JPH05296863A - 締め付けトルク検査装置 - Google Patents

締め付けトルク検査装置

Info

Publication number
JPH05296863A
JPH05296863A JP12132892A JP12132892A JPH05296863A JP H05296863 A JPH05296863 A JP H05296863A JP 12132892 A JP12132892 A JP 12132892A JP 12132892 A JP12132892 A JP 12132892A JP H05296863 A JPH05296863 A JP H05296863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
detecting
digital display
detector
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12132892A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Morita
謙 森田
Toru Wakabayashi
徹 若林
Masaru Hisauchi
勝 久内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamura Seisakusho KK
Original Assignee
Nakamura Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakamura Seisakusho KK filed Critical Nakamura Seisakusho KK
Priority to JP12132892A priority Critical patent/JPH05296863A/ja
Publication of JPH05296863A publication Critical patent/JPH05296863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定作業時に操作杆に加わる回動操作力の相
違が測定値に悪影響を与えないようにし、正確な締め付
けトルク値を精度良く測定できるようにする。 【構成】 被測定物1の締め付けトルクをトルク検出器
2で検出する。そしてこの検出器2からの出力をデジタ
ル表示器3でデジタル表示する締め付けトルク検査装置
において、上記被測定物1の回転動作の始動時を検出す
る検出機構5と、この検出機構5からの出力信号を受け
て被測定物1の始動時に対応するトルク値を上記のデジ
タル表示器3に出力するコントローラ6とを備えて形成
する。又上記の検出機構5を、被測定物1に嵌装するソ
ケット状部材5aと、このソケット状部材5aの回転動
作の始動時を検出する検出手段5bとで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、締め付けトルク検査装
置に関し、更に詳しくは被測定物であるボルトやナット
等の締め付けトルクを正確に且つ精度良く測定できるよ
う形成した締め付けトルク検査装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、被測定物の
締め付けトルクがトルク検出器で検出され、この検出器
からの出力がデジタル表示器でデジタル表示されるよう
形成されたものがある(例えば特開昭55ー13788
8号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来品では、測定結果が数字で表示されるため、測定値が
指針で表示される例えばインジケータープレート型トル
クレンチや、ダイヤル型トルクレンチの場合に比べ、測
定値の読取作業を正確に行えるものである。
【0004】而してこの種の測定作業においては、操作
杆に加わる回動操作力が測定者の相違や又測定作業を行
う毎に相違することは避けられないものである。しかる
に従来のこの種装置では、通常、表示される測定値が最
大値(ピーク値)であり、最大値をもって検査トルク値
とされていた。
【0005】従って従来のこの種装置では、測定値の読
取作業は正確に行える反面、測定結果が実際の締め付け
トルク値よりも隔たり易いものであったから、この面で
正確な締め付けトルク値を得られないという問題点があ
った。又従来、被測定物である例えばボルトの締め付け
負荷の状態等によっては最大値が顕著な状態で検出され
ない場合もあった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解消
しようとするものである。従って本発明の技術的課題
は、測定作業時に操作杆に加わる回動操作力の相違が測
定値に及ぼす悪影響を防止できるようにし、正確な締め
付けトルク値を精度良く測定できるよう形成した締め付
けトルク検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような技術的手段を採る。即ち本発
明の装置は、被測定物1の締め付けトルクがトルク検出
器2で検出され、この検出器2からの出力がデジタル表
示器3でデジタル表示される締め付けトルク検査装置に
おいて、上記被測定物1の回転動作の始動時を検出する
検出機構5と、この検出機構5からの出力信号を受けて
被測定物1の始動時に対応するトルク値を上記のデジタ
ル表示器3に出力するコントローラ6とを備え、上記の
検出機構5が被測定物1に嵌装されるソケット状部材5
aと、このソケット状部材5aの回転動作の始動時を検
出する検出手段5bとで形成されたことを特徴とするも
のである。
【0008】この場合本発明では、上記の検出手段5b
は任意であり、例えば圧電センサや光電センサ、或はリ
ードセンサ等が使用されると良い。又本発明の場合上記
のコントローラ6は、ワイヤードロジックで形成される
場合には限られず、マイクロコンピュータ6fを備えプ
ログラム処理方式で形成されるのでも良い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に
従って説明する。1は被測定物としての例えばボルトで
あり、2はこのボルトの締め付けトルクを検出するトル
ク検出器である。このトルク検出器2は、トーションバ
ー2aと、このトーションバー2aの有効径部に貼られ
た歪ゲージ2bとを備えて形成されている。
【0010】3はトルク検出器2からの出力をデジタル
表示するデジタル表示器である。このデジタル表示器3
は、パルスを計数するカウンタや、デコーダ、及び7セ
グメント数字表示素子等を備えて形成されている。尚4
は回動操作杆であり、上記のトルク検出器2はこの操作
杆4の先端部に設けられている。
【0011】5は、被測定物1の回転動作の始動時を検
出する検出機構である。この検出機構5は、被測定物1
に嵌装されるソケット状部材5aと、このソケット状部
材5aの回転動作の始動時を検出する検出手段5bとし
ての圧電センサとで形成されている。上記のソケット状
部材5aは、トーションバー2aと一体化されたヘッド
2cに嵌着自在に形成されている。又5cは、ソケット
状部材5aと一体状に形成された検出杆であり、この検
出杆5cはソケット状部材5aの外周面に基端が固着さ
れて水平状に突き出され、先端が開放状に形成されてい
る。尚上記の検出手段5bとしての圧電センサは、この
検出杆5cの当圧動作で作動するよう配置されるもので
ある。
【0012】6は、検出機構5からの出力信号を受けて
被測定物1の始動時に対応するトルク値を上記のデジタ
ル表示器3に出力するコントローラである。このコント
ローラ6は、この実施例では図2に示される如く形成さ
れている。同図において、6aは歪ゲージ2bからの出
力信号を増幅する増幅器としての歪計である。又6b
は、検出手段5bとしての圧電センサの出力信号を増幅
する増幅器である。6cは、圧電センサからの出力信号
があった時の、歪計6aからの入力電圧を一定時間保持
して出力するサンプルホールド回路である。更に6d
は、このサンプルホールド回路6cからの出力をデジタ
ル量に変換するA/D変換器である。
【0013】次にこの実施例の作用を説明する。先ず上
記のヘッド2cにソケット状部材5aを嵌着し、このソ
ケット状部材5aを被測定物1としての例えばボルトに
嵌挿する。次に測定者は、このボルトが回転しない範囲
で、検出手段5bとしての圧電センサに検出杆5cが接
触するよう回動操作杆4をプレロードさせる。そしてこ
の状態で回動操作杆4に力を加え、例えば増し締め(追
い締め)すると、トーションバー2aの有効径部に被測
定物1の負荷トルクに応じた捻れが生じ、この捻れが歪
ゲージ2bで検出され、歪計6aで増幅される。
【0014】而して検出されたトルク出力は、回動操作
杆4の回動状態に応じて徐々に増加し、通常、図3Aの
グラフに示されるような波形状態を呈する。そしてこの
トルク出力信号は、サンプルホールド回路6cの入力端
子に加えられる。
【0015】次にこの状態でソケット状部材5aが、回
動操作杆4の操作により回転動作すると、検出杆5cが
検出手段5bとしての圧電センサを当圧し、この圧電セ
ンサから検出信号EA(図3A参照)が出力される。そ
してこの圧電センサからの出力信号は、増幅器6bで増
幅されてサンプルホールド回路6cに入力する。
【0016】而してサンプルホールド回路6cでは、こ
の入力信号を受け、その時のトルク出力が保持され、一
定時間後に出力される。そしてこの出力信号は、A/D
変換器6dでデジタル量に変換されデジタル表示器3に
出力される。従ってこれによりソケット状部材5aが始
動した時に対応するトルク量、即ち図3Bに示されるピ
ーク値Tが検査トルク値として上記の表示器3にデジタ
ル表示される。
【0017】以上の処において、上記の検出手段5b
は、本発明の場合上例には限定されず、その他例えば図
4Aに示される如く光電センサや、又同図Bに示される
如くリードセンサ等の非接触センサで形成されるのでも
良い。尚同図において、5dはこれらのセンサを備え、
且つソケット状部材5aを回転自在に収納したハウジン
グである。又5eは、検出杆5cの開放された先端部の
下面に設けられた磁石である。尚検出手段5bは、検出
杆5cの始動を応答性良く検出できるよう、例えば常時
は検出杆5cでオフとされ、検出杆5cが離れるとオン
になり、検出信号を出力するよう形成されると良い。又
本発明では、上記の検出杆5cを省略し、例えば非接触
式センサでソケット状部材5aの動きを直接検出するよ
う構成されるのでも良い。
【0018】又本発明では、上記のコントローラ6の構
成も上例には限られず、その他例えば図5に示される如
く、A/D変換器6dの出力側にゲート回路6eを接続
し、このゲート回路6eでA/D変換器6dからのデジ
タル信号と、検出手段5bの出力信号との論理積をと
り、このゲート回路6eの出力信号がデジタル表示器3
に入力するよう形成されるのでも良い。
【0019】又本発明では、コントローラ6がこのよう
なワイヤードロジックで形成される場合には限られず、
その他図6に示される如くマイクロコンピュータ6fを
備えて形成されるのでも良い。尚本発明装置の場合、上
記のコントローラ6は回動操作杆4内に設けられ、デジ
タル表示器3が回動操作杆4の把手側に配設されると良
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、締め付
けトルク値をデジタル表示する締め付けトルク検査装置
において、被測定物の回転動作の始動時を検出し、この
始動時のタイミングに対応するトルク値を、コントロー
ラでデジタル表示するよう構成されたものである。
【0021】一般に被測定物である例えばボルトが回転
動作を始める瞬間の負荷は、締め付けトルク値に近接し
ているものである。従って被測定物の回転動作の始動時
に対応するトルク値をデジタル表示できる本発明の場合
は、最大値を検査トルク値とする従来品の場合に比べ、
はるかに正確な検査値を得られ、又測定作業時に操作杆
に加わる回動力にばらつきがあってもその影響を受けず
に測定できるから、これを使用すれば測定精度の向上を
図れるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一例を示す使用状態の構成図で
ある。
【図2】コントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】Aはトルク検出器から出力されるトルク値の波
形を示すグラフ、Bはサンプルホールド回路から出力さ
れるトルク値の波形を示すグラフである。
【図4】A、Bとも検出手段の他の実施例を示し、Aは
構成図、Bは要部の拡大図である。
【図5】コントローラの他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図6】コントローラの更に他の実施例を示し、Aはブ
ロック図、Bはそのフローチャートである。
【符号の説明】
1 被測定物 2 トルク検出器 3 デジタル表示器 5 検出機構 5a ソケット状部材 5b 検出手段 6 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の締め付けトルクがトルク検出
    器で検出され、この検出器からの出力がデジタル表示器
    でデジタル表示される締め付けトルク検査装置におい
    て、上記被測定物の回転動作の始動時を検出する検出機
    構と、この検出機構からの出力信号を受けて被測定物の
    始動時に対応するトルク値を上記のデジタル表示器に出
    力するコントローラとを備え、上記の検出機構が被測定
    物に嵌装されるソケット状部材と、このソケット状部材
    の回転動作の始動時を検出する検出手段とで形成された
    ことを特徴とする締め付けトルク検査装置。
JP12132892A 1992-04-15 1992-04-15 締め付けトルク検査装置 Pending JPH05296863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12132892A JPH05296863A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 締め付けトルク検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12132892A JPH05296863A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 締め付けトルク検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05296863A true JPH05296863A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14808538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12132892A Pending JPH05296863A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 締め付けトルク検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05296863A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100680347B1 (ko) * 2005-11-10 2007-02-08 현대자동차주식회사 토크측정기 검사장치
KR101004788B1 (ko) * 2008-06-25 2011-01-04 엘아이지넥스원 주식회사 나사 마찰 계수 측정기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100680347B1 (ko) * 2005-11-10 2007-02-08 현대자동차주식회사 토크측정기 검사장치
KR101004788B1 (ko) * 2008-06-25 2011-01-04 엘아이지넥스원 주식회사 나사 마찰 계수 측정기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4453421A (en) Load monitoring system for a press
JP4869490B2 (ja) 増し締め検査用トルクレンチ
US6628113B2 (en) Surge current measurement
US4450713A (en) Method for measuring hardness of rubber and plastics and a hardness tester for use therein
JP3086084B2 (ja) 増締めトルク計測装置
JPS6225980B2 (ja)
JPH05296863A (ja) 締め付けトルク検査装置
US4715211A (en) Single pulse peak circuit for torque verification
US7013737B2 (en) Removable twisting measuring device for various hand tools
KR200336521Y1 (ko) 디지털 토오크렌치
WO2017145295A1 (ja) 測定装置および材料試験機
JPH0632304Y2 (ja) トルクテスタ
JP3760856B2 (ja) トルク検出装置
JP2518017B2 (ja) 材料試験機
JPS6217694Y2 (ja)
JPH0429002A (ja) 計測装置のウォーミングアップ完了検出装置
JPH05149854A (ja) 簡易軟体表面測定器
JP2000205981A (ja) 己締結トルク値の検査方法
JPS6142714Y2 (ja)
JP5203798B2 (ja) エアマイクロメーター
JP2002071487A (ja) ジョイント係数測定器
JPH0783781A (ja) トルクレンチのトルク値チェック方法
JPS6349699Y2 (ja)
JP2000000778A (ja) ねじ締結トルクの測定方法
RU2354944C2 (ru) Стенд для контроля крутящего момента гайковертов