JP3815175B2 - 信号処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は信号処理装置に係り、特に、光信号の伝送を担う信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、超大規模集積回路(VLSI)の開発により、データ処理システムで使用する回路基板(ドーターボード)の回路機能が大幅に増大してきている。回路機能が増大すると、各回路基板に対する信号接続数が増大する為、各回路基板(ドーターボード)間をバス構造で接続するデータバスボード(マザーボード)には、多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列アーキテクチャが採用されている。
【0003】
従来から、接続線の多層化及び微細化により並列化を進めることで並列バスの動作速度の向上が計られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵抗に起因する信号遅延により、システムの処理速度が並列バスの動作速度によって制限されることがある。また、並列バス接続配線の高密度化による電磁ノイズ(EMI:Electromagnetic Interference)の問題もシステムの処理速度向上に対しては大きな制約となる。
【0004】
この様な問題を解決し並列バスの動作速度の向上を計る為に、光インターコネクションと呼ばれるシステム内光接続技術を用いることが検討されている。光インターコネクション技術のうち、2次元アレイデバイスを利用した回路基板相互間のデータ伝送の技術が特開平4−134415号公報に開示されている。
【0005】
この特開平4−134415号公報には、空気よりも屈折率の高い透明な物質の中に、負の曲率を有する複数個のレンズが前記物質の表面に形成されたレンズアレイと、前記光源から出射した光を前記レンズアレイの側面から入射する為の光学系と、から構成された光接続装置が記載されている。
【0006】
また、負の曲率を有する複数個のレンズに代えて、屈折率の低い領域やホログラムを構成した技術も開示されている。この技術では、側面から入射した光が、前記負の曲率を有する複数個のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域やホログラムの構成された部分から面上に分配されて出射する作用を用いている。
【0007】
このため、入射位置と複数個のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域やホログラムの構成された面上の出射位置との位置関係により、出射信号の強度がばらつく可能性がある。また、側面から入射した光が対向する側面から抜けてしまう割り合いも高いと考えられ、信号伝搬に利用される光の効率が低い。
【0008】
さらに、面上に構成される負の曲率を有する複数個のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域やホログラムの位置に回路基板の光入力素子を配置する必要がある為、回路基板を配置する為の自由度がなく拡張性が低い、という様々な問題があった。
【0009】
これらの問題を解決する手段として、特開平10−123350号公報には、シート状の光データバスが開示されている。この技術は、共通信号路において入射した信号光を拡散して伝搬するものであるため、受発光部を有した複数の回路基板を簡易な取付けで確実に光結合させることができ、精密な光学的位置合わせを必要としない。また、回路基板の数や取付け位置を自由に変えることができ、拡張性に富んだ自由度の高いシステムを構築できる。また、伝送路を用いるため埃などに対する耐環境性を有し、光学的位置合わせを必要としないため温度変化等にも強い、という長所を備えている。
【0010】
さらに、特開平11−196069号公報には、複数の送信ノードから相互に異なる光強度レベルの光信号を光伝送媒体に入射し、受信ノードから出射された、それら複数の光信号が重畳されてなる信号から所望の信号を分離・抽出することで多重通信を行うことにより、同時に複数の信号を伝送する技術が開示されている。
【0011】
しかしながら、上記光データバスにおいては、あらゆる方向に光を拡散させているため、光の大半を受光素子の無いところへ放出してしまう。従って、受光部での光強度は非常に弱いものとなってしまい、高速化や低消費電力化を図るのが困難である、という問題があった。
【0012】
この問題を解決するため、特開平10−62657号公報には、シート状光データバスの任意の辺に設けられた信号光入射部より入射した信号光を、各入射部に対応した光拡散部に於て拡散し、該光学的データバスを形成してなる光伝送層を介して対向して配置された信号光出射部に伝搬する技術が開示されている。
【0013】
この技術では、信号光入射部と信号光出射部の配置により、各入射部に対応した光拡散部における光の拡散分布を制御することにより、シート状の光伝送路を介して信号光を出射部方向に有効に導光可能とする為、シート状光データバスにおける伝送効率が向上し高速化や低消費電力化が可能となる。
【0014】
しかしながら、特開平10−62657号公報に記載された光データバスは、対向する回路基板間での信号の送受信は可能であるが、隣接する回路基板間での信号の送受信はできない、という問題があった。
【0015】
この問題を解決するため、特開平10−51390号公報には、対向する辺にミラーを設け隣接間通信を可能にする技術が開示されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−51390号公報に開示されているような光データバスでは、対向する回路基板間での信号の送受信で可能であった双方向通信ができない、という問題があった。
【0017】
すなわち、図7(A)に示すように、6個の回路基板100A,100B,100C,100D,100E,100Fを、回路基板100A,100B,100Cと回路基板100D,100E,100Fとがそれぞれ対向するように配置した場合、回路基板100A→回路基板100Dの通信と回路基板100B←回路基板100Eの通信が同時に、すなわち双方向通信が可能となるが、図6(B)に示すように、6個の回路基板100A,100B,100C,100D,100E,100Fを全て同じ側に配置し、対向する辺にミラー102を配置すると、回路基板100A→回路基板100Dの通信と回路基板100B←回路基板100Eの通信は、信号の多重化を行わない限り行うことができない。例えば、信号の多重度を2とした場合には、2つの通信のみ同時に行うことができる。従って、同時に通信できる数を増加させようとすると、それに応じて多重度を高くしなければならない。
【0018】
本発明は、上記事情に鑑み、光データバスを挟んで対向する回路基板間の双方向通信と、隣接する回路基板間の隣接間通信を同時に可能にすると共に、多重度を上げることなく同時に通信できる数を増加させることができる信号処理装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の信号処理装置は、一端面側に信号光を入出力するための信号光入出力部が複数個設けられ、かつ前記一端面側に対向する他端面側に前記信号光入出力部が少なくとも1個設けられ、前記一端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記他端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬すると共に、前記他端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記一端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬する光伝搬手段と、前記一端面側に設けられた各々の強度が異なり、かつ前記他端面側に設けられた各々の強度が異なるように前記信号光入出力部の各々と対応して配置され、前記強度の種類をmとしたとき、各々から強度比が1:2:2 2 :…2 m-1 となる信号光を発光する発光手段と、透過率と反射率との比が2 m :1又は1:2 m に設定され、かつ前記一端面側及び前記他端面側に対向するように前記光伝搬手段の途中に設けられたフィルタと、前記信号光入出力部の各々と対応して配置され、前記信号光入出力部から出力された前記信号光を受光する受光手段と、前記受光手段が受光した信号光の強度レベルを2mビットのデジタル信号に変換するA/D変換器と、を備えたことを特徴としている。
【0020】
光伝搬手段は、例えば光透過率が高いシート状の材料で構成され、入力された光を伝搬する。また、この光伝搬手段の一端面側及び他端面側には、信号光を入出力するための信号光入出力部が複数設けられる。一端面側に隣接して信号光入出力部が複数設けられると共に、前記一端面側と対向する他端面側にも信号光入出力部が少なくとも1つ設けられる。そして、一端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光は他端面側に向けて伝搬される。信号光入出力部には、例えば回路基板が接続される。複数の信号光入出力部からは、異なる複数の強度の信号光が入射される。
【0021】
フィルタは、信号光入出力部から入射された信号光の透過率と反射率との比が所定値となる性質のフィルタである。従って、透過率と反射率との比を2 m :1とした場合、フィルタに入射された信号光のうち、2 m /(2 m +1)は透過し、1/(2 m +1)は反射し、1:2 m とした場合、フィルタに入射された信号光のうち、1/(1+2 m )は透過し、2 m /(1+2 m )は反射する(フィルタに吸収が無い場合)。
【0022】
このようなフィルタを反射側が一端面側に対向し透過側が他端面側に対向するように光伝搬手段の途中に設ける。このため、例えば一端面側に設けられた信号光入出力部から信号光が入力された場合、一部の信号光は透過して他端面側に設けられた信号光入出力部へ到達し、残りの信号光は反射して一端面側に隣接して設けられた信号光入出力部へ到達する。
【0023】
従って、一端面側に設けられた信号光入出力部に接続された回路基板とこれに対向して他端面側に設けられた信号光入出力部に接続された回路基板との間の通信、及び一端面側に隣接して設けられた信号光入出力部に接続された回路基板間の通信を同時に行うことができる。
【0026】
発光手段は、複数の異なる強度の信号光を切り替えて発光し、複数の異なる強度の信号光の数をm(多重度)とした場合、その強度比を1:2:22…2m-1とすることができる。すなわち、例えばm=2とした場合には強度比は1:2、m=3とした場合には強度比は1:2:4となる。
【0027】
受光手段は、前記フィルタにより透過又は反射された信号光を受光する。このとき、他の発光手段から複数の異なる強度の信号光が同時に発光されていた場合、これらの信号光が重なり合った信号光を受光することとなる。
【0028】
例えば、前述したようにm=2の場合、強度比が1:2、透過率と反射率との比が1:4であり、受光手段では、透過又は反射された4つの異なる強度の信号光が重なり合った(強度が足された)22m種類、すなわち16種類の異なる強度レベルの信号光を受光することとなる。
【0029】
複数の異なる強度の重なり合った信号光の強度は、透過又は反射された各信号光の強度を足し合わせたものとなるため、複数の異なる強度の重なり合った信号光の強度に基づいてどの強度の信号光が発光されているかを知ることができる。重なり合った信号光の強度レベルを2mビットのA/D変換器でA/D変換することにより、各ビットの出力を複数の異なる強度の信号光の各々に対応させる。
【0030】
請求項2記載の発明は、一端面側に信号光を入出力するための信号光入出力部が複数個設けられ、かつ前記一端面側に対向する他端面側に前記信号光入出力部が少なくとも1個設けられ、前記一端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記他端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬すると共に、前記他端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記一端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬する光伝搬手段と、前記一端面側に設けられた各々の強度が異なり、かつ前記他端面側に設けられた各々の強度が異なるように前記信号光入出力部の各々と対応して配置され、前記強度の種類をmとしたとき、各々から強度比が1:2 2 :2 4 :…2 2(m-1) となる信号光を発光する発光手段と、透過率と反射率との比が2:1又は1:2に設定され、かつ前記一端面側及び前記他端面側に対向するように前記光伝搬手段の途中に設けられ、前記信号光を透過又は反射するフィルタと、前記信号光入出力部の各々と対になるように設けられ、前記信号光入出力部から出力された前記信号光を受光する受光手段と、前記受光手段が受光した信号光の強度レベルを2mビットのデジタル信号に変換するA/D変換器と、を備えたことを特徴としています。
透過率と反射率との比を2:1又は1:2にすると、複数の異なる強度の信号光の強度比を、例えば1:22:24…:22(m-1)とすることにより、多重度mを増やす場合でも、フィルタの透過率と反射率との比を変更することなく、すなわち透過率と反射率との比を2:1又は1:2の何れかに固定したままで、例えばA/D変換のビット数を増やすだけで対応することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
【0032】
図1には、本発明に係る光データバス10が示されている。光データバス10は、光伝送層12、光拡散部14、及び選択反射フィルタ16で構成され、複数の入出力部を有している。この複数の入出力部には、回路基板18A〜18Hが各々接続されている。
【0033】
光伝送層12は、信号光の伝送を担う層であり、例えば光透過率が高く、厚さが約1mm程度のシート状のPMMA(ポリメチルメタクリレート)を用いることができる。なお、光伝送層12は、PMMAに限らず、透明度が高いものであればよい。
【0034】
光拡散部14は、信号の入力部、すなわち回路基板18A〜18Hが接続される部分に対応して複数個設けられている。
【0035】
図2(A)には光データバス10の断面図が、図2(B)には図2(A)の点線部の拡大図が示されている。選択反射フィルタ16は、光の反射率と透過率との比がj:kの材料から成り、入射した信号光のうちj/(j+k)の光を透過し、k/(j+k)の光を反射させる(選択反射フィルタ16に吸収が無い場合)。この選択反射フィルタ16は、例えばアルミニウムなどの金属薄膜を用いることができる。また、PMMAとの屈折率差によるフレネル反射を用いたものでも良い。なお、光の反射率と透過率との比は、例えば1:2mとすることができる(mは整数で、後述する発光する信号光の強度レベルの種類数)。
【0036】
回路基板18A〜18H上には、発光素子20及び受光素子22が光データバス10の入出力部に対応して各々配置されている。発光素子20は、m種類(例えば2種類)の強度レベルの信号光を発光することができるようになっている。図1に示すように、例えば回路基板18Cから光伝送層12に入射された信号光24は、光拡散部14によって拡散され伝搬される。このとき、図1,2(B)に示すように、信号光24のうち、選択反射フィルタ16に吸収が無い場合、j/(j+k)の光は選択反射フィルタ16を透過し(図1、2(B)において信号光24Aで示す)、k/(j+k)の光は選択反射フィルタ16によって反射される(図1、2(B)において信号光24Bで示す)。
【0037】
なお、図1に示すように、信号光24Aは光拡散部14によって拡散され右側の端面全体に広がる(図1において点線で示す領域)。また、図1に示すように、信号光24Bは、光伝送層12の幅方向に拡散されるので、反射された信号光24Bは左側の端面全体に広がっている(図1において一点鎖線で示す領域)。
【0038】
なお、図2(B)では左側から信号光が入射した場合を示したが、右側から信号光が入射した場合も同様である。
【0039】
回路基板18Cから出力された信号光24のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光24Aは、例えば光データバス10を挟んで対抗する回路基板18F上の受光素子22で受光される。また、回路基板18Bから出力された信号光24のうち選択反射フィルタ16により反射された信号光24Bは、例えば隣接する回路基板18D上の受光素子22で受光される。信号光を出射する回路基板及び出射された信号光を受光する回路基板は、例えば図示しない調停装置によって決定される。この調停装置は集中型でもよいし、分散型でもよい。
【0040】
このように、回路基板18から出射された信号光の一部が選択反射フィルタ16を透過すると共に他の一部の信号光が選択反射フィルタ16により反射するため、光データバス10を挟んで対向する回路基板間の通信及び隣接する回路基板間の通信を同時に行うことができる。
【0041】
次に、具体的な通信の例について説明する。
【0042】
第1実施形態では、発光素子20の発光レベルが5レベル(チャネル1)と10レベル(チャネル2)の2種類(m=2)、すなわちチャネル(多重度)が2で、選択反射フィルタ16の反射率と透過率との比が1:4の場合について説明する。
【0043】
この場合、図3において左側の回路基板18の発光素子20(図3においては図示省略)から出力された発光強度が5レベルの信号光26のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光26Aは4レベルとなる。また、信号光26のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光26Bは1レベルとなる。
【0044】
さらに、左側の回路基板18の発光素子20から出力された発光強度が10レベルの信号光28のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光28Aは8レベルとなる。また、信号光28のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光28Bは2レベルとなる。
【0045】
同様に、図3において右側の回路基板18の発光素子20(図3においては図示省略)から出力された発光強度が5レベルの信号光30のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光30Aは4レベルとなる。また、信号光30のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光30Bは1レベルとなる。
【0046】
さらに、右側の回路基板18の発光素子20から出力された発光強度が10レベルの信号光32のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光32Aは8レベルとなる。また、信号光32のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光32Bは2レベルとなる。
【0047】
このように、発光素子20が強度レベルの異なる2種類の信号光を発光することにより、受光素子22では、1レベル、2レベルの反射光、4レベル、8レベルの透過光の4つの異なる種類のレベルの信号光が重なった信号光、すなわち合計22m=24=16レベル(0レベル〜15レベル)の信号光を受光することとなる。これらの信号光を識別し分離することで対向する回路基板間、隣接する基板間の通信を同時に行うことができる。
【0048】
受光素子22で受光された信号光は、図示しない増幅器によって増幅され、図4(B)示すA/D変換器32に入力される。A/D変換器32は、図4(B)に示すように、入力された信号光の強度レベルを4ビットのデジタル信号に変換して後段の回路に出力する。
【0049】
ここで、1ビット目(最下位ビット)はチャネル1の反射光R1を、2ビット目はチャネル2の反射光R2を、3ビット目はチャネル1の透過光F1を、4ビット目(最上位ビット)はチャネル2の透過光F2をそれぞれ示している。すなわち、A/D変換器32は、入力された4種類の異なる信号光が重なった信号光を分離し、この分離した信号光を各ビットに対応させて出力するものである。
【0050】
これは、例えば1ビット目が‘0’ならば隣接する回路基板18からの反射光R1がなく、1ビット目が‘1’ならば隣接する回路基板18からの反射光R1があること示す。従って、これらを必要に応じて選択することで所望の回路基板18との通信を行うことができる。
【0051】
このA/D変換器32の出力ビットの論理レベルとA/D変換器32に入力される4種類の異なる信号光が重なった信号光のレベルとの関係を示した論理テーブルを図4(A)に示す。
【0052】
図4(A)に示すように、例えばA/D変換器32に入力される信号光のレベルが‘5’の場合、A/D変換器32は、図4(A),(B)に示すように、反射光R1に対応する1ビット目を‘1’に、反射光R2に対応する2ビット目を‘0’に、透過光F1に対応する3ビット目を‘1’に、透過光F2に対応する4ビット目を‘0’にする。これは、すなわち隣接する回路基板18からチャネル1の信号光が出射されると共に、対向する回路基板18からチャネル1(5レベル)の信号光が出射されていることを示す。
【0053】
ここで、図示しない調停装置により、回路基板18Aと回路基板18Eとの対向間通信、回路基板18Cと回路基板18Dとの隣接間通信が同時に行われる場合について説明する。この場合、例えば調停装置は回路基板18Aに対してチャネル1(5レベル)の信号光を用いることを指示し、回路基板18Eに対してチャネル1の信号光(透過光F1)を受信することを指示する。また、回路基板18Cに対してチャネル2(10レベル)の信号光を用いることを指示し、回路基板18Dに対してチャネル2の信号光(反射光R2)を受信することを指示する。
【0054】
これにより、回路基板18Eでは、透過光F1(4レベル)と透過光F2(8レベル)とが重なった12レベルの信号光を受光し、回路基板18Dでは、反射光R1(1レベル)と反射光R2(2レベル)とが重なった3レベルの信号光を受光する。
【0055】
そして、回路基板18EのA/D変換器32では、図4(A)に示す論理テーブルに従って、受信した12レベルの信号光に対応して図4(B)に示すように3ビット目(F1)、4ビット目(F2)を‘1’にする。そして、後段の回路では、調停装置により透過光F1を受信することが指示されているため、3ビット目、すなわち回路基板18Aからのデータを選択する。これにより、多重信号から、回路基板18Aから出力された信号のみを取り出すことができる。
【0056】
同様に、回路基板18DのA/D変換器32では、図4(A)に示す論理テーブルに従って、受信した3レベルの信号光に対応して図4(B)に示すように1ビット目(R1)、2ビット目(R2)を‘1’にする。そして、後段の回路では、調停装置により反射光R2を受信することが指示されているため、2ビット目、すなわち回路基板18Cからのデータを選択する。これにより、多重信号から、回路基板18Cから出力された信号のみを取り出すことができる。
【0057】
このように、発光側で発光レベル、すなわち信号光の強度レベルを切り替え、受光側で所望の強度レベルの信号光を選択受光することにより、対向する回路基板間の双方向通信及び隣接する回路基板間の通信を同時に行うことができる。
【0058】
なお、上記では、反射率と透過率との比が1:4の場合で説明したが、反射率と透過率の比が4:1の場合でも同様である。また、上記では、多重度が2(m=2)の場合は反射率と透過率の比を1:4または4:1とし、異なる信号光のレベルの比を1:2としたが、多重度を3(m=3)にする場合には、反射率と透過率との比を例えば1:8(=23)または8:1とし、異なる信号光のレベルの比を1:2:4とすればよい。これにより、64(=22m=26)の強度レベルを受光することができるため、A/D変換には6ビットのA/D変換器を用いればよい。
【0059】
すなわち、多重度がmの場合には、反射率と透過率の比を1:2mまたは2m:1とし、異なる信号光のレベルの比が1:2:…:2m-1となるようにすれば、上記と同様に22m個の異なる強度レベルを受光し、これを2mビットのA/D変換を用いることで識別することができる。
【0060】
また、上記では、光伝送層12にシート状の伝送媒体を用い、入射信号を拡散させて伝搬する例について説明したが、複数の入力部と複数の出力部を備えると共に双方向通信が可能な伝送媒体であれば、光カプラーのようなものを光伝送層として用いてもよい。
【0061】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態で説明した光データバス10と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0062】
第2実施形態では、発光素子20の発光レベルが3レベル(チャネル1)と12レベル(チャネル2)の2種類(m=2)、すなわちチャネル(多重度)が2で、選択反射フィルタ16の反射率と透過率との比が1:2の場合について説明する。
【0063】
この場合、図5において左側の回路基板18の発光素子20(図5においては図示省略)から出力された発光強度が3レベルの信号光26のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光26Aは2レベルとなる。また、信号光26のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光26Bは1レベルとなる。
【0064】
さらに、左側の回路基板18の発光素子20から出力された発光強度が12レベルの信号光28のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光28Aは8レベルとなる。また、信号光28のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光28Bは4レベルとなる。
【0065】
同様に、図5において右側の回路基板18の発光素子20(図5においては図示省略)から出力された発光強度が3レベルの信号光30のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光30Aは2レベルとなる。また、信号光30のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光30Bは1レベルとなる。
【0066】
さらに、右側の回路基板18の発光素子20から出力された発光強度が12レベルの信号光32のうち、選択反射フィルタ16を透過した信号光32Aは8レベルとなる。また、信号光32のうち、選択反射フィルタ16により反射された信号光32Bは4レベルとなる。
【0067】
このように、発光素子20が強度レベルの異なる2種類の信号光を発光することにより、受光素子22では、1レベル、4レベルの反射光、2レベル、8レベルの透過光の4つの異なる種類のレベルの信号光が重なった信号光、すなわち合計22m=24=16レベル(0レベル〜15レベル)の信号光を受光することとなる。これらの信号光を識別し分離することで対向する回路基板間、隣接する基板間の通信を同時に行うことができる。
【0068】
受光素子22で受光された信号光は、図示しない増幅器によって増幅され、図6(B)示すA/D変換器32に入力される。A/D変換器32は、図6(B)に示すように、入力された信号光の強度レベルを4ビットのデジタル信号に変換して後段の回路に出力する。
【0069】
ここで、1ビット目(最下位ビット)はチャネル1の反射光R1を、2ビット目はチャネル1の透過光F1を、3ビット目はチャネル2の反射光R2を、4ビット目(最上位ビット)はチャネル2の透過光F2をそれぞれ示している。すなわち、A/D変換器32は、入力された4種類の異なる信号光が重なった信号光を分離し、この分離した信号光を各ビットに対応させて出力するものである。
【0070】
このA/D変換器32の出力ビットの論理レベルとA/D変換器32に入力される4種類の異なる信号光が重なった信号光のレベルとの関係を示した論理テーブルを図6(A)に示す。
【0071】
図6(A)に示すように、例えばA/D変換器32に入力される信号光のレベルが‘5’の場合、A/D変換器32は、図6(A),(B)に示すように、反射光R1に対応する1ビット目を‘1’に、透過光F1に対応する2ビット目を‘0’に、反射光R2に対応する3ビット目を‘1’に、透過光F2に対応する4ビット目を‘0’にする。これは、すなわち隣接する回路基板18からチャネル1(3レベル)の信号光が出射されると共に、隣接する回路基板18からチャネル2(12レベル)の信号光が出射されていることを示す。
【0072】
ここで、図示しない調停装置により、回路基板18Aと回路基板18Eとの対向間通信、回路基板18Cと回路基板18Dとの隣接間通信が同時に行われる場合について説明する。この場合、例えば調停装置は回路基板18Aに対してチャネル1(3レベル)の信号光を用いることを指示し、回路基板18Eに対してチャネル1の信号光(透過光F1)を受信することを指示する。また、回路基板18Cに対してチャネル2(12レベル)の信号光を用いることを指示し、回路基板18Dに対してチャネル2の信号光(反射光R2)を受信することを指示する。
【0073】
これにより、回路基板18Eでは、透過光F1(2レベル)と透過光F2(8レベル)とが重なった10レベルの信号光を受光し、回路基板18Dでは、反射光R1(1レベル)と反射光R2(4レベル)とが重なった5レベルの信号光を受光する。
【0074】
そして、回路基板18EのA/D変換器32では、図6(A)に示す論理テーブルに従って、受信した10レベルの信号光に対応して図6(B)に示すように2ビット目(F1)、4ビット目(F2)を‘1’にする。そして、後段の回路では、調停装置により透過光F1を受信することが指示されているため、2ビット目、すなわち回路基板18Aからのデータを選択する。これにより、多重信号から、回路基板18Aから出力された信号のみを取り出すことができる。
【0075】
同様に、回路基板18DのA/D変換器32では、図6(A)に示す論理テーブルに従って、受信した5レベルの信号光に対応して図6(B)に示すように1ビット目(R1)、3ビット目(R2)を‘1’にする。そして、後段の回路では、調停装置により反射光R2を受信することが指示されているため、3ビット目、すなわち回路基板18Cからのデータを選択する。これにより、多重信号から、回路基板18Cから出力された信号のみを取り出すことができる。
【0076】
このように、発光側で発光レベル、すなわち信号光の強度レベルを切り替え、受光側で所望の強度レベルの信号光を選択受光することにより、対向する回路基板間の双方向通信及び隣接する回路基板間の通信を同時に行うことができる。
【0077】
なお、上記では、反射率と透過率との比が1:2の場合で説明したが、反射率と透過率の比が2:1の場合でも同様である。また、上記では、多重度が2(m=2)の場合は反射率と透過率の比を1:2または2:1とし、異なる信号光のレベルの比を1:4としたが、多重度を3(m=3)にする場合でも、反射率と透過率との比をは1:2または2:1とすればよい。この場合、異なる信号光のレベルの比を1:4:16とすれば、64(=22m=26)の強度レベルを受光することができるため、A/D変換には6ビットのA/D変換器を用いればよい。
【0078】
すなわち、多重度がmの場合には、反射率と透過率の比を1:2または2:1とし、異なる信号光のレベルの比が1:22:…:22(m-1)となるようにすれば、上記と同様に22m個の異なる強度レベルを受光し、これを2mビットのA/D変換を用いることで識別することができる。
【0079】
このように、第2実施形態では、発光レベルはチャネル1とチャネル2でそれぞれレベル3とレベル12であり、第1実施形態のレベル5とレベル10と比較すると、チャネル1とチャネル2の両方を用いた場合には発光レベルの和は15レベルとなり同じであるが、チャネルを1つしか用いない場合では、低いレベル(チャネル1)のみを用いることで消費電力を低くすることができる。さらに、第2実施形態では多重度に関係なく選択反射フィルタ16の反射率と透過率との比を1:2または2:1に固定することができるため、多重度を変更するごとに選択反射フィルタ16、すなわち光データバス10を交換する必要がない。すなわち、A/D変換器32のビット数を変更することでシステムを容易に変更することができる。
【0080】
また、上記では、光伝送層12にシート状の伝送媒体を用い、入射信号を拡散させて伝搬する例について説明したが、複数の入力部と複数の出力部を備えると共に双方向通信が可能な伝送媒体であれば、光カプラーのようなものを光伝送層として用いてもよい。
【0081】
なお、上記第1、2実施形態では、単層の光データバスの場合を例に説明したが、光データバス10を複数枚重ねてマルチビットバスとして作用させ、光信号処理装置を構成することも可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光データバスを挟んで対向する回路基板間の双方向通信と、隣接する回路基板間の隣接間通信を同時に可能にすると共に、多重度を上げることなく同時に通信できる数を増加させることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る光データバスの上面図である。
【図2】 (A)は光データバスの断面図、(B)は(A)の要部拡大図である。
【図3】 第1実施形態に係る信号光の強度レベルについて説明するための図である。
【図4】 (A)は第1実施形態に係るA/D変換器の出力ビットの論理レベルとA/D変換器に入力される信号光のレベルとの関係を示した論理テーブルを示す図である。(B)はA/D変換器の出力ビットについて説明するための図である。
【図5】 第2実施形態に係る信号光の強度レベルについて説明するための図である。
【図6】 (A)は第2実施形態に係るA/D変換器の出力ビットの論理レベルとA/D変換器に入力される信号光のレベルとの関係を示した論理テーブルを示す図である。(B)はA/D変換器の出力ビットについて説明するための図である。
【図7】 (A)は従来例に係る双方向通信可能な光データバスの上面図、(B)は従来例に係る隣接間通信可能な光データバスの上面図である。
【符号の説明】
10 光データバス
12 光伝送層
14 光拡散部
16 選択反射フィルタ
18 回路基板
20 発光素子
22 受光素子
24 信号光
32 A/D変換器
Claims (2)
- 一端面側に信号光を入出力するための信号光入出力部が複数個設けられ、かつ前記一端面側に対向する他端面側に前記信号光入出力部が少なくとも1個設けられ、前記一端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記他端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬すると共に、前記他端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記一端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬する光伝搬手段と、
前記一端面側に設けられた各々の強度が異なり、かつ前記他端面側に設けられた各々の強度が異なるように前記信号光入出力部の各々と対応して配置され、前記強度の種類をmとしたとき、各々から強度比が1:2:2 2 :…2 m-1 となる信号光を発光する発光手段と、
透過率と反射率との比が2 m :1又は1:2 m に設定され、かつ前記一端面側及び前記他端面側に対向するように前記光伝搬手段の途中に設けられたフィルタと、
前記信号光入出力部の各々と対応して配置され、前記信号光入出力部から出力された前記信号光を受光する受光手段と、
前記受光手段が受光した信号光の強度レベルを2mビットのデジタル信号に変換するA/D変換器と、
を備えた信号処理装置。 - 一端面側に信号光を入出力するための信号光入出力部が複数個設けられ、かつ前記一端面側に対向する他端面側に前記信号光入出力部が少なくとも1個設けられ、前記一端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記他端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬すると共に、前記他端面側に設けられた信号光入出力部から入力された信号光を前記一端面側に設けられた信号光入出力部に向けて伝搬する光伝搬手段と、
前記一端面側に設けられた各々の強度が異なり、かつ前記他端面側に設けられた各々の強度が異なるように前記信号光入出力部の各々と対応して配置され、前記強度の種類をmとしたとき、各々から強度比が1:2 2 :2 4 :…2 2(m-1) となる信号光を発光する発光手段と、
透過率と反射率との比が2:1又は1:2に設定され、かつ前記一端面側及び前記他端面側に対向するように前記光伝搬手段の途中に設けられたフィルタと、
前記信号光入出力部の各々と対になるように設けられ、前記信号光入出力部から出力された前記信号光を受光する受光手段と、
前記受光手段が受光した信号光の強度レベルを2mビットのデジタル信号に変換するA/D変換器と、
を備えた信号処理装置。
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