JPH11195717A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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JPH11195717A
JPH11195717A JP10001010A JP101098A JPH11195717A JP H11195717 A JPH11195717 A JP H11195717A JP 10001010 A JP10001010 A JP 10001010A JP 101098 A JP101098 A JP 101098A JP H11195717 A JPH11195717 A JP H11195717A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
oxide film
floating gate
mask
film
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JP10001010A
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Eiji Hamasuna
栄二 浜砂
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み・消去特性をばらつかせることなく
所望の電気特性にて形成することができる半導体装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 半導体基板1が掘り下げられて形成され
た凹部18を取り囲むように形成された素子分離用のフ
ィールド酸化膜17と、凹部18の側壁に形成されたサ
イドウォール20と、凹部18の底部のサイドウォール
20の形成されていない部分の半導体基板1上に、トン
ネル酸化膜22を介して形成されたフローティングゲー
ト21と、凹部18の底部とサイドウォール20とが接
している位置の半導体基板1にそれぞれ形成されたソー
スおよびドレイン領域24、25と、フローティングゲ
ート21上を覆うように順次形成されたONO膜26お
よびコントロールゲート27を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、AND型にてな
るフローティングゲートとコントロールゲートとを備え
た不揮発性メモリの電気特性を向上することができる半
導体装置および半導体装置の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7はAND型の不揮発性メモリを備え
た半導体装置の構成を示す断面図である。図において、
1は半導体基板、2はこの半導体基板1上面に形成され
た素子分離用のフィールド酸化膜、3はこのフィールド
酸化膜2の下部に形成されたメモリセル分離拡散層、4
はフィールド酸化膜2にて囲まれた半導体基板1上の所
望の箇所に、トンネル酸化膜5を介して形成された1層
目フローティングゲートである。
【0003】6はこの1層目フローティングゲート4の
両側の、半導体基板1にそれぞれ形成されたソースおよ
びドレイン領域、7はソースおよびドレイン領域6上を
覆うように形成されたソースおよびドレイン埋込み酸化
膜、8は1層目フローティングゲート4の側壁に形成さ
れたサイドウォールである。
【0004】9は1層目フローティングゲート4上に形
成され、電気的に接続されている2層目フローティング
ゲートで、これら1層目および2層目フローティングゲ
ート4、9にて、本来のフローティングゲート10を形
成している。11はフローティングゲート10上を覆う
ように形成された酸化膜、窒化膜および酸化膜が順次積
層されてなるONO膜、12はこのONO膜11を覆う
ように形成されたコントロールゲートである。
【0005】次いで上記のように構成された従来の半導
体装置の製造方法について説明する。まず、半導体基板
1上に、下地酸化膜および窒化膜を順次積層し、その上
にレジストを塗布しパターニングしてレジスト膜15を
形成し、このレジスト膜15をマスクとしてパターニン
グされた下地酸化膜13および窒化膜14を形成する
(図8(a))。
【0006】次に、下地酸化膜13、窒化膜14および
レジスト膜15をマスクとして、例えば燐を注入しメモ
リセル分離拡散層3を形成する(図8(b))。次に、
下地酸化膜13、窒化膜14およびレジスト膜15をマ
スクとして、LOCOS法により半導体基板1を酸化し
て、フィールド酸化膜2を形成し、下地酸化膜13、窒
化膜14およびレジスト膜15を除去する(図8
(c))。
【0007】次に、半導体基板1の露出部分を酸化し、
トンネル酸化膜5aを形成する。次に、ポリシリコン膜
および窒化膜を積層し、パターニングして、ポリシリコ
ン膜にてなる1層目フローティングゲート4およびマス
ク窒化膜16を形成する(図9(a))。次に、1層目
フローティングゲート4、マスク窒化膜16およびフィ
ールド酸化膜2をマスクとして、半導体基板1に不純物
を注入し、ソースおよびドレイン領域6を形成する(図
9(b))。
【0008】次に、CVD酸化膜を全面に積層し、エッ
チバックを行い1層目フローティングゲート4およびマ
スク窒化膜16の側壁にサイドウォール8aを形成する
(図9(c))。次に、マスク窒化膜16の下部に形成
されている1層目フローティングゲート4が酸化されな
いように、マスク窒化膜16をマスクとして、LOCO
S法により半導体基板1を酸化し、ソースおよびドレイ
ン領域6上を覆うようにソースおよびドレイン埋込み酸
化膜7を形成する。
【0009】この際、1層目フローティングゲート4の
下部にのみトンネル酸化膜5が残存することとなる(図
10(a))。このように、ソースおよびドレイン領域
6上をソースおよびドレイン埋込み酸化膜7にて覆うよ
うにし、後述する2層目フローティングゲートと直接ソ
ースおよびドレイン領域6とが電気的に接続されること
を防止している。
【0010】次に、マスク窒化膜16を除去する。この
際、サイドウォール8aは膜減りし、1層目フローティ
ングゲート4の側壁に残存するサイドウォール8となる
(図10(b))。次に、ポリシリコン膜を全面に積層
し、パターンニングすることにより、1層目フローティ
ングゲート4上に、電気的に接続されている2層目フロ
ーティングゲート9を形成する。
【0011】そして、1層目および2層目フローティン
グゲート4、9にてなるフローティングゲート10が形
成される(図10(c))。このように形成することに
より、フローティングゲート10の容量を確保すること
できる。次に、フローティングゲート10を覆うよう
に、ONO膜11およびコントロールゲート12を順次
形成する(図7)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のAND型の不揮
発性メモリは、ソースおよびドレイン領域6がメモリゲ
ート(ワード線)に直交し、かつ、ストライプに形成さ
れているフィールド酸化膜2に対して平行に走るためコ
ントロールゲート12とフローティングゲート10との
間の容量増大と、ソースおよびドレイン領域6とメモリ
ゲート(ワード線)との分離とのために、フローティン
グゲート10を2層に分けて形成する構造になる。
【0013】よって、2層目フローティングゲート9は
ソースおよびドレイン領域6上に形成されるため、ソー
スおよびドレイン領域6上に、これらの領域を覆うソー
スおよびドレイン埋込み酸化膜7を形成する必要が生じ
ていた。このソースおよびドレイン埋込み酸化膜7を形
成した際の詳細な図を図11に示す。この図のAにて指
し示す箇所から明らかなように、ソースおよびドレイン
埋込み酸化膜7を形成すると、この両端にバーズビーク
が形成される。
【0014】そして、このバーズビークは1層目フロー
ティングゲート4のエッジ部に大きく入り込み、実効の
チャネル長が短くなるという問題点が生じるとともに、
このバーズビークの形成にはばらつきが生じるため、他
の不揮発性メモリとの書き込み・消去特性がばらつくと
いう問題点が生じていた。また、フローティングゲート
10を2回に分けて形成するため、工程数が増大すると
いう問題点が生じていた。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためなされたもので、工程数が削減できるとともに、電
気特性を向上することのできる半導体装置および半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の半導体装置は、半導体基板が掘り下げられて形成され
た凹部を取り囲むように形成された素子分離用の絶縁層
と、凹部の側壁に形成されたサイドウォールと、凹部の
底部のサイドウォールの形成されていない部分の半導体
基板上に、トンネル酸化膜を介して形成されたフローテ
ィングゲートと、凹部の底部とサイドウォールとが接し
ている位置の半導体基板にそれぞれ形成されたソースお
よびドレイン領域と、フローティングゲート上を覆うよ
うに形成された絶縁膜と、絶縁膜を覆うように形成され
たコントロールゲートとを備えたものである。
【0017】また、この発明に係る請求項2の半導体装
置は、請求項1において、絶縁層が、半導体基板の上面
に形成されたフィールド酸化膜と、凹部の底部の高さ位
置と同様の高さ位置の、フィールド酸化膜の下部の半導
体基板に形成されたメモリセル分離拡散層とにてなるも
のである。
【0018】また、この発明に係る請求項3の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に所望のパターンにてな
るマスクを形成し、マスクを用いて半導体基板の所定の
深さ位置に不純物を注入し、メモリセル分離拡散層を形
成し、マスクを用いて半導体基板を酸化しフィールド酸
化膜を形成し、マスクを除去し、フィールド酸化膜をマ
スクとして半導体基板をエッチングし、底部位置がメモ
リセル分離拡散層と同様の深さ位置となるような凹部を
形成し、凹部の底部の側縁にソースおよびドレイン領域
をそれぞれ形成し、ソースおよびドレイン領域をそれぞ
れ覆うように凹部の側壁にサイドウォールを形成し、凹
部の底部のサイドウォールにて覆われていない半導体基
板上の位置にトンネル酸化膜を介してフローティングゲ
ートを形成し、フローティングゲートを覆うように絶縁
膜およびコントロールゲートを順次形成するものであ
る。
【0019】また、この発明に係る請求項4の半導体装
置の製造方法は、請求項3において、サイドウォールお
よびフィールド酸化膜をマスクとして、トンネル酸化膜
の下部の半導体基板にチャネル領域を形成するものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1はAND型の不
揮発性メモリを備えた半導体装置の構成を示す断面図で
ある。図において、従来と同様の部分は同一符号を付し
て説明を省略する。17は半導体基板1が掘り下げられ
て形成された凹部18を取り囲むように形成された素子
分離用のフィールド酸化膜である。
【0021】19はこの凹部18の底部の高さ位置と同
様の高さ位置の、フィールド酸化膜17の下部に形成さ
れたメモリセル分離拡散層で、フィールド酸化膜17と
メモリセル分離拡散層19とにて素子分離用の絶縁層が
形成されることとなる。20は凹部18の側壁に形成さ
れたサイドウォール、21はフィールド酸化膜17にて
囲まれた半導体基板1の凹部18の底部のサイドウォー
ル20の形成されていない箇所に、トンネル酸化膜22
を介して形成されたフローティングゲートである。
【0022】23はこのフローティングゲート21が半
導体基板1と接している位置に形成されているフローテ
ィングゲート21の下部に形成されたチャネル領域であ
る。24および25は凹部18の底部とサイドウォール
20との接している位置の半導体基板1にそれぞれ形成
されたソースおよびドレイン領域、26はフローティン
グゲート21上を覆うように形成された絶縁膜で、例え
ば酸化膜、窒化膜および酸化膜が順次積層されてなるO
NO膜、27はこのONO膜26を覆うように形成され
たコントロールゲートである。
【0023】上記のように構成された実施の形態1の半
導体装置の製造方法について説明する。まず、従来の場
合と同様に、半導体基板1上に、下地酸化膜および窒化
膜を順次積層し、その上にレジストを塗布しパターニン
グしてレジスト膜15を形成し、このレジスト膜15を
マスクとしてパターニングされた下地酸化膜13および
窒化膜14を形成する(図3(a))。
【0024】次に、下地酸化膜13、窒化膜14および
レジスト膜15をマスクとして、例えば燐を注入しメモ
リセル分離拡散層19を形成する。この際、メモリセル
分離拡散層19は後述工程にて形成される凹部の底部と
同一の高さ位置となるように、半導体基板1の上面より
深い位置に形成されることとなる。この形成方法として
は、従来の場合より高電圧にて不純物を注入するか、ま
たは、注入後にドライブする方法などが考えられる(図
3(b))。
【0025】次に、下地酸化膜13、窒化膜14および
レジスト膜15をマスクとして、LOCOS法により半
導体基板1を酸化して、フィールド酸化膜17を形成
し、下地酸化膜13、窒化膜14およびレジスト膜15
を除去する(図3(c))。次に、フィールド酸化膜1
7をマスクとして、半導体基板1の露出部をエッチング
し、凹部18を形成する。
【0026】この際に形成する凹部18の深さとして
は、例えば3000オンク゛ストロームないし5000オンク゛ストローム
程度が適当であると考えられる。3000オンク゛ストローム未
満では後述工程にて形成するフローティングゲートの面
積を十分に確保することが困難となる。また、5000
オンク゛ストロームより深くなれば、半導体基板1のエッチング
の際にマスクとするフィールド酸化膜17が必要以上に
エッチングされてしまい、フィールド酸化膜17の本来
の機能を果たすことが困難になると考えられるためであ
る。(図4(a))。
【0027】次に、凹部18の底部の側縁の所定の部分
が開口されるようにパターニングされた第1のレジスト
膜28を形成する。次に、この第1のレジスト膜28を
マスクとして、所望の不純物を半導体基板1に注入し、
凹部18の底部にソース領域24を形成する(図4
(b))。次に、第1のレジスト膜28を除去する。
【0028】次に、凹部18の底部の側縁の所定の部分
が開口されるように、上記第1のレジスト膜28と正・
反逆のパターニングがされた第2のレジスト膜29を形
成する。次に、この第2のレジスト膜29をマスクとし
て、所望の不純物を半導体基板1に注入し、凹部18の
底部にドレイン領域25を形成する(図5(a))。次
に、第2のレジスト膜29を除去する。
【0029】次に、CVD法を用いて例えば酸化膜また
は窒化膜にてなる絶縁膜30を全面に積層する(図5
(b))。次に、エッチバックを行い絶縁膜30を凹部
18の側壁に残存させサイドウォール20を形成する
(図6(a))。この際形成されたサイドウォール20
により、上記形成されたソースおよびドレイン領域2
4、25は覆われることとなる。
【0030】次に、サイドウォール20およびフィール
ド酸化膜17をマスクとして、凹部18の底部のサイド
ウォール20にて覆われていない半導体基板1の位置に
チャネルドープ・チャネルストッパの不純物注入を行
い、チャネル領域23を形成する。次に、半導体基板1
の露出部分を酸化し、トンネル酸化膜22を形成する。
次に、例えばポリシリコン膜を全面に積層し、パターニ
ングすることによりフローティングゲート21を形成す
る(図6(b)、図2)。尚、図2は、フローティング
ゲート21を形成した後の半導体装置の構成を示す平面
図であり、図6(b)はこの図2のVI−b線の断面を
示したものである。
【0031】このように、フローティングゲート21が
形成されるため、直接ソースおよびドレイン領域24、
25と電気的に接続されることが防止されている。ま
た、サイドウォール20の上面に沿うように、フローテ
ィングゲート21が形成されるため、フローティングゲ
ート21の容量を確保することできる。次に、フローテ
ィングゲート21を覆うように、ONO膜26およびコ
ントロールゲート27を順次形成する(図1)。
【0032】上記のように形成された実施の形態1の半
導体装置によれば、ソースおよびドレイン領域24、2
5はサイドウォール20により覆われることとなるの
で、従来のようなバーズビークの入り込みがないため、
書き込み・消去特性にばらつきのない所定の電気特性を
有する不揮発性メモリを形成することが可能となる。ま
た、フローティングゲート21は凹部18のサイドウォ
ール20に沿って形成されることとなるので、コントロ
ールゲート27とフローティングゲート21との容量を
十分に確保することができ、容量結合比が増大し、書き
込み・消去に要する時間を短縮することができる。
【0033】またフローティングゲート21を一層にて
形成するのみで、従来のフローティングゲートと同様面
積にて形成することができるため、工程数を従来の場合
より削減することができる。また、チャネル領域23の
形成は、サイドウォール20およびフィールド酸化膜1
7をマスクとして行うことができるため、セルフアライ
ンにて精度よく形成することができる。また、メモリ分
離拡散層19の高さ位置を凹部18の底部の高さ位置と
同様に形成し、隣接するソースおよびドレイン領域2
4、25を確実に電気的に分離させたので、素子分離機
能を確実に果たすことができる。
【0034】尚、上記実施の形態1の半導体装置によれ
ば、ソースおよびドレイン領域24、25を別々の工程
にて形成する例を示したが、これに限られることはなく
例えば、ソースおよびドレイン領域の不純物が同一のも
のにて行えるような場合には、チャネル領域23が形成
される箇所のみを覆うようなレジスト膜を形成するよう
にして、不純物の注入を行いソースおよびドレイン領域
を同時に形成するようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0035】また、チャネル領域23を半導体基板1に
直接不純物を注入して形成する方法を示したが、これに
限られることはなく、不純物を注入する前に、半導体基
板1に注入保護膜としての酸化膜を形成した後に、不純
物を注入して形成するようにしてもよい。このように形
成すれば半導体基板1にダメージを生じることなく不純
物の注入を行うことが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、半導体基板が掘り下げられて形成された凹部を取
り囲むように形成された素子分離用の絶縁層と、凹部の
側壁に形成されたサイドウォールと、凹部の底部のサイ
ドウォールの形成されていない部分の半導体基板上に、
トンネル酸化膜を介して形成されたフローティングゲー
トと、凹部の底部とサイドウォールとが接している位置
の半導体基板にそれぞれ形成されたソースおよびドレイ
ン領域と、フローティングゲート上を覆うように形成さ
れた絶縁膜と、絶縁膜を覆うように形成されたコントロ
ールゲートとを備えたので、ソースおよびドレイン領域
を他の箇所に影響を与えることなくフローティングゲー
トから絶縁することができる半導体装置を得ることが可
能となる。
【0037】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、絶縁層が、半導体基板の上面に形成され
たフィールド酸化膜と、凹部の底部の高さ位置と同様の
高さ位置の、フィールド酸化膜の下部の半導体基板に形
成されたメモリセル分離拡散層とにてなるので、確実に
素子分離機能を果たすことができる半導体装置を得るこ
とが可能となる。
【0038】また、この発明の請求項3によれば、半導
体基板上に所望のパターンにてなるマスクを形成し、マ
スクを用いて半導体基板の所定の深さ位置に不純物を注
入し、メモリセル分離拡散層を形成し、マスクを用いて
半導体基板を酸化しフィールド酸化膜を形成し、マスク
を除去し、フィールド酸化膜をマスクとして半導体基板
をエッチングし、底部位置がメモリセル分離拡散層と同
様の深さ位置となるような凹部を形成し、凹部の底部の
側縁にソースおよびドレイン領域をそれぞれ形成し、ソ
ースおよびドレイン領域をそれぞれ覆うように凹部の側
壁にサイドウォールを形成し、凹部の底部のサイドウォ
ールにて覆われていない半導体基板上の位置にトンネル
酸化膜を介してフローティングゲートを形成し、フロー
ティングゲートを覆うように絶縁膜およびコントロール
ゲートを順次形成するので、ソースおよびドレイン領域
を他の箇所に影響を与えることなくフローティングゲー
トから絶縁することができ、かつ素子分離機能を確実に
果たすことができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とが可能となる。
【0039】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、サイドウォールおよびフィールド酸化膜
をマスクとして、トンネル酸化膜の下部の半導体基板に
チャネル領域を形成するので、セルフアラインにてチャ
ネル領域を精度よく形成することができる半導体装置の
製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
構成を示した断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
構成を示した平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法を示した断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法を示した断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造装置の構成を示した断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造装置の構成を示した断面図である。
【図7】 従来の半導体装置の構成を示した断面図であ
る。
【図8】 従来の半導体装置の製造方法を示した断面図
である。
【図9】 従来の半導体装置の製造方法を示した断面図
である。
【図10】 従来の半導体装置の製造方法を示した断面
図である。
【図11】 従来の半導体装置の問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、17 フィールド酸化膜、18 凹
部、19 メモリ分離拡散層、20 サイドウォール、
21 フローティングゲート、22 トンネル酸化膜、
23 チャネル領域、24 ソース領域、25 ドレイ
ン領域、26 ONO膜、27 コントロールゲート、
28 第1のレジスト膜、29 第2のレジスト膜、3
0 絶縁膜。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板が掘り下げられて形成された
    凹部を取り囲むように形成された素子分離用の絶縁層
    と、上記凹部の側壁に形成されたサイドウォールと、上
    記凹部の底部の上記サイドウォールの形成されていない
    部分の上記半導体基板上に、トンネル酸化膜を介して形
    成されたフローティングゲートと、上記凹部の底部と上
    記サイドウォールとが接している位置の上記半導体基板
    にそれぞれ形成されたソースおよびドレイン領域と、上
    記フローティングゲート上を覆うように形成された絶縁
    膜と、上記絶縁膜を覆うように形成されたコントロール
    ゲートとを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁層が、半導体基板の上面に形成され
    たフィールド酸化膜と、上記凹部の底部の高さ位置と同
    様の高さ位置の、上記フィールド酸化膜の下部の上記半
    導体基板に形成されたメモリセル分離拡散層とにてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に所望のパターンにてなる
    マスクを形成する工程と、上記マスクを用いて上記半導
    体基板の所定の深さ位置に不純物を注入し、メモリセル
    分離拡散層を形成する工程と、上記マスクを用いて上記
    半導体基板を酸化しフィールド酸化膜を形成する工程
    と、上記マスクを除去し、上記フィールド酸化膜をマス
    クとして上記半導体基板をエッチングし、底部位置が上
    記メモリセル分離拡散層と同様の深さ位置となるような
    凹部を形成する工程と、上記凹部の底部の側縁にソース
    およびドレイン領域をそれぞれ形成する工程と、上記ソ
    ースおよびドレイン領域をそれぞれ覆うように上記凹部
    の側壁にサイドウォールを形成する工程と、上記凹部の
    底部の上記サイドウォールにて覆われていない上記半導
    体基板上の位置にトンネル酸化膜を介してフローティン
    グゲートを形成する工程と、上記フローティングゲート
    を覆うように絶縁膜およびコントロールゲートを順次形
    成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 サイドウォールおよびフィールド酸化膜
    をマスクとして、上記トンネル酸化膜の下部の半導体基
    板にチャネル領域を形成する工程を備えたことを特徴と
    する請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6459121B1 (en) 2000-01-05 2002-10-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for producing non-violatile semiconductor memory device and the device

Cited By (2)

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