JP4869490B2 - 増し締め検査用トルクレンチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、増し締め検査用トルクレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
締め付けたボルト(ねじ)のトルクの値を検査する検査方法として、締め付けられた状態にあるボルトをさらにトルクレンチで締め付け、ボルトが再び回りだしたときのトルク値を前記トルクレンチで読み取る増し締めトルク法がある。なお、検査後ボルトはそのままにしている。
【0003】
この増し締めトルク法に用いられるトルクレンチとしては、例えば目盛付きのトルクレンチが用いられ、再び回りだしたときのトルク値を目盛から読み取ってボルトの締付けトルク値として確認している。
【0004】
この目盛付きトルクレンチを用いて締結ボルトの締付けトルク値を確認する増し締めトルク法は、図5に示すように、トルクレンチに締結方向に力を加えて行くと、検査対象となるボルト(以下検査ボルトと称す)にトルクが付加され、破線Eで示すようにトルクが増加する。
【0005】
一方、静止状態にある検査ボルトを再び回すには、検査ボルトの静止摩擦係数により生じるトルクを超えてトルクを与える必要がある。したがって、破線Eで示すように、締め付けトルクが増加し、A点を超えてトルクレンチが検査ボルトと一体となって回動したことを感覚的に確認された時の増し締め点Bに対応する増し締め測定トルク値T2 をトルクレンチの目盛から読み取って、この増し締め測定トルク値T2 を基にして、例えば所定の係数を用いてA点のトルク値(T1)を算出し、この算出したトルク値T1が設定した所望のトルク値(T0)か否かを判定するようにしている。
【0006】
このような従来の増し締めトルク法では、実際の締結トルク値T1 に対し、増し締め測定トルク値T2 との間に測定値に差が生じる。また上記増し締め点Bにおける増し締め時の測定トルク値にはバラツキが生じる。例えばボルトと、前記締結ボルトにより締め付けられる被締結体との座面間の密着性が高い場合には、図5の特性図において、増し締め点Bのトルク指標位置が高くなり、これが原因で増し締め測定トルク値T2 が高くなる。
【0007】
また被締結体と締結ボルトの座面間に潤滑油、ワッシャ等が介在されていて、前記被締結体と前記締結ボルト間の密着性が低い場合には、増し締め点Bのトルク指標位置が低くなり、増し締め測定トルク値T2 が締結トルク値T1 に接近する。
【0008】
さらには、被測定者によるトルクレンチの回動速度のバラツキ、あるいは気温による被締結体と締結ボルトの熱膨張の度合等によっても、上記増し締め点Bのトルク指標位置が上下に変動し、これらの要因で増し締め時の測定トルク値T2 にもバラツキが生じる。
【0009】
そこで、本出願人は、このような測定値T2 のバラツキを解消するための締結トルク測定方法として、特開2000−778号公報で示す発明を既に提案している。
【0010】
この締結トルクの測定方法は、図5において、締め付け開始から、検査ボルトが再び回りだすA点を超え、回動状態が安定した時の検査ボルト(実際にはトルクレンチ)の回動角度とトルク値との特性線が線形状態にあり、該特性線が前記A点に交わるということを前提としたもので、回動状態の安定したC点以降において、複数点でトルクレンチの回動角度に対応したトルク値を測定し、回転角度の測定開始位置(θ0)はA点であるので、A点におけるトルク値を演算により得ることができるようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したトルクレンチの回動角を測定して締結トルクを検査できる増し締め検査用トルクレンチにあっては、図5に示すA点を超えるまではトルクレンチの回動角度は0°であることを前提とした理論に基づくものである。
【0012】
しかしながら、トルクレンチ本体及びソケット等を含めたトルクレンチ全体が完全な剛体とすることは不可能であり、例えばトルクレンチに力を加えるとトルクレンチ自体が歪によりしなりが発生し、図5に示すA点に達する前にある角度回動したことを検知することになる。
【0013】
また、上記のように既に締結されている締結ボルトに対し、増し締めトルクを作用させて、締結トルクの測定を行なうために使用されるトルクレンチの機種及びその特性は、まちまちである。
【0014】
例えば図1に示す本発明の実施の形態を示す増し締め検査用トルクレンチのように、トルク検出手段を有すると共に、その検出トルク値を表示する表示部等を有する処理装置1を備えたレンチ本体2に、ラチエット式の交換ヘッド3、又はスパナ式の交換ヘッド4、さらには、長さの異る各種ソケット(不図示)等を選択的に組合せて、締結ねじのねじ締結トルクを測定するトルクレンチにあっては、上記選択使用する付属品、すなわち各種交換ヘッドやソケット固有の捩れ角や遊び角の相違により、使用する各測定レンチ毎に捩れ角特性や遊び角特性に違いが生じる。
【0015】
例えばトルクレンチのメーカー側では、締結ねじの締結トルク測定用として、所定のレンチ本体2と所定の捩れ特性等に定められている付属品を組み合せてユーザー側へ出荷するものの、そのユーザーによる締結ねじの締結トルク測定時に、レンチ本体2と組み合せて使用される付属品の形態が、メーカーから出荷されたままの付属品が使用されれば、レンチの特性変化が生じることなくその出荷時のトルクレンチに定められた捩れ特性に基いて締結トルク値を容易に検出(測定)することができるが、締結トルク測定のための作業環境等に左右されて、測定時のレンチ本体に付属使用する付属品を出荷時のものとやむを得ず取り替え使用しなければならないことがある。
【0016】
このようなとき、締結ねじトルク値を測定するために測定者が取り替え使用する付属品の捩れ特性等と、メーカーからの出荷時のレンチ本体に設けられる付属品の捩れ特性とに違いが生じると、例えば図6で示すように、実際に検査ボルトが回動を開始する前にトルクレンチが回動開始点θ0 から回動を開始してしまい、検査ボルトが実際に再度回動(増し締め開始)される回動開始位置θ1 間に角度差が生じることになる。
【0017】
その結果、この角度差に対応して演算によるトルク値に誤差TS が生じ、精度の高い締結トルク値を得ることができなかった。
【0018】
本出願に係る発明の目的は、検査ボルトが回動する前にトルクレンチが回動することによって生じる誤差を補正し、締結ボルトを増し締めするだけで、正確にボルトの締結トルクを得ることができる増し締め検査用トルクレンチを提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、締結状態にあるボルトを締め付ける増し締め検査用トルクレンチであって、レンチ本体に設けられ、前記ボルトを締め付ける際のトルクを検出するためのトルク検出手段と、前記レンチ本体に設けられ、トルクレンチの回動角度を検出するための回動角度検出手段と、前記トルク検出手段で検出したトルク情報と前記回転角度検出手段で検出した回転角度を入力情報として、前記ボルトの回動後の安定した領域で得られた前記入力情報に基づいて第1のトルク勾配線を求め、前記第1のトルク勾配線から予め設定されたトルクレンチ固有のねじれ特性勾配線まで延長する仮想の第1の仮想トルク勾配線を演算する第1の演算手段と、前記ボルトが回動する前の前記ボルトの静止状態で得られた前記入力情報に基づいて第2のトルク勾配線を求め、前記第2のトルク勾配線から延長する仮想の第2の仮想トルク勾配線を求める第2の演算手段と、前記第1の仮想トルク勾配線と前記第2の仮想トルク勾配線の交点を求め、該交点でのトルク値を測定トルク値とする第3の演算手段とを有することを特徴とする。
【0020】
第2の発明は、締結状態にあるボルトを締め付ける増し締め検査用トルクレンチであって、レンチ本体に設けられ、前記ボルトを締め付ける際のトルクを検出するためのトルク検出手段と、前記レンチ本体に設けられ、トルクレンチの回動角度を検出するための回動角度検出手段と、前記トルク検出手段で検出したトルク情報と前記回転角度検出手段で検出した回転角度を入力情報として、前記ボルトの回動後の安定した領域で得られた前記入力情報に基づいて第1のトルク勾配線を求め、前記第1のトルク勾配線から予め設定されたトルクレンチ固有のねじれ特性勾配線まで延長する仮想の第1の仮想トルク勾配線を演算する第1の演算手段と、前記ボルトが回動する前の前記ボルトの静止状態で得られた前記入力情報に基づいて第2のトルク勾配線を求め、前記第2のトルク勾配線から延長する仮想の第2の仮想トルク勾配線を求める第2の演算手段と、前記第2の演算手段で前記第2のトルク勾配線を演算するための前記入力情報数が予め設定した個数以上の場合には、前記第1の仮想トルク勾配線と前記第2の仮想トルク勾配線の交点を求め、該交点でのトルク値を測定トルク値とし、前記予め設定した個数よりも少ない場合には、前記第1の仮想トルク勾配線と前記捩れ特性勾配線の交点でのトルク値を測定トルク値とする第3の演算手段とを有することを特徴とする。
【0021】
第3の発明は、上記いずれかの発明で、前記第3の演算手段で得られた測定トルク値を表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0022】
第4の発明は、上記第1または第2の発明で、前記ボルトの回動後、予め設定した角度を超えて回動すると、測定終了を知らせる報知手段を有することを特徴とする。
【0023】
第5の発明は、上記いずれかの発明で、前記第1の演算手段は、前記ボルトの回動後、所定の回動角度を超えた領域で得た前記入力情報を前記安定した領域で得られた入力情報とすることを特徴とする。
【0024】
第6の発明は、上記いずれかの発明で、前記第2の演算手段が演算に用いる前記ボルトが回動する前の前記ボルトの静止状態で得られる前記入力情報は、前記捩れ特性勾配線と前記第1の仮想トルク勾配線との交点におけるトルク値に所定の係数を掛けたトルク値よりも小さいトルク値とすることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基いて詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の実施の形態を示す増し締め検査用トルクレンチの外観図、図2は図1のトルクレンチに設けられた処理装置の電気回路を示すブロック図、図3は図2の処理装置により求められる締め付けトルク値の演算処理を示す線図、図4は図2の処理装置の動作を示すフローチャートである。
【0027】
図1に示す増し締め検査用トルクレンチは、トルクレンチ本体2に対して、所望のラチエット式交換ヘッド3又はスパナ式交換ヘッド4、不図示の通常の長さのソケットあるいはロングソケット等が交換使用できるようになっている。
【0028】
また、トルクレンチ本体2には、歪ゲージ等のトルク検出手段5と、ボルトを締め付けるためにトルクレンチ本体2を回動させた際に、トルクレンチの回動角度を検知する振動式ジャイロセンサ等の回動角度検出手段6が取り付けられ、さらに前記トルク検出手段5と前記回動角度検出手段6からの各検出情報に基づいて締め付けトルクを演算処理し、演算処理により得られた締め付けトルクを表示する表示部を有する演算処理装置1が取り付けられている。
【0029】
なお、7はブザー、8はLED、9はこれら装置1等の電源としての充電池である。
【0030】
図2に示す演算処理装置1は、トルク検出手段としての歪ゲージ10からのトルク検出値としての検知信号を増幅回路11に出力し、A/Dコンバータ12でデジタル化して演算回路13に入力させる。
【0031】
一方、角度検出手段としての振動式ジャイロセンサ14はボルトを増し締めした際に検出した角速度を増幅回路15に入力し、A/Dコンバータ16でデジタル化して演算回路13に入力される。演算回路13は、入力された角速度を積分し、トルクレンチの回動角度(θ)とする。
【0032】
また、演算回路13は、不図示のRAMに上記したトルク値と回転角度値が夫々対応するようにして記憶させ、このRAMに記憶した値に基づいて求めた演算結果を液晶表示パネル等で構成される表示部19に表示させる。なお、検査ボルトの増し締めを行なうために検査ボルトを回動させる角度は実際には数度(本実施の形態では3°)程度であり、この設定した回動角度を超えると、これ以上トルクレンチを増し締めのための回動が不要であることをブザー等の音あるいはLED等の光で報知する報知部20も設けられている。
【0033】
演算回路13は、図3に示す特性線を描くようにして締め付けトルクを求める演算を行なう。
【0034】
図3において、Lはこの増し締め検査用トルクレンチの固有のトルクTとレンチとの回動角度との関係を示す予め設定された基準となる捩れ特性勾配線である基準捩れ角特性線を示しており、この基準捩れ角特性線はROM18に予め記憶されている。ここで、Ttrgは、ソケット等のがたを取り除くのに必要なトルクを示し、例えばロングソケットを用いて増し締めを開始すると、特性線Mに示すように、検査ボルトは回動していないのにトルクレンチのしなりによりトルクレンチが回動し、このときの回動角度とトルク値をRAMに記憶する。
【0035】
そして、実際に検査ボルトが回動すると、回動角度とトルク値との僅かな非線形状態の関係を経て、回動角度とトルク値とは回動状態で推移する線形の特性線Nに従って変化する。なお、検査ボルトが回動を開始し、回動角度とトルク値との関係が不安定な非線形状態を脱するのに要する十分な回動角度として、実験では1.5度程度の角度であることが確認された。
【0036】
本実施の形態においては、検査ボルトが実際に回動を開始してから1.5度回動した位置をθn‐3とし、そこから0.5°づつ回動した位置(θn‐2、θn‐1、θn)で回動角度に対応したトルク値を夫々ROM18に記憶させた。すなわち、1.5度の範囲で点▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の4点のデータを得るようにしている。
【0037】
この(1)〜(4)の点を結べば直線としての第1のトルク勾配線である特性線Nが得られる。図3中破線で示す直線n´は、特性線Nから延長した仮想の第1の仮想トルク勾配線で、この第1の仮想トルク勾配線を基準捩れ角特性線Lまで延長し、その交点をPAとする。ここで、検査ボルトが実際に回動を開始する前にしなり等で回動するトルクレンチ自体の回動角度に応じたトルク値は、実験により基準捩れ角特性線Lの0.9程度であることが確認されている。したがって、点PAに対応するトルク値TAの0.9倍の点0.9TAの値を求める。
【0038】
ここで、トルクレンチの捩れのために要した回動角度とトルク値との関係は、線形の関係にあり、検査ボルトが実際に回動を開始する位置も当然にこの関係にある。
【0039】
したがって、トルク値0.9TAよりも小さいトルク値がRAMに複数点(本実施の形態では4点)記憶されているか否かをチェックする。本実施の形態では、回動角度が例えば0.2°毎の位置(θm-3 ,θm-2 ,θm-1 ,θm)に対応してトルク値を記憶させるようにしており、この場合4点存在するので、この4点(a、b、c、d)を結べば第2のトルク勾配線である特性線Mが得られる。図3中破線で示す直線mは、特性線Mから延長した仮想の第2の仮想トルク勾配線で、この第2の仮想トルク勾配線mと、図3に示すように、第1の仮想トルク勾配線nとの交点を求めれば、この交点Pが実際に検査ボルトが回動を開始した角度となる。
【0040】
交点Pは特性線Nから延長した仮想の第1の仮想トルク勾配線n上に存在するので、交点Pにおけるトルク値TPも判明し、このトルク値TPを締め付けトルクを検査する測定トルク値として表示部19に表示させる。
【0041】
次に、通常のソケット(ショートソケット)を使用して増し締めする場合、上述したロングソケットの場合よりもソケット自体の捩れが小さいので、ショートソケットの捩れ特性線M´はロングソケットの捩れ特性線Mに比べて、基準捩れ角特性線Lとの捩れ差θs´が小さい(θs>θs´)ので、ロングソケットの場合よりも小さい捩れで検査ボルトが実際に回動を開始する。
【0042】
この場合、上述の場合と同様にして、基準の捩れ角特性線Lに基づいて得られた捩れに要するトルク値0.9TA´よりも小さいトルク値は、RAMに3点しか記憶されていないので、特性線M´から延長した仮想の第2の仮想トルク勾配線m´と特性線N´から延長した仮想の第1の仮想トルク勾配線n´との交点P´の角度位置の精度が悪くなることも考えられる。
【0043】
しかし、この場合、捩れ特性線M´は基準捩れ角特性線Lに対して捩れ差θs´が小さいので、特性線N´から延長した第1の仮想トルク勾配線n´と基準捩れ角特性線Lとの交点PA´を検査ボルトが実際に回動を開始した点とみなしても殆ど問題が無い。
【0044】
したがって、この交点PA´に対応するトルク値TA´を締め付けトルクを検査する測定トルク値として表示部19に表示させる。
【0045】
本実施の形態において、演算回路13等の各回路構成部は、操作スイッチ等で構成される操作部17のメインスイッチのONにより動作が開始され、図4に示すフローチャートに従って測定値の演算が行なわれる。
【0046】
増し締め動作が開始されると、歪ゲージ10からA/Dコンバータ12を経て入力された検知情報に基づいてトルク値を演算する(S1)。
【0047】
S2において、現在のトルク値Tが予めセットされたソケット等のガタを取り除くために必要なトルクTtrgと比較し、大きければS3に進む。
【0048】
S3では、振動式ジャイロセンサ14からA/Dコンバータ16を経て入力された検知情報に基づいて角速度を求め、S4に進む。
【0049】
S4では、S3で求めた角速度を積分演算してトルクレンチの回動角度を求め、S5に進む。
【0050】
S5では、任意の角度θx毎のトルクTxをRAMに記憶させ、S6に進む。
【0051】
S6では、単位角度当たりのトルク勾配(Δ)を演算し、S7に進む。
【0052】
S7では、トルク勾配(Δ)が予めセットされた値(Δset)より大きいか否かを判定し、下ならば検査ボルトが回動し始めたとみなしてS8に進む。
【0053】
S8では、検査ボルトの回動角度のカウントを開始し、S9に進む。
【0054】
S9では、回動角度が予めセットされた角度(θset)に達したか否かを判定し、達したと判定するとS10に進む。なお本実施の形態ではθset=3°に設定している。
【0055】
S10では、増し締め完了信号として、ブザー及びLEDで操作者に増し締めが完了したことを知らせ、S11に進む。
【0056】
S11では、RAMに記憶されたθxとTxを読み込み、S12に進む。
【0057】
S12では、増し締め完了前の安定した一定の領域(本実施の形態では検査ボルトの回転後1.5°〜3°の間)のデータ(点▲1▼〜▲4▼)から図3に示す直線Nを引き、S13に進む。
【0058】
S13では、予め記憶している図3に示す基準捩じれ角特性線LとS12で求めた特性線Nから延長した仮想の第1の仮想トルク勾配線nとの交点PAを求め、S14に進む。
【0059】
S14では、S13で求めたPA点に対応するトルク値TAの90%の値を求め、S15に進む。
【0060】
S15では、S14で求めた0.9TAより前に、特性線Mを引くために必要なデータの数がm個以上あるかを判定し、存在するとS16に進む。
【0061】
S16では、データ(a、b、c、d)から直線の特性線Mを引き、S17に進む。
【0062】
S17では、直線の特性線Mから仮想した第2の仮想トルク勾配線mと直線の特性線Nから仮想した第1の仮想トルク勾配線nとの交点Pを求め、S18に進む。
【0063】
S18では、S17で求めた交点Pのトルク値を測定点のトルク値として表示部19に表示させ、この増し締め動作のルーチンを終了させる。
【0064】
一方、S15において、特性線Mを引くために必要なデータの数がm個以上存在しない場合には、S19に進む。
【0065】
S19においては、図3に示すように、S13で求めた特性線Lとの交点PAのトルク値を測定点として表示部19に表示させ、この増し締め動作のルーチンを終了させる。
【0066】
次に、本実施の形態に用いた増し締め検査用トルクレンチは、測定範囲が20〜100N・m、使用ソケットは長さが150mm、最小径15mm、100N・m負荷時のソケット捩れが約2.4度であった。また、測定用ボルトについては、トルク上昇率が標準的なものを使用し、20N・mの時に1度あたり0.56N・m上昇するもの、50N・mの時に1度あたり1.39N・m上昇するもの、100N・mの時に1度あたり2.78N・m上昇するものを使用した。
【0067】
20N・mで測定した時
図3に示す直線Mは引けないが、直線Lで計算した時の誤差は1%以内(0.75%)で小さいため、直線Lで問題なかった。
【0068】
50N・mで測定した時
図3に示す直線Mで計算した時の誤差は0%、直線Lで計算した時の誤差は約3%と大きく、直線Mを使用しないといけなかった。
【0069】
100N・mで測定した時
図3に示す直線Mで計算した時の誤差は0%、直線Lで計算した時の誤差は約7.1%と大きく、直線Mを使用しないといけなかった。
【0070】
このように、本実施の形態の増し締め検査用トルクレンチによれば、種々のソケット等を交換して使用したりして、ソケット等のねじり特性やレンチ自体の弾性変形などにより検査ボルトが実際に回動する前にトルクレンチが回動するという現実を加味して測定トルクを得ることができるので、高精度で迅速に検査ボルトが所定のトルクで締め付けられているか否かを判断することが可能となる。
【0071】
なお、上記した実施の形態において演算処理回路はトルクレンチ本体に設けたが、別に設けても良く、歪ゲージや振動式ジャイロセンサーで検出した情報を有線あるいは無線方式で演算処理回路に入力するようにしても良い。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、検査ボルトが回動を開始する前にトルクレンチの回動を検知し始めても、検査ボルトが回動する前にトルクレンチが回動することによって生じる誤差を補正し、締結ボルトを増し締めするだけで、検査ボルトの測定トルクを精度よくしかも容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の増し締め検査用トルクレンチの実施の形態を示す外観図。
【図2】図1の演算処理回路のブロック図。
【図3】図2の処理装置により求められる締め付けトルク値の演算処理を示す線図。
【図4】図2の演算回路の動作を示すフローチャート。
【図5】一般的なレンチによる締結トルクと捩れ角度との関係を示した特性図。
【図6】捩れによる誤差の発生を示す特性図
【符号の説明】
1 演算処理装置
2 レンチ本体
3 ラチエット式交換ヘッド
4 スパナ式交換ヘッド
10 歪ゲージ
11、15 増幅回路
12、16 A/Dコンバータ
13 演算回路
14 振動式ジャイロセンサ
17 操作部
18 ROM
19 表示部
20 報知部
Claims (6)
- 締結状態にあるボルトを締め付ける増し締め検査用トルクレンチであって、レンチ本体に設けられ、前記ボルトを締め付ける際のトルクを検出するためのトルク検出手段と、前記レンチ本体に設けられ、トルクレンチの回動角度を検出するための回動角度検出手段と、前記トルク検出手段で検出したトルク情報と前記回転角度検出手段で検出した回転角度を入力情報として、前記ボルトの回動後の安定した領域で得られた前記入力情報に基づいて第1のトルク勾配線を求め、前記第1のトルク勾配線から予め設定されたトルクレンチ固有のねじれ特性勾配線まで延長する仮想の第1の仮想トルク勾配線を演算する第1の演算手段と、前記ボルトが回動する前の前記ボルトの静止状態で得られた前記入力情報に基づいて第2のトルク勾配線を求め、前記第2のトルク勾配線から延長する仮想の第2の仮想トルク勾配線を求める第2の演算手段と、前記第1の仮想トルク勾配線と前記第2の仮想トルク勾配線の交点を求め、該交点でのトルク値を測定トルク値とする第3の演算手段とを有することを特徴とする増し締め検査用トルクレンチ。
- 締結状態にあるボルトを締め付ける増し締め検査用トルクレンチであって、レンチ本体に設けられ、前記ボルトを締め付ける際のトルクを検出するためのトルク検出手段と、前記レンチ本体に設けられ、トルクレンチの回動角度を検出するための回動角度検出手段と、前記トルク検出手段で検出したトルク情報と前記回転角度検出手段で検出した回転角度を入力情報として、前記ボルトの回動後の安定した領域で得られた前記入力情報に基づいて第1のトルク勾配線を求め、前記第1のトルク勾配線から予め設定されたトルクレンチ固有のねじれ特性勾配線まで延長する仮想の第1の仮想トルク勾配線を演算する第1の演算手段と、前記ボルトが回動する前の前記ボルトの静止状態で得られた前記入力情報に基づいて第2のトルク勾配線を求め、前記第2のトルク勾配線から延長する仮想の第2の仮想トルク勾配線を求める第2の演算手段と、前記第2の演算手段で前記第2のトルク勾配線を演算するための前記入力情報数が予め設定した個数以上の場合には、前記第1の仮想トルク勾配線と前記第2の仮想トルク勾配線の交点を求め、該交点でのトルク値を測定トルク値とし、前記予め設定した個数よりも少ない場合には、前記第1の仮想トルク勾配線と前記捩れ特性勾配線の交点でのトルク値を測定トルク値とする第3の演算手段とを有することを特徴とする増し締め検査用トルクレンチ。
- 前記第3の演算手段で得られた測定トルク値を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の増し締め検査用トルクレンチ。
- 前記ボルトの回動後、予め設定した角度を超えて回動すると、測定終了を知らせる報知手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の増し締め検査用トルクレンチ。
- 前記第1の演算手段は、前記ボルトの回動後、所定の回動角度を超えた領域で得た前記入力情報を前記安定した領域で得られた入力情報とすることを特徴とする請求項1、2、3または4のいずれかに記載の増し締め検査用トルクレンチ。
- 前記第2の演算手段が演算に用いる前記ボルトが回動する前の前記ボルトの静止状態で得られる前記入力情報は、前記捩れ特性勾配線と前記第1の仮想トルク勾配線との交点におけるトルク値に所定の係数を掛けたトルク値よりも小さいトルク値とすることを特徴とする請求項1、2、3、4または5のいずれかに記載の増し締め検査用トルクレンチ。
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