JPH11196608A - 多連式作業機の条合わせ機構 - Google Patents

多連式作業機の条合わせ機構

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JPH11196608A
JPH11196608A JP248198A JP248198A JPH11196608A JP H11196608 A JPH11196608 A JP H11196608A JP 248198 A JP248198 A JP 248198A JP 248198 A JP248198 A JP 248198A JP H11196608 A JPH11196608 A JP H11196608A
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JP
Japan
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working
toolbar
working machine
screw shaft
nut body
Prior art date
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Pending
Application number
JP248198A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Matsui
功 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車両後部に複数の作業機を進行方向に対
して左右方向に並設した場合、作業機の条合わせが容易
にできなかった。 【解決手段】 左右方向にツールバー4を配置し、該ツ
ールバー4上に複数の作業機2を左右位置調整可能に並
設して作業車両に装着する構成において、前記ツールバ
ー4上に作業機を左右摺動自在に外嵌し、該ツールバー
4と平行にネジ軸21を回転可能に横架し、該ネジ軸を
前記作業機2の支持部5に回転自在に設けたナット体2
2に螺装し、該ナット体22と前記支持部5の間にロッ
ク機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラクタ等の作業車
両後部に複数の作業機を並列に左右位置調整可能に装着
し、各作業機の左右位置を容易に調整できるようにする
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタ等の作業車両の後部の
作業機装着装置に多連式の作業機を並列に装着し、作業
車両のPTO軸より作業機側のギアケースに動力を伝達
するようにしており、該ギアケースからは左右に駆動軸
を突設し、各作業機に動力を伝達していた。この作業機
としては中耕ロータリやロータリシーダー等があり、中
耕ロータリの場合、並列に複数配した中耕ロータリは左
右に伸延するツールバーにスライド可能に配置され、止
めボルト等を用いてツールバー上に固定でき、畝作りや
中耕作業を行う前には条合わせを行える構成としてい
た。そして、前記駆動軸は多角形の軸とされ、中耕ロー
タリはこの軸上を摺動自在であり、条合わせを行っても
各中耕ロータリには動力を伝達できる構成とされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の各作業
機の条合わせを行うには、先ず、作業機を持ち上げ、止
めボルトを緩め、作業者の手作業によってスライドさせ
ていたので、手間と時間がかかり、しかも各作業機は重
いので、条合わせをする作業も重労働となっていたので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、左右方向にツールバーを配置し、
該ツールバー上に複数の作業機を左右位置調整可能に並
設して作業車両に装着する構成において、前記ツールバ
ー上に作業機を左右摺動自在に外嵌し、該ツールバーと
平行にネジ軸を回転可能に横架し、該ネジ軸を前記作業
機の支持部に回転自在に設けたナット体に螺装し、該ナ
ット体と前記支持部の間にロック機構を設けたものであ
る。
【0005】
【本発明の実施の形態】本発明が解決しようとする課題
及び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付
の図面に示した実施例の構成を説明する。図1は本発明
の調整構成を有する作業機の後面図一部断面図、図2は
同じく調整構成の部分側面断面図、図3は調整構成の後
面断面図である。
【0006】図1、図2において、トラクタ後部の作業
機装着装置に多連式の作業部1を装着し、作業機を中耕
ロータリとした場合について説明する。本実施例では二
個の中耕ロータリ2・2を左右に並列に配設している。
即ち、前記作業部1の前上部には進行方向に対して左右
方向にツールバー4を延出して横架され、該ツールバー
4は角または円形の棒状に構成して、該ツールバー4の
左右中央の下部(または前部または上部)にギアケース
3を配置し、該ギアケース3から入力軸8を前方に突設
し、トラクタ側のPTO軸とユニバーサルジョイント等
を介して連結して動力を伝達可能としている。該ギアケ
ース3より左右側方には、ツールバー4と平行状に駆動
軸7を突設し、該駆動軸7端部がツールバー4端部に固
設したブラケット9に回転自在に軸支され、該駆動軸7
より中耕ロータリ2に動力が伝達される。
【0007】前記ツールバー4の中央部より前上方にマ
スト10・10が立設され、その側方より前方に支持プ
レート11・11が突設され、該支持プレート11の前
部と前記マスト10上部とが作業機装着装置の後部に装
着され、昇降可能とされている。
【0008】また、前記ツールバー4の途中部には角パ
イプ状に構成した支持部5・5が左右摺動自在に外嵌さ
れ、該支持部5には止めボルト12・12が螺装され、
該止めボルト12・12の締め付けによってツールバー
4に対して固定できるようにしている。前記支持部5の
下部には中耕ロータリ2のチェーンケース6上部が固設
されている。
【0009】前記中耕ロータリ2のチェーンケース6上
部には、前記駆動軸7を貫通し、該駆動軸7よりチェー
ンケース6内のスプロケットやチェーン等を介して、チ
ェーンケース6下部に横架した耕耘爪軸13に動力が伝
達され、該耕耘爪軸13上に固設した耕耘爪14・14
・・・を駆動可能としている。
【0010】前記駆動軸7は四角形や六角形等の多角形
状の角軸に形成されており、該駆動軸7上をチェーンケ
ース6内の図示せぬ駆動側のスプロケットがスライド自
在に外嵌されている。従って、駆動軸7からチェーンケ
ース6へ動力伝達可能としながら、前記止めボルト12
・12を弛めて支持部5をツールバー4上で左右スライ
ドさせて、中耕ロータリ2全体を左右に摺動して位置調
節して条合わせを行うことができる。尚、前記駆動軸7
をスプライン軸とし、チェーンケース6内部のスプロケ
ットとスプライン嵌合することもできる。また、前記耕
耘爪14の回動軌跡上部には耕耘カバー15が配設され
ている。
【0011】また、図1に示すように、前記駆動軸7外
周上における前記ギアケース3の左右外側面とチェーン
ケース6の間には、ゴムや樹脂若しくは金属製のジャバ
ラ状のカバー体30が被装されている。前記カバー体3
0の両端部はフランジ30a・30aでボルトを用いて
それぞれギアケース3及びチェーンケース6に固設され
ている。同様に、前記チェーンケース6外側面とブラケ
ット9との間の駆動軸7外周上に、ジャバラ状のカバー
体31で被装され、該カバー体31の両端をフランジ3
1a・31aをボルトを用いて固設されている。
【0012】よって、前記駆動軸7はカバー体30・3
0及びカバー体31・31で被装され、中耕ロータリ2
・2を条合わせのために左右に移動させても、駆動軸7
は露出されず、駆動軸7に土や泥等の異物が付着し、ケ
ース内部へ異物が侵入することを防止し、作業機1の耐
久性を向上させている。尚、前記カバー体30若しくは
カバー体31の断面形状は、円環状に限定するものでな
く、四角形等の多角形状に形成し、デザイン的に優れた
構成とすることもできる。
【0013】次に、本発明の前記中耕ロータリ2を左右
の摺動位置を容易に調整する構成について説明する。図
1、図2、図3に示すように、前記ツールバー4の左右
端部側より上方に枢支体20・20を立設し、ツールバ
ー4と平行状にネジ軸21を回転自在に軸支している。
該ネジ軸21の左右一側端部には、調整ハンドル24が
固設され、調整ハンドル24を握ってネジ軸21を回転
操作できるようにしている。
【0014】一方、前記支持部5上部には前記ネジ軸2
1の位置に合わせて貫通孔5aが左右方向に開口され、
該貫通孔5a内にナット体22が回転自在に遊嵌され、
該ナット体22の左右方向の軸心位置には貫通孔が開口
されて、この貫通孔の内周面には雌ネジが成形され、該
ナット体22の雌ネジにネジ軸21が螺入されている。
【0015】また、前記ナット体22の左右両端部はフ
ランジ部を形成し、該フランジ部で支持部5の左右側面
を挟装するようにし、ナット体22は支持部5に対して
回転自在であるが、左右方向には摺動不能としている。
そして、該フランジ部の一側と支持部5の間にロック機
構が設けられている。即ち、フランジ部の端部の外周面
には、複数の係合凹部22a・22a・・・を形成して
ギア状に構成している。また、前記支持部5側面上部か
ら縁部5bを側方に突出し、該縁部5bに係合体として
の固定ピン23が前記係合凹部22aの位置に合わせて
挿抜自在に設けられている。但し、固定ピン23は挿入
した位置と抜いた位置で係止できるようにしている。
【0016】尚、前記係合凹部22aの形成位置は、ナ
ット体22端部に限定せず、ナット体22中央部でも良
く、また、係合凹部ではなく貫通孔でもよい。また、ロ
ック機構は固定ピンの代わりにボルトであってもよく、
ナット体22と支持部53の間で固定できるものであれ
ば限定するものではない。更に、前記ネジ軸21に回動
する構成として、調整ハンドル24の替わりに、モータ
によってネジ軸21を回動する構成としてもよい。この
場合スイッチ操作だけで位置調整ができる。
【0017】このように構成したことによって、前記中
耕ロータリ2を条に合わせて位置を変更するには、先
ず、位置調整する中耕ロータリ2の支持部5の止めボル
ト12・12を緩めて中耕ロータリ2・2をツールバー
4上で摺動可能とし、調整を行う側の中耕ロータリ2の
固定ピン23を挿入してナット体22との間で回転不能
に係止し、他方の位置調整しない側の中耕ロータリ2の
固定ピン23は抜脱したままとして、ナット体22は支
持部5に対して回転自在として、ネジ軸21を回転して
も支持部5が移動しないようにしている。
【0018】このように前記固定ピン23を係合凹部2
2aに係合させると、ナット体22は支持部5に対して
回動不能に固定され、この状態で、前記調整ハンドル2
4を回してネジ軸21を回動すると、ナット体22との
螺合によって支持部5はネジ軸21上を左右方向(軸心
方向)に移動し、中耕ロータリ2がツールバー4に沿っ
て移動し、所望の条に合わせた位置まで移動させること
ができる。尚、ツールバー4上に目盛りを設けておくこ
とで、中心からの支持部5の距離が容易に判り、また、
移動量や中耕ロータリ間の間隔も確かめることができ
て、容易に位置調整ができる。
【0019】移動後には、前記固定ピン23を係合凹部
22aより抜き、止めボルト12・12を締め付けて中
耕ロータリ2・2をツールバー4上に固定する。こうす
ることで前記ナット体22は支持部5に対して回転自在
となり、ネジ軸21を回すとナット体22も回転し、支
持部5内を空転して、支持部5は左右に移動されること
はなく、止めボルト12・12の締め付けによって振動
等でズレることもないのである。
【0020】そして、他方の中耕ロータリ2の位置を調
整するには、前記同様に支持部5の止めボルト12・1
2を緩めて、抜脱されていた固定ピン23を縁部5bに
挿入し、ナット体22を回動不能に係止し、前記調整ハ
ンドル24を回動操作することで、中耕ロータリ2は外
側若しくは内側に移動させて、条に合わせることができ
る。尚、本実施例においては、作業機として二個の中耕
ロータリ2・2を設けているが、数を限定するものでな
い。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を奏するものである。即ち、左右方向にツ
ールバーを配置し、該ツールバー上に複数の作業機を左
右位置調整可能に並設して作業車両に装着する構成にお
いて、前記ツールバー上に作業機を左右摺動自在に外嵌
し、該ツールバーと平行にネジ軸を回転可能に横架し、
該ネジ軸を前記作業機の支持部に回転自在に設けたナッ
ト体に螺装し、該ナット体と前記支持部の間にロック機
構を設けたことによって、複数の作業機の内で、左右に
スライド移動させたい作業機のロック機構をロックし
て、ナット体を支持部に固定すれば、ネジ軸の回動によ
って作業機をツールバー上で移動することができる。ま
た、作業機をツールバーに固定した場合にはロック機構
を解除しておくと、ネジ軸を回動してもナット体は空回
りして移動せず、所望の位置で固定することができる。
このように、ロック機構のセットまたは解除とネジ軸を
回すだけの単純な操作で、各作業機を圃場の条に合わせ
て位置を調整することができ、さらに微調整を行うこと
もできて、正確な作業を行うことを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調整構成を有する作業機の後面図一部
断面図である。
【図2】同じく調整構成の部分側面断面図である。
【図3】本発明の調整構成の後面断面図である。
【符号の説明】
2 中耕ロータリ 4 ツールバー 5 支持部 22 ナット体 22a 係合凹部 23 固定ピン 24 調整ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向にツールバーを配置し、該ツー
    ルバー上に複数の作業機を左右位置調整可能に並設して
    作業車両に装着する構成において、前記ツールバー上に
    作業機を左右摺動自在に外嵌し、該ツールバーと平行に
    ネジ軸を回転可能に横架し、該ネジ軸を前記作業機の支
    持部に回転自在に設けたナット体に螺装し、該ナット体
    と前記支持部の間にロック機構を設けたことを特徴とす
    る多連式作業機の条合わせ機構。
JP248198A 1998-01-08 1998-01-08 多連式作業機の条合わせ機構 Pending JPH11196608A (ja)

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JP248198A JPH11196608A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 多連式作業機の条合わせ機構

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105144873A (zh) * 2015-10-13 2015-12-16 中国农业大学 一种双曲柄摇杆机构的立式浅耙机
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KR20190042255A (ko) * 2017-10-16 2019-04-24 경상대학교산학협력단 2열 이식기
KR20190044759A (ko) * 2017-10-23 2019-05-02 전남대학교산학협력단 조간 거리 조정이 가능한 농업용 작업기

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