JPH11196069A - 光信号伝送装置、光信号伝送方法、および信号処理装置 - Google Patents

光信号伝送装置、光信号伝送方法、および信号処理装置

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JPH11196069A
JPH11196069A JP10226734A JP22673498A JPH11196069A JP H11196069 A JPH11196069 A JP H11196069A JP 10226734 A JP10226734 A JP 10226734A JP 22673498 A JP22673498 A JP 22673498A JP H11196069 A JPH11196069 A JP H11196069A
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signal
optical signal
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Kazuhiro Sakasai
一宏 逆井
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Shinobu Koseki
忍 小関
Masanori Hirota
匡紀 廣田
Shinya Kyozuka
信也 経塚
Kenichi Kobayashi
健一 小林
Hironori Ishida
裕規 石田
Keiji Fujimagari
啓志 藤曲
Masao Funada
雅夫 舟田
Takashi Ozawa
隆 小澤
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/03Arrangements for fault recovery
    • H04B10/032Arrangements for fault recovery using working and protection systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光信号の伝送を担う光信号伝送装
置、光信号伝送方法、および、光信号の伝送を含む信号
処理を行なう信号処理装置に関し、多数の端末(装置回
路基板等)を接続することが可能であって、かつ複数端
末間での自由な通信を可能とする。 【解決手段】複数の送信ノード111から相互に異なる
光強度レベルの光信号を光伝送媒体11に入射し、受信
ノードから出射された、それら複数の光信号が重畳され
てなる信号から所望の信号を分離、抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の伝送を担
う光信号伝送装置、光信号伝送方法、および、光信号の
伝送を含む信号処理を行なう信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超大規模集積回路(VLSI)の開発に
より、データ処理システムで使用する回路基板(ドータ
ーボード)の回路機能が大幅に増大してきている。回路
機能が増大するにつれて各回路基板に対する信号接続数
が増大する為、各回路基板(ドーターボード)間をバス
構造で接続するデータバスボード(マザーボード)には
多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列アーキテ
クチャが採用されてきている。接続線の多層化と微細化
により並列化を進めることによりバスの動作速度の向上
が図られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵抗に起
因する信号遅延により、システムの処理速度がバスの動
作速度によって制限されるとともに消費電力の増大に伴
う装置の発熱の問題も発生している。また、バスの占有
による伝送待機時間もシステムの処理速度に影響を与え
るため、同時に複数の回路基板間での伝送が望まれてい
る。さらに、バス接続配線の高密度化による電磁ノイズ
(EMI:Electromagnetic Inte
rference)の問題もシステムの処理速度向上に
対しては大きな制約となる。
【0003】すなわち、通信データの伝送量が増加する
と、バスの動作速度には限界があるため、バスの配線本
数を増すことにより対応している。しかしながら、配線
本数が増えると消費電力が増加したり、配線間のスキュ
ーによる伝送速度の問題、さらには配線スペースの問題
が生じる。このため装置間の配線本数を少なくし、配線
を容易にするアナログバス接続方式が、特開昭64−1
4631号公報ならびに特開平8−328707号公報
に開示されている。
【0004】図13は、特開平8−328707号公報
に開示されたアナログバス接続方式の接続例を示す図で
ある。
【0005】装置401と装置411は、2つのA/D
コンバータ404,407と、2つのD/Aコンバータ
405,408とを介して接続されたアナログバス40
6によって接続されている。
【0006】装置401から出力されたnビットの信号
は伝送経路403を経て、D/Aコンバータ405に入
力されてアナログデータに変換され、アナログバス40
6に乗せられる。アナログバス406を通った信号は、
A/Dコンバータ407でnビットのデジタル信号に変
換され、伝送経路409を介して装置411に入力され
る。これとは逆に、装置411から送信された信号は、
伝送経路410を経て、D/Aコンバー408でアナロ
グデータに変換され、アナログバス406に乗せられ
る。アナログバス406を通った信号はA/Dコンバー
タ404でデジタル信号に変換された後に伝送経路40
2を介して装置401に入力される。
【0007】以上のように、図11のアナログバス40
6は多値レベルのアナログ信号で動作する部分であり、
装置401及び装置411はデジタル信号で動作する部
分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たアナログバス接続方式では、アナログバス406を通
る信号は多値レベルのアナログ信号であるため、バスラ
インの抵抗成分やリーク電流等によるレベルの変動を生
じ、そのアナログバスのバスラインが長くなった場合
や、そのアナログバスに多数の装置が接続された場合に
はデータを正しく伝送することが困難となる。
【0009】更に、マイクロコンピュータなどでは多数
の機能ブロックが接続されるばかりでなく、複数のバス
が使用されていることが多く、複数のバス間の通信がで
きなくなるため、上記のようなアナログバスによる接続
方式は実現が困難である。この特開平8−328707
号公報では、上記の問題点を解決すべく、アナログバス
のレベル変動を補償する回路を提案しているが、バスラ
インに電気配線を用いているので、配線抵抗に起因する
レベル変動を抑える根本的な解決には至っていない。ま
た、バスを高速に駆動しようとした場合の消費電力の増
大や、大容量伝送をしようとしたときの配線の並列化に
よるスキューといった問題は解決できていない。また、
バスラインに電気配線を用いていては、多値論理のアナ
ログバスを用いても、同時に同方向への多重伝送はでき
るが、双方向への同時伝送はできない。
【0010】ところで、電気の世界では実現できない高
速伝送の領域を、光インターコネクションと呼ばれる、
システム内光接続技術を用いることが検討されている。
光インターコネクション技術の概要は、『内田禎二、第
9回回路実装学術講演大会、『H.Tomimuro,
et al.,"Packaging Technol
ogy for Optical Interconn
ects", IEEE Tokyo,No.3,p
p.81〜86,1994』、『和田修、エレクトロニ
クス1993年4月号、pp.52〜55』に記載され
ている様に、システムの構成内容により様々な形態が提
案されている。
【0011】従来提案された様々な形態の光インターコ
ネクション技術のうち、特開平2−41042号公報に
は、高速、高感度の発光/受光デバイスを用いた光デー
タ伝送方式をデータバスに適用した例が開示されてお
り、そこには、各回路基板の表裏両面に発光/受光デバ
イスを配置し、システムフレームに組み込まれた隣接す
る回路基板上の発光/受光デバイス間を空間的に光で結
合した、各回路基板相互間のループ伝送用の直列光デー
タ・バスが提案されている。この方式では、ある1枚の
回路基板から送られた信号光が隣接する回路基板で光/
電気変換され、さらにその回路基板でもう一度電気/光
変換されて、次に隣接する回路基板に信号光を送るとい
うように、各回路基板が順次直列に配列され各回路基板
上で光電気変換、電気/光変換を繰り返しながらシステ
ムフレームに組み込まれたすべての回路基板間に伝達さ
れる。この為、信号伝達速度は各回路基板上に配置され
た受光/発光デバイスの光/電気変換・電気/光変換速
度に依存すると同時にその制約を受ける。また、各回路
基板相互間のデータ伝送には、各回路基板上に配置され
た受光/発光デバイスによる、自由空間を介在させた光
結合を用いている為、隣接する回路基板表裏両面に配置
されている発光/受光デバイスの光学的位置合わせが行
なわれすべての回路基板が光学的に結合していることが
必要となる。さらに、自由空間を介して結合されている
為、隣接する光データ伝送路間の干渉(クロストーク)
が発生しデータの伝送不良が予想される。また、システ
ムフレーム内の環境、例えば埃などにより信号光が散乱
することによりデータの伝送不良が発生することも予想
される。さらに、各回路基板が直列に配置されているた
め、いずれかのボードが取りはずされた場合にはそこで
接続が途切れてしまい、それを補うための余分な回路基
板が必要となる。すなわち、回路基板を自由に抜き差し
することができず、回路基板の数が固定されてしまうと
いう問題がある。
【0012】2次元アレイデバイスを利用した回路基板
相互間のデータ伝送の技術が、特開昭61−19621
0号公報に開示されている。ここに開示された技術は、
平行な2面を有する光源に対置されたプレートを具備
し、プレート表面に配置された回折格子、反射素子によ
り構成された光路を介して回路基板間を光学的に結合す
る方式である。この方式では、1点から発せられた光を
固定された1点にしか接続できず電気バスの様に全ての
回路ボード間を網羅的に接続することができない、ま
た、複雑な光学系が必要となり、位置合わせ等も難しい
為、光学素子の位置ずれに起因して、隣接する光データ
伝送路間の干渉(クロストーク)が発生しデータの伝送
不良が予想される、回路基板間の接続情報はプレート表
面に配置された回折格子、反射素子により決定されるた
め、回路基板を自由に抜き差しすることができず拡張性
が低い、という様々な問題がある。
【0013】2次元アレイデバイスを利用した回路基板
相互間のデータ伝送の他の技術が、特開平4−1344
15号公報に開示されている。ここに開示された技術
は、空気よりも屈折率の高い透明な物質の中に、負の曲
率を有する複数個のレンズが前記物質の表面に形成され
たレンズアレイと、前記光源から出射した光を前記レン
ズアレイの側面から入射せしめる為の光学系とから構成
される。また、負の曲率を有する複数個のレンズに代わ
って、屈折率の低い領域やホログラムを構成した方式も
開示されている。この方式では、側面から入射した光が
前記負の曲率を有する複数個のレンズやこれに代わる屈
折率の低い領域やホログラムの構成された部分から面上
に分配されて出射する作用を用いている。従って、入射
位置と複数個のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域
やホログラムの構成された面上の出射位置との位置関係
により出射信号の強度がばらつくことが考えられる。さ
らに、面上に構成される負の曲率を有する複数個のレン
ズやこれに代わる屈折率の低い領域やホログラムの位置
に回路基板の光入力素子を配置する必要がある為、回路
基板を配置する為の自由度がなく拡張性が低い。という
様々な問題がある。これらの問題を解決する手段として
拡散された信号光を伝播するシート状の光データバスが
考えられる。このシート状の光データバスの場合、特開
平2−41042号公報のように回路基板の数が固定さ
れることがなく、また、特開昭61−196210号公
報のように発光/受光デバイスの光学的位置合わせの困
難さは解消される。
【0014】しかしながら、上記いずれの光伝送方式に
おいても、電子回路の信号をそのまま光に変換して伝送
するという点にとどまり、電子回路の制約を強く受けて
いる。
【0015】また特開平9−98137号公報には、異
なる波長の光信号を用いて同一の光ファイバで双方向に
通信する例が開示されている。
【0016】しかしながら、この方式の場合、同一の光
ファイバを用いてはいても、通信可能な範囲は、ある1
つの波長の光を送信、受信することのできる発光器、受
光器を備えた端末どうしの間に限られ、多数の端末間で
自由に通信できるようにするためには、各端末に様々な
波長の光を送信、受信することができるように波長の異
なる光を取り扱う複数の発光器、受光器を用意する必要
があり、装置が複雑化し、コスト高も避けられない。
【0017】すなわち、端末間の配線本数を少なくして
配線を容易にするとともに、多くの端末間で自由に通信
することのできる技術は電子回路においても光回路にお
いても為し得ていないという問題がある。
【0018】本発明は、上述の課題を解決するために成
されたものであり、多数の端末(装置、回路基板等)を
接続可能で複数端末間での自由な通信を可能とする光信
号伝送装置、光信号伝送方法、およびその光信号伝送方
式を採用した信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光信号伝送装置のうちの第1の光信号伝送装置は、
光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、光伝送媒体へ
の信号光の入射を担う複数の送信ノードおよび光伝送媒
体内からの光信号の出射を担う少なくとも1つの受信ノ
ードを備えた光伝送媒体と、上記複数の送信ノードそれ
ぞれに対応して備えられた、光信号を生成して生成した
光信号を対応する送信ノードから光伝送媒体内へ入射す
る複数の光信号送信部であって、複数の光信号送信部間
で光強度レベルの異なるパルス列光信号を生成する光信
号送信部と、上記受信ノードに対応して備えられた、受
信ノードから出射した光信号を受信して受信信号を得、
得られた受信信号に含まれる、複数の光信号送信部で生
成された複数の光信号に対応する複数の信号成分の中か
ら所望の光信号送信部で生成された光信号に対応する信
号成分を分離する光信号受信部とを備えたことを特徴と
する。
【0020】また、本発明の光信号伝送装置のうちの第
2の光信号伝送装置は、信号光の伝送を担う光伝送媒体
であって、光伝送媒体への信号光の入射を担う少なくと
も1つの送信ノードおよび光伝送媒体からの信号光の出
射を担う複数の受信ノードを備えた光伝送媒体と、上記
送信ノードに対応して備えられた、光信号を生成して生
成した光信号を対応する送信ノードから光伝送媒体内へ
入射する光信号送信部であって、相互に光強度レベルの
異なる複数のパルス列光信号を同時に生成し、あるいは
相互に光強度レベルの異なる複数のパルス列光信号が相
互に重畳された形状の多重パルス列光信号を生成する光
信号送信部と、 上記複数の受信ノードそれぞれに対応
して備えられた、対応する受信ノードから出射した光信
号を受信して受信信号を得、得られた受信信号に含まれ
る、光信号送信部で生成された複数の光信号に対応する
複数の信号成分の中から所望の光信号に対応する信号成
分を分離する光信号受信部とを備えたことを特徴とす
る。
【0021】ここで、上記本発明の第2の光信号伝送装
置における光信号送信部の、「相互に光強度レベルの異
なる複数のパルス列光信号が相互に重畳された形状の多
重パルス列光信号を生成する」は、最終的に多重パルス
列信号が生成されればよく、その多重パルス列信号が生
成されるまでの過程の如何を問うものではなく、例えば
相互に信号強度レベルの異なる複数のパルス列電気信号
を相互に重畳することにより多重パルス列電気信号を生
成し、その多重パルス列電気信号を光信号に変換するこ
とにより多重パルス列光信号を生成するものであっても
よく、あるいは、相互に信号強度レベルの異なる複数の
パルス列電気信号それぞれを先ずパルス光信号に変換
し、それら複数のパルス列光信号どうしを相互に重畳す
ることにより多重パルス列光信号を生成するものであっ
てもよいことを意味している。
【0022】また、本発明の光信号伝送方法は、信号光
の伝送を担う光伝送媒体内に、相互に異なる光強度レベ
ルを有する複数の光信号を同時に入射し、あるいは、相
互に異なる光強度レベルを有する複数の光信号が相互に
重畳された形状の光信号を入射し、その光伝送媒体から
出射した光信号を受信して受信信号を得、その受信信号
から、所望の光信号に対応する信号成分を分離すること
を特徴とする。
【0023】さらに、本発明の信号処理装置のうちの第
1の信号処理装置は、 信号光の伝送を担う光伝送媒体
であって、光伝送媒体への信号光の入射を担う複数の送
信ノードおよび光伝送媒体からの光信号の出射を担う少
なくとも1つの受信ノードを備えた光伝送媒体と、光信
号を出射する複数の光信号発信部であって各光信号発信
部ごとに光強度レベルの異なるパルス列光信号を生成す
る複数の光信号発信部を分担して搭載してなる第1の回
路基板と、光信号を受信して受信信号を得、得られた受
信信号に含まれる、複数の光信号送信部で生成された複
数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光
信号送信部で生成された光信号に対応する信号成分を分
離する光信号受信部を搭載してなる第2の回路基板と、
第1の回路基板に搭載された光信号発信部から出射した
光信号が送信ノードから光伝送媒体内に入射し受信ノー
ドから出射した信号光が第2の回路基板に搭載された光
信号受信部に入射するように、第1の回路基板および第
2の回路基板を光伝送媒体に対し位置決めされた状態に
支持する支持体とを備えたことを特徴とする。
【0024】また、本発明の信号処理装置のうちの第2
の信号処理装置は、信号光の伝送を担う光伝送媒体であ
って、光伝送媒体への信号光の入射を担う少なくとも1
つの送信ノードおよび光伝送媒体からの信号光の出射を
担う複数の受信ノードを備えた光伝送媒体と、光信号を
出射する光信号発信部であって相互に光強度レベルの異
なる複数のパルス列光信号を同時に生成し、あるいは相
互に光強度レベルの異なる複数のパルス列光信号が相互
に重畳された形状の多重パルス列光信号を生成する光信
号発信部を搭載してなる第1の回路基板と、光信号を受
信して受信信号を得、得られた受信信号に含まれる、複
数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光
信号に対応する信号成分を分離する複数の光信号受信部
を分担して搭載してなる第2の回路基板と、第1の回路
基板に搭載された光信号発信部から出射した光信号が送
信ノードから光伝送媒体内に入射し受信ノードから出射
した信号光が第2の回路基板に搭載された光信号受信部
に入射するように、第1の回路基板および第2の回路基
板を光伝送媒体に対し位置決めされた状態に支持する支
持体とを備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0026】図1は、本発明の光信号伝送方法を実現す
る本発明の光信号伝送装置の第1実施形態を示す模式図
である。
【0027】この図1に示す光信号伝送装置10には、
光伝送媒体11と、複数(ここでは2つ)の光信号送信
部12と、1つの光信号受信部13と、調定部14を備
えている。
【0028】光伝送媒体11は、この光伝送媒体11を
介在させた一方の光伝送端(この図1では、光伝送媒体
11の左側の端)には、光伝送媒体11への信号光の入
射を担う複数(ここでは2つ)の送信ノード111を有
し、他方の光伝送端(この図1では光伝送媒体11の右
側の端)には、光伝送媒体11内を伝送されてきた光信
号の出射を担う受信ノード112を有しており、この光
伝送媒体11は送信ノード111から入射された光信号
を受信ノード112に伝播してその受信ノード112か
ら出射する。
【0029】また、光信号送信部12は、各送信ノード
111に対応して備えられ、光信号を生成して生成した
光信号を対応する送信ノード111から光伝送媒体11
内に入射する。この光信号送信部12は、光信号を出射
する発光器121と、その発光器121から出射される
光信号の基になる電気信号を生成してその発光器121
に伝達する送信回路122を備えており、送信回路12
2では、パルス列電気信号が生成されて発光器121に
入力され、その発光器121では、そのパルス列電気信
号に従ったパルス列光信号が出射される。
【0030】ここには複数(図1に示す例では2つ)の
光信号送信部12が備えられており、それら複数の光信
号送信部12を構成する複数の発光器121からは、相
互に異なる光強度レベルのパルス列光信号が出射され
る。各発光器121から相互に異なる光強度レベルの光
信号を出射するにあたっては、各発光器121毎にあら
かじめ出射する光信号の光強度レベルが固定的に定めら
れたものであってもよいが、各光信号送信部12が、そ
の光信号送信部で生成される光信号の光強度レベルの変
更が自在なものであって、図1に示すように、各光信号
送信部12で生成される光信号の光強度レベルが相互に
異なるように、複数の光信号送信部12の間の調停を行
なう調停部14を備えてもよい。
【0031】この図1に示す例では、光信号送信部12
は2つのみであり、調停部14を備えることなくそれら
2つの光信号送信部12それぞれから出射される光信号
の光強度レベルをあらかじめ定めておいてもよいが、さ
らに多数の光信号送信部を備えた場合、各光信号送信部
から出射される光信号の光強度レベルを固定的に定める
よりも、調停部14を備え、消費電力やS/Nを考慮し
最良の光強度レベルから順に割り当てた方が有利であ
る。
【0032】ここで、光信号送信部の数と光信号の強度
レベル数との関係は、光信号送信部の数だけ光強度レベ
ルを設けてもよいし、光信号送信部の数よりも少ない光
強度レベル数により伝送を行なってもよい。
【0033】各光信号送信部12の発光部121から出
射した各信号光は、各送信ノード111から光伝送媒体
11に入射し、その光伝送媒体11内を伝播して受信ノ
ード112から出射する。
【0034】この受信ノード112に対応して光信号受
信部13が備えられており、受信ノード112から出射
した光信号は光信号受信部13に備えられた受光器13
1に入射して電気的な受信信号に変換され、受信回路1
32により、その受光器131で得られた受信信号に含
まれる、複数の光信号生成部12で生成された複数の光
信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光信号生
成部で生成された光信号に対応する信号成分が分離され
る。
【0035】図2は、本発明の光信号伝送方法を実現す
る本発明の光信号伝送装置の第2実施形態を示す模式図
である。
【0036】この図2に示す光信号伝送装置10は、光
伝送媒体11と、1つの光信号送信部12と、複数(こ
こでは2つ)の光信号受信部13とを備えている。
【0037】この図2に示す光信号伝送装置10におけ
る光伝送媒体11は、この光伝送媒体11を介在させた
一方の光伝送端(この図2では、光伝送媒体11の左側
の端)に、光伝送媒体11への信号光の入射を担う送信
ノード111を有し、他方の光伝送端(この図2では光
伝送媒体11の右側の端)に、光伝送媒体11内を伝送
されてきた光信号の出射を担う複数(ここでは2つ)の
受信ノード112を有しており、この光伝送媒体11
は、送信ノード111から入射された光信号を複数の受
信ノード112それぞれに伝播しそれらの受信ノード1
12から出射する。
【0038】また、光信号送信部12は、送信ノード1
11に対応して備えられ、光信号を生成して生成した光
信号を対応する送信ノード111から光伝送媒体11内
に入射する。この光信号送信部12は、光信号を出射す
る発光器121と、その発光器121から出射される光
信号の基になる電気信号を生成してその発光器121に
伝達する送信回路122を備えている点は、図1に示す
第1実施形態の場合と同じであるが、この図2に示す送
信回路122では、互いに信号レベルの異なる複数のパ
ルス列信号が並列的に生成され、あるいは互いに信号レ
ベルの異なる複数のパルス列信号が相互に重畳された形
状の多重パルス列信号が生成され、その生成された複数
のパルス列信号、あるいはそれらが重畳された形状の多
重パルス列信号が発光器121に入力され、その発光器
121では、入力された電気信号に従った複数のパルス
列光信号、あるいは多重パルス列光信号が生成される。
【0039】ここで、光信号受信部の数と、光信号の強
度レベル数との関係は、光信号受信部の数だけ光強度レ
ベルを設けてもよいし、光信号受信部の数よりも少ない
光強度レベル数により伝送を行なってもよい。
【0040】また、図2に示す実施形態には、複数(こ
こでは2つ)の受信ノード112のそれぞれに対応して
各光信号受信部13が備えられているが、これらの光信
号受信部13それぞれは図1に示す実施形態における光
信号受信部13と同様である。
【0041】以下、図1に示す第1実施形態の詳細につ
いて説明するが、以下の説明は、その性質に反しない限
り、図2に示す第2実施形態にも共通に適用可能であ
る。また図2に示す第2実施形態に特有の点については
後で説明を加える。
【0042】図3は、図1に示す、2つの送信ノード1
11から光伝送媒体11に入射する光信号の波形図、図
4は、受信ノード112から出射した光信号の波形図で
ある。
【0043】各送信ノード111における光信号の"1"
レベルの光強度レベルは、それぞれ"h1","h2"(h
1≠h2)である。また、"0"レベルの光強度レベル
を、それぞれ"l1","l2"とする。受信ノード112
では、図4に示すように、図3に示す2つの光信号が光
伝送媒体11内で加算された信号波形となる。
【0044】受信される光強度をさらに詳しく求めるた
めには、光伝送媒体11内での光伝送効率や送信ノード
111や受信ノード112での各結合効率や、各ノード
間の効率の相違等を考慮する必要があるが、ここでは各
ノードごとのばらつきは無視することにし、光信号送信
部12の発光器121から出射された光信号が光信号受
信部12の受光器131で受光されるまでの全体として
の光信号の伝送効率をηすると、2つの送信ノード(送
信ノードA,Bであらわす)から入射した光信号と受信
ノードから出射される光信号との関係は、以下の表1の
論理テーブルとしてあらわすことができる。
【0045】
【表1】
【0046】さらに、実際には"0"レベルの光信号の光
強度レベルl1,l2はほとんど無視できるレベルであ
るのでl1+l2=0とすると、表1は、以下の表2の論
理テーブルに示すように簡易に表現できる。
【0047】
【表2】
【0048】これらの論理テーブルに示すように、受信
ノードがどの信号強度レベルを受信するかをあらかじめ
決めておく事で、これらの加算された信号から、欲しい
信号を容易に識別する事ができる。具体的には、以下に
示すようにして欲しい信号が識別される。
【0049】図5は、図1に示す光信号受信部13の受
信回路132における信号弁別処理の説明図である。
【0050】受光器131では、各時刻t1 ,t2 ,t
3 ,……毎に信号レベルが変化する時系列的な信号が得
られるが、光信号変換部13では、この受信信号の時系
列的な各信号レベルが複数のしきい値(ここでは3つの
しきい値th1,th2,th3)と比較され、ある時
点tiでの信号レベルStが(St>th3)である
か、あるいは(St >th1)かつ(St <th2)で
あるか、のいずれかの条件を満たす場合に送信ノードA
から入射された論理"1"の光信号に分類され,(St
th2)を満たす場合に送信ノードBから入射された論
理"1"の光信号に分類される。このようにして、図5に
示す多量のパルス列信号から所望のパルス列信号が分
離、抽出される。
【0051】上記の例では、単純の為に、2種類の光強
度レベルを持った光信号重畳波形について説明したが、
送信ノード111および光信号送信部12を3つ以上備
え、光強度レベルを3段階以上とする事で、3種類以上
の光信号を同時に送信し、受信信号から所望の信号を分
離、抽出することができる。
【0052】図1に示す複数の光信号送信部12のうち
のいずれか1つが送信を開始しようとする際、調停部1
4に対し、どの光強度レベルで送信したらよいか問い合
わせる。すると調停部14は、他の光信号送信部によっ
て現在使用されていない光強度レベルをその問い合わせ
を行った光信号送信部に通知する。すると、その通知を
受けた光信号送信部12は、その通知を受けた光強度レ
ベル(ここでは、この通知を受けた光強度レベルをh1
とする)と、その通信の発信元を示すコード信号RF1
を先ず通知する。本実施形態では、このコード信号RF
1の送信は、その後に続く光信号と同様な光信号として
伝達される。光信号受信部13では、このコード信号R
F1を受け取り、そのコード信号RF1から判断してそ
の光信号送信部からは、光強度レベルh1の光信号が送
信されることを知る。この図1には受信ノード112お
よび光信号受信部13は1つのみ示されているが、複数
の受信ノードおよび複数の光信号受信部を備えた場合、
コード信号RF1が光強度レベルおよび通信の発信元の
ほかその通信の受信先を示すものとし、各光信号受信部
ではそのコード信号に基づいて自分が受信すべき光信号
であるか否かを知ることができる。
【0053】尚、ここでは、コード信号は、光信号で伝
達する旨説明したが、このようなコード信号は情報量が
小さく高速性を必要とするケースが少ないので、光伝送
媒体11のほか、従来と同様な電気信号を伝達するバス
や通信線を備え、そのコード信号を電気信号で通知して
もよい。例えば、図1には、調停部14と光信号受信部
13とを結ぶ一点鎖線が示されているが、調停部14
は、通信に用いる光信号の光強度レベルを問い合わせて
きた光信号送信部に対し、使用してよい光強度レベルを
通知するとともに、一点鎖線で示す電気信号経路を経由
して、光信号受信部13に対し、その通信に用いられる
光信号の光強度レベルと発信元を特定する情報を送信し
てもよい。
【0054】また、コード信号を、光通信に用いる光伝
送媒体11を介して送る代わりに、別の光伝送路を備え
てその光伝送路を経由してコード信号を送信してもよ
い。
【0055】図2に示す第2実施形態に関しては、図3
〜図5の説明は以下のようになる。
【0056】図3に示す2つの光信号は、図2に示す1
つの発光器121から同時に出射される2つの光信号
(後述する図6参照)であり、それら2つの光信号双方
が1つの送信ノード111から光伝送媒体11内に入射
し、それら光信号が相互に重畳されて2つの受信ノード
112に向けて伝播される。
【0057】あるいは図2に示す1つの発光器121か
らは、最初から図4に示すような2つのパルス列信号が
相互に重畳された形状の多重パルス列光信号が出射され
(後述する図7参照)、その多重パルス列光信号が送信
ノード111から光伝送媒体11内に入射し、受信ノー
ド112に向けて伝播される。その他の点は、図1に示
す第1実施形態の場合と同様である。
【0058】図6は、光信号送信部の一形態を示す模式
図である。
【0059】この図6に示す光信号送信部12は、発光
器121としてレーザダイオードアレイ121aを備
え、送信回路122にレーザダイオードドライバ122
aを備えた例である。
【0060】ここで、レーザダイオードドライバ122
aの左側にある配線からデータ送信要求があるとする。
レーザダイオードドライバ122aは、光伝送媒体中で
通信されている光強度レベルをあらかじめ知っているの
で、送信中の他の光強度レベルとは違った光強度レベル
RFを選択する。選択した光強度レベルが、例えばレー
ザダイオード2個分の光強度だとすると、レーザダイオ
ードドライバ122aは、送信しようとするデータを、
レーザダイオードドライバ122a中の各レーザダイオ
ードを駆動する各ドライバのうちの2個のドライバに対
して同じ信号を与える。したがって、レーザダイオード
アレイ121aの中の2個のレーザダイオードが発光
し、レーザダイオード2個分の光強度で、データ伝送を
行う事になる。この実施形態を用いると、ある一つの光
信号送信部が複数の光強度レベルを選択送信することが
できる。更に加えると1つの送信ノードから同時に異な
る信号強度レベルの光送信が可能である。たとえば、現
在送信しているデータ伝送とは違ったデータ伝送要求が
レーザダイオードドライバ122aに届くと、今度は自
身が伝送している強度レベルも含めて既に送信に用いら
れている光強度レベルとは違った光強度レベルRFを選
択する。これにより、例えば、レーザダイオード4個分
の発光強度を選択すると、レーザダイオードドライバ1
22aは送信しようとするデータをレーザダイオードド
ライバ122a中の4個のドライバに対して同じ信号を
与える。したがって、レーザダイオードアレイ42A2
の中の4個のレーザダイオードが発光し、レーザダイオ
ード4個分の光強度で、データ伝送を行う事になる。こ
のように、送信ノードは送信源(レーザダイオード)を
複数持ち、動作する数を選択する事で、異なる信号デー
タを同時に異なる光強度で送信する事も可能となる。こ
こではレーザダイオードアレイ121aで説明したが、
LBDアレイ等でも良い。この図6に示す光信号送信部
は、図1に示す第1実施形態と図2に示す第2実施形態
の双方に採用可能である。
【0061】図7は、光信号送信部の、もう1つの形態
を示す模式図である。
【0062】この図7に示す光信号送信部12は、発光
器121として、1個のレーザダイオード121bを備
える。また、送信回路122は、3つの抵抗122c,
122d,122eと、各抵抗122c,122d,1
22eそれぞれに直列に配置された各スイッチング素子
122f,122g,122hと、スイッチング素子1
22f,122g,122hをオン、オフするレーザダ
イオードコントローラ122bとからなる。
【0063】スイッチング素子122fがオンされる
と、レーザダイオード121b、抵抗122c、および
スイッチング素子122fを経由して、レーザダイオー
ド121bから光強度レベルh1の光信号が発せられる
レベルの電流ih1が流れるように、抵抗122cの抵
抗値R1が調整されており、これと同様に、スイッチン
グ素子122gがオンされると、レーザダイオード12
1b、抵抗122d、およびスイッチング素子122g
を経由して、レーザダイオード121bから光強度レベ
ルh2の光信号が発せられるレベルの電流ih2が流れ
るように抵抗122dの抵抗値R2が調整されており、
さらに、スイッチング素子122hがオンされると、レ
ーザダイオード121b、抵抗122e、およびスイッ
チング素子122hを経由して、レーザダイオード12
1bから光強度レベル(h1+h2)の光信号が発せら
れるレベルの電流ih3が流れるように抵抗122eの
抵抗値R3が調整されている。
【0064】ここで、レーザダイオードコントローラ1
22bの左側にある配線から複数のデータ送信要求、例
えば図3(A)に示すような信号の送信要求と、図3
(B)に示すような信号の送信要求があった場合、それ
らの信号に基づいて各スイッチング素子122f,12
2g,122hをオン、オフする。すると、レーザダイ
オード121bからは、図3(A)に示す信号と図3
(B)に示す信号が重畳された形状の光信号、すなわ
ち、図4に示すような多重パルス列光信号が発せられ
る。このように、3つのスイッチング素子122f,1
22g,122hをオン、オフさせることにより、多重
パルス列信号がレーザダイオード121bに入力され、
光強度レベルの異なるパルス列光信号が発せられる。
【0065】この図7に示す光信号送信部も、図1に示
す第1実施形態と図2に示す第2実施形態との双方に採
用可能である。
【0066】図8は、光信号受信部の一形態を示す模式
図である。
【0067】ここには、受光素子131Aとアンプ13
1Bとからなる受光器131と、復号器132Aとセレ
クタ132Bを備えた受信回路132が示されている。
【0068】受光素子131Aの出力をアンプ131B
を通して復号器132Bに入力する。復号器132Aは
あらかじめ設定された複数のしきい値THに基づく比較デ
ータと入力信号とを比較して、そのコード信号を前掲の
表2に示す論理テーブルから得られる論理信号レベルと
して出力する。その複数の論理信号レベルと、受信信号
として抽出しようとしている強度信号コードRFとから
受信すべき信号を図5を参照して説明した論理に従って
選択するセレクタ132Bを用いる事で、元の信号を出
力する事ができる。
【0069】以下、上記の第1実施形態および第2実施
形態以外の各種の実施形態について説明するが、以下に
説明する各実施形態では、光信号の送信、および光信号
の受信に関しては、上述した第1実施形態における光信
号の送受信、および第2実施形態における光信号の送受
信の双方の形態が実現されているものとする。
【0070】図9は、本発明の光信号伝送装置の第3の
実施形態を示す模式図、図10は、図8に矢印A−A'
に沿う、光伝送媒体の断面図である。これら図9,図1
0を参照しながら本発明の光信号伝送装置の第3に実施
形態について説明する。
【0071】ここには、光伝送媒体としてシートの光伝
送媒体が備えられている。また、この実施形態では全て
のノード310A〜310Fは、いずれもが送信ノード
であり、かつ受信ノードでもある。この実施形態は、回
路基板40に電子回路部品41が実装され、光送受信器
42を用いて通信する形態のものである。各光送受信器
42には送信部42Aと受信部42Bとが近接配置され
ている。光伝送媒体30内に示す矢印(図9参照)は光
拡散された後の光信号を示している。
【0072】図9に示す光伝送媒体30は、端面に、送
信部42Aからの信号光の入射と、伝播してきた信号光
の受信部42Bに向けた出射との双方を担うノード31
0A,310B,…,310Fを有し、一方の端面のノ
ードから入射した信号光を伝播して他方の端面のノード
から出射する。この光伝送媒体30は、図10に示すよ
うに光伝送層(コア層)115、と、その光伝送層(コ
ア層)115を覆うように隣接して設けられているクラ
ッド層116を有し、光信号の入出射を担うノードが配
置された端面には、そこから入射した光信号を光伝送媒
体30の内部に向けて透過するとともに拡散する透過拡
散体117が備えられている。
【0073】光伝送層(コア層)115は、信号光の伝
送を担う層であり、本実施形態では光透過率の高い厚さ
0.5mmのPMMA(ポリメチルメタクリレート、屈
折率:1.49)が用いられている。このようなシート
状の光伝送層(コア層)115を作製するには、シート
状のPMMAを所定の大きさに切り出し、所望の形状に
成型してもよいし、あるいは、あらかじめ型を用意し
て、その型を加熱し、PMMAが十分に溶ける温度にし
ておき、十分に加熱され溶融状態にあるPMMAをその
型に流し込むことによって作製してもよい。
【0074】クラッド層116は、光伝送層(コア層)
115内の光信号が厚さ方向に漏れるのを防ぐために設
けられている。クラッド層116には、光伝送層(コア
層)115よりも低い屈折率を有する材料が選定されて
いる。このクラッド層116により信号光の伝播効率が
高められている。本実施形態では、光伝送層(コア層)
115にPMMAを採用したため、含フッ素ポリマが好
適に採用される。クラッド層116を形成するには、例
えば溶液状のフッ素含有樹脂材料を光伝送層(コア層)
115上に塗布してもよいし、あるいはシート状に整形
された材料であれば、熱圧着等により光伝送層(コア
層)115上に形成してもよい。含フッ素ポリマの屈折
率は、1.30〜1.36程度であるが、本実施形態で
は屈折率1.36の含フッ素ポリマを用いている。
【0075】透過拡散体117は、本実施形態では、図
9に示されるように、光伝送層(コア層)115と平行
に入射される信号光を透過するとともに拡散するよう
に、光伝送層(コア層)115の両端面に設けられてい
る。透過拡散体117の性能としては、送信部42Aか
らの光信号に対する透過率が高いものが好ましい。透過
拡散体117としては、例えば50μmのポリエステル
基板上にシリカ系の顔料を混入したアクリル系樹脂層1
0μmからなる光拡散フィルム材が使用できる。受信部
42Bで得られた受信信号から所望の信号成分を分離、
抽出する過程は前述の第1実施形態あるいは第2実施形
態と同様である。
【0076】図11は、本発明の光信号伝送装置の第4
実施形態の、光伝送媒体を示す模式図である。
【0077】ここでは、光伝送媒体として光ファイバ5
0が用いられる。
【0078】この光ファイバ50は、4つの送受信ノー
ド510A,510B,510C,510Dを備え、そ
れら4つの送受信ノードのうちの2つの送受信ノード5
10A,510Bから各光信号が入射されるとそれらの
光信号は合波器51Aで合波されて光ファイバ50内を
伝播しもう一方の合波器(分波器)51Bを経由して2
つの送受信ノード510C,510Dの双方から出射す
る。一方、2つの送受信ノード510C,510Dから
各光信号が入射されるとそれらの光信号は合波器51B
で合成されて光ファイバ内を伝播し、合波器(分波器)
51Aを経由して2つの送受信ノード510A,510
Bの双方から出射する。この光ファイバ50はシングル
モードファイバであってもよく、マルチモードファイバ
であっても良い。各ノード510A,510B,510
C,510Dからの光信号を光ファイバ50に導く導光
路は導波路であっても良いし、別の光ファイバであって
も良い。この導光路は、複数のノードからの光信号を光
ファイバに導く、あるいは光ファイバからの信号を複数
のノードに導く役割りを担っている。
【0079】各ノードから出射した光信号を受光して受
信信号を得、その受信信号から所望の信号成分を分離、
抽出する手法は、前述の第1実施形態あるいは第2実施
形態の場合と同様である。
【0080】図12は、本発明の信号処理装置の一実施
形態を示す模式図である。
【0081】この信号処理装置500は、支持基板51
0、支持基板510上に固定された光伝送媒体の一種で
ある光バス300、支持基板510上に配設された電気
信号伝達用の配線520、複数枚の回路基板40、およ
び支持基板510に固定されるととに、回路基板400
を着脱自在に固定し、支持基板510上の配線520と
回路基板40上の配線(図示せず)とを接続するコネク
タ530を備えている。
【0082】光バス300は、コア層115とクラッド
層116が交互に積層された形状を有しており、図12
の左右の両端面には、透過拡散体117を備え、光信号
の入出射を担うノードを有している。
【0083】回路基板40には、コネクタ530に装着
したときに光バス300のノードの各コア層115に対
応する位置に配置される光送受信器42を備えている。
また回路基板40には、電子回路部品41が搭載されて
おり、これらの電子回路部品41では、光送受信器42
から出射される光信号の元になる電気信号を生成して光
送受信器42に伝達する処理や光送受信器42で得られ
た受信信号から所望の信号成分を分離する処理や、その
他の信号処理が実行される。
【0084】尚、この図12に示す回路基板40は、そ
れらの回路基板のいずれもが本発明にいう第1の回路基
板と第2の回路基板との双方の役割りを担っているが、
光信号と送信する側の処理を担う回路基板(第1の回路
基板)と光信号を受信する側の処理を担う回路基板(第
2の回路基板)とに分かれた構成としてもよい。
【0085】この図12に示す信号処理装置500の場
合、間にクラッド層116を挟んでコア層115を複数
層積層しているため、複数の光伝送経路が形成され、そ
れら複数の光伝送経路を経由するデータ伝送のタイミン
グを揃えることにより、光バスとして機能している。ま
た、2層のコア層115の間にクラッド層116が挟み
込まれているため、光伝送経路間のストロークが防止さ
れる。尚、コア層115およびクラッド層116として
は、図9,図10を参照して説明した材料および製法を
採用することができる。
【0086】この図12に示す信号処理装置500の場
合、シート状の光伝送媒体を用いたが、光伝送媒体とし
て光ファイバを採用してもよい。
【0087】以上の各種実施形態では、いずれも、一方
の端から他方の端に向けて光を伝播する光伝送媒体を備
えていたが、光伝送媒体の形状は、一方の端、他方の端
という概念が存在しない形状、例えば円盤形ないし球殻
形等の光伝送媒体であってもよく、あるいは、一方の
端、他方の端という概念を含んでいても、例えば他方の
端がミラーコーティングされており、一方の端から入射
した光信号が他方の端で反射して入射した側の端に戻
り、その入射した側の端でその光信号を受信してもよ
く、光伝送媒体の形状は、特定の形状のものに限定され
るものではない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光強度レベルの異なった光信号を同一の光伝送媒体を用
いて重畳して送信し、これを受信する側では重畳された
信号から複数の信号を識別しているため、多数の端末
(装置、回路基板等)の接続が可能であって、それらの
端末間での通信の自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光信号伝送方法を実現する本発明の光
信号伝送装置の第1実施形態を示す模式図である。
【図2】本発明の光信号伝送方法を実現する本発明の光
信号伝送装置の第2実施形態を示す模式図である。
【図3】2つの送信ノードから光伝送媒体に入射する光
信号の波形図である。
【図4】受信ノードから出射した光信号の波形図であ
る。
【図5】光信号受信部の受信回路における信号弁別処理
の説明図である。
【図6】光信号送信部の一形態を示す模式図である。
【図7】光信号送信部のもう1つの形態を示す模式図で
ある。
【図8】光信号受信部の一形態を示す模式図である。
【図9】本発明の光信号伝送装置の第3実施形態を示す
模式図である。
【図10】図9に矢印A−A'に沿う、光伝送媒体の断
面図である。
【図11】本発明の光信号伝送装置の第4実施形態の、
光伝送媒体を示す模式図である。
【図12】本発明の信号処理装置の一実施形態を示す模
式図である。
【図13】特開平8−328707号公報に開示された
アナログバスによる接続例を示す図である。
【符号の説明】
10 光信号伝送装置 11 光伝送媒体 12 信号送信部 13 光信号受信部 14 調停部 30 光伝送媒体 40 回路基板 41 電子回路部品 42 光送受信器 42A 送信部 42B 受信部 111 送信ノード 112 受信ノード 115 光伝送層(コア層) 116 クラッド層 117 透過拡散体 121 発光器 121a レーザダイオードアレイ 121b レーザダイオード 122 送信回路 122a レーザダイオードドライバ 122b レーザダイオードコントローラ 122c,122d,122e 抵抗 122f,122g,122h スイッチング素子 131 受光器 131A 受光素子 131B アンプ 132 受信回路 132A 復号器 132B セレクタ 300 光バス 310A,310B,…,310F ノード 500 信号処理装置 510 支持基板 520 電気信号伝達用の配線 530 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 匡紀 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 経塚 信也 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小林 健一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 石田 裕規 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 藤曲 啓志 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 舟田 雅夫 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小澤 隆 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号の伝送を担う光伝送媒体であっ
    て、該光伝送媒体への信号光の入射を担う複数の送信ノ
    ードおよび該光伝送媒体からの光信号の出射を担う少な
    くとも1つの受信ノードを備えた光伝送媒体と、 前記複数の送信ノードそれぞれに対応して備えられた、
    光信号を生成して生成した光信号を対応する送信ノード
    から前記光伝送媒体内へ入射する複数の光信号送信部で
    あって、前記複数の光信号送信部間で光強度レベルの異
    なるパルス列光信号を生成する光信号送信部と、 前記受信ノードに対応して備えられた、該受信ノードか
    ら出射した光信号を受信して受信信号を得、得られた受
    信信号に含まれる、複数の光信号送信部で生成された複
    数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光
    信号送信部で生成された光信号に対応する信号成分を分
    離する光信号受信部とを備えたことを特徴とする光信号
    伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記光信号送信部が、該光信号送信部で
    生成される光信号の光強度レベルの変更が自在なもので
    あって、 前記光信号送信部で生成される光信号の光強度レベルが
    相互に異なるように、複数の光信号送信部の間の調停を
    行なう調停部を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    光信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記光信号送信部による光信号の生成に
    先立って、該光信号送信部で生成される光信号の光強度
    レベルを前記光信号受信部に伝達する強度レベル通知手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の光信号伝送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光伝送媒体が、光ファイバであっ
    て、前記複数の送信ノードから入射した複数の光信号を
    重畳して該光ファイバ内に伝達する合波器を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の光信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 信号光の伝送を担う光伝送媒体であっ
    て、該光伝送媒体への信号光の入射を担う少なくとも1
    つの送信ノードおよび該光伝送媒体からの信号光の出射
    を担う複数の受信ノードを備えた光伝送媒体と、 前記送信ノードに対応して備えられた、光信号を生成し
    て生成した光信号を対応する送信ノードから前記光伝送
    媒体内へ入射する光信号送信部であって、相互に光強度
    レベルの異なる複数のパルス列光信号を同時に生成し、
    あるいは相互に光強度レベルの異なる複数のパルス列光
    信号が相互に重畳された形状の多重パルス列光信号を生
    成する光信号送信部と、 前記複数の受信ノードそれぞれに対応して備えられた、
    対応する受信ノードから出射した光信号を受信して受信
    信号を得、得られた受信信号に含まれる、光信号送信部
    で生成された複数の光信号に対応する複数の信号成分の
    中から所望の光信号に対応する信号成分を分離する光信
    号受信部とを備えたことを特徴とする光信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記光信号送信部による新たな光信号の
    生成に先立って、該光信号送信部で新たに生成される光
    信号の光強度レベルを前記光信号受信部に伝達する強度
    レベル通知手段を備えたことを特徴とする請求項5記載
    の光信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記光伝送媒体が、光ファイバであっ
    て、前記送信ノードから入射した光信号を分波して前記
    複数の受信ノードに伝達する分波器を備えたことを特徴
    とする請求項5記載の光信号伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記光伝送媒体がシート形状の光伝送媒
    体であって、前記送信ノードから入射した光信号を拡散
    して該シート形状の光伝送媒体内に伝達する光拡散手段
    を備えたものであることを特徴とする請求項1又は5記
    載の光信号伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記光信号受信部が、該光信号受信部で
    得られた受信信号の時系列的な各信号レベルを複数のし
    きい値と比較することにより所望の信号成分を分離する
    ものであることを特徴とする請求項1又は5記載の光信
    号伝送装置。
  10. 【請求項10】 信号光の伝送を担う光伝送媒体内に、
    相互に異なる光強度レベルを有する複数の光信号を同時
    に入射し、あるいは、相互に異なる光強度レベルを有す
    る複数の光信号が相互に重畳された形状の光信号を入射
    し、該光伝送媒体から出射した光信号を受信して受信信
    号を得、該受信信号から、所望の光信号に対応する信号
    成分を分離することを特徴とする光信号伝送方法。
  11. 【請求項11】 信号光の伝送を担う光伝送媒体であっ
    て、該光伝送媒体への信号光の入射を担う複数の送信ノ
    ードおよび該光伝送媒体からの光信号の出射を担う少な
    くとも1つの受信ノードを備えた光伝送媒体と、 光信号を出射する光信号発信部であって相互に光強度レ
    ベルの異なる複数のパルス列光信号を同時に生成し、あ
    るいは相互に光強度レベルの異なる複数のパルス列光信
    号が相互に重畳された形状の多重パルス列光信号を生成
    する複数の光信号発信部を分担して搭載してなる第1の
    回路基板と、 光信号を受信して受信信号を得、得られた受信信号に含
    まれる、複数の光信号送信部で生成された複数の光信号
    に対応する複数の信号成分の中から所望の光信号送信部
    で生成された光信号に対応する信号成分を分離する光信
    号受信部を搭載してなる第2の回路基板と、 前記第1の回路基板に搭載された光信号発信部から出射
    した光信号が前記送信ノードから前記光伝送媒体内に入
    射し前記受信ノードから出射した信号光が前記第2の回
    路基板に搭載された光信号受信部に入射するように、前
    記第1の回路基板および前記第2の回路基板を前記光伝
    送媒体に対し位置決めされた状態に支持する支持体とを
    備えたことを特徴とする信号処理装置。
  12. 【請求項12】 信号光の伝送を担う光伝送媒体であっ
    て、該光伝送媒体への信号光の入射を担う少なくとも1
    つの送信ノードおよび該光伝送媒体からの信号光の出射
    を担う複数の受信ノードを備えた光伝送媒体と、 光信号を出射する光信号発信部であって相互に光強度レ
    ベルの異なる複数のパルス列光信号を同時に生成し、あ
    るいは相互に光強度レベルの異なる複数のパルス列光信
    号が相互に重畳された形状の多重パルス列光信号を生成
    する光信号発信部を搭載してなる第1の回路基板と、 光信号を受信して受信信号を得、得られた受信信号に含
    まれる、複数の光信号に対応する複数の信号成分の中か
    ら所望の光信号に対応する信号成分を分離する複数の光
    信号受信部を分担して搭載してなる第2の回路基板と、 前記第1の回路基板に搭載された光信号発信部から出射
    した光信号が前記送信ノードから前記光伝送媒体内に入
    射し前記受信ノードから出射した信号光が前記第2の回
    路基板に搭載された光信号受信部に入射するように、前
    記第1の回路基板および前記第2の回路基板を前記光伝
    送媒体に対し位置決めされた状態に支持する支持体とを
    備えたことを特徴とする信号処理装置。
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