JPH10281902A - 押圧力測定装置 - Google Patents

押圧力測定装置

Info

Publication number
JPH10281902A
JPH10281902A JP9255297A JP9255297A JPH10281902A JP H10281902 A JPH10281902 A JP H10281902A JP 9255297 A JP9255297 A JP 9255297A JP 9255297 A JP9255297 A JP 9255297A JP H10281902 A JPH10281902 A JP H10281902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing force
push
pressing
vibration
pressing body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9255297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Koizumi
裕司 小泉
Nagamichi Shigetomi
修廸 繁富
Toshiaki Iwamoto
利秋 岩本
Hideyuki Morita
英行 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP9255297A priority Critical patent/JPH10281902A/ja
Publication of JPH10281902A publication Critical patent/JPH10281902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加えた押圧力を正確かつ容易に検出すること
ができるようにした押圧力測定装置を提供する。 【解決手段】 押圧体6によりVベルトなどに加えられ
た押圧力を検出する押圧力検出手段37と、押圧体6に
加えられた振動を検出する振動検出手段36とを握り部
3に収納し、この振動検出手段36の検出時における押
圧力検出手段21による押圧力を押圧力出力部5の表示
部19に表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の部材に加え
た押圧力を測定する押圧力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定の部材に加えた押圧力を測
定する押圧力測定装置として、所定の押圧力を加えたと
きにスイッチが正常に作動するか否かの試験を行なうも
のや、ポンプとモータ等を接続するベルトに所定の押圧
力を加えたときに、その撓み量から劣化や張力を検査す
るものなどが知られている。例えば、後者の用途で使用
される押圧力測定装置としては、油圧エレベータ用油圧
ポンプとモータ間を連結するベルトに押圧力を加え、1
0mm撓んだときの押圧力を測定することによって劣化
や張力の測定を行っている。従来、このベルトの押圧力
測定は、作業者がベルトを10mm撓ませたのを目視確
認しながら、そのとき加えた押圧力を目盛りから読みと
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の押圧力測定装置では、後者の場合、ベルトが1
0mm撓んだ状態を保持しながら加えた押圧力を測定し
なければならず、しかも、撓み量および押圧力のいずれ
も作業者の目視によるため、両者を同時に正確に読みと
ることは困難である。また前者の押圧力測定装置でも、
騒がしい作業現場でスイッチの動作音を聞き取るのは容
易ではなく、正確な測定のためには測定作業を何度も繰
返し行なう必要があった。
【0004】本発明の目的は、加えた押圧力を正確かつ
容易に測定することができるようにした押圧力測定装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、握り部に対して移動可能に支持されて押圧
力を与える押圧体と、上記押圧体に加えた振動を検出す
る振動検出手段と、この振動検出手段により振動を検出
したときの上記押圧体に加えられた押圧力を検出する押
圧力検出手段と、上記振動検出手段により振動を検出し
たときの上記押圧体に加えられた押圧力を出力する押圧
力出力部とを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明による押圧力測定装置は、上述のよ
うに押圧体に加えた振動を検出する振動検出手段と、こ
の振動検出手段により振動を検出したときの押圧体に加
えられた押圧力を出力する押圧力出力部とを設けたた
め、ベルトなどを所定状態に押圧したとき、これを目視
確認しながら押圧体に指で軽く振動を加えたり、被押圧
体が破壊したときの振動を、振動検出手段が検出して押
圧力出力部でこのときの押圧力を出力するから、作業者
はベルトなどが所定量撓んだのを目視確認するだけで良
く、従来のように同時に押圧力値を読む必要がなくな
り、加えた押圧力を正確かつ容易に測定することができ
るようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図8および図9は、本発明の一実施
の形態による押圧力測定装置の使用状態を示す正面図お
よび要部断面図である。油圧ポンプ41のプーリ42と
モータ43のプーリ44間は、図9に示すように4本の
Vベルト9a〜9dがかけられて連結されている。これ
らのVベルト9a〜9dの張力などを測定する押圧力測
定装置は、握り部7およびこの握り部7に対して移動す
る押圧体6等を有する検出部2と、検出部2が詳細を後
述するようにして振動を検出したときに押圧体6に加え
られていた押圧力を出力する押圧力出力部3と、一端を
検出部2に接続し他端を押圧力出力部3に接続した接続
手段5とから構成されている。この接続手段5内には、
押圧力出力部3側に設けた乾電池などの電源を検出部2
側の駆動源として接続するための配線も含まれている。
【0008】次に、本発明の一実施の形態による押圧力
測定装置の具体的な構成について説明する。図1は押圧
力測定装置の平面図で、検出部2は、軽金属製の握り部
7と、この握り部7の一端に設けた回転防止部10と、
この回転防止部10に対して移動可能に支持した押圧体
6とから構成されている。軽金属製の握り部7は、大人
が片手もしくは両手で握って押圧体6をVベルトなどに
押しつけるのに便利な形状、例えば直径約35mmの細
長筒状になっており、その下端には手のひらで押圧力を
加えやすいように弾性体が設けられ、また外周壁には、
その握り部7を手で握って押圧体6をVベルトに向かっ
て押圧する際に手が滑るのを防止する滑り防止が施され
ている。
【0009】検出部2の内部は、図3の断面図に示すよ
うに押圧体6によりVベルトに加えられた押圧力を検出
し、その押圧力を電気信号に変換して押圧力信号として
出力する歪ゲージ等の押圧力検出手段37と、押圧体6
の軸と直角方向に加えられた振動を検出してこれを電気
信号に変換し動作信号として出力する圧電センサ等の振
動検出手段36とが収納されている。押圧体6は、その
先端隅部全周にテーパー面6bを有し、かつ、後端に支
持台7から抜け出るのを防止するつば部6bを一体的に
形成しており、支持台7aに固定した黄銅製の案内リン
グ13内を上下方向および回転方向に移動可能に支持さ
れている。支持台7の裏面には、ぱね部材14が取付部
材15によって片持ち支持されており、このばね部材1
4の自由端近傍には、ボールスクリュー16がナット1
7によって固定され、このボールスクリュー16のボー
ル部先端が押圧体6つば部6bの裏面に点接触させられ
ている。従って、握り部3を握って被押圧体に向かって
押圧体6を押圧すると、押圧体6の下端部ではボールス
クリュー16を介してばね部材14が撓むことになり、
このばね部材14の撓み量を押圧力検出手段37が検出
し、その撓み量に応じたディジタル信号を接続手段5を
介して押圧力出力部5に出力するようにしている。ま
た、押圧体6には、その表面に図10に示すように目盛
6cが付され、さらに目盛6cの目安となるところに目
印リング45が位置調整可能に嵌合されている。
【0010】一方、図1に示した押圧力出力部3は、立
て寸法100mm、横寸法60mm、厚さ寸法25mm
のポケットサイズとしたケース18と、このケース18
の上面に設けた液晶から成る出力手段の一つである表示
器19と、ケース18の上面に設けた電源入切スイッチ
20と、ケース18の上面に設けた第一操作釦類21と
を有している。これらの表示器19および第一操作釦類
21はねケース18の上面から外方に突出しない構造と
して後述するようにポケット内への収納性を高めてい
る。また押圧力出力部3のケース18の側面には、後述
するマイコン25のRS232C出力部35に別の出力
手段であるプリンタを接続するための図示しないコンセ
ントを差し込む接続部が配設されている。ケース18内
には、制御基板および乾電池等が収納され、制御基板上
には、図7に示すように検出部2側から出力される押圧
力信号を増幅する第一増幅回路22と、この第一増幅回
路22で増幅した信号からノイズ成分を除去するフィル
ター回路23と、押圧力信号をディジタル信号に変換す
るAD変換器24と、このAD変換器24からディジタ
ル信号のパルス数から押圧力値を換算して表示器19に
表示信号を出力するマイクロコンピュータ(以下、単に
マイコンと称する)25と、検出部2の振動検出手段3
6から出力された動作信号を増幅する第二増幅回路26
と、動作信号の出力レベルが規定レベル(15mV)以
上に達している状態のとき動作信号をディジタル信号に
変換してマイコン25に出力するコンパレータ27とが
設けられている。
【0011】制御基板上に設けられたマイコン25は、
I/Oポート28、メモリ29およびCPU30とを有
しており、I/Oポート28、メモリ29およびCPU
30はバス31で接続されている。AD変換器24の出
力によりマイコン25内で算出された押圧力値は、押圧
体6に加わった押圧力の辺かに対応して連続して順次変
換され、この変換された押圧力値が表示器19に順次表
示されるように構成している。しかしながら、コンパレ
ータ27からディジタル信号がマイコン25内に出力さ
れると、表示器19に表示される押圧力値の変化が停止
されてそのときの押圧力値が保持され、この保持された
押圧力値が測定値としてメモリ29に記憶するようにし
ている。
【0012】押圧力出力部3のケース18の上面に配設
された第一操作釦類21は、メモリアップ釦32と、メ
モリダウン釦33ト、クリア釦34とから成っている。
メモリアップ釦32を一回押すと、マイコン25におけ
るメモリ29の新しいメモリアドレスに測定値が記憶可
能な状態となると共に、その新しいメモリアドレスに記
憶されている測定値が表示器19に表示される。またメ
モリダウン釦33を一回押すと、マイコン25における
メモリ29のアクセスされているメモリアドレスの一つ
手前のメモリアドレスに測定値が記憶可能な状態になる
と共に、その一つ手前のメモリアドレスに記憶されてい
る測定値が表示器19に表示される。ここでメモリ29
は、128個の測定値を記憶できる容量となっており、
メモリアップ釦32を操作することで、メモリ29に記
憶した順に、またメモリダウン釦33を操作すること
で、メモリ29に記憶した測定値を新しい順から順次表
示器19に表示されて目視確認することができる。
【0013】一方、クリア釦34を押すと、表示器19
に表示されている測定値の表示が表示器19から消える
と共に、その測定値がメモリ29から消去される。ま
た、メモリダウン釦33およびクリア釦34をほぼ同時
に押すと、メモリ29内に記憶された全ての測定値が消
去され、さらにメモリアップ釦33およびメモリダウン
釦33をほぼ同時に押すと、ケース18内の制御基板に
設けたRS232C出力部35に接続された図示しない
プリンタで、メモリ29に記憶された全ての測定値を印
刷することができるようになっている。また押圧力出力
部3の表示器19は、マイコン25の駆動源となる乾電
池の電圧が低下して規定電圧値以下になると、「LOB
AT」と表示して乾電池の交換を促したり、あるいは、
メモリ29に測定値を格納できない状態になるとエラー
コード「E1」を表示したり、さらに、RS232C出
力部35による印刷が不能となるエラーコード「E2」
を表示したりするなど、作業者への注意を促すメッセー
ジが表示されるようになっている。
【0014】図3に示すように押圧体6の中心線P1は
握り部7の中心線P2とずらしており、できるだけ回転
防止部10の反突出側に偏心させている。また回転防止
部10は種々の形状を採ることができるが、ここでは握
り部7の径方向に突出して握り部7と共に回転するのを
防止する形状の収納容器に成されており、その一方の側
部は図4の平面図に示すように握り部7と連続したほぼ
同様の曲面に成されている。このように回転防止部10
の形状と押し棒6の位置を考慮することにより、握り部
7の外周部から押圧体6の中心線P1までの距離を小さ
くすることができ、例えば、狭隘な作業場所における測
定作業の場合でも、押圧体6を被押圧体に対して良好に
押し付けることができるようになり、押圧体6の先端で
の滑りなどを防止することができる。
【0015】このように突出した回転防止部10を付設
することによって装置全体が大型化することになるが、
検出部2の断面図である図3に示すように、この回転防
止部10内を有効に活用している。つまり回転防止部1
0内には、押圧体6により被押圧体に加えられた押圧力
を検出してその押圧力を電気信号に変換して押圧力信号
として出力する歪ゲージ等の押圧力検出手段37と、測
定時に発生する振動を検出してこれを電気信号に変換し
動作信号として出力する圧電センサ等の振動検出手段3
6とが収納されている。
【0016】また検出部2の回転防止部10は、握り部
7と同一径であった場合、装置全体が転がって破損の原
因になるのを防止するために、握り部7の径方向に突出
させて形成している。この突出させた回転防止部10を
有効に活用するため、その収納容器に図1〜図4に示す
ように検出部用アップ釦38と検出部用クリア釦39と
測定完了表示灯40とを設けているが、これら検出部用
アップ釦38と検出部用クリア釦39と測定完了表示灯
40は、回転防止部10の収納容器の表面から外方に突
出しない構造として誤操作を防止している。この検出部
用アップ釦38を一回操作する毎に図7に示したメモリ
29のメモリアドレスを新しくアクセスし、アクセスさ
れたメモリアドレスに記憶されている測定値が表示器1
9に表示される。また検出部用クリア釦39を一回操作
する毎に、表示器19に表示されている測定値が表示器
19から消えると共に、その動作力値がメモリ29から
消去される。検出部用アップ釦38を操作して新しいメ
モリアドレスがアクセスされたとき測定値が記憶されて
いると点灯するが、検出部用クリア釦39を操作すると
新しくアクセスされたメモリアドレスに記憶されている
測定値が消去され、このとき測定完了表示灯40が消灯
するので、保守員はこれを目視して測定可能な状態とな
ったことを知ることができる。また測定完了灯40は、
アクセスされているメモリアドレスに新しく測定された
測定値が記憶され、かつ、その測定値が表示器19に表
示されると点灯する。保守員はこれを黙視して検出部用
アップ釦38を操作して新しいメモリアドレスがアクセ
スすると、測定値を測定可能な状態であれば消灯してこ
れを知ることができる。検出部用クリア釦39は、図2
に示すように回転防止部10の収納容器の上面10a
で、かつ測定完了表示灯40の外周縁部分に配設されて
おり、測定完了表示灯40の点灯および消灯を確認しな
がら操作することができる。検出部用アップ釦38は、
握り部7を手で握った状態のままでその手の親指によっ
て操作できるように収納容器の側面10bに配設されて
おり、連続して複数回測定する場合の操作性が高められ
ている。
【0017】このように回転防止部10に検出部用アッ
プ釦38と検出部用クリア釦39と測定完了表示灯40
とを設けているため、保守員は、押圧力出力部3の表示
部19を見たり第一操作釦類21を操作しながら測定す
ることもできるし、また押圧力出力部3を胸ポケットに
入れて検出部2側の釦類を作業しながら測定することも
可能になる。この後者の作業に邪魔にならないように接
続手段5は、その長さを、例えば120cm程度に設定
するのが良い。
【0018】次に、上述した押圧力測定装置を用いてV
ベルトの張力を測定する場合について説明する。先ず、
検出部2の検出部用アップ釦38あるいは押圧力出力部
3のメモリアップ釦32を操作して、新しい測定値を記
憶させるメモリアドレスをアクセスする。このとき表示
器19には、アクセスされたメモリアドレスの記録値が
表示されるが、該当する記録値がないので「0.0」と
表示される。しかし、「0.0」以外の数値が表示され
た場合、それは過去に測定した測定値であるから、検出
部用クリア釦39あるいはメモリクリア釦34を操作し
て、メモリアドレスを消去すると同時に表示器19の表
示を「0.0」とする。さらに、検出部用アップ釦38
あるいはメモリアップ釦32を操作してメモリ29のメ
モリアドレスをアクセスした際に、そのメモリアドレス
に過去に測定した測定値が残っていた場合、測定完了表
示灯40が点灯して保守員にメモリアドレスに残ってい
る動作力値を消去するように促す。その後、検出本体用
クリア釦39あるいはメモリクリア釦34を操作してメ
モリアドレスに記憶されている測定値を消去すると、測
定完了表示灯40は自動的に消灯する。
【0019】次いで、図8に示したVベルト9a〜9d
の張力測定作業を行なう場合、検出部2の握り部7を握
って、図10に示すように任意の1本のVベルト9bに
押圧体6の先端を当接させる。その後、図8に示すよう
に押圧体6をVベルト9bに対して垂直に押圧し、図1
1に示すように押圧体6に取り付けた目安リング45が
近傍に位置する基準部材に対して例えば10mmだけ撓
んだ状態にする。このとき、目安リング45がなくても
目盛り6cから判断することもできるが、目安リング4
5を取り付けておくならば容易に押圧程度を知ることが
できる。
【0020】この状態で、この押圧力に対応して図3に
示した押圧体6が握り部7側に移動させられてボールス
クリュー16が押され、これによってばね部材14が撓
む。このとき、押し棒6は案内リング13によって案内
されながら移動するため、両者の位置関係が変化するこ
となく押圧力値に対応した撓みを精度良く得ることがで
きる。このばね部材14の撓み量は、押圧力検出手段3
7で検出され、その撓み量に応じたディジタル信号のパ
ルス数が図7に示すマイコン25に出力され、マイコン
25は、パルス数に応じて算出した測定値をスイッチA
の動作力値として表示器19に順次表示する指令を表示
器19に出力する。ここで、作業者は押圧体6を指で軽
くたたいて振動を与えると、その振動を振動検出手段3
6が検出することになり、この検出により、押圧力出力
部3に動作信号がスイッチ動作検出手段36から出力さ
れ、表示器19に表示されているその測定値がホールド
されると共に、そのホールドされた測定値がメモリ29
に記憶される。その後、出力手段の一部である表示部1
9に表示させたり、出力手段であるプリンタで印字して
目視することができるので、保守員は、単に押圧体6を
押圧するだけで測定を行なうことができ、従来のように
同時に二か所の目視測定を行ったり周囲の状況に影響さ
れたりすることなく、正確に、かつ、容易に測定するこ
とができる。表示部19の表示データは、押圧力そのも
のでもよいが、ここでは押圧力出力部5の内部で張力に
変換して表示するようにしている。一般に、油圧エレベ
ータ用油圧ポンプ41とモータ43間のVベルト9a〜
9bの場合、1本のVベルトに対して4か所で測定を行
ない、その平均を出しているので、適当な4か所での測
定を行なってVベルト9bの測定を終える。その後、同
様にVベルト9a,9c,9dの測定を行なう。これら
測定データは押圧力出力部5の内部のメモリに記憶して
おき、その平均値を演算によって算出して表示部19に
表示するようにしてもよい。
【0021】尚、上述した押圧力測定装置では押圧体6
に目盛6cを付けたり、目安キャップ45を付けて所定
の撓み量を加えたことを検出したが、これに限らず、目
盛を付したキャップをかぶせても良い。また、上述した
押圧力測定装置は、ベルトの張力測定用として説明した
が、スイッチの動作試験として動作音の振動を振動検出
手段36で検出したときの押圧力を測定したり、強度試
験のように所定の押圧力で破壊したときの破壊音から破
壊押圧力を検出したりするために用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明による押圧力
測定装置は、検出部の握り部に対して移動可能に設けた
押圧体に振動が加えられたとき、この振動を検出して測
定している押圧力を保持させて押圧力出力部に出力する
振動検出手段を設けたため、従来のように周囲の状況に
影響されたり目視を誤ったりすることなく、正確に、か
つ、容易に押圧力測定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による押圧力測定装置を
示す正面図である。
【図2】図1に示した押圧力測定装置の要部斜視図であ
る。
【図3】図2に示した押圧力測定装置の要部を拡大して
示す断面図である。
【図4】図2に示した押圧力測定装置の要部の上面図で
ある。
【図5】図2に示した押圧力測定装置の要部の底面図で
ある。
【図6】図2に示した押圧力測定装置の要部拡図であ
る。
【図7】図1に示した押圧力測定装置の他の要部を示す
回路図である。
【図8】図1に示した押圧力測定装置の使用状態を示す
正面図である。
【図9】図8に示したプーリの断面図である。
【図10】図8に示した押圧力測定装置の使用状態初期
の要部を示す正面図である。
【図11】図8に示した押圧力測定装置の使用状態終期
の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
2 検出部 3 押圧力出力部 5 接続手段 6 押圧体 7 握り部 9a〜9v Vベルト 10 回転防止部 36 振動検出手段 37 押圧力検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 英行 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部に対して移動可能に支持されて押
    圧力を与える押圧体と、上記押圧体に加えた振動を検出
    する振動検出手段と、この振動検出手段により振動を検
    出したときの上記押圧体に加えられた押圧力を検出する
    押圧力検出手段と、上記振動検出手段により振動を検出
    したときの上記押圧体に加えられた押圧力を出力する押
    圧力出力部とを備えたことを特徴とする押圧力測定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記押圧
    体の先端部に、目盛りを有することを特徴とする押圧力
    測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記押圧
    体の先端部に、位置変更可能なキャップを設けたことを
    特徴とする押圧力測定装置。
JP9255297A 1997-04-10 1997-04-10 押圧力測定装置 Pending JPH10281902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9255297A JPH10281902A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 押圧力測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9255297A JPH10281902A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 押圧力測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10281902A true JPH10281902A (ja) 1998-10-23

Family

ID=14057575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9255297A Pending JPH10281902A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 押圧力測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10281902A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018163058A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 東京都下水道サービス株式会社 張力計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018163058A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 東京都下水道サービス株式会社 張力計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0513144B1 (en) Method and apparatus for quantitatively evaluating roll hardness
JP2014038089A (ja) 粘弾性測定装置
GB2228330A (en) Non-invasive measurement of pressure
JPH06757Y2 (ja) 衝撃試験用ハンマー
JPH06313752A (ja) 軟質材用硬度計
JPH10281902A (ja) 押圧力測定装置
US6385554B1 (en) Digital tire gauge with visual and voice response system
JP3162304B2 (ja) スイッチ動作力測定装置
JP3162305B2 (ja) スイッチ動作力測定装置
JP3162306B2 (ja) スイッチ動作力測定装置
JP2001157673A (ja) 口輪筋力測定装置
JPH11255465A (ja) スイッチ動作力測定装置
JPH11153499A (ja) スイッチ動作力測定装置
JP2002153474A (ja) 測定装置
JP2000044155A (ja) スイッチ動作力測定装置
JP4147286B2 (ja) 粘着力測定装置
JP4974128B2 (ja) 張力測定装置
JP4878472B2 (ja) アナログ状表示器を備えた電子式血圧計
JPH07113603A (ja) 内側測定装置
JPH11337391A (ja) 引張力測定装置
JP4456931B2 (ja) チェーン検査装置
KR200361681Y1 (ko) 3차원 포지셔닝 기능을 가지는 혈압계
JP4147287B2 (ja) 粘着力測定装置
JP2005265542A (ja) 弾性体の劣化度測定装置
JP2003057136A (ja) 張力測定装置