JPH09232454A - 不揮発性半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体装置及びその製造方法

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JPH09232454A
JPH09232454A JP8340284A JP34028496A JPH09232454A JP H09232454 A JPH09232454 A JP H09232454A JP 8340284 A JP8340284 A JP 8340284A JP 34028496 A JP34028496 A JP 34028496A JP H09232454 A JPH09232454 A JP H09232454A
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insulating film
gate
memory cell
film layer
floating gate
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Hiroyuki Hagiwara
裕之 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ポスト酸化で形成されるメモリセ
ルの制御ゲート及び浮遊ゲートにおけるバーズビークの
形成を抑制し、メモリセルの書き込み及び消去特性の劣
化とバラツキを抑制する構造を提供するとともに、こう
した構造を簡便に製造できる方法を提供する事である。 【解決手段】 不揮発性半導体記憶装置において、半導
体基板100上に形成されたゲート絶縁膜層101と、
前記ゲート絶縁膜層上に形成された導電性の浮遊ゲート
102と、前記浮遊ゲートの上に形成されたインターポ
リ絶縁膜層103と、前記インターポリ絶縁膜層上に設
けられた導電性の制御ゲート104とを備えかつ、前記
浮遊ゲートはインターポリ絶縁膜層の上面に酸化抑制不
純物を有する事を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的に書き込み及び消去可能な不揮発
性半導体記憶装置において、浮遊ゲート及び制御ゲート
が積層形成されたスタック型メモリセル構造を有する不
揮発性半導体装置がある。このスタック型メモリセルを
図5に示す。図5において、(a)はメモリセルの平面
図、(b)は(a)のA−B断面図、(c)は(a)の
C−D断面図である。図5の(b)に示すように、スタ
ック型メモリセル構造を有する不揮発性半導体装置で
は、半導体基板500上に設けられた薄い絶縁膜層50
1(以下第一のゲート絶縁膜層と言う)の上に導電性の
ポリシリコンからなる浮遊ゲート502が、更にゲート
間絶縁膜層503(以下インターポリ絶縁膜層と言う)
の上に導電性のポリシリコンからなる制御ゲート504
が積層されている。
【0003】通常、不揮発性半導体記憶装置において、
メモリセルを有するコア部分及びそのコア部分とのデー
タの書き込み、読み出しを行う周辺回路部分から構成さ
れる。この不揮発性半導体記憶装置の製造方法は次の通
りである。図6の(a)において、通常の選択酸化法を
用いてメモリセル形成部分650と周辺トランジスタ形
成部分652の双方においてフィールド酸化膜605を
形成する。更に基板表面に薄いゲート絶縁膜層601を
形成した後、不純物が導入されたポリシリコンからなる
浮遊ゲート602をメモリセル形成部分650及び周辺
トランジスタ形成部分652にそれぞれ形成する。
【0004】次に、図6の(b)に示すように、メモリ
セル形成部分650において、メモリセル形成部分65
0に素子分離領域(以下スリットと言う)を形成するた
めに浮遊ゲート602上にレジスト610を塗布し、露
光、現像し、このレジスト610をマスクとして、浮遊
ゲート602をRIE等でエッチングする。
【0005】次に、図6の(c)に示すように、レジス
ト610を取り除いた後、CVD法によりメモリセル形
成部分650及び周辺トランジスタ形成部分652にイ
ンターポリ絶縁膜層603を形成する。
【0006】次に、図6の(d)に示すように、メモリ
セル形成部分650全面にレジスト611を塗布した
後、周辺トランジスタ形成部分652のインターポリ絶
縁膜層603及び不純物が導入されたポリシリコンから
なる浮遊ゲート602をRIE等を用いて順次エッチン
グし、除去する。
【0007】次に、図6の(e)に示すように、レジス
ト611を剥離した後、熱酸化法により、周辺トランジ
スタに第二のゲート絶縁膜609を形成し、更に、メモ
リセル形成部分650及び周辺トランジスタ部分652
の双方に不純物が導入されたポリシリコン604を堆積
する。このポリシリコン604が、メモリセル形成部分
650では制御ゲートとして、周辺トランジスタ形成部
分652ではゲート電極として機能する。
【0008】その後、図には示していないが、ポリシリ
コン604の上にレジストを塗布して、該レジストにス
リットパターンと直角に複数の平行溝を形成した後、メ
モリセル形成部分650においては、このレジストをマ
スクにしてRIE等で制御ゲートとなるポリシリコン6
04、インターポリ絶縁膜層603、浮遊ゲートとなる
ポリシリコン602を順次エッチングする。また、周辺
トランジスタ形成部分652では、ポリシリコン604
をエッチングする。
【0009】次に、図7の(a)は、上記の工程後のメ
モリセル形成部分650のE−F断面図及び周辺トラン
ジスタ形成部分652のG−H断面図を示している。次
に、図7の(b)に示すように、メモリセル部分750
及び周辺トランジスタ部分752全面に熱酸化(以下ポ
スト酸化と言う)を行い、絶縁膜780を形成した後、
ソース及びドレインを形成するためイオン注入法により
不純物を注入する。その後、層間絶縁膜(図示せず)及
び配線(図示せず)を形成し所望の不揮発性半導体装置
が得られる。
【0010】上述のポスト酸化の役割は、ゲート電極7
09及び制御ゲート704の上のポスト酸化により形成
された酸化膜により、イオン注入によるイオン種の第二
のゲート絶縁膜層709及びインターポリ絶縁膜703
への突き抜けを防止する為、及び絶縁耐圧劣化を抑制す
るために行われる(図7(b)参照)。更にこのポスト
酸化により、図7の(b)のようにメモリセル側の浮遊
ゲート電極702と周辺トランジスタ側のゲート電極7
41の下部エッジ部にバーズビーク732及び735が
形成される。これらのバーズビーク732及び735は
ゲート下部の角が丸まる事で電界集中が抑制され、メモ
リセル及び周辺トランジスタ双方でのゲート酸化膜70
1及び709の破壊に対して有効となる。不揮発性メモ
リでは周辺回路に高電圧を印可するため、このバーズビ
ーク732及び735が重要となり、ポスト酸化は必須
の工程となる。
【0011】しかし、このポスト酸化により、インター
ポリ絶縁膜703の下部及び上部にもゲートバーズビー
ク730及び731が形成されてしまう。一般にインタ
ーポリ絶縁膜703の膜厚と第一のゲート絶縁膜701
との膜厚が異なるため、バーズビーク730及び731
はバーズビーク732より大きくなる。
【0012】上述のようにインターポリ絶縁膜703に
形成されるバーズビーク730及び731により、イン
ターポリ絶縁膜層の膜厚が増加するため、インターポリ
絶縁膜層703の容量が低下し、第一のゲート絶縁膜7
01とインターポリ絶縁膜703との容量比が変化す
る。この容量比の変化はメモリセルの書き込み及び消去
特性に影響を及ぼし、これらのバーズビークが大きい
程、メモリセルの書き込み及び消去に時間がかかる事に
なり、メモリセルの特性が劣化する。また、これらのバ
ーズビーク730及び731の入り方は個々のメモリセ
ルでばらつくため、メモリセルの書き込み及び消去特性
のばらつきとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の不揮発性半導体記憶装置ではポスト酸化により形成さ
れたインターポリ絶縁膜層の上部及び下部のバーズビー
クが、第一のゲート絶縁膜とインターポリ絶縁膜との容
量比を低下させ、このゲートバーズビークが大きいほ
ど、メモリセルの書き込み及び消去特性の劣化を引き起
こすという問題があった。
【0014】本発明は、上述の問題を解消し、メモリセ
ルの書き込み及び消去特性の劣化と、メモリセル個々の
特性のバラツキを抑制する構造を提供するとともに、こ
うした構造を簡便に製造できる方法を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、不揮発性半導体記憶装置において、半導体基板上に
形成されたゲート絶縁膜層と、前記絶縁膜層上に形成さ
れた導電性の浮遊ゲートと、前記浮遊ゲートの上面に形
成されたインターポリ絶縁膜層と、前記絶縁膜層上に設
けられた導電性の制御ゲートとを備えかつ、前記浮遊ゲ
ートはその上面において窒素等の酸化抑制不純物を有し
ていることを特徴とする。
【0016】また、上記不揮発性半導体記憶装置の製造
方法においては、半導体基板上に形成されたゲート絶縁
膜層の上に浮遊ゲートとなるポリシリコンを堆積する工
程と、前記ポリシリコンの上面に酸化抑制物質を導入す
る工程と、前記ポリシリコンの上面にインターポリ絶縁
膜層を形成する工程と、前記インターポリ絶縁膜層の上
面に酸化抑制物質を導入する工程と、前記酸化抑制物質
を導入したインターポリ絶縁膜層の上に導電性の制御ゲ
ートを形成する工程により製造される事を特徴とする。
【0017】本発明は、少なくとも浮遊ゲートの上面に
酸化抑制物質を導入し、ポスト酸化時の酸化剤との反応
を抑制する事により、メモリセルにおけるバーズビーク
の形成を抑制する。この結果、メモリセルの書き込み及
び消去特性の劣化と、個々のメモリセルの書き込み及び
消去特性のバラツキを抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。本発明の製造方法を用いて製
造されたメモリセルの第一の実施形態を図1に示してい
る。図1の(a)はメモリセルの平面図、(b)は
(a)のA−B断面図、(c)は(a)のC−D断面図
である。図1の(b)における本実施形態では、浮遊ゲ
ートとなるポリシリコン102はその表面に窒素等酸化
を抑制する不純物導入部分122を有している。この不
純物導入部分122を有しているためポスト酸化におい
て、その部分での酸化剤との反応を抑制する事ことでき
る。次に、図1の(c)に示すように、素子間分離絶縁
間105上のスリット側面107の部分にも酸化を抑制
する不純物導入部分が設けられているため、スリット側
面107のインターポリ絶縁膜層103の酸化を抑制す
る事も可能となる。また、浮遊ゲート102の下部エッ
ジで発生するバーズビーク132は、デバイスの特性上
形成を必要としない場合は、ゲート絶縁膜層101に窒
化膜を使用する事により該バーズビークを防止する事も
できる。
【0019】次に図1に示したメモリセルの製造方法を
図2を用いて説明する。図2の(a)に示すように、メ
モリセル形成部分250及び周辺トランジスタ形成部分
252の双方で、P型シリコン基板200の表面に、通
常の選択酸化法を用いてフィールド酸化膜205を形成
し、P型シリコン基板200の表面に厚さ10nmの熱
酸化膜201を形成した後、5×1019〜4×1020c
mー3のリンが注入された、浮遊ゲートとなるポリシリコ
ン202を200nm堆積する。
【0020】次に、図2の(b)に示すように、レジス
ト210を塗布し、メモリセル形成部分250にストラ
イプ状の開孔溝を形成した後、ポリシリコン202をR
IE等でエッチングする。次に、図2の(c)に示すよ
うに、メモリセル形成部分250及び周辺トランジスタ
形成部分252の双方で、レジスト210を取り除いた
後、ポリシリコン202の表面に酸化を抑制する不純
物、例えば、窒素を注入し、不純物導入部分222を形
成した後、メモリセル形成部分250及び周辺トランジ
スタ形成部分252において、CVD法により16〜2
0nmのインターポリ絶縁膜層203を形成する。ここ
で不純物の注入は、加速エネルギ−を10keV、注入
量1×1019〜5×1020cmー3のイオン注入によって
行う。また、上記酸化抑制不純物は、窒素に限らず。ゲ
ルマニウム(Ge)、ガリウム(Ga)、シリコン(S
i)であってもよい。また、上述では、酸化抑制不純物
である窒素を、浮遊ゲートとなるポリシリコン202の
表面にイオン注入した実施形態を示したが、他の方法に
よって、前記ポリシリコン202に酸化抑制不純物を導
入してもよい。例えば、レジスト210を取り除いた後
に、ポリシリコン202表面を、酸化抑制不純物雰囲気
中(例えば、条件として、800〜1000℃、アンモ
ニア雰囲気中、1.5Torr、30分〜60分)にさ
らしてもよい。これにより、ポリシリコン202の表面
に酸化抑制不純物を導入する事ができる。
【0021】次に、図2の(d)に示すように、メモリ
セル形成部分250をレジスト211で覆った後、周辺
トランジスタ部分252におけるインターポリ絶縁膜2
03と酸化抑制不純物導入部分222を有するポリシリ
コン層202をRIE法及びCDE法により除去する。
【0022】次に、図2の(e)に示すように、レジス
ト211を剥離した後、熱酸化法により、周辺トランジ
スタ形成部分250に第二のゲート絶縁膜209を形成
し、メモリセル形成部分250及び周辺トランジスタ形
成部分252に5×1019〜4×1020cmー3のリンを
注入したポリシリコン204を350nm堆積する。こ
のポリシリコンはメモリセル形成部分250では制御ゲ
ートとして、周辺トランジスタ形成部分252ではゲー
ト電極として機能する。その後、図2の(e)の状態
で、ポリシリコン204の上にレジストを塗布して、リ
ソグラフィー法により、スリットパターンと直角に複数
の平行溝を形成する。その後、メモリセル形成部分25
0において、このレジストをマスクにしてRIE等でポ
リシリコン204、インターポリ絶縁膜層203、浮遊
ゲートとなるポリシリコン202を順次エッチングを行
う。また、周辺トランジスタ形成部分252において、
このレジストをマスクにしてポリシリコン204をエッ
チングし、このレジストを剥離する。この状態でのメモ
リセル側の上面図を図2(f)に示した。また、図2
(f)中のMN断面図を図2(g)に示した。
【0023】次に、図3の(a)は上記の工程後、メモ
リセル形成部分350及び周辺トランジスタ形成部分3
52を含むチップ全体をポスト酸化した後の図2の
(e)におけるIJ及びKL断面図を示している。
【0024】次に、図3の(b)に示すように、メモリ
セル形成部分350及び周辺トランジスタ形成部分35
2において、ソース及びドレインとして使用する拡散層
を形成するため、不純物注入を行う。以上の工程を経る
ことにより不揮発性半導体記憶装置が形成される。本実
施形態においては、浮遊ゲートの上面に酸化を抑制する
物質を導入しているので、従来起きていた浮遊ゲート上
部エッジのバーズビークを抑える事ができる。また、ポ
リシリコン202の表面に酸化抑制不純物を導入した後
に、インターポリ絶縁膜203を堆積する。この一連の
工程において、前者の酸化抑制不純物導入工程において
はイオン注入装置を、後者のインターポリ絶縁膜203
の堆積工程においてはCVD装置を用いる。この場合、
イオン注入装置とCVD装置との二つの装置を使用する
事により、コストの増加につながる。しかし、前者の酸
化抑制不純物導入工程において、イオン注入法を用いる
のではなく、酸化抑制不純物雰囲気中にさらす事にり導
入する方法を用いた場合は、後者のインターポリ絶縁膜
203の堆積工程において使用するCVD装置と同じ装
置を使用できる。この為、低コストな半導体装置を製造
する事ができる。また、浮遊ゲートとなるポリシリコン
202に、窒素等の酸化抑制不純物を、イオン注入法で
導入する場合、ポリシリコン202等に物理的な欠陥が
発生する可能性がある。しかし、上述の酸化抑制不純物
雰囲気中にさらす事により導入する場合、欠陥が発生す
る事はないので、低コストで信頼性の高い半導体装置の
製造が可能となる。
【0025】次に、第二の実施形態を図4に示した。図
4の(a)に示したように、不純物を有する部分422
に加え、更にインターポリ絶縁膜層403の上面に酸化
を抑制する窒素等の不純物が導入されている部分423
を設ける。それらの部分での酸化剤との反応を抑制でき
るので、従来、ポスト酸化後の浮遊ゲートの上部エッジ
及び制御ゲート下部エッジに発生していたバーズビーク
を抑制する事ができる。次に、上記のようなメモリセル
の製造工程を説明する。図2の(e)において、ポリシ
リコン202の上にCVD法により形成されたインター
ポリ絶縁膜層203の表面に窒素を導入する。この工程
を第一の実施形態の製造工程につけ加える事により、図
4の(a)に示す不純物導入部分423及び422の双
方を有するメモリセルの製造が可能となる。また、上記
酸化抑制不純物は、窒素に限らず。ゲルマニウム(G
e)、ガリウム(Ga)、シリコン(Si)であっても
よい。また、インターポリ絶縁膜403又は浮遊ゲート
となるポリシリコン422の表面への酸化抑制不純物の
導入方法は、イオン注入法以外に、前述した酸化抑制不
純物雰囲気中に同じ条件で、さらす事により導入しても
よい。
【0026】また、不純物導入部分423と422(図
4の(a)参照)の双方が存在する必要はなく、不純物
導入部分423のみ存在していても良い(図4の(b)
参照)。
【0027】また、本実施形態では、インターポリ絶縁
膜層としてCVD膜(単層)を用いたが、酸化膜ー窒化
膜ー酸化膜の三層構造からなるONO等の多層膜を用い
ても良い。また、その場合、第二の実施形態ではONO
の最も上の酸化膜表面(トップ酸化膜)を窒化する事に
なる。以上、第一及び第二の実施形態を説明したが、こ
の様な製造方法を用いて形成した不揮発性半導体記憶装
置では、高速に書き込み及び消去を行う事が可能とな
り、個々の不揮発性半導体装置の書き込み及び消去特性
のばらつきを抑える事が出来る。また、前述と同様に、
酸化抑制不純物雰囲気中にさらす事により、酸化抑制不
純物をインターポリ絶縁膜403及び浮遊ゲートとなる
ポリシリコン422に導入する場合も、インターポリ絶
縁膜403を形成する際に使用するCVD装置と同じも
のを使用する事ができるので、低コストで半導体装置を
製造する事ができる。また、かかる方法をで酸化抑制不
純物を導入した場合、上述のように、低コストで信頼性
の高い半導体装置の製造が可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、ポスト酸化により形成されるインターポリ絶縁膜上
部及び下部のバーズビークの形成を抑制する事ができ
る。その結果、インターポリ絶縁膜の容量低下を防ぐ事
が出来るので、メモリセルの書き込み及び消去特性の劣
化と個々のメモリセルの書き込み及び消去特性のバラツ
キを抑えられた不揮発性半導体記憶装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造されたメモリセル
の第一の実施形態図。
【図2】第一の実施形態図に示されるメモリセルの製造
工程図。
【図3】第一の実施形態図に示されるメモリセルの製造
工程図。
【図4】本発明の製造方法により製造されるメモリセル
の第二の実施形態図。
【図5】従来のメモリセルの平面図及び断面図。
【図6】従来のメモリセル及び周辺トランジスタの製造
工程図。
【図7】従来のメモリセル及び周辺トランジスタの製造
工程図。
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600、7
00 基板 101、201、301、401、501、601、7
01 第一のゲート絶縁膜層 102、202、302、402、502、602、7
02 浮遊ゲート 103、203、303、403、503、603、7
03 インターポリ絶縁膜層 104、204、304、404、504、604、7
04 制御ゲート 105、205、505、605 フィールド酸化膜 210、211、610、611 レジスト 107、507、607、707 スリット側面 530、730 浮遊ゲートに形成されたバーズビーク 531、731 制御ゲートに形成されたバーズビーク 150 積層部分 250、350、650、750 メモリセル形成部分 252、352、652、752 周辺トランジスタ形
成部分 780 絶縁膜層 390、790 メモリセルの拡散層 391、791 周辺トランジスタの拡散層 122、222、422、423 不純物導入部分 735 周辺トランジスタに形成されたバーズビーク 741 周辺トランジスタのゲート電極 132、732 浮遊ゲート下部エッジのバーズビーク 209、609 第二のゲート絶縁膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不揮発性半導体記憶装置において、半導体
    基板上に形成されたゲート絶縁膜層と、前記ゲート絶縁
    膜層上に形成された導電性の浮遊ゲートと、前記浮遊ゲ
    ートの上に形成されたインターポリ絶縁膜層と、前記イ
    ンターポリ絶縁膜層上に設けられた導電性の制御ゲート
    と、ソース及びドレインとして使用する拡散層とを備え
    かつ、前記浮遊ゲートの上面に酸化抑制不純物を有する
    事を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】インターポリ絶縁膜層の上面に酸化抑制不
    純物を有している事を特徴とする請求項1記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】酸化抑制物質が窒素であることを特徴とす
    る請求項1及び請求項2記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】不揮発性半導体記憶装置において、半導体
    基板上にゲート絶縁膜層を設けその上に導伝性の浮遊ゲ
    ートを形成する工程と、前記浮遊ゲートの上面に酸化抑
    制物質を導入する工程と、前記浮遊ゲートの上面にイン
    ターポリ絶縁膜層を形成する工程と、前記インターポリ
    絶縁膜層の上に導電性の制御ゲートを形成する工程とを
    具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】インターポリ絶縁膜層の上面に酸化抑制物
    質を導入する工程を具備することを特徴とする請求項4
    記載の半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】酸化抑制物質導入工程を窒素のイオン注入
    により行うことを特徴とする請求項4及び請求項5記載
    の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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