JP3950034B2 - ロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構としては、例えば、整地板を2本のボルトを用いた締結もしくはばね力を用いてリヤカバーの下端部に固定し、接続するようにしたものがある。そして、リヤカバーに対する整地板の取り付け角度の調整の際は、整地板を一旦リヤカバーから取り外し、取り付け角度を変更して再度2本のボルトを用いた締結等により固定し接続するようににしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の整地板着脱機構は、2本のボルトを用いた締結もしくはばね力を用いた固定・接続機構であったため、部品点数が多く、したがって重量も比較的大きくなっていた。また、砂、土等が付着すると非常に付けずらくなるという難点があった。さらに、整地板の取り付け角度の調整・変更の際は、整地板を一旦リヤカバーから取り外し、取り付け角度を変更して再度2本のボルトを用いた締結等を行わなければならないため、かなり大変であった。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、部品点数が少なく軽量・シンプルな構成で、着脱の仕方が理解し易く、砂、土等が付着しても容易に着脱することができ、リヤカバーに対する整地板の取り付け角度の調整を容易に行うことができ、さらには、より多くの圃場条件、作業内容等に合わせた耕耘を行うことができるロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、ロータリ耕耘爪軸に耕耘爪を取付けて耕耘部を構成し、該耕耘部の後方を覆うリヤカバーの下端部に前記耕耘部の作動による耕耘面を整地する整地板を接続したロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構であって、前記リヤカバーの下端部にフックを形成し、前記整地板の接続部には前記フックに対応した掛け止めピンを設けるとともに該整地板と前記リヤカバーの下端部との間にロック部を設け、前記掛け止めピンを前記フックに掛け止めた後、前記ロック部で前記整地板を前記リヤカバーの下端部に固定し接続した。 掛け止めピンをフックに掛け止めてロック部を作用させることで、リヤカバーの下端部に整地板が取り付け固定される。シンプルな構成で着脱の仕方が理解し易く、砂、土等が付着しても容易着脱性が得られる。
【0006】
前記ロック部は、前記整地板の接続部に第1の孔を穿設し、前記リヤカバーの下端部に前記第1の孔に対応した第2の孔を穿設し、当該第1の孔と第2の孔間に抜け止め機能部を持つロックピンを挿通して前記抜け止め機能部を機能させる。
整地板側の第1の孔とリヤカバー側の第2の孔間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させることで、掛け止めピンをフックに掛け止めた後の容易・確実なロック部による固定動作が具体的に実現される。
【0007】
前記フックに掛け止めた前記掛け止めピンを回動中心として前記整地板を上下回動させたときの前記第1の孔の回動軌跡上に前記第2の孔を複数個穿設し、当該第1の孔と複数個の第2の孔の何れかとの間に前記ロックピンを挿通して前記抜け止め機能部を機能させる。
フックに掛け止めた掛け止めピン(一軸)を回動中心として整地板を適宜に上下回動させ、第1の孔と選択した第2の孔との間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させることで、リヤカバーに対する整地板の取り付け形状(取り付け角度)の調整が行われる。
【0008】
前記リヤカバーの左右幅と前記整地板の左右幅とは略等幅であり、前記リヤカバー側のフック及び第2の孔を含む着脱機構構成体は、当該リヤカバーの左右幅方向中心から左右に略等距離離隔した両端位置を含む2位置に形成し、前記整地板の接続部は、前記リヤカバー側の着脱機構構成体の形成位置に対応した各位置に設けた。
整地板はリヤカバーからの取り外しが容易であり、またリヤカバーの下端部には、左右幅方向中心から左右に略等距離の2位置にフックと第2の孔等が形成されているのみで、整地板が取り外されても殆ど外観を損ねることがない。したがって、圃場条件、作業内容等によっては、整地板を取り外した状態で、整地機能無しか又はリヤカバーの下端部自体に整地機能を持たせた耕耘が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図3を参照して説明する。本実施の形態は、サイドドライブ式のロータリ耕耘作業機に適用されている。まず、図1を用いて、ロータリ耕耘作業機の全体構成から説明する。
ロータリ耕耘作業機は、トラクタの後方に、トップリンク1本、ロワリンク2本を持つ3点リンク機構等の連結機構を介して昇降及び左右傾動自在に装着されるもので、中央上部に配置されたベベルギヤボックス1の上方にマスト4が設けられ、ベベルギヤボックス1から左右両側方(図の紙面に垂直方向)に延出されたメインビーム3の各中途部には支持プレート5が固設されて、マスト4の前端に図示省略のトップリンクの後端が枢支され、各支持プレート5の前端に図示省略のロワリンクの後端がそれぞれ枢支されている。
【0010】
トップリンク、各ロワリンクは油圧装置に連係しており、ロータリ耕耘作業機は油圧装置によって昇降作動されるようになっている。各支持プレート5の後端にはデプスフレーム6が枢支されている。また、トラクタのPTO軸(動力取出し軸)が図示省略のユニバーサルジョイント付ドライブ軸を介してベベルギヤボックス1に突設された入力軸2に連結され、PTO軸からの動力が入力軸2に伝動されるようになっている。
【0011】
ベベルギヤボックス1内にはベベルギヤ群が設けられ、ベベルギヤボックス1から一側方に延出したメインビーム3の端部にチェーンケース7が取付けられ、他側方に延出したメインビーム3の端部にはサイドフレーム(後述の図6中の8)が取付けられている。そして、チェーンケース7の下部とサイドフレームの下部との間に、それぞれ軸受を介してロータリ耕耘爪軸9が回動自在に軸架されている。
【0012】
チェーンケース7には、入力スプロケット、チェーン及び出力スプロケット等からなるチェーン伝動機構が内装され、その入力スプロケットはベベルギヤ群のギヤ出力を伝動する伝動軸11に固定され、出力スプロケットはロータリ耕耘爪軸9に連係する出力スプロケット軸に固定されている。
このようにして、ロータリ耕耘爪軸9は、トラクタのPTO軸からの動力により、入力軸2、ベベルギヤ群、伝動軸11及びチェーン伝動機構等を介して回転駆動されるようになっている。そして、このロータリ耕耘爪軸9に、複数の耕耘爪12が放射状に取り付けられて耕耘部13が構成されている。
【0013】
耕耘部13の直上方には、この耕耘部13の上方を覆うメインカバー14が設けられている。メインカバー14は、両側板部14aの部分でチェーンケース7の内側及びサイドフレームに、それぞれボルト締結等により固定されている。メインカバー14の前方には、耕耘部13の前方を覆うフロントカバー15が、メインビーム3から延出されたステー16にボルト締結により取付けられている。また、メインカバー14の後方には、耕耘部13の後方を覆うリヤカバー10が、ヒンジ17により上下方向に揺動可能に取付けられている。
【0014】
ヒンジ17部近傍には、耕深が増したときや耕耘爪12の清掃等の際にリヤカバー10の跳ね上がりを所定位置に規制する最上げ時ストッパ18がヒンジ17の固定側と一体的に形成されている。リヤカバー10の下端部近傍の左右両側には、リヤサイドカバー19がボルト締結により固定され、リヤカバー10の下端側には、耕耘部13の作動による耕耘面を整地する整地板20が取付けられている。リヤカバー10には、機体側との間に加圧スプリング22が取付けられて整地板20に対し、常時、圃場面に対する加圧傾向が与えられている。
【0015】
そして、本発明では、リヤカバー10の下端部に対する上記整地板20の着脱機構が図2の(a)、(b)に示すように構成されている。即ち、整地板20には、整地板本体の左右幅方向に対し直交する方向(図の紙面に平行方向)に板面を持つ接続部201が設けられ、この接続部201に、1個の掛け止めピン202が設けられ、この掛け止めピン202から適宜離隔した位置に1個の第1の孔203が穿設されている。整地板20の板面上には、握り部204が形成されている。
【0016】
一方、リヤカバー10の下端部には、掛け止めピン202に対応したフック101が形成され、このフック101に整地板20側の掛け止めピン202を掛け止め、その掛け止めピン202を回動中心として整地板20を上下回動させたときの第1の孔203の回動軌跡上に複数個(図2(a)では2個)の第2の孔102a、102bが穿設されている。上述の1個の第1の孔203、複数個の第2の孔102a、102b及び後述する抜け止め機能部を持つロックピンにより、掛け止めピン202をフック101に掛け止めた後に整地板20をリヤカバー10の下端部に固定するロック部が構成されている。
【0017】
後述の図6に示すように、リヤカバー10の左右幅と整地板20の左右幅とは略等幅であり、リヤカバー10側のフック101及び第2の孔102a、102bを含む着脱機構構成体は、リヤカバー10の左右幅方向中心から左右に略等距離離隔した両端位置を含む2位置に形成され、整地板20の接続部201は、このリヤカバー10側の着脱機構構成体の形成位置に対応した各位置に設けられている。
【0018】
次に、上述のように構成された整地板着脱機構の作用を説明する。リヤカバー10の下端部に整地板20を取付ける際は、図3に示すように、整地板20側の掛け止めピン202をリヤカバー10側のフック101に掛け止めた後、掛け止めピン202を回動中心として整地板20を上下に回動調整し、リヤカバー10に対する整地板20の所望の取り付け角度(取り付け形状)に応じて何れかの第2の孔102a又は102bを選択する。
【0019】
そして、第1の孔203と選択した第2の孔102a又は102b間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させることで、リヤカバー10に対し整地板20が所望の取り付け角度で取り付け固定される。
リヤカバー10に既に取り付けられている整地板20の取り付け角度を変更するときは、抜け止め機能部の抜け止めを解除してロックピンを抜き、上記と同様の回動調整を行って第2の孔102a、102bの選択変更を行う。その後、第1の孔203と変更選択した第2の孔間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させることで、取り付け角度の変更を行う。
【0020】
整地板20はリヤカバー10に対し取り付けと同様に取り外しが容易であり、またリヤカバー10の下端部には、幅方向中心から左右に略等距離の2位置にフック101と第2の孔102a、102b等が形成されているのみで、整地板20が取り外されても殆ど外観を損ねることがない。したがって、圃場条件、作業内容等によっては、整地板20を取り外した状態で、整地機能無しか又はリヤカバー10の下端部自体に整地機能を持たせた耕耘を行うことが可能である。
なお、リヤカバー10に対する整地板20の取り付け角度(取り付け形状)が一定に規定されているときは、第2の孔102は所定位置に1個のみを穿設しておけばよい。
【0021】
上述したロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構によれば、整地板20の接続部201に設けた掛け止めピン202をリヤカバー10の下端部に形成したフック101に掛け止めた後、第1の孔203と第2の孔102a又は102b間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させることで、整地板20をリヤカバー10の下端部に固定し接続するようにしたので、部品点数が少なく軽量・シンプルな構成で、着脱の仕方が理解し易く、砂、土等が付着しても容易に着脱することができる。
【0022】
リヤカバー10に対する整地板20の取り付け角度の調整は、複数箇所を動かす必要がなく、フック101に掛け止めた掛け止めピン(一軸)202を回動中心として整地板20を上下に回動調整し、第1の孔203と選択した第2の孔102a又は102b間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させればよいので、容易に行うことができる。リヤカバー10に既に取り付けられている整地板20の取り付け角度を変更するときは、抜け止め機能部の抜け止めを解除してロックピンを抜き、リヤカバー10から整地板20を一旦取り外すことなく、上記と同様の回動調整を行えばよいので、取り付け角度のみの変更も容易に行うことができる。
【0023】
また、整地板20はリヤカバー10からの取り外し容易性を有し、リヤカバー10の下端部は整地板20が取り外されても殆ど外観を損ねることがない。したがって、整地板20を取り外した状態で、整地機能無しか又はリヤカバー10の下端部自体に整地機能を持たせた作業が容易に可能となって、より多くの圃場条件、作業内容等に合わせた耕耘を行うことができる。
【0024】
次に、上記着脱機構に適用される整地板構造の利点を、図4ないし図7を用いて説明する。
従来の整地板30構造は、図7に比較例として示すように、握り部、補強部及びリヤカバーとの接続部が一体化された構造となっており、整地板30の全体構造は、このような接続部形状に合わせてあるため、比較的大きく、重量物になっていた。
【0025】
これに対し、本着脱機構に適用される整地板20構造は、図4に示すように、握り部・補強部204と接続部201とを分割し、各部を必要な大きさで、それぞれに必要機能を備えさせたことで、各部の機能を改善し、全重量を軽減し、さらに全体的な見た目を良くしている。図4中、25は抜け止め機能部(25dの部分)を持つロックピンである。
【0026】
図5は、このような整地板20を適用したロータリ耕耘作業機の側面図である。図5中、23はサイドカバーであり、メインカバー14の側板部14aにボルト締結により固設されている。
図6は、図5の平面図である。分割された握り部・補強部204と接続部201を含む整地板着脱機構は、リヤカバー10の左右幅方向中心から左右に略等距離離隔した2位置に配置されている。
次に、図8ないし図10を用いて、本実施の形態に適用される抜け止め機能部を持つロックピンを説明する。
【0027】
従来のロックピンは、ピン本体の先端部に孔を開け、被ロック物にロックピンを挿通した後、その孔に抜け止め用ピンを差し込み、抜け止めを行っている。しかし、このような従来のロックピンは、被ロック物にロックピンを挿通した後の抜け止め用ピンの抜き差しが非常に行いづらい。また、ピン本体と抜け止め用ピンとが別体になっているため、抜け止め用ピンを紛失しやすいという難点がある。
【0028】
これに対し、図8に示す本実施の形態に適用される抜け止め機能部を持つロックピン25は、ピン本体25aの一端に段部からなる固定抜け止め部25bが形成され、他端の先端部には凹溝25cが形成され、この凹溝25c内に逆U字形の板ばね25dが弾力的に差し込まれて小ピン25eにより、回動自在に支持されている。板ばね25dは、図8(a)の解除時(実線)とロック時(鎖線)の間を回動し、この回動自在の板ばね25dにより、抜け止め機能部が構成されている。
【0029】
ロックピン25は、抜け止め機能部を構成する板ばね25dが解除時の状態で、前述の整地板着脱機構における第1の孔203と第2の孔102a又は102b間に挿通し、挿通後に板ばね25dをロック時側に回動させることで、整地板をリヤカバーの下端部に固定する。
図9に示すように、リヤカバー等の構成材27表面における板ばね25dのロック時側回動点に回り止めピン(又は回り止め突起体)28を突設しておき、板ばね25dをロック時側に回動させたとき、板ばね25dの逆U字形先端側をその回り止めピン28に緊密に嵌合させるようにすれば、ロックピン25による固定状態をさらに確実に保持することができる。
【0030】
図10には、抜け止め機能部を持つロックピン26の他の構成例を示す。この構成例では、ピン本体26aの一端に段部からなる固定抜け止め部26bが形成され、他端の先端部は、対向両面が適量削り落とされて、平行な対向両面を持つばね支持部26cが形成され、逆U字形の板ばね26dがこのばね支持部26cを弾力的に挟持するように取り付けられて小ピン26eにより、回動自在に支持されている。解除、ロックの操作及び作用は、上記一構成例のロックピン25と略同様である。
【0031】
上述した抜け止め機能部を持つロックピン25、26によれば、板ばね25d、26dの回動という片手のワンタッチ操作でロックピン25、26を簡単に固定又は解除することができる。また、機能上、従来の抜け止め用ピンに相当する板ばね25d、26dは、ピン本体25a、26aと一体になっているので、紛失する恐れがない。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、整地板の接続部に設けた掛け止めピンをリヤカバーの下端部に形成したフックに掛け止めた後、ロック部で整地板をリヤカバーの下端部に固定し接続するようにしたので、部品点数が少なく軽量・シンプルな構成で、着脱の仕方が理解し易く、砂、土等が付着しても容易に着脱することができる。
【0033】
ロック部は、整地板の接続部に第1の孔を穿設し、リヤカバーの下端部に第2の孔を穿設し、当該第1の孔と第2の孔間に抜け止め機能部を持つロックピンを挿通して前記抜け止め機能部を機能させるようにしたので、容易・確実なロック部による固定動作を具体的に実現することができる。
【0034】
フックに掛け止めた掛け止めピンを回動中心として整地板を上下回動させたときの第1の孔の回動軌跡上に第2の孔を複数個穿設し、当該第1の孔と複数個の第2の孔の何れかとの間にロックピンを挿通して抜け止め機能部を機能させるようにしたので、リヤカバーに対する整地板の取り付け角度(取り付け形状)の調整、変更は、整地板を固定操作する前に、フックに掛け止めた掛け止めピン(一軸)を回動中心として整地板を上下に回動調整し、第2の孔の何れかを選択すればよく、容易に行うことができる。
【0035】
リヤカバーの左右幅と整地板の左右幅とは略等幅であり、リヤカバー側のフック及び第2の孔を含む着脱機構構成体は、当該リヤカバーの左右幅方向中心から左右に略等距離離隔した両端位置を含む2位置に形成し、整地板の接続部は、前記リヤカバー側の着脱機構構成体の形成位置に対応した各位置に設けたので、整地板はリヤカバーからの取り外し容易性を有し、またリヤカバーの下端部は整地板が取り外されても殆ど外観を損ねることがない。したがって、整地板を取り外した状態で、整地機能無しか又はリヤカバーの下端部自体に整地機能を持たせた作業が容易に可能となって、より多くの圃場条件、作業内容等に合わせた耕耘を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構が適用されるロータリ耕耘作業機の側面図。
【図2】上記実施の形態である整地板着脱機構の分解側面図。
【図3】上記実施の形態において整地板の取り付け角度調整操作を説明するための側面図。
【図4】上記実施の形態に適用される整地板構造の利点を説明するための平面図。
【図5】図4の整地板構造が適用されたロータリ耕耘作業機の側面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】図4の比較例として示す従来の整地板構造を示す側面図。
【図8】上記実施の形態に適用される抜け止め機能部を持つロックピンの側面図及び正面図。
【図9】上記抜け止め機能部を持つロックピンに適用される回り止めピンの配設例を示す斜視図。
【図10】図8の他の構成例を示す側面図及び正面図。
【符号の説明】
9 ロータリ耕耘爪軸
10 リヤカバー
12 耕耘爪
13 耕耘部
20 整地板
25、26 抜け止め機能部を持つロックピン
25d、26d 抜け止め機能部を構成する板ばね
101 フック
102a、102b 第2の孔
201 接続部
202 掛け止めピン
203 第1の孔
Claims (1)
- ロータリ耕耘爪軸に耕耘爪を取付けて耕耘部を構成し、該耕耘部の後方を覆うリヤカバーの下端部に前記耕耘部の作動による耕耘面を整地する整地板を接続したロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構であって、前記リヤカバーの下端部にフックを形成し、前記整地板の接続部には前記フックに対応した掛け止めピンを設けるとともに該整地板と前記リヤカバーの下端部との間にロック部を設け、前記掛け止めピンを前記フックに掛け止めた後、前記ロック部で前記整地板を前記リヤカバーの下端部に固定し接続するとともに、前記ロック部は、前記整地板の接続部に第1の孔を穿設し、前記リヤカバーの下端部に前記第1の孔に対応した複数個の第2の孔を穿設し、当該第1の孔と第2の孔間に、ピン本体の一端に段部からなる固定抜け止め部が形成され、他端の先端部に形成された凹溝内に逆U字形の板ばねが弾力的に差し込まれて小ピンにより回動自在に支持された抜け止め機能部を持つロックピンを挿通し、前記掛け止めピンを回動中心として前記整地板を上下回動させたときの前記第1の孔と、該第1の孔の回動軌跡上の何れかの前記第2の孔との間に挿通した前記ロックピンの前記抜け止め機能部を機能させる。さらには、前記リヤカバーの左右幅と前記整地板の左右幅とは略等幅であり、前記リヤカバー側のフック及び第2の孔を含む着脱機構構成体は、当該リヤカバーの左右幅方向中心から左右に略等距離離隔した両端位置を含む2位置に形成し、前記整地板の接続部は、前記リヤカバー側の着脱機構構成体の形成位置に対応した各位置に設けたことを特徴とするロータリ耕耘作業機の整地板着脱機構。
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