JP2002296129A - ベルト張力計測装置 - Google Patents

ベルト張力計測装置

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JP2002296129A
JP2002296129A JP2001100207A JP2001100207A JP2002296129A JP 2002296129 A JP2002296129 A JP 2002296129A JP 2001100207 A JP2001100207 A JP 2001100207A JP 2001100207 A JP2001100207 A JP 2001100207A JP 2002296129 A JP2002296129 A JP 2002296129A
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JP
Japan
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belt
pressing
tension
switch
display
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JP2001100207A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kamamatsu
靖 鎌松
Kazuhiko Iho
和彦 伊保
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 張力計測のための操作が簡単で、しかも正確
な計測結果を得ることができるベルト張力計測装置を提
供する。 【解決手段】 押付けロッド6に対して移動可能な押付
けガイド7からVベルト16などの被押圧体の押込み寸
法に対応する所定距離離れた位置にスイッチ支持部材8
を取り付け、押付けロッド6から押圧力を加えて押付け
ガイド7とスイッチ支持部材8が密着してマイクロスイ
ッチ9を動作させ、このマイクロスイッチ9の動作信号
をマイコン2Dに入力し、表示部5Aの数値の変化を止
めると共に、この値がVベルト16Bを所定寸法押込ん
だときの張力の値としてメモリ2Fに記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達装置にお
けるVベルトなどの張力を計測するベルト張力計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるベルト張力計測装置は、実
開平2−27540号公報に記載されているように、V
ベルトの張り具合を測定するVベルトテンションゲージ
として、ばね秤と、このばね秤の一端に連結して変位値
を示す目盛りを表示した荷重伝達棒と、この荷重伝達棒
に移動可能に嵌合されて荷重伝達棒に添って移動可能か
つ任意の位置で静止可能に形成した弾発性をもった変位
表示板とから構成されたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベルト張力計測装置においては、テンション測定時、荷
重伝達棒でVベルトに荷重を加えながらその変位量、す
なわち、変位表示板の位置を目盛りにて読み取ると共
に、ばね秤の荷重値をも読み取ることが必要となる。従
って、Vベルトに荷重を加えながら、加えた荷重値およ
び荷重が加えられているVベルトの変位量の両方を同時
に目視確認しなければならず、テンション測定が煩雑と
なるばかりでなく、離れている場所に位置している2つ
の目盛りを目視確認することになるため、見誤りや見る
方向の違いによって変位表示板の示す位置が変化して正
確な値を読み取ることを難しくしていた。
【0004】本発明の目的は、張力計測のための操作が
簡単で、しかも正確な計測結果を得ることができるベル
ト張力計測装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ベルトを所定距離押込んだときの押圧力よ
り上記ベルトの張力を検出部で求め、これを表示器に表
示するようにしたベルト張力計測装置において、上記ベ
ルトに押付け力を加えるための押付けロッドと、この押
付けロッドに位置調整可能に取り付けたスイッチ支持部
材と、上記ベルトを所定距離押込んだ状態を検出する検
出手段と、この検出手段による検出があったときの上記
表示器の表示を保持する保持手段とを備えたことを特徴
とする。
【0006】本発明によるベルト張力計測装置は、ベル
トに押付けロッドを当接した後、徐々に押付け力を加え
ていくと、そのベルトは押されて変位し検出手段が所定
距離押込んだ状態を検出し、保持手段によりこのときの
押付け力から求められた張力を表示器に保持するので、
徐々に押付け力を加えていくだけでベルト張力を計測す
ることができ、張力計測を簡単に行なうことができ、し
かも計測結果は正確である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施の形態によるベル
ト張力計測装置を示す側面図である。
【0009】握り部3Aを有する本体3内には、詳細を
後述する押付力検出部1および張力変換部2を内蔵して
おり、この張力変換部2にケーブル4を介してベルト張
力を数値で示す表示部5Aを有する表示器5が接続され
ている。本体3の下部には、Vベルトに押付け荷重を加
える断面円形の押付けロッド6が設けられており、この
押付けロッド6には移動自在に緩く嵌合した円盤状の押
付けガイド7が取り付けられ、その先端部には要部拡大
図である図2に示すように押付けガイド7の脱落を防止
する抜上め6Aが設けられている。押付けロッド6の中
間部には、押付けガイド7と同程度の直径を有すると共
に中心部に押付けロッド6を挿入する孔を有する円盤状
のスイッチ支持部材8が移動可能に嵌合されている。こ
のスイッチ支持部材8は、図2に示すように押付けロッ
ド6に対する位置を固定する固定ボルト8Aと、スイッ
チ支持部材8の切徐部分にビス9Aにより固定したマイ
クロスイッチ9とを備えている。このマイクロスイッチ
9は、スイッチ支持部材8に押付けガイド7が密着した
とき動作するようにスイッチ支持部材8に取り付けられ
ている。
【0010】図3は、図1に示した握り部3Aの断面図
である。
【0011】本体3における握り部3A内には検出部1
が構成されている。握り部3A内に片持ち支持した板ば
ね1Aが設けられ、この板ばね1Aの自由端下部にナッ
ト1Bによりボール1Cを取り付けており、このボール
1Cは上述した押付けロッド6の上端面に点接触するよ
うに配置されている。板ばね1Aの中間部には、押付け
ロッド6によりVベルトに加えられた押圧力を検出して
その押圧力を電気信号に変換して出力する歪ゲージ等の
押圧力検出手段1Dが貼り付けられている。また、同図
に示すように押付けロッド6は、本体3に固定した黄銅
製の案内ブッシュ3B内に長手方向および回転方向に移
動可能に配置され、この押付けロッド6の上端部には、
本体3からの脱落を防止するつば部6Bが一体的に形成
されている。
【0012】従って、握り部3Aを握って押付けロッド
6をその下方に位置するVベルトに向かって押付ける
と、押付けロッド6の上端部ではボール1Cを介して板
ばね1Aが擦むことになり、この板ばね1Aの撓み量を
押圧力検出手段1Dが検出し、その撓み量に応じた信号
を出力するようにしている。
【0013】図4は、本体3内に構成した張力変換部2
の回路図である。
【0014】張力変換部2は、検出部1における押圧力
検出手段1Dから出力される電圧を増幅する増幅回路2
Aと、この増幅回路2Aで増幅した信号からノイズ成分
を除去するフィルタ回路2Bと、ディジタル信号に変換
するAD変換器2Cと、このAD変換器2Cからのディ
ジタル信号のパルス数から押圧力値を換算して表示器5
に表示信号を出力するマイクロコンピュータ(以下単に
マイコンという)2Dとを有して構成している。制御基
板上に構成したマイコン2Dは、I/Oポート2E、メ
モリ2FおよびCPU2Gとを有しており、これら間を
バス2Hで接続している。
【0015】マイコン2Dは、AD変換器2Cの出力に
より押圧力値を算出し、この押圧力値は押付けロッド6
に加わる押圧力の変化に対応して連続して順次変換され
るようにしており、この変換された押圧力値が表示器5
に逐次表示されるように構成している。また、図1に示
したマイクロスイッチ9からの動作信号がI/Oポート
2Eを介してマイコン2D内に取り込まれると、表示器
5の表示部5Aに表示される値の変化が停止されてその
ときの値が保持され、この値がVベルト16に加えられ
た押圧力値、つまりVベルト16の張力としてメモリ2
Fに記憶するように保持手段を構成している。握り部3
Aおよび表示器5には、それぞれクリア釦10が取り付
けられ、これらの何れか一方のクリア釦10が押される
と、表示器5の表示部に表示されている張力値の表示が
消えると共に、その値がメモリ2Fから消去されるよう
にしている。
【0016】図7は、本発明の一実施の形態によるベル
ト張力計測装置を適用する乗客コンベア駆動装置の斜視
図である。
【0017】乗客コンベア駆動装置は、ギヤボックス1
1と、このギアボックス11に取り付けたベースに移動
可能に支持したモータ12と、このモータ12の出力軸
に固定したプーリ13と、ギアボックス11内に納めた
図示しない減速歯車列と、減速歯車列の入力軸に固定し
たプーリ14および出力軸に固定したスプロケット15
と、両プーリ13,14間に掛けた3本のVベルト16
と、回転部の本発明がカバー17等によって構成されて
いる。
【0018】次に、上述した張力測定装置による測定作
業について説明する。
【0019】先ず、図2に示した固定ボルト8Aを緩
め、図5に示すように押付けガイド7の上面7Aとスイ
ッチ支持部材8の下面8Bとの距離tを、ベルト張力測
定時にVベルト16を押し込むべき所定寸法と一致する
ように位置調整し、この調整後に再び固定ボルト8Aを
締め付ける。上述したようにマイクロスイッチ9は、押
付けガイド7の上面7Aとスイッチ支持部材8の下面8
Bとの密着したとき動作するようにスイッチ支持部材8
に取り付けられており、距離tに相当するベルト張力を
検出する検出手段を構成している。
【0020】次に、クリア釦10を押した後、押付けガ
イド7を三本のVベルト16全体に当接させると共に、
押付けロッド6が測定しようとしているVベルト16、
例えば真中のVベルト16Bに当接させた後、徐々に押
付け力を加えていく。すると、Vベルト16Bは押付け
ロッド6に押されて下方に変位し、一方、押付けガイド
7は残りのVベルト16A,16Cにより下降するのを
阻止され、Vベルト16A,16Cに当接したままとな
り、図6に示すようにVベルト16Bの下方への変位と
共にスイッチ支持部材8との距離が徐々に小さくなって
いく。
【0021】このように押付けロッド6によりVベルト
16Bを押付けると、そのときの押付け力に応じて図3
に示した板ばね1Aが撓んで、押圧力検出手段1Dから
押付け力の大きさに応じた信号が出力され、この出力信
号が図4に示した増幅器2Aで増幅され、フィルタ回路
2BおよびA/D変換回路2Cを介してマイコン2Dに
入力されて処理され、ケーブル4を介して表示器5に送
られた押圧力値を表示部5Aに逐次表示する。
【0022】その後、さらに押付けロッド6から押圧力
を加えると、押付けガイド7の上面7Aとスイッチ支持
部材8の下面8Bとが図6に示すように密着し、マイク
ロスイッチ9が動作し、検出手段によりベルト張力測定
時にVベルト16Bを押し込むべき所定寸法を検出す
る。このマイクロスイッチ9の動作信号がマイコン2D
に入力されると、保持手段が作動して表示部5Aの数値
の変化が止まると共に、この値がVベルト16Bを所定
寸法押込んだときの張力の値としてメモリ2Fに記憶さ
れる。
【0023】従って、張力測定時、従来のようにVベル
トに荷重を加えながら、加えた荷重値および荷重が加え
られているVベルトの変位量の両方を同時に目視確認す
る作業はなくなり、見誤りや読み取り誤差がない。経験
のない作業者であっても、押付けロッド6からVベルト
に押圧力を加えて行くだけでよいから、張力計測のため
の操作が簡単で、しかも正確な計測結果を得ることがで
きる。
【0024】尚、上述した実施の形態では、本体3と表
示器5を別体に構成してケーブル4で接続したが、本体
3に表示器を一体的に組み込んでもよい。また、押付け
ロッド6にスイッチ支持部材8と押付けガイド7を取り
付け、押付けガイド7とスイッチ支持部材8との距離t
をベルト張力測定時にVベルト16などの被押圧体を押
し込むべき所定寸法と一致するように位置調整し、この
距離tに対応する押圧力をマイクロスイッチ9の動作に
よって検出するようにしたが、被押圧体を押し込むべき
所定寸法を他の構成の検出手段によって構成しても良
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるベルト
張力計測装置は、ベルトの押込み寸法が所定寸法に到達
したのを検出手段で検出し、この検出手段による検出が
あったときに連動して表示器の表示数値を保持手段で保
持するようにしたため、張力を測定しようとしている被
押圧体に押付けロッドを押付けていくだけで、被押圧体
の張力を簡単かつ正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるベルト張力計測装
置の側面図である。
【図2】図1に示したベルト張力計測装置の要部の斜視
図である。
【図3】図1に示したベルト張力計測装置の検出部の拡
大断面図である。
【図4】図1に示したベルト張力計測装置の張力変換部
のブロック図である。
【図5】図1に示したベルト張力計測装置による張力測
定時の初期状態を示す要部拡大図である。
【図6】図1に示したベルト張力計測装置による張力測
定時の終期状態を示す要部拡大図である。
【図7】図1に示したベルト張力計測装置を使用する乗
客コンベア用動力伝達装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 検出部 2 張力変換部 3 本体 5 表示器 6 押付けロッド 7 押付けガイド 8 スイッチ支持部材 9 マイクロスイッチ 10 クリア釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F051 AA00 AB06 AB09 CA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトを所定距離押込んだときの押圧力
    より上記ベルトの張力を検出部で求め、これを表示器に
    表示するようにしたベルト張力計測装置において、上記
    ベルトに押付け力を加えるための押付けロッドと、この
    押付けロッドに位置調整可能に取り付けたスイッチ支持
    部材と、上記ベルトを所定距離押込んだ状態を検出する
    検出手段と、この検出手段による検出があったときの上
    記表示器の表示を保持する保持手段とを備えたことを特
    徴とするベルト張力計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記押付
    けロッドの上記スイッチ支持部材の下部に上記押付けロ
    ッドに対して移動可能な押付けガイドを設け、この押付
    けロッドと上記スイッチ支持部材間に上記検出手段であ
    るマイクロスイッチを設けたことを特徴とするベルト張
    力計測装置。
JP2001100207A 2001-03-30 2001-03-30 ベルト張力計測装置 Pending JP2002296129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015019403A1 (ja) * 2013-08-05 2015-02-12 アルインコ株式会社 競技用ネットにおけるネットロープの張力調整方法及び支援装置

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