、発明1から4のいずれかに記載のロータにおいて、
ベールアームは、第1及び第2ロータアームにそれぞれ
揺動自在に装着された第1及び第2ベール支持部材と、
第1ベール支持部材の先端に回転自在に装着されたライ
ンローラと、ラインローラを挟んで第1ベール支持部材
に固定された固定軸カバーと、第2ベール支持部材と固
定軸カバーとを連結するベールとを有する。
【0013】発明6に係るスピニングリールのロータ
は、発明5に記載のロータにおいて、第1ベール支持部
材は、六角穴付きボルトにより第1ロータアームの外側
に揺動自在に装着されている。この場合には、外面の引
っかかりが少ない六角孔付きボルトにより第1ロータア
ームに第1ベール支持部材が装着されているので、釣り
糸が第1ベール支持部材の外側面に接触しても、引っか
かりにくくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態を採用したスピニングリールは、ハンドル1と、ハン
ドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3
と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本
体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4
は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の
前部に前後移動自在に配置されている。
【0015】ハンドル1は、図2に示すように、T字状
の把手部1aと、先端に把手部1aが回転自在に装着さ
れたL字状のクランクアーム1bと、クランクアーム1
bの基端に固定された軸部1cとを有している。クラン
クアーム1bは、基端側においてワンタッチで折れ曲が
り可能である。軸部1cは、図3に示すように断面が矩
形の棒状部材である。なお、ハンドル1は、図1及び図
3に示す右位置と、図2に示す左位置との左右どちらの
装着位置でもリール本体2に装着可能である。
【0016】リール本体2は、側部に開口2cを有する
リールボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方
に一体で延びるT字状の竿取付脚2bと、リールボディ
2aの開口2cを閉塞するための蓋体2dとを有してい
る。リールボディ2aは、図2及び図3に示すように、
内部に空間を有しており、その空間内には、ロータ3を
ハンドル1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構
5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻
き取るためのオシレーティング機構6とが設けられてい
る。
【0017】図4に示すように、リールボディ2aの図
4右側面には、筒状のボス部17aが形成されている。
ボス部17aは、ハンドル軸10(後述)の図4右端を
支持する軸受16aを収納するためにリールボディ2a
の内方に突出して形成されている。蓋体2dのボス部1
7aに対向する位置には、ボス部17bが形成されてい
る。ボス部17bはハンドル軸10の図4左端を支持す
る軸受16bを収納するためにリールボディ2aの外方
に突出して形成されている。ハンドル1が装着された側
と逆側のボス部(図4ではボス部17a)は、軸カバー
19により閉塞されている。ハンドル1が装着された側
のボス部(図4ではボス部17b)は、孔あきカバー1
9bにより水の侵入が防止されている。軸カバー19及
び孔あきカバー19bは、図1に示すように、楕円形の
部材であり、それぞれ2本のビス19aによりボス部に
取り付けられる。なお、外方に突出していないボス部1
7aには、軸カバー19及び孔あきカバー19bを面一
に装着するための楕円形の窪み18aが形成されてい
る。
【0018】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が回転不
能に装着されたハンドル軸10と、ハンドル軸10とと
もに回転するフェースギア11と、このフェースギア1
1に噛み合うピニオンギア12とを有している。ハンド
ル軸10の両端は、軸受16a,16bを介してリール
ボディ2aに回転自在に支持されている。ハンドル軸1
0の図4右端は、軸受16aの外側面より内側に位置し
ている。ハンドル軸10の中心部には断面が矩形の貫通
孔10aが形成されており、この貫通孔10aにハンド
ル1の軸部1cが回転不能に挿入される。軸部1cの先
端面にはネジ孔1dが形成されており、このネジ孔1d
に螺合する取付ネジ20によりハンドル1がハンドル軸
10に取り付けられている。
【0019】ピニオンギア12は筒状に形成されてお
り、図3に示すように、その前部12aはロータ3の中
心部を貫通しており、ナット13によりロータ3と固定
されている。ピニオンギア12は、その軸方向の中間部
と後端部とが、それぞれ軸受14a,14bを介してリ
ール本体2に回転自在に支持されている。オシレーティ
ング機構6は、スプール4の中心部にドラグ機構60を
介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させ
てスプール4を同方向に移動させるための機構である。
オシレーティング機構6は、スプール軸15の略直下方
に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後
方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定
された中間ギア23とを有している。スライダ22には
スプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中
間ギア23は、ピニオンギア12に噛み合っている。
【0020】ロータ3は、図3に示すように、円筒部3
0と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第
1及び第2ロータアーム31,32とを有している。円
筒部30と両ロータアーム31,32とは、たとえばア
ルミニウム合金製であり一体成形されている。円筒部3
0の前部には前壁33が形成されており、前壁33の中
央部にはボス部33aが形成されている。ボス部33a
の中心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔をピ
ニオンギアの前部12a及びスプール軸15が貫通して
いる。前壁33の前部にナット13が配置されており、
ナット13の内部にスプール軸15を回転自在に支持す
る軸受35が配置されている。
【0021】第1ロータアーム31は、図1及び図5に
示すように、円筒部30の後部外周面に配置された第1
接続部31aと、第1接続部31aから外方に凸に湾曲
しつつ前方に延びる第1アーム部31bとを有してい
る。第1接続部31aは、円筒部30の周方向に広がっ
ており、円筒部30と周方向に滑らかに連続して形成さ
れている。第1アーム部31bは、第1接続部31aと
滑らかに連続して形成され円筒部30と間隔をあけて前
方に延びている。第1アーム部31bの外周面はスプー
ル軸15の軸芯を中心とする円弧状に形成されている。
この円弧の半径は前方側が大きくなっている。
【0022】第1ロータアーム31の先端の外周側に
は、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されてい
る。第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31
にねじ込まれた取付ピン36により第1ロータアーム3
1に取り付けられる。この取付ピン36は引っかかりが
少ない六角孔付きボルトからなり、その頭部に釣り糸が
引っかかりにくくなっている。第1ベール支持部材40
の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのライ
ンローラ41と、ラインローラ41を挟んで第1ベール
支持部材40に固定された固定軸カバー47とが装着さ
れている。ラインローラ41は、第1ベール支持部材4
0の先端に回転自在に装着されている。固定軸カバー4
7は、先端がとがった変形円錐形状である。
【0023】第2ロータアーム32は、円筒部30の後
部外周面に配置された第2接続部32aと、第2接続部
32aから外方に凸に湾曲しつつ前方に延びる第2アー
ム部32bとを有している。第2接続部32aは、円筒
部30と周方向に滑らかに連続して形成されており、円
筒部30の周方向に間隔を隔てて配置された2つの脚部
32cを有している。第2アーム部32bは、第2接続
部32aと滑らかに連続して形成され円筒部30と間隔
をあけて前方に延びている。第2アーム部32bは、先
端部から円筒部30との接続部分に向けて2股に分岐し
ており、円筒部30と2つの脚部32cで接続されてい
る。したがって内部に開口32dが形成される。第2ロ
ータアーム32の先端内周側には、第2ベール支持部材
42が揺動自在に装着されている。第2アーム部32b
の外周面もスプール軸15の軸芯を中心とする円弧状に
形成されている。
【0024】このように構成されたロータ3では、ロー
タアーム31,32が外方に凸に湾曲して形成されてい
るので、折れ曲がり部分がなくなり、その部分での応力
集中が生じない。このため、応力が平均化されロータア
ームの肉厚を厚くすることなく強度を高く維持できる。
したがって、ロータ3の軽量化を図りつつ強度を高く維
持できる。しかも、円筒部30と両接続部31a,32
a及び両接続部31a,32aと両アーム部31b,3
2bとがそれぞれ滑らかに連続して形成されているの
で、それらの連続部分でも応力が集中しにくくなり、強
度をより高く維持できる。さらに、第2ロータアーム3
2の先端部が集合して基端部が周方向に離反して2股に
分かれる構造になるので、より軽量化を図れる。また、
両ロータアーム31,32の基端部が周方向に拡がるた
め、ロータアームの周方向の剛性も高くなり、強度をよ
り高く維持できる。
【0025】固定軸カバー47の先端部と第2ベール支
持部材42との間には線材を略U状に湾曲させた形状の
ベール43が固定されている。これらの第1及び第2ベ
ール支持部材40,42、ラインローラ41、ベール4
3及び固定軸カバー47により釣り糸をスプール4に案
内するベールアーム44が構成される。ベールアーム4
4は、図3に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放
姿勢との間で揺動自在である。
【0026】第1ベール支持部材40の外周側にはカバ
ー45が装着されており、カバー45の内部にはベール
アーム44を糸開放姿勢から糸案内姿勢にロータ3の回
転に連動して復帰させるとともに、両姿勢でその状態を
保持するベール反転機構46が配置されている。ロータ
3の円筒部30の内部にはロータ3の逆転を禁止・解除
するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防
止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイク
ラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆
転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換
える切換機構52とを有している。
【0027】スプール4は、ロータ3の第1ロータアー
ム31と第2ロータアーム32との間に配置されてお
り、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装
着されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる
糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体で形成
されたスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に固定
されたフランジ板4cとを有している。糸巻き胴部4a
は、ストレートな円筒状の部材であり、外周面はスプー
ル軸15と平行な周面で構成されている。糸巻き胴部4
aは、2つの軸受56,57によりスプール軸15に回
転自在に装着されている。フランジ板4cは、糸巻き胴
部4aの内周面にネジ止めされたスプールリングカラー
55により糸巻き胴部4aに固定されている。
【0028】〔リールの操作及び動作〕キャスティング
時にはハンドル1を図4に示す左位置に装着した状態で
ベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これによ
り第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42
は揺動する。この状態で釣り竿を握る手の人差し指で釣
り糸を引っかけながら釣り竿をキャスティングする。す
ると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。
この状態でハンドル1をたとえば左手で糸巻取方向に回
転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が糸巻取
方向に回転し、ベールアーム44がベール反転機構46
により糸案内姿勢に復帰し釣り糸がスプール4に巻き付
けられる。
【0029】ハンドル1を糸巻取方向に回転させるとフ
ェースギア11,ピニオンギア12を介してロータ3が
糸巻取方向に回転し、ベールアーム44に案内された釣
り糸がスプール4の外周に巻き付けられる。このような
ときに釣り糸が弛んで誤って両ベール支持部材40,4
2の一方に絡んでも両ロータアーム31,32の剛性が
高く維持されているので、両ロータアーム31,32は
破損しにくい。しかも、両ロータアーム31,32は軽
量化が図られているので、ハンドル1を回転させると軽
い力で回転させることができる。
【0030】〔他の実施形態〕前記実施形態では、第2
ロータアーム32を2股のアーム部で構成したが、第1
ロータアーム31も第2ロータアーム32と同様に2股
のアーム部で構成してもよい。この場合、ベール反転機
構46を第1ロータアーム31の内部に設けずに別に設
けてもよい。このようにするとロータの回転バランスが
向上する。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、2つのロータアームが
円筒部から外方に凸に湾曲しながら前方に延びて形成さ
れているので、折れ曲がり部分がなくなり、その部分で
の応力集中が生じない。このため、応力が平均化されロ
ータアームの肉厚を厚くすることなく強度を高く維持で
きる。したがって、ロータの軽量化を図りつつ強度を高
く維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの右側面図。
【図2】その背面断面図。
【図3】その左側面断面図。
【図4】図1のIV−IV断面図。
【図5】第1ロータアームの平面図。
【図6】第2ロータアームの平面図。
【符号の説明】
2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 30 円筒部 31 第1ロータアーム 31a 第1接続部 31b 第1アーム部 31c 脚部 32 第2ロータアーム 32a 第2接続部 32b 第2アーム部 36 取付ピン 40 第1ベール支持部材 41 ラインローラ 42 第2ベール支持部材 43 ベール 44 ベールアーム 45 固定軸カバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に回転自在に装着され釣り糸を
    スプールに案内するためのスピニングリールのロータで
    あって、 前記リール本体に回転自在に装着された円筒部と、 前記円筒部の後部外周面において対向して配置された第
    1及び第2接続部と、前記第1及び第2接続部からそれ
    ぞれ外方に凸に湾曲しつつ前方に延びる第1及び第2ア
    ーム部とを各別に有する第1及び第2ロータアームと、 前記両ロータアームの先端に揺動自在に装着されたベー
    ルアームと、を備えたスピニングリールのロータ。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2接続部は、前記円筒部と
    周方向に滑らかに連続して形成されており、前記第1及
    び第2アーム部は、前記第1及び第2接続部と滑らかに
    連続して形成され前記円筒部と間隔をあけてそれぞれ前
    方に延びている、請求項1に記載のスピニングリールの
    ロータ。
  3. 【請求項3】リール本体に回転自在に装着され釣り糸を
    スプールに案内するためのスピニングリールのロータで
    あって、 前記リール本体に回転自在に装着された円筒部と、 前記円筒部の後部外周面において対向して配置され前記
    円筒部と周方向に滑らかに連続して形成された第1及び
    第2接続部と、前記第1及び第2接続部と滑らかに連続
    して形成され前記円筒部と間隔をあけてそれぞれ前方に
    延びる第1及び第2アーム部とを各別に有する第1及び
    第2ロータアームと、 前記両ロータアームの先端に揺動自在に装着されたベー
    ルアームと、を備えたスピニングリールのロータ。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2接続部の少なくとも一方
    は前記後部外周面において周方向に間隔を隔てて前記円
    筒部に配置された2つの脚部を有し、前記第1アーム部
    及び第2アーム部のうち前記2つの脚部に連続するアー
    ム部は先端部で1つに集合して前記ベールアームを揺動
    自在に支持する、請求項1から3のいずれかに記載のス
    ピニングリールのロータ。
  5. 【請求項5】前記ベールアームは、前記第1及び第2ロ
    ータアームにそれぞれ揺動自在に装着された第1及び第
    2ベール支持部材と、前記第1ベール支持部材の先端に
    回転自在に装着されたラインローラと、前記ラインロー
    ラを挟んで前記第1ベール支持部材に固定された固定軸
    カバーと、前記第2ベール支持部材と固定軸カバーとを
    連結するベールとを有する、請求項1から4のいずれか
    に記載のスピニングリールのロータ。
  6. 【請求項6】前記第1ベール支持部材は、六角穴付きボ
    ルトにより前記第1ロータアームの外側に揺動自在に装
    着されている、請求項5に記載のスピニングリールのロ
    ータ。
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