JPH11194072A - ギヤ騒音検査装置 - Google Patents

ギヤ騒音検査装置

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JPH11194072A
JPH11194072A JP9367883A JP36788397A JPH11194072A JP H11194072 A JPH11194072 A JP H11194072A JP 9367883 A JP9367883 A JP 9367883A JP 36788397 A JP36788397 A JP 36788397A JP H11194072 A JPH11194072 A JP H11194072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ギヤ騒音検査装置を種々なワークに共通使用で
きるようにする。 【解決手段】 振動センサーユニット1と、この検出結
果が出力される本体制御部2と、その判定結果を表示す
るシグナルポール3を備え、振動センサーユニット1を
本体制御部2と分離させる。振動センサーユニット1は
近接スイッチ5と振動センサー6を一体化し、磁石7に
よりワーク8のステー9へ着脱自在に取付ける。振動セ
ンサー6はワーク8の振動に対応した電圧が変化する検
出信号を出力する。本体制御部2はワークセンサー1
0、ワークタイマー11、判定手段12、遅延タイマー
13、制御手段15を備え、判定手段12は振動センサ
ー6の検出信号が所定レベルより大きいとNG信号を制
御手段15へ出力し、所定レベル以下のときは信号を出
力しない。シグナルポール3は判定結果等を表示するた
めの表示部であり、ワークセット後の検査開始前及びN
G判定時に点灯するNGランプ16とブザー18、検査
開始及びOK判定時に点灯するスタートランプ17を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はギヤ機構における
ギヤ騒音を振動センサーにより検出し、その検出結果に
基づいて判定手段により異常有無を判定するようにした
ギヤ騒音検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−136407号には、デファ
レンシャルケースをワーク台へ取付け、上方から昇降シ
リンダに支持されたクランプ台を下降させ、このクラン
プ台と一体になっているクランパによりワークを位置決
め固定するとともに、クランパ内に組み込まれた振動セ
ンサーにより、ギヤ打音等を検出するギヤ騒音検査装置
が示されている。
【0003】なお、検査対象となるギヤ騒音は、特定の
歯部における噛み合い時に発生する断続的なギヤ打音
や、噛み合い時に連続的に発生するセリ音等があり、こ
れらのギヤ騒音の発生と同時にギヤ機構に振動が発生
し、この振動とギヤ騒音の大きさに相関関係があるた
め、振動センサによって振動の大きさを検出し、検出値
が所定レベル以上のとき異常振動と判断して抜き取るよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の場合は、
振動検出部である振動センサーを組み込んだクランプ台
はワーク専用に設計されるため、ワークが異なる毎にク
ランパが異なり、その結果、振動検出部を作成し直すこ
とになる。このため、種々なワークに対して振動センサ
ーを共通使用できる汎用性のあるギヤ騒音検査装置が求
められている。
【0005】そのうえ、振動センサーがクランパ内蔵の
ため、測定位置が固定され、必要に応じて測定位置を変
化させることができず、このため測定の自由度が制約さ
れる。さらに、振動センサーが検出する振動は、ワーク
の振動そのものでなく、クランパを介して間接的なもの
となるため、多少とも変質されたものとなる。したがっ
て、ワークの振動そのものを直接検出することも望まれ
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願のギヤ騒音検査装置に係る第1の発明は、ギヤ
機構におけるギヤ騒音を振動センサーにより検出し、そ
の検出結果に基づいて判定手段により異常有無を判定す
るようにしたギヤ騒音検査装置において、前記振動セン
サーを、前記判定手段が設けられた装置本体部と分離さ
せるとともに、この振動センサーを取付手段によりワー
クへ直接着脱自在に取付けるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】第2の発明は上記第1の発明において、振
動センサーを近接スイッチと一体の振動センサーユニッ
トとしたことを特徴とする。このとき、近接スイッチが
ONした後所定時間経過後に振動を計測開始する遅延タ
イマーを設けてノイズの計測を回避するようにもでき
る。
【0008】第3の発明は上記第1の発明において、取
付手段が磁石又はクリップであることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】第1の発明によれば、振動センサーを装
置本体部と分離して取付手段によりワークへ直接着脱自
在に取付けることができるため、ワークが異なる毎に専
用の振動検出部を作成し直すような必要がなく、種々な
ワークに対して共通使用できるため汎用性が得られる。
【0010】そのうえ、ワークの真に測定必要な位置へ
随時に取付できるから、必要に応じて測定位置を変化さ
せることができるため測定の自由度が大きくなる。さら
に、振動センサーはワークの振動そのものを直接検出で
きるから、より正確な判定が可能になる。
【0011】第2の発明によれば、振動センサーを近接
スイッチと一体の振動センサーユニットとしたので、振
動センサーユニットをワークへ取付ると近接スイッチが
ONになり、その後自動的にワークのギヤ騒音を検出す
ることができる。
【0012】第3の発明によれば、取付手段を磁石又は
クリップとすることにより、簡単な構造で振動センサー
をワークへ着脱自在かつ容易に取付できる。このとき、
ワークが鉄製等強磁性体であれば磁石を使用でき、非磁
性体であればクリップを使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本願発明の
一実施例を説明する。図1は実施例装置のブロック図、
図2は判定方法の説明図、図3はレベル設定治具の概略
図、図4は装置全体のシーケンス図、図5は検査方法の
フローチャートである。
【0014】図1において、このギヤ騒音検査装置は、
図示省略のワーク台及びワークのギヤ機構を駆動させる
ためのギヤ駆動手段で構成された装置本体部と、ギヤ駆
動時におけるギヤ騒音を検出・判定する検査部を備える
とともに、検査部は、振動センサーユニット1と、この
検出結果に基づいてギヤ騒音のレベルを判定する本体制
御部2と、その判定結果を表示するシグナルポール3を
備える。
【0015】なお、検査部は、振動センサーユニット1
を除き装置本体部に対して一体又は別体のいずれであっ
てもよい。さらに、シグナルポール3は装置本体部又は
本体制御部2のいずれかと一体もしくはこれらのいずれ
とも別体になっていてもよい。
【0016】この振動センサーユニット1は、装置本体
部及び本体制御部2のいずれとも別体に構成され、かつ
本体制御部2と電線を介して電気的に接続するだけであ
り、本体制御部2と分離されているので、電線の長さの
範囲で任意の取付場所へ自由に移動させることができ
る。
【0017】なお、検出信号の伝送手段を電線に代えて
無線や赤外線等のコードレス形式にすれば、振動センサ
ーユニット1の取付範囲がさらに拡大し、取付の自由度
を大きくできる。
【0018】前記振動センサーユニット1は、共通プレ
ート4に取付けられた近接スイッチ5と振動センサー6
を備え、振動センサー6には本願発明の取付手段の一例
である磁石7が一体化され、この磁石7によりワーク8
から一体に突出しているステー9へ着脱自在に取付けら
れている。
【0019】近接スイッチ5は磁石7をステー9へ取付
けることにより、先端検出部がステー9へ所定距離以上
近接したときONとなり、これにより振動センサーユニ
ット1のワーク8に対するセット状態を検出するように
なっている。
【0020】振動センサー6は圧電体で構成され、ワー
ク8に内蔵されたギヤ機構が回転駆動されるときのステ
ー9へ伝わる振動に応じて内部の圧電体が振動して電圧
を発生することにより、これを検出信号として出力する
公知のものである。
【0021】本実施例におけるワーク8は車両のミッシ
ョンであり、内部に後述するギヤ機構を備えたアルミ合
金のケースを有し、ワーク台へセットされ、モータ等の
駆動手段によりギヤ機構を駆動する。ステー9は鉄等の
強磁性体である。
【0022】本体制御部2は、ワークセンサー10、ワ
ークタイマー11、判定手段12、遅延タイマー13及
び制御手段15を備えるとともに、その判定結果等の表
示部であるシグナルポール3は、NGランプ16、スタ
ートランプ17及びブザー18を備え、NGランプ16
及びブザー18は主に異常判定(NG)時に点灯又は鳴
動し、スタートランプ17は主に正常判定(OK)時に
点灯するようになっている。
【0023】ワークセンサー10は光電管で構成され、
ワーク8をワーク台にセットするとこれを光電管で検知
してONになり、検出信号をワークタイマー11へ出力
する。ワークタイマー11はワークセンサー10の検出
信号が入力されると、約90〜120秒後に判定手段1
2をONし、同時にNGランプ16を点灯させ、振動セ
ンサーユニット1がワーク8へ取付られることにより近
接スイッチ5がONになると消灯する。
【0024】判定手段12は振動センサー6の検出した
ワーク8の振動に対応する検出信号を増幅するアンプで
あり、かつその検出信号が所定レベルより大きいとNG
信号を制御手段15へ出力し、所定レベル以下のときは
信号を出力しないように構成されている。
【0025】遅延タイマー13は判定手段12による判
定開始を一定時間(約1〜3秒)遅延させるためのもの
であり、遅延時間が経過すると、判定手段12による判
定を開始するとともに、スタートランプ17を点灯させ
る。
【0026】図2はNG信号の出力判定における基準設
定方法を示し、図中のAに示すように、ワーク8内のギ
ヤ機構は、互いに噛み合うメインシャフト20上のメイ
ンギヤ21とカウンタシャフト22上のカウンタギヤ2
3で構成される。
【0027】このギヤ機構が発するギヤ騒音の大きさ
は、前述のようにギヤ機構駆動時におけるワークの振動
に置き換えることができ、この振動の大きさは振動セン
サー6による検出値(電圧V)で知ることができる。
【0028】したがって、異常騒音となる騒音レベルに
対応する電圧を基準値(図中のD,E)に設定すれば、
それ以上のものがNG信号となる。このNGとOKの境
界となるNG信号の基準値は、実験により予め設定され
る。
【0029】また、ギヤ打音を判定する場合は、図中の
Bで示すように所定の基準値Dより大きいものをNG、
それ以下をOKと判断し、複数回転(例えば、5回転)
分計測してそのうち1回でも基準値D以上になればNG
とする。
【0030】セリ音の場合は、図中のCのように1回転
分の検出値につき基準値Eを越えるものがあるとNGと
判定する。
【0031】なお、このようなレベル設定を標準のギヤ
機構を駆動して行うと、設定の度にメインギヤ21とカ
ウンタギヤ23を噛み合わせ駆動することになり、噛み
合わせ部が次第に摩耗することにより振動が変化し、徐
々に精度が低下する。
【0032】このため、レベル設定は、図3に示す振動
マスター治具により行う。この治具は、ベース25上に
鉄板等の振動板26を片持ち支持し、振動板26のベー
ス25上方位置に振動センサーユニット1を取付けると
ともに、振動板26の自由端側で所定高さH上方から標
準質量27を落として発生する振動板26の振動を測定
し、これを基準値D又はEとする。符号28は標準質量
27を予め一時的に保持しておくホルダである。
【0033】図4は本検査装置のシーケンス図であり、
AC100Vの母線30は電源スイッチ31で開閉され
るとともに、変換器32を介してDC24Vの母線33
と接続している。母線30には振動センサーユニットの
振動センサー6と本体制御部が接続され、母線33には
振動センサーユニットの近接スイッチ5及びシグナルポ
ール3が接続され、かつ電源スイッチ31のONで点灯
する電源ランプ34が設けられている。
【0034】本体制御部はリレー回路で構成され、ワー
クセンサー10がONのとき、ブレーク接点T3、同様
のブレーク接点を有するリセットボタンPBを介してス
タートリレーRL1を作動する。
【0035】スタートリレーRL1が作動すると、メイ
ク接点RL1が閉じて、ワークセンサー10を自己保持
し、かつワークタイマーT1をスタートさせ、同時にシ
グナルポール3のNGランプ16を点灯させかつブザー
18を鳴らす。
【0036】なお、シグナルポール3は、メイク接点T
1が閉じてかつブレーク接点RL2が閉じているとき又
はメイク接点RL3が閉じるときNGランプ16を点灯
してかつブザー18を鳴らし、メイク接点T2が閉じて
いるときスタートランプ17を点灯するようになってい
る。
【0037】したがって、近接スイッチ5がONすると
それ以降は、後述する近接スイッチリレーRL2が作動
してブレーク接点RL2が開くまで、NGランプ16の
点灯及びブザー18の鳴動が継続する。
【0038】近接スイッチ5はONにより近接スイッチ
リレーRL2を作動させ、これにより、メイク接点RL
1と直列のメイク接点RL2が閉じて遅延タイマーT2
をスタートさせ、同時にメイク接点T1と直列のブレー
ク接点RL2を開いて、NGランプ16を消灯させ、か
つブザー18を停止させる。
【0039】遅延タイマーT2の遅延時間が経過する
と、振動センサー6へ直列に接続するメイク接点T2を
閉じて振動センサー6をスタンバイさせ、同時に他のメ
イク接点T2を閉じて、ブレーク接点RL3を介して検
査タイマーT3をスタートさせるとともにスタートラン
プ17を点灯させる。
【0040】検査タイマーT3は前記判定法方で説明し
たように、必要な回転数分の計測が可能なようにタイマ
ー時間を任意に設定でき、設定時間の間振動センサー6
によるNG信号の入力を待ち受けする。
【0041】そこで、この間に振動センサー6へNG信
号が入力されると、振動センサー6がONになり、ブレ
ーク接点を有するリセットボタンPBを介して振動セン
サーリレーRL3を作動させる。
【0042】検査リレーRL3が作動すると、メイク接
点RL3が閉じて振動センサー6をONに自己保持する
とともに、シグナルポール3のNGランプ16を点灯さ
せかつブザー18を鳴らす。同時に、検査タイマーT3
に接続するブレーク接点RL3を開き、検査タイマーT
3を停止させる。
【0043】この状態はリセットされるまで継続し、リ
セットボタンPBを押して接点を開くと、スタートリレ
ーRL1及び検査リレーRL3が不作動になり、その結
果、閉じていたメイク接点RL1が開いてワークセンサ
ー10の自己保持を解き、かつワークタイマーT1及び
遅延タイマーT2を解除する。
【0044】遅延タイマーT2の解除によって閉じてい
たメイク接点T2が開き、振動センサー6をOFFにし
かつ検査タイマーT3を解除し、さらにスタートランプ
17を消す。
【0045】これと同時に閉じていたメイク接点RL3
が開いて振動センサー6の自己保持を解き、さらにNG
ランプ16を消灯させ、かつブザー18を停止させ、全
体がリセットされる。
【0046】一方、検査タイマーT3のタイムアップま
でに振動センサー6へNG信号が入力されなければ、タ
イムアップとともにリセットがかかる。すなわちまず、
ワークセンサー10と直列のブレーク接点T3を開いて
スタートリレーRL1を不作動にする。
【0047】スタートリレーRL1が不作動になると、
閉じていたメイク接点RL1が開いてワークセンサー1
0の自己保持を解き、ワークタイマーT1及び遅延タイ
マーT2を解除し、その結果、閉じていたメイク接点T
2が開いてスタートランプ17を消灯する。
【0048】次に、図5のフローチャートに基づいて検
査法方を説明する。まず、電源をONにしてワークセン
サー10をスタンバイさせ(S1)、ワーク8をワーク
台へセットすると(S2)、これをワークセンサー10
の光電管が検知してONとなる(S3)。
【0049】これにより、ワークタイマーT1がスター
ト(S4)し、その後所定時間経過すると、NGランプ
16を点灯させかつブザー18を鳴らして振動センサー
ユニット1のセットを促し(S5)、この状態を振動セ
ンサーユニット1のセットまで継続する。
【0050】このようにワークタイマーT1を設定する
のはワーク8のセット後、検査開始までのタイムラグを
考慮したものであり、振動センサーユニット1のセット
へ余裕を持って移行できるようにするためである。
【0051】その後、振動センサーユニット1がセット
されると(S6)、近接スイッチ5がONになり(S
7)、NGランプ16を消灯させかつブザー18を停止
する(S8)とともに、遅延タイマーT2がスタートす
る(S9)。
【0052】遅延タイマーT2は、近接スイッチ5のO
Nで直ちに検査開始とした場合に、ギヤ機構の回転が不
安定等の原因で発生するノイズを入力しないようにする
ために用いられ、所定の遅延時間経過後、検査開始とな
り、検査タイマーT3がスタートして(S10)、同時
にスタートランプ17が点灯し(S11)、以後所定時
間内で判定がおこなわれる(S12)。
【0053】この判定結果がOKの場合は、検査タイマ
ーT3のタイムアップまで判定を継続し(S13)、タ
イムアップと同時にスタートランプ17を消灯する(S
14)。この間にNGランプ16の点灯及びブザー18
の鳴動がないので、検査はOKと判断でき、これにより
検査を完了する(S15)。
【0054】一方、S12において判定がNGになれ
ば、NGランプ16の点灯及びブザー18の鳴動が生じ
るので(S16)、直ちにリセットボタンPBを押して
リセットし(S17)、その後、ワーク8にNGスタン
プを押し(S18)、このワーク8を抜き取る(S1
9)ことにより、完了となる(S20)。
【0055】このように、本実施例の装置によれば、振
動センサーユニット1を本体制御部2と分離するととも
に、ワーク8へ直接着脱自在に取付けることができるた
め、ワーク8が異なってもその都度専用の振動センサー
ユニット1を作成し直す必要がなく、種々なワークに対
して共通使用できるため汎用性が得られる。
【0056】そのうえ、ワーク8の真に測定必要な位置
へ随時に取付できるから、必要に応じて測定位置を変化
させることができるようになり、測定の自由度が大きく
なる。さらに、振動センサーユニット1はワーク8の振
動そのものを直接検出できるから、より正確な判定が可
能になる。
【0057】しかも、振動センサー6を近接スイッチ5
と一体の振動センサーユニット1としたので、振動セン
サーユニット1をワーク8へ取付け、近接スイッチ5が
ONになるとその後自動的にワーク8のギヤ騒音を検査
することができる。
【0058】そのうえ、取付手段を磁石7にすることに
より、簡単な構造で振動センサー6をワーク8の強磁性
体であるステー9へ着脱自在かつ容易に取付できる。
【0059】図6は他の使用例を示す図であり、振動セ
ンサー6に設けた磁石7を利用して、自動車のボンネッ
ト40や床下41等の鉄部へ取付けて内部のギヤ騒音を
検査するものであり、大型の完成車両に対しても容易か
つ迅速に検査可能であり、特別の大型かつ高価なワーク
台を形成する必要もなくなる。
【0060】図7は振動センサー6に手で握るようにな
っているクリップ50を一体化した例であり、51はハ
ンドル、52はリターンスプリング、53は支点軸、5
4は挟み部である。
【0061】この挟み部54でワークの検査部近傍を挟
めば容易にワークへ取付けることができ、特に、ワーク
全体又はその取付部分がプラスチック等の非磁性体であ
る場合でも取付可能になるから好都合である。
【0062】なお、本願発明は上記実施例に限定され
ず、種々に変形可能であり、例えば、このようなギヤ騒
音を検査する対象ワークはギヤ機構を内蔵するものなら
ば可能であり、他に車両用のデフ装置等がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例装置のブロック図
【図2】 判定方法の説明図
【図3】 レベル設定治具の概略図
【図4】 装置全体のシーケンス図
【図5】 検査方法のフローチャート
【図6】 他の使用例を示す概略図
【図7】 別実施例の概略図
【符号の説明】
1:振動センサーユニット、2:本体制御部、3:シグ
ナルポール、5:近接スイッチ、6:振動センサー、
7:磁石、8:ワーク、9:ステー、10:ワークセン
サー、11:ワークタイマー、12:判定手段、13:
遅延タイマー、15:制御手段、16:NGランプ、1
7:スタートランプ、18:ブザー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギヤ機構に発生するギヤ騒音を振動センサ
    ーにより検出し、その検出結果に基づいて判定手段によ
    り異常有無を判定するようにしたギヤ騒音検査装置にお
    いて、前記振動センサーを、前記判定手段が設けられた
    装置本体部と分離させるとともに、この振動センサーを
    取付手段によりワークへ直接着脱自在に取付けるように
    したことを特徴とするギヤ騒音検査装置。
  2. 【請求項2】振動センサーを近接スイッチと一体の振動
    センサーユニットとしたことを特徴とする請求項1に記
    載したギヤ騒音検査装置。
  3. 【請求項3】近接スイッチがONになってから、所定時
    間経過後にギヤ騒音の判定を開始するための遅延タイマ
    ーを設けたことを特徴とする請求項2に記載したギヤ騒
    音検査装置。
  4. 【請求項4】前記取付手段が磁石であることを特徴とす
    る請求項1に記載したギヤ騒音検査装置。
  5. 【請求項5】前記取付手段が振動センサーと一体でかつ
    前記装置本体部と別体であるとともにワークに対してそ
    の一部へ挟んで取付けられるクリップであることを特徴
    とする請求項1に記載したギヤ騒音検査装置。
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